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July 28, 2005

もう一度挑戦者の気持ちで@F.Marinos Playback on "Hot6"

3勝1敗2分け、勝ち点11。
これが新スタイルを携えて首位追撃を誓ったFマリノスの「Hot6」の成績です。この成績自体はリーグで3番目(1位はガンバの5勝1敗勝ち点15、2位はレッズの4勝2敗勝ち点12についでの成績)と言うことで悪いモノではありませんでしたが、肝心要の首位鹿島との勝ち点差は結局この6試合で1しか縮まらず、相対的な要素はあるにしても残念な結果と言わざるを得ないのかなと。ただ、那須や岡ちゃんが言う通り、苦しくなったとはいえ前人未踏の3連覇へまだ(もう一回繰り返して「まだ」つける感じじゃなくなったかな)可能性は残るし、その先にあるACLへのリベンジのためにもそう簡単に諦められない。ただ、それは思いだけでも出来るモノではないのは明らか。様々なモノがこのHot6で出てきた課題や問題を解決し、不安要素を消していかなければ今まで以上のハイペースで勝ち続けることなど不可能です。まあその辺を軽く振り返りながら、この先していかなければならないことを考えていこうかなと。(タイトル、困ったなぁ・・・・)

・良い内容の時に出て、悪い内容の時には出ない結果。新しいスタイルがもたらしたムラ。

F.Marinos Hot6(第13~18節) Result

○ 2-0 トリニータA (得点者:大島秀夫、坂田大輔)
○ 2-1 アントラーズH (得点者:大島秀夫、中澤佑二)
△ 1-1 グランパスA (得点者:中澤佑二)
○ 2-1 ジェフH (得点者:上野良治、坂田大輔)
● 0-4 FC東京A (得点者:なし)
△ 0-0 レイソルH (得点者なし)

6試合 3勝1敗2分け 勝ち点11 7得点7失点

まあ何か詰まった勝ち点と言い、「行って来い」って感じなHot6だったんだなぁと改めて思う今日のこの頃ですが、絶望するほど悪い成績でもないのに残る後味の悪さは最後2つが非常にフラストレーションの溜まる試合だったからのなのかなと。何とかレイソル戦で勝てていれば・・・・と今更ながらに思うわけですが、まあ終わってしまったことなので。ただこの成績を見るとやはり、悪い内容の時に結果が出たのは初戦のトリニータ戦ぐらいで、後は手応えの得れる試合ではしっかりと結果を残すことが出来たけど、うまくいかない時はそのまま勝ち点を落としたというのがくっきりと分かれてしまった感じですね。今までは内容が最悪でも高い個人技術で結果を引き寄せることが出来ていたわけですが、そういう一発の部分を担っていた安貞桓の穴を埋めきることが出来ず、ごまかしが利かなくなった感じなのかも。まあそんなこんなで新システムによってもたらされた不安定な出来がそのまま成績に出てしまったと言っても過言ではないでしょう。

その新スタイルである4-4-2はWC最終予選・CCによる中断期間中にやり始めたわけですが、短いオフの中でやり始めた割には(厳密に言えばACLのマッカサル戦からなんだけど、あれは実力差があったしねぇ)ユヴェントス戦、LAギャラクシー戦、そしてバルセロナ戦と非常に今後が楽しみになるような内容を示していたのは事実です。相手はコンディションこそ整ってはいないモノの力量的に優位に立たれる相手、しかし守りで何とかリズムを守備で引き寄せ、そしてボール、相手の状況に応じて、切り替えを速くしてスペースを突くショートカウンターとポゼッションを獲りながらボランチとサイドバックのダイナミズムを絡めて相手を崩すという形を巧く使い分けながら攻撃をしてと、非常に柔軟でまた流動的なサッカーで立ち向かっていました。勿論リスクもあるし、課題がないわけではありませんでしたが、これが詰まっていけばそれなりに自分たちが満足出来るサッカーとなっていくのではないかと感じるようなモノだったのは事実です。しかし、まだまだ詰め切れず熟成不足の状態だったことは否めず目算は脆くも崩れ去りました。

リーグが始まってみると、この「Hot6」はそんなに生やさしいモノではなかったですね。トリニータ戦では後半投入の坂田がリズムを変え、大島・坂田のゴールで勝ちはしたモノの4バックに変わっての大きな課題が露呈。マグノ・アウベスとドドの2トップの上下(バックラインに張り付く1枚と下がってボールを受ける動きをする1枚に対して)の差を付ける動きにマーキングのブレが出て、バイタルエリアを簡単に使われるなど、相手にリズムを引き渡す要因になってしまいました。ボランチ含めた守り方、ボランチの攻守のバランス等、バックラインだけの問題ではないにしても難しい問題が出てきたのかなという感じがしました。しかし鹿島戦ではそんな不安を一掃。虚を突かれる形でビハインドを背負い、又相手の出方が非常に消極的だったこともあって、非常に積極的に選手がダイナミズムを付けて攻撃に置いてガンガン前に出てリズムを掴み、そしてその流れの中で大橋→大島のホットラインから同点、そしてCKからドゥトラ→中澤で逆転と見事な流れを掴む攻撃、そしてアドバンテージを追った後もしっかりと凌ぎきり勝ち点3を奪取。このHot6の中でも最高の内容を示しました。しかしこの流れを維持することが出来ない。グランパス戦では結果としては引き分けだったモノの、負けてもおかしくない内容。勿体ないという部分もあったのですが(苦しみながらもセットからの中澤のヘッドで先制、しかしその直後、一度ボールをカットしたにもかかわらず深い位置で取り替えされ、藤田に素晴らしい動きからのテクニカルなシュートを沈められて失点。三つの残念な要素が重なっての失点でのドローでした)出場停止のドゥトラに変わって入った左サイドバックに入った河合(神のお告げ)が不慣れな守備で対面の杉本に突かれるなどサイドバックの層の薄さ、またOMFがどこまでDFするのかという部分が整理しきれずクライトン、中村直志と言った多少引き気味の中盤の選手達が浮いてしまい、その二人に存在感を示されたことでリズムを掌握されてしまいました。バイタルだけでなく、MFの守備の整備というのは難しいなと感じましたね。その後もジェフ戦では良い内容を示し、もどかしい展開で同点にされて追い込まれるモノのロスタイムにその内容に準ずるような形で決勝点で勝ち点3を奪取。しかし、その次のFC東京戦ではFC東京のシンプルに速くサイドのスペースを使うという展開に劣勢、失点はセットから2発と勿体ないモノが多かったにしても(その後の2点はおまけのようなモノ)内容としても完全に相手に屈してその内容通りに大敗。その流れを引きずってレイソル戦では相手を鑑みない守備からはいる慎重なゲームの入り方が影響してか、攻勢には出ていたモノのレイソルの中央を固める守備に封殺。スコアレスドローで下位相手に取りこぼし。結局見事に白黒付いたような形になってしまいました。

こう見ると難しい部分はあったにしても、簡単に言えば選手が動けないと勝てないと言う感じがあるのかなと。そして以前と違って、その影響が出やすい形にチームがなっていたことでそれが結果にもろに出てしまった。どのチームでも当てはまることですが、中2or3日の連戦、そしてこの暑さによる疲労等、コンディションの維持が非常に難しい中で、やはりマリノスも例外ではなくコンディションの乱高下してしまう状態になってしまいました。その中でボランチの働きに大きくチームの出来が左右される現状、6連戦全てに置いて上野・那須のコンビが重用されることになりましたが、彼らには大きな負担が掛かり、この中でパフォーマンスを維持することは出来なかった。それが「ムラ」となったのではないでしょうか。周囲から言われた層の厚さは真の層の厚さとなっていなかったというのが、Fマリノス失速の原因だったのかなと。結局去年の課題が解決されていなかったのかなと感じる部分もあるし(コンディション調整の下手さ)、その辺は采配への疑問にも通じる部分ではありますが(変更出来やすいポジションではギャンブル的な起用も多いけど、核となるポジションではコンディションを超越し重用するような起用が多い。間違っているわけではないですが、柔軟な姿勢は必要だったのでは?出たとこ勝負と言う感じがして)、岡ちゃんの悪癖とも言える部分なのかも知れませんね。アキ(移籍しちゃったけど)、熊林、山瀬幸などいないわけではなかったので、使ってみても良かったのかなぁと。勿論監督のせいだけでもなく、この6連戦に置いて耐えうるだけの強さがなかった(13連戦でも結果を出せていたわけではないので、こなしただけで耐えきったという印象なし)というのが素直な気持ちです。

・様々噴出した新スタイルの課題。不安要素を消しながら、もう一度チャレンジ。

と言うことでとりあえず羅列。
・ボランチとセンターバックの連動による守備ブロックの構築、そこに付随するボランチの攻守のバランス。
・ボランチが付ききれない相手に対して誰が見るのか。どこまでOMFに守備を求めるのか。
・ダイナミズムが攻撃の大きな核となる中で、そのリスクマネジメント。ボランチとサイドバックが共に行った時のカバー。
・攻撃におけるサイドへの傾倒→単調な放り込み、センターからの崩しがなく、攻撃構築において受け手のポジショングも悪く、また出し手のチャレンジもない。
・課題が出てきた時の柔軟性とスピード。そのまま放置せずに素早く修正していく姿勢。
・流れがない時に勝負を決める「クラック」の不在を埋める術。補強か、凝り固まった攻撃パターンの新構築か。

こんな感じでしょうか。多いですな。まあ全てに置いて繋がっている問題なので、一概には言えませんが、まずはこのチームの特性として、守備からリズムを作るというのがあるので、まずは守備の問題から解決していきたいわけですが、守備を重視しすぎると攻撃に置いて硬直しがちなだけに難しい問題です。人が入れ替われば大幅に改善される問題でもないと思うので、どこかで落としどころを見つけていくと言うことになるのかなと思いますが、そこのバランスをどうやって見つけていくのか、人選含めて指揮官の腕の見せ所ですね。ただ、人が入れ替わることで変わるのは、一番下のクラックの問題。安貞桓の不在を本当ならば多彩で柔軟な攻撃構築によって埋める予定でしたが、それは結果の通りうまくは回らなかっただけに、そうなるとやはり人的補強で補っていくしかないのかなと。まあ守備からリズムを作るチームですが、攻撃のリズムが悪い時にゴールを獲れる選手が来て結果を残してくれれば、そのゴールが守備を助け、また不安要素を覆い隠しながら(本質的な問題の解決は時間が掛かるだけに)勝ちを拾っていくと言うことも可能になるのかなと。その間に不安要素を解決しながら、本来目指しているチーム作りをしていくというのが現実的に取れる策なのかなぁと。もちろん岡ちゃんの手腕にも期待していますけど、そんなに簡単な問題でもないと思うので。

まあ現実的には上に書いた通りなのですが、本心としてはちょっと違うところにあります。何で新しいことを始めたかと言ったら「飽きちゃったから」ではなく、新しいことをチャレンジして更に上の段階へというのを明言しているだけに、このままの形を継続して欲しいなと。やっぱりこのサッカーには大きな可能性を秘めているし、うまく回れば内容でも他のクラブを圧倒出来るだけのサッカーが出来るはず。だからこそ今のサッカーは中途半端な印象を抱いてしまいます。このスタイルを使っている形は攻撃の厚み、そして高い位置で変化を付けるためだと思うので、空いているところを簡単に使っていくだけでなく、崩すチャレンジ精神というのを持って、攻撃の変化を付けれる形というのを模索していって欲しいところです。勿論その中で優勝するためには失敗は許されない訳ですが、それでもチャレンジすると言うのなら、もしかして先には失敗が待っているかも知れなくても支持したいですし。だからこそ、中途半端にならずリスクを怖れず、どんどんチャレンジして欲しいなと。チャレンジしないのだったら、元に戻して勝ちを拾う戦いに戻した方が良い。今やっているサッカーは勝ちが前提としてあるのではなく、プロセスの先に勝ちがあると思いますから。

まあ現状では勝ち点云々というのは言えないですね。自分たちの力ではどうにもならないだけの差が付いていますから、自分たちが勝ち続けて相手が落ちてくるのを待つしかないわけです。だからこそ挑戦者の気持ちを持って、意欲的に取り組んでいって欲しいなと。これはあくまでも個人的な感情なのですが、マリの選手達はあんまりサッカーしてて楽しそうじゃない。まあ勝負事だから苦しいことが多いのだけど、その中で楽しみというのを見つけるという部分ではやはり何かにチャレンジするというのはいいのかなと。まあいいや。とにかくサッカーの内容に置いても結果に置いても一歩ずつ進んでいくしかないので、シンプルな感じはマリにちょうど良いかも。と言うことでこの中断期間でしっかりと残り半分戦い抜ける力を蓄えて欲しいですね。と言うことで今日はここまでです。

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