« May 2005 | Main | July 2005 »

June 30, 2005

ConfederationsCup 2005 Last Day Report!

と言う事で朝っぱらからエントリー。でもこれもユースが終わったら当分なくなるね。これでヨーロッパのシーズンは一段落。と言う事でコンフェデの2試合をはてなで簡単にレポートしてあるのでよろしかったらどうぞ。

コンフェデ3決 ドイツ-メヒコ(僕の読書+日常記録)

コンフェデ決勝 ブラジウ-アルヘンティナ(僕の読書+日常記録)

力的には3決の方が良い試合だった事もあり、力入っているかも。ネタバレが嫌な方もいらっしゃると思うので余計な事は言いませんが、とりあえず良い試合でした。ただ今大会はコンディション的には厳しいモノがあったとはいえ、レベル的に高いモノだったのかなぁと思いました。勿論それ以外にも国ごとに違う事情やこの大会の位置づけ、そして強化方針などもありますが、とりあえずその辺は置いておいて、この大会のすばらしさを堪能出来たのは良かったなぁと。プレッシャーの余り掛からない中で選手達のノビノビというか活き活きとしたプレーはサッカーがやっぱり楽しくて、やっぱり痺れると言う事を味わえたので。と言う事でとりあえずご報告までに。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

屈辱をバネに、前を向いて -WY選手評-

もうだいぶ時間が立ってしまったわけですが、それだけ冷静に判断出来るというポジティブシンキングで(笑)と言う事で決勝トーナメントに進んだモノの未勝利のまま、オランダを後にした2005WY組。ただ、彼らのサッカー選手としての人生はこれからだし、現在の日本に置いて彼らが大きな逸材だという事に代わりはないのだから、この苦い経験を忘れずに頑張って欲しいなと。と言う事でもう自分の中で恒例になりつつある今大会のプレー、そしてこれからの頑張って欲しい部分など、また各選手ごとにやっていこうかなと。まあアジアユースの時も書いたし、勿論これから北京を目指す上での核となる選手達ですしね。間違いなく長文です、先に謝っておきます。では。

21. 西川周作(大分トリニータ)
AYでも素晴らしい反応力でチームを救い続けた事もあり、今大会では4試合全てでゴールマウスを任された。相変わらず鋭い初速反応と安定したセービング能力、そして勇気溢れる飛び出しで多くのピンチを救い続けた事を考えても、高いパフォーマンスだったと思います。サイズ的には少し小さいかなと言う感じもありますが、それを感じさせない読みと思い切りも持っているし、そういう部分はこれからももっと研ぎ澄ませて欲しいなと。シビアな場面でも自分の判断や読みを信じて、躊躇をなくして一つ一つきっちりと判断していけば、この先A代表まで行ける資質は十二分にあると思う。精度の高いキックがあるのは知っているけど、それだけでなくチームの意図を把握し(まあ把握してたから蹴っていたのだろうけど)状況に応じたパスもしていく必要性アリ。早くトリニータでレギュラーポジションを奪って沢山経験して欲しい。てゆうか優遇してあげてほしいぐらい。残念なミスがあったわけだけど、将来の投資になるように忘れず、そして糧としてくれればいい。

2. 水本裕貴(ジェフ千葉・市原)
このチームの中で一番成熟したプレーを見せてくれました。世界の同年代の逸材にほとんど遅れを取らない落ち着いた対応を見せ、確実にここまでクラブで積んできた経験をしっかりと活かして、Jの経験の尊さを感じさせてくれました。1vs1の対応だけでなく、危機的状況時にはマークを捨て、ポジションを捨てカバーに行ける勇気もあって、本当に感心しちゃったぐらい。これは僕の感覚なんだけど、きつい経験をすると、それをしっかりと自分の中で消化して自分の力にしている感じがあります。去年のレアルとの華試合でフィーゴにちんちんにされ、そして今シーズン茶野の移籍で空いたポジションに座ったモノのどうしても良い試合と悪い試合の差が激しく、前半途中で結城と代えられた試合等もあったけど(いつの試合か忘れた・・・)、その経験が血となり、肉となっている。サイヤ人みたい。今回も一つ、失点に繋がる雑なパスできつい経験をしたわけだけど、それも又一回り大きくなるための糧として欲しい。ビルドアップの意識、技術はまだまだ向上の必要性アリ。この先もオシムの教えを良く聞いて日本に足りないストロング系のDFとして大きく成長して欲しい。勇蔵に似てるんだよなぁ・・・プレーも顔も。

4. 小林祐三(柏レイソル)
ボランチ、ストッパーと出来る中で、今大会通じてアンカー的なボランチとして沢山のプレータイムを得た。ただ、まだまだボランチとしては未成熟というか足りない部分が多く目立った大会になってしまった。運動量は豊富で危ない場面でしっかりと顔を出している事を考えたら、もっと存在感が出ても良かったわけだけど、その場面でどうしても足先でのプレーが多かったりボールを獲りきれなかったり、そこに実効的な要素が低かった事は非常に残念。ボランチとしての経験が浅いという事もあるのかも知れないけど、プレーに迷いがあるのかなと感じた。まあそれもしょうがない出来だから何とも。それとボランチとしてボールを引き出す仕事をほとんど出来ない(意識していない)と言う事もこれからボランチというポジションで機能するためには必要かなと。勿論指導者のタスクの責任でもあるけど、自分でしっかりとピッチの状況を把握して何をすべきかという事を感じていく力がないとボランチは厳しい。元々持っているセンスやフィジカルは高いモノがあると思うし、Jでしっかり経験を積み、大きく成長して欲しい。

5. 増嶋竜也(FC東京)
AYの時のような自信を失っているのが、ありありとわかるようなプレーはなくなって成長しているんだなぁと感じました。Jでも余り良いパフォーマンスは示せていなかったし、元々ジャーン・茂庭というJでも高いレベルのセンターラインに出場時間が限られているだけに心配だったのだけど、センスの高さと危機察知能力の高さはチームを支えた。ただ、ライン設定、リーダーシップなどDFリーダーとしてははっきり言って物足りなかった。勿論チームタスクもあるのだけど、あれでは中盤・FWに負担が掛かるし、そういう意味では意識の低さが目についた。フィードも評価されるほどの精度はなく、またビルドアップに置いてもあまりうまくないので、そういう部分でもこれからの成長しないと、北京ではポジションは補償されないと思う。個での対応、競り合いなども含めてまだまだ課題は多いけど、センスはあるのだからこれから沢山の経験をして、それを万能のDFになってほしい。

7. 梶山陽平(FC東京)
まあポテンシャルからしたら物足りない出来なのは間違いない。でも自主的に考えてどうしようと言う感じが見えたのは本当に良かった。勿論以前からの課題でもあるけど、ボールを受ける、引き出すと言う意味での意識やそういう技術の低さはあるし、そういうプレーが伸びてこないと単なるボール扱いがうまい選手に成り下がってしまいそうで心配だけど(まあ若くて才能がある選手にありがちな事な訳だけど、下では能力の高さにボールを集められる事が当たり前になってしまうから、どうしてもオフ・ザ・ボールのプレーがうまくならないし、必要性を感じれない)、この大会でも試合を追う事に存在感を示してくれたし、当たり前だけど持っているモノははっきり言って他の選手とは違う。この大会でも身体の強さから来るボールキープ、中長距離を苦にしない質の高いパス、ミドルシュート(一本だけだっけ?)、奪うセンス、と高いものはある程度表現しただけに後は経験。チームでスタメンを獲り、オリンピックなんて言わず2006年にA代表に入れるように頑張って欲しい。才能だけなら本当に今のA代表の選手達を凌ぐものはあるのだから。

8. 中村北斗(アビスパ福岡)
逆の視点から言えば一番素晴らしい経験を得た選手とも言えるのかなと。次々に相手チームのエース級が右サイドを狙ってきた事もあって、苦しい状態に陥っていったけど、それだけ素晴らしい経験を得たのかなと。まあ印象的なのはやっぱりオランダ戦での次元を超えたスピードと高いテクニックを兼ね備えたクインシー・オウサ・アベイとの対峙、並ぶ事さえ許されず、それはやばいと距離を詰めるために飛び込んではかわされ、そして距離を開けたら中に流しこまれと前半は完全に後手に陥ったわけだけど、(仕方ないレベルとはいえ)彼自身の拙さも目立った。フィジカル的には自信があったのだろうけど飛び込んで取れるほど世界の選手達は下手じゃないし甘くない。そういう意味では我慢しながら相手を見るというのを覚えて欲しい(今大会彼の1vs1を見る時「北斗、我慢!」と口走っていました 苦笑)DFにおいて一番していけないのは安易にボールを取りに行って裏を取られる事。考えてプレーすれば、粘り強くついていけるという特徴も出せるわけだし、そういう意味ではよりDFにおいてクレバーにできる選手になってほしい。本当ならもっと積極的に上がって速く鋭いクロスも見たかったけど、そこはチーム状況が許さなかったのかな。この経験は無駄にするほど安くないよ?本当にこの経験を糧に成長して欲しい。

9. 平山相太(筑波大)
最もがっかりした選手かも知れない。段々良い部分が消えて、技術の荒さや判断の遅さ、視野の狭さなどが目立つ出来に終始。センセーショナルに登場したUAEユース時の時から課題は改善されておらず、ただでかいだけで起用されているような感じになってしまった。大熊監督のメソッドの核となる存在として、高さに置いてはある程度世界と対等に対抗したが、運動量の低さ、ポジショニングの悪さもあって起点としては機能せず、ユース未勝利の戦犯とも言える出来に終始、初戦の1ゴールのみで大会を去る事になった。誰もが期待している選手だけど、このままでは潰れてしまうような気がしてならない。高校時代に無名で大学を通じてJに入って成功している選手は、自分で自分の足りないところを見いだし、そして自分のペースでしっかりとそれに向き合っているというのが共通項としてあるのかなと思う。つまり自主性や高い意識と言った部分が大学サッカーで個として成長する秘訣だと思う。彼は他の選手とは比べものにならないほど高い質の経験を積んでいるけど、こうやって成長していない姿を見ると彼には大学というステージは余りあっていないのかも知れない(現在の状況を見ると能力に頼ったプレーが多かったが、それでも通用してしまう大学サッカーに置いては足りない部分を見いだすと言う事は難しいのかも知れない)。大きなポテンシャルを潰さないためにも一日も早くプロに入ってしっかりとした指導方針の下、鍛え直すべきなのかなと。まあそうするにしても自覚が必要なんですけどね。まだ素材の段階だと思うから早い時期での判断を望みたい。A代表?まだ早いよ、ユースレベルで何も出来ない選手に席はない。自分のポテンシャルに溺れない地道な努力を。

10. 兵藤慎剛(早稲田大)
彼も優れたフィジカルを含めた運動能力で前線と中盤を繋ぐグルーとしての存在を担う事で、平山・増嶋と共に大熊サッカーの核とされ、監督からもキャプテンを任されと、大きく期待を背負っての今大会でしたが、それを裏切るような低調な出来に終わってしまった。Jで経験を積み、結果を残していた水野との差は現時点では残酷なほど開いていた事は周知の通り。国見出身の選手達は何となくフィジカルを前に押し出すプレーが身体に染みついていて、そのフィジカルで優位に立てないと自分を見失ってしまうという感じ。沢山走れる事は良い事なんだけど、そこに目的意識だったり、チームメイトの意志を感じながらプレーするという事が出来ていないのが目立ち、それが実効的な要素の低さの原因となってしまったのではないでしょうか。そういう部分で自信を失い、最終的にはチームの道を消すミスを犯してしまったわけだけど、まあそういう意味では必然だったのかも知れませんね。素質としてはあると思うので、自分のプレーというのを見直してどのようなプレーをするべきなのかという、大きくも非常に見えにくい課題を解決していく努力をしていって欲しい。大学の中でも意識次第で成長していけるというのは同上の通り。下を向かずに一つ一つの試合の中で、意識を高く望んでいけばきっと・・・・ね。個人的にはサイドに適正はある気がするけど・・・・。

11. カレン・ロバート(ジュビロ磐田)
結局ノーゴールでこのチームに置いては25戦ノーゴールと騒がれてしまったけど、彼自身の出来としてはそんなに悪くなかったのかなと。相変わらず非常に豊富な運動量から素晴らしいゴールカバーがあったりとFWの域を超えた守備での貢献度などで存在感を示していたからなんですが、やはりFWとしてはゴールは欲しかった。チームの攻撃における拙さもあってチャンス自体もほとんどなかったし(転がってきたチャンスとしては初戦ラストのナイストラップからふかしたやつと、モロッコ戦でのラストのセットプレーのこぼれぐらいかな)、チームのタスクに特徴を消されていただけに何とも言えないのが正直な感想です。ただ積極性は確実にJで結果を出していることで上がってきていると思いますし、これを継続してゴールを獲る感覚というのを失わないで欲しいなと。後はスピードの活かし方。このチーム云々ではなく、ラインポジショニングだったり、スペースが空いた状態でボールを引き出す事で裏を取る事でそのスピードをもっと有効活用する事を覚えて欲しいなと。まあそのためにもポジショニングの感覚、オフ・ザ・ボールの動き、グループでのコンビネーションの中でスペースを狙う感覚など、細かい部分で向上していって欲しいなと。まあ守備貢献において相手に合わせて走り回ってると攻撃に置いてポジショニングがおざなりになってしまう部分もあるので難しいかも知れないけど、ゴールと守備貢献の両立を目指して欲しい。

12. 水野晃樹(ジェフ千葉・市原)
まあ起用法に置いては、色々と思うところがあっただろうし、凄いストレスの溜まる大会になってしまったのかなと。ただ、グループリーグでのジョーカーとして活躍は素晴らしいモノでした。A代表に置いて大黒が後半出てきて結果を出し続けているという秘訣とも考えられているベンチの中での戦況把握による学習能力、そしてそれをピッチの中で表現出来るプレーの幅はこのチームを救い続けてくれました。まあ彼にとっては、Jでしかもレベルの高いジェフでスタメンを張っている能力は伊達じゃないというの見せただけかも知れませんが、それを可能にするのは、ジェフで培った経験と走れるスタミナ、そして彼が元々持っているサッカーセンスがあるからこそ。FK、パス、ドリブルワークと全てに置いて能力が高いだけに、フィジカルを鍛える事で補うのではなく(まあそれも上積みは必要だけど)これからフィジカルの差を補う頭を使ったプレーというのを学んでいって欲しい。協会にはコンプレックスの塊みたいにフィジカル重視しすぎのバカが多いから、又冷遇されるかも知れないけど、それを補って余りあるセンスプレーヤーの価値と言うのを示していって欲しい。

13. 苔口卓也(セレッソ大阪)
大熊監督の奇策の一手として起用され、その考えの浅はかさに犠牲になった形だったが、怪我明けという事もあり彼自身のパフォーマンスも良くなかった。でもポテンシャルは高く、並はずれたスピードは既に示しているだけに、後は自分が生きれるスペースだったりポイント作り出す事を考えてプレーしていけば、もっと出来る選手になるはず。今の日本の現状として守備力のないサイドプレーヤーを活かす術や発送がないのでこれからも苦境に立たされる可能性はあると思うけど、それは自分の力でバランス以上の価値を示すしかないだけに、プレー同様その状態を切り開く力強さを付けて欲しい。あのとんでもない推進力を目の当たりにしているだけに、ナオと共に期待しています。

14. 本田圭祐(名古屋グランパスエイト)
結局初戦のスタメン起用の後は梶山の後塵を拝し、出場機会を得る事は出来なかった。彼自身も非常にこの大会に向けて大きなモチベーションがあっただけに悔しい大会になってしまったけど、この大会でダメだったからと言ってその大きなスケールが失われる訳じゃない。このチームでは元々活きるプレーヤーじゃなかったのは明白なだけにあんまり気にしない。ただ、当たり前だけど同じ世代に梶山のようなプレーヤーがいるというのはやはり意識していかないと行けないし、こういう監督が続く可能性もあるだけにそういう意味では彼に負けないだけに価値というのを示していく必要はあるのかも知れない(勿論本当なら併用だって十分出来ると思う。フィジカル的に二人とも優れているし、ボールを受けるという動きさえ出来るようになれば、二人の才能はリンクすると思う。ただ動けないままではそういう選手を二人許容出来るようなチームが出来る可能性は薄いだけに、改善しなきゃいけない)基本的に質の高いプレーヤーだし、フィジカルもあって先が楽しみだけど、梶山と同じくボールを受ける、引き出すという課題は明白、そしてもう一つ思うのは危ないボールの持ち方だなぁと思う事。過信とも言えるような身体の使い方だけど足の伸びてくる世界相手には結構つっつかれる可能性も引き出せないだけに、リスキーなポイントではリスクを削ったプレーをしていくと言う頭の部分も鍛えて欲しい。トップ下の選手としてはそれこそ動きが向上しないとつとまらないと思うし、藤田や中村(直)のプレーから様々な部分を学んで欲しい。こういう舞台でも物怖じしないメンタルの強さは頼もしいし、それも又才能だと思うので、これからそこにしっかりとした中身が伴うように頑張って欲しい。

16. 柳楽智和(アビスパ福岡)
高柳一誠(サンフレ)の負傷による追加招集、一気に本大会でのレギュラーに抜擢、そしてその中で自分の良さを出して、大熊監督の起用に応えた。AYでは非常に不安定な対応とポジショニングで守備破綻の一端となっていたのですが、凄い変わりよう。フィジカルの強さを押し出しながら粘り強く1vs1の対応をして、世界を向こうに回して戦った。勿論カバーにおける危機察知の甘さなど、細かい部分というのまでは出来ていないのはありますが、それでも自分の良さをしっかりと理解してプレーするようになったのかなと。フィジカルの強さを活かすために後から迎撃するような形で対応していたのは良かった。ただ、ボールを持つと非常に不安定というか、ビルドアップの能力はあまりに低く、自信のなさというのが目立った。勿論リスクを冒しては行けないというのあるのだけど、詰められたら蹴ってしまうなど、そういう部分での拙さが目立ちまだ「守るだけ」の選手なのは否めない。これからはモダンフットボーラーとしてそういう部分でも磨いていって欲しいなと。今日本最高峰のDF達も最初から出来ていた訳じゃないし、これから意識していけば十分にできるようになるはず(自信なし?)とにかく試合に出る、そして経験を積む、もっと強く、もっと安定。

17. 家長昭博(ガンバ大阪)
このチームのスーパードリブラーとして、拙い攻撃の中での唯一の攻撃手段としてセンスを発揮。守備はおざなりなのは天才プレーヤーの致し方ないところだけど、その守備貢献を差し引いても「価値」のあるプレーをしたのかなと。勿論中盤の選手としてある程度(と言うよりもう少し)やっていかないと非難を浴びるし使いづらい選手になってしまうけど、とりあえずはこのままもっとドリブルを磨いていって欲しいなと。本当にナイジェリアWYの本山雅志を彷彿とさせるとんでもないキレと成功率を誇っていたのは正直驚きだった(ドリブルがうまくてセンスがあって素晴らしいタレントなのはわかっていたけど、ここまでやると思ってなかった 苦笑)後はドリブルで抜いた後、クロスの精度然り、シュートの意識然り。もっとわがままにプレーして良いし、もっと要求して欲しい。小さくまとまらず「わがままなドリブラー」として大きく大きく育って欲しいなと。そのために西野さん使って?才能は育てるモノだよ。雑草とは違う。

19. 前田俊介(サンフレッチェ広島)
冷遇した監督を見返すゴールにも、浮かれずストライカーの強烈なプライドを見せて改めて才能を証明した。ただ、このチームでの左サイド起用然り、長いボールを基盤に置いてセカンドを拾うようなチームにはなかなかフィットしずらいの事実。ボールを持てば素晴らしいのだから、その回数を増やす努力をして欲しい。守備なんかある程度で後はチームメイトに任せれば良いのだから。その価値を示せばチームメイトは理解するわけだし。ゴールに直結するような瞬間的に動く動きだったり、ゴールの匂いをかぎ分ける感覚は鋭いけど、例えば柳沢の様な断続的に動いてもらうのはまだ拙いかな。まああれは才能だからまねるのは難しいけど、いいポジショニングを感覚だけじゃなく意識的にいる事は大事かなと。チームで彼を育ててくれる小野監督がいるので、これからも伸びてくれる事を期待。日本には少ないテクニシャンだけどそれをゴールを奪うために使える希少な才能として大きく期待してます。ボールを持ってからは余り言う事なし、仕掛ける意識も高いし、そのアイデアも素晴らしい。のびのびプレーして大きくなって欲しい

20. 森本貴幸(東京ヴェルディ1969)
AYのようにセンセーショナルな働きを期待したけど、さすがに酷な状態だった事もあり、余り印象に残るようなプレーは出来なかった。それでも少ない時間でフィニッシュへの意識の高さだったり、感覚の鋭いところは見せてくれたので、そういう部分を失わずに、1stプライオリティはゴールというのを変えずに、エゴイスティックなプレーを続けて欲しいなと。ワシントンのポジショニングとか、平本の積極的なプレーとか、玉乃のダイレクトでのセンスのあるプレーとかヴェルディには沢山の学べるモノがあるはず、そういうモノを取捨選択しながら自分で色々と工夫して、ゴールを沢山重ねていって欲しい。やっぱりストライカーはいくつでもゴールを獲る事をしていかないと、感覚は鈍っていってしまうモノだから。

1. 松井謙弥(ジュビロ磐田)
3. 吉弘充志(サンフレッチェ広島)
6. 伊野波雅彦(阪南大)
15. 船谷圭祐(ジュビロ磐田)
18. 山本海人(清水エスパルス)→s.v.

ということで、今更後悔してもWYは残念な結果で終わってしまった訳ですが、とにかく先を見て、次の時に見返してやるんだという反骨心を胸に後2年、どんどんプレーを磨いていって欲しいなと。この世代の選手達は才能は抜群にあると思うし、チームが酷かったとはいえ、やはり悔しさを味わったのは自分たち。反骨心、悔しさ、情けなさというプライドをくすぐるような出来事があったわけだから、これをバネにしない手はないわけで。とにかく、これが最後の国際経験にならないように、しっかりと練習してトップチームでポジションを獲る事を頑張って欲しいなと。トップチームでポジションを得れないとやはり成長は止まってしまうモノだしね。とにかく先があるのだから、下を向かず、そしてこの気持ちを忘れずにということです。ということで今日はここまでっす。

*今日は疲れちゃったので、又変なところがあったら随時編集していきます。そして読んでる皆様つっこみ、お願いします(笑)チームに関してはもう面倒臭くなっちゃったし、もう沢山書いてきたのでいいかなぁと・・・。まあ気が向いたら(笑)で、気が向いたらはてなの方で今日のコンフェデを実況的に書くかも知れないので覗いてみて下さいな。やらないかも知れないけど。ではでは。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 28, 2005

佑二、契約更新!

キタ━━━( ゚∀゚ )━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━( ゚∀゚ )━━━!!!!

今日何回ネットクルージングした事か!もう気になって気になって!でも一件落着、しかもこの先海外移籍するときのことを考えての3年7ヶ月という長期契約!うーん、あんた男だよ!まあいつかは外に出るのだろうけど(その時の事を考えると少し寂しいけど)、とにかく契約更新めでたい!めでたくて、顔文字なんか使っちゃったよ(笑)そして小山氏、並びにフロントGJ!

中澤佑二選手、契約更新について(Fマリオフィシャル)

中澤が横浜と契約更新、3年7ヶ月(ニッカン)

あぁ、よかった。とりあえず来年のWCまではマリに残るって事になりそうかな?ニッカンの記事によればWC出場のためには残留が最善と判断したのね。君がそう思うのなら、それが正しい!

最後に、田辺たん疑ってすまんかった。まあ売りたくてしょうがなかったんだろうけど結果的にこうなったから、一応ね。金額はどのくらいだろうなぁ・・・・。8000~10000の間だかな?

と言う事で珍しく単独エントリーでこれだけを伝えてみました。本当にほっとしたよ。まずは怪我しっかり治してね。と言う事でとりあえず。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

June 27, 2005

国内欧州、縦横無尽の今日のニュース雑感。

と言う事で今日は結構溜まっていたニュースを又まとめてドバッと書こうかなと。ただ、ニュースというか噂は出ているけど、余り進展がないというか本格的に動きそうなのは選手達がバカンスから帰ってきてからなぁと思ったり。まあヨーロッパでの話ですけどね。Jは今週から再開だし、その前に色々とユースのまとめとかやってないし、少しずつ書いていけたらなと思ってるんですが・・・・、なんと言っても暑くて・・・・とにかくいきます。と、その前に昨日のコンフェデ準決勝のレポートっぽいモノを良い試合だったので、はてなの方で書きましたんでよろしかったらどうぞ・・・ってユース書けよ。

コンフェデ準決勝 アルヘンティナvsメヒコ(僕の読書記録)

・国内関連。
中澤「迷惑掛けたくない」28日3者会談(ニッカン)

噂されていた28日までに結論という話だった佑二の去就はクラブ、代理人、本人での3者会談で決めていくようですね。一貫して自分の考えは変わっていないのですが(本人にとって一番良い、そして納得して後悔のない選択をして欲しいと言う考え)、生中継して欲しいぐらい気になります(苦笑)

現状としてはボルシアMGの正式オファーを待つ感じだそうですが、ボルシアは新しいCBの選手を獲ったみたいだし、佑二に関してはファーストプライオリティとは考えてない模様。彼自身、WCのためにもスタメンで出れそうなチームというのを考えているみたいだし、彼自身の言葉を信じるとしたら残ってくれるかなと思ったりもするのですが・・・・。ただまあ代理人としては外に売りたいのかなというイメージもあるしなぁ・・・。(個人的に欧州初挑戦の選手に1億出すのかなという疑問はある、確かにフリートランスファーで移籍金が掛からない訳だけど、元々サッカーバブルとは一線を画す財政的に非常に固いリーグだし、かなり経営的にもギャンブル性の高い事をしないお国柄だから、そこに1億というのがにわかに信じられない。佑二をそれだけ評価しているという単純なことなら嬉しいけど)

まあとにかく明日注目です。明日契約延長せず保留(または移籍決断)という事になると、一度契約が切れて佑二の7/2の出場が不可能になるそうな。まあ怪我もあるし・・・・。

横浜M「バルサ流」で逆転Vだ(スポナビ/デイリー)

こんな事を伝えられているFマリちゃんですが、何かおかしな事になっている模様。何となく事実が婉曲して伝わっているような気がしなくもないかも。まあ本当のところは岡ちゃんの胸の内がわからないので何とも言えないけど、そういうサッカーは目指してないのでは?単にバルサが先々シーズンにダーヴィッツとかを獲って自分たちのサッカーを再構築してめちゃくちゃ凄い連勝をした事で序盤のビハインドを詰めていった事とか、後は端的にパススピードの差とか感じたモノをもっと取り入れようよと言う話なのでは?元々マリノサッカーはシンプル志向だし、かといって中盤で回す事も少ない訳じゃない(とっかかりに長いボールを使うのが多いだけで)何となく違うなって感じです。

ミスもまだまだ多い現状では、あれだけアグレッシブでリスキーなサッカーは出来ないよ。でもそんなFマリを想像するとハアハア。

C大阪の黒部、名古屋移籍へ前進(ニッカン)

何か久しぶりにグラが面白くなってきた!藤田の次は黒部!いいね、金満ぽくて。でも必要性もきっちりと感じるわけで、ウェズレイ・マルケスの穴が空いたFWはレンタルで「浪速のゴン」中山悟志の加入だけでは、まだまだ埋まった訳じゃない。ルイゾンという話もあったけど、基本的には並行して進んでいくのかなと言う感じ。ただ藤田も入ってきたし中盤を厚くするかもしれないし、その辺はネルシーニョがどう考えるかなど、結構楽しみかも。

ただ、セレッソとしては慰留の姿勢。保有権はサンガだと思ったけど、サンガはどう判断するのかな?

仏2部が阿部にオファー 千葉は拒否(スポニチ)

で、ちょっと古いけどコンフェデとWYで埋もれてたかなと思って。一応この記事の中にあるオシム監督との会談を終え、移籍の話はしなかったというモノの彼がジェフにいてもまだまだこの指揮官の下でサッカーをする事で成長出来るという事を悟ったのか移籍はある程度お流れに。

オファーを出したのは、ちょっと前に話題になった日本のIT企業(インデックス)が買収したグルノーブル。元々日本人選手獲得というのを狙っていたようだし、同じアテネ五輪の松井がル・マンであれだけセンセーショナルにやれたという事もあってのオファーだったかも。

まあオシ爺がいなくなったら移籍かな。ただまずはJで結果を残して、個として福西やヤットと言ったJ最高峰のボランチ達に負けない強い存在感を示して欲しいなと。もう示してる?そりゃ失礼。

・海外は気になる噂を中心に、そして最近楽しいアトレティコ。

フィーゴの去就は間もなく明らかに(スポナビ)
ルイス・フィーゴ、「数日以内に」次のクラブを発表する可能性あり(marca)

レアルが放出の意向を示してから、もの凄い勢いで興味を示すクラブが出てきて収拾つかない状態になっているフィーゴの去就ですが、本人の言葉によりようやく局面が動きそう。ただ、まだまだ興味の段階というのは、年齢的には高く感じる移籍金と年俸といういずれにしてもかなり高額なお金の問題。とりあえず現時点でアジアと母国ポルトガルへの移籍は考えていないとの事。

バレンシア、シュツットガルト、ニューカッスル、ボルトン、ビジャレアル、インテル、そしてレッズなど沢山のクラブが手を挙げていただけに、どこに行くのか全く読めないけど、まだまだ老け込む年じゃないし、キレさえ戻れば世界的なドリブラーはクラブに大きな喜びをもたらせる能力はあるはず。ドリブルだけじゃなく、パスもうまいしね。せっかくだからスペインに留まって、リベンジして欲しいなと思ったり。

でもバレンシアにはあんまりいらないかなと思わなくない。ただでさえ、とんでもないのが来ちゃったわけだし、アタッカー供給過剰だもん。クライファート、ビジャ、レゲイロ、エドゥと獲ってきて、ミスタ、ビセンテ、アイマール、アングロ、シッソコなどなど多すぎるよ。イタリアン斬り(フィオーレ、コッラーディ、ディ・ヴァイオ)はある程度既定路線だとしてもヨーロッパのない今年のバレンシアにとっては少しヘビーな気がしなくもない。

おっと、ずれちゃった。

ランパードの代理人「R・マドリーからオファーがあった」(marca)
レアル・マドリー、ランパードに獲得攻勢(スポナビ)

これは絶対実現しそうにないけど、レアルとしては本当に破格で本気度は伺えるオファー。40億にオーウェンとソラーリ。価値としたら70~80億ぐらいの評価って訳だし、今のサッカーからしたら凄い値段。でもモウリーニョにとってランパードは核の選手だし、オーウェンもソラーリも欲しいと思っていないだろうからね。そして何よりもチェルシーはお金にも選手にも困っていないという事を考えたら、断って当然。

これではっきりしたのは今年はレアルは数人出しても中盤に大きな必要性を感じていて、そこにスーパーな選手を連れてくるのかなという感じ。売り気配のショーウィンドウに並んでるのは、真ん中にはプレミア方面から熱視線のオーウェン、インテル用にサムエルとソラーリ、グティも放出濃厚。で買いはジェラード、本人乗り気のセルヒオ・ラモスそして断られたエシアンかな?

チェルシー、スペインのデル・オルノを獲得(スポナビ)

うーん、噂になってたわけだけど、正式契約。ギャラスがウェイン・ブリッジの怪我の穴を埋めたけど、ギャラスは左サイドバックでの起用を嫌がってたし(センターバックに関してはあんまり安定感を感じないんだよね・・・)、そういう意味ではいい移籍かも。ただ、これでミランと進めていた話が元通りになってカラーゼの獲得はなしになったみたい。そしてその先にあったクレスポの完全移籍の話も複雑化。もしかしたら戻るかも?と言う事はジラルディーノ獲得に加速(でも移籍金は50~60億とも)?

しかし移籍というのは本当に繋がるねぇ。

ベロンがインテルと契約(uefa.com)
フィオレンティーナがフレイ獲得(uefa.com)
インテル、ナイジェリア人FWマキンワ獲得(スポナビ)

ヴェロンは完全移籍に移行した模様で、これで完全にインテルの選手となったみたい。チェルシーとしてはフェルナンド・トーレスを獲るために戻したかったみたいだけど(この話がよくわからない)、インテルにとっては大きな一歩。怪我もあったけどセリエとの相性は間違いなく良いし、数々のタイトルは彼に元に転がってきている事を考えても、ヴェロンがインテルの選手となった事は小さくない。

でフレイの方は驚いた。そして意味を余り感じない。だって、ヴィオラでしょ?大してパルマにとってはおいしくないし(レンタルでの1年契約、完全移籍のオプション付きとはいえ)、どうなんだろ?まあ条件面がわからないのだけど、結構よかったのかもね。でもプレミア方面では引き手あまただったと思うんだけどな。考えられるのはプランデッリかな?

でもう一個インテル。マキンワは結構色々と噂になってたけど、手の早かったインテルがパスを買う模様。オバオバがいるので、インテルに来たかったということでマキンワはインテルに来たみたいだけど、可哀想に。キャラ的には被るオバオバが君のインテル在籍を許さないかなと。多分レンタルでの修行濃厚。あんまり今と変わらない(苦笑)

そういえば、インテルも結構動いてる。一番のターゲットは変わらずレアルの二人(ソラーリとサムエル)、そしてお金があればフィーゴだとかピレス(アーセナル)、ローマのマンシーニと言った選手も狙ってる模様。勿論売らないと言われてますます欲しいセーザル(ラツィオ)も諦めてないだろうし。マンチーニの続投共にかなりチームは変わりそう。でも問題はまとまらないチーム、GMを含めたクラブの体質なんだよねぇ。

・最近気になるアトレティコ。いくつ噂が飛べば気が済むの?

ボルフスブルグとA・マドリーの間で揺れるペトロフ(スポナビ)
近づくケジュマンのA・マドリー移籍成立(スポナビ)
カジェッティ、「アトレティコに行く事になると思う」(marca)

決まってたと思われたモノが、なかなか決まらず移籍候補が次々と浮いては消えと、本当に何がファーストプライオリティなのかわからない。でもそれが面白い。売りに関してもフェルナンド・トーレスと言う大きなインパクトを抱えているだけに、このクラブは今年の主役?

まずボルフスブルグのマルティン・ペトロフ。凄いキッカーで素晴らしい機動力を兼ね備えたサイドの選手だけど、前回のニュースの時は本人の了承が取れ、決まったも同然と言うところだったはずが、クラブ間での話し合いで決裂(まあ良くある事だけど)金銭的な折り合いがついてなくて、まだまだもめそうな予感。倍額求めている状態で折り合えるのかな?
で、今度は急に浮上してきたケジュマン。まあ元々ケジュマン自体出場機会の少なさから、移籍を希望していてそこにサヴィオラが取れなかった時の保険としてケジュマンをリストアップしてたけど、バルサへの造詣の深いサヴィオラとの話し合いが進まなくて、ケジュマンの話はスムーズに進んだ事で一気に成立に向かってる模様。チェルシーも結構簡単に考えているようで・・・・でもサヴィオラは?(個人的にケジュマンはスペインでイイボールが供給されさえすれば20は獲るんじゃないかと思ってる。まあ錆れてなければ)
でも同時にサラゴサのアルゼンチン人ストライカー、ルシアーノ・ガジェッティも来るんじゃないかとの事。ビアンチパワー?

こないだのを合わせると本当に多くの選手の名前が浮いては消えている状態なだけに、まだまだ来期の布陣は全く見えてこない。でもこれだけの選手達を買うには少々値段が大きすぎる事。やっぱりフェルナンド・トーレスを売る事が基本路線なのかなと思ったりする。まあ既に可能性がなくなっている選手もいるし、噂を立つのは仕方のない事だけど、それだけ今期のアトレティコの状態からそういう風に見られているのかなと言う感じですね。しかしビアンチは少人数のグループでどうにかしたいというインタビューを見た事があるだけに彼の方針に沿って進んでいるのか凄い疑問。

と言う事で今日はドバッとやってみました。とりあえず近いうちに楽しみなのは、カッサーノ、フィーゴかな?噂が飛んでるアンリとか、ジラルディーノ、フェルナンド・トーレス、ルケ、オーウェン、ジェラードにしてもエシアンにしてもまだまだもめるだろうから、8月になるのかなと。とりあえずそういうのも楽しみながら今日はここまでっす。佑二のやつは、追記で明日のソースが出たら書きます。なむなむ。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

見い出した可能性、見い出す可能性 -コンフェデ総括 Part2-

と言うことで続いて第2回のコンフェデ総括です。前回はネガティブな面を書いたので今回はポジティブな部分を取り上げていきたいと思います。「ワールドチャレンジ」モードに華麗な進化を遂げた(と思われる)日本代表が世界と対峙するに当たって武器となる部分、そしてこれからどのようなことをしていけばいいのかというのを考えていきたいと思います。しかしこのサッカーを継続出来るのかな?もうきっと長い合宿は東欧遠征と本大会前ぐらいだしなぁ・・・。2月とか3月にインターナショナルマッチウィークにヨーロッパでやるとかそういう工夫も必要かも。

世界に誇れる中盤の構成力(+ムービングアタッカー達)、美しきダイレクトプレーとダイナミズムの融合。

と言うことでこのコンフェデでの大きな成果と言えば、ギリシャ戦で見せたシンプルな攻撃構築からのカウンター、そしてブラジル戦のダイレクトパスによる中盤構成(後半はヒデと俊輔の個の輝き、この縦関係のホットラインが繋がり、この二人がイニシアチブを握ってリードした形)、そしてそこから感覚的に優れたアタッカー達がゴールを狙うダイナミズムを付随したことでチャンスを大量生産しました。コンフェデでの一つ一つのプレーは、何か悪いモノを喰ったのかと思うぐらいいつの間にか変貌を遂げていましたが、日本サッカーの一番のストロングポイントでもある特徴溢れるMF達の技術力を活かしたアタックは、まるで進むべき道というのは見えてきたのかなと言うぐらい魅了させられるモノでした(まあまだそれが断定出来ないし、継続出来なかったら意味はないわけだけど)それではその辺を軽く振り返りながら。

メヒコ戦ではバーレーン戦でうまくいった3-4-2-1のシステムを敷き、あのときのような流動的なアタックを再現させようとしていましたが、俊輔の不調による2列目の動きの幅の低下、メヒコの非常に統制の取れたプレスの前に生じたミス、守備のバランスが崩れた事によるボール奪取力の低下などの様々な原因で満足するような形が余り作れませんでした。その中で一つ見えたのが前でのターゲットの少なさ、1トップ2シャドーの形の中でどうしても柳沢には強い警戒が敷かれ、その中でOMFの出来が悪いと前のパスコースの選択しが少なく、良い形を作ることが出来なかった。その反省があってか、次のギリシャ戦でCDFの一枚を外して前線にもう一枚ターゲットを入れたことで(4-2-2-2)攻撃に置いて、深さと幅が生まれ、そして多様性のある攻撃が可能となったのは、偶然かも知れませんがまさに「化学変化」という感じでした。柳沢・玉田の2トップは二人の距離を適切に保ち、そのコンビネーションを獲ると言うより、クオリティの高い中盤を活かすために、まずはパスコースの確保のためのそれぞれのポジショニング、そして裏を狙うオフ・ザ・ボールの動きの意識が高く、その上でポストや繋ぎと言った仕事をやるという形が良く見受けられました(ヤナギのインテリジェンス溢れた柔軟な仕事ぶりは秀逸)ギリシャが結構持たせてくれることもあって、どんどんボールと人が動き、その上でシンプルにスペースを使っていくスムーズに回る日本のアタックは今までにないくらい素晴らしい流動性を見せました。決定力こそ伴わないモノのボールカットからシンプルにボールを繋ぎ、その中で空いたスペースを次々に使う事で相手の対応を許さないカウンター、フリーランニングとダイレクトプレーの絡み合うようなポゼッションでの崩しなど、今までなかったような美しく、又質の高いモノでした。結局、先発組がゴールを取れず、後半投入のよりゴールへの意識の高い大黒がセカンドアタックから中村俊輔のスルーパスを受けて決めた一発がゴールがこの試合唯一の成果となりましたが、大きな手応えを得た成果だったのではないでしょうか。

そして先日のブラジル戦、ブラジルの爆発的であまりに精緻なアタックに翻弄される場面も多々あり、後ろに不安を抱えた中でギリシャ戦のような流れのあるカウンターの起点となるようなDFをするような余裕はありませんでした。そうなると当然、相手が待ちかまえた状態で崩しに掛からなければならない状態だった訳ですが、そこで責めあぐねることがなくなったというのが最大の進歩、前半加地のあの幻のゴールに至るまでの展開、ダイレクトプレーが数え切れないほど(7本かな?)繋がり、そしてそこに加地がダイナミックなランニングでダイナミズムを付随、緩やかなテンポから柳沢への楔で少しずつテンポアップし、小笠原のダイレクトスルーパスで一気にスピードアップ、完全にブラジルの注意を中に引きつけたところでの大外からのランニングにブラジルDF陣は誰も注意しておらず、またオフサイドトラップを掛けるタイミングさえ与えなかった。全てがパーフェクトでした。まあそのゴールはオフサイドとなってしまいましたが、日本代表ではここまでお目に掛かれないぐらい高質の崩しでありました(アーセナルみたいだった、アーセナルはもっとペナの近くでパススピード重視で一気にやっちゃうから又レベルは違うんだろうけど)その後もなかなか力関係からボールに触れない時間もありましたが、プレーの意識が非常に高く、そこに必要な受ける動き、裁く意識というのもあったわけでそういう部分ではこのパフォーマンスは充分満足できるものでした。後半ヒデがポジションを上げ、中盤での構成力が落ち、今まであったスムーズさが一気になくなったことは残念でしたが、その中で、日本の二人の逞しいジョカトーレがブラジル相手に奮戦、この二人のプレーにおける存在感は今までの日本代表にない、明確な軸というのを表すかのようなパフォーマンス。これらのプレーもあって、結局ゴールとしては偶発的な要素の高いものだったとしても、それがいくらコンディション的にフィットしなかったとはいえWC5回手にしている世界チャンピオン相手に出来たというのは素晴らしかったのかなと。勿論現実的に戦うとしたらこういうサッカーをすることはなかったでしょう。ただそこで真っ向勝負を挑むという意欲、そしてその成果としてのこういう結果というのは、本当に誇らしいし、日本の中盤とアタック陣の流動性と構成力はここまで出来るというのを示しすものだったのではないでしょうか。

結果としてのグループリーグ敗退をどう捉えるか。

難しい部分でしたが、結果としては前大会と同じくグループリーグ敗退と言うことで、結果が出せなかったことは残念でしたね。これに関して評論家の中でも様々な見解に分かれているようで、結構色々な取り上げ方がありますね。確かに抜けれなかったは反省すべき点ですし、2大会連続での敗退は憂慮すべき点なのは間違いないでしょう。まあブラジル戦に置いて「勝たなきゃいけない状態」となってしまったこと自体、結果的に引き分けに持ち込めたモノの現状の日本人のサッカーではブラジルに勝つにはもの凄い難しいことだっただけに、その状況に追い込まれないようにしなきゃいけなかったと言うことなんでしょう。ただ個人的に一つだけ思うことは、日韓で行われた大会と同じイメージでこの大会を捉えている気がするのです。そういう部分はもう過去の事で、意識を変えていく必要があるのではないでしょうか。当たり前だけど以前のように国内で戦えるという部分で既にアドバンテージは持っていない。気候・雰囲気・ピッチコンディション・サポーターの数など全てがホームと比べたらディスアドバンテージ。その中で同じ結果を求められたとしても難しいかなと。勿論どの大会でも突破して欲しいし、選手達もそれを強く意識して戦っていたと思いますが、現実を見て難しい事に変わりはないですし、その現状の中で何を見いだすのかというのかと言う方が大切なのかなと。僕はそういう意味では、この大会での内容、そして結果に関してもある程度満足しています。敗退は残念だけど、今大会の中で日本の最高の力を引き出せて、それをモデルケースとして持てたこと。そして、それでも勝てない世界において何が課題か見えた事というのは(修正出来るかどうか、差を縮められるかどうかは置いておいて)非常に尊い大会となり、大きな価値のある大会となったのかなと。
以前から書いているように、僕は自国開催はあくまでもイレギュラーなもので、スタンダードな評価基準となるモノではないと思っています。気候・生活基準・グループの構成(2002のグループリーグ、ロシア・ベルギー・チュニジアという相手でしたが、激烈な予選を勝ち抜いてきたチームとはいえあんなに楽なグループ分けはそうそうにあり得ないし、コンフェデに置いてもブラジル・カメルーン(偽物)・カナダもWCにおいてはあり得ない)など、アジアのチームにとってはよりシビアになっていると言うことを意識してモノを見ていく必要があるのかなと。
グループ分けに関して少し考えてみましょうか。きっとアジアのワールドカップ出場国はきっと4つ目のポッドに入るし、その中でトップシード(ブラジルとかアルゼンチンとかフランスとかイタリアとかドイツとか優勝国、それに違わぬ強豪国)から避けることは不可能、セカンドポッドには南米とヨーロッパでトップシードから漏れたチームが入ってくる(パラグアイとかポルトガル、チェコ辺りもこっちに入ってもおかしくない。ロシアとかベルギーもここかも)。そして三つ目はセカンドポッドに入れなかった国、そしてアフリカ・中南米の上位クラス、と言う感じになり、どちらにしてもアウトサイダーとして波乱を起こす側に回るわけです。だからこそ挑戦者の意識をより強く持ち、日韓で持っていた全てのアドバンテージを失った上でどこまで出来るのかというのを考えてモノを考えていく必要があるのではないでしょうか。勿論最初から腰が引けた状態で戦えと言うことではなく、意識としてある程度のリスペクトを持って戦うべきなのではないでしょうか。さしずめ、同じような条件だったフランス大会から日本がどれだけ前に進んでいるかと言うことを計る上では非常に興味深いモノになるでしょうし、コンフェデのような大会から考えれば、2003の大会よりレベルは高かったけど少しだけど今大会の成績・内容は上がっているから、それを本大会でどこまで発揮出来るか、と言うことになるのかなと。善戦じゃダメだ、勝たなきゃダメだってちょっと無邪気すぎるのでは?と個人的には思います。僕たちの国のサッカーは本当に強豪国とやっても勝たなきゃいけないレベルまで上がっているのか?と言うことで考えれば、どの監督であろうと個人的にはまだまだ10回やって2~3回勝てるレベルだと思う。だからこそ現実を捉え、一回一回しっかりと糧として、分析し、出来た部分には満足し更なる向上の努力をし、出来なかった部分ではどうしたらいいのかというのをしっかりと蓄積していっても悪いことではないのではないでしょうか。結果というのは純然たるモノですから、出れば満足、出なければ不満と言うことになりがちですが(ジーコが勝ちに行くという目標と定めて、出来なかったと言って批判するなんて結構最悪かな、個人的には)、そんなにうまく行く時期は過ぎたのかなと。日本のサッカーを評価する人に置いて、相対評価という部分は最も足りない部分なのでは?と思っています。世界のサッカーも常に前に進んでいるモノですし。シビアにみようと思ったらいくらでも見れる部分だし、それが必要だと思う部分もあるけど、それは度を超えると単なる雑音とわがままにしか見えない。冷静に全体を分析し、相対関係を加味した上でしっかりと批評していくことの方が大切なのではないでしょうか。>ねぇ、セル爺?
まあそこまで、自分たちの無限の可能性を信じることは格好いいと思いますけどね。でもそれじゃ日本は強くならない。

これからの1年間、すべき事、しなければならない事。

と言うことで後は先のことを簡単に。まずこの大会で掴んだ「ワールドチャレンジモード」の継続、そして拡散(サブメンバーへの浸透)。そして核となる選手がいなくでも、それほど変わらないレベルでサッカーが出来るようになる事なのかなと。まあ今までそんな事が出来た試しがないので期待薄ですが(試合に出てそれを体感した選手としていない選手達の差が著しいのがこのチームの大きな弱点)、本大会まで調整期間はそんなに取れないし、ヒデや俊輔が怪我する事だって(考えたくないけど)想定の中に入れておかないと。もちろん他の選手にしてもそうですが、やはりバックアップの層は異常に薄い。今大会では、ブラジル戦でサイドの二人がカードをもらって、先に進んでいたらアレックスと加地の出場停止という事になり、明らかにスクランブルな状態に陥っていただけに、バックアップの必要性というのはより強く感じた部分です。もちろんある程度は出来るかも知れませんが、同じくらいのレベルとコンビネーションを築き上げておきたいところです(期待薄だけどね)
そして後は競争力、そして新たな可能性のある選手の発掘。新聞にも出ていましたが、東アジア選手権、そして最終予選の消化試合であるイラン戦でその辺が試される(予定)だそうで、そういう意味では現状で代表に入っていない選手達にとってはラストチャンスかも知れませんね。このチームには良い意味で捉えればクラブチームですが、やはりプレーの中に甘さが出る部分が非常に多いだけに、後ろから尻を叩いて、又追い越して活性化して欲しいなと。まあこのチームの場合は最近はある程度崩れてきた部分もありますが、プライオリティの壁があり、またテストという部分では色々と難しい部分があるだけに(チームの作り方として一見さんお断り感がぷんぷんする)、こっちも期待薄ですが、一度ファミリーを解散し、フラットではないにしても新たな可能性を見据える必要性があるのは明らかです。勿論力として今の代表選手達は高いモノがありますが、選手の特徴でフィットする、しないというのはあると思いますし、そういう意味では新たなスタイルの変更と共に必要な選手、必要じゃなくなった選手というのをよりシビアに見ていく必要があるのではないでしょうか。
まあ一番手としてはやっぱりサイドですよね。兼任的な部分で中田浩二が勤めた事もありますが、両サイドに2枚ずつというのが理想かなと。少しずつこのチームのサッカーが変わってきた事もあって、回数的には多く、また突破型よりまずはフリーランニングを出来る選手というのはより活きてくるのかなと。シンプルにスペースを使う加地が現状でかなりフィットしてるように。勿論独力打開・ビルドアップの構築能力、そして守備力というのは当然ながら必要でしょうけど。左は特に沢山選手達にチャンスがある事を望む。駒野、服部公太、村井、山田暢&卓、相馬、隼磨、そして動虎(帰化 笑)
中盤に関してはボランチではシンジが戻ってきて、稲本・ヤット・中田浩二もこのままではいないと思うと勝手に競争意識というのは高まりそうですが、現状のサッカーならオフェンシブは枚数や特徴があっても絶対困らない。いるのに使われない本山含め、松井、藤田、二川、中村直、山瀬と言った選手達にもチャンスがあるといいなと。才能ベースのコンビネーションが軸となっている状態だから、現状では入れ替えは難しい部分もありますが、消耗も激しく、また違う特徴を持つ選手達が幅を広げてくれる事を期待したいですね。
後はセンターバック、ここも固定傾向が非常に強いので、新戦力の導入というと難しい部分があるのかなと感じますが、復帰組にプライオリティをぶっ壊すのを期待したいなと。佑二は勿論、マツ・茂庭と言った対人能力行けます系もチャンスはあってほしい。嫌いだけどトゥーリオ辺りも拙い部分はあるにしても能力は優秀だから状態が万全なら読んでも欲しい。
そして入れ替えというかシャッフルして欲しいのがFW。柳沢・大黒は既にはずせない。その中で、ギリシャ戦は良い動きを見せてキレが戻った玉ちゃんとこのスタイルになって、起用されなくなった鈴木、怪我の高原含めて、誰が柳沢の横にふさわしいのかを試していくべきだし、誰が中盤との相性がいいのか、そして誰がパスを呼び込みゴールが決めれるのか、と言うのを探っていくべきでしょうね。オフ・ザ・ボールを含めたムービングは既に基本性能として定められている部分ではあると思いますし、そうなるとシュートやコントロールを含めたボールタッチ、そして得点力(スペシャルアビリティ含め)かなと。現状で名前が挙がっていない中だと(上がってる中なら結果の残っている大黒は揺るぎない)第一候補は大久保、復帰出来れば久保は大黒の代わりにスーパーサブとして(大黒は先発)楽しみ、後はJで結果を残した選手という事になるかなと。まだまだ層は薄いですが、タイプが限られてしまうと難しい部分もありますしね。まあこの辺はわからない部分もありますけど、とにかく競争力の向上により、今以上のチャンスの数の増加、そして何より決定力を上げていく努力をして欲しいですね。

監督はうまくいったからと行って調子に乗らず更なる可能性を見いだす必要性があるのは明らか。勿論課題の修正も含めてやっていかないと、このままでは東アジア、ヒデ・俊輔・シンジ抜きならこけるよ?ここからが難しい部分。監督としてのセンスの発揮しどころかも知れませんね。てゆうか、もうここまで来たら任せるしかないんだから、頑張ってちょうだい。

と言う事で最後はグダグダになってしまいましたが、とりあえずコンフェデの日本代表に関してはこれでおしまいという事で。まあ色々と様々な事を書きましたが、大切なのはこれから。結果云々は別にして、ここで得たモノをいかに継続、そして修正し、より純度の高いチームにしていく必要性は明らかでしょう。まあ東アジアはグダグダになりそうな予感がしますけど、とにかくまずはJでいいパフォーマンス見せて!海外組は良く休んで、次の選択肢をしっかりと選んでね。と言う事で今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 26, 2005

ConfederationsCup 2005 SemiFinal!レポート上げました。

今日は本当は日本のコンフェデ総括をやろうとしてたのですが、まだまだまとまってなくてとりあえず先ほど行われていたコンフェデ準決勝の雑感をはてなに自由な感じ書いたので、それを今日の更新代わりに。

コンフェデ準決勝 ドイツ-ブラジル(僕の読書+日常記録)

良いゲームだったけど、余計なことは書かずに向こうをよろしかったご覧になって下さいな。深夜のゲームはこれから向こうに置くかも知れないっす。結構自由に書けるしまとめなくていいので楽なんで(笑)何のためのココログなんだとか言わない、重いし。

ということで今日はここまでっす。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 24, 2005

直面した難題、噴出する課題 -コンフェデ総括 Part1-

鉄は熱いうちに打てじゃないですけど、コンフェデレーションズカップで激闘を見せ、また「アジア必勝」モードから「ワールドチャレンジ」モードに華麗に化学変化(原因は謎のまま)を遂げた中で、課題として出たモノ、世界と戦う上で必要なモノ、そして世界に通じたモノ、結果としては得失点差でのグループリーグ敗退でしたが、結果以上に掴むモノはあったのかなと思います。と言うことで最近凝っている(笑)テーマ事に分けながら書いていこうかなと。

あと「一歩」を縮めるアプローチ、詰め切れなかった距離に「死」を見た日本。

この大会で日本が喫した4失点、どれもこれもとんでもないモノを喰らったなぁと思わされる様な凄いゴールだった訳ですが、特に気になったゴールはメキシコ戦の2失点目、右サイドから崩された訳でもないのに、点で合わされて失点に繋がったフォンセカのヘディングでのゴールです。展開としては軽やかなパス交換で攻撃を作ってくるメヒコが圧倒的にペースを握る中で、右サイドに流れてきたボルヘッティへペナの中に楔を打たれ、そこからサイドにサポートに入ってきたペレスを落とされ、加地との1vs1。加地の対応としては縦・中共に対応出来るように斜めにポジションを獲るように対応しましたがその中でボディフェイクを交えたフェイントの中で小さなスペースでノーモーションのような形でクロスが入り、それをアレックス・茶野で挟んだ物の身体を投げ出すようにフォンセカにヘッドで合わされ、これが素晴らしいコースに飛び、能活触れず失点、と言う形でしたね。サイドに開かれるまでの展開も素晴らしかったですが、やはりこのクロスを上げさせてしまったこと(二人で行きながら合わされてしまったことも大きな問題だったけど、ドイツ紙の報じた通りサイズの差はあったかな?ポジショニング、マーキングに大きな問題もあったにしても)にあると思います。勿論その後ギリシャ戦で4バックに代えて「隅を抑えるDF」を実践したことでなんとかその後こういう形での失点は防げた訳ですが、1vs1においてやられたことはやはり大きな課題として残りました。今回の場合はフィジカルと言うよりスキルと選択肢の多さにより、惑わされて自由を奪うまでに至らなかったと言うことが原因になった訳ですが、この辺の勇気というのがこれからこういう失点を防ぐための一つの指針となるのではないでしょうか。メヒコの選手達の多くは非常に基礎技術も優れていてサポートも豊富、細かいパスを正確に速くリズミカルに繋げることで、小さなスペースでも来たところでサポートをうまく使ってワンツーなどで抜け出されることも非常に巧みだった。その中でそういう部分にも気を回すことで詰め切れなかったというコメントにもある通り、そこでその「一歩」を詰めて、自由をプレーさせない判断が出来なかった。もちろんクローズドスキルに置いても高く、あのボディフェイクでうまくタイミングをズラし、ノーステップのようなクロスでも高い精度のボールが上がったことはメヒコがうまかったとも言える訳ですが、あそこで距離を詰め、クロスを上げさせない寄せというのがこれからのレベルには必要になると思い知らされたモノでありました。

対応策としては、一番良いのは個々のレベルアップによる対応力の向上、そして自信あるプレーでボールを獲るという自信を積み上げて、自信を持ってその「一歩」を寄せることが一番良い訳ですが、それはそうそう短期間(1年もそういう意味では短期間だよねぇ、まあこれはナショナルレベルでの差だから元々差がある部分だし)で改善出来る問題ではないのでちょっと現実的じゃないですね。そうなると複数で囲めるようなフォロー、そして行ってかわされても良いようなカバーを整えて上げることなのかなと。あの状態でもカバーが出来るような選手がいなかったこと。加地の逆からヒデもなんとか戻ってきてクロスに対して足を上げてカットを狙っていましたが、届かなかった訳で、そうなるとやはりDFライン内での出来事とすべきなのかも。ただイラン戦ではそのサポートがあったおかげで中に本職のCBがいなくて加地とヒデがハシェミアンにつくようなことになってしまった訳で、難しい部分でもありますけどね。でも昨日の試合で福西がDFラインに入ってクリアするような事もあったように中盤とうまく連動しながら守り、カバー出来る選手を作るなどして、1vs1における保険を作るという必要性もあるのかも知れませんね。でもやっぱり局面打開に置いてはしっかり止めないと後手になっちゃうもんですね。本当に今回のコンフェデで特に思い知らされました。ブラジル戦のロナウジーニョのゴールもアレックスが彼を見てパスコースを読むようなDFが出来ていたらと思いますし、後一歩前に出ていれば・・・・って感じでしたしね。でもその小さな距離が失点に繋がると言うことを学べた訳だから、これからより危機察知を鋭くしていく必要性と言う部分を、より突き詰めていって欲しいですね。

国際レベルで見えてきた戦い方、より自信の純度を高めたプレーを。

これははっきり言って僕の主観で書きます。というのは自分のプレーであったり、判断であったりと言ったモノにどれだけ自信を持っているのかという、形には表れにくいモノなので主観な要素だということを先に書いておきます。

ギリシャ戦、ブラジル戦と流れの中では非常に素晴らしい流れの中で、沢山のゴールチャンスを作りました。一つの楔から次の動きを感覚的に捉えてサポート、そして速いタッチでのシンプルなパス回しからギリシャ戦ではカウンター、ブラジル戦では整えられた状態を崩す形を作った訳ですが、その中でやはりこのチームの中でも選手達のレベルの差が出てしまう部分があったことが少し残念でした。特に気になった部分としては二つです。

1.個々の選手達で出来るサッカーが変わってしまうこと、ヒデがボランチから前に出たことでビルドアップ、そしてゲームメイクにおける自信レベルが落ち、ボールの流れが停滞したことで非常に流れていたボールの動きにが淀みがしまったこと。
2.そして良い流れの中で決定機まで生み出しているのにゴールが獲りきれなかった事。

まず1ですが、自分たちのイメージしているサッカーを少しずつ表現している中で、やはりヒデの広い視野から的確で自信の溢れたパスが起点になっていることは間違いないことだと思います。彼のプレーには間違いなく非常に自信に溢れていて、ボールを奪われない、彼のポリシーであるしっかりとボールを繋ぐ、そしてそのために必要な的確なタイミングでそこに必要なパスを通していく事が出来ていました。その自信のプレーがチームに流れを与え、シンプルな形からギリシャ戦ではカウンター、ブラジル戦では前半はダイレクトパスからの淀みない展開を呼び込みました。しかしこの試合の中で後半から戦術的な理由もあって中田浩二がボランチの位置に入り、ヒデが前に行ってよりゴールに近い位置でプレーしようとした狙いがありましたが、それは不可能でした(自動翻訳みたいな文だなぁ)ヒデが行っていた低い位置でボールを裁いていた役割を出来る選手がいなかったからです。勿論ヒデと同じようにとは思いませんが、顔を出していたところにしっかりとボールを通す自信がないのか、自重して作り直してしまう。もちろんこの位置でのミスは致命的で絶対に避けなければならない部分で、しかも相手にボールが渡ると恐ろしいまでのとんでもない個人技でどんどん突破に掛かられ失点の危険性があると言うことでより慎重に、失いたくないと言うような気持ちが強くなっていたのかも知れません。しかしその慎重な心が、コースが出来ていて良いタイミングで動きだしてもらいに来ている選手達にボールが渡らず、攻撃に置いてスイッチが入らない状況が続いてしまいました。結局業を煮やしたヒデが後ろに下がり自らがボールを裁くことで問題は解決されたわけですが、このプレーを見て非常に残念な気持ちになったのも事実です。日本の選手達は中田英寿や中村俊輔に限らず非常に技術的は高いモノがあり、この二人までとは言わないまでもそんなにレベルの差はないと思っています。しかしそのプレーに置いての確信レベルが低く、判断力が鈍ってプレーのタイミングを逃し、結果的にプレーが遅くなってしまうことが多かった。あの酷評されたメヒコ戦のドイツ紙の論評はそういう意図があったのかなぁと感じてしまい、あながち間違っていないのかなと感じました。勿論流れが良い時には素晴らしいプレーが出来ているのを知っているし、Jでも非常に質の高いプレーをしているのを知っているからこそ、その辺ではもっと出来るだろうと思ってしまいます。勿論ミスもあったしそういう部分では仕方ないこともあるわけですし、その中で自信を深めろと言われてもなぁと思う訳ですが、やはりそれは個の部分。しっかりとボールを繋げる自信をより高めて欲しいなと(中田浩二、アレックスなどは特に)。それとオフェンシブな部分でも判断力と言う要素で気になったのが、小笠原と玉ちゃん。判断の遅れと迷いが、プレーが遅くなる原因となり、ボールロストが多かったわけですが、彼らも全然能力的に劣っていない。でも迷いがあるのか、自分のやりたいことと違うのか、一瞬の躊躇がプレーに見られますし、そこで詰められてタイミングを失う様なシーンが多々あるだけに、そういう部分では改善していく必要性を感じました。自分の判断に自信を持ってプレーすれば、より良いプレー出来るのは既に証明済み。既に決定的な仕事も多くしている訳ですし、充分通用するだけの力はあるはず。だからこそより頭の中をクリアにしてクレバーにプレーしていって欲しいなと。

で2ですが、これは簡単。決定力の部分。大黒はやはり凄い自信に溢れているし、今のその自信がプレーに出ているのか非常に積極的でした。元々オフ・ザ・ボールの動きも全てゴールに向かうようなゴールへの意欲溢れる動きが特徴な訳で、余り変わらないと行ったら変わらないのでしょうが、結果的にゴールに繋がっていたわけで、本当に素晴らしいと言うしかありません。個人的には玉ちゃんにゴールが獲って欲しかったのですが(心配だったので、能力的に劣っていないのは明らかな訳で)そのチャンスを生かせず、そして今度は自信さえも失いプレーに迷いが出てミスが多発し、流れを切るような存在になってしまった。動きは悪くなかったのだからそれを継続して欲しかったのですが、やはり彼もあの試合に置いてかなり思い詰めてしまったのかも知れませんね。考えてみたらアジアカップでの玉ちゃんは自信に溢れていたのに・・・・リーグでの無得点も合わせてそういう部分ではゴールを奪う確信というのが持てず精神的にぶれてしまったのが原因なのかなと。ストライカーの最大の強みは自信によるゴールへの強い確信なのかもなぁと思うわけです。

まあ自信というのは非常に曖昧でぶれやすいモノだし、一つのきっかけで好転もし、空転もするモノですからそれを保つというのは難しいモノな訳ですが、やはりサッカーに置いて確信レベルを高めることで相手にもやはり伝わるモノも違うと思います。チームとしても攻撃に置いてはバーレーン戦、ギリシャ戦でうまくいった自信がブラジル戦である程度花開いたわけですし、段々見えてきた部分というのもあったと思いますそういう部分ではより個々でそういうレベルが高いモノになった時、日本代表のサッカーはより高いモノになっていくのではないでしょうか。勿論チームとしても個としても自信を失った時は空転する可能性はないとは言わないです。特にこういうチーム作りなので、明確なアウトラインがないだけに怖い部分はより高いモノがありますけどね。

次々襲ってくる守備ブロックへの課題。バイタルエリアのケアと切り替え。

でこれは、コンフェデ最大の宿題となりました。メヒコ戦、守備の破綻の遠因となったヒデのポジショニングバランス、そしてブラジル戦、バランスはそこまで悪いモノではなかったモノの王者の守から攻への切り替えの速さに餌食となったバイタルエリアのケアなど、このチームの懸念されていた守備のバランス、守り方などのシビアな部分です。メヒコ戦とブラジル戦ではやられ方に違いがあるとはいえ、やはりまだまだ切り替えという部分ではシビアな部分は欠けているのかなと。

まずメヒコ戦の方、攻撃に重きを置いたヒデのオリジナルポジションが非常に高く、そこで福西一人ではまかないきれない大きなスペースが出てきてしまった。茶野の積極的に前に出るプレーや俊輔・小笠原のカバーでなんとかまかなおうとしたモノの、中盤の構成力が高く、個のクローズドスキルと言う能力を兼ね備えたメヒコの前には付け焼き刃的な状態で後追いの状態は修正出来ず、そこを逃さずにナエルソン(シーニョ)のミドルという形で突かれてしましました。

元々ヒデ自体アタッカーで、しかもこの大会に置いてはアピールしたいという気持ちだったり、攻撃に置いて中村俊輔の不調による動きの悪さもあって、非常にアグレッシブに出たことが災いした形になってしまいました。又ジーコの指示による「俊輔がナエルソンにマークに付け」という部分がこの中盤の混乱の度合いを更に高めた形でカオスに陥ってしまいました。後追いの状況ではボール奪取力が世界レベルに置いては低い日本には難しいということを改めて感じたわけですが、これに関してはチーム内での話し合いでヒデのポジションバランスを後ろに下げ、ある程度後ろから出て行くという形で一応の解決を見たのかなと、ギリシャ戦ではこれが思っても見ないほど機能し、非常に上向きかと思われたのですが、これに更なる課題を植え付けられたのがブラジル戦でした。

この試合、中盤の構成力の高さでは日本も非常に素晴らしいモノがあり、かなり高いレベルでのモノを示せていたのは事実です。しかし、王国は個人技だけのチームではありませんでした。前が空けばどんどん突っかけ、アプローチに来たら簡単に裁く、その判断の正確さに翻弄され、DFラインはその恐怖に完全に受けに回るざるを得なくなってしまう。その中でブラジルが誇る二人のクラック、ロナウジーニョとカカのポジション撮りと二人の関係性が日本の危うい中盤を含めた守備ブロックをカオスに導きました。二人の関係は縦の関係。一人が引きつけ、一人がそのアプローチに来た事で生じるスペースへ、そこに付随されるのが世界最高峰のテクニック。ボールが獲れないから助太刀に行くけど、それが裏目に出て、カカはより自由にボランチとCDFの間で「浮いた」形になる。結局カカ自身のコンディションの悪さ、福西の素晴らしい粘りがなんとか結果には繋がらせなかったモノの、ポジションのバランスが良くても崩されるという大きな課題を残してしましました。これは勿論ボランチのせいだけではなく、CDFがこぼれたところをケアしなきゃいけないわけですが、アドリアーノ・ロビーニョというここにもいる世界最高峰の怖さを持つアタッカーの対応に精一杯で手が空かない。結局解決策を見いだすことは出来ませんでした。

これに関しては相手がブラジルだからと言うのはありますが、やはりこれも問題。今まではリトリートして、ボランチもそれに合わせて引いてバイタルを消してアジアで勝ってきたわけですが、方針転換から前に出て奪いに行くDFに変わりました。しかし、ボールが獲りきれず、こぼれてきたところをどうするかというのははっきり言って全く手が着いておらず、福西のファイトオーバー以外に手はありませんでした。DFラインが低く形態上だけでなく精神的にも押し下げられてしまい、ほとんど主導権を獲れない中でカバー城前に出ろと言うのは酷ですが、やはりそれが出来ないのなら守備のやり方に置いては再考の余地はあるのかなという感じがします。しかし攻撃においての中盤でのチェックによるボールカットからのヒデの判断を活かした攻撃構築がリズムを生み出していることも又事実。それは捨てて欲しくない。ただ、これでは世界レベルでは蜂の巣になる可能性もある。困った・・・・・・。無い物ねだりのようですが、少し対応を考えてみました。

1.トルシエ2002風のゾーンプレス度を高め、フォアチェックからの猛チェックを思い出し再現、ラインDFも含めて、コンパクトな陣形を保つことでバイタルを消す。
2.ヒデをボランチで起用するのを諦め(=美しい中盤構築を諦めて俊輔・ヒデの個人能力に頼る形で特化)、今野や中田浩二と言った守備力の高い選手を福西と組ませることで中盤の役割分担をより守備的な要素で分担してバイタルをケアする。
3.ヒデはそのままで、カバー型のツネとマコのコンビから前に出てこぼれてきたのを止める積極的なDFを得意とする佑二とマツのコンビに代えて、この二人の能力に頼る形でバイタルを潰す。その代わりにそのケアに加地・中田浩二(アレックスはダメかも)に中のカバーをさせる事で後手に回るのを防ぐ。前は変わらず同じやり方でやる。

と言う感じでしょうか。まあ現実的にジーコがトルシエと同じ事は出来ないでしょうし、やることもないと思うので、ちょっと現実的ではないですね。ただこれも選択肢の一つにあっても良いかなと。やってきている選手は多いわけだし。2に関しては可能性はあると思う。これが一番現実的かも知れない。ブラジル戦後半もこの形で守備は修正されましたから。ただ、これによって出た弊害は上の通り。又攻撃に置いては閉塞感の伴うモノとなりかねず、俊輔・ヒデ(シンジ・小笠原も含めて)の調子が悪ければもろとも沈むことになりかねない(まあそれはどのプランでも一緒かも)個人的には3をやって欲しいなと。まあマリな自分としてはそういうのを見慣れているというのもあるのですが、簡単に言えばギャンブル風味のアプローチディフェンスをこなせるだけの個人能力でこぼれてきたのを何とかするしかないのかなと、このチームに置いては。基本でもあるサイドバックとの連動でズラしてカバーにはいることでリスクは軽減出来るはずだし、そういう部分が出来れば十分に出来るのかなと。まあツネを外すこと自体現実的ではないですが、やはり柔軟に対応するにはカバーも鬼、前にでも鬼、たまにオーバーラップして組織破綻に導くこともあるけれど、オールラウンドDF松田直樹の能力は捨てたもんじゃないのになぁと思う大会でもありました。佑二は言わずもがな。

まあ冗談(半分本気だけど)は置いておいて、チームにおける意識の改善をより進めていく必要があるのも事実です。この大会では随分減りましたが、ボールロストの後にジョギングで帰ってくる日本代表戦の姿、多かったですよね。前任のフィリップ・トルシエ氏ならきっと真っ赤な顔して山本さんに交代用紙に「アイツ!下ゲル!山本!○○準備サセロ!」と指示をしていることでしょう。まあヒデが帰ってきて前からの守備をある程度原則化した(縛り付けない程度に)事でそれなりに攻→守の切り替えは速くなりましたが、依然として緩い部分は否めない。もちろんトルシエの時のように猛チェックでショートカウンターやれとは言いませんが、奪われたボールを自分で奪い返す、速攻を許さないためにも一発目のアプローチをしっかり行くなどと言う意識で少しは改善される要素はあるのではないでしょうか。ディレイすることで解決する問題ではないと思いますが、戻る時間を作ることで体力的にも大きなモノだと思うし、それを長い時間やるためにもその辺は頑張って欲しいなと。まあそれを主な目的にするDFWになってほしいとは露とも思いませんけどね(毒)まあそういう意識ヲタかめていくことでより戦う集団になり、高質な攻撃構築を持ったまま守備の出来るソリッドなチームになっていくのではないでしょうか。

まあ上の二つは自信レベルの要素というのが気になったわけですが、実はまだあるんですよ(苦笑)通用した部分や良かった部分というのはまだ書いていないし、必要な部分ももう少し書きたいし、なので2回に分けることにしました。てゆうかユースのやつは鮮度落ちちゃうなぁ。まあいいけど。熊続投で「田嶋○ね。」と思って呆れモードだし。才能が死んでいく・・・。と言うことで今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 23, 2005

王者への挑戦、渡り合った成果@ConfederationsCup 2005 vsブラジル

確かに決勝トーナメントに進めないことは残念だと思う。でも、褒めて上げませんか?セル爺。レベルの差はあったって、明らかに。相手は世界チャンピオンだよ?それに対して勇敢に勝ちに行って、結果として引き分けだとしても充分満足出来る結果だと思うよ、冷静に見た限りでは。まだまだ日本はそんな位置のチームだと思うし、こういう試合をしたとしても、ヨーロッパでのWCではアウトサイダーに並べられるんだから。まあ達観するつもりもないし、確かに大金星の可能性もあった訳だから、欲張りたくなるのもわかるけど、ここまで本気にさせて、なおかつ結果を出せた(本当に欲しい結果ではなかったとしても)訳だから、そんなときぐらい褒めて上げて欲しいな。個人的には前半のあの劣勢を見たら良く追いついたと思うし。

FIFA Confederations Cup Germany 2005
Group B Japan 2-2 Brazil @ Koln
Japan:27'S.Nakamura 88'M.Oguro Brazil:10'Robinho 32'Ronaldinho

FIFA Official

日本スタメン:GK川口能活"神の片鱗"、DF加地亮"前半カジーニョ、後半加地さん"、田中誠、宮本恒靖、三都主アレサンドロ、MF中田英寿"ジョカトーレ"、福西崇史、小笠原満男(→46'中田浩二)、中村俊輔"天才爆発"、FW柳沢敦(→73'鈴木隆行)、玉田圭司(→46'大黒将志"大黒様")
ブラジルスタメン:GKマルコス、DFシシーニョ、ルッシオ、フアン、レオ、MFジウベルト・シウバ、ゼ・ロベルト(→78'エドゥ)、カカ(→62'レナト)、ロナウジーニョ、FWロビーニョ”ニュークラック”、アドリアーノ(→62'ジュリオ・パプティスタ)

序盤からほとんどボールを失う感じのしないブラジルのスタート、しかし日本もボールを持てば、ほとんどがダイレクトでボールを回すという恐ろしいほどのハイテンポなパス回しでブラジルを揺さぶる。アタッキングエリアでのブラジルの仕掛けは恐ろしいほどの怖さを兼ね備えており、相手DFを収縮させ、大外で数的優位を作る形は相手ながら見事と言うほかない。しかし日本も前述した通りのダイレクトプレーから(ヒデ→俊輔→ヒデ→小笠原→俊輔→柳沢→小笠原と繋いだ恐ろしい位素敵な攻撃構築)小笠原が前を向いた状態でそれをダイレクトスルーパス、大外を回ってラインをかいくぐった(感のあったとすべきなんでしょうね、判定で。まあ新ルールがネガティブに出た。身体の一部でもオフサイド)加地がダイヤゴナルにカットイン、マルコスとの制し1vs1を冷静に流し込んで、なんと日本が美しすぎる形で先制!と書きたいところですが、オフサイド。非常に流れのあるダイレクトプレーとダイナミックなランニングが噛み合った美しいプレーでした。しかしこれで目の覚めたブラジルは、CKのセカンドボールで俊輔→加地へと浮き球を繋ごうとしたところでロナウジーニョがカット、大きく広がったスペースをロナウジーニョが高速ドリブルで突き進み2vs2の数的同数のカウンター、ここで併走していたロビーニョがロナウジーニョを回り込むようにフリーランニングして局面的に2vs1を作り出し、ロナウジーニョもそれに応えて素晴らしいラストパス、ロビーニョはきっちりと能活の股を抜き今度こそ先制点となった。俊輔のミスから、アタックに行けない状態に陥って(まあ行っても良かったんだろうけど、多分あっさりかわされただろうし)ロビーニョに対してアレックスが付ききれずに、難なくやられてしまった形となりました。この後もブラジルは自由自在の攻撃を繰り出し、ボランチとDFラインに開くギャップを効果的に使い、DFラインを丸裸にした状態でアタックしてくる。この試合余り良くなかったカカもその辺を理解してしっかりとこのスペースを活用する(シシーニョの精度の高いフィードからカカに抜け出されてそれを見事なコントロールからニアに打ち込まれてポスト、そのセカンドボールをロナウジーニョが反応して勢いよく打ち込まれるが能活が左手で反応し上にはじき出した)。日本としては対応策が見つからず苦しい。日本もボールを持てば、少ないタッチを主にした速いリズムのパス回しを継続して良い形でプレーして渡り合い(プレスの弱さはあるけど、簡単に言えばつききれない速さもあるのかも知れない)、玉ちゃんの仕掛けで得た左サイドのFKから小笠原の鋭いインスイングのキックに柳沢が手前でバックヘッドで流して角度を変えるとこれがバー直撃、宮本も詰めるが合わせきれずにゴールならずと言った決定機も作り出す。脅威の差は歴然、ラインを上げれず、受けに回ってしまい、異常なまでの個人技と小気味良いグループでの突破でちんちんに振り回される状態は改善出来ない。
そんな中でセットプレーからクイックスタートでヒデ→福西→俊輔と繋がり、フリーで受けた俊輔が前が空いた瞬間、距離はあったがミドルを狙うと、とんでもないシュートが飛び、これがマルコスを破って同点。ワールドクラスで日本じゃ稲本かヒデしか打たないような凄いシュート。たまに見せるけど大体枠に飛ばない事が多かったのですが、素晴らしいスピードとコースに飛んだスーパーシュートでした。しかしその喜びも長く続かない。ロナウジーニョから再三使われているボランチの裏に空いたスペースに顔を出したカカへ通されると、これをカカがシンプルに左に流れたロビーニョへ、ロビーニョは縦へ突破、クイックネス溢れたドリブルワークに振り切られ中に流し込まれるとFWがCDFを押し込んだことでファーまで届き、そこに飛び込んだロナウジーニョがアレックスのつききれなかった隙を逃さずにきっちりと決められてまたもブラジルが前に出る。ロビーニョのクイックネス、前に入ったアドリアーノとカカが入ってきてラインを押し下げる事を逆手に取ったパス、そしてアレックスのロナウジーニョに対しての警戒の薄さを突いた形での素晴らしいゴールでした。この後リスクを冒さずにポゼッションを重視しながら攻めてくるブラジルに対して、なかなかボールを取れない日本は当たり前だけどボールに触ることさえままならず、ブラジルのパス回しに翻弄され、そのリズムのまま前半終了。1-2で折り返す。

後半、中盤でのバイタルを使われまくるバランスの悪さを修正するために、良いプレーと悪いプレーと差の大きかった小笠原に代えて中田浩二(ヒデを前に出す形)、そして良い突破はあったモノのフィニッシュに絡めず、ミスの多かった玉ちゃんに代えて大黒を投入して修正しもう一度体勢を立て直す。前半と比べてリズムを抑えて、ギアを2段ぐらい落とした省エネサッカーに移行したブラジルに対して、この修正が功を奏し守備のバランスは良くなった事で、それなりにボール奪取力も上がり、日本にリズムが出る。後半開始直後、大黒が楔を受けると、2トップのコンビネーションでラインの裏を取り、柳沢がマルコスとの1vs1、マルコスの良い飛び出しもあって抜くことは出来なかったがいきなり決定機を作り出した(大黒は多少粗いところがあるが、前で精力的に動き回り、マーカーであるルッシオのペースを乱していた)そして今度は右サイドで福西からの縦パスをうまく呼び込んだその大黒がうまくCDFとSDFのギャップを突いて突破、コースを切られながらも中に流し込むと柳沢と共に詰めていた俊輔がそのボールに反応して、スライディングで流し込む!マルコスを抜きゴールと思われたが、シシーニョがゴール前でカバー。決定的だったが決めきれない。この後もブラジルの機を見た鋭いカウンターに脅かされながらも、どんどん前に出て積極的に仕掛ける。ヒデがボランチの位置ではなくなったため、ボランチの位置でゲームが作れず修正によるネガティブな部分が出るが、それを助けるようにヒデが下がってボールを受け、輝きを増す俊輔へ良い状態で預け、俊輔もそれに応えて彼の特徴でもある技術力を活かして前を向いて高い位置で仕事をすると言った善循環を作り出す。この試合通じてに二人の逞しさと存在感は恐ろしいまでに大きかった。しかし、その好リズムの中でミスもあり、ブラジルを突き崩すまでには至らず、良い流れがあってもゴールネットを揺らすようなチャンスが出来ない(右深い位置から加地→俊輔→福西とスムーズにボールが流れて、福西ミドル!は惜しかった)逆にセットプレーが肝を冷やすようなピンチがあるなど、(ニアで流す形から詰めてきたフアンが近距離でダイナマイトシュート、能活顔面ブロックで凌ぐ、その後のこぼれをツネがなんとかカバー&クリア、その後もルッシオの頭二つ抜け出すようなニアでのヘッド、シュートはヒットせず枠を逸れるが怖いシーンだった)いつまでたっても恐怖感が抜けない。日本は疲れの見えた柳沢に代えて鈴木を投入するが、スペースメイクもランニングも出来ない鈴木はこのチームでは活きず、結局効果的な働きは出来ず、停滞した流れを打破するに至らない。しかしそれでも勝負を諦めずにアグレッシブに戦う日本は、終了間際ヒデがクロスボールのこぼれ球を中央で拾うと、仕掛けたところでペナルティアークでファールをもらう。これを俊輔が直接狙いマルコス棒立ちにさせ決まったかと思われたが、このシュートはポスト、しかしそのリフレクションをしっかりと狙っていた大黒が強烈にボレーで叩いてマルコスの手を弾いて同点弾!俊輔のFKも素晴らしかったし、そこにしっかりと反応していたストライカーらしい大黒の感覚と決定力が生きたゴールでした。しかし、グループ抜けのためには後一点が必要。ブラジルもしっかりと時間を使ってくる基本は忘れず時間を使われながらも、最後の攻撃。右サイドから浅い位置からの福西のハイクロスでうまく出し抜くと大外から大黒・ヒデがそのボールに反応し、大黒が角度がないながらニアにヘッド!しかしこれをマルコスに弾き出され、こぼれに反応しもう一度狙うがボールデッドとジャッジされてジ・エンド。非常に激しくトランジッションの速いゲームの末、ドローという結果は得たモノの今大会敗退も同時に決まってしまいました。

まあ色々な考え方を呼ぶ試合になりましたね。確かにグループリーグ突破は出来なかったことを考えたら残念な部分でしたが、フィジカルフィットネスが余り整っていなかったり、後半はギアを落とされていたとはいえ、世界チャンピオンのブラジル相手にここまで追いつめたこと。そして能動的なチャレンジの末に結果を引き寄せる逞しさを見せたこと。そしてこの舞台でこういう素晴らしい相手に対してパスサッカーで渡り合えたことには結果以上の大きな価値が合ったのかなとも思えます。まあ結果的にはメヒコ戦の負け、ギリシャ戦での決定機を数々逃して得失点差を稼げなかった事などが響いた訳ですが、それは後の祭りなのかなと。まあ事実としてメヒコ・ブラジルを超えるモノがなかったのも確かなだけに、この敗退は妥当なモノかなとも感じます。それでもこのゲームに関しては素晴らしいゲームで、結果だけがついてこなかったと言うことではないでしょうか。僕はこれが今の日本の精一杯だと思うし、それでもここまで出来たことが素晴らしいことだと選手達を褒めてあげたいなと。では簡単にまとめて。

ブラジルの技術と巧緻なアタックに分断された守備ブロック、理想と現実の間で。

ミスからの2失点と言うことになってしまった訳ですが、多くのアタックの中でピンチの遠因となったのはボランチのフィルターが効かずに、いくら調子が優れないとはいえ世界最高峰のアタッカー達を迎えたDFラインが彼らを丸裸で迎える状態になってしまったこと。本当に大きな負担が掛かってしまったのかなと。チームの狙いとしては前からDFをし、その前の段階で奪うと言うことを考えていたのでしょうが、そこで奪いきれず、奪いに行くために前に出たことで生じるスペースを使われるというもどかしい展開に陥ってしまった。攻撃に置いて善循環だったけど、守備においては悪循環が続いていたと言わざるを得ないです。カカという選手自体、その道の天才というような選手で、そこを逃さずにきっちりとボールを送れる技術と意識がブラジルというチームにあったと言うことで防ぐのは難しかったのかなと。しかしさすがに放置しては何本もやられる可能性があっただけにどのように対応するか、大きな問題が出てきてしまいました。バイタルを警戒するためにDFラインの誰かが前に出て潰したいところだし、ラインをプッシュアップして消したいところだけど、その前にはアドリアーノとロビーニョという怖い選手がいてそのフォローに回る手がない状態。その中で結局そこをカバーする策は見あたらなかったのが現実。攻撃に置いて善循環をもたらしていた中田英寿を後ろに貼り付けては前のリズムは生まれない。今日のようなリズムある攻撃をするためのヒデの力は必要なだけに、後ろをケアするための手法を見いだす必要性というのを改めて感じました。
後半、中田浩二を投入してボランチを二枚にして、その不安要素への手当とも言えるべき施術をした訳ですが、その効果もあって(ブラジルはギアを落として、攻めに掛かる迫力自体は少し落ちた部分もあるけど)ボランチの所で奪えるようになってきた(ヒデ・俊輔の手助けもあったことは忘れちゃいけない部分だろうけど)しかしその分ヒデの不在はビルドアップの部分で顕著に出てしまう。結局ヒデが後ろに下がってゲームメイクを優先する形で解決することになった訳ですが、ヒデがボランチにいるときよりボールの動きはスムーズさは欠いたし、ターゲットが一枚減ったと言うことで攻撃の幅は狭くなっていたのは明白。これを解決するためには個々のレベルアップによるビルドアップする力の向上、リスクのあるパスを通して攻撃を作っていく自信を積み上げていくしかないのかなと。それが不可能であれば、ヒデを自由に動かしながらもバランスを保って守れる手法を考えていくか、二つに一つです。正直ヒデがボランチにいればボールは回る。小笠原と俊輔のバランスも良いし(ブラジルと同じようなコンセプトを感じた、縦の関係性)、小笠原のシンプルなプレーも機能しているだけに、この形は継続したい。ただ日本というチームが、世界の中で相対的に見たときに力の劣る存在としてしっかりと守る現実的な要素も求められるだけに、これは大きな宿題として残されましたね。これは例えシンジに変わったとしても同じかなと。

存在の大きさを感じた”ジョカトーレ”。改めて大きな可能性を示した二人

ただ、この試合でここまで不安要素を抱えながらも勇敢に戦い、そして大善戦とも言うべき良い試合が理由は、中田英寿・中村俊輔というイタリアで大きな経験を積み、例え相手がブラジルでもしっかりと対等に渡り合える個の存在があった事じゃないかと思います。勿論他の選手達も局面局面で戦い、なんとか粘って頑張ったことも大きな要因ではあるのですが、やはりその中で頼れる存在として日本の中でよりどころとなった部分は明らかだと思います。ヒデに関してはバーレーン戦から質の高いプレーで大きな存在感を示していて、元々こういう状態の時に頼れる存在として世界と対等に渡り合えるインテリジェンスと精度の高いプレーでチームを支えてくれていた訳ですが、それはブラジル相手でもしっかりと見せてくれました。的確に正確に、そして通して欲しい所にきっちりと通して攻撃のリズムを作り、そしてコンタクトから逃げずにボールを奪い返す力がこのチームの屋台骨として支える大きな核となってしましたね。そして結果こそ残していたけど、まだまだヒデほどの存在感は締めていなかった感じだった俊輔が、この試合で攻撃的な要素で輝いた事。結果を残したミドルシュートだったりFKもそうですが、その才能が爆発して世界を相手にしても見劣りすることのないプレーで攻撃にアクセントとなったことで、チームにもう一つの核が出来ていたような雰囲気を感じました。またそれだけでなく、イタリアで培った守備の逞しさだったり読みによるボール奪取の手助けでの貢献、そして技術の高さで前に向いてお膳立てする能力が最大限に生きた試合でもありました。正直個の試合の出だしはミスもあって良くありませんでしたし、その時はヒデも俊輔より小笠原を優先的に使ってダイレクトの仕掛けを重点的にやっていましたが、ヒデは俊輔が良くなってからは尊重して使うようになっていき、その中でヒデの信頼に俊輔が応えたという形かも知れませんね。そのラインがうまく繋がったことで、相手が余り出てこずしっかり整えて状態で待ちかまえられている中で崩していく必要性がある状態でも、攻撃がある程度機能したのかなと。まあ結果として残ったのは、彼の飛び道具とも言えるモノでしたが、そこに至るまでの過程で二人の力は非常に偉大でした。チームとしても二人の経験は非常に尊いものだったし、この良いモノがより広がったら良いなと思ったりしました。ヒデに関してはきっとこのままやってくれるだろうけど、俊輔に関してはまだまだムラがあるので、これがスタンダードになった時より逞しい日本になる時なのかも知れませんね。

では選手評。
川口能活(ジュビロ)→失点に関してはノーチャンス。そのほかに神セーブがあったのだから、責めることは出来ない。でも恐ろしい能活が戻ってきたし、黄色いシャツを見ると集中力が高まることを思い出したようで、後半は鋭いシュートを何本も止めていた。出来れば前半に思い出して欲しかったなぁ。

加地亮(FC東京)→最初の決定機は素晴らしいランニングからのシュートと最高の出来。抜群のタイミングでオフサイドは違うと思うけど新ルールなんだと思う、残念。その後も仕掛けレベルで対面のレオをかわすなど良いシーンはあったし、攻撃面に置いては良い出来だった。しかし守備に置いては難しい部分に直面し、苦しい要素が非常に多かった。局面的に2vs1を作られたり、個の勝負に置いても劣勢。仕方ない部分はあるにしても収縮から展開という形にもう少し対応する必要はあるかも知れない。軽率なミスの改善(能活の怒りを買った)、ビルドアップの積極性に向上の余地あり。でも彼にとっては素晴らしい大会になった。

田中誠(ジュビロ)→まあ個に置いて劣勢となってしまったのは仕方ないが、先に下がると言う形が悪い状態に拍車を掛けてしまったのも事実。粘って対応して2点に凌いだとも言えるけど、どこかでチャレンジする勇気だったり、個に置いてボールを取りきる形というのが欲しい。ツネと連動してのラインのプッシュアップも。

宮本恒靖(ガンバ)→危険なシーンでのスーパーカバーや柳沢のヘッドを押し込むチャンスなど様々なシーンに顔を出して目立ったが、個ではやはり劣勢。まあ相手が相手なだけに仕方ないけど、やはりラインの設定とチャレンジする勇気。勿論かわされてもダメな訳だけど、受け身な守備では苦しい。

アレックス(レッズ)→カード・・・・・。内容も良くない。裁くシーンでの判断の遅さ、持ちすぎの部分であったり、人についていけないシーンだったり、とうーんと首をひねりざるを得ない出来。攻撃的な性格の選手なのにビルドアップでも余り貢献出来ない、もう少し上げてこないと・・・・・。母国への恩返しどころか穴となってアシストの存在となってしまった。

中田英寿(フィオレンティーナ)→上に書いた通り希代の存在感。日本のポゼッションは彼なくして語れない。タイミングと精度抜群の楔から生み出されるリズムは善戦の大きな要素となった。ただ守備においてのバランスの破綻の遠因にも。難しい部分であるがチーム全体で考えなければいけない部分かも。前目でも同じ仕事をするならボランチの方が前に厚みを持たせる意味でも良いのだろうけど、守備のバランスが・・・・と考えると難しい課題か。まあ相手がブラジルだから、決して今日のバランスは悪くないのに目立ってしまうと言う部分もあるにしても・・・・・。ヒデ自身はどう思うのだろう?

福西崇史(ジュビロ)→非常に局面で戦い、またポゼッションを支える一人としても貢献度は高い。細やかな精神とセンスはこういうチームでは活きる。ただミスもあったし、無駄もあるだけに、その辺が課題か。ミドルシュート惜しかった。今日はどちらかと言えば守備専にならざるを得なかった。

小笠原満男(鹿島)→本当にイタリア行って欲しい。確かにリスクはあるかも知れないけど、逞しい存在になるためには鹿島ではこれ以上の成長は難しい。良い動きは出来ているし、良いプレーもしているけど、一つ一つのプレーのブレ、ロストのシーンも多々。守備に置いても感覚的な要素では慣れという部分かも知れない。厳しい中で戦うことでよりプレーの精度も高まるだろうし・・・・・。まあ前半で代えられるような出来ではなかったが、チームの中では良いとは言い切れないだけに仕方なかったか。

中村俊輔(レッジーナ)→本当にイタリアでの経験が身に付いていると改めて感じた。そういうのがわからない状態ではあったが、今日のスーパーパフォーマンスはそうとしか言いようがつかない。ミスもあり失点の原因ともなったが、得点でカバー、そしてFKで+と天賦の才は強い相手を前に輝いた。ヒデと共に攻撃構築の核となり、チャンスを数多く生み出したし、フィニッシュにも絡んだりと非常に精力的にプレー。アイデアも豊富で、精度も伴うと今日は確実にMOMにふさわしい活躍だった。守備でも読みだったり、うまく助太刀に出たりと良いプレーで貢献度は高く、これを継続していけば、本当にトップレベルでもやっていける。コンフェデ男。一番喜んでるのはフォーティちゃんかも知れないね。移籍金上がりそう。

柳沢敦(メッシーナ)→疲労の色濃く、動きに置いては余りここまでのようなキレはなかったし、90分はもたなかった。しかし、相変わらずのスペースメイクとダイレクトプレーで攻撃の一端を担い、また決定機にも顔を出し、個のチームでは不可欠な存在。バックヘッドは素晴らしい得点感覚。1vs1シーンは決めたかったけど、マルコスの飛び出しも良かった。こういうポゼッションサッカーの中でこの天性の動きとセンスは必要な存在だと不在の中で改めて浮き彫りに。

玉田圭司(レイソル)→再びのチャンスは生かせず。良い突破からFKの奪取以外は余り目立たず、逆に軽率なプレーでロストが多く、せっかく奪ったボールを失ってしまうと言う形で、前半のみの交代も残念ながら妥当な出来。より幅広く動きたかったが・・・・。

中田浩二(マルセイユ)→中盤バランスが崩れた中で、うまく福西とバランスを取ってボール奪取のポイントを作った。前にも顔を出し、効果的な働きこそなかったが積極的に動き、非常に精力的にプレーした。しかし、ビルドアップのパス含めて組み立てには不満な出来。ポテンシャル的には出来ないはずはないし、物足りなかった。楔のパススピードをより速く積極的に。アレックスの不出来を考えるとサイドバックでも。

大黒将志(ガンバ)→またもゴール!ストライカーらしさを出してしっかりとこぼれ球に反応。大きなゴールだった。ボールコントロールの荒さも出てしまったが、それ以上に積極的な動きでボールを引き出しチャンスも生み出すなど実効的要素は高く、充分成果を見せた。最後のチャンスは決めたかったがそこまで神には受け入れられず。上り詰めた感あり。日本国民の多くは1stプライオリティを望んでいる。

鈴木隆行(鹿島)→酷だが、このチームでは持ち味は活きそうにない。効果的な働きは出来ず。s.v.

とにかくお疲れ様と言いたいです。欧州組は良く休んで、そして国内組はコンディション崩さずこの経験をリーグに反映させて、より活性化させて欲しいなと。てゆうかメヒコドーピング?もう2試合棚ぼたでも出来たらいいな?FIFA!てゆうかブラッター!お願い!アルゼンチンとドイツと試合させて?と言うことでここまでです。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

June 22, 2005

Experience and the value that kept on fighting for 90 minutes@WY Round of 16 vsモロッコ

ロスタイムの悲劇、と言う感じだったけど、既に用意されていたシナリオのようでもありましたね。日本に反撃するだけの力は無く(自爆的に力を削いだ)、追いつめられ、そしてそこで出てしまったミス・・・・。でも、僕はこれで良いと思うんです。もしかして、大熊監督や田嶋さんは前半抑えて後半、そして延長で勝負出来れば・・・、なんて言う消極的な後悔が残っているかも知れないけど、90分間真正面からぶつかって、90分分の真剣勝負の経験を得れた。しかも、選手達が監督から離れ、自分たちで考えて自立して積極的にプレーしたのだから。確かに負けてしまったけど、それはそれで仕方ない。勝負事だからね。とにかく最後に試合は良い試合だったと思います。お疲れ様。では簡単に。

FIFA World Youth Championship Netherland 2005
Round of 16 Japan 0-1 Morocco @ Enschede
Morocco:90'+2'M.Iajour

FIFA Official

日本スタメン:GK西川周作、DF中村北斗、柳楽智和、増嶋竜也(→90'+3'森本貴幸)、水本裕貴、MF梶山陽平、小林祐三、カレン・ロバート、水野晃樹(→72'兵藤慎剛)、家長昭博(→60'前田俊介)FW平山相太

序盤からモロッコの巧みで柔軟な身体の使い方を活かしたキープなどに苦しみ、なかなかボールに触れることさえ許されず、苦しい試合の入り方になってしまった。しかしそこでしっかりとゴールを守り、人に付くと言うことを実践して凌ぎきると、少しずつ落ち着きを取り戻して、自立してやり始めてきた一つである梶山を中心に据えたボールポゼッションから水野・家長が良い形で前を向いて仕掛けるという形が少しずつ形となり始める。家長は少しリズムがあってしまったのか、つっつかれるシーンもあったがそれでもスラローム系のドリブルは健在で水野は多少個人では難しい部分もあったがタイミングの虚をついたドリブルや、様々なところに顔を出すことで攪乱。そういう部分では彼らの経験が非常に活きていました。また前からカレン・水野・家長とフォアチェックに奔走することで、相手の攻撃の勢いを削ぎ、またセカンドボールを拾うことでリズムはより一層良くなり、カレンがセカンドアタックからワンツーで受けてミドルシュートがポストなどと言うシーンはそれを象徴するモノでした(カレン惜しかった!その積極性、◎)。その後もセットの流れからこぼれてきたボールをカレンの狙ったシュートがDFに当たってポストに当たるなど本当に得点まで後少しの所だったが、そこでゴールネットを揺することは出来ずに、前半を0-0で終える。

後半、少しずつ運動量が落ちてきて、中盤でのボールの奪い合いが続くが、その中で獲ってから早くサイドを狙う意図がよく見え、カレンとポジションを変えてジェフで良くやっている右サイドに位置した水野が飛びだしたりしてファールを誘ったり、積極的にミドルを狙うなど積極性がかいま見える。しかし、なかなか膠着状態は拭えず、ここで大熊監督は家長から前田へスイッチ。しかし、サイドMFではなかなか存在感の示せない前田はなかなかゲームに乗れずに難しい部分も。しかしアタッキングエリアでボールを持つと柔らかいボールタッチとアイデアで抜きに掛かる積極性をチームに付随する。しかし、少しずつペースは身体的、技術的に日本に対してアドバンテージを持っていたモロッコへ、FKからニアでバックヘッドでコースを変えられて狙われたシーンなどは非常に危ういシーンでもあったが、そこは西川が持ち前の躍動感溢れるセービングで凌ぎ、0-0でゲームが進む。ここで熊は次の手、序盤から飛ばしていた水野に代えて自らの懐刀・兵藤を投入。勝負に出たかに見えた。しかし、この采配はネガティブ。両チームとも疲弊した中で大きく中盤が明いている中で既に家長・水野といった局面打開に優れた選手を失い、カレンは疲労し、兵藤が相変わらず実効的要素の低い動きしかできなかったため、その役割が全て梶山にのしかかってしまい、梶山は持ち前の巧みな身体の使い方や、非常に質の高いボールキープを駆使してボールを前に運んだり、視野の広さとそこに付随した精度で中・長距離のパスで鋭さを見せたりと奮闘したモノのオーバーワーク。これで一気にリズムはモロッコへ、モロッコのリズミカルな個人技を起点にシンプルに前へ合わせてくる攻撃に一気に劣勢。なんとか凌いでいたが、ロスタイム兵藤のバックパスのミスから相手のスローイン、兵藤そしてヘルプに入った小林がこの試合再三見せられていたするっと抜けるような身体使いを捉えきれずに突破を許し、ぽっかりと空いたバイタルからスルーパスを通されると、これをエンジュールに決められて失点・・・・。この後、森本をピッチに送り出すが、時既に遅し、必死の猛攻も実らず、敗退が決まってしまいました。

まあ結果としては0-1の負け、差となったのは決定力、チャンスを作る能力、そして監督の采配と決断力という部分にあったのかも知れませんね。前俊のFK、カレンのポスト2発、平山の虚をついたミドルと振り向き様のシュートなど枠を捉えていればというシーンでもありますが、まあそれは仕方ないでしょう。そんなに簡単なシュートではありませんでしたしね。ただ、そのチャンスを作る力であったり、その意識というので非常に整理されていたのがモロッコで、日本は余り整理しきれなかったのかなという感じはありますね。まあ選手達が自覚し、自らで話し合ってこうしたことだからどうしても詰め切れない部分があったのは仕方ない部分があったと思いますが、家長・水野と言った選手が結構苦しい状態でボールを持つことが多く、また中に人がいないなどゴールを獲るために必要な要素というのが掛けていたのかも知れませんね。CFWの平山のアクティビティの低さも相まって、個としての怖さはあったけど、チームの攻撃としての怖さは持ち得なかったというのが改めて見た感想です。特有のリズムと柔軟な身体とテクニックを持っているモロッコのアタッカー達と個においての差はそこまで感じませんでしたが、その活かし方だったり、采配で自分たちの力・特徴を削いでいってしまったことも含め、自分たちのチームのストロングポイントをはき違えてしまったのかなと。まあ大熊監督の最後のこだわりだったと言う感じもしますが。

ただ、サイドバックのポジションを見てもわかる通り、今までの試合と違って非常に試合に積極的に入っていった(押し込まれたけどね、最初)事、そして意欲的に試合に取り組み、真正面から90分間真剣勝負が出来たことは本当に良かったのかなと。ここまで、大体真剣勝負で真正面から自分たちの力を発揮してぶつかっていくのは45分ぐらいだったので、そういう意味ではいつもより濃い経験が出来たのでしょうか。この記憶が負けの記憶となってしまったことが本当に勿体ないというか、辛いところですが。それでも良く戦ってくれたと思います。正直この戦いを見て、この選手達は自分たちの良さを出せば、世界を相手にしても充分戦えると言うことを改めて思いました。だからこそ最初からこういう方針で結果云々は別にして自分たちの良さを出すことを前に置いたチームを作ってきていたら、又違う魅力的なチームが出来たのではないかと思うと、どんでもなく歯がゆいです。確かに世界トップレベルと戦うために、力の差を受け止めてリスクを軽減し結果を重視した放り込みサッカーを選択したことは間違いではないかも知れない。ただ選手達のポテンシャルを理解せずに、方針だけが前に出ていたこのチームの作り方は明らかに間違いだったし、選手達が試合をする前に指導方針の決定、監督選びの時点で世界と対等に戦う意識がなかったと言わざるを得ない。それでも身内に甘く目の前の結果でしかモノをみれない腐った人たちは違う結論を導き出しているようですが。そんな指導者・協会の中でも自主的に自覚し、自立して新しい戦い方を導き出して勇気を持ってそれに取り組んだ選手達の精神的成長には本当に満足です。これをこの先に繋げていってほしいなと。

では選手評。このゲームのね、ブラジル戦が終わったら、まとめとして又やりますけど。
西川周作(トリニータ)→最後の失点のシーンは致し方ない部分か。その前にバックヘッドで変化させられた形、数本のFK、サイドを抜かれて近距離で1vs1となったシーン等を止めていたことを考えたら、責められない出来。

中村北斗(アビスパ)→又キーマンとぶつかるという部分で苦しんでいたが、水野や小林の助けもあって、なんとか対応。飛び込まないDFもそれなりに出来るようになっていたし、後はいかに相手に1vs1で勝つか、その辺をしっかりとやっていって欲しい。今大会初めて積極的にプレーした本当の「中村北斗」をかいま見せたのは良かった。守備専ではない選手だし、自信を持って。

柳楽智和(アビスパ)→相変わらず粘っこく対応し続け、コンタクトしてと忙しく対応。多少あれっと言うシーンも相変わらずだけど、ビルドアップも落ち着いて繋ぐ意識を持つことが出来たし、熊唯一の当たり選手だった。攻め上がって長いレンジのシュートを打つなどは、積極的にゲームに取り組んだ証明。

増嶋竜也(FC東京)→なんて言って良いか・・・、センスは高い。カバーも上手。でも弱気、そしてその弱気がミスを呼び込む。中心としてとか、キャプテンとしての精神的な強さはやはり余り感じない。より精神的成長を。でもこの試合では戦っていたと思うし、カバーも効いていた。まあ水本の出来の良さもあって、余り忙しくならなかったとも言えるが。

水本裕貴(ジェフ)→今すぐドイツに飛ばして、ブラジル戦を経験してもらいたいぐらい、経験を糧とし、更に成長するというモデルケースのような選手な気がする。この日もガンガン仕掛けてくる選手に対して安定して1vs1で勝ち続け、また抜群の危機察知能力で危ないシーンに顔を出してカバーをしたりと、本当に質の高いプレーでチームを支えた。又積極的に前に出てプレーするなど意識も高く、逞しいプレーぶりだった。個人的MOM(モロッコの選手も含めて)

梶山陽平(FC東京)→出来としては良かったけど、まだまだこんなもんじゃないと思う方も多いのでは?足がズルズル滑ってたのが印象に残っているけど、身体の使い方とそれに伴うボールの動かし方で何故かボールをしっかりキープする技術然り、みてないと思うのに、チラ見でしっかりと状況を把握して精度の伴うミドルレンジのパスを供給したりとそのクオリティの高さを見せた。本当ならこれをより高い位置で見たいけどそこまではチーム状況が許さなかった。周りが彼の良さを活かすようになったらもっと活きたのになぁと思わずにはいられない。守備もセンスとフィジカルを持っているからそれなりに取れるし、良いプレーだった。

小林祐三(レイソル)→怪我との噂もあったがしっかり90分出場。他の試合に比べたら、出来は悪くなかったし、チームの積極性に背中を押されたか色々なところに顔を出してひたむきにプレーしていたのかなと。まだまだ実効的要素が薄く(ボールが獲りきれない部分であったりと)今野への道は遠いけど、そこにいることは出来ていた。

カレン・ロバート(ジュビロ)→お疲れ様、そして惜しかった。ゴールに飢えていた姿勢は見せたが決めきれなかったのは運もあるかも知れない。でも3つの決定機に絡み、打ちに行った姿勢こそ足りない部分。それがあったのだから、良い出来とも言える。突破に関してはポスト直撃のミドルのシーン以外余り良くなかったけど、それ以外の守備貢献だったりと相変わらず貢献度は高い。ただそれで満足して欲しくないし、していないと思うのが唯一の救い。

水野晃樹(ジェフ)→なんか代えられたことが納得いかないと言う感じがありありと見えるが、精神的に非常に逞しく、又自覚を持って何をしなければならないのかというのをよくわかっているプレーぶりは素晴らしい。きっとまだいけたし、彼のような選手が90分間ピッチに立っていることで得点への気配を消さないためには必要だったのでは?彼を見ているとセンスと言う言葉がぴったり来るのは僕だけ?

家長昭博(ガンバ)→モロッコ系の選手達とリズムがあってしまって、ここまでのセンセーショナルな突破とまでは行かずとも、その技術の高さを活かしてアクセントになった。何か周りのサポート、もらう状態があまりに悪くて、既に1vs2の状況でもらっても・・・ってかわいそうに思ったが、このチームでは致し方なかったか。平山の裁きの遅さのツケを被っていた感じだった。良く早く代えられてしまうが体力的な問題があるのかな?

平山相太(筑波大)→フィジカルで優位に立てない時にどうするかなど、まだまだ拙い部分が多い。まあフィニッシュへの意識は高いけど、仕事をする場所を間違えている感じがありありと感じる。確かに収まっているし、ヘッドも勝てているけど、それを活かせていないのがもどかしい。意識改革が必要。まあ後は振り返るときに。

前田俊介(サンフレ)→活きるのはアタッキングエリア、それははっきりしているし、彼を中盤のサイドで使っても余り活きないのは明らか。その後、指示かどうかわからないけど、彼を前に置き、カレンを左サイドに持っていていたが、その後はそれなりに良いプレーも出来ていた。抜ききれなかった部分も多かったり、エンドラインを割っ手しまうなど、直接的にチャンスは作れなかったが、才能の片鱗は見せた。せっかくあそこまで抜いていたのだから自ら強引にでも良かったかも。FKは惜しかった!

兵藤慎剛(早稲田大)→自らも認める通り、弱気のプレーで余り良さは出せず。まあ戦犯となってしまったあのバックパスも含めて、この大会の中で自信を失っていくようだった。今までいつも優位な状況で試合をしてきて、フィジカル的に強いことがアジアまではストロングポイントとなっていたけど、世界に出たらそれがストロングポイントとならなくなって、一気に自分のプレーを見失い、実効的要素が下がったのかなと。

森本貴幸(ヴェルディ)→s.v.あの時間じゃどうしようもない。まああの時間でもプレーに絡むんだから何かを持っているんだろうけど。勝負しきれない熊も悪いけど、そこまでの信頼関係を築けなかった彼にも責任か。まあ水掛け論だけど。

と言うことで今回のオランダWYではベスト16となりましたね。でも結果は別にどうでも良いと思うんですよ、ユースでは。力を入れ来ていない国もある訳だし、個々で優勝したからと言って世界チャンピオンになれる訳じゃないのは明らか(スペインも、ポルトガルも)だからこそ、この中で何を得るかの方が大事と言うことを協会の方々には気付いて欲しいなと。まあそれが気付かなきゃ、勘違いして終わりなんだけど。まあでもとにかく世界との差、そして逆に通用した部分と色々あると思うけど、それをしっかりと糧にして自分たちの力にして欲しいなと。これからの方が大事なんだから。と言うことでお疲れ様でした。で今日はここまでになりそうです。プレビューやりたいけど多分なしっす。レポートも速攻は無理かも・・・・。と言うことでここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 21, 2005

ユースや代表と絡めて今日のニュース雑感。

今日はユースの決勝トーナメント1回戦がありますね。モロッコが強いのか弱いのか全くわかりませんが、せっかく奇跡の進出をしたのだから、もうカミカーゼって感じで自分たちの良さを出して欲しいモノです。計算とかなしでね。まあそんな思いとは裏腹に進んでいきそうのが熊クオリティなんですけど。そんなに僕に早くユースのまとめを書かせようとしているのかな?まあそのプレビューから、幅広くニュースを。

・ユースは今日、明日はコンフェデ。この忙しさはいつまで続く?

モロッコ戦の鍵は水野の先発起用 ワールドユース現地リポート(スポナビ)
U20日本8強へ秘策「120分勝負」(ニッカン)

(日本スタメン予想:GK西川周作、DF中村北斗、柳楽智和、増嶋竜也、水本裕貴、MF小林祐三(吉弘)、梶山陽平、カレン・ロバート、水野晃樹、家長昭博、FW平山相太)
とりあえず4-2-3-1と言う形で、誰もが望んでいた水野を起用してくれるようで、最初からどんどんチャレンジしてくれるかなと思ったりした訳ですが、結局下の方で120分勝負とか言って又消耗戦を仕掛けそうな雰囲気なんですけど・・・・。

個人的に水野が入って、色々なところに顔を出してフレキシブルになることと梶山がこの試合では序盤から存在感を出して、こないだよりより繋ぐ意識を選手達で強めて望むことに期待したいなと。まあ何よりも様々なところで積極的にプレーをして、局面局面で気迫を前に出して戦うこと、そういうことで後手に回らないでどんどん自分たちで考え、判断して世界との距離感を計って欲しいなと。勝負して来なきゃ見えてこないモノもあると思うので。一度死んだ身、結果は後から付いてくるモノだと思って、結果を怖れずこの舞台での試合を楽しんで欲しいなと。

まあ期待したいと言っても監督の指示とか監督の方針とかがまだまだ残る部分はあるだろうし、「平山に放り込め!」って横からワーキャー叫んでいる感じがするし。まあその部分を考えて、ちょっとだけ差し引き。

ユースに関しては書いた通り、彼らの戦いが終わったら、まとめ、そして選手評を上げますね。まだ書いてないけど。

とにかく頑張れ。

ジーコ、ブラジル倒せる!4強へ真剣勝負(ニッカン)
ブラジル戦の向こう側に(6/20@ニュルンベルグ)宇都宮徹一の日々是連盟杯2005(スポーツナビ)

まあブラジル戦に向けて、あれだけの試合をした後と言うことで様々な要素はあるにしても期待度はそれなりに高いんだなぁと感じています。まあその先に見えているモノだったり、ブラジルに対してどのようなサッカーをするのかとか、色々な部分で興味をそそる部分があるのはわかるけど、正直言ってあんまり期待をぐーっと高めない方がいい気が・・・。勿論ブラジルだって万能ではないし、付け入る隙があるのは事実。その隙を突いてメヒコは見事に王者から勝ち点3をもぎ取った。ただその後のブラジルって大体頑張って相手をぼこぼこにしている気がする。一個の負けがプライドをくすぐるのか、なんか違うチームみたいに感じる訳で。

正直ブラジルがもの凄い良い試合をしている訳ではないというのは、はてなの方に書いた通り。ただ正直力が違うのも又事実。ビルドアップは飾りに過ぎず、局面打開を求められるときに一気にギアが変わって個人技だったり、グループだったりで崩してくる形は、5枚くらいレベルが違う。正直ちょっと難しいかなと思う。まあでも試合するしかない訳だし、これが世界一のサッカーネーションの力というのを改めて感じることでまた良い糧として欲しいなと。

ブラジルはロナウジーニョ、カカら温存か(ニッカン)

もしこのクラック達が外れるとしても、セビージャでスパークしたジュリオ・パプティスタが入って、エドゥもいて、勿論ジュニーニョ・ベルナンブカーノもいるし、ネームバリューが違うだけで、はっきり言って大して変わらない。スペシャルアビリティが変わるだけ。その中でどこまで自由を奪うか、どうしても後ろに重心が移りざるを得ないのが現状かも知れないですね。ただギリシャ戦で見せたようなカウンター、見たいかも・・・。

と言うことで代表関連はおしまい。

・国内関連。

中澤、ブンデス移籍へ交渉大詰め(スポニチ)

なんかいつの間にかおかしな話に・・・・。田辺氏が代理人だけど、中澤が残留するって意志があるみたいだから大丈夫かな?って思ってたけど、いつの間にか移籍が前提になってる。まあ彼がそれを望んでいるのならそれで良いけど、マリは彼には1億も出せないの?てゆうかふっかけられた?うーん、見守るしかない訳だけど、自分で決めて欲しいな。

てゆうかボルシアMGとマリで真剣勝負一発マッチやってほしい、そして勝った方が佑二獲り(苦笑)何となく勝てる気がする。はっきりするし(冗談)

新潟にFWネットが加入 J1新潟が発表(スポナビ)
川崎Fが大分MF原田を獲得(ニッカン)
柏がレイナウド獲得か PSG明かす(スポナビ)

と言うことでリーグで苦しむ3クラブがこのオフを利用してしっかりと選手を獲ってきている模様。アルビのは先行投資だからまあいいとして、原田に関してはなんで出すのか理解不能。でふろん太としてはボランチと左サイドでバックアップになっちゃうかなと思ったりして、それならトリニータに残った方が良いのかなという感じがしなくもないかなと。
で大物感溢れるレイナウド。非常に柔らかいアタッカーだと思ったけど(覚えてる限り、おぼろげ)ただまだ契約には至っていない模様。PSGのオフィシャルで発表された事でマスコミに流れた形。これで崔成國は契約解除かな?

・ヨーロッパ関連

A・マドリー、フェイエノールトのカイトに興味=スペインL(スポナビ)
アトレティコ、ベルバトフと交渉(marca)
サビオラはセレソ会長によって約束された"クラック"(marca)
アトレティコの獲得圏内にいるダレッサンドロ(marca)
アトレティコマドリー、ペトロフと基本合意(marca)
サラゴサ、ガジェッティの移籍金として400万ユーロをアトレティコに要求(marca)

アトレティコは凄い動いてますよ!俊輔が入る余地はさすがになさそう。ただ凄い金あるなぁ・・・、てゆうか飛ばしも多そうだけど、これじゃフェルナンド・トーレス売らないと買えないんじゃ・・・・。

でも、どこまで実現するか本当に楽しみ。全部獲ってしかも監督がビアンチならスーパーチームになる可能性も?ましてやリーグに専念出来る環境は他のビッグクラブと比べても全然優位(バレンシアもヨーロッパはないけど、来シーズンはさすがに難しそうだしね。デポルも同上。)
進行状況としてはペトロフとガジェッティはほぼ決定、ダレッサンドロとサヴィオラに関してはどっちかにしても、ベルバトフはトーレスを売却路線だとしたら必要かな?カイトはいつものちょっかいというか手を付けておいたってかんじだと思うけど。アトレティコ自体はヨーロッパに出る訳じゃないし、ビアンチも22人前後の戦力と言う話だからその辺の取捨選択というかGMの腕が問われそうですね。しかし派手だねぇ。

ローマがカッサーノと交換に1500万ユーロとグティを要求(marca)
カッサーノのユーヴェ移籍は木曜日に決定=セリエA(スポナビ)

ユーヴェ移籍間近の所でローマはより高い値段で売りたいみたいで、ギャラクティコにもふっかけてるみたい。グティに関しては結構な値段がついてるし、それをセットで獲っちゃおうというのはさすがに横暴かな?

で結局モッジの豪腕でユーヴェに決定間近とのこと(これはスポナビ)ミッコリorムトゥとマジエッロ、そして現金。ローマにとっても決して悪い話じゃない。でも決まってみないとわからないものだねぇ。やっぱりカッサーノはカペッロと運命共同体って感じ。

マンUのファーガソン監督がオーウェン獲得を希望=プレミアL(スポナビ)
朴智星、マンU移籍決定間近=プレミアL(スポナビ)

ユナイテッドも今オフは凄い元気。ニステル、サハ、アラン・スミスのうち誰かを出してもほしいらしいオーウェン。イングランド代表コンビを築きたいみたいだけどさすがに難しいかな?オーウェンは移籍濃厚だけど、かなり人気高。
でアジア最高の選手と上り詰めた朴智星が、噂された通りユナイテッドに行くみたい。ヒディングはつなぎ止めたいみたいだけど、難しかった様子。本人合意で後はクラブ間。

バレンシア、フィーゴの可能性高まる(スポナビ)

正直言ってピレスの方が良いな・・・。フィーゴは神になると凄いけどもう年だし、その値段はねーだろ、ギャラクティコ。ピレスと僕だけのアイマールたんのコンビが見たい!左サイドはビセンテがいるし、前はポストだけは神なクライファート(通っちゃったよ、メディカルチェック)、得点力のあるビジャも加入濃厚、アタッカー陣はかなり渋いけど楽しみになるんだけどなぁ。ミスタとかアングロと言った既存戦力もあるし(残るかわからないけど)

補強ポイントはどう考えても後ろでしょ?クーロ・トーレスが怪我した右サイドバック、そして去年苦しんだセンターバックの若いのぐらいじゃない?まあ結構出すんだろうけど、ミスタは残して?お願い。

・ありがとう、そして頑張れ、安様。
安貞桓が横浜正式退団、移籍探し難航(ニッカン)

と言うことで、安様ありがとうそしてさようなら。なんかセレモニーとかあったらいいのになぁ・・・・。でも挨拶するなんて義理堅くなったのねぇ。移籍先探しは難航中のような。

と言うことで長くなっちゃいましたが今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 20, 2005

A feeling is good, and it is pleasant football@ConfederationsCup 2005 vsギリシャ

久々に気持ちいい試合を見せてくれましたね!勿論相手のコンディションが悪かったり(これに関してはシーズン中とシーズン後の差?まあ予選をこなして長距離移動の伴っている日本にもネガティブな要素はあるけど)、欠場の選手がいたり(これに関しても佑二様とドラゴンとシンジがいないからね)様々な付加要素はあるにしても、本当に素晴らしい試合を見せてくれました。素直に喜びましょ。しかし、ヒデ・福西・俊輔・小笠原の中盤の繋がりはこれぞ!と言うモノでしたね。とにかくレポート。

FIFA Confederations Cup Germany 2005
GroupB Japan 1-0 Greece @ Frankfurt
Japan:76'M.Oguro

FIFA Official

日本スタメン:GK川口能活、DF加地亮、田中誠、宮本恒靖、アレックス、MF中田英寿、福西崇史、小笠原満男(→74'遠藤保仁)、中村俊輔(→89'中田浩二)、FW柳沢敦、玉田圭司(→65'大黒将志)
ギリシャスタメン:GKニコポリディス、DFタブラリディス(→31'ツァルタス)、キルギアコス、バシナス、フィッサス、MFカツラニス、ラキス(→59'パパドプーロス)カラグニス、FWジャナコプーロス、ハリステアス、ヴリザス(→46'ゲカス)

高さで脅威を感じるなどEUROチャンピオンの迫力というものがありましたが、身体にキレがなく運動量も質の高い動きも伴わないギリシャに対して、日本は積極的に前へのプレスを掛けてボールを絡め取る。ギリシャで怖いのはスペースが空いたら鋭く中に突破を仕掛けてくるカラグニス(一度ポルトガル戦のような形できわどいシュートを打たれた)、そして日本のDF陣との相対的な関係でやはり高さという迫力を備えたヴリザスとハリステアスぐらいでした。ギリシャがある程度持たせてくれることもあって、その中で段々リズムが出てくると中盤守備も好転、良い形でのカットや、守から攻の切り替えの意識の高さが出始め、それがギリシャが空けた中盤のスペースを活用する形でカウンターとして具現化するようになりました。

・良いカットからサイドのアレックスへ、良い斜めの楔が玉ちゃんに入り、そのタイミングで左にヒデ、中に俊輔が追い越す形でフリーランニングし連動、玉ちゃんはシュートを狙って枠外となったが、一つのタイミングの良い楔に対して二つのフリーランが連動した形は素晴らしかった。

・セットの流れからのカウンターで6枚が一気に上がって押し込むと左から右に動かして俊輔のタメから長い距離をランニングしてきた加地へ、シュートこそ枠に外れたが中にはヒデ、玉ちゃんが詰めていて、厚みとスピードの伴ったカウンターは質の高いモノだった。

・良いカットから中央でうまくためた俊輔→小さいスペースに顔を出したヒデと繋がり、ヒデ特有の速い球足のスルーパスがサイドに流れる玉ちゃんへ、きわどいながらも又枠を捉えきれなかったが、流れが良い。小さなスペースでも時間・タイミングを計りながら、空いたスペース使う意識が高く、それが流れのある攻撃を作る。(この形は結構あったね、俊輔ためて→スペース空いたところで前に出てヒデ→鋭いスルーパス、中央でうまくタイミングと時間をコントロールしながら、なんて事ない一つのパス交換だけど、スペースがあって前を向いている選手を簡単に使う事で難しいことを簡単にして良いチャンスを作った。二人の意識の共有)

・ビルドアップから左に流れたヒデの楔から柳沢へ、近くにいる小笠原へ簡単に繋ぎ、その流れでダイレクトで落とされたボールをスイッチするように柳沢がもう一度受けると、今度はシンプルに玉ちゃんへ縦への楔、玉ちゃんがためたところにヤナギがスペースに飛びだして呼び込むとフリー、左足だったこともあったのか切り返したところで足を取られてシュートに繋がらなかったモノの流れのある攻撃を遅効でも作る。この攻撃の形は柳沢の積極的で高質なフリーランが活きた真骨頂とも言えるプレーでした。

・ギリシャCKの流れからヒデがなんとかボールデッドを防いで彼のこだわりが活きる。右サイドでフリーとなっていた小笠原へ繋いで、今度は小笠原がそれをシンプルに中に走り込んだ俊輔へ、チェックに来られたモノの右に流れてオフサイドラインを窺っていた玉ちゃんへダイレクトスルーパス、これで玉ちゃんが独走となり、また中にはパスの出し手となった俊輔と柳沢が走り込んで3vs3の展開へ、ただGKと1vs1になったことで玉ちゃんは迷わず左足で巻く形でシュートを狙ったが、枠を逸れてしまう。ヒデのこだわり、小笠原のシンプルな繋ぎ、俊輔の精度の高さ、玉ちゃんの注意深いラインポジショニングとスピードと全てが重なり合った美しいカウンター。それだけに決めて欲しかった。

・スローインの流れから、小笠原が手早く前を向いて既に動きだして準備万端の柳沢へループパス、ニコポリディスが飛びだしてきたところでループ、ニコポリディスの頭を越えゴールに向かったが、直前で掻き出されてゴールならず。瞬間のコンビネーション、長年付き添った二人のコンビが活きた形。

ざっと上げるだけでもこれだけ良いシーンがありました。カウンターだけでなく遅攻においても、リズムよくボールを離す事を軸に、ダイレクトとオフ・ザ・ボールの動きを絡めて、よく言われる「人とボールがよく動く」サッカーを実戦して、ギリシャを完全に翻弄しました。日本人とギリシャ人を相対的に見たときに一番日本に優位な部分としてはクイックネスだったと思いますが、その要素をふんだんに含んだ素晴らしい形が多かったです。上記を見てもわかる通りシュートチャンスを積極的に狙う姿勢も見え、きわどいシーンもあっただけに、ゴールだけが足りない前半でした。決定力不足、シュート精度の課題というモノが改めて浮き彫りになる部分でもありましたが、ここまでシュートが打てるような試合もここのところなかったので、非常にスムーズで良い形が出来ているのかなという感じがしました。

後半、レーハーゲルは前半に入れたツァルタスに続いて、怪我で出場が微妙と言われていたヴリザスを下げて、より動ける選手を投入。それなりに流れを引き戻すが、日本の集中力も途切れない。セットから度々嫌な予感がしたが、EUROの良い状態からはほど遠いツァルタスの精度の低さ(一貫して少し低かったかな?キックが。後はニアがあんまりなかったね)やしっかりと身体を張る事で守ることを実践した日本の守備陣が能活の飛び出しという手を借りながらしっかりと守りきる。前半ほど決定機が出来ない日本でしたが、それでも中盤のボールはスムーズに動く。ヒデの存在感が高まって、玉ちゃん、小笠原へと「らしい」スルーパスを通したりして、その閉塞感の中でも攻めの姿勢を貫く。そのリズムもあって、段々攻撃が多様化。中での崩しが困難となれば、サイドのアレックス・加地が顔を出して、中に流し込んでチャンスを作ったり自ら狙ったりと幅広さも出てくる。しかしなかなかゴールに繋がらない日本は、交代策で手を打ち始める、再三の決定機を決めきれなかった玉ちゃんに代えて大黒、俊輔との棲み分けがうまくいき縦の関係でうまく流れていたモノの積極的に動いていたこともあって疲れから精度の落ち始めた小笠原に代えてヤット(ヒデは前に上げずにそのまま前目)を投入、勝負に出る。すると神の手炸裂なのか、強運相変わらずなのか、まあ妥当に言えば積み重ねた結果、ファーストアタックははね返されるモノの、こぼれ球を福西が拾ってそのまま前へ、大黒へ楔と言うところでカット、しかしそのこぼれが俊輔の所に転がり、俊輔これを即座に柔らかいタッチで前の開けた大黒にスルーパス、これを大黒がGKの飛び出しやタックルをかいくぐって流し込んで、先制点!この後、ギリシャのセットプレーが続くという危険なシーンがあったモノの、逆にヤットと俊輔の楽しいパス回しがあったり、ベンチでの学習能力と相まって活き活きと動き回りながら、積極的にゴールに向かう大黒が積極的に絡んでリズミカルで楽しいサッカーを展開。まあ勝負の中でああいうことが出来るほどの余裕のあった試合だったのかなと。終了間際に右に流れたヒデからグラウンダーの鋭いクロス、大黒がヒールで流して、中田浩二が詰めてゴール!かと思われたらゴールカバー、ついてない。しかしきっちりとゲームを締めて今大会初勝利を(腐っても)EUROチャンピオンから奪うことに成功しました。それでは簡単に小分けで。

繋がった中盤、高まった連動性、化学変化はドイツの地で。

上にも書いた通り、余りにファンタスティックな中盤は見とれるぐらいフレキシブルで、スキルも高くて、そしてアイデアをふんだんに盛り込んだ良いサッカーをしてくれました。勿論これも最初に書いたけど、ある程度やらせてくれる(逆説的には水際で止める意識の高い)ギリシャだったからと言うのはありますが、お互いがお互いを尊重しながら、うまく繋がったことで非常に良いボールの流れが生まれたのかなと。それぞれ考えてみましょう。

ボランチの関係→ヒデが前に出っぱなしになることなく、戻るときは戻っていたし、逆にヒデがコントロールしながら、福西が前に出てダイナミズムを生んだりと、バランスの良い関係に。勿論どちらかが残ってリスクマネジメントをすると言う約束事もきっちりと。

OMFの関係→小笠原がFWに近い位置、俊輔が下がり目でボールを触りながら前に流し込んで行くという関係性が非常に機能、ポジショニングが被ることなくなり、また二人の距離感がうまく保たれたことで関係が密となり、前目にいた小笠原は前を向いて良いパスを出せる状況が整っていた。俊輔は所在ない動きとも言える部分でもあるが、非常に様々なところに顔を出しながら、小さくためて良い状態で前に進ませたり、後ろに下がりっぱなしにならず前に出たり、カウンターの起点となったりと色々なプレーで多彩なところを見せた。タイプが違うからこそ、被らないし、狙い所も変わってきてバリエーションが出せたのかなと。後はより信頼関係が高まってよりスムーズになるできて、ハイプレッシャーの中でも機能させることか。二人と相性の良い柳沢という潤滑油があったことも又付け加えて。

ヒデと俊輔の関係→ヒデは多くボールタッチしてリズムを作るタイプで俊輔も触りたがり。でもその中で二人の関係性が高まったのは、預けて戻してより良い状態で、と言う部分だったのかなと。上にも書きましたが、俊輔が顔を出してヒデが簡単に裁く、溜めるからアプローチに来られたところでヒデが良いところで顔を出して俊輔も簡単に裁く、ヒデは前が開けている状態で楔、突破、スルーとなんでも出来る状態に。と言う感じで良かった。また動きの中で、小笠原も含めて余り被らずにそれぞれのプレーを尊重してプレー出来ていたのは(小笠原を立てる感じも見えたけど)良かったのかなと。それが馴れ合いじゃないから又良い部分。今度はそれがスペースとかになると面白い。ヒデが俊輔を走らせるとか。

と言う感じでかなり良い形が出来ていたのかなと。もちろんここの所好調を維持している加地がダイナミズムを付け、アレックスもこの日はアイデアを付け加えた。そしてどうしても閉塞がちだった前線がヤナギと玉ちゃん(大黒)の幅広い動きとプレーによってより深さが出て、使いやすくなったのは明らか。チーム全体が流れていて非常に爽快感の溢れるサッカーをしてたのは、こういうチーム作りをしているチームにとっては大きいことなのかなと思いました。勿論まだまだもっと強い相手に対してうまくいくかわからないし、強い圧力が掛かったときにこの良い形というのを継続出来ない事が多かったことなどから、一試合で判断を下すのは早計だと思いますが、それでも素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

苦しいサイズを克服する集中力、避けてはいけないコンタクト。

守備に関しては、確かにサイズ的に苦しい場面があり、競り勝つというのはなかなか難しい部分ではありました。が、しっかりと身体を寄せることで万全の体制で打たせないこと、そしてその周りでしっかりカバーに入りセカンドボールを繋げさせないこと等、集中力の高い守備が出来ていたのではないでしょうか。勿論その前で非常にアグレッシブにアプローチを掛けた中盤の貢献度は差し引いて考えなきゃいけない部分でもありますが、カバーも含めて良くできていたのかなと。ファールが多く、セットが武器の相手に対して簡単にセットを与えてしまうなど、これからの課題も勿論多い訳ですが集中力を継続させるのが最低条件というのが世界レベルと対峙するときの条件なのかも知れませんね。
ただ、まだまだ危ない部分があるのも確か、軽率なミスだったり(マコは不安定だったね、その後DF陣に不安が蔓延して一時期弱気になったかのように見えた)、1vs1の対応の軽さなどはまだまだ考えていかないといけない点は多いだけに、気を引き締めていきたいですね。

それでは選手評。長くなっちゃったなぁ・・・・。

川口能活(ジュビロ)→セットに置いてはDF陣では補いきれない部分をしっかりとカバー、多少危ういシーンもあるけど、それを差し引いても0で凌いでいることは良いこと。飛び出しに関してはもっと自信持っても良い。次は神となってくれるよね?黄色いシャツが相手だし。

加地亮(FC東京)→相変わらず好調を持続し、思いきりのいいプレーを連発。ただその中にしっかりと考えてプレーしている部分は多く、そういう部分でも成長していると考えて良いのかも知れない。この2戦で飛躍的に周囲の信頼も上がっているし(当たり前かもね、あれだけ献身的に沢山の距離をランニングして攻守に絡むことは口で言うほど簡単じゃない。カバーにも入るし、オーバーラップのタイミングも良い)、このまま継続を。1vs1は粘り強く、そしてプレーの精度をより高めて。

田中誠(ジュビロ)→基本的には安定してプレーしていたのですが、細かいプレーでヒヤッとさせられた。バックパスの処理を誤ったこと(アレックスが切れてたねぇ、自分のことは棚に上げて)は猛省しかないけど、例えばクリアボールだったりヘディングのプレーだったりとよりはっきりと意志のあるプレーを。

宮本恒靖(ガンバ)→背が小さいと酷評されたことを知ってか知らずか、気迫のこもったボディコンタクトで決定機をやらせず。勝てなくても競る、そしてそのセカンドボールを支配することで充分止められる部分もあると言うことをより強く認識出来た一戦なのではないでしょうか。あれだけプレスが掛かっていた紙、ラインも高めに設定出来ていたし、積極的なプレーは◎。このプレーをブラジル戦にぶつけて欲しい。やられても恥ずかしい事じゃないし。

アレックス(レッズ)→相変わらず無駄なカードをもらうのは、そろそろジェレミーさんじゃないけどペナルティを与えた方が良いかも。熱くなるのは良いけど、しっかりとセルフコントロールして欲しい。この試合ではバランスを見ながらも、機を見て前に出て良いプレーもあっただけに(タイミングの良い中への楔とか)後は思い切りプレーして欲しい。あれはシュート?クロス?打つならよりしっかり!

中田英寿(フィオレンティーナ)→高質のプレーで、非常にレベルの高かった中盤の軸として君臨。痺れるようなサイドへのフィード、厳しいけど速いパス、苦しいときでもクリアせず繋ぐ事でのカウンターの起点となったり、勿論機を見てフリーランニングしたりとで自らの存在感をプレーで顕示した。ただ何となくこの試合で彼に頼ると言うよりチームが彼を活かした感もあった。どうしても大きすぎる存在のためにチームがアンバランスになりがちだけど、彼をチームの中に内包し、その能力を活かすことが出来ればより一段高いチームになれるのではないかと妄想した。(例えばあのきつめのパスをみんながしっかりと受けれるようになったりとかしたらパススピードも上がってより良さそう。)言われたことをどう思ったのかはわからないけど、しっかりとバランスも修正していたし、言うことない。個人的にはMOM。ただ後ろ向きの守備というか主導権を握れない守備は苦手そう。見てておっかない。一発狙いのインターセプトで軽めにかわされるのにも気を付けて。

福西崇史(ジュビロ)→チームの泥臭い役割を担うと共に、ヒデとの関係性もスムーズになって、自分の良さでもある上がってからのおしゃれなプレーなども見せたりと高質のパフォーマンス。まあこれだけ出来て当然のポテンシャルを持っていることは誰もが知ってる事だし、驚くことでもないけど、後は気の抜けたプレーでのミスを極力減らすこと。サボらないし、何か別人のよう。ヤクザプレーがないのも(苦笑)ヘッド惜しかった。

小笠原満男(鹿島)→高めの位置で動き回ってボールに絡んで、惜しいチャンスも作り出したりと、決して悪いプレーではなかったのは確か。柳沢・玉ちゃんとの前との関係は良かったし、俊輔との縦の関係も良かった。ミスも確かに多かったし、疲労が蓄積されてからは精度を欠いたりと、多少雑な部分があったのも確かだけど、こういう流れの中でしっかりと存在感を出した。後は躊躇ないプレー選択と周囲への信頼を。出せそうだけど持ってしまう部分だったり、良いランニングなんだけど出せなかったりというプレーがヒデや俊輔に比べて目立つ。その辺を簡単に使うことによって、又信頼関係というのもよりレベルの高いモノになるのでは?

中村俊輔(レッジーナ)→相変わらず所在ないポジショニングだけど、今日は局面局面で効いていたのかなと。小さなキープで時間を作って前に出して上げたり、良いところで顔を出してダイレクトで裁いたり、ボールホールドでの輝きは勿論、オフ・ザ・ボールの動きの積極性が良いプレーが呼んだか。カウンター時にサイドに出て一つ目の起点となったことなどはイタリアでの経験が生きていたし(その後の精度が伴うから価値がある)、うまく顔を出して玉ちゃんへのダイレクトスルーパス、そして大黒様への優しいパス&サイドからの鋭い折り返しなど、決定機を生み出すシーンも多々。シュートこそなかったけど、MOMに選ばれてもおかしくない活躍ではあったと思う(僕はヒデが良かったと思うけどね)。相変わらず守備において、突破に対してコースを切ることが出来ていないなど気になる部分はあるが、セカンドボールを拾って、突っついて取ったりとセリエの経験はここでも出ているし、その辺は次はより高い意識を。

柳沢敦(メッシーナ)→3戦連発はならずも、後ろに控えるパサーとの相性も相まって相変わらず質の高い動きでチームを活性化させた。真骨頂とも言える二つの動きを連ねて決定機(打ち切れなかったけど)を生み出したシーンはまさに天性。先に生まれるスペースが見えているような動きだった。決定力という部分では元に戻ってしまった感もあったが、チームのリズムを生み出した役割を考えたら責められるような出来ではない。泥臭い仕事もしっかりこなしているし。守備でも先日のカレン師匠ばりのカウンターケアを見せてその辺の貢献度も高い。非常に負担が掛かっているので、疲労を考えると少し心配だけど、ここが踏ん張り時。

玉ちゃん(レイソル)→まずは復活おめ。キレが戻り、(アピールの要素は強かったと思うけど)ストライカー的なエゴイスティックな雰囲気も可能性は感じさせた。まず良かった部分としては、相手の特徴をしっかりと感じて、自分の特性を活かせたこと。そしてその中で非常にインテリジェンスを感じるプレーが多かったことです。正直レイソルではラインポジショニングをして抜け出すみたいなシーンが少ないので(強引な突破とかはよく見るけど)オフ・ザ・ボールの動きに関してはどうなのかなと思ってたけど、実はうまい。俊輔のダイレクトスルーパスを受けるシーンにしてもうまく調整してタイミングを計っていたし、ヒデの速いパスに対しても身体を開いて反応しているなど、ドリブルだけじゃなくて感覚的にも優れていることを感じた。ただね、枠に飛ばそう。ゴールから遠ざかっていることもあって力が入っているのか、ふかしたりと言うのが多い。まあ一つ決めれば
変わると思うけど、信頼としては失ってしまったかも。もう一度チャンスをあげて欲しいと思うのは僕だけ?次こそ。

大黒将志(ガンバ)→玉ちゃんの決定力の拙さをより引き立てた極悪(笑)しかし、褒める部分しか見あたらないぐらい、質が高い。宇都宮先生が「ベンチで見ている中での学習能力」というのを褒めていましたが、確かにそれは感じました。外に流れると結構警戒がゆるまるのかもらえると言うのをきっちりと理解して、チャンスに繋げていたし、その中でゴールに向かうプレーが多い。そしてゴールシーンですよね、確かに俊輔のパスが良すぎた部分もあるけど、一度ポストで潰れてからもう一度立て直してあれに反応しているという嗅覚と執念、そして意欲に◎。これは感覚なのかも知れないけどゴールへの道筋が見えているのかも。何となくロマーリオに見えてきてしょうがない(最大級の賛辞)

遠藤保仁(ガンバ)→大黒との相性を考えられての投入か、前目でのきようには驚いたが、持ち前のスキルと視野の広さで落ち着いてゲームの流れに乗り、今日は足枷がないから自由に動いてサッカーをエンジョイした。久々に俊輔と一緒のピッチにたってのプレーだったけど相変わらず二人が絡むと楽しそう。苦しい状態だけど、打開するきっかけとなるか。

中田浩二(マルセイユ)→s.v.なんだけど一つだけ。守備固め的な起用なのだから、1vs1では粘り強く、慎重に。あれで決められたら洒落にならない。決定機に関しては惜しかった。

と言うことで褒めまくりですな。まあそれだけ気持ちいい試合だったと言うことです、ギリシャの状態を差し引いても。ああいうサッカーこそ日本の適正にあったモノではないかと思うぐらいばちっとはまってましたね。まあこれを継続出来るか出来ないかでこれからの判断基準も出来たし、逆に言えば彼らにとってはモデルケースを自らの手で示したと言うことにもなるのではないでしょうか。その後の試合でメヒコがブラジルを沈めてグループリーグを突破決めたことで、ブラジルと日本のガチンコ勝負となってしまったのが良いことなのか悪いことなのか微妙ですが、せっかくなので質の高いブラジルに胸を借りるつもりで思いっきりぶつかって欲しいですね。まあ結果が出なくて、大敗したとしてもしゃーないわ。とにかくこの試合はよかった。それだけと言うことで今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

June 19, 2005

A challenge to conquest@ConfederationsCup 2005 vsギリシャ Preview

ああもう、追い切れないですね。昨日WYだと思ったら今日はコンフェデ。プレビューもしたいけど、なかなかね。と言うことでギリシャ戦のプレビューです。EURO2004でセンセーショナルな躍進を果たしてタイトルを強奪したギリシャですが、流石にこの勢いを継続するのはなかなか困難な様で、WCのヨーロッパ予選でもウクライナ・トルコ・デンマークと同居したGroup2で苦戦しています。しかし、レーハーゲルがもたらしたイタリア風味の人にしっかりとマークを付きながら個の力を封じ込める守備ブロックを基盤に、運動量豊富に攻守に動き回るMFと特徴的なアタッカー陣でカウンターやセットプレーで数少ないチャンスを決める固いサッカーはまだまだ健在です。まあそんなギリシャを相手にどこまで日本が出来るのか、大体ギリシャは日本に対してどのようなサッカーをしてくるのか、さてさて。(前置き長くなっちゃった)

FIFA Confederations Cup Germany 2005
GroupB Japan vs Greece @ Frankfurt
Japan           Greece
   玉田  柳沢          Vryzas
  中村    小笠原  Giannakopoulos Charisteas
   福西  中田     Karagounis  Basinas
三都主       加地 Goumas Fyssas Seitaridis
   宮本  田中       Kapsis Katsouranis
     川口            Nikopolidis

ギリシャの方はEUROの頃から考えると、ギリシャの堅さを支えていた人にも強くスイーパー的な役割もこなしていたデラス(ローマ)が怪我のためコンフェデに未参加、デコの試合に向けてこのチームのキャプテンで中盤を抜群の運動量でカバーするザコラキス(ボローニャ/セリエのプレーオフ)、そしてマンマーカーとして非常に優秀だったセイタリディス(ポルト→D.モスクワ)、そして前線の深い位置で起点となりチームに深さを付けるヴリザス(セルタ)が微妙な状況みたいです。まあ勝たなければ上への可能性が途切れてしまう日本にとってはラッキーな状況かも知れませんね。ただ出来れば良い状態で本気の勝負をして見て欲しかったというのもありますけど。

で、日本代表はいつのまにか4-4-2でやることが決定したらしく、メキシコ戦で見る限りキレが戻ってきた玉ちゃんがトップに入るようです。まあ何がどうなってこうなったのかはわかりませんが、より恐ろしい布陣になって、それこそ「カミカーゼ」と言われたいのかも知れませんね。まあオフェンシブに戦いたいという思いもあるのでしょう。サイドアタックに置いて機能していただけに、これでサイドが消極的にならなきゃ良いのかなと思いますが、これでギリシャとやるの・・・・?ハリステアスvsアレックス・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

では小分けで。

ソリッドなギリシャとポゼッションを志向する日本、甘さや緩さを克服出来るか。

ということでまたも大仰なタイトルですが、EUROを思い出すと、ポゼッションを志向するチームが次々とギリシャに喰われていった事が非常に鮮明に思い出されました。開幕のポルトガル戦でからグーニスがカウンターから空いたスペースを突き進み、ミドルを決めたシーンなど本当にすぐに思い出した訳ですが、現状では切り替えの遅い日本はギリシャにとっては最高にくしみやすい相手に思われているかも知れない。確かにバーレーン戦で見いだした3-4-2-1のスタイルで中盤に技術の高い選手が揃い、テンポ良くボールが回ることも多くなってきた日本代表ですが、まだまだコンビネーションには不安を残し、オフ・ザ・ボールの意識も低く多くの選択肢を作ることさえままならない状態で圧力の強いプレッシャーにミスが発生する機会も多く、軽率なボールロストはまだまだ目立つ。その中で、ボランチの攻撃参加などリスクを背負って攻撃しているだけに中盤には大きなスペースが生じ、又それを補う約束事や切り替えの意識という部分では詰め切れていないだけに(まあ以前からしつこく書いていますがロジックで武装していないだけに、詰めれていないのは仕方ない部分もありますが)カウンターの恐怖が常にある状態だというのは言うまでもないことです。最近マスゴミの間で沸騰気味のヒデのオーバーラップに関してのチーム内での一悶着(わざわざ騒ぐことでもないし、別に普通なことだと思うけど)に関してもこういう部分とは無関係ではない部分でもあります。システムが変わるとはいえ、やり方が変わる訳ではないだけに、このままでは蜂の巣にされてしまうのかなと。

まあ即席ではありますが、もし考えてみるとしたら、対応策は二つ。リスクを掛けないでFWの仕掛けや飛び出しなどをさせる単発気味のサッカーをするか、チーム全体が攻守の切り替えの意識を高め(チームではなく個々で。チームでなんて期待してない。ヒデの言う通り一人一人が個々に考えて、意識して、実行しなきゃこういう手法でやっている意味なないと思いますし)、ロストの瞬間に切り替えてフォアチェックやディレイを駆使して相手のカウンターを阻止して攻撃を遅らせ、上がってきた選手がオリジナルポジションに戻ったり、きっちりとDF組織をし直す時間を作る努力をするか、この二つです。もちろんセットプレーの流れなどどうしようもない形もあるだけにカウンターを全て阻止出来るモノではないし、奪われ方によっては何度も喰らうことになるかも知れませんが、きっちりと意識するだけである程度は対応出来るのではないでしょうか。まあそういうことを選手達がしっかりと考えて、意識してチーム内で実行していく事でまた選手達のステージが一段上がれる素地を作るモノになると思いますしね。

ちょっとずれますが、世界のサッカーの中でもポゼッションサッカーはその華麗さと共に脆さや危うさと背中合わせにあるのはご存じの通りです。あれだけ技術力が高く、受ける意識、パスコースを造る意識が高くて、ミスも少ないバルセロナでさえ、ボールロストはする訳です。その中で彼らがどうしているのかと言ったらフォアチェックでカウンターさせない努力をして、時間を稼ぎます。まあUCLで負けてしまったチェルシー戦では固く整備された守備ブロックに対してボールロストは避けられず、そしてポゼッションを支えてダイナミズムでサイドを崩すために常に高いポジションを取るファン・ブロンクホルスト、ベレッチの裏を取られて、そのスペースを突かれるカウンターに沈んだ訳ですが、彼らがポゼッションにプライドを持って「カウンター上等」と立ち向かっている訳じゃない(まあそういう部分もあるかも知れないけど、そういう考えではなく自分たちのスタイルでより崩しゴールを奪って対抗する形ですね)きっちりとした裏付けと共にあのポゼッションサッカーがあると言うことを忘れてはならないです。もちろんヨーロッパだけではなく日本でも見られたものと言ったら親近感が沸くかも知れませんね。去年のセカンドステージを圧倒的な破壊力で制した浦和レッズです。まあレッズの場合はそんなにポゼッションを志向していた訳ではありませんが(彼らの方が優位に立つからポゼッションが強まるだけで)、相手を押し込み、どんどんリスクがあろうと個の局面打開を仕掛ける非常にアグレッシブなサッカーなだけに、非常にリスクは高かった。日本でエメルソンやキレていた永井や田中達也を止めるのは難しかっただけに、カウンターに繋げられていなかった部分も多かった、彼らは未然にカウンターを封じる施術をしっかりとしていたことです。まさしくバルサと同じように強烈なまでのフォアチェック。エメ・永井(田中達)・山瀬(山田暢)と本当にアグレッシブに失った瞬間にボールに対して激しいアプローチを掛けて前にボールを出させず、流れを切る事をきっちりと意識していました。まあその後山瀬の怪我や攻撃することに重きがスライドしてうやむやになってしまった部分もありましたが、こういうサッカーが日本にもあると言うことを考えても、代表の選手達が出来ない訳じゃないのかなと。意識次第のモノだと思うので。それが出来なければ、この試合、もっと苦しい試合になってしまうし、この先世界と戦う上でもより苦しいモノになると思います。

世界の個を封じ込めてきたギリシャの守備ブロックに対して

これはシンプル、まあデラスがいなくてセイタリディスやザコラキスが微妙で、あのEUROで見せた粘り強くスーパースター達の局面打開にも破綻しなかった堅牢な守備ブロックとは又差があるかも知れませんが、その雰囲気はきっとギリシャにあるはず。それに対して柳沢の天才的オフ・ザ・ボールの動きでの揺さぶりや玉ちゃんの前を向いての仕掛け(前を向かなきゃならないし、そういうタイミングでボールを預けてやらなきゃいけないけど)、俊輔のテクニックや小笠原の精度の高いボール、ヒデのパスさばきなどで崩していけるか。もちろん個々に仕掛けていく姿勢は勿論のこと、個でまかないきれない部分はグループで連動して揺さぶらないとチャンスはなかなか生み出せない。そういう意識を持ってギリシャに対してどんどん仕掛けて欲しいなと。勿論上に書いたようなことも必要ですが、やっぱりこの試合のメインの見所は日本の選手達の技術や意識でギリシャの守備ブロックを崩せるかどうかだと思うので。勿論結果を残して欲しいですが、これが世界での高いレベルにあるレーハーゲルの守備ブロックだと言うことを感じ、攻撃に置いて何が足りないのかというのを捉えて欲しいなと。まあまずはシュートを打つ、沸くに飛ばすと言うところですが、そこまで持っていかないといけない訳ですしね。この課題は、2000年から置き去りにされている問題だし(WCもシュートはそこまで打てた訳じゃないのは事実、責任転嫁は良くないです)、しっかりと勇気を持って仕掛けて欲しいですね。

と言うことでどんな結果になるかは全く想像出来ないですが、とにかくチャレンジですよ。最近思うことですが、日本代表に対してどのようなモノを期待するのか(ジーコ云々ではなく)、彼らをどのような視点で見ているのか(例えば2002年の時のようにWC16強だからどうとか、僕みたいに仮称気味の評価で見てるとか)、そういうものを考えていくのも必要なのかなと思ったりしました。批判も良いし、シビアな目線で見ることも必要だけど、何かムム?と感じる部分もあるので。まあいいや。とりあえず今日は試合後レポートするかどうかは微妙と言うことで。まあと言うことでここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

何はともあれ、付いてきた結果@WY GroupLeague vsオーストラリア

正直試合中、このまま負けちゃった方が良いんじゃないかとか凄い思った訳ですよ。もちろん今の日本の指導方針+監督への不信感だったり、選手達も才能はあってもどこか戦う気持ちだったり、どうも覇気を感じないプレーに終始し、また動かない・・・・。まあゲームプランもあるのかも知れないけど、このままじゃ才能が死んじゃう気がして。でもこの先の選手達の事を考えたら、こういう舞台で本気の勝負を沢山積んだ方がいいのだから、やっぱり良かったのか。勝ち点2でのグループリーグ突破って初めて見たよ。結局は総得点でのグループリーグ2位。マドゥロ、GJ!そして前俊、熊を見返したね!

FIFA World Youth Championship Netherland 2005
Group A Japan 1-1 Australia @ Kerklade
Japan:87'S.Maeda Australia:75'Townsend

FIFA Official

日本スタメン:GK西川周作、DF柳楽智和、増嶋竜也(→80'森本貴幸)、水本裕貴、MF小林祐三、梶山陽平、中村北斗、家長昭博(→58'前田俊介)、兵藤慎剛(→67'水野晃樹)FWカレン・ロバート、平山相太

前半のようなとんでもないスローペースで、勝ちたいという意欲も、絶対に負けないという気迫も全く感じられず、戦う気持ちをロッカーに置いてきてしまったかのような消極的なサッカーに終始してしましました。ただ、今日は繋ぐ意識がいつもより少しだけ高く、慣れていないし動く意識が低いので、なかなか続いてパスは回らないモノの、むやみにボールロストすることは減ったのかなと。ただ守備に置いてもなかなかボールを取りきれず、アプローチに置いて後手を踏む部分も多く、淡々とゲームが進んでいき、結局0-0のまま前半を終わります。

後半、ようやく勝ちたい気持ちを持って試合に入ったことで、積極的に動いて良い形を作り出す。細かいパスからサイドを破いて、鋭いクロスを入れたりと惜しいチャンスも出来はじめ、さすがにあのもっさりとした前半の振り払うように戦い始める。まだまだ運動量は低いし、ラインが低く間延びして大きく中盤が空いてしまって、ほとんどDFラインでの対応となってしまってはいますが、梶山が少しずつ復調してボールを前に繋ぎ、平山もボールが収まるようになり、サイドに開く家長やカレンが仕掛けるなど、リズムは悪くない。しかし、ここで選手交代、前俊投入。前俊はアタッカーなので守備は出来ないのに、強要されて可哀想。家長はカードもあったけど積極的に動いていてこの采配に????と言う感じがありましたが、これでまた一時良くなっていたリズムを手放してしまう。ミスの多かった兵藤→水野とようやくまともな采配を振るって(怪我という要素もあるからどうなのかわからないけど)リズムを取り戻しに行くが、水野の運動量もカンフル剤にはならず、なかなか良い形が出てこない。平山の好判断からのクイックスタートから前俊が素晴らしいファーストタッチから相手をかわして、フィニッシュ!かと思われたが足元に入りすぎて奪われるなど、ゴールが遠い。後半30分、ここまで再三の安定したゴールキーピングでこのグダグダなチームを救い続けた西川がセットからハイボールの処理を誤り、これを詰められてオーストラリアに先制を許してしまう。しかしここからようやく覚醒した日本は攻勢に出る。大熊監督もようやくチキンから脱却して守備の要増嶋から森本へスイッチし、前への圧力を強め、又低く間延びの原因となっていたライン設定の修正等を施して、勝負に出る。この姿勢が功を奏したのか、バイタルに持ち込んだ梶山が、一度は阻まれたモノの手に当たった(?)事でボールが戻ってきたボールを苦しい体制ながら柔らかいボールを中に流し込み、これに反応した前田俊介が不得意な右足で振り抜き、これがGKの手を弾いてゴールに吸い込まれて、同点!時間は43分と終了間際のゴールでした。この後平山がカウンターから決定機を迎えるが、キックミスで逃すと、逆にCKからのカウンターを浴びて一気にゴール前まで持ち込まれ、チェックに入っていた小林が振られて目をつぶりたくなる瞬間、カレンが戻ってきてスーパーカバー!その後、CKが連続して続くが集中して守りきり、1-1。オランダ-ベナンは決勝トーナメントに1位通過が決まっていたオランダがマドゥロのゴールを守りきって、全勝での突破を決め、勝ち点2で内容も酷いモノの決勝トーナメントに進むことが決定、決勝トーナメント一回戦はアフリカ予選を4位で通過したモロッコと決まりました。

まあ本当にどうなっちゃうんだろうと思ってましたが、とりあえず選手のことを(強調)思えば、決勝トーナメントに進んでより厳しい経験を得れるというのは良かったのかなと。オーストラリアも決して強い相手ではなかったし(てゆうか弱かったと思う。単にでかくて、身体が強いだけでへたっぴばっかり、精度も低くミスも多かった訳だし)(8番のラテンな雰囲気漂うリズミカルなプレーと6番のパスセンスぐらいかな)、この相手に勝てないの?と思うような相手だった訳で、非常に不満というかこんなモノじゃないはずと未だに思う訳ですが、改めて未熟なところをさらけ出してしまいました。これは監督のせいではなく(まあ全般的には監督の責任ということなんだろうけど、てゆうか彼を登用する唯一の意味である精神的タフさや戦う意識など)選手達が非常に消極的で結果を怖れるような試合をしてしまうこと。せっかくの国際舞台であっても、ゲームの入り方が非常に消極的で意欲的にゲームに取り組まず、動く意識が低くパスの選択肢も広がらず、全く持って若さを感じない。才能に溺れているチームと成り下がってしまっているのかなと。意欲さえ高まれば、本当に素晴らしい力を持っている選手達なのに、そういう部分では精神的な要素でもまだまだ成長すべき、改善すべき点は多いです。

ただ、それでも自立の意識は出てきた部分もあります。それは繋ぐ意識。ここまでの試合に置いて全く機能せず、方針自体が疑問な放り込みサッカーから距離を置いて、繋いでボールを前に運ぼうという意欲があったこと。もちろん上に書いた通り、パス&ムーブ、パスコースの確保、オフ・ザ・ボールの動きなどが本当に質の低いモノでしたが、それでもミスをしてもそれを繰り返しチャレンジしたこと。大熊監督の方針を鵜呑みにせずに自分たちで考え、それを意識してプレーしたというのは改善の兆しというか成長の兆しがあるのかなと。まだまだこんなモノで納得してもらっては困るし、これからより判断力を速くし、積極的に動いて、どんどん前半から意欲的な姿勢を貫いて欲しいなと。貴重な時間である45分を無駄にしないで欲しいなと。今、ペースコントロールなんて覚える必要はないよ。まずは世界と真正面から対峙して経験を積むことの方が大事。自分たちでその機会を放棄しないで欲しい。その上ので結果であり、経験だと思うので。逆に大熊監督にも追い込まれてから勝負する勇気があったこと、決勝トーナメントでも最初から勝負して欲しいし、ベンチでは静かにして選手達を信じてあげてほしい。彼らの判断力を育てる場でもあるのだから、外でワーキャー騒がず、選手達を見守って上げて欲しい。前から思っていたのですが、オーバーコーチングは選手の成長を阻害しますから。

では選手評。簡単に。
西川周作(トリニータ)→ミスは言い訳の余地はないけど、君自体は素晴らしいパフォーマンスをここまで続けてチームを救い続けてきた訳だから、下を向かないで欲しい。個人的に非常に将来性を感じるし(特に初速反応の鋭さとセービングの安定度、そして観察力と読み)この経験を糧に、これからも成長して欲しい。ってユースが終わってから書くような文章になっちゃった。ミス以外は素晴らしかった。

柳楽智和(アビスパ)→多少ビルドアップで恐がりな感じもあるのは否めないモノの、守備に関しては身体を張って踏ん張るここのところのパフォーマンスを継続。長いボールは蹴っちゃいけない訳じゃない、逃げの姿勢で責任回避的に蹴るのではなく、タイミングを計り(周囲のサポートの有無、ターゲットと相手のポジショニング、ボールの質など)きっちりとビルドアップになり得るボールを蹴る必要性を感じて欲しい。がむしゃらな姿勢はこのチームに足りないモノ、続けて欲しい。

増嶋竜也(FC東京)→不安定。カバーなど良いシーンもあるけど、人に対しての対応、ビルドアップにおいてのやってはいけないミス、そしてライン設定と改善しないといけない点は多い。もっと強気に、結果を怖れずにもラインは高く。間延びの原因だし、何よりも消極的な姿勢を表しているのだから。弱気は最大の敵。

水本裕貴(ジェフ)→本当に安定しているし、家長・前俊とあんまり守備に置いて期待出来ない選手を前に抱えながらよく踏ん張って瓦解を止めていることを考えたら頭が上がらない。ビルドアップもトップチームの経験が活きているのか落ち着いているし、積極的にオーバーラップを仕掛けるなど、このチームでは一番頼もしいし、計算出来る。

小林祐三(レイソル)→ラインが低いのも手伝って、どうしてもフォアリベロ的な役割になってしまい、スペースをケアしきれない部分が多い。それでも後半は積極性を見せて攻撃に絡む意識も見え、ようやくJでのプレーが少しかいま見えた。このチームでは泥を被る存在だけど、もう少し影響力を強めたい。しっかりと取りきる強さを。

梶山陽平(FC東京)→前半だけの出来なら酷評もの。才能に溺れて動かない、こんなモノじゃないはず、と書こうと思ったのだけど後半はゲームの流れに乗ってボールに多く絡み、また前にも顔を出してチャンスを生み出すなど(アシストも記録、平山へのパスも素晴らしかった、あれは平山が反応しなかったことを責めてやってほしい、彼のためにも)らしさも発揮。良い形でボールを散らし、キープに置いても相手の身体の強さに負けずに踏ん張ってキープしたり、守備に置いてもうまくセンスを発揮してボールを絡め取るなど、ハイブリッドな部分をかいま見せた。まだまだこんなモノじゃないはずだし、意識をより積極的にし、切り替えを速くするなど運動量を増やせばもっと良くなる。こんな所で満足してもらっては困るよ。小さなパスの弱い部分など細かい部分は気を付けて。

中村北斗(アビスパ)→なんか大人しくなっちゃったなぁと言う印象。アジアレベルとは違うにしても、もっと上がってあの直線的な速いクロスを見たいんだけど、突破出来ないし、回数自体が少ない。確かに守備は安定するようになってきたけど、サイド(バックにしても)の仕事はそれだけじゃない。ビルドアップにより強い参加意欲を持ち、タイミング良くあがって仕掛けるシーンが見たい。これなら水野と変えられても文句は言えないかな。

家長昭博(ガンバ)→相変わらず積極的な仕掛けで閉塞した状況を打開しようという意欲が見える出来。細かいプレーが雑と言う個のチームの例に違わぬ悪癖はあるモノの、それでも十分に武器があるのだからそれを前に出していけばいいと思う。ただフィニッシュ、打ちたいね。平山なんか無視だ、打って良いよ。交代に疑問。彼以上に局面打開が期待出来る選手はいないのに。より動いてボールを呼び込む動きを。自分で自分の働き場所を作る意識を。

兵藤慎剛(早稲田大)→早くマリに来い、鍛え直してやる!と言う感じかなと。確かに様々なところに顔を出してボールにも絡んでいるのだけど、雑なプレーも多いし、実効的要素が少なく、余り意味のないプレーが多い。もっと周りを把握し、感じる力を強めてほしい。こんなに出来ない選手ではないはず。キックもぶれすぎ。出れない選手の分も考えて、雑なプレーだけは勘弁。Capのプレッシャー?交代は妥当。

カレン・ロバート(ジュビロ)→まあ攻撃に関しては相変わらずチームの攻撃が定まらず活きるような場面が少なく苦しんでいるが、その分動いているし、貢献度は高い。このチームに置いて動く選手は希少なだけに、ありがたみを感じる。しかし、カレンも例に漏れず雑なプレーが多い。まあそれでもあのスーパーカバーはゴールと同じくらいの価値。サポートの距離感とアングル等は改善の余地あり。

平山相太(筑波大)→ヘッドは当てればいいよ、振ることない。シュートは枠に飛ばそう、軸足の距離遠すぎ。ポスト早く裁け、判断遅すぎ。CKからの惜しいシュートはあったが、それ以外はかなりイマイチ。自分が巧いと思っているようなプレーが多いし、過信して欲しくない。足元は下手なんだから、自分の役割をまずこなすこと。突破に関しては確かに柔らかいけど、効果薄い。より感覚をとぎすませ、反応してほしい。タスクの鍵であり、エースストライカーと責任は重いがシンプルにプレーしてペナで勝負するという事をしっかりして欲しい。

前田俊介(サンフレ)→神!この才能を無為に扱われた事に本当に腹が立つ。理不尽采配のフラストレーションを爆発させて、逆に監督を救うゴール。彼もアタッキングエリアで光る選手、小野監督の彼の使い方を見ていると本当にそう思う。左サイドでもある程度光ったが守備を求められてもきつい。そういう部分をカバーするような采配をして上げて欲しい。見事なクラックぶり。

水野晃樹(ジェフ)→カレンと一緒でこのチームに置いて動く選手は希少価値が大きい。ただ動くだけじゃなく、ボールに絡んでも有機的に機能出来るこのセンスを90分使うべきなのではと改めて思った。チームの劣勢の中で下がらされる部分も多かったが、それでも動き回った。FKも変わらず鋭く、ベンチに置くのは勿体ない。

森本貴幸(ヴェルディ)→2戦目の不出来を乗り越える積極的プレー、とにかく勝つ意欲に溢れていたようなプレーでチームを鼓舞した。前を向けばさすがに鋭く、シュートこそなかったが流れを引き込んだ。ライバル前俊が結果を出しただけに正念場。ワンダーボーイも結果が欲しい。刺激しあってより高みに登って欲しい。

まあとにもかくにも決勝トーナメント進出を決めた訳で、もう結果に引きずられることなく真正面から自分たちのやりたいサッカーで勝負して欲しい。別に結果は出なくても構わない、結果を怖れず世界とぶつかり合うことでわかることの方が価値は高い。それをトーナメントでして欲しいなと。複雑な部分は否めないですけど、行くからには正々堂々とぶつかって散るぐらいの意識で頑張って欲しい。熊、弱気にならず最初から勝負に出ろ。初戦のようなギャンブルではなく、積極的に出来の良い選手を使い、選手達に前に出て戦う意識を促す選手起用をしてほしい。指揮官がびびってちゃ世界と勝負は出来ない。もうノルマを達成したなら、もう良いじゃないか。と言うことで今日はここまで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 18, 2005

WYプレビューと合わせて、軽めに今日のニュース雑感。

はい、昨日休んだというか下のエントリーの追記修正に忙しかったので、その代わりに軽くニュースを試合の前に。ちなみにユースのプレビューみたいなのをかんたんにはてなのほうにかきましたのでよろしかったらどうぞ。

不退転の決意で(僕の読書+日常記録)

こっちに書けばいいのにねぇ、僕っておばか。ではさっそく。

・マリ関連中心に国内ニュース。

中澤横浜残留、W杯へ移籍封印(ニッカン)

ごめん、佑二。はっきり言って安心した。残ってくれてめちゃくちゃ嬉しい。でもまだ大筋合意と言うことでサインはしてないみたいで、安心出来ない部分も。田辺氏もドイツ中心にかなり精力的に動いてるみたいだし、決まるまではまだね。でも残ってくれるんだ・・・・嬉しいね。2年半の契約で8000万。マツと同じくらいかな?

まあこの判断は本人にとっては苦渋と言ったら苦渋なのかも知れない。確かにWC前で言葉もわからず適応出来るかどうかも不透明な海外への移籍は確かにリスキー。ワールドカップへの思い入れもあるだろうし、前回の悔しい思いもあるだろうからだからこそ、海外よりもと言うのもあるのかも知れない。もちろん身を粉にして身体を張って自分の手で勝ち取ったモノだしね。まあどんな決断をしようと応援したい気持ちが強かったので、一番自分が納得出来る形を取って欲しいなと言うのは変わってません。

しかし例えばWC後に移籍と言うことになったら、1.5年分の違約金か・・・しっかりと考えてるね。偉いなぁ。

安貞桓は退団へ -横浜Mが新外国人獲得へ-(カナロコ)

と言うことで続報、安様はやっぱり退団の流れは変わらず。海外がダメだったら(デポルにスポンサー付きの6億で逆オファーなんて話も)レイソルとか水原とか蔚山なんて話も出ているけどやっぱり寂しい。結局、タイプの違うFWというのは「一人で局面打開出来る選手」=エメルソンみたいな怪物とのこと。しかしアジアレベル最高峰のFW以上ってそんなん取れるのか?それなら安様でも・・・・。

でマグロンも続報、佑二の件でもコメントを出していた坂木強化部長が「来るという感触を持っている」とのこと。現役セレソンは久しぶりだし、もう後はまとまることを願うばかり。良治神、アキは正念場でっせ。

阪南大・伊野波、横浜M入りも 世界ユース選手権(スポニチ)

ボランチ飽和気味なのに・・・・でも守備に重きの置ける選手というのはちょっとありがたい・・・・、ただチリ戦を見限り余り特徴のない選手って感じもしたしなぁ。ユースの選手達はますます厳しくなっちゃうし・・・・。ユニバーシアード(9月)以降との話だけど、強化指定にするにも遠いし、そうなると中退?とりあえず兵藤が気になる?岡ちゃん好みっぽいし。

原監督「今野は出せない」(スポニチ)

まあもっともな話。本人も本心かどうかは別にして今は考えていないとのこと。まあそれが良いのかも。チャンスはまだある。

ケンカ別れ…神戸レオン監督57日で解任(ニッカン)

ミキティご乱心?これで3人目か・・・・。レオンへのお金はいくら掛かったのかしら?てゆうかビジョンがないまま監督丸投げじゃ理解も何もないし、主体的な強化にはならないのでは?まあ大体ハシェックを解任したところで意味がわからなかったし、そういう意味では我慢も足りないし、よくわかんない。レオンが来て、成績は出ていなかったけど内容は好転してたし、そして新外人獲得でこれからと言うこともあったのに・・・。

よくわからないけど一番可哀想なのは選手か・・・。これじゃいくら金があっても魅力的なクラブにはならないね。結果だけを求めるって当たり前だけど、具体的なビジョンじゃないし。後任はパベル。

ちなみにこれが会見だそうな。大人なレオン。

・海外は気になるところだけ。沢山は又の機会で。

シュツットガルト、トラパットーニが新監督に=ドイツL(スポナビ)
ローマの新監督はスパレッティ=セリエA(スポナビ)

トラップに関してはイタリアに戻るんじゃなかったの?でもシュツットガルトとトラップのイメージが全く合わない気がする。でもザマーの後でうまくいったら、それはそれで格好いいかも。バイエルンでの成功体験もあるし、期待は持てるかも?ただ選手がボンボコ出ているだけに立て直しは結構大変そう。
で、スパレッティに関してはきっと前からオファーが来てたんだろうね。だからこそあそこまですっぱりとウディネを切ったのかなと。今年の躍進で一躍再建(?)請負人みたいになった訳だし、今度は混乱のローマを同じく引きずり上げるのか注目。モンテッラ・ノンダの起用もこれでスムーズになるかな?

リヨン、ペドレッティが加入=フランスL(スポナビ)

まあ最初からイタリアかイングランドに行っておけば良かったのに、混乱のマルセイユなんかに行くから・・・・。あのときもびっくりしたけど又国内か・・・・。まあ一度立て直さなきゃいけないし、ここでまたと言うことかな?エシアンやジュニーニョ・ペルナンブカーノが移籍濃厚だし、その穴埋めとしては絶好の人材。移籍金は8~9.3億。

デコがバルセロナと契約延長=スペインL(スポナビ)

まあそれだけ良い働きをしてますからね。デコさんが2010年まで契約延長、シャビとのコンビは綺麗だし、イニエスタのお手本としても絶好の選手。本当にクオリティの高い選手だし、何よりも本当に頭が良い。こういう選手が育ってきて欲しい。技術やフィジカルだけじゃなくてね。

ユヴェントスのカポ、レンタルでモナコへ(スポナビ)

まあカペッロ好みの選手じゃなかったし、セリエに余り順応出来ていなかったから良い移籍かな。ジャパンツアーで元気いっぱいだったけど、見ての通りユーヴェのオートマティズムには馴染めなかったし、あんまり守備が上手じゃない。まあカモも同じようなもんだから、フィジカル的に優れているカポに慣れて欲しかったけど・・・。

と言うことで噂とかは今回は抜きで、決定事項だけ。噂ならフィーゴとピレスとソラーリがまとめてインテルに来るとか色々あったけど、まあ今回はスルーで。代表系のやつはブックマークに張ってるし、もう次々来るので終わってからかな。とりあえずそういうことでとりあえずここまでっす。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 17, 2005

現在地を改めて感じたハノーバー@ConfederationsCup 2005 vsメキシコ

ポプラの綿毛が飛ぶノスタルジックな風景の中、始まったコンフェデ第一戦ですが、結果としては逆転負けでしたね。メヒコ強いなぁ・・・・、というより巧いなぁ、かな?でも凄い沢山課題が見えた試合でしたね。日本の甘さや曖昧で定まっていない部分をあざとく突かれて、それをゲームの中で見いだし、それをチームの中でチームの共通の狙いとして実行出来る懐の深さは流石。良い試合が出来て、本当に良いレッスンとなりましたよ。来年の頭ぐらいにアステカでもう一試合ぐらいお願いしたい位。

FIFA Confederations Cup Germany 2005
Group B Japan 1-2 Mexico @ Hanover
Japan:12'A.Yanagisawa Mexico:39'A.Naelson"Zinha" 64'F.Fonseca

FIFA Official

日本スタメン:GK川口能活、DF茶野隆之(→82'玉田圭司)、宮本恒靖、田中誠、MF福西崇史、中田英寿、加地亮、アレックス、小笠原満男(→63'大黒将志)、中村俊輔(→54'稲本潤一)FW柳沢敦
メキシコスタメン:GK O.サンチェス、DFガリンド、サルシド、オソリオ、MFトラド(→46'ペレス)、パルド、カルモナ、ナエルソン"ジーニャ"、ロサーノ(→46'ピネダ)FWボルヘッティ、フォンセカ(→86'J.P.ロドリゲス)

キックオフ直後から狭いエリアをリズミカルな細かいパス交換で日本の隙間を縫ってきたメヒコは開始直後からいきなりビッグチャンス、右から左に巧く持っていかれて、一番左で1vs2の状態を作られて、抜け出されて強烈なシュート、それはミスになるモノのそれを詰められていきなりヒヤッとするシーンを作られる。日本も右サイドから俊輔が巧くかわして低いボールでニアにヤナギへ送り、逆にチャンスを生み出す。そんな激しい立ち上がりから始まったこのゲームは、まず細かいパスとそれに必要な動きをしっかりとやって日本をかき回したメヒコが握る。崩すには至らないものの、切り替えの速さ、細やかな技術の確かさ、そしてサッカーをよく知っている巧いコントロールはやはりレベルの高さを感じる。しかし、日本も深めにラインを取りながら最後の部分で人を捕まえていることでなんとかしのぎ、また中盤で良い形で奪うとヒデのダイナミズムと共に速い攻撃に転じたりとやられっぱなしにはならない。少しずつメヒコのペースに慣れてきて取り所を見いだし始めると、ツネからのフィードを巧くコントロールしてサイドに逃げながら視野を確保した小笠原が前を走る加地のスペースへ落とす精度の高いフィードを送り、そのボールを加地がダイレクトでニアに速いボール、これをヤナギが巧みに流し込んで決めて素晴らしい先制点!今まで見たことないような縦→縦という形でスペースを突き、その後加地がしっかりと中の状況を把握したクロスを送ってヤナギがピンポイントで合わせるという素晴らしいサイドアタックからのゴールで、本当に綺麗に決まった1点でした。この後も中盤でインターセプトして速攻という形から、ヒデが長い距離をドリブルして後ろを追いかけた俊輔を経由して左サイドを上がったアレックスへと言った形も見え、バーレーン戦から又一つ良い形が出来てきたのかなと言う感じがしました。ビハインドを背負ったメヒコはチェックがより前から来るようになり、これがしっかりと一手目の動きをだけでなく、その後の二手、三手と連動してインターセプトを狙う形で楽にボールを回させてもらえなくなる。落ち着いてアプローチをかわして繋いで、ダイレクトを沢山絡めたアタックなどのチャンスも作るが、メヒコも軽やかなテクニックにアプローチを簡単にかわしてシュートに行くなど、大人しくはしてくれない。その後も日本にちょっとだけリズムあったのかなと思う時間、良い形はあるもののシュートに繋がらずもどかしい、そんな中で左サイドで突破を止めたアレックスのファールからのFKから、ボルヘッティの強烈なヘッドで決定機を迎えて(これは能活が抜群の近距離反応でファインセーブ)、ここから徐々にメヒコへリズムが移る。段々中盤でバランスがおかしくなると共にチェックが曖昧となり始め、福西一人ではまかないきれなくなってバイタルが開き始めると、ミドルレンジからのシュート浴びはじめる。カウンターで対抗するものの、結局39分左サイドに人を集められて中にはたかれるとフリーとなったジーニャに素晴らしい落ちるミドルを決められて同点となる(俊輔の緩いチェックが始まりで、ヒデが助太刀に来るけどはたかれて、加地が気付いてコースに入るが時、既に遅し)結局前半は1-1で終わる。

後半、メヒコは中盤をてこ入れ、決して悪い訳ではなかったが、より強化したという形か。いきなりセットで前半と同じような形ですり抜けるよう形からヒヤッとする形からゲームが始まる。前半ほとんど消えていたどころか、本当に動けていなくてひどかった俊輔が仕事をする、右サイドから綺麗にアレックスへ通し、動き直してアレックスが中に流し込んだボールをバイタルで受けると、ヤナギとワンツーの形で抜けようとする形があるが阻まれる。ボールと人がもっとスムーズに動くと空いてきそうな感じもあるが、さすがにメヒコもそこまでやらせてくれない。ポゼッションはメヒコに握られる苦しい展開ながらもそれなりにチャンスはあるのだけど、加地のアイデア溢れるループでの中への折り返しからヤナギが反応するがオフサイド、小笠原がカウンターから左に俊輔、右にヤナギとなり、ヤナギへスルーパスを送るが繋がらず、とシュートに繋がらずに芽吹かない。中盤のチェックの混乱はハーフタイムでも修正しきれず、良い取り方の時もあるけど、簡単に言えば枚数不足で、メヒコは後ろから深い位置まで上がってくることもあって、どこまでアタッカー達が戻るのかと言うところが鍵なのかも知れない。その後ヤナギが俊輔の柔らかいスルーパスから抜け出してシュートに繋げるがオフサイド、俊輔は結局良いところなく交代、稲本を投入して中盤のてこ入れを計り、ヒデが前へ(個人的に俊輔ヲタだけど、この日の俊輔はハーフタイムで交代が良いところだったかも知れない)これで稲本のダイナミックな動きが加わって、小笠原の丁寧な落としから稲本の強烈なミドルが飛ぶなど活性化したかと思われたが、チェックに絡め取られる日本の攻撃に対して、相変わらず簡単に失わないメヒコの軽やかなパス交換という図式は変わらない。取り所が最終ラインとなってなかなか難しい状態の中で右サイドをフリーで持ち上がられるとスムーズに右に流れてきたボルヘッティへ楔を打たれ、右サイドに展開されると加地との1vs1で翻弄したペレスから良いクロス、人数・マーク共にきっちりと整っていたがアレックス、茶野と飛んだモノのフォンセカにヘッドを許し、能活触れず失点。整っていたとしても決める精度という一段高いレベルにやられた形か(マークがずれていたのかな?アレックスはついていたけど、本当なら茶野がマーカー?)この後、小笠原に代えて大黒を入れて2トップにチェンジ、どうしても前の人数的に足りていない部分を補う形か。稲本が前でよく動きながら裏を狙い続ける大黒へと狙うパスなど可能性を感じるが、さすがにメヒコも簡単には許してくれない。人とボールが動く形になるとズレも出来るが、そういう形がなかなか出来ないだけに難しい部分も。手前でコースを変えられてボルヘッティにかいくぐられてネットを揺すられるがオフサイド。うーん苦しい。加地が良い上がりを見せてヤナギが消えてから出るという鋭い動きでヘッドを合わせるが、当たりきらず。この後玉ちゃんを入れて3トップとして、最後の猛攻に出るが、結局メヒコのしっかりと組織された守備を崩し切ることは出来ずにタイムアップ。コンフェデ初戦は1-2としっかりレッスンされてしまいました。

あまりに幸先の良いスタートに、もしかしたらいけるかなと思いましたが、そうは甘くなかったですね。しっかりと整備しながら2手3手先を読む様なプレスで絡め取り、また攻撃のおけるミドルレンジから狙う積極性、細かいパスを回すためのオフ・ザ・ボールの動きの連続性など非常にチームとしてまとまっていたメヒコに対して、戦術で武装出来ていない日本はアジアではうまく回ったプレスもメヒコの小気味良いパス回し相手に、脆さと曖昧さが露呈してその穴を広げられ、攻撃に置いても最後の部分で精度を保てない部分やオフ・ザ・ボールの意識も低くダイナミズムがなかなか生まれないこともあって、相手を揺さぶるような形が少なかったのかなと。メヒコのあまりに的確な状況把握能力とそれを実戦するだけの高い技術力、そして相手の虚を突くオーバーラップなどを絡めて崩しに入るポゼッションスタイルは少なからず見習う部分は大きいし、それこそ非常によいお手本だったのではないでしょうか。

失点シーンはアジアではなかなかお目に掛かれないレベルの形だった訳ですが、どうしても甘さというか、アジアレベルのイメージが抜けきっていないという感じを受けました。ペナ外からのミドルシュート、そしてマークがあっても当てて決められてしまうと言う形でしたが、注意外の所では緩かったと言うことはあったと思う。よりシビアに考えていかなければならないし、範囲を広げて様々なところでしっかりと注意していかなければ又やられる可能性はあるだけに、この部分でも意識改革は必要性を感じました。それとミドルの元になった中盤のスペースに関してですが、一番はロストの後により切り替えを速くする意識が必要なのは明らか(ジョグで戻ったりとだらだらした雰囲気が多すぎる)切り替えられないとしたら、前からアプローチに行って遅らせるなど、相手の攻撃を遅らせる努力が必要だし、チームとして守る意識というのをより高めなきゃいけないのかなと。色々な部分では小さくない差があった訳ですが、まあこれが現実と言うところでしょう。日本の素の姿として、きっちりと捉えていって欲しいところです。

しかしチームとして差があったにしても、個人では大きな差があったかどうかと言うは正直わからない部分があります。ただ、一つ感じたのは頭の部分。試合の流れを捉える能力だったり、状況を把握する能力、そしてその中でやらなければならない事をしっかりと実行に移すことが出来る判断力などの部分には差があったのかなと思いますが、例えばフィジカルだったり技術だったりというのでは、差はなかった気もします。でも、この試合に置いてよくアジア予選時に耳にしたボディコンタクトで戦いセカンドボールをモノにすることだったり、1vs1で負けないことと言った姿勢は全く感じ取れず、そういう部分では何かチームの中に甘さが残っていたのかなと。囲んでも取りきれない、1vs1で正対してあっさりと抜かれるシーンが目立つようでは実力上位に勝てる要素をより下げたと言った感じでしょうか。その辺は本当に物足りなかったし、淡泊に感じました。

と言うことで昨日書ききれなかった選手評を。まあ色々と思うところもあるけど、まあ佑二が出てたら、引き分けだったかなぁと思うのは、僕だけかな?

川口能活(ジュビロ)→失点シーンに関してはノーチャンスだったかなと。まあ難しい部分もあったけど、セットプレーで妙にボールが通過してしまう部分など、GKの飛び出しじゃない部分もあるけど、しっかりと確認したいところ。神になりそうなブラジル戦はいいとして、次のギリシャ戦はセットプレー等で結構飛び出しに試されそう。ニアに速いボールでハリステアス来るよ?(ちなみにデラスはお休み)

田中誠(ジュビロ)→それなりに安定していて、いつも通りなんだけど、カバー以上に積極的なアプローチでボールを取ると言う形も欲しい。ましてやボンバがいないからね。オーバーラップを促進させるような形とかも合って悪くなかった。

宮本恒靖(ガンバ)→確かに良い読みからのインターセプトとかもあるんだけど、いかんせん取りきれない部分だったり、軽い部分だったりと気になる部分も。ボルヘッティがかなり宮本にご執心だったけど、それはやっぱり背の部分だったりフィジカルの部分だったり。その辺個でも頑張りたい。中盤のプレスを支持する声とラインを強気に押し上げることでチームの背中を押したい。

茶野隆之(ジュビロ)→久しぶりの出場でも落ち着いて、そして積極的に出来ていたのかなと。佑二のパフォーマンスを意識してかわかりませんが、前目に出てプレスの一翼を担う部分もあったり、破綻する部分はそんなになかったのかなと。ただ取りに切る強さだったり、失点シーンもそうだったけどマーキングの部分だったり、もっとしっかりとやらなきゃいけない部分も。個人的には佑二様の存在感はやっぱり大きいなと感じました。いや、茶野が悪い訳じゃないけど。

福西崇史(ジュビロ)→気付かなかったけど、ジュビロ多かったなぁ。まあいいや、お疲れ様と言いたくなる状態だったと思う。ほとんどDFラインと行動を共にしながら、なんとか凌ごうと踏ん張っていたけどいかんせんまかないきれない大きなスペースが。繋ぎの部分では多少リスキーかなと思う部分もあるけど、さすがのプレー。役割分担はしっかり出来ていたけど、はっきりしすぎていたのか、その辺はもう少し修正が必要か(福西が悪い訳じゃないけど)

中田英寿(フィオレンティーナ)→悪くはないけど、さすがにこの日はバランスが前に倒れすぎたか。きっと俊輔の出来が悪かったこともあって前のダイナミズムの必要性を感じていたのかも知れないけど、その分守備に置いてはかなりおざなりとなってしまって、後ろに大きなスペースが。もちろん周りがカバーしないといけないという部分があるにしても、チームの曖昧さがより顕著になったのかなと。DFに関しても1vs1に誰よりも拘っていたけどかなり軽かったし、そういう部分ではその発言に伴う動きを見せて欲しかった。ただ攻撃に関してはさすがの存在感。非常にアグレッシブに推進力を活かしたドリブルからのカウンターや巧く中盤を作って動いてと非常に良く動いてアクセントになった(ただコンビネーションはまだまだか、意思疎通というか柳沢・小笠原・俊輔とこの日は合わないシーンも多かった)やはりボランチがいいかな?身体もキレてるし、次期待。

加地亮(FC東京)→この日一番良かった選手なのは間違いないでしょう。ポゼッションを相手に握られる中で、なかなか上がれない部分もあったけど、チャンスとなればタイミングの良い上がりを見せ、ダイナミズムの一翼を担う大きな要素となった。そしてあのクロス、ここのところ変化の見えていた部分があった訳だけど、よく考えて中の状態を把握してクロスを入れている感じがあるのかなと、そしてあのニアのクロスと。実はヤナギとのコンビが凄い良い。感覚的にあうのかも知れない、しっかりと動いて合わせてくれている部分をしっかりと活かしている。失点シーンである上げられたクロスに置いては、縦と中と両方切ろうとして翻弄されちゃったかなと、残念。でもこれ継続したい。

三都主アレサンドロ(レッズ)→加地と比べると本当にコントラスト、段々悪い部分が前に出てしまって辛いところ。1vs1は抜けず、良いアクセントになることも少なく、守備に置いてはやっぱり軽さが目立ち、これでは困ってしまう・・・。次は正念場。でっかい相手に対して、良い形で変化を加えたい。良いオーバーラップもあったし、そういう部分ではもっと数を増やしてほしい。

小笠原満男(鹿島)→ゴールに繋がるパスは素晴らしかった。その他でも沢山動いてボールに絡み、良い形も作った。そして守備においてヒデの守備貢献が非常に薄かった部分をカバーして戻ったりと、貢献度は高かった。しかし攻撃に置いては精度がイマイチだったり、守備に置いてはいるのだけど取りきれない部分だったり、肝心なところで遅れてしまったりと実効的要素は低かった。ただ、このスタイルに置いては俊輔より適性は高い。

中村俊輔(レッジーナ)→久しぶりに相当悪かった。このスタイルの中でより色々なポジションで動く意識を高めないと、攻撃自体が停滞してしまうし、詰まってしまう。今シーズンはそれなりにそういう部分が向上していたので、期待もあったけど全然だめだった。そういう部分でより高い意識が必要。それと、軽いラフプレーでリズムを乱した部分。キープしては取られ、突破に掛かっては取られと、ロストが多く、完全にチームの中で信頼を失うような出来だったことは否めない。腰が痛かったにしてももう少しスピードアップして奪取するシーンが必要だし、守備に関しても身体を張らないと。厳しいけど、これも又事実(書いていて悲しい・・・・_| ̄|○)とコピペ。もしシンジが戻ってきたら、ヒデは前にずれる、小笠原が調子良い、スタメンの危機。このままではいけない。もちろん怪我の影響もあるにしてもそういう危機感を感じてプレーして欲しい。ハーフタイムでの交代でもよかったか。出来ないなら休む、それも又決断。

柳沢敦(メッシーナ)→開花の兆しか、本当に逞しい。ゴールに関しては得点感覚の鋭さ、1トップの責任感を感じるプレー。他にも鋭いヘッドやこじ開けてのシュートなどフィニッシュの意識が目立ち、責任感からプレーぶりが変わってきた。動きは相変わらず素晴らしい。加地とのコンビネーションが冴えるなど、本当に彼あってのスタイルと言うことを改めて感じた。この試合ではポゼッションで劣勢に陥って、孤立無援なところはあったが、それでもズルズル下がらずに前に残る我慢もしていたし、そういう思い切りは◎。継続求む。

稲本潤一(WBA)→中村俊輔の低パフォーマンスにより早い時間帯から投入。結構北朝鮮戦でのパフォーマンスが高評価なのを感じて、自分的に????って感じだったのだけど、今日の方がよかった。後ろからしっかりと守備をして、その後らしい機動力で前に出たり、得意の長いフィードで大黒を走らせたりと、アクセントを付けた。多少取りきれない部分があったけど、チーム全体もそうだったので何とも言えないかも。後はビルドアップか。

大黒将志(ガンバ)→チーム自体が前に人がいないと言うことで、厚みを加えるために投入。彼はより裏への意識をチームに付随させ積極的にゴールを狙ったが、メヒコの先回りされた守備に警戒されたこともあって今までのような活躍は出来ず。ただ、それでも細かいプレーもしっかりと、チームタスクもこなしていたし、悪くない。俊輔の状態が悪かったら、スタメンも?

玉ちゃん(レイソル)→閉塞した状態の打開のため投入。システムとしては初めての形だったけど、とにかくビハインドの状態なので動き回れと言うことだったか。基本的にトップ下のような感じで、前を向いて仕掛け、ゴール前に顔を出してと忙しく働いたけど、報われず。短いながら、存在感は示した。前を向いての突破だったり、キレは戻ってきた。

かなりきつい意見もあるし、色々と見て回って日本ってなんだかんだ言ってこのくらいの相手には結果を期待されているんだなぁと思いました。まあ正直過大評価のような部分というか、当たり前だけど評価基準が2002年の武装された日本が基準になっているからこそなのかなと。まあそれはそれで間違ってはいないのかなと思うけど、こういう形でもそれなりに戦えたということで評価しても良いのではないかなと(まあ相当ポゼッションを握られていて、押し込まれていた部分も多かったですが)と思ったりしました。まあ価値基準だったり、判断基準の違いがあるからこそ、雰囲気の違う評価になるのかなと思いました。

と言うことでこれで完成と言うことで。まあ個としての単純な能力はそんなに差がないにしても、意識だったり、サッカーする上での頭の良さだったり、戦う意欲だったり、そしてロジックを体現する能力では小さからぬ差はあった。弱点を暴かれるような試合だったと思うけど、ここからは、こういう試合で感じたことを取り入れ、また修正し、次に繋げるかというのが大事なのかなと。まあ現在の日本の位置を表すような試合だったと思います。まだまだ世界は遠い。でも良いレッスンになりましたね。と言うことで今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より丁寧に、より意識を高く@WY GroupLeague vsベナン

と言うことで望みは繋がりましたが、才能を無駄遣いする熊のぽっかりサッカーに相変わらず落胆を隠せません。このゲームをドローが取れて良かったとするのか、勝ちきれなかったと嘆くのか、色々な考え方がありますが、まあ人数云々の前に勝てる試合だったのかなと。しかし監督という職業はチームを白にも黒にも変えてしまう。そしてその影響を色濃く受けるユース世代においては・・・・。

FIFA World Youth Championship 2005 Netherland Group A Japan 1-1 Benin @ Kerkrade Japan:65'K.Mizuno Benin:37'Maiga

FIFA Official

日本スタメン:GK西川周作、DF柳楽智和、増嶋竜也、水本裕貴、MF小林祐三、梶山陽平(→46'水野晃樹)、中村北斗、家長昭博(→84'苔口卓也)FWカレン・ロバート(→76'森本貴幸)、平山相太

と言うことでまた試合直後にはてなの方で雑感を書いてあるので、そちらでゲームの雰囲気を。
この結果はベターなのか、それとも(僕の読書+日常記録)

FIFAのゲームレポートで、熊ジャパンのサッカーが酷評されてますよ。(ぼそっ)まあ妥当な評価なんですけど。

ブラックアフリカンの身体能力の前に苦戦し、虎の子とも言える平山の高さというよりどころをなくしてチームが路頭に迷いそうになったところで、水野(持ち前の運動量と積極性、そして鋭いキック)と家長(99WYを本山を彷彿とさせるキレとテクニックの融合した抜群のドリブルによる局面打開)に救われた形になりましたね。ただ落ち着いて考えるとベナンは強かったのかな?と考えるとはっきり言ってそんなことはなかった。ましてやオランダに比べたら・・・・。身体能力と前にいるオモトヨッシを核としたの細かいパス交換からの突破と前へのチャレンジの姿勢が怖かっただけで、基本的には自分たちのミスが恐怖感を呼び、相手を大きく見過ぎて苦戦に結びついてしまったのではないでしょうか。自爆というかなんというか。まあ若いのでしょうがない部分はありますけど、チームに置いてオランダ戦で見せたような勇気はこのゲームに繋がらなかったのかなと。

非常に前にチャレンジする姿勢が強いベナンのDFスタイルはプレーサークルの違いもあって迫力があるモノでしたが、前半ゴールを許すまでは、一つのアプローチに対してスペースというのは必ず生じていた(特に平山のポストに対して、センターバックが躊躇なく前にチャレンジ、でも他の選手はそのカバーに入らない。負けない確信があったのかも知れないけど、その分裏にはカバーしきれないスペースが空いていた)落ち着いて見れば、大して連動している訳でもなく、一ついなしてしまえばチャンスになりそうな感じはあったのですが、どうしても長いボールを蹴ることで根づいてしまった逃げの姿勢が前に出てしまったことで何度も苦労して奪ったボールを無為に捨ててしまって相手にリズムを渡してしまった。もちろん特有の伸びてくる足につっかかってしまったこともあった訳ですが、序盤積極的に出て掴みかけた良いリズムを手放した事が今更ながらに勿体なかったですね。結局その流れを挽回出来ないまま先制点を献上してしまった訳ですし、この選手達がこんなサッカーさえしていなければと、ゲーム中から心底思いました。

身体能力に苦しむ中で改めて技術の大切さ、一つ一つのプレーを丁寧にしていく精神、ひいては繋いできっちりとアタック出来るところまで繋ぐ姿勢など、改善の余地というか意識を変えていかないといけないのかなと感じる部分が多くありました。平山がかなり相手の身体能力に苦しみ、競り合いに勝てずにうまくボールを繋げなかったことを見ても、きっちりと繋いで攻撃に入っていく必要性を感じましたが、どうしても慣れというものがなく、中盤がボールを受ける意識が低くDFラインからボールを引き出せず(当たり前かも知れない、長いボールでの攻撃構築を主に置いているのだから、プッシュアップしてセカンドボールを拾うと言う意識が先に出るのは当然)サポートのない中で繋ぎに置いても焦りや技術の拙さから詰められたらパニックに陥って雑になってミスとなり、ミスが怖くなって結局精度の低いボールを蹴り出してしまうと言う形の繰り返し。精神的な部分を考えたら、ボールを大事にしない「一回繋がればもうけもの」のサッカーをしているのだから仕方ないと言ったら仕方ないのですが、それが他のプレーに影響しているのが残念だなぁとどうしても思ってしまいます。ただもちろん選手達にも責任はあるし、そういうミスをそのまま似ているというのも問題、要求しなきゃいけないし(ミスをした側もそうだし、周りの選手は当たり前だけど)、もちろん各々の受ける動きの意識というのはより高くしなきゃいけないのかなと。やはりゲームの中で必要に応じて柔軟に対応して行かなきゃいけないし、流れを読みプレーするというのもロジックを遂行する事と同じように大事なこと。そういう部分も成熟していって欲しいなと。このチームが終わりな訳じゃないのだから。

と言うことで簡単に選手評。
西川周作(トリニータ)→失点シーンはタイミングが取れなかったのか、抜かれてはいけない方を抜かれてしまった。しかし、試合の中で必ず大きなセーブでチームを助けているし、飛び出しに関しても迷いがなければ非常に勇敢。もっと自信持って、躊躇が一番良くない。

柳楽智和(アビスパ)→守備に置いては本当に踏ん張っていたし、1vs1の守備対応もオランダ戦に続いて身体を張って止めていた事を考えてもDFとしての評価は高いモノがあるのかなと。特にベナンが右サイドをしつこく狙っていたことを考えてもカウンターの一発に抑えたのは素晴らしかった。ただ現代サッカーのDFはそれだけが役割じゃない。落ち着いて周りを見ながらビルドアップする能力は明らかに欠けている。そういう意味ではより丁寧に。試合途中からビルドアップの中でボールが回ってこなかったことはある意味そういう部分での信頼関係の欠落もあると思う(家長に多く回したいというのが大きいにしてもね)

増嶋竜也(FC東京)→怪我が重くなくて良かった。守備に関してはきっちりとカバーに入ったりとそれなりに安定していたかなと。まあ1vs1のシーンで水本や柳楽がしっかりと止めてくれていたというのがあったにしても、リーダーとしてそれなりの出来。ただもう少し声を出しても良いし、より強いリーダーシップで周りを動かしたい。後はフィードかな。オートマティックに蹴るのではなく、周囲の状況と平山のポジショニングを掴んだ上でしっかりと高い精度のモノを飛ばさなければならない。それと最前線に飛ばすだけがフィードじゃないよ?もっと周りを使いたい。

水本裕貴(ジェフ)→本当に頼りになる。まあこちらのサイドから余り攻められなかったことがあったにしても家長の守備貢献が余り期待出来ないだけに、その中で局面的に1vs2になったりした部分も落ち着いて対応したりと素晴らしい出来。でも水本にしてもビルドアップにはまだまだの部分。失点シーンのパスも丁寧に繋いで良い部分。ボランチを動かしてイイボールを繋ぎたい。

小林祐三(レイソル)→うーん、アンカーとしては余り効果を現せなかったし、ボールを受ける動きも少ないしと、走り回っていたモノのボランチの仕事はほとんど出来ていなかったことを考えても、もう少し頭を使って、相手を読み、状況を見ることをしていかないと。能力としては低くないと思うし(良い形で行くけど取りきれない悪癖はあるけど)、そういう頭の部分でより成長して欲しい。ユーティリティなら高いレベルでこなせいないと意味はないよ。

梶山陽平(FC東京)→期待を背負っての起用だったけど、効果的にボールを引き出すことは出来ず、又アフリカ勢の身体能力に身体をズラされるなど、持ち味は出せず。もう少し引き出して、周りを動かしてとそういう部分を意識してプレーしないといけない。はっきり言ってこのサッカーには合わない選手だと思う。このサッカーでは上下動激しくしていかないといけないし(間延びしているし)辛い部分もあったか。ミドルやミドルレンジのパスなど非凡なところは見せたけど・・・・・。

中村北斗(アビスパ)→恐ろしい体験からしっかりと切り替えて、この試合ではそれなりに安定していたのかなと。まだ飛び込む癖は直っていないけど、飛び込まないで我慢出来ていた部分もあるし、守備に関しては持ち直したのかなと。後は攻撃の部分。ドリブルだったり、クロスだったりと良い部分がほとんど見られなかっただけに・・・・。クロスは素晴らしいモノを持っていると思うし、それこそ速いタイミングで入れても良いのかなと。

家長昭博(ガンバ)→関係ないけど、間違いなく代えられたことは納得いかないモノだったと思う。それだけセンセーショナルな働き。彼の才能でもある違うリズム、ボールタッチ柔らかいドリブルで相手を翻弄、完全に一番怖い存在として輝いた。守備に置いては対してやらなくても充分その価値があった働きだと思う。やっぱりアタッキングエリアで持たせて上げたい。低い位置で仕事する選手じゃない。

兵藤慎剛(早稲田大)→序盤はFWの様に、そして水野が入ってからはボランチと様々なポジションをこなしたけど、うーん・・・・。確かに機動力は高いし、技術も低い訳じゃないけどファーストタッチが大きかったりして、ミスが目立つ部分もある。結局失点シーンの起点となってしまった訳だけど、周囲の状況把握と相手のプレーを理解仕切れなかった甘さが出た。ああいうことを狙っていたのだから、注意したかった。

カレン・ロバート(ジュビロ)→余り存在感なく、辛いところか。守備に置いては頑張っていたけど、攻撃に置いては良い働きは出来ず。まあその前の時点で抑えられてしまっていただけに、彼のせいではないけど。結局走るだけ走って消耗して交代と何かダシにでも使われたような感じで可哀想な役回りか。平山の近くで裏ではなくサポートという形でも良かったか。

平山相太(筑波大)→相手の助走付きの競り合いに高さで勝てず、起点となれなかった。まあそれは良いとして、ポジショニングの曖昧さや裁きの遅さ、判断力の低さなど拙さが目立つ。チームのタスクだとしてもターゲットマンとしてDFを追いかけてズルズル下がらなくて良いし、サイドにも余り開かなくて良い。もっとペナに入る回数を増やしたい。正直余り印象は抱けない。

水野晃樹(ジェフ)→スタメンで使って欲しいなぁ・・・・。自分で途中交代の楽しみを感じているみたいなので、それはそれで良いにしても、やはりさすがのセンスの良さ。しっかりとチームの問題点を把握してやるべき事をした。チームに足りない部分をポジションに拘らずに積極的に行ったことでチームを勢いに乗せ、そして同点弾となるFKと素晴らしい働き。流石にペースが落ちたがそれでも技術力は流石の部分。こういうのを見たらこの試合は技術のある選手を多くしたら勝てた気がする。

森本貴幸(ヴェルディ)→試合の流れに乗れずに、致命的なミスもあったりと、イイ出来とはいえないひどい出来だった。でもまあそれも経験か。もう少し積極的に動いて、自信を持ってプレーしても良いのかも。あのヘッドの折り返しにしても迷いが見えた。もう少し前でボール持たせてあげたいけど、それをチーム状況が許さないのは歯がゆい。これは選手のためになっているのだろうか・・・・。

苔口卓也(セレッソ)→スペースがない中で一度良い突破があったのは良かった。でもその分低い位置で突破に掛かってカットされてカウンターを浴びるなど、悪い部分も。ただ活きる展開ではなかった。出場時間短く評価なし。起用に疑問。

と言うことでまあ望みは繋いだので、後はしっかりと自分たちで勝つ、そして結果を残すと言うことをして欲しいですね。このチームは結果が残せなければ何も残らない気がして仕方ないし。あとは1位通過の決まっているオランダに・・・ね。まあとにかく結果を残さない限り道は開かないので、まずは自分たちでしっかりと結果が残せるように頑張って下さい。チームに関してはもう書いているけど、終わってからにします(気が変わったら先に書いちゃうかも知れないけど)と言うことで今日はここまで。又ギリギリだよ・・・。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 16, 2005

お手本との対峙@ConfederationCup 2005 vsメキシコ Preview

今日はWYがありますが、明日そのレポートを書くつもりでいるので、とりあえずおいておいて。今日は今晩開幕で、明日日本代表の初戦を迎えるコンフェデ・メヒコ戦のプレビューをやろうかなと。まあ昨日書いたモノの通り色々とこの大会で見極めたい部分もあるし、どれだけ出来るのか、楽しみでもある怖い部分でもありますが、こういう機会を無にせず活かしたいですね。チャレンジの姿勢という部分を持って戦う事って、最近ではなかったことだし。では早速。

FIFA Confederations Cup Germany 2005
June 16/Japan vs Mexico @ Stadium Hanover,Hanover
Japan           Mexico
    柳沢          Borgetti Fonseca
  中村  小笠原      Naelson Lozano
三都主     加地   Morales       Carmona
  福西  中田英         Torrado
 茶野 宮本 田中    Osorio Galindo Salcido
     川口            O.Sanchez

メヒコのメンバーやらスタイルはとりあえずこないだのトリニダード・トバゴのメンバーを当てはめてみただけで、全く持って信頼出来るモノではないのでご了承を。とりあえずバルサのマルケスが試合に出ないというのをどこかのソースで見た気がするのですが、まあその辺も流動的です。とりあえず気になる部分を又小分けで。

日本のお手本とするべきと言われたメヒコのサッカー。時間が立っても尚学べること。

「日本はメキシコを手本にするべきだ。」とよく言われていることがありました。体格的に似ている部分があり、身体能力的に秀でた部分をそこまで持っていないながらも、逞しく戦い、小気味よくボールを回し、狡く立ち回るといった自分たちらしさを全開に世界を向こうに回して戦うメキシコ代表は確かにお手本とするべきサッカーだったのかも知れません。結局1998を境に違う道を進んだことで、こういう言葉は出てこなくなった訳ですが、やはりお手本というか学ぶ部分があるのではないでしょうか。

もちろん後ろにある文化背景、過ごしてきたサッカーの過程が違うので一概に全てが良いという訳ではないし、当てはまらない部分もあると思いますが、彼らが世界の強力な個と戦う上で勝つために出した答えがあるはず。そこから何かを学べるのではないかなと。僕がメヒコに持っていた印象はクイックネスとテクニックを兼ね備えた小さい選手達が小気味よくボールを回し、その中で虚を突くペースチェンジだったり、相手を欺く驚愕のテクニックだったり(ブランコ懐かしいなぁ・・・、今回は入っていないね)で相手を丸め込んでゴールを獲り、そしてアドバンテージを奪ったら一気にバランスを後ろに下げて、貝のようにゴール前を固めて相手の攻撃を凌ぎ、勝ちをさらう。言葉で表すとしたら「周到」だったり「狡猾」と言うことなんでしょうが、長い時間世界で戦ってきた中で、彼が出した答えはこれなのでしょう。よく「マリーシア」という言葉がありますが、まさにそれを体現するチームなのかも知れません。

で日本が学びたい部分としてまさにそこなのかも知れません。戦術云々ではなく、勝つために必要なすべき事というのを理解・実戦することであったり、相手の状態を見抜く目だったりする部分です。個々がその時に何をすべきかというのを知っていて、状況に応じて柔軟に対応し、実行に移す。個の能力では対抗出来ないとしても頭の部分で勝負する。自分たちがサッカーを知ることでまた見えてくる部分があるのかも知れません。彼らもまた毎回WCに出て決勝トーナメントにいつの間にか進んでくるチームの極意というのに触れることで、又違うサッカーを学べる気がします。

もちろん勝負、素の日本はメヒコを超えられるか。

もの凄い勝負強さを見せてきた現在のチームですが、勝つための最善のプランを吹っ切ってやってくるメヒコのようなチームに対して、どこまで戦えるのか気になるところです。両チームともサイズ的には互角(いや、日本の方が大きいぐらいか、その分フィジカルという部分ではメヒコ優位?)なので、例えばフィジカルで圧倒されるとか絶対的な個の差に圧倒されることはないと思います。なので、しっかりと自分のサッカーをすることで勝負してほしいなと。せっかくの機会ですし、自分たちのやり方を貫いて戦うことでわかることもあるのかなと。
両チームとも特徴ある部分としては中盤にあるのかなと。どちらが主導権を握り、どちらが多く崩してチャンスを作るのか。その中で工夫だったり、動きだったり、そういう部分での質に勝負が掛かってくるのではないしょうか。もちろん守る方においては、きっちりと人を捕まえる事だったり、ズラされて局面的に数的不利を作らせないなど当たり前の事をどこまで出来るのかというところに、ポイントがありそうな気がします。
メヒコで知ってる選手が(マルケスが出ないとしたら)ヨーロッパでプレーしているトラドと日韓WCでイタリア相手にバックヘッドを決めたボルヘッティ位しかわからないのですが、ボルヘッティを起点に細かいパス交換で崩しに入ってくるのかなぁと。きっと各選手のスキルは例に漏れず高いと思うので、惑わされずにきっちりと付けるかなど、色々な部分で日本のサッカーの深さを試される展開になるのではないでしょうか。

学びたいと言ってる割には、知識が浅くてすいません(苦笑)とりあえず、一試合一試合を大事にしながら、自分たちのサッカーをして色々なモノを見いだして欲しいなと。チームとしての課題であったり、個としての差だったり、もちろん自信であったり。色々と学べる展開になった方が日本にとっては有益かも知れませんね。まあとにかく個の大会に置いてどうなるか、注意深く見ていこうかなと。と言うことでそろそろキックオフも迫っていると言うことで、今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 15, 2005

Even if is a roundabout route,"identity" to feel necessity

さて、コンフェデですね。この大会に向けて、アジアを戦ってきたこのチームが各大陸王者を向こうに回してどこまでやれるのか、個としてどこまで世界の選手達と戦えるのか、果ては世界と戦うためには何が必要なのかと色々と思う部分もありますが、ここのところワールドユースでのオランダvs日本を見たりして色々と思う部分があったのでそれを徒然と(こう言うときは大体まとまらないサイン)テーマは、アイデンティティ(嘘かも)

ジーコジャパンの苦戦の原因は日本のサッカーの未成熟の象徴か。

と言うことで恐ろしいまでの格好いいタイトルになってしまいましたが、これは是非は別にして今までの監督像を覆すような放任主義というか選手の自主性任せのチームマネジメント(というか監督的な働きをしない)でチーム作りを進めてきたジーコのチームは、今の日本のサッカーを表しているのではないかと思いました。国際的プレーヤーとなってまだ10年足らずの日本は、世界にあるお手本を模倣して、少しずつ歩みを進めてきた訳ですが、始めてそのお手本を示してもらえずに素の状態からチームを作っていった訳で、ある意味ジーコは「君たちのやりやすいようにサッカーをしてごらんなさい」と言ってる感じでした。そんなやり方になれていない選手達は、長い時間共にプレーする機会が少ないこともあって、なかなか求める形を見いだせず、右往左往しながら底を彷徨うような形になった。そしてそのまま突入したアジア予選。本番で苦戦して、その刺激を元に覚醒!そして快進撃!といったような漫画のようなシナリオにはならず、よく言われるように茨の道を素足で歩くような厳しい道のりを歩むこととなったのはご存じの通り。力の差があってもそれをチームとして活かせず、直前合流の海外組と国内組の融合といった新しい課題の噴出、そこに付随する起用法の問題、チーム内におけるモチベーションの問題など、沢山の悩みの中で仄暗い底の中で彷徨いながら進んできた形でした。

結局苦戦続きの中で徐々にチームが逞しくなり、またある程度の所で落としどころを見つけようとした時に中田英寿という「イタリア人」(日本人的ではないメンタリティを持つと言う意味)に背中を押される形でチームがようやく意欲的に自分たちの求める形の断片を捉えるようになり、そしてアジアの中での日本の実力通りWCのチケットを得ることが出来た。でもなんでここまで苦戦したのか、まあ結果としては11戦10勝1敗。抜群の成績ですが、1試合1試合を見たらやはり楽な試合はそんなになかった(インド戦(1次予選)と最後の北朝鮮戦ぐらいかな)日本の本来の実力を示せていたとは言いがたい訳ですが、その苦戦の原因はなんなのか。選手に任せるといった放任・自主性に任せたサッカーにあったのではないかと思ってしまう訳です。しかしそれを裏返すと「日本は自分たちのサッカーをまだ見いだせていない」と言うことになるのかなと。それはすなわち裸になった日本のサッカーの本質が思った以上に未成熟だったということを改めて思わされた部分でもありました。

自らが築く自分たちの国のサッカー。

もちろんプロ化して10数年でそのようなモノを作り上げるのは非常に難しい事であり、未だに築き上げている最中と言うことを考えたら、この手法によるチーム作りは時期尚早だったのと個人的には感じています。しかし、こういう形も結果的には良かったのかなと思う部分もあります(というより必要だったのではないかと思う)もちろんモダンフットボールの流れの中で、フィリップ・トルシエ監督が率いていた時から考えれば停滞、いや後退しているでしょうし、せっかく追いかけてきた努力を無に帰してしまう危険性のあるモノだったと思う。ただ、その犠牲を払っても今回のアテンプトはもしかしたら価値のあるモノになるのかも知れないと言うことです。まあサッカーに正解はないし、無駄なモノもないと思っているので(まあ普通に言えば全てに置いて言い切れないと言う方が正しいかも知れない)、それはそれで良いと言う部分もある訳ですが、一番の価値は日本が独自の道を自分たちの足で探し始めたこと、そしてそれを考えるきっかけになったことではないかなと。

もちろん口で言うほど簡単な物ではないし、3年経った今でも尚まだまだ不安定で、もちろん完成型が見えてきた訳でもない事を考えたら、本当に難しいモノだと思います。ですが、それは自分たちの適正や実力を見つめ、自分たちで考え、そして自分たちの手で作ると言う(監督の意味がないけど、それをやらせるだけの懐の深さと覚悟をジーコが持っているのかも知れない。ある意味やらせてやって後は俺が責任を取るというまさしく”父親”の存在なのかも)今まで手の付けられていなかった「自らが築く自分達の国のサッカー」の構築の礎となる作業なのではないでしょうか。まあこの4年で終わるかどうかなんてわからないし(まあ終わらないでしょうね、単純に考えて)いつそれがどういう形で表現されるのかは誰にもわかりませんが、そのきっかけとなった今回のアテンプトはそれなりに価値があるモノだったのかなと(まあ協会ならびにジーコがそれを狙っていたとは余り思えない、特に協会にはね)まあ逆に日本代表を応援する者の願いや希望、望むべき姿というのからはかけ離れ、それがチームの思い入れとして浅くなってしまい、乖離現象として出ていることは(自分も含めてなんでしょうけど)あまりに皮肉ですけどね。

成績も大事だし、内容のあるサッカーをすることも先のことを考えたら大事だと思う。はっきり言って以前やっていた事から考えれば回り道だけど、こういう作業を怠って一足飛びの強化をしてきたのも又事実。現在いる位置にふさわしい積み上げというモノがもしかしたら足りなかったのかも知れない(事実、前任者は自分のロジックのためだけのスペシャリストを作ることだけで、幅というかその位置にふさわしい中身を詰めることまでは手が回らなかったのかも知れない。もちろん他にも大きく価値のあるモノを残したし、世界と戦う上での必要なモノを教えてもらったわけですが)それを今埋め合わせているとしたら、それは必要な過程の一つなのではないでしょうか。正直格好悪くてみっともないサッカーをしているときもあったし、これが日本代表だと思うとちょっと幻滅な時もありましたが(まあ既にその時は呆れモードというか見ていて辛い部分もあった)、ロジックという武器を持たない今の姿が、日本の真の実力だとわかる事も大事だと思います。今回そういうモノが掴めれば、今度はその作り上げた土台の上にロジックが乗り、自分たちのサッカーとして消化出来るのかなと。それは以前のように「監督」のものではなく、「日本」のものとして表現出来ると思いますから。

と言うことで以前書いた箱の中身のような話の続きのような感じもありますが、まあそれとは基本的には別というか、特に意識して書いたわけではないです。ただロジックやタスクを前に押し出すのではなく、それを自ら消化し、自分たちのサッカーにしていくことが必要なのではないでしょうか。WYということを書きましたが、WYのオランダ代表はDNAに刷り込まれるように4-3-3と言うシステムを理解し、また使いこなし、またそのロジックは選手を活かすモノだったのが非常に印象的です。特に複雑なモノではないですが、自分達のチームの強みを活かすためのシンプルな攻撃構築であったり、その個の能力をゴールに繋げるための入り方であったりと全てが彼らのモノだった。もちろんそこに必要な個が育つ環境でもあり、だからこその部分もあるのでしょうけどね。まあそのような感じになるためにも、まずは自分たちを理解し、しっかりとそれを捉えるという事が必要なのかなと。まあまだまだ色々と学び、吸収することも必要だと思うので、凝り固まる必要もないですけどね。と言うことで今日はここまでです

| | Comments (2) | TrackBack (1)

June 14, 2005

感謝を込めて、このブログについて思うこと。

結局バルサ戦見れずじまいで実はネタがなかったりしている今日この頃です。まあ書きたいこともあるのですが、なかなか頭の中がまとまらないので、たまには色々とこのブログについて書いていこうかなと。News-Handlerから数えると1年以上続けている訳ですが、色々とわかってきたこともあるし、改めて驚くこともあったり、色々と思うところもあります。まあ最初の頃に比べるとアクセス数も大きくなってきて、かなりビクビクする部分もあるのですが、それだけの方にみて頂いていると言うことについてありがたい限りです。まあ色々と分けながら書こうかなと。

・僕がブログを書き続ける訳。

以前書いた通り僕がモノを書き始めたのは、ブラインドタッチが出来るようになりたいなというもの凄い短絡的な思いから書き始めた訳ですが、それに関してはある程度時間と共に出来るようになりました。書き始めた時点での目標はこの時点で達成している訳ですが、じゃあ何故今も続けているのかと言う部分と考えると、一番の理由は「自分がサッカーについて考えたこと・感じたことを忘れないうちに書き残しておきたい」と言うモノかも知れません。

サッカーを数多く見ていて、その中でもちろん感じることが沢山あって、その感想を薄れないうちに書き残したい、それを踏まえた上での僕の考えた事を残しておきたいという、備忘録的な要素が一番強いのかなと。たまに他の人にもわかってもらいたいと言うこともありますし、そう言うときも結局迷った末に書いちゃう訳ですが、やっぱり自分のためにやっている方が大きいのかも知れませんね、見ている方々にはとんでもなく失礼ですが。僕のブログはサッカー日記みたいなもんなのかも知れませんね。ただそれを人に見てもらうことでまた感想をもらったり、TBをもらったりと言うことで様々な価値観をふれあえたりして新しい感想を抱けたりと、広がりを見せる部分での本来のブログの楽しみ方にも見せられているのかなと(結局自分が楽しんでるじゃん)

それともう一つとしては、そのテクニックの部分というか、もっと人に伝わる文が書いてみたいという思いがあります。まだ誤字も多いし、拙い文章力で読みずらい作文を垂れ流している訳ですが、人に何か感想を抱いてもらったり、考えるきっかけとなるような部分があれば、もっと書くことが面白くなるのかなと。何とも言えない部分があるのですが、自分が読んでて非常に読みにくいし、何となく伝わるモノさえ伝わらなかったりするのかなと。もっとうまくなったら、コメントとかTBも増えるのかなと素直に思う部分もあるので、うまくなりたいなと。まあテクニックだけでなく、書く内容が一番大事だとは思いますが、感じてもらえるモノが増えて、今以上に思うことを交換出来たらもっと良いかなと。まあ惰性というか習慣になっている部分もあるし、サッカー自体が話題が尽きなくて、また正解のないスポーツだからこそ、書くことが尽きないので飽きない、だからこそモチベーションが続くというのが一番なのかも知れませんね。

・ココログになって変わったこと。

このブログは去年の5月にNews-Handlerで始めて、様々な問題が生まれて熟考の末(そうでもないかも、未だに後悔する部分もある)今年の1月にココログに移った訳ですが、一番変わったことと言えば、簡単な話はアクセス数です。具体的な数字は書きませんが、News-Handlerから考えると2.5~3倍くらいに伸びました。まあココログだからと言うより、リンクして頂いているサイトさんが多くなったり、大きなポータルサイト(さっかりんやりんじさんのJ.B.AntennaやnariさんのF.Marinos Blog Headline)にお世話になるようになったりする部分が大きな理由だとは思うのですが、検索に引っかかりやすくなったりした部分も含めてココログに移ったこともそれなりにあるのかなと。

まあその他はココログで良かった!と言うのはないんですが(てゆうか最近重いんですよ、妙に。移った理由を見失い気味。カスタム難しいし)真鍋かをり嬢と同じポータルで書いていると言うことぐらいかなと思う訳ですが、まあ当分はココログで行くつもりです。せっかく慣れてきたしね。しかし、一番おすすめのブログサービスはどこなんだろう?どこも一長一短があるということなんでしょうけど、使いやすい事が一番で、愛着が持てるというのは一番なのかも知れませんね。そう言う意味ではMT・・・・。

・おかげさまでそろそろ180,000Hit。いつもご愛顧ありがとうございます。

まあタイトル通りなのですが、一応News-Handlerで数えてた限り82,000Hitぐらいで、今ココログに移ってからカウントしていない部分もあるのですが97,000Hitぐらいのようで(数えていない期間もあったので、もしかしたらもう超えちゃってるかも知れませんが)そろそろ180,000Hitになりそうです。ありがたい限りです。まあそれよりもブックマークでのアクセスが増えたり、被アンテナ数がいつの間にかかなり増えていたりして(さっき調べちゃいました)、そう言う部分から一日のアクセスが上がっていて(まあ代表効果が大きいのかなと感じる部分もありますが)、満足してもらえてリピーターとなって頂けているという感覚を勝手に抱いているので嬉しい限りです。書いている内容は自分としてはそんなに変わっていると思っていないので(=うまくなっている訳でもないし、斬新なことを書いている訳でもないのかなと)そう言う部分で期待に応えられているかと言ったら又違うのかも知れませんが、とにかく感謝感謝でしかありません。GoogleAdsenseのクリック数が伸びないとか(はっきり言って皆無に近いのは相変わらずですから、まあ自分がこのデザインが好きで置いているんですけど。苦笑)自分の文章がうまくならないとか、色々あるのですが、とにかくこれからもマイペースで気付いたことを書いて、それで満足してもらえたらと思います(特別頑張ろうと思うとダメになりそうなあまのじゃくなので)

まあ明日からは又通常通りやろうかなと。まあかといってネタが増える訳ではないので、明日に今書いているやつがまとまらなければ、明日もこんな感じなりそうな悪寒はあるのですが(苦笑)とりあえずコンフェデが始まったり、ユースもあるし、また青いシャツ中心になりそうです。今日はナビスコのドローでアルディージャと決勝トーナメントで当たるそうで、まあこないだ負けた分を3倍にして返してもらえるチャンスが増えたのは嬉しい限りです(ナビスコ2勝とリーグ1勝)まあJに関しては当分ね、マリもお休みにはいるって事で当分休みかな。まあとりとめもなくなってしまいましたが、これからもマイペースでやっていきますので、これからもよろしくお願いします。と言うことで今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 13, 2005

最近のスタンダードなたっぷりニュース雑感。

えーと、今日はニュースでサラッと。Jもヨーロッパもオフというか試合がないので、その分移籍関連で動きが速すぎて追い切れてません。まあ情報自体は見ているのですが、今年はかなり激しいですね。と言うことで行きます。

・マリっぽく、代表も絡んで。
中澤選手、FIFAコンフェデレーションズカップ ドイツ2005 不参加について(Fマリオフィシャル)
中澤「コンフェデ失い残念」(スポナビ)
茂庭追加招集、沖縄旅行キャンセル(スポニチ)
ボルシアMGが中澤に興味(ニッカン)

と言うことでめでたく(?)ボンバはコンフェデ辞退と言うことでJの再開に備える事が出来そう。まあ日本代表にとって見たら、日本代表最高のアンタッチャブルである佑二の離脱は真剣勝負をしようとしているチームにとってはとんでもなく痛手だと思うのですが、無理をさせるような時じゃないのも確か。
もちろん世界の強い相手と戦って自分の力を試したかっただろうし、いつ変わるかわからないプライオリティの中でチームを離れる不安もあっただろうし(まああんまり心配ないだろうけど)欧州移籍へアピールとなる機会として気合いも入ってただろうし、特に興味を持っているという話の国での大会ということで大きな意欲もあったと思うけど、ここで無理して響いちゃうと移籍も何もなくなっちゃうと思うので。というよりここまでかなりの無理があったのだから、少しは休んでもらわないと壊れちゃう・・・。

で、その代わりにFC東京の茂庭さんを追加招集。出れるかどうかはわからないけど、能力としたら決して劣らないと思うし(というより万全なら佑二に続くJ最高峰のDFだと思うし)、ストロング系の選手の必要性も感じる部分があるはずだから、その中で頑張って欲しいなと。出てる試合は基本的に悪い働きをしている訳じゃないしね。でも覚えてたことに驚きだ・・・・。

移籍に関しては、言葉の問題と言う部分で彼がどこに向けて準備してるのかというのも加味した方が良いのかなと。DFは指示とかも含めて言語の問題はより大きいだろうし、そう言うハンデを背負うとプライオリティという部分では結構難しいポジションだから。個人的に行かせて上げたい気持ちも強いです。サッカー選手の旬はそう長い物じゃないし、移籍はタイミングだと思うから。そう言う意味ではヨーロッパに行くためには良いタイミングかなと。もちろん本心はずっとマリに残ってほしいし、早くサインして欲しいんですけどね。とにかく熟考して一番良い判断をして欲しいなと。

パルメイラスのマグロンが横浜移籍(ニッカン)

現役セレソン(国内組のボランチではセレソン1番手だそうな)、大物だそうな。巷では移籍金500万ドル?高いね、それだけ能力が高いと言うことなんだろうけど。ただこのタイトル決まったみたいでちょっと嫌。本人談では日本でプレーするとのことだそうですが、何となく色々な部分での釣り上げのダシになってそうで、不安は募る。ニッカン藤田で外してるしなぁ・・・・。

マリにとってはこのポジションの移籍は全員が万全ならいらない気もするけど、スケールアップしていくなら、こういう軸となるポジションに大物が入ることは悪くない。パフォーマンスが余り上がってこない良治神やまだまだバランス的に不安定な那須、そして復帰に向けてリハビリ中のアキ、存在感をそれなりに示している熊も含めて、大きな刺激になるだろうし。4バックに変わっていくことでボランチには大きな役割が掛かってくるのは明らかなだけに移籍に乗り出すのも理解出来る。まあとりあえず見たことないので、来てくれたら良いなと。フロントの交渉能力に不安があるから決まるまで不安。

追記分:)今日付でこんなニュースが出てきましたよ。うーん、マリの求めているFWのタイプって今更ながらにわからない・・・・。

横浜契約延長せず 安貞桓退団確実(スポニチ)

と言うことで、去年の1st優勝の立役者安様が欧州移籍の成否にかかわらず、今月で切れる契約を延長しないとのこと。小山GMは「うちは違うタイプのCFWを探している」とのこと。で、違うタイプってどんなタイプだろう?安様はマリの中で一番単独での局面打開からゴールが期待出来る一番の存在な訳ですが、傾向としては中から外の出入りで余裕のある状況でボールを持って、突破に掛かるタイプな訳で、そう言うのがちょっと求めているのとは違うのかしらん?てゆうか誰みたいなのを求めているの?エメルソンも見たいより突破傾向が強い選手?オフ・ザ・ボールの動きが巧みでゴールへの道を開ける柳沢みたいなタイプ?ベルカンプやアレックスみたいにスーパースキルを持ってチャンスメイクも出来る選手?正直見えないっす。

一つ思うのは、今やっている2OMFの形でポスト&スペースメイクで飛びだす形(ユーヴェのようなオートマティズム溢れるダイレクトプレーも含めて)を岡ちゃんがより強く求めるとしたら、サイドに逃げる傾向の強い安様は確かにフィットしずらいのかなとは思うかも。球離れも余り良くないし、違うリズムを持つ選手だからね。うーん・・・。でも苦しいときに一番頼れる存在なんだけどなぁ、既に周りとも(信頼関係とまでは言わないまでも)コミュニケーションは取れていて良いときは本当に良いから出来れば残して欲しいんだけどな。何よりも彼に頼る傾向はあった訳だし。これが本当なら非常に残念。

俊輔スペイン移籍へ大乗り気(スポナビ)
中村俊輔、デポルとアトレティコの補強リストに(marca)
俊輔スペイン移籍!6月中に正式決定(ニッカン)
俊輔移籍決定へ!有力候補はAマドリードかデポルティボ!

まあ噂されている通り、フォーティの後ろ盾もあってスペイン移籍に向けて色々と話が出てきている模様。まあ俊輔自体スペインに行きたがってたし、沢山のサポートがあると言うことで俊輔にとってはもちろん大きな事。まあ日本人は誰もが知ってるだろうけど、イタリアのプロビンチアでは早々手厚いサポートというのは望めない訳で、(そう言うことを判断の中に入れないで評価すること自体に疑問がある訳ですが 苦言)今シーズンはマッツァーリの命知らずのポゼッションサッカー(楽しかったねぇ、今年は)でモザルトやらパレデス、そして俊輔のような選手が核となって働いた訳ですが、それでも攻撃に関わる枚数は違いますからね。

でその移籍先なんですが、現時点ではmarcaにも出るてるようにデポルとアトレティコが有力となっているみたい。でも来シーズン後にWCがあることを考えると、余りベターではないかなとも思う。競合するポジションを争う選手のレベルがこう言ってはなんだけど、現時点では俊輔よりも一枚も二枚も上の選手だから。デポルは言わずと知れたスペイン代表ファン・カルロス・バレロン、アトレティコではアルゼンチン(元かな?今は)代表ぐりぐり系のドリブラー、アリエル・ミゲル・イバガサ。もしかしたら話し合いによっては復活の天才アルゼンチン代表ファン・ロマン・リケルメもアトレティコに大逆転移籍だってあるかも知れない。ちょっとこれらの選手と競争するのは難しいかなと。ただ4-2-3-1とか4-3-3なら左サイドのアタッカーもありかなと思うけど。

個人的にはアトレティコの方が良いかなと思う訳ですが(バレロンはいくらなんでもきつい、左サイドがルケの去就次第で空席状態になるにしても)今年就任したアルゼンチンの希代の名将カルロス・ビアンチ(別名お茶の水博士)が就任したことで、(リケルメが来なければ)リケルメとプレースタイルが似ているので、気に入ってもらえる可能性はある。そしてビアンチの元でやると言うこと自体損にはならない。リケルメを育てたのは彼だしね。

本当ならそれなりに枠が空いている状態のクラブとかが良いと思うけどね。リケルメの移籍があれば、ビジャレアルとかいいなぁ・・・・、噂も出てたし。エスパニョールもデラペーニャがいるけど、彼は波あるし、UEFAに出れるからそれなりにチャンスは来るかなと。まあ5.6億とも言われる移籍金は今はもう安くない値段。だからこそ、クラブの選定も大切よ。当たり前だけど結構動きそうな選手は多いし(ボルフスブルグのダレッサンドロとか)早めに決めちゃいたいところだけどとにかくコンフェデ次第で色々出てきそうだし、まずは怪我をしっかり治して良い状態で頑張って欲しいなと。ヒデも同じ状況で移籍濃厚とのこと(ソース失念)、コンフェデはチームとしてもそうだけど、個としても大きな舞台となりそう。

追記分:)日本人選手のヨーロッパ移籍の噂を二つ。

小笠原ラツィオと交渉、今週中にも代理人(ニッカン)
ラツィオ、ボナッツォーリと小笠原を狙う=セリエA(スポナビ)

鹿島は出さない意向。でも正直このタイミングで行くのはベターなタイミングだと思う。もちろんWCを控えるシーズンの中で、だいぶ転落傾向のあるラツィオだとしても、パパドプーロからデリオ・ロッシに変わってチーム再構築の段階にあるだけにポジションを確保出来る可能性は十分にあると思う。彼がこの先代表でスタメンで出たいとしたらやっぱりスケールアップは必要、そう考えるともう国内の器を超えているだけにこのままの環境では難しい。でも今出れば厳しい環境で新しい刺激を受ける事で、更なる成長というのは十分にあり得る訳だし。

EU外枠としては満杯らしいけど、例えばセーザル(ブラジルだけど、人気を考えると違うのかな?)、エステバン・ゴンザレス(アルゼンチン)、レキ(アルゼンチン)他は思い浮かばないけど・・・パンデフもそうかな?いや違うか、マケドニア。まあこの中で出る可能性があるのは一応残留宣言をしているけどインテルにつけねらわれるセーザル。充分空く可能性はあるのかなと。ただ問題はまだある、お金。ラツィオはお金ないし、一時期のように5億という値段は付かない(ついて2億付くか付かないか)から、鹿島が満足出来るような値段は得られない。まあいきなり完全はないだろうけど、このタイミングで出すリスクも考えると障壁は限りなく多いです。

まあどうなるかわからないけど、ローマという街、セリエの厳しいプレッシャー、腐っても元ビッグ7、そしてリベラーニやフィリッピーニ兄弟との厳しいレギュラー争いと本当に刺激は多いだけにチャンスはチャンスかもね。まあどうなるかは注目。

FC東京・今野がジェノアに移籍!会長が明言(サンスポ)

なんでこうやって明言するのかな?まだなんにも決まっちゃいない気がするんだけど。でも噂になっていたというか、視察に訪れていたボローニャも含めて、彼に対してはかなり注目度は高かったのかなと。

能力だけ取ってみたら抜群のスタミナ、タフさ、守備能力などインコントリスタなど十分出来る可能性はあると思うし、セリエでも重用される選手の第1候補のような選手になり得ると思う。しかも今期を見ても昇格チームとはいえ、ある程度力があれば十分に成績の面でも出せる可能性はあると思うし(今年は異常かな?さすがに。セリエBだからチーム状況は詳しいところはわからないけど)、見本となる選手もラムーシ(元フランス代表)がいてと、余りネガティブな面が見えてこないことを考えても、かなりポジティブなのかなと。彼にとっても早く海外に出てタフな経験を積むのは間違った道じゃないと思いますしね。

ただ小笠原同様、チーム状況として彼を出せる状態にないのも確か。今彼のようにタフに働ける選手を放出するのは、不安定なFC東京にとっては自殺行為とも言えるものだし、そう言う意味ではまだまだ決まるとは思えない。ただチーム自体が選手を第一に考えるチームだし、彼の成長を願ったら送り出してもらえる可能性もある。辣腕ブランキーニが仲介人と言うことで豪腕が振るわれれば、もしかして・・・・・。2006年以降のことを考えても(WC次第でまた状況は大きく変わっちゃうし)、今は良いタイミング。行くなら今決めた方が良い、半年での挑戦はあまりに難しいだろうし、行くならキャンプからの方が良いと思う。

・激しく動くヨーロッパ。
ビジャレアル、リケルメと4年契約(marca)

と言うことで上と絡む問題、一応両クラブが完全移籍(共同保有だけど)という形で決着した模様。彼のクラスで80%が7.5億というのは安いよね。まあバルサが彼を必要としていないというのもあるけど。ただ本格決定ではないというのは彼本人のサインがないみたいでまだまだ本決まりじゃない訳で。しかし今年の活躍は本当に凄かった。まあ彼の場合は活躍できる土壌というのが必要だというのはあるけど、自ら15ゴールも凄いし、フォルランのピチーチを導いたアシストも数知れず。アシスト王ですよ。ロナウジーニョがいなかったらバルサも戻すぐらいの活躍だと思う。EU外枠の問題もあるし。僕もリケルメの技術は大好きなので、来期も頑張って欲しい。というか残ればUCLだもん!

こういう話もあるみたいだけど、このソースだと10億で完全にパスを買って、完全移籍。どっちが正しいんだろう?marcaに出てたけどアトレティコはまだまだ諦めてないみたいだし、もう少し経ってからかな?本当のところは。

ノンダが新天地ローマへ(uefa.com)
ローマ、クフォーを獲得(uefa.com)

色々と紆余曲折あって、周りにあらぬ噂が飛んだシャバニ・ノンダの移籍。でもローマとしては良い補強なのは間違いない。リーグ1の02-03シーズンは得点王。その後大きな怪我に見舞われ、復帰後も怪我が続いて、移籍組に押し出される形となった訳ですが、もちろん良い選手。噂というのはノンダ移籍の本命だったユーヴェがGMモッジの判断でローマに譲り、その代わりにカッサーノを買うという話。まあ真意はわからないですが、フリーでの獲得だしローマに損はないのかなと。

でバイエルンのサミュエル・クフォーもフリーで獲得。結構うまい移籍だね。ただ最近はどうなんだろ?結構マガトになってから出場機会は減った気がするし、やっぱり多少衰えが来てる?28だけど。大人気のキブ放出の流れ?

ミラン、中盤にリュングベリの獲得を検討=セリエA(スポナビ)
クレスポの代理人「ミランにあと1年残る」=セリエA(スポナビ)
パルマのジラルディーノ、ミラン移籍が具体化=セリエA(スポナビ)

リュンベリに関してはない気がする。アーセナルも出さないでしょ?彼のようなパーソナリティは結構アーセナルでも貴重。まあ契約交渉が難航しているからと言うのが一番の理由だろうけど、ミランでどこで使うのか、シードルフのポジションかなと思うけど、多少オフェンシブすぎる気もするし、すでにフォーゲルとヤンクロフスキを取ってる訳だから。

で、クレスポがカラーゼとの交換の形でレンタル継続が濃厚。ジラもほぼ確定みたいだし、こうなるとトマソンかピッポは放出になりそうな予感。

ジラに関しては、カッサーノとの兼ね合いでユーヴェが降りたことでミランに一本化されて、また本人もミランに行きたいと言うことでほぼ決まりかなと。パルマのプレーオフがあるので、その後に正式発表となるのかなと。ユーヴェ自体もカッサーノが来るかどうかは別にしてムトゥ以外は残したい意向があるみたいだし(ムトゥは結構流動的)まあその辺はこれでイタリアの話題の核だったニュースは一気に収束に向かいそう。仲間はずれなインテルはソラーリにご執心(ソースはスポナビ)。ベロンも残留の模様で中盤はかなり厚いけど、マンチーニの欲しがっていた選手はほとんど獲れていないみたいでどうなんだろ?

マンチェスターU、ファン・デル・サールと2年契約=プレミアL(スポナビ)
マンチェスターU、バレンシアのビセンテに興味(スポナビ)
マンU、レアルからオーウェン獲得へ?!(スポナビ)

反撃へ大きな動きを出しているマンU。グレイザーによる買収が影響しているのかわからないけど、かなり動いてますね。一番の補強ポイントだったGKにはプレミアに来て自信を取り戻したファン・デル・サールを獲得。元々世界最高峰と呼ばれたGKだし、まだまだ出来ることを考えたら良い補強(その先はわからない)。で次にアタッカーへ、ビセンテに手を出したようだけどあっさり撃沈(当たり前、そんな事したら来年もヨーロッパはないよ)、で次のターゲットはオーウェンらしい。ようやく馴染んだC.ロナウドを引き渡してでも欲しいらしい。噂の段階だけど、ケニオンがいなくなってからユナイテッドは失敗も多い気がするから、ビッグネーム志向に変わったのかな?でもオーウェンいるか?ニステル放出は既定路線なのかしらん?

アーセナル、シュツットガルトのフレブ獲得へ=プレミアL(スポナビ)
バイエルンがイスマエル獲得、フリングスはブレーメンへ=ドイツL(スポナビ)
フォルセルがバーミンガムへ移籍(uefa.com)

この辺は備忘録として。フレブが来たら、より縦志向が強まりそうだけど、フィットするのかしら?でもこれが実現したら上に書いたリュングベリの移籍もあるかな?でもヨーロッパを勝つためにはこういう選手も必要だと思ったり。シュツットガルトは大量放出?クラニーもシャルケに移籍?
でブレーメンとバイエルンがトレード。イスマエル嫌い。だけど良い移籍かな?フリングスはちょっと勿体ない気がするけど、いいのかしら?てゆうかFCドイツ思想はもうやめちゃったの?
フォルセルにとっては良い移籍。チェルスキーにいても早々チャンスは回ってこない気がするし。

ベンフィカの監督にクーマン(uefa.com)
ロッシ氏がラツィオの監督に(uefa.com)

最後に監督の動き、トラップの辞任で穴が空いたベンフィカの新監督にアヤックスの元監督ロナルド・クーマンを据えました。まあ他にも豪華な候補を並べてたけど(ル・グエン、ザック、イルレタ)まあ今の状態ではこのクラスは難しい。クーマンも心機一転で良いのかなと。久しぶりのリーグタイトルのベンフィカだっただけに、クーマンに掛かる期待は大きそう。バレンシアで見たかったけど、残念。
で、闇の中のラツィオの新監督に元アタランタのデリオ・ロッシ。まあ火中の栗を拾う様な存在だから、なかなか大物は難しかった部分もあったと思うし、アタランタをそれなりに復調させた手腕はそれなりに評価出来るのかなと。ただパバドプーロも悪い仕事をしてた訳じゃないからねぇ。

ということでだいぶごっちゃり書きましたが、他にもまだまだあるんですよね。でも書ききれない・・・・。とにかく今日はここまでっす。バルサ戦は見れていないので、見れたら書きます(見れないかも)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 11, 2005

苦くも大きく尊い経験@WY GroupLeague vsオランダ

負けちゃいましたね、オランダ強かった・・・・・。でも、良くやったかなと思う訳ですよ。はっきり言って最初のインパクトで完全にパニックになって、そのリズムのまま2失点、そのまま自信喪失して虐殺されてもおかしくないような感じでしたからね。そこから立て直してゲームらしい試合に持って行ったと言うことは素直に評価して上げたいなと。まだまだ未熟な点はあるし、個々に苦い経験とはなってしまったけど、本当に彼らにとっては良い経験となり、アジアでは味わえない濃い経験だったと思う。とりあえず熊は切腹しろ。

World Youth Championship 2005 Netherland

Group A Netherland 2-1 Japan @ Kerkrade
NED:7'Afelley 18'Babel Jap:76'S.Hirayama

FIFA Official Report

日本スタメン:GK西川周作、DF中村北斗、柳楽智和、増嶋竜也、水本裕貴、MF本田圭祐(→64'水野晃樹)、小林祐三、家長昭博(→78'森本貴幸)、兵藤慎剛、FW平山相太、苔口卓也(→42'カレン・ロバート)
オランダスタメン:GKフェルメール、DFフィーンデリ、フラール、ファン・デル・ストライク、ドゥロスト、MFマドゥロ、クライス(→67'アグスティエン)、アフェライ、FWフィンケン、ライアン・バッベル(→34'コリンズ・ジョン)、クインシー・オウサ・アベイ

と言うことで試合直後に書いた雑感をはてなに書いたのでどうぞ。

とりあえず熊は切腹して詫びろ(僕の読書記録)

まあ開催国相手の開幕戦と言うことでスタジアムはオレンジだったし、緊張感もあっただろうし、そういうナイーブな部分があったところで開始直後にあの突破を喰らったことで完全に飲まれてしまったのは事実。彼らもその武器を突きつけられて、その武器を嫌がおうにも強く意識するしかなかった。精神的に崩れてしまったことは残念でしたが、あそこを一枚で止めるのはさすがに無理。そしてその恐怖感から縦を切った中村北斗でしたが逆を突かれて斜めに楔を入れられて、バッベルのヒールを経由して後ろから上がってきたアフェライに決められた。右サイドをなんとかしなきゃいけないというのがチーム全体に及んだ気がして、それだけクインシー・オウサ・アベイが与えたインパクトは大きかったのかなと。彼の突破が一番になってしまい、その分中を見きれず、バッベル、アフェライに対してはおざなりという感じになったのはそう言う部分かなぁと。後半に入り、相手が淡泊になってしまったことはあったにしても、それなりにアプローチ&カバーの形を取って止めれていたことを考えても、戴冠した部分でいきなり対応するというのは難しかったのかも知れないです。ファールしてもと言う考えが彼の中にも合ったにしても、それを許されないスピードだったと言うことで彼を責めることは出来ないし、これに関しては仕方ないレベルだったのは明白。2失点目はその真骨頂でしたし。個人的にもはっきり言って驚いた。アンリの再来と言われているみたいですが、ロングランに関しては瞬発力というかスピードの爆発力と言う部分で若さもあって彼の方が凄いかも(アンリはスピードだけじゃないからね)

チームの出来としてはまあ色々ある訳ですが、気になった部分としては昨日のプレビューに書いた「勇気」という部分。アタッカーはそれなりに仕掛けていたし出来ていた訳ですが、後ろですね。どうしてもビルドアップを放棄し責任回避的な長いボールが多いし、それを容認しているかのようにボランチ含めた中盤も受ける意識も低かった。マドゥロを核にしたオランダのプレーをみて思ったけど、意識して常にマドゥロを探すDF、そしてマドゥロも奪われないだけの信頼に応える裁きを見せる訳で、そこにある勇気というのを感じ、そう言う部分でも差を感じました。この試合の中で放り込みの核となる平山は確かに勝てていたけど、それだけじゃ攻撃は繋がらない。そこにサポートするタメの切り替えやアングル、厚さ、裏に抜けるランニングなど、様々な要素でこの攻撃を機能させるだけのモノはなかった。まあこれも毎回書いてる気がするけど、都合の良い考え方をしない事。もっと長いボールを蹴るにも状況が整ってから蹴るべきだし、そのボールの精度も問われる訳だから、ボールの質含めてより高い意識でそう言う個としていかないといけない。個人的には別にミスしても良いし、結果が出なくても良いから繋いで欲しい。アタッカーは仕掛けたし、DFにおいても後半積極的な姿勢が出て囲い込んでコンタクト激しく戦って、と逃げないで試合を出来る姿勢を持っているだけに、ビルドアップだけ逃げの姿勢を感じて残念でした。(まあこのチームのプランニングがあるから刷り込まれている部分もあるけどさ)

じゃあ簡単に選手評。
西川周作(トリニータ)→踏ん張ったし、相変わらずセービングは安定しているし、近距離反応も鋭く、コースを切るポジショニングなど全てに置いて質が高い。キックの精度も高いけど、繋ぐ意識をもっと高めて。でもここまで勝負できるところでつなぎ止めたのは彼のセーブあってこそ。

中村北斗(アビスパ)→体感した世界の恐怖と言う感じかなと?ファールさえ許されないと言うのが物語る通り、2枚も3枚も上手の相手だったのはま不運。ただ立て直して周りの助けを得ながら諦めずに踏ん張ったこと、粘り強く対応し続けたことに関しては精神的に強さを見せたし、逞しさを感じた。ただ一貫して飛び込んでかわされるという部分も散見、我慢我慢。

増嶋竜也(FC東京)→アプローチ&カバーという形を徹底させたことで適応させて我慢させたという部分でDFリーダーとして好印象。かなり厳しく行っていたし(バックチャージすれすれのポストへの厳しい当たりとか)人に対しての対応も上々、カバーも良かったし一皮向けそうな兆候あり。サイドでやられても中をしっかりという意識が出た後半は0で抑えた訳だし、そういう考えも必要だと思う。形じゃない。

柳楽智和(アビスパ)→結構こき下ろしたけど、それなりからだとメンタルの強さを出して踏ん張った。カバーに関してもそれなりに。ただ蹴りすぎ、ビルドアップの部分で蹴る意識が高すぎる。前の状況を把握していかないと、チームも消耗してしまう。

水本裕貴(ジェフ)→多少やられた部分もあるけど、1vs1の対応の強さを発揮。フィンケンに関してはインターナショナルレベルではなかったことはあったにしても、よくやれていたと思う。

小林祐三(レイソル)→ポジショニング的に相手の圧力に押されて低くなってしまう部分もあったが、適応力としては高く、後半中盤DFの肝として収縮しながらしっかりとコンタクトプレーをして、綺麗に止めきれなくてもつっついて取るという形で踏ん張った。あのカレンの決定機を導き出したヘッドは素敵だった。繋ぐ意識を、受ける意識・動きをより積極的に。

本田圭祐(グラ)→フィジカル的な強さもその上を行かれた形か。強いけど守り方に置いて身体の入れ方は下手。これからの部分。ただ落ち着いてキープ出来るし、攻撃においての身体の入れ方等は秀逸。ビッグマウスをプレーの要求にも。もっと繋がせろ、そのためにももっと受ける動きの工夫を。

兵藤慎剛(早稲田大)→攻守に大忙し、守備に置いては対応の甘さが出てしまうのは仕方ないところか。右サイドの中村北斗を助けることは出来ず。しかし後半積極的に動き回り、しっかりと守備から入ってつっつかれたボールを拾い、攻撃を繋げるグルーとなった。精度・スピード申し分ないクロスも素敵だった。

家長昭博(ガンバ)→アタッキングエリアでかなり積極的に仕掛けていったことは◎。抜けるシーンは少なかったが、それでも惜しいシュートもあったりと積極性は高い。ただ集中力が途切れて単純なミスをしたりとムラがある。場所によってもっとプレーのリスクを考えなきゃいけない。守備に関しては・・・・・。

平山相太(筑波大)→素晴らしいゴールが一つ、そしてチームタスクの核としてほとんどに競り勝つなど高さでのアドバンテージも活かした。ただポストの判断の遅さとパススピード、ヘッドにおいての手の使い方、背に頼りすぎてポジショニングが悪いこと、チームを考えすぎて動きすぎるなど以前から続く課題も。バッベルやコリンズ・ジョンが(システムが違うとはいえ)ペナの枠幅で動いていたことを見習って欲しい、センターフォワードとして。外に逃げては価値はない。日本にはびこる悪癖を抜け。

苔口卓也(セレッソ)→奇策の犠牲者。試合勘が飛んでいたのか、平山との関係性も薄く、ポストに絡んで飛びだすなどという形が全く見られなかった部分など慣れていなかった。左サイドを家長のパスから抜けた形が唯一の見せ場。ただそれだけだった。

カレン・ロバート(ジュビロ)→奇策の犠牲者(その2)。さすがに慣れている部分も多く、平山と縦の関係でラインポジショニングで相手に脅威を与え、守備でも相変わらずの貢献度。多少バテていた部分もあったか、引き出す動きなどは少なかったが、それでもらしさは出した。決定機は・・・・素晴らしいファーストタッチだったけど・・・狙ったコースも良かったけど・・・、力が入ったか・・・。

水野晃樹(ジェフ)→壮行試合でもゴールもあったし動きという部分では出色の出来でもベンチかよ。まあその屈辱をはね返し、またも素晴らしい働き。ルーズへの意識も高く、走り回って攻撃のアクセントになった。センスが良さを感じる気の利くプレーが出来る。セットの鋭いキックから1アシスト。

森本貴幸(ヴェルディ)→なんとか決めたかったがファインセーブ・・・・、しかし狭いところでよくシュートに行ったなぁ・・・、ストライカーだね、惜しかった。守備もエンドまで戻ってやっていて頑張ったけど、これも日本の悪癖。ストライカーにここまで頑張らせることはない、まあこの試合は仕方ない部分もあるが。プレーの機会としては少なかった。

最後にこれはきっちりと書いておく。チームとして迷いがあったというか奇策に打って出た大熊監督の判断は納得いかない。負けたことなんてどうでもいい、育成年代でもあるこのチームでどうしてアジアユースやブラジル遠征、そしてテストマッチなどでチームとしてある程度作ってきた形を放棄する必要があるのか?その辺はきっちりと説明してもらいたいぐらい。「紅白戦で良かった」苔口を使ったことが一つ。怪我明けで、しかも基本的にこのチームでは左サイドで主に使われたはず。この試合でのFW起用は奇策と言わざるを得ない。ましてや怪我明けで試合勘が飛んでいる危険性を考えてもリスクの方が大きいのは明白。そしてそのネガティブな部分がすぐ出てしまった。平山に対してのサポート、裏への抜け方などの意識が低く、このチームのよりどころである部分が曖昧になってしまったことで、完全に40分間を無駄に使ってしまった。こういう形で起用された苔口も可哀想だし、むざむざと40分間を無為にされたカレンにしても誰も良い思いをしない監督のエゴだけが満ちる利己的な起用だった。

柳楽の起用に関しても確かに彼自身のパフォーマンスは悪くなかったけど、序盤においては調整する時間が必要だったことを考えても、彼の奇策が足を引っ張ったことは否めない。もちろん個の差という部分が大きく出たと言うことで普通にやってもやられていたかも知れない。ただ迷いのない状態でゲームに臨ませて上げたかったし、そう言う部分で彼に対して非常に大きな疑念が生まれる。采配レベルの問題を逸脱するモノだとしても、結局彼の欲がチームのバランスを崩したと言うことで言い逃れは出来ないと思う。こういう監督のエゴが先行して、失敗することを個のレベル云々、経験云々と責任を押しつけるというのは監督として、最低。懸念していた指導者の問題というか、監督が目の前の結果に左右され、長期的視野でモノを見れない部分が如実に出たモノだったと思う。やはり彼はこのチームにふさわしくないと言い切れるぐらい、腹が立った(まあそう書き続けてきた訳だけど)
*苔口の起用に関しては、ミスを認めたくないのか「一度良い形で抜けた」で抜かしている時点で感じるし。熊、切腹して詫びろ。

とにかくまだ始まったばっかり、今日の試合は本当に貴い経験になったと思うし、こう言うのを体感出来たというのはこれからの大きな糧となると思う。特に後半は自信にも繋がると思うし、局面局面で良いプレーもあった訳だから、より精進して欲しい。多分勝ち点4できっと上に行けるだろうし、勇気を持って試合をして欲しいなと。ということできょうはここまでっす。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

勇気を持って@WY 2005 Preview

A代表のWC出場の熱も冷めやらぬまま、今日からWYです。まあもうしつこいぐらい書いてますが、チームとしては期待してません(ばっさり)でも個として本当に期待していますし、この国際大会で何かを掴み、北京そしてA代表に繋げていくための更なる糧となって欲しいなと思っています。まあチームとして期待しないと言うことで、この大会に出場する選手達を個々に期待する部分を全員じゃないけど、プレビュー代わり書いていきたいと思います。一応スケジュールだけは置いておきますね。

FIFA World YouthChampionship 2005
Group A:Netherland/Australia/Benin/Japan
Group B:China/Panama/Turkey/Ukraine
Group C:Chile/Honduras/Morocco/Spain
Group D:Argentina/Egypt/Germany/USA
Group E:Canada/Colombia/Italy/Syria
Group F:Brazil/Korea.Rep/Nigeria/Switzerland

Japan's Schedule:
6/10(Fri)20:00 vs Netherland(Kerkrade)
6/15(Wed)17:30 vs Benin(Kerkrade)
6/18(Sat)16:00 vs Australia(Kerkrade)
6/21(Tue)/6/21(Wed) Round of 16
6/24(Fri)/6/25(Sat)  Quarter Final
6/28(Tue) Semi Final
7/2(Sat) Final/The 3rd Place Match

FIFA Official

・期待の掛かる選手達、成長を期待して。
と言うことで上に書いた通り、個人的に成長を期待したい選手達を簡単に取り上げてみたいと思います。

平山相太(筑波大)
このチームの発足当時からエースとして期待されていた言わずと知れた日本期待の大型ストライカー。UAEでのWY、アテネ五輪とこの世代でも飛び抜けた経歴を重ねているだけに、経験面でもこのチームの大黒柱として期待されているのは、当然と言ったら当然なのかも知れない。去年は大学進学で環境が変わり、未曾有のハードスケジュールにコンディションを崩して不調を囲っていたようですが、気になるの彼の成長度合い、もちろんポテンシャルは高いのは重々承知ですが、彼にとって大学に進んだことがプラスになっているのか、成長に滞りがないかなど、この舞台は絶好の見極めの機会なのかなと。はっきり言って色々とプレーに置いては課題があって、身長に頼りすぎてポジショニングにおいて軽視している部分、ヘディングにおける技術面での低さ(競り合いの仕方含めて身長を活かせていない)、ポストにおける判断の遅さとそれに伴う細かいスキルの低さ、そしてプレッシャーがきついとサイドに逃げてしまうポストプレーヤーとしての存在意義と言う部分などがオリンピック当時は気になっていたのですが、その辺がどこまで成長したのかこの大会では非常に楽しみな部分です。この大会では同じ年代と言うこともあって、負けたくないでしょうし、チームに置いてもロジックの核として大きな期待が掛かっているだけに、そのプレッシャーに負けずに結果を残して欲しいところ。

梶山陽平(FC東京)
この選手も発足当時から恐ろしいほどのポテンシャルを期待されてチームの軸として期待されながら、アジアユース、ブラジル遠征など度重なる怪我でほとんど帯同出来ずにそのポテンシャルを青いシャツでは今まで示せてしてなかったが、ぎりぎりでやはりポテンシャルを期待されてメンバー入り。まだこのチームでフィットするかどうかはわからないし、ゲームに出れるか微妙なところだそうですが、キープ力・パスセンス・シュートの精度など誰もが将来を期待したくなる能力を既に持っているのは周知の事実。多少自分の仕事を探す能力というかゲームの波に乗れない部分が気になるけど、そう言うところが改善されれば、現A代表の中田・中村・小野を上回るポテンシャルだと思うだけに、本当にここでブレイクを期待。僕は彼が伸びれば日本の「ジダン」の様な存在になると思ってます。

前田俊介(サンフレッチェ)
最強サンフレッチェユースのエースとして、様々な大会で抜群のテクニックを活かしてチームを引っ張り、またトップチームに上がってもその自慢のテクニックで結果を残すなど将来を期待させる逸材。フィジカル的な部分としてはまだまだ成長途上であり、このチームに置いては走る能力が重要視される部分もあって、どうなるかはわからないけど、柔らかいボールタッチから繰り出される鋭い突破、得点感覚にも優れているし、キックの精度も高いと、アタッカーとしては本当に楽しみな選手なだけに、世界を相手に臆さずガンガン仕掛けて何かを掴んで欲しい。肌で感じる部分で又成長出来るはず。底が見えない部分もあるし。持ったら勝負!

兵藤慎剛(早稲田大)
現実的なチームを考えたときに彼の働きが大きく鍵を握りそう。大黒柱である平山との高校時代から培ってきたコンビネーションもさることながら、国見出身らしく走れるMFとして機動力を活かしたプレーで中盤を支える。トップ下orボランチでの起用が見込まれるようですが、彼が走ってボールを繋ぎ、そして前線との糊となってうまくチームを機能させて欲しい。個と言うよりチームプレーヤーだと思うけど、チームを助けるプレーを磨いて欲しい。てゆうかきっとマリに来るんだろうし良い経験をして欲しい。

森本貴幸(ヴェルディ)
何世代吹っ飛ばしたのかわからないぐらいの飛び級で(2世代?)ユース代表入り。J最年少ゴールの持ち主で有名人な17歳な訳ですが、最近プレースタイルが変わっているような感じも。デビュー当時は山西(当時ジュビロ)を振り回すような鋭い突破を主にした仕掛けるプレーが目立っていたけど、より感覚的にゴールを狙うプレーヤーになってきたのかなと。色々とと考えてプレーしていると思うし、そう言う部分でのインテリジェンスに関しても期待したい。とにかく臆することのない感じの性格は本当に頼もしいし、とにかくゴールに!と言う感じで良いと思う。一番年下なんだから一番わがままにプレーして、何よりもゴールというプライオリティを貫き通して欲しい。君には大きな注目集まっているはずだしね。好調らしいし、期待。

水野晃樹(ジェフ)水本裕貴(ジェフ)カレン・ロバート(ジュビロ)
このチームで間違いなくJで出場機会を得て、ある程度のパフォーマンスを示している3人。もちろんチームの様々な状況が加味してのモノだとしても、この年代でこれだけやれているというのは、素晴らしい。Jでの経験が大きいモノだというのを見せて欲しいなと。水野に関してはジェフでもやってるように、なんでも高いレベルでこなせる質の高いプレーでチームを支えて欲しい。センスとしては本当に高いモノがあるし、今年の伸びは素晴らしいと思うし。水本に関してはフィーゴとマッチアップしたときのように世界のトッププレーヤーとの経験を力に出来る選手なだけに、アタッカーとの対峙を楽しみ、良い経験して欲しいな。このチームでは一番の対人能力だし、チームの浮沈は彼の対応能力に掛かる部分も大きいだろうし。で、カレンは今年の出場機会で何かを掴んだようで、ゴールを重ねているという自信をプレーに出して欲しい。基本的にチャンスメーカー的な選手だけど、フィニッシュに関しては貪欲に。ゴールを嗅ぎ取る感覚は平山という傘を更に活かすと思う。とにかくJの経験を胸にこの3人には頑張って欲しいなと。

なんかアタッカーばっかりですが、こんなに才能が集まっていることはこの世代のレベルの高さを感じる訳で、この大会ではまず自分の力を信じて自分のプレーを出して欲しい。もちろん様々な世代が成績を残している大会だし、上に上がることに越したことはないけど、結果に拘るのはこの後でも遅くない。とにかく世界との距離を掴んで、個の成長の糧となる大会にして欲しいなと。逃げない、びびらないと言う部を貫いて欲しいし、そのためには勇気を持ってゲームして欲しいなと。長いボールで安易に逃げないで繋げ、アタッキングエリアで前を向いてボールを持ったら勝負、チャンスに必ずシュート、そしてその先に待っている結果を怖れずにね。「勇気を持て!」がこのチームに送りたい言葉ですね。とにかく頑張れ!

・大会全般
まあ大会としては、ヨーロッパのシーズンが終わった後と言うこともあって、以前の大会よりは目玉的なメンバーがより集まったのかなと思います。世界的に低年齢層の活躍が非常に目立つ昨今の中でこの大会に置いては、なかなか選手達がこの大会に魅力を感じない選手もいると思う部分で、やっぱり出ない選手もいる訳ですが、それでもこの大会の注目度に変わらないのかなと。タイトルという部分ではユース年代で相変わらずの強さを見せる国々(アルゼンチン、ブラジル、スペインなど)を中心に回るのかなと思いますが、開催国オランダの攻撃陣の爆発力、黄金世代襲来のスイス、そして身体能力的に若年層の大会で結果を残すアフリカ勢がどのように絡むのかというのが気になるところですね。個人的には開催国のオランダに頑張って欲しいのと、ペッケルマンなきアルゼンチンのユース世代に変化が起きているのか、アジアレベルでは飛び抜けた才能であるパク・チュヨンが世界レベルでどれだけやるのか、そして既にトップリーグで活躍している逸材達がこの大会でどのようなプレーを見せてくれるのかというのを注目したいなと。

と言うことでちょっと趣は違いますが、キックオフも迫ってると言うことで(笑)まあ新世代のフットボーラー達の成長を願ってるということです。と言うことで今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

June 09, 2005

幻影からの脱却、新たな挑戦@WC Asian Final.Q vs北朝鮮

と言うことではやめにやらないとやる気がなくなりそうなので、早速。今日は2部構成で。

祝・3大会連続、WC出場!

World Cup 2006 Germany Asian Final Qualify
Group B/Korea DPR 0-2 Japan @ Supachalasai National Stadium,Bangkok
Japan:73'柳沢敦 89'大黒将志

日本スタメン:GK川口能活、DF田中誠、宮本恒靖、中澤佑二、MF福西崇史、稲本潤一、加地亮、中田浩二、小笠原満男、FW柳沢敦(→85'遠藤保仁)、鈴木隆行(→46'大黒将志)
バーレーンスタメン:GKキム・ミョンイル、DFリ・ミョンサム、リ・クァンチョン、チャン・ソクチョル、ハン・ソンチョル、MFリ・ハンジェ、チョン・チョル(→28'キム・ヨンス)、キム・ヨンジュン、パク・チョルチン(→46'キム・ソンチョル)、FWホン・ヨンジョ、チェ・チョルマン(→61'パク・ナムチョル)

ゲーム展開に関しては簡単に。無観客試合という異様な雰囲気、湿気を含んだ中東とは質の違う暑さ、でこぼこの悪ピッチ、マナマからバンコクへの移動、そして何より本大会へのプレッシャー。そういうモノが影響したのかしないのかわかりませんが、非常に重い立ち上がり、北朝鮮も日本にペースを合わせたかのように非常にスローなスタートとなったこともあり、非常に緩やかな感じで試合が進んでいく。北朝鮮に対して舐めていたと言うことはなかったと思うが、バーレーン戦に比べて集中レベルの低さを感じる緩いミスやポジショニングが目立ち、チームの一体感を感じない部分もあり、攻撃に置いては流動性がなかなか生まれず閉塞しがちな攻撃になかなかリズムが出来てこない。というより自分たちがゲームを動かすという意欲が希薄でパスレシーブの動きの意識があまりに低く、ボランチが最終ラインからパスを引き出すような動きが少なく、長いボールに頼るような形になってしまったことで、低い確率の攻撃に終始してしまった。その中で北朝鮮にサイドから時折脅かされたりとするが、落ち着いて対応するとサイドから加地がうまく抜けてチャンスを生み出したり、セットプレーからチャンスを迎えたりとようやくゲームを動かし始める。小笠原のボールスピードに長けた鋭いボールが中田浩二を中心に入ってくると、彼も当て感というかセンスという部分を感じる形でゴールになりそうだったりと惜しいチャンスも出来たが、結局前半は0-0で終わる。
後半、チーム内でどうも使い方がはっきりせずフィットしていない印象の強かった鈴木隆行に変わって大黒を投入、ジーコにしては速いタイミングでの施術、この施術が日本を勢いに乗せる。大黒にしても柳沢にしても機動力を活かして前で動き回り、前で起点を作ると段々前への意識が高まりはじめ、チームも躍動感が出始める。相変わらずボランチのポジショニングが曖昧でスペースを空けてカウンターで危うくやられるかも?(まあ実際は北朝鮮の選手が個でボンバやマコをぶち抜いてゴールなんて想像出来ないけど)と言うような状況が出来たりと緩い部分もあるのですが、何よりも勝つ意識を前に押し出して戦い始めると稲本が右サイドをオーバーラップしたり、小笠原が前を向いてボールを触り始めて大きな展開を組み入れたりとボールの周りも前半に比べたら雲泥の出来と言う感じでした。その流れで良い楔のパスから(誰だっけ?)大黒がダイレクトで落とすと、そこを小笠原がサポートして、既に動きだしていた柳沢へ間髪入れずにスルーパス、柳沢はチェックにあって打ち切れないモノの非常に良い形が出来はじめ(連動感と意識の高さがもたらした素晴らしいプレーだった)、その後もカウンターから抜け出した柳沢が強烈に狙ったりと、ゴールが近づいてくる。そして、その波を逃さない。稲本のフィードから大黒がペナの中で競り合うとボールがこぼれ、そこに後ろから走り込んできた柳沢がいち早く反応してスライディングシュート!これがキーパーの手をすり抜けて決まり、待望の先制点が生まれる。この後、北朝鮮も前に出てきて長いボールを放り込んでくるがこの辺はきっちりと対応し、終了間際惜しいチャンスを決めきれなかった大黒が田中誠のインターセプトからのスルーパスを呼び込み、DFラインを抜け出すとGKの飛び出しの拙さも手伝って楽々とかわし、ゴールに流し込んで試合を決定づける2点目。(きっかけは田中マコのしゃちほこキックだった訳ですが)セルフコントロールを欠いたキム・ヨンスの愚行による混乱・退場等もありましたが、このまま2-0で勝ち、3大会連続のワールドカップ出場を決めました。

A-Part
なんだかんだ言って11戦10勝1敗という見事な数字を残した事、そしてWC最終予選を紆余曲折ありながら、きっちりと結果を出す事で突破して見せてくれたことに関しては本当によく頑張ってくれたなぁと思って止まないです。移動距離や環境面・ジャッジ面など様々な不安定な部分を内包するアジアは、レベルの低さを差し引いても、きっちりと結果を残すことはそんなに簡単な事じゃないと思いますし、そういう意味では彼らは非常に逞しくなり、ちょっとやそっとじゃぶれない精神面は改めて世界を経験している世代なんだなぁと感じました。

確かに色々と思う部分はありますが、リスクを著しく掛けなくても勝てるだけの力をアジアでは持って、それがレギュラーだけじゃなく、ある程度同じぐらいのレベルで戦える選手が沢山いて、ある程度のレベルを維持して戦えるだけの層を持っていたというのは、他のアジア諸国とは差を付けれていた部分が合ったのかなぁと(韓国以外は)2戦戦ったバーレーン・北朝鮮と試合をしましたが、様々な不確定要素の中で維持できるだけの層を持ち得ていなかった事を考えても、日本サッカーのレベルがアジアとはある程度の差があるというのを改めて示したのかなぁと。

色々と不安があった訳ですが、その不安の大きさをそのまま敵の大きさに投影し、幻影と戦っていた様な印象をこの予選で感じました。もちろんそれは自らが犯してきた拙さが魅せたものだった訳ですが、もし代表のチーム作りがスムーズに進み、ある程度安定したパフォーマンスを示してくれていれば、ここまでの幻影を育てることはなかったのかも知れません。しかしこの幻影がこのチームを育てていたという部分もあるのかなと。様々なことを考えさせられ、圧力を加え、このままではダメなんだと常に危機感を与えていたことで、非常に遅い速度ではありましたが、少しずつ前に進み、そしてようやくある程度形として残ってきた部分が出来てきた訳で、そういう訳ではこの苦戦も逆説的には悪くなかったのかなと。もしもっとこのチームがまとまっていて去年の2月のオマーン戦から楽勝を続けていたら、こういうチーム作りにおいては余り成長していなかったのかなと思いますが、不安の残る戦いで自覚が芽生え、このチームで何をすべきかと個々が考え、そしてそれを交換することでチームを前に進めていった。そういう力はこれからも役に立つのかなと。もちろん他にも精神的な強さや逞しさなどは、苦境を通り抜けてきた事もあって逞しくなり、それが相まってこの日に繋がったのかなと。これは消えるモノではないし、一つの証として選手達に残ったのは良かったのかなと思います。とにかく得るべき結果をきっちりと残したと言うことに関して、それに応えるだけの固いチームだったことは間違いない。とにかくおめでとう、そしてお疲れ様でした。

B-Part
で、昨日の試合についてやこれからのことを厳しめに書こうかなと。昨日の試合に関しては非常に出来としては悪く、バーレーン戦で作った良い流れを切るような停滞した試合をしてしまったことに関しては非常に納得いかないというか、残念だなぁと思いました。何よりも結果を尊重すべき試合の中で、それだけを求めて慎重にゲームに入ったと言うことはある訳ですが、選手達の動き・ポジショニング・1vs1での対応含めて非常に曖昧で意欲を感じない試合をしていたことにおいては、こういうチームだからこそ残念だなぁと。明確なアウトラインのないチームだからこそ、良いイメージのサッカーを継続してやって欲しかったなぁと。確かに出場停止の選手なども出て選手が入れ替わり、前のユニットも変わって特徴が違うので同じようにというのは難しかったかも知れませんが、例えば前半の停滞した流れの中で、ボランチにボールを引き出す動きや意識が希薄だったことや、鈴木が相変わらず低い位置でのポストに固執し、またスペースを狙う動きに代表されたゴールを狙う意欲などが低く、攻撃の流れを切ってしまったりと、キリンカップ以前の状態に戻ってしまったかのような状態になってしまうと、意識の差というのを改めて感じる内容には正直がっくりものでした。守備に関しても同じ事で1vs1が軽かったり、相手を軽く見たオリジナルポジションなど本当に本番と感じないようなゲームをしてしまったことに関しては、結果こそ残したモノの非常に反省点の多い試合だったとも思います。こういう監督に率いられたからこそ、サブからプライオリティを代えるのは難しい訳で、モチベーションも下がってしまうのかも知れませんが、こういうゲームをすればするほどまた自分たちの出場機会を遠ざけてしまうし、何よりも試合に出れない選手の悔しさを知っている選手がこういうゲームをすることにまだまだ甘さが残る部分だったのかなと。

そして監督の部分ですが、彼のプライオリティ優先の大雑把な選手起用法に関しては改めて疑問を残す試合だった。北朝鮮の出来が低調で、危機感を感じるようなゲームとはなりませんでしたが、あくまでもその辺は運の部分。組み合わせや相性などプレーに大きく絡む部分でのもっと深い思慮遠望がないと、より高いレベルでは一つのミスが試合を決するモノになってしまう。それと選手交代。大黒の起用が当たったとも言えるモノですが、あれだけ暑い気候の中で交代枠を残したり、フリーズしてしまう部分など出場が決まったとはいえバーレーン戦に続いてゲームの中での采配にも課題というか疑問を感じる部分は多い。

そしてこれからですが、アジア仕様のリザルト主義のチームから、世界で戦うためのモデルチェンジは改めて必要となるのは明白な部分。ファミリー意識の強い代表ですが、このチームで一番重要なのはやはり個の部分。まだまだ上はある訳だし、だからこそJリーグ全体で競争し、刺激し合って成長していかないと、まだまだ足りないと言うことは明白な訳ですよ。そういう部分ではこういう試合を無駄にしたことが納得いかない訳ですが、より貪欲になって個のレベルを上げていくというのが必要になるのではないでしょうか。

ただメンバーが替わるとまたここまで組み上げてきたモノがリセットされてしまう訳で、その辺は微妙なんですよねぇ・・・・。ただ今回のバーレーン戦で掴んだモノを含めてチームのスタンダードにし、そこをスタートラインにしていくことが必要なのかなと。本当ならより強い相手と戦うときに個人主義というのは危険な部分があると思うので(前大会のサウジみたいに)チームに帰れる部分というか、よりどころというモノがあると良いのですが、そういう部分も含めてコンフェデで、とりあえずこのアジア仕様のチームの問題点を強豪にもんでもらうことで洗いざらい出して、また改めてチームに必要な要素だったり、これからやっていかなければならない事、そして世界で戦うための方向性などを見いだして欲しいなと。まあそれをしたとしても苦しいことは変わらないのだから。

とにもかくにも、ゆるゆるだとしても、WCには出れる訳ですよ。昨日も書いた通り色々な感情とかが高まることもなく淡々とその時を迎えた訳ですが、日本代表の中でいつになったら感情を爆発させて喜べるのかと言う部分を一晩考えた訳ですが、正直わからないです。例えばマリだったら優勝してくれれば泣きそうなぐらい嬉しいし、一つの勝ちでも嬉しい訳ですが(今日も嬉しかった、スタジアムで見てないにしてもガッツポーズしちゃうぐらい)、代表の場合はある程度の位置があったり、このラインでは勝って当然とかそう言う穿った目線があるのも事実です。もしかしたらドラマティックな浮き沈みみたいなモノや心から代表に心酔して感情移入出来ないとそう言う爆発する感情というのは味わえないのかも知れないなと。そういう不安要素がなくなった事は日本のサッカーが成長し、成熟している証明かも知れないけど、少し寂しいという感情を抱いてしまいました。
もちろん今の代表が悪い訳ではないけど、どこか外側からこのチームのことを考えることが多いし、そう言う目線と立ち位置というのが出来てしまった感じがあるのかも知れません。ただ感動が出来なかろうと、まだ代表がサッカーの中心であることは変わらないし、代表がオピニオンリーダーとなっていることは変わらないだけに、様々なことを考え、また厳しい目線の一つとなって日本のサッカーがより高みに登れるように見ていきたいなと思いました。何か固いな・・・・・とにかく良かった!通過点だとしても、一つ一つこういう事を積み重ねることは尊いし、出れないチームもいると言うことを考えたら、まだまだ強くならないとね。次はWY!その次はコンフェデ!と忙しいですね。と言うことでとにかくおめでとう。そしてまた頑張れ、と言うことで今日はここまでです。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

アメリカで掴んだ大きな手応え@F.Marinos W.Challenge vs L.A.Galaxy

まず素晴らしい内容で、アクションとリアクションをバランス良くゲームを進めての完勝に大満足です。ハードスケジュールで何でこんなに動けるのか不思議なくらいの恐ろしい運動量、新しいやり方にフィットしてきたアグレッシブなプレススタイル、そしてアリゴ・サッキのアズーリのようなボール奪取後の切り替えの速さ、逞しいバージョンアップ具合に期待は高まるばかりです。巻き返し、行けるよ。

2005 Yokohama F.Marinos World Challenge
LA Galaxy 0-2 Yokohama F.Marinos @ Home Depo Center,LA
F.Marinos:49'Daisuke Nasu 75'Hideo Ohshima
Man of The Match:Masahiro Ohhashi

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF田中隼磨(→82'塩川岳人)、松田直樹、河合竜二(→46'栗原勇蔵)、ドゥトラ、MF那須大亮、上野良治(→46'熊林親吾)、奥大介(→73&中西永輔)、山瀬功治(→36'坂田大輔)FW大橋正博、久保竜彦(→62'大島秀夫)

LAスタメン:GK S.クロニン、DF T.ダナバント、T.マーシャル(→72'T.ロバーツ)、P.チンチラ、U.レメレウMF P.ブルーム(→74'J.ガードナー)、P.バジェナス(→46'M.キソーニ)、C.ジョーンズ(→46'H.ゴメス)、E.D.コンセンソン、FW Y.キロフスキ(→46'G.ゴンザレス)、N.グラバボイ(→64'M.エンフィールド)

Fマリノスのアメリカ遠征3戦目、相手のLAギャラクシーはリーグ戦中と言うこともあって多少メンバーを落としているようですが(A代表のランドン・ドノバン(元レバークーゼン)とか)それでもアメリカらしいフィジカルを前面に押し出した愚直に外をガンガン押してくるサッカー。かなりフィジカル的に優れていて当たりの部分などでとまどいを見せる部分もあったりと、序盤はペースが握れない苦しい展開。しかしその中でも徐々に落ち着いて中盤でポゼッションと取り始め、またその中で非常にパスレシーブの動きが活性化していてうまくドゥトラが上がっていくなど良い形も出来はじめる。が、相手の早いアプローチと強い圧力に危ない横パスのミスや低い位置でのドリブル等を強いられて奪われるなどの部分もあったり、また良い形で攻撃が作れても最後の部分でうまく合わなかったり、多少雑になったりとフィニッシュが締まらない(ミドルの意識は高いが・・・・)。久保の運動量はまだまだ上がらなかったり、どうもゲームに乗れていない感じだったり、大橋が色々なところに顔を出すモノの警戒されて厳しい。奥や山瀬に負担が掛かる形なのかなと感じる部分がありました。36分に山瀬が良い形で飛びだすが、その時に足を引きずってそのまま交代。坂田前に入って大橋が一列下がる形になる。セットでは良いチャンスが出来そうな予兆もあり、うまくラインをかいくぐった河合のポストに当たるシュートもあったが結局前半0-0で終了。

後半開始時にギャラクシーは3人主力を下げ若い選手を入れてきた模様、Fマリノスは良治さんに代えて熊林、河合に代えて栗原が入る。後半になって久保の動きも少し良くなって、良い形でボールに絡んだりして前に起点が出来るが、相手もホームということもあり前に圧力を掛けてガンガン来る形は変わらない。その圧力に苦しみ、なかなかうまく攻撃に出ることが出来なかったが、リズムを作り出したのはフレキシブルな中盤DFとその切り替えの速さ。奥や大橋を急先鋒にサイドに逃げ込む相手に対して早く収縮して囲い込む中盤のプレスがうまくはまってボールを絡め取ると、すぐに切り替えて行ける選手が前に飛びだし、相手の整っていないところをうまくついていく形が一つ、そして前に一気に行けないときはドゥトラのドリブルに頼る部分もあったが、良く動いてパスコースを確保しながら細かいパスを繋いで攻撃を作っていく形が一つとリアクションとアクションの両面で良い形を作っていく。かなりポジションの制約が少なく、自由にポジションを変えてボールを受ける事で相手を混乱させ、その肝となったのが大橋。彼が得意とする左サイドに流れて受けてから柔らかいテクニックで相手を翻弄(その時に那須や大ちゃんが上がってきて中が薄くなることも少ないから流れても悪くない)そしてそこで受けたファールからのFKをゴールに繋げた。一つ目はマツがおとりとしてニアに走り込んで注意を引くと、その後ろにタイミングをズラして入った那須が入る、大橋の鋭いキックが那須にぴたり、彼らしい垂直ヘッドで合わせて先制!で、2つ目は、相手がケアしたのかかなりマークをきつくされていてGKも飛びだしてクリアしようという意識が高かった逆を付いて、大橋のキックは鋭くゴールに向かいバーに直撃、そのリフレクションで一度はクリアされるモノの栗原がヘッドで中に入れるとうまくラインの裏を取った大島が胸トラボレー(A3の時のような)で豪快に沈めて追加点!と言う感じで効率よくゴールを重ねました。この後も交代でゲームが雑になるところでしたが、替わったメンバーもきっちりとチームの中でフィットしてプレスの一翼を担い、運動量は終了まで維持(ドゥトラは神)。アグレッシブなプレスと速い切り替えで相手を圧倒する形を最後まで保って、このリードを維持したままタイムアップ。久しぶりに完勝と言える内容でアメリカ遠征を締めくくってくれました。

山瀬の怪我がもの凄い心配なんですが(右足太腿肉離れっぽいです)、何よりもこのサッカーの充実は凄いです。もし前半だけの内容だったら、

「4バックの守り方をきっちりと出来るようになって、中の絞りと外のケアというのがうまくできるようになってきた。でもボランチの出来が鍵を握る部分が高く、今日はパス展開にしてもバックパスが多くゲームを作りきれずに逆にミスも多く、守備に置いてもフィルターとなりきれずに後手に回る部分も多く、余り出来が良いとは言えませんでした。しかし、サイドチェンジなど良い形もあり、ある程度の手応えというモノはあったのかなと。これからの課題は攻撃における崩しの形と精度、そしてバイタルエリア含めてのケアをしっかりとやっていく事ではないでしょうか。」

と書くところでしたが、後半になって、やろうとしていた部分がより強調されて、それが実を結んだのかなと。上に書いた通り、大ちゃんや大橋が多少ポジションを下げながらアプローチして、そこに連動して人を収縮させ囲い込む→奪ったら素早く切り替え、他の選手がパスレシーブのランを積極的に行い、カウンターに繋げると言う形が非常に良く出せていました。繋げるときはきっちりと繋げるし、そういう部分では運動量を基盤に非常にフレキシブルなサッカーが良くできていたのかなと。最後の部分で荒さが出たり、フィニッシュになかなか繋がらなかったりと、崩しの部分では課題が残りましたが、それでもこのサッカーは本当にセンセーショナルを巻き起こせるだけの質の高さがあったと思います。

ただ懸念される部分としてはJではファール獲られるかなという激しさが伴う部分。那須にしても後半見違えるようになりましたが、カードを貰いもし親善試合じゃなければもう一枚貰っていてもおかしくないぐらい激しく行っていたので、Jの素敵な審判達ならあっさりと赤い紙を出していても不思議ではないのかなと(まあ本当なら心配達がグローバルスタンダードに適応して欲しいんですけどね)それとコンディション的には非常に良くなっていましたが、これから日本は湿気を含んだ非常に暑い状態での試合となるだけに、この異常なまでの(大ちゃんやドゥトラを代表に、大橋に隼磨、そして那須にしても、いつも以上に凄かった)運動量を維持出来るのか、アグレッシブな姿勢を貫けるのかはわからない部分があるのかなと。もちろんその辺はペースコントロールが出来ないチームではないので、そこまで心配はしていませんが・・・。

そしてこのサッカーに伴うスペースの問題。基本的には守りから入っているので、整っているときは固く守れるけど、速く攻めている間はかなり積極的に出ているだけにそこにはスペースも生じる部分も。速い展開でボールロストしやすい状態なだけに、その後のリスクマネジメントをどうするのか、マツや佑二(この日は河合や栗原でしたが)が積極的に上げて潰しちゃうのか、それともディレイして戻すのかなどその辺は詰めなきゃいけないのかなと。でも今サッカーをやる限り仕方ない部分でもあるので別に気にしない!

と言うことで僕はこのサッカーは積極的支持だし、こういう形を突き詰めていって欲しいなと。上に書いた通りアリゴ・サッキのプレッシングサッカー(これは下に書きます、注釈として)に通ずる鋭さを感じた部分に、かなり良い印象を抱けて、巻き返しの大きなキーとなりえるのかなと。もちろんパスゲームからのユーヴェ戦でお手本を示されたポストワークのオートマティズムもこのプレッシングスタイルの中に組み入れて欲しいなと思うんですが、まあまず戦える大きな武器をこのアメリカ遠征で手に入れたのかなという気がします。

そうそう、大橋のFW起用もアズーリをイメージしたモノなのかなぁと思ったり。アグレッシブだけど変化が付きにくく、単調になりがちなスタイルなだけに、崩しの部分でのアイデアだったりアクセントを付けることを大橋に望んでたのかなと。まあ前半は後半ほどうまくいってなかったので、まだまだこれからなんだろうけど、そういうアイデアも又バリエーション含めて持っておくのは悪くないかなぁと。坂田や山崎、大島にしてもそうだけど、ライバルは安様以外にも他にいるって事で刺激になって競争激化、そしてみんなまた一回り大きくなるかも?とにかく意識は高まるでしょうね。アタッカーの質という部分でも大きくなるだろうし。

と言うことで速報気味ですが、とりあえずここまでです。

*アリゴ・サッキのゾーンプレス&カウンター。
94'のアメリカWCでアズーリが見せたスタイル。元々サッキはACミランで黄金期を支えた監督ですが、彼がミランで行ってきたモノとそんなに変わらない。ラインディフェンスでコンパクトフィールドを維持し、中盤の多大な運動量を基盤に囲い込んでいくゾーンプレス、ボールを奪ったら素早く切り替えて空いたスペースをどんどん突く。ミランの時は言わずと知れたオランダトリオの個人技がそこにアクセントを付けたが、アズーリでは中盤にそこまでのタレントはおらず(ドナドニとかいたけど)、その代わりにFWに希代のファンタジスタ、ロベルト・バッジョを据え、彼のファンタジーでゴールを奪う形が採用された。本大会ではアメリカの異常気象とも言える酷暑に運動量を維持できずスタイルを貫くのに苦しみ、初戦でアイルランドにまさかの敗戦。その後もノルウェー戦でGKの退場、エースを犠牲にしてもスタイルを貫く事に非難が。結局決勝トーナメントに進み、彼のファンタジーに逆にチームを救われる事になるのだが(決勝トーナメントに入って、決勝に導く5得点)、隆盛の一時代を支えたイタリアサッカーのスタイルの象徴とされた。守備的と言われるが、基盤が守備にあるだけで攻めるための守備であり、オリジナルポジションを離れることを考えてもリスキーなスタイルでもあった。その辺は誤解されやすいのかも(まあ僕のイメージだけど)

| | Comments (2) | TrackBack (0)

祝・WC出場決定!北朝鮮戦仮雑感。

とにもかくにも3大会連続でのWC出場を決めてくれました。選手・スタッフの皆さん本当におめでとうございます、というよりお疲れ様ですって感じです。試合が終わって出場権獲った訳ですが、何か感動するとか、興奮するとか言うより安堵したと言う感じが素直な感想です。前に進んで、ここが目標ではなくなってしまったこと、そして心のどこかにこれならやって当然と思う部分で、ここではもの凄い喜びという感じにならなかったのは、少しだけ寂しいし、ここまで昇ってきたことを後悔するような感じです。まあ今日は既にしこたま飲んできたので、簡単に又仮雑感という形で。その前に記しておきましょうね。

祝・WC出場決定!3大会連続、そして一番乗り!

World Cup 2006 Germany Asian Final Qualify
Group B/Korea DPR 0-2 Japan @ Supachalasai National Stadium,Bangkok Japan:73'柳沢敦 89'大黒将志

日本スタメン:GK川口能活、DF田中誠、宮本恒靖、中澤佑二、MF福西崇史、稲本潤一、加地亮、中田浩二、小笠原満男、FW柳沢敦(→85'遠藤保仁)、鈴木隆行(→46'大黒将志)
バーレーンスタメン:GKキム・ミョンイル、DFリ・ミョンサム、リ・クァンチョン、チャン・ソクチョル、ハン・ソンチョル、MFリ・ハンジェ、チョン・チョル(→28'キム・ヨンス)、キム・ヨンジュン、パク・チョルチン(→46'キム・ソンチョル)、FWホン・ヨンジョ、チェ・チョルマン(→61'パク・ナムチョル)

・勝って決めることが最初から決まって多様な試合だった気がする。全く負ける気がしない試合だったのかなと。北朝鮮はよくわかんない。ゲームプランも何も感じなかった。
・やはりいつもの勝手と違うのか、無冠客なスタジアムは異様。ただ外から聞こえてくる声。しかし選手達は暑さの影響もあるのかも知れないが、どうも緊張感を感じず曖昧な部分が目立ったり、ボールを受ける動きがあまりに少なく、硬直した展開の中で試合を進めてしまった。
・鈴木の出来が非常に悪い。というより現状では彼に頼る様な部分が減ったのかも知れない。守備貢献や身体を張ったポストプレー(あんまり意味ないというのは前も書いたけど、彼のポストは前にボールを繋ぐためだけでゴールと獲るためのポストが出来ないのは本当に萎える)など、苦しいときにはありがたいけど、良いときには彼の荒さが改めて浮き彫りになってしまう。ペナの中に入っていかない消極性など、力が上回ってるときは余り効果的ではないのかも知れないねぇ。彼に頼らなくても戦える状態になるのが一番良いと思うけど。攻撃停滞しちゃうからね、どうしても。もう一度、飢えみたいなモノを取り戻して欲しい。
・ボランチのポジショニングはあれで良いのかと思うぐらい、変な感じ。縦関係と言うべき感じだったが、稲本が戻り切れていなかったり、運動量という部分で非常に疑問な出来。後半はさすがに良くなったけど、何か試合勘が飛んでるのかなと感じは受けた。アピールのためにゴール獲りたかったんだろうけど、この状態では単に自己中なポジショニングに見えた。
・左の中田浩二、見てみたかったけどこのチームでは慣れていないという感じも。ただ守備は流石。相手との経験の差を感じる巧みな守備。攻撃に置いて突破ではなく、早いタイミングでの精度の高さが見たかったかも。まあそういう形でボールが来なかったこともあるけど。セットは相変わらず感覚的に鋭いね。もう少し見てみたい。
・暑くても、走らないとボールは繋がらない。まあドローで良いんだから、無理する必要はないか・・・とか色々と思いを巡らせている部分もあったけど。前半はセットぐらいかな?何となくこれが本番だと思えない緊張しない試合も珍しいね。友人の周りではもの凄い不満囂々。


・後半開始、大黒投入。珍しいジーコの素早い交代。これは妥当。期待度の高かったヤナ・グロコンビ。これがはまると言うより彼ららしいアクティブな展開で攻撃が流れ始める。いいね、若々しくて。
・球離れも良いので、小笠原も良いタイミングで前を向いてもらえるようになってきた。もちろん警戒はきついし、チーム全体の運動量が如実に変わった訳ではないので、囲まれて苦境と言うシーンもあったけど、落ち着いて進めていたのかなと。楔から大黒のダイレクトポストに絡んでスルーパスを柳沢への展開はバーレーン戦の残り香って感じで、良かった。ヤナギも強引にシュートへ持って行った形に成長を感じた。
・柳沢の成長を改めて感じる。何か雰囲気だけじゃなくて逞しくなってる。そしてシュートも5本枠へ!そしてゴールですよ。稲本のフィードをペナで大黒が競って、こぼれたところを後ろから走り込んで反応したのは柳沢!素晴らしいスライディングシュート!難しい形でこそ決めるのが柳沢って感じ!メッシーナでもFW起用される様になるよ、これを維持すれば。
・今までは攻撃も遅くなってカウンターという形が少なかったけど、この6月シリーズは前が動くことでそういう形で出やすくなったのかなと。ダイレクトのパス交換からカウンターなども出るようになってチームとして色々と整理されてきたのかなと。そして終了間際の大黒連発!一発目も綺麗な受け方からうまく外して左足で強烈に叩いて決まった!と思ったけど、キーパーの手に。でも二本目は稲本のチェックからマコのインターセプト、そして早いタイミングでスルーパス、これをうまくかいくぐった大黒が飛びだしてきたGK(遅いタイミングだったなぁ・・・)をあっさりかわして、ゴール!良かった良かった。ストライカーの仕事をこなしたね。意識もしっかりしてるし。
・北朝鮮は相変わらずDQN過ぎ。まあマコのしゃちほこキックがあったにしても、セルフコントロールと言うことを知らないらしい。後味悪いのはお国柄って感じ。まあ気持ち悪い人たちな事に変わりはないね。スポーツでも爽やかさがないね。
・まあグダグダだったと思う。まあ難しい条件だったけど、バーレーン戦とは真逆な悪い方の日本が出てしまっていたような感想を受けたけど、それでも勝てるのが地力を表しているのかも。とにかく良かった。

今回のことでワールドカップに行けることになった訳ですが、この2戦の相手の出来の悪さを見て、何に怖れていたのかわからなくなるぐらい、何かあっさりと勝って事で、自分たちで幻想を大きくしすぎたのかなという感じさえ受けました。もちろんその原因は日本代表チーム自体がここまで示してきたパフォーマンスにあった訳ですが、(今まで作ってきたサッカーに不安を感じる部分だったり、一回目の対戦の時にかなり苦しんだ記憶だったり、直前のキリンカップでの連敗だったり)その不安が敵を大きく見せたのかなと感じました。これからもきっとそういうことはあると思うけど、それを打ち消すのも又自らと言うことなんでしょうね。でもそういうことを繰り返して強くなっていかなければならないのかなと。例えば去年の2月のオマーン戦で5-0ぐらいで叩きのめして、最終予選も楽勝にあっさりと決めてたらこのチームはここまで何かを掴むことはなかったのかなと。このチームに関しては色々と考えさせられたし、選手達も色々と考えて頭を悩ませたと思う。そういうことがまた成長の一端を握っていたのは間違いない部分も考えたら、それは苦しいし、もどかしいけど悪いことだけじゃなかったのかなと。

まあでもこのチームの強さというのはある程度掴めてきたし(精神的な部分が大きな部分)、それがチームの中にようやく表面化する秘訣というのを掴んできたのかなと思ったり。ロジックに逃げる傾向のある日本のサッカーですが、ヒデが気付かせてくれた個々で負けない意欲だったり、改めて勝ちたい意志の大切さや、コミュニケーションの有効性を身をもって教えて貰ったのかなと。新たなる問題定義として又考えていきたいなと、まあもう一度としたら勘弁だけど。

後はこの喜びの淡々とした部分を思うと、やっぱり少し寂しいな。もちろんマリが優勝したときの方が全然感動したし、身震いするぐらいだったけど、日本代表ではどんなことになったら身震いするぐらい感動する事が出来るんだろう?と思うと、途方もないことをしないとダメなのかなぁと思うと、ちょっとだけ不憫だなぁと思いました。まあそれがここまで昇ってきた証明なんだろうけど。まあいいや、何かもの凄いめちゃくちゃになっちゃったので、明日改めてきっちりとした形で。とにかく今日はこの様々な感情が入り交じったけど、やっぱり嬉しい余韻を味わいたいと思います。と言うことで今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 08, 2005

付けなきゃいけない落とし前@WC Asian Final.Q vs北朝鮮 Preview

いよいよ明日、3大会連続のワールドカップ出場を決める北朝鮮戦です。まあなんだかんだ言って、ここまで来ちゃいましたねぇ。FIFA裁定で第3国、無観客試合と特異な状況の中での試合になる訳ですが、それでもサッカーは変わらない。ただその中でここまで引っ張ってきた主役達が不在なだけに、何よりもここまで結果を残せず代表としても余り納得出来るようなプレーが出来ず、不安を煽ってきた選手達の存在証明を見たいですね。てゆうか落とし前は自分で付けてくれと言うこと、彼らの手で決めることに意義がある。と言うことで明日の試合をプレビュ。

World Cup 2006 Germany Asian Final Qualify
Group B/Korea DPR vs Japan @ Supachalasai National Stadium,Bangkok
Japan            DPRK
   鈴木  柳沢          Kim.Y.S9
    小笠原       Hong.Y.J10    Choe.C.M21
中田浩       加地   Kim.Y.J15    Ri.H.J8
   稲本  福西       Sin.Y.N12 Park.C.J20
坪井 宮本 田中     Ri.M.S2 Ri.K.C3 Jang.S.C5
     川口            Kim.M.G23

北朝鮮のメンバーはあくまでも予想だし、ほとんど自信ないです。まあイラン戦の後半?がこんな感じだったような気が(ぐちゃぐちゃだったのでよくわからないけど)まあ相手の事なんて大して気にしなくていい試合なだけに、まずは自分たちのことですね。ワールドカップ出場のために必要な条件はシンプルに勝ち点を得ること。それが全てです。そのために自分たちがしなくちゃいけないことをきっちりと遂行すると言うことが必要になってくるのかなと。

何よりも重視されるのは失点しないこと。歴然とあるはずの力量差。

求められるのは勝ち点1。失点しなければ負けがないだけに、まずは失点しないことがあるのは事実です。バーレーン戦で改めて存在感の大きさを示し、それが数字にも表れていた(エルゴラによるとボール奪取数ダントツの30だそうな、他のDFは10ぐらい)中澤が再発してしまっただけに、またキリンカップ前に逆戻りとなってしまったバックラインですが、バーレーン戦ではある程度うまくいっていた1vs1で負けない事を核に挟み込みを絡めた中盤のDFとDFラインを新しい選手が入っても継続して欲しいなと。その中心にいた佑二とヒデがいない訳ですが、練習で厳しくヒデにしごかれていたみたいだし、何よりも大切な事というのは替わった選手達も十分に理解していると思いますし、はっきり言って北朝鮮の選手達には個でも全然負けていないと思うので。もちろんズラされてやられたホームでの失敗経験もある訳ですが、一つのポイントできっちりと捕まえて、そこで獲りきってしまう事である程度不安は消えていくと思うので、まずはボールを獲ると言うことをしっかりとやって欲しいところです。
もちろん相手の出方もあるわけですが、状況的には変わらないイラン戦を見ても序盤は引くことからゲームに入ったと言うこともありますし、力量差的にも日本がある程度主導権を握ることになるでしょう。2月の試合でもそういう部分は強かったですしね。ただその時に今回はきっちりとリスクマネジメントをしていくこと。福西もヒデやシンジと組むときにはある程度彼らの良さを活かすために、後ろでケアする仕事してくれますが、稲本という特徴の似た選手とコンビを組むことになったらまたその仕事も変わってくるのかなと。その時に稲本と福西のバランスをこないだの試合と同じようにきっちりと整理しておくことが大切になるのかなと。曖昧なればなるほど危険度は上がるし、大きなボール奪取ポイントはなくなることを考えても、その辺を二人でしっかりとやって欲しいなと。前に関しては言うことないです。鹿島のラインで1つ獲れば良いだけだし、引いた相手に対してなかなか崩せないにしても、一度ゴールに結びつければそれでOK。一つあれば勝ち点は獲れるはずですから。

付けなければならない落とし前。

考えてみたら、最終予選第1戦の北朝鮮戦も国内でプレーする選手を中心に望んだ訳ですが、結局自分たちで欲する結果を得れなかっただけに、ここできっちりと落とし前を付けて自らが勝ち取った「WC」として欲しいなと。まあ今回はFWに柳沢敦、左サイドに中田浩二、ボランチには稲本潤一と海外組が入り、2月の北朝鮮戦とは又違った形ですが、大駒がいないと言うことでチームの色はやっぱり変わるし、その中できっちりと結果を出すことが必要なのかなと。もし負けて決まってもWCはWCなんですけど、彼らの中でなにかわだかまりは残ると思うし、何よりも彼らに対しての疑念は残る。キリンカップ、北朝鮮戦、ドイツ戦、インドネシア戦と多くの試合こなしている訳ですし、そういう部分では結果を残して欲しいなと。危機感やモチベーションというモノを感じないなんとなく試合をこなして無駄にしてきた部分があるだけに、不安な部分は正直ありますが、ここで結果を出すことでそういう悪いイメージというのを払拭して欲しいし、それは自分たちでしかできないこと。競争意識を高めるためにもふてくされてる場合じゃないし、そういうのがないのなら自分たちが底上げすることでやっていって欲しいですね(まあ監督・・・・ねぇ)

まあここで勝っても、本大会は・・・・と考える部分もありますが、はっきり書けば、もしどんな素晴らしい監督でアジアをぶっちぎりに進んでも、アウトサイダーであることは大して変わらないというのは純然たる事実だと思います。どこか勘違いしている気がしているのですが、たまたま自国開催でシードが入らないドングリグループを抜けただけで、大きな隔たりがなくなった訳じゃない(縮まっているとは思うけど)軸があるグループではまた戦い方が変わってくるし、ましてやどんな形で出たとしてもアジアの代表でグループのアウトサイダーに据えられる部分は変わらないし、自分たちもまたアウトサイダーを感じると思う。ヨーロッパ二つ、南米orアフリカと入るグループの中でどの監督でも現在の日本代表のポテンシャルを考えたらグループ抜けられるなんて言えないのかなと。まあネガティブの要素が多いから監督のせいにしがちですが、相対的に考えてジーコであろうとなかろうとアウトサイダーに変わらないということです。まあ日本もそうですけど、どのチームも多かれ少なかれ問題を抱えているのもありますし、万全だ~なんてチームがないこともわかって欲しいなと。相対的にモノを考えてどんなに素晴らしい監督でどんなに素晴らしいチームでも楽観なんて出来ないのではないでしょうか。まあ目標設定の部分でこのチームじゃより可能性が低いと言うこと何でしょうけど、じゃあ監督が替わったら海外組が早く帰ってきてチーム作りが出来るのかとかそういう周辺状況から考えていくことが必要なのではないでしょうか?悲観するだけじゃ生産的じゃないなと。個人的には代表チームで個の差を埋めれる高質のチームが出来ると思えないんですよね、最近。まあいいや、愚問でした、本番前に。

と言うことでとにかく明日決まりそうなので、お祝いの用意でもしておきましょう。当分お祝いすることもないでしょうしね(苦笑)でもちょっと寂しいですね。あんまり盛り上がる感じが全くないです。それだけ今の日本の位置というのは危機感を感じない位置なんだなぁと改めて実感。まあとにかく、何も起こらないことを祈って今日はここまでです。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

June 07, 2005

アメリカ遠征+トゥーロン国際+1。

アメリカ遠征に向かったFマリノスの動向と、僕だけの翔くん(&谷口)が参加しているトゥーロン国際トーナメントの結果、それとついでにユーヴェのジャパンツアーラストも色々と混ぜて。ちなみに後で明日の北朝鮮戦のPreviewやる気です。では早速。

・遠征でチーム作り。

アメリカ遠征 第1戦(練習試合)

Fマリノス 3-0 オレンジカウンティー@ホーム・デポ・センター サブグラウンド
F.Marinos:49'山崎雅人 69'坂田大輔 89'尾本敬

スタメン:GK榎本哲也(→65'榎本達也)、DF中西永輔(→46'天野貴史)、栗原勇蔵(→55'田中裕介)、尾本敬、原信生、MF熊林親吾、山瀬幸広、大橋正博(→55'塩川岳人)、後藤裕司、FW山崎雅人(→65'坂田大輔)、狩野健太

F.Marinos Official

と言うことで練習試合の位置づけで行われた第一戦はオレンジカウンティーという名の全く知らないチームとの対戦ですが(どんなチームなんでしょ?プロ?アマ?)将来のFマリちゃん達が頑張ったようです。ここのところのシステム変更を継続した4-4-2のボックス型で試合を行い、その中で岡ちゃんの考えとしては狩野がトップ起用で後藤はOMF起用なんだなぁというのがかいま見えたりとこの試合も見たいなぁと思いますよ。で、エースケさんは右サイドバック起用だったこともちょっと気になる。まあ隼磨がいるから、彼の適正を見るような形で試したのでしょうが、その辺も気になりますね。どのような感じだったんだろ?

アメリカ遠征 第2戦(練習試合)

Fマリノス 0-1 ラヌス@ホーム・デポ・センター サブグラウンド

スタメン:GK榎本達也(→46'榎本哲也)、DF田中隼磨(→77'天野貴史)、松田直樹(→66'尾本敬)、河合竜二(→46'栗原勇蔵)、ドゥトラ(→77'田中裕介)、MF上野良治(→66'熊林親吾)、那須大亮(→46'中西永輔)、奥大介(→77'塩川岳人)、山瀬功治(→66'後藤裕司)、FW大島秀夫(→58'狩野健太)、大橋正博(→46'山崎雅人)

F.Marinos Official

と言うことで現地時間だと今日行われたアルゼンチンのラヌスとの練習試合との位置づけの試合は残念ながら負けてしまいました。ほぼベストメンバーで望んだ試合でしたが、まだまだ新しいスタイルへの変更はまだまだ難しいのかも知れませんね(想像するだけですが)ただ、派手に選手交代を行われていたみたいで、レギュラークラスとバックアップの選手達のコンビネーションをこういう形で構築していって、チームの底上げとなればいいなと。

で、早速隼磨のオフィにメッセージ来ててそこからも様子がうかがえます。今日の試合の事も書いてあって、この辺隼磨GJ!って感じです。ゴロシートが監督で、サパタがヘッドコーチとマリ繋がりだからこそ実現したカードだったんだねぇ。隼磨にとっては南米のマリーシアと試合運びに思うところがあったみたいで、この経験でもっと隼磨が凄くなったら嬉しいかも。ちなみに小心者なのでTBはせず、リンクだけ。考えてみたらnifty仲間なのねw大橋もメッセージ乗せてくれてますね。時差ぼけに苦しみながらも昨日の午後は買い物行ったらしい。独立リンク出来ないので、リンクしない。

6月7日:ロサンゼルスから(hayuma.com)

・あまりに注目度の薄いトゥーロンだけど・・・。

Festiva; International "Espoirs" de Toulon

Match 1/Japan 0-0 Mexico @ Toulon

スタメン:GK徳重健太(レッズ)、DF酒本憲之(セレッソ/右サイドバック?)、大井健太郎(ジュビロ)、青木良太(ガンバ)、倉本崇史(トリ)MF高橋義樹(サガン)、谷口博之(ふろん太)、工藤浩平、藤本淳吾((筑波大)→66'高木和正(エスパ))、FW茂木弘人((サンフレ)→66'北野翔(Fマリ))、矢野貴章((レイソル)→79'三木良太(ガンバ))

Match 2/Japan 1-2 France @ Hyeres
Japan:17'p J.Fujimoto France:59'C.Madjani 77'D.Congre

スタメン:GK徳重健太DF前田和也(FC東京)、大井健太郎、千葉貴仁(セレッソ)MF藤本淳吾、六車卓也(サンガ)、工藤浩平、辻尾真二、寺田紳一(ガンバ)、FW茂木弘人、三木良太
(交代選手がわかりません)

Match 3/Japan 0-1 South Africa @ Lorgues
S.Africa:83'K.Matohpa

スタメン:GK木村敦(ガンバ)、DF酒本憲之(→66'寺田紳一)、青木良太、千葉貴仁、倉本崇史、MF谷口博之、高木和正(→60'藤本淳吾)、工藤浩平、高橋義樹、FW北野翔(→49'茂木弘人)、矢野貴章

Festival Official

と言うことで2敗1分け。まあ初めてかき集めて勝てるほど甘くなかったと言うことなのかも知れませんね。大会自体も僕は一試合も見れていないのでコメントのしようがないのですが、これに参加したことで何か手応えがあればいいなと。ゴールがPK一発というのは喜ばしいことではないけど。

で、翔くんと谷口もある程度出場機会を得れていたようで、全般的に石井監督がぐるぐる回していたのかなと。とにかくこの経験をJに反映させる努力をこれから継続していって欲しいなと。

・ついでに今日の華試合。

SKYLINE Performance.Art.Cup

FC Tokyo 1-4 Juventus @ Ajinomoto Stadium,Tokyo

FC:9'Mitsuhiro Toda Juve:51'D.Trezeguet 73'G.Sculli 75'&81'A.DelPiero

惜しかった。でも無謀でもあったのかなと。前半はセットで流れを掴んで、ショートコーナーからラインのギャップを突いて戸田の見事なニアサイドからの流し込みヘッドで先制、その後もほぼパーフェクトに前へのプレスでユーヴェの出足を上回って、相手得意のオートマティズムに満ちたダイレクトパス交換からのアタックを封じて、外からの単調な攻撃に終始させた事で自分たちのリズムで進めて、そして終了間際にはこの試合かなりキレていた宮沢の大陸横断パスから(先制点も彼の素晴らしい彼のクロス)素晴らしいカウンター、栗澤から流し込まれたボールをヴィエリ(近藤祐介)がダイレクトボレーで完全にユーヴェの対応を振り回した、けどポスト直撃。これが後半のリズムを壊しちゃったのかな。

後半に入るとハードスケジュールでマリノス戦とは別のチームのように身体が重そうだったユーヴェが目覚め、パス交換の速度、この技術レベルの差を見せつけはじめ、左サイドのカポのヘッドでのうまいファーストタッチから突破、うまく溜めて飛び込んできたネドベドへ、ネドベドがらしいミドルを打ち込むと塩田がファンブル、トレゼゲが抜け目なく詰めるというユーヴェらしいゴールで同点、この後一進一退の展開となり、宮沢の左足は健在、ナオもキレていてゼビナをちんちんに振り回すようなドリブルなどもありチャンスを作るが、又ユーヴェの電光石火のアタッキング。ネドベドに中盤の守備ブロックと最終ラインを分断され、そこで作られた流れから又左サイドを突かれて流れていったアレックスの折り返しをトレゼゲの空振りで抜けたボールをスクッリが相手のタックルをかわすようにシュート、これを何とか塩田がカバーするが手から抜け落ちたボールがラインを割ったとされて逆転(入ってないだろうな・・・・テレビで見たら)これで集中力の切れたFC東京は同じような形でアレックスに2発かまされて、轟沈。

積極的な姿勢を貫いていた前半に比べて、前線からのプレッシャーが減退し、受け気味になったことで力の差を埋める術をなくしてしまったFC東京ですが、先制点を含めてお疲れユーヴェを追いつめたのは確かでしょう。だから惜しかったのかなと。何よりもこの試合で掴んだモノの大きさというのはある気がします。例えばナオ、フランス代表のジョナタン・ゼビナを特徴でもあるスピードとキレで完全に振り回した事、ゼビナもコンディション不良とはいえかなりカリカリさせて、スカウトの目に付くぐらい強烈な印象は与えられたと思う。ナオにとっても大きな自信となったのではないでしょうか?今野もプレスが効いていた間は本当に彼らしさを見せていたし、ネドベド相手にも何とか対応出来ていた(後半は・・・ねぇ)チームの出来としても今シーズンの中でもかなり良い出来だったと思いますし、負けてしまったとはいえ実りのある試合だったのかなと。

ユーヴェは疲れていても地力の差ですな。

と言うことで色々と混ぜちゃいましたが、とりあえず一回切ります。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

様々な悩みの共通点@WC欧州予選

日本中でニュースネタがないのか、日本代表を追いかけ回すようにこぞって報道していますが、もちろん世界中でインターナショナルマッチウィークと言うこともあってワールドカップ予選が行われています。結果と見た試合を中心に、個人的に思うことでもある日本だけではなくそれぞれのチームが問題を抱えていると言うことを少し書いていこうかなと。まあ日本代表も大きな問題を抱えていますが、他の代表も同じ事なのかなと。代表というシステム自体がそれぞれのチームに問題をもたらしている事を理解して欲しいなと思いまして(偉そうだ)まあとにかく行きます。

WorldCup 2006 Germany Europe Qualify

Group 1
Netherlands 2-0 Romania@Rotterdam,Netherland
NED:26'A.Robben 46'D.Kuijt

Czech.R 8-1 Andorra
CZE:12'&90'+2'V.Lokvenc 30'J.Koller 37'V.Smicer 52'T.Galasek 79'M.Baros 84'T.Rosicky 86'J.Polak
AND:36'G.Riera


Standing     MP  W D L GF GA Pts
Netherlands    7  6 1 0 16  3 19
Czech Republic  7  6 0 1 22  6 18
Romania       8  4 1 3 12 10  13

と言うことでオランダ-ルーマニアを途中で寝ちゃったとはいえある程度見たのですが、ルーマニアとしては辛い結果になってしまいましたね。

ルーマニアとしてはエースのムトゥが復帰して、オランダに勝つという試合をしていたと思います。オランダもホームだし、両チームが勝ちに行く形がトランジッションの早いアグレッシブなゲームになったのかなと。しかし、そういう展開になれば増えてくるのが、1vs1の攻防。そうなるとこの能力で劣るルーマニアがどうしても劣勢になってしまい、結局我慢の限界を超えたところでこの試合のある程度の結果が見えたのかなと。オランダをチームとして見ると、そんなに出来は良くなかったと思うけど(中盤は結構緩くて、距離はあったモノの結構後ろから入ってくる選手達に打たれたり、ちょくちょくスペースが空いて突かれたら危ないなという部分が合ったのかなと)、大駒の個の強さというのが際だった。てゆうかアリエン・ロッベン。対面はミランやアトレチコにもいたコスミン・コントラでしたが、もう対応し切れていなくて、上に書いた通り結局ミスで自滅という形でした。他の部分でも逆サイドもカイトを中心に色々と手を代え品を代えぐちゃぐちゃにされて、DFの中心であるキブもはっきり言って手が回りきっていなかった。まあフィニッシャーとして存在感を発揮するべきニステルローイがイマイチフィットしていなかったこともあってこれ以上の点差が付くことはありませんでしたが、個の差をチームの組織力で埋めるというのは改めて口で言うほど簡単なことではないなと感じました。

でこの負けでワールドカップ出場がほぼ絶望的になってしまったルーマニアですが、まあこのグループでは仕方ないのかなと。

この試合を見て思った訳ですが、オランダを見ると、確かに才能軍団でもし一人が潰れても後ろに控えるは又スーペルアタッカーと言うことで人材には事欠かない状態です。でもその分どこかにひずみが出るのではないかと思ったり。例えばファン・デル・ファールトですが(この日はかなり良かったし、才能のほとばしりを感じました。守備以外)3センターの左側での起用で(ファン・ボメル、ランザートで中盤を形勢)どうしても彼に攻撃だけをさせる訳にはいかず、守備の負担が大きく掛かってしまうのかなと。そこは穴となり得る部分だし、彼の特性を消してしまうことになりかねない。本当ならトップ下が良いのでしょうが、ただ彼以外に尊重する存在がいること(ロッベンやカイト、ファンペルシーやバッベル)で彼にポジションが用意出来ないという才能の飽和という部分がオランダには毎回ではありますが悩みとしてあるのかなと。もちろんプロセスを大事にする国でサッカーに芸術性を求める思想を持つ国なので、ある程度許容される部分はあるのでしょうが、その部分をファン・バステンがどう処理するのかというのが課題なのかなと。チェコともう一試合残っているし、この試合に敗れるとなると、プレーオフに回る可能性もあるだけに(今のところ2位の成績上位の枠と入る可能性は高いけど)その時にはシビアに考えるも必要になるのかなと。レベルは違うけどどこかの代表で同じような課題を抱えているんだなぁと感じたり。

でスナイデルはいずこへ?

Group 7
Spain 1-0 Lithuania @ Valencia,Spain
ESP:68'A.Luque

Serbia&Montenegro 0-0 Belguim @ Belgrade,SCG

SanMarino 1-3 Bosnia-Herzegovina
SMR:39'A.Selva BIH:17'&38'H.Salihamidzic 75'S.Barbarez

Standing          MP W D L GF GA Pts
Serbia & Montenegro  6  3 3 0 10 0 12
Spain             6  3 3 0  9 1 12
Lithuania          6  2 3 1  7 3 9
Belgium           6  2 2 2  7 7 8
Bosnia-Herzegovina   5  1 3 1  6 7 6



ここは大混戦。可能性のあるところまで書いてみましたが、アウトサイダーのサンマリノ以外はまだまだわかりませんね。今回スペインが苦戦しながらもルケの一発で何とか首位に勝ち点で並び、何とか面目を保っていますが、スペインは相変わらず最後の部分が決まらないと言う感じで、結構苦戦しています。やっぱり個人的にラウール問題が片づかない限り、スペインは同じ事を繰り返すのかなと感じました。

随分前に書きましたが、やはりスペインで一番の才能であるラウルの使い方というので代表自体が難しいモノになってしまっていると言うこと。一番の実績と経験を持ち、また多種多様の才能を持ちながらチームのために走れるメンタリティを持ったラウールという才能は本当ならプラスに作用してしかるべきなのですが、スペインにとってはその存在を活かしきれないと言うより、彼を核に据えることで周りの組み方が難しくなってしまうと言うこと。彼を核としているけど、他の才能を看過出来るほど他選手の才能は軽くなく、その部分でブレというか、チームにズレが出てきているのかなと。

彼を核に据えるのなら彼が一番得意とするポストの下で自由に動き回るシャドーのポジションを用意して、その上でサイドアタッカーを重用するのではなく、彼の助けがなくても中盤を組み立てられるゲームメーカータイプの選手を据えるという感じが良いのかなと気もしますが(バレロンとかシャビのような周りの使える選手)、当たり前だけどそのようなことまでは出来ない訳で。
この国の色してはやはりサイドアタックが一番の武器だし、このスタイルをやる上ではよりはっきりした選手の方がチームとしてはうまくいくのかなと。そしてそれが出来る才能が沢山いる。それを活かすためにはどちらかと言えばFWはよりクラシカルなストライカーの方がペナで強さを発揮出来るし、トップ下には広い視野でパスを散らしていける選手の方がよりサイドが機能しやすい。つまりラウールのようなオールマイティな能力を持つ選手にはフィットしにくいスタイルなのかなと。どちらとも獲れない指揮官の問題でもありますが、それほど大きいラウルの存在にどのスペイン代表に就任する監督はずーっと苦しんでいるのかなと。ラウールが悪い訳ではありませんが、やはりこれからまだまだ続きそうで、その答え探しにスペインは苦しみ続けていくのかなと感じました。これは結構根が深いです。でもこれもレベルは違うけど、通じる部分があると思いませんか?

Group 5
Norway 0-0 Italy @ Oslo,Norway

Standing MP W D L GF GA Pts
Italy     6 4 1 1 9 5 13
Norway   6 2 3 1 6 3 9
Slovenia   6 2 3 1 6 5 9
Belarus    5 1 3 1 10 7 6
Scotland   5 1 2 2 3 4 5

僕の愛するアズーリはご注文通りのスコアレスドロー。アウェイ仕様のゲームをきっちりと進めた形ですが、リッピのやりたいサッカーと人材の揃わない部分でもどかしい部分があるなぁと感じました。

試合としてはホームのノルウェーがかなり激しい中盤のチェックからシンプルにツインタワー+ペデルセンを活かす形でサイドからのアタックを仕掛けてきましたが、そのキーとなるリーセをある程度ボネーラとカモでケアしたことで良い形を作らせず、後はきっちりとマークして相手の長身を単純には活かさない水際のDFで対応したことで何とか0に抑えることが出来ました。今回は長身アタッカー対策として怪我のネスタの穴には190のマテラッツィが入りましたが、相変わらず甘いマークで身体能力に頼りすぎる守り方には不安を感じました。そんな彼が3番手と思うと、痛い目を見続けているセンターバックのバックアップ問題は根が深そう。しかし、この試合で左サイドバックに入ったグロッソがある程度目処が立ち(守りから入るタイプだけど、クロスも結構凄いの入れる)、ボネーラがサイドバックだけどセンターバック気味に守れることなど、それなりにこの飛車格落ちのメンバーでも守備に置いては手応えはあったのかなと。

ただやりたいことは何となくわかるけど、正直結構不安を感じる部分も多かった。確かにリッピは、本来ならトッティを中心に、ジラルディーノやカッサーノを据えたアタック陣にピルロやデ・ロッシと言った攻めれる選手を中盤にも配して、攻撃色を強めたい部分がかいま見えています。しかし、課題としてはその目標に伴う中身が伴わないこと。

肝となる中盤は確かにピルロとデ・ロッシは能力が高いけど、周りにミランの選手はいない。彼の早いパス離れに対してアタッカー含めて周りが準備出来ておらず、はっきり言って宝の持ち腐れ状態。逆に相手にとっては狙い所にさえなっていたこと。他にも本当ならダイナミズムをつけれるデ・ロッシがピルロとのコンビということもあって守備に忙殺、相手がサイドから愚直に攻めてきてくれたことが幸いした形だけど、中盤のボール奪取力がかなり低い。その辺では理想と現実の間で揺れているのかなと感じました。3センターでやるならガットゥーゾ、もしくはブラージのようなインコントリスタが必要となるでしょうし、2センターでも同レベルのチームでやるとしたらこの二人のコンビははっきり言って無謀。その辺のバランスをどこまで取りきれるのか、いくら攻撃的にやったとしても3、4点取れる形にはなり得ないアズーリの伝統を考えたら、失点を抑えることもまた色々と考えなきゃいけないのかなと。

この方向性でやるのなら主導権を握ることは必須。でもそのためにはもっとスムーズにパスを回したい。そのためには中盤のクオリティを高める必要性がある訳ですが・・・・その辺はピルロに頼るしかないのも現状。上に書いたような攻守のバランスもそうだし、意識にしてもまだまだ希薄なだけに、かなり大きな苦難が待っていそうな気もします。リッピの得意としている手法ともだいぶ違いますし。一番良いのはピルロという高性能のレジスタをチームのオートマティズムの一つにすることがベターなのかなと感じていますが、それは本当に難しいことだと思う。このアテンプトが失敗するとまたイタリアは自分たちの形への回帰をより強めることになると思うし、なんとか成功して欲しいですが・・・・。具現化出来ないもどかしさというのもどこかのチームと・・・以下略。

ということで結局3つのチームしかできませんでしたが、レベルの違いこそあれ同じような課題を抱えるのも又代表チームの悩みだと言うことを感じることも必要なのかなと。というか代表チームに理想を投影する時代は終わったのだと思う。ヨーロッパにその幻想はもうないけど、日本にはまだまだ色濃く根づいているだけに、その辺の理解を進めることでまた違う考え方が出てくるのではないでしょうか。

とにかく代表の課題に関してパーフェクトにうまくいくなんて言う幻想は捨てて、現実的な強化を考えていくことが日本にも必要なのかなと思いました。やべ、結局ヨーロッパしかやってない!まあいいっか。他の結果はuefa.comとかWCのオフィを見て下さいな。と言うことで今日はここまでっす。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 06, 2005

ドバッとまとめて今日のニュース雑感。

と言うことで色々とまたもや溜まっているので、ドバッと。早速。

・日本代表関連。
日本がバンコクで初練習、稲本ら主力組(ニッカン)
豪雨の中初練習 サッカー日本代表=差替(スポナビ)

と言うことでバーレーンから直接タイに入り、早速練習した模様。中田浩二と稲本がヒデとアレックスに変わってスタメン組に入ったみたいだけど、俊輔の変わりはまだ決まってないのかな?

気候環境としてはその日になってみないとわからないけど、この日気温は33℃。でスコールに見舞われたりと、相変わらずの不安定な気候の様子。北朝鮮と当たるに至って気候としてはもちろん涼しい方が良いのかなと感じるけど、この辺は神様にすがるしかないかな?

本大会決めたらボーナス1人1000万円(ニッカン)

いかにもスポーツ新聞らしい話。一応色々と細かい規定はあるみたいだけど、最高で1000万円のボーナスが入るみたいですね。いつだったかスポニチにそんな話が出ていたようないないような・・・・。でもアジアカップと同じでベンチに入れなかった選手にも一律対象者となるのは素晴らしいこと。

高原、北朝鮮戦合流出来ず 日本代表追加招集なし(スポナビ)

で、国内で怪我の様子を見ていた高原はやっぱり北朝鮮戦も無理な様子。まあそのような様子は伝えられていたけど、しょうがない。で、コンフェデも多分断念する模様。まあこの辺は仕方ないかな?長いシーズン戦ってきているし、本当なら他の海外組もコンフェデの期間中は休ませて上げたいぐらい。コンフェデは追加招集なしの模様。大久保とか松井を呼ぶと言った話は結局違ったんだ・・・残念。

逆に北朝鮮代表には安英学が追加招集された模様。

小野が右足手術へ 復帰までに2、3ヶ月(スポナビ)
小野帰国、仲間新次官全復活に専念(ニッカン)

と言うことでバーレーン戦の勝利を現地で見届けて、日本に帰ってきたシンジは精密検査の結果、補強手術を受けることになったようです。復帰までには2~3ヶ月掛かるようで、この記事ではイラン戦で出れるかどうかと言う部分が言及されていますが、彼が新シーズンに間に合うかどうかの方が気になったりします。まあトレーニングキャンプとかはなかなか間に合わないと思うので、どうしても遅れは取ってしまいそうだけど。移籍とかに影響しなきゃいいけど・・・。

で、日本代表と同じ日に行われたその他の試合を簡単に。

WC 2006 Asian Final Qualify GroupB

Iran 1-0 Korea DPR @Azadi Stadium,Tehran
Iran:45'R.Rezaei

Standing M W D L GF GA Pts 
Iran    4  3 1 0  5  1  10
Japan   4  3 0 1  5  3   9
Bahrain  4  1 1 2  2  3   4
DPRK   4  0 0 4  2  7   0


WC 2006 Asian Final Qualify GroupA

Uzbekistan 1-1 Korea.R @ Tashikent,Uzbekistan
UZB:62'M.Shatskikh KOR:89'J.Y.Park

SaudiArabia 3-0 Kuwait @ Riyadh,SaudiArabia
KSA:19'&49'M.A.shalhoob 83'S.A.Hrithi

Standing    M W D L GF GA Pts
SaudiArabia   4 2 2 0  6  1  8
Korea.R      4 2 1 1  5  4  7
Kuwait      4 1 1 2  2  6  4
Uzbekistan    4 0 2 2  4  6  2

と言うことで同グループのイランは超省エネで勝ち。結局あの北朝鮮と同じでスタジアムで負傷者を出してしまった処分を受けて、スタジアムに半分しか人が入れない様な感じでしたが、観客だけでなく何か静かな試合だったなぁという印象。しかも監督退場というおまけ付き。何かイランも精彩を欠いている感じはしましたが、北朝鮮も引きっぱなしでほとんど攻撃の糸口を見つけられない感じで、何かうーんと言う感じでした。まあ反日というダークサイドパワーが加わると又違うんでしょうけど。ただイランの調子は置いておいて、きっちりと守っていたこと、あれだけ引かれると早々引き出せないし、崩せないという感じはしました。ただ連動した攻撃に対してどうかというのが気になりますね。ちなみにこれで北朝鮮のユン・ジョンス監督は次の日本戦はベンチ入り出来ない。

で、グループAは大混戦。ここまでこの最終予選で1勝も出来ていないウズベキスタンは、結構劣勢だったけどカウンター一発で抜け出したシャツキフがGKを鼻先でかわすループで先制。ディナモ・キエフのエースが力を発揮して初めての勝ち点3をもたしたかなと思いました。でも韓国はロスタイムにユース代表から飛び級で一気にスタメンまで上り詰めた朴主永(パク・チュヨン)がミドルシュートが弾かれてこぼれの折り返しをきっちりとゴールに沈めて何とかドローに持ち込みました。まあ絶対オフサイドなんだけど、ウズベクの選手も全く抗議しなかったし、何か力尽きちゃった感じか。日本の凋落ばかりが目に付いているけど、韓国も凄い波があるなぁと言う感じはありますね。サウジに3-0で負けた試合もそうですが、確かに個の力は凄い高いし、その個の力の活かし方を知っているから結構崩すんだけど、決めきれない。その間に集中力が途切れて一発のカウンターに沈められたりと、何か「あの」3年前の韓国の姿はないですね。最終予選は甘くないと言うより、何か噛み合わないと言う感じでそこまでチーム作りが進んでいないのかなという感じが見えました。
安様復帰即スタメンも審判への意義でカードを貰って結局途中交代。柳さんも出てたけど特に目立たず。安様はとこのチームでの居場所的に結構難しい部分がありそう。一人一人の局面打開力に頼る部分があるチームでどちらかと言えばサイドに逃げながらと言う感じだと、スペースが消えちゃうだけに・・・・。まあ良いんだけど、3位はやめてね。迷惑だから。

でもう一方のサウジ-クウェートは主審が上川・・・じゃなくてサウジの圧勝。ホームでは韓国も完全に葬ったことを考えてもめちゃくちゃ強い。ダイジェストなので詳しいところまではわからないけど、型にはまると凄い強いことだけは本当によくわかる。何かバーレーンと似たチームなんだろうけど、崩しの部分ではドリブラーががっつんがっつん仕掛けて、そして整わない間に一気の形で決め切っちゃう。完全にチーム自体がそのアタッカー達に任せている感じがあるのだけど、そのアタッカー達の選考方法として間違いなく技術とクイックネス。その分完全にフィジカル的な要素とかサイズというのは排除したような感じでさえありますね。
中心としてはもう随分長く代表に入ってるけど、ようやく彼の時代が来たかという感じな小柄なテクニック型のOMFアル・シャルフーブ。でそこにカフタニというめちゃくちゃクイックネスとキレのある選手が出てきた。カウンターでガンガン仕掛けて、そして結局韓国の選手は彼を止めきれなかったことを考えても本当に凄いかも。
中盤含めて守備がもの凄い徹底して激しくチャレンジ。身体能力的にはアジアでは高いレベルにあるだけに結構引っかけるし、そこからカウンターというのを特化していることを考えてもサウジも又日韓の傷をこういう形で考えてやっているんだなぁと感じました。

GroupAはまだまだ先が見えないけど、サウジは結構濃厚。当たり前だけど現在首位と言うこともあり、そして直接対決での大きなアドバンテージを韓国・クウェートに対して持っていますから。ただ韓国はまだまだわからない部分がありますね。次の直接対決、暑いクウェートでのアウェーの結果次第ではあららと言うことにもなりかねない。気候的にも厳しそうだし、移動距離も長いし。まあクウェートも状態としては余りよくなさそうだけど、勝てるかどうかは又別かも知れない。ウズベクは2連勝が全て。

グループの推移・展望はこんこんさんの「まったりサッカー観戦記」に詳しく出ていましたので、(僕の備忘録としてもおいておきたかったので)、よろしかったら皆さんもご覧になって下さい。。

ワールドカップ アジア最終予選 グループB 展望(まったりサッカー観戦記)
ワールドカップ アジア最終予選 グループA 展望(まったりサッカー観戦記)

と言うことでワールドカップ関連はおしまい。ヨーロッパ&南米は又今度。

・移籍関連、動いてますよ、国内外。
藤田、名古屋移籍決まる=Jリーグ最高年俸に(スポナビ)
名古屋が藤田獲得を発表(ニッカン)
藤田俊哉選手の移籍について[磐田](J's Goal)

ということで最終決定。何か周りで色々言われていた住居の問題とか、家族の問題とかを吹っ飛ばす高額オファーによる決断となった模様。その額、移籍金(違約金?)1.2億、年俸1億という法外な(?)金額でした。Jの移籍規約なら移籍金は掛からないはずだから、違約金という形が正しいのかも知れない。

レッズに行けば良かったのにとは思わなくはないけど(見てみたかった)レッズが低額のオファーしか出さなかったと言うこともあって、誠意を見せたことでグラに決定したとのこと(クラブ主導って話だけど、どうなんだろ?)まあグラに必要なのは間違いなくFWだと思うんだけど、彼のような選手はいて困る選手じゃないし、必ず何かを残してくれることを考えたら、大きいのかなと。ましてや勝者のメンタリティを持つ選手と言うことで(秋田の時も書いたけど)負け犬根性の染みついたグラを変える可能性は充分あるかも知れない。とりあえず今の軸は中村直志、で次世代をになうモノとして本田圭祐と候補がいるけど、彼らのお手本としても大きな存在だと思う。

チームのことを考えれば、結局の所まずは外人FWだと思うけど(浪速ゴンは獲ったけどさ、ナビでも点獲ったみたいだし)、ワシントンやハースのように周りを使える選手が残っていれば、中村直志と藤田で飛び出せる存在が多いだけに、今までのように一人に頼る形を払拭出来る可能性はあると思う。まあネルシーニョがどう考えるかというのがわからない部分だけどね。

キャリアの最終章に入った藤田だけど、彼のここまで築いてきた輝かしいキャリアに傷が付かないことを願うばかり。

ディエゴ・ソウザの加入合意=J1・神戸(スポナビ)

この選手の特徴はわからないのですが、ボマちゃんの所に空いた穴をこの選手が埋める様子。ポジションはOMFらしいですね。U-20ブラジル代表とのことで彼次第では一気に浮上というのを狙ってるのかも。楽天はもう一人FWを取る様子。何か裏技的な感じで取る言う話もありますが・・・。

ラウル、レアルを出てリバプール移籍も?(スポナビ)

と言うことで今日一番のニュースかも。まああくまで噂の粋をまだまだ出ないけど、これでラウルを切ったら、レアルをめちゃくちゃにけなしてやろうと思います。彼はレアル・マドリードのバンディエラ。もちろん不可侵でなきゃいけないわけじゃないけど、売っちゃいけない選手の一人だと思う。どれだけラウルがチームを支えてきたかと言うことを考えたら・・・・。

で、出先のリバポのことを考えたらポジションがあるのかというと又疑問だし、プレミアシップではなかなか生きにくい選手な気がするよ・・・・。モダンフットボールの寵児でもあるラウルだけど、はっきりとしてきた役割の中でこういうニュートラルな選手はなかなか難しい部分もあるのかな?スペイン代表を見ているとそう思う。

フィオレンティーナ、プランデッリが監督就任へ(スポナビ)

馬鹿なこと書かないようにね、マスコミさん。まあフィットするかどうかはわからないけど、奥さんの問題がなくなって心機一転のプランデッリが沢山の才能をどう活かすのかは見所かも。アドリアーノやジラルディーノみたいな得点力を兼ね備えた大型ストライカーはいない変わりに、ミッコリ&ボジノフという2枚の才能溢れるストライカーを活かす手法というのを持っているのかはサッカー好きとして気になるところ。しかも同タイプ。ただ彼の個を尊重した組織を作る力は今のヴィオラには一番必要なモノだし、はまる可能性もあると思う。個の力だけなら今年躍進したウディネやサンプをも上回る力はあるはずだし。

ヒデに関してはプランデッリはそれなりに評価はしていたと思うし(基本的にスタメンで、左右のバランスを取る選手として使っていたのだから)確執と言ったモノはなかったと思う。単にヒデがわがままなだけ。イタリアでも最高峰の技術を持ったOMFであるモルフェオとヒデを天秤に置いたら、モルフェオの方が確実にゴールを生み出す力は上でしたしね。ヒデのポジションの好みは別にして、こないだのようなフィジカルコンディションを持ってすれば、マレスカやオボド、ドナデルに割り込む可能性もあるし、右サイドで使われる可能性もあると思う(嫌がるだろうけど)

ただ懸念としてはヴィオラ自体はお金持ちなので、きっと又良い選手を買ってくると思う、しかもプランデッリ好みの。だとしたら出た方が良い方向に回るのかなと。もうイタリアではなく、スペインやイングランド、ドイツと言ったリーグに移るのも良いのかも知れない。ドイツは合いそうなんだけどヒデの給料が高いんだよねぇ。半分ぐらいなら手を挙げてくれるクラブはありそうなんだけどなぁ。

ウディネーゼ、ザッケローニが復帰へ(スポナビ)

もう一個セリエの監督関連で。ザック、ウディネへ。今更だけどスパレッティとウディネの相性は抜群だったんだねぇ。今までは残したいけどチームにはまらないことが多く、症状悪化って感じが多かったけど、ウディネで開花したって感じ。でもそのスパレッティの後にザッケローニ・・・、良い監督だけど選手の能力に頼る部分も多いし、ウディネの選手達がどんどん引き抜かれる状態の中では余りベターな判断ではないのかな?と感じたり。ただ個人的には良い監督だと思う。

セビージャの後任監督にはイルレタかアギーレが有力(marca)

結局UCLの予備選出場権は逃して、またライバルのベティスの後塵を拝したモノの、大きな躍進をしたカバロス体制のセビージャが次に狙うのは、言わずと知れた名将ハビエル・イルレタとメキシコとかでもやった堅めのハビエル・アギーレって話。アギーレとセビージャって結構イメージ的には合いそうな感じはする。後ろをきっちりするイメージ。イルレタは一度休んで、スペイン代表か、もう少し大きなクラブでやってほしいなと。セビージャじゃデポルと対して規模は変わらないし。もっと違う舞台で見たい。

クライファートがバレンシアへ(uefa.com)

どうしてクライファート?好きな選手だけど今のバレンシアに必要かと言われたら・・・・わからない。もちろん凄い選手だけどゴール取れないじゃん?ニューカッスルでは出てたの?UEFAカップでは出てたみたいだけど。ミスタの方がゴールに限ったら獲れるじゃん?必要?まあフリーだし、キケ・フローレスが欲しがったんなら良いけどさ・・・・。とにかくDQNっぷりが発症しないことを願うばかり。アイマールが楽に前を向いてボールを持てる形を作る存在としては非常に期待しちゃうけど。まだ28なのが驚き。

次のターゲットはセビージャのビジャ(又アタッカーかよ)

タッディ、ローマに加入(uefa.com)

今年の目玉の一人だったシエナのロドリゴ・タッディは噂通りローマに加入。フリー。右サイドのアタッカーとしては優秀だし、うまくチームにフィットすればトッティの負担は確実に減るのかなと。ただローマにはフローみたいな選手はいないから、モンテッラとのコンビは鍵になるかも。マンシーニとタッディの縦のラインは嫌だなぁ・・・・。

レッジーナ、モザルトとメストを放出へ=セリエA(スポナビ)

まあわかっちゃいたけど、その穴埋め出来る選手を買ってこれるかが最大の鍵かも(借りてくるのかも知れないけど)。ユーヴェにしてもミランにしてもそのままお金を払うと言うより、選手を貸す形で少し負担額を減らすのかなと思うけど、あの使えないボッリエッロのこともあったし・・・・。まあ俊輔が残るかどうかわかんないけど、レッジーナのことを考えたら、共同保有のボナをまず残すことが1stプライオリティかな?

と言うことで又たっぷりになっちゃいましたが、今日はここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 04, 2005

繋がりつつある道@WC 2006 Asian Final.Q vs バーレーン

と言うことでちゃんとレポートを。まあ見方は色々とあるのでしょうし、評価の分かれどころと思うのですが、バーレーンが悪かったことを差し引いても日本の勝利が妥当、と思えるゲームが出来たのは良かったのかなと。今回の試合で思ったのは、まだまだ日本という国には強烈なオピニオンリーダーが必要なんだなぁと実感しました。ただそこに才能という輝きが付随してきて、そのリーダーが浮かなくなったことに選手達の成長を感じました。まあもの凄いスローというか時間が掛かったし、まだまだ残る問題も多いけど、ようやく希望の光も見えてきたのではないしょうか。

WC 2006 Asian Final Qualify GroupB
Bahrain 0-1 Japan @ National Stadium,Manama
Japan:34'小笠原満男

日本スタメン:GK川口能活、DF田中誠、宮本恒靖、中澤佑二、MF福西崇史、中田英寿、加地亮、アレックス、小笠原満男(→88'稲本潤一)、中村俊輔(→77'中田浩二)FW柳沢敦(→91'玉田圭司)
バーレーンスタメン:GK A.ハサン、DFマルズーキ(→74'ナセル)、ジュマ、サイド・モハマド、イサ、MFラシド、サルミーン(→46'R.ジャラル)、M.フバイル(→46'A.タレブ)、サイド・ジャラル、FWユーセフ、H.アリ

まずこの試合において両チームのゲームプランというかバランスとして、どのように考えていたかというのを。バーレーンは必ず勝利が欲しい展開でしたが自らの形を崩さず、後ろにバランスを掛けながら、ボール奪取の後のシンプルにスペースを狙う展開を狙い、日本は前に身体を張ってなんとかするタイプのポストがいないこともあり、ポゼッションをより強く意識し、守備に置いては局面局面で身体を張り、遅らせたところでOMFも加勢して挟み込んで獲るという形を意識していたのかなと。ゲームの流れとしては自ずとボールを大事にする日本が多くの時間でポゼッションを握り、バーレーンはその隙を狙うというゲーム展開になりました。

序盤は非常に静かな立ち上がり、バーレーンが長いボールを中心に攻め、慎重な日本のクリアのセカンドボールを又仕掛けるといった形でペースを握られる。1vs1での対応で第一波の右を狙ってくる形は中澤のさすがの対応で凌げたモノの、それ以外ではどうも間合いを掴めずにかわされてしまったり、又ヘディングでのクリアが小さく、高い位置でバーレーンにボールを渡してしまったりと多少不安定な立ち上がりでした。しかし徐々に緩やかなポゼッションで落ち着きを取り戻し、また長いボールの無効性に気付いたのか繋ぐ意識が高まった。しかし、その中でまだ1トップ+2シャドーと言う新しいユニットの活用法が見えていなかったのか、守備の方に気が行き過ぎてしまって柳沢が孤立し、なかなか有効な攻撃構築が見られない。高い位置でのスローインから小笠原が胸で落として俊輔が浮き球を抜群の精度を活かしたクロスが柳沢へと言う形くらいで散発的な形しかできなかった。しかし時間と共に少しずつ解決策を見いだしたのか、小笠原と俊輔の棲み分けが整理されはじめ、俊輔は比較的低い位置でボールを裁きながら上がっていき、機を見てサイドで技術を活かしてキープから周りの動き出しを活かす形、小笠原は動きながらボールに絡み、外→中という形でバイタルに入ってくる動きが見え始めて、これにコントロールタワーのヒデが非常に質の高い空間察知能力でボールを奪われることなく長いボールと短く鋭いパスを散らす仕事を主に、二人が入り込んだ後のタイミングで間隙を縫って迫り上がってくるという形が出来始める。カウンターの形でヒデが高い位置に出てうまいターンからカウンタードリブルを仕掛けるなど、それぞれの特性が生き始めたと同時に、流動的なポジショニングがうまく回り始めたのかなと。この形からサイドも上がれるようになり、少しずつ攻撃が活性化する。しかしアレックスが良い形でペナに侵入すると腕で倒されたように見えたが審判はノーファウル、これにエキサイトしたアレックスがファール気味のタックルで奪い返し、強引な突破を仕掛けて今度は完全に倒れに行ってシミュレーション、イエローカードで次戦出場停止になると言う浅はかなプレーを犯す。ただ一度掴み始めた攻撃の流れは消えず、この後もしっかり繋いだ後に右サイドで中から外といった感じで右サイドを加地がワンツーから抜け出してクロスを上げたり、左サイドでの俊輔のキープからヒデの上がりからミドルなど、流動的な形が活性化する。又ここまでほとんど足元が多かった俊輔のオフ・ザ・ボールの意識が高まり始めて、34分先制点が生まれる。田中マコからのビルドアップからの展開でヒデがダイレクトで速い楔を縦に入れると右サイドに流れていた俊輔がヒールでこれまたダイレクトで中に流すと、バイタルで小笠原が受ける。この時、中にダイレクトで落とした俊輔がパスランの形でもう一度縦に抜けてボールを受ける動きを見せ、又左を回り込む形で柳沢がフリーランニング、これがDFの注意を向き、サイドに釣ったことで小笠原の前に一瞬のエアポケット、これを見逃さずにコントロールされたミドルシュートをきっちりと左隅に沈めて、待望の先制点が生まれました。今まで見られなかったような連動する動きによって生まれたスペースを活かした形のゴールには先制点というモノと共に今度の可能性を感じる素晴らしいゴールでした。
これで少し気が抜けたのか、カードの後に集中力の切れたプレーの多かったアレックスの軽率な低い位置でのドリブルがカットされ、長い距離ながらユーセフに強烈に狙われると、ボールが変化して見誤った能活が弾ききれずにポスト直撃と肝を冷やしたモノの、逆に俊輔の鋭い縦へのランニングから柳沢のシュートが導き出されるなど連動した形を継続して作り、良い流れのまま1-0で折り返す。

後半、前半でヤクザプレーに沈められたサルミーンとスペースを見いだせずに存在感のなかったM.フバイルをハーフタイムで下げて、A.タレブとR.ジャラルというアタッカーを投入。ユーセフを高い位置に上げて攻撃に出る姿勢がかいま見える。
ただ猛暑が身体を蝕み、日本のオフ・ザ・ボールの動きが減退し、足元パスが増え始めて前半見えていたような流動的な形が見えなくなり、また判断ミスからか良いチャンスが出来ても悪い判断でフィニッシュに繋がらないなど、集中力が欠けているようなプレーに終始してしまう。そうなると流れは徐々にバーレーンに。足が動かなくなってきたのか、ファールが増え始めてセットプレーで押し込まれると、なかなかそれを挽回出来ずに波状攻撃を喰らってしまう。一度能活の判断ミスから飛びだしたモノのクリアしきれず(ハンドなんだけどね)こぼれてかなりヒヤッとするようなシーンがあるなど、かなり苦しい時間帯。その中でファールを受けてボールを持って歩いていった行為を悪質な時間稼ぎと取られた俊輔がイエロー、そして相手のタックルのコースを切る(???)という形を審判の前でしたヒデが不可解なイエローと立て続けに攻撃の核となる選手が出場停止となるなど、大きな代償を払う。ここでようやくジーコが完全に運動量が落ちて前に残る形の多くなった俊輔に変えて中田浩二を投入。ヒデを前に上げて浩二をボランチに入れて猛攻を凌ぐ覚悟を作ったが、バーレーンも足が動かなくなると一気にペースが落ちる。プレーの精度が著しく落ちて前線にイイボールが供給されず、逆に日本にカウンターを喰らうシーンが多くなる。中田浩二が疲弊したチームメイトを鼓舞するように前に後ろにと走り回って、長いボールに対応したかと思うと、ボールを受ける動きをしてカウンターに絡むなが非常にチームを助ける。この中で決定機も生まれるが、決めきれずもやもやしたまま終盤へ。しかしバーレーンは再び猛攻を仕掛けることは出来ずに、遅いタイミングでの小笠原→稲本、柳沢→玉田と時間を稼いで選手達が待ち望んだタイムアップの笛。酷暑の消耗戦を制してWCに王手を掛ける大きな一勝を手に入れました。

まあまだまだ課題の残る部分はあったモノの、可能性の見えた攻撃の型や暑さの中でも切れずに集中力を保ったDF陣、囲い込みなどもある程度機能した形で(取り切れちゃいないけど)久々にある程度納得の勝利を手に入れてくれました。まあバーレーンのフィジカルフィットネスと結果的に無策な戦いに助けられた部分もありましたが、選手達が試合の中で色々と観察・判断・チャレンジと言った感じで調整して、それを結果に繋げたと言うことで非常に得るモノも大きかったのかなと。相変わらず戦術レスな部分が序盤はありましたが、選手達が密にコミュニケーションを取りながら、持ち味を尊重し合うような形でうまく作り、又守備に置いては最終的にはバテたけど、取られた後の切り替えを含めて(自らが取られたボールに対して取り返す姿勢のあったヤナギ、俊輔、ヒデはイタリアっぷりなのかな?基本なんだけど凄い徹底してやってた)挟み込んで奪うというのも前の選手にはきついけどある程度頑張ったことなどが結果に繋がったことはこのチームにとっても大きな一歩となり得る試合だったのかなと(これからそれが活かせるのか、というのありますけどね。ヒデがいないと出来ないじゃダメだし)

で、見所でもあった柳沢・俊輔・小笠原の攻撃ユニットですが、まあ今回に関してはこういうチーム作りが図らずも好転した形になりましたね。柳沢には本当に大きな負担を掛けてしまう形になってしまいましたが(柳沢がポジショニングセンスを活かして身体を張ったことで汚れ役をこなし、また自らの特徴でもある天才的なオフ・ザ・ボールの動きで裏を狙ったことで相手に前を狙い打ちさせなかったことの貢献度は非常に大きいのかなと。)、20分掛けて相手の出方を見ながら、スペースの出来る場所や弱点、そして周りがどのような感じで動くのかというのを改めてゲームの赤で確認し、その中で良いリズムが出来たところでよりオフ・ザ・ボールの動きを高めて、ゴールを導き出しました。ヒデの速い楔と攻撃参加も含めて、お互いの特徴がある程度活きたことはよかったのかなと。もちろんまだまだ詰めていかなければならない部分も多いし、より強いDFが相手となったときにぶれずに出来るのかというのもポイントになりそうですが、オフ・ザ・ボールの動き、キープ、距離感、サポート、ダイレクトプレー、そういうモノを散りばめていくことによって、崩せる可能性は増していくのかなと。まあそのためにもより高いレベルでのコミュニケーションを今度はチームで共有してほしいですね。

後はボランチですね。キーとなると書きましたがヒデ・福西共に役割を十分に理解し、縦のバランスを崩さない、カウンターを出させない、1vs1で身体を張って対応する、そしてボールを軽率に失わないで散らしていく。多くのタスクが彼らの双肩に掛かりましたが、見事な出来。ヒデに関しては周りを鼓舞するリーダーシップ含めて素晴らしかった。試合勘(ここのところ2ヶ月近く出ていなかったので)不安があったのですが、そんなの不安なうちに入らないと一蹴するような抜群のプレー。正直ヒデの所にとんでもないパスがよく言ったと思うのですが(以上に雑な小笠原の落としとか、囲まれてても出してきたりとか)それを抜群の判断力で裁ききり、良い状態で受ければダイレクトですぱっと付け、そして機を見てオーバーラップしていく。終盤は前に出てフラストレーションを溜めていましたが、それでも逞しい「中田英寿」は健在というのを見せてくれましたね。あのドリブルワークが見られたのも嬉しかった。で福西は逆に黒子を全う。上がるシーンではヒデが残っていたことを見ても、コミュニケーションが非常に取れていて相互理解が進んでいた証拠なのかなと。特に良かったなと思うのはカバーのプレー。パスがずれたり、短かったりとミスとなってカウンターになりそうなピンチを、素早く察知して未然に身体を張って(ファールになったけど)切っていった貢献度は高いのかなと。とにかく今日のボランチの出来は良かった(中田浩二含め)そしてそれが勝利に繋がったことは言うまでもないでしょう。

では選手評。
川口能活(ジュビロ)→バーレーンがイマイチだったこともあり、余り仕事量としては多くなかったが、この日は不安定な部分も。ユーセフのミドルのすり抜け然り、セットの飛びだして触れないのも然り。でもまあ今日は神になる日じゃなかったとの判断かも。

田中誠(ジュビロ)→ビルドアップは流石ジュビロな人。丹念なパスでチャンスの起点となれる能力は見せた。しかし本職では1vs1の対応の軽さとヘッドのミスなど余り安定してたとは言い難い。今日のように切り替えが速くきっちりと遅攻に出来るのならストッパータイプを置くことも必要かも。

宮本恒靖(ガンバ)→キャプテンシーを発揮して、疲労困憊の選手達を鼓舞して最後まで集中力を切らさずに引っ張った。しかしプレーの内容としては不安定。個の対応としてはやはり脆弱。長いフィードに対しての競り合い、1vs1の軽さ、楔に対しての判断ミスによる軽い対応など気になる点も多い。より厳しいコーチングをしてコミュニケーションミスによるピンチを削って欲しい。

中澤佑二(Fマリノス)→流石頼りになります、アジアNo.1DF!ビルドアップのミスが一つ、それとフィードに荒さがあったモノの左サイドを執拗に狙ってきた相手のカウンターをほぼパーフェクトに封殺。腰や足は大丈夫?北朝鮮戦はとりあえず有休しよう。そしてコンフェデにパーフェクトな状態で(イランが頑張ってくれるさ)

福西崇史(ジュビロ)→上記の通り黒子としてチームを支えた。ただレフェリングに悩まされてヤクザプレーをファール取られまくったことは反省。ただあれも戦う意志の発露と取ればOKか。誰と組んでも安定したパフォーマンスが出来れば、ファーストプライオリティは揺るぎないモノになりそう。シンジとのコンビでもコミュニケーションの向上を図って欲しい。

中田英寿(フィオレンティーナ)→上記の通り、非常に質の高いプレーで今日のMOM。信頼に応えるだけのプレーをピッチで表現した。また頼られることが彼のプレーをよりよくするのはプロビンチア在籍時からそうだったし、やはり日本のオピニオンリーダーは逞しかった。前より後ろの方が合ってることを考えると、シンジの前も試すのかな?次節出場停止。

加地亮(FC東京)→消極的と言うより使われなかったと言う部分もあるか。守備に置いては加勢して貰ったことも含めて良く踏ん張ったし、ランニングのタイミングとしては相変わらず良くポゼッションの助け船となったりと黒子としては悪くない。速いクロスは惜しかったしそういう意識は◎。よく考えてプレーしているのだと感じた。ファーストタッチは大切に。何となく隼磨とプレースタイルが似ているだけに一度隼磨使って欲しいかも。

アレックス(レッズ)→エキサイトして集中力を欠き、軽率なプレーに終始。タイミングの良いランニングで左サイドをかき回せた部分もあっただけに勿体ない。クロスの精度も低くその辺も反省点。こういうシビアなゲームでこういうプレーをしては信頼を失うことにもなりかねないし、後悔するような結果になってもおかしくなかった。次節出場停止。

小笠原満男(鹿島)→後半は疲れて全てを使い果たしてしまった感はあったが、それでも殊勲のゴールは非常に落ち着いた彼らしいゴールだった。ネクラ同士で話し合ったのか俊輔との距離感も修正され、最初は離れて動きながら近くにと言う感じは良くできていたと思う。もちろん柳沢ともコンビネーションは悪くなく、後は細かいプレーが多少雑になると独りよがりなプレーが顔を出すところか。次は正念場。ヒデや俊輔の後ろ盾のないところで独り立ちなるか。何となくライバルは俊輔と言うより同じプレーの特徴を持つヒデなのかも。

中村俊輔(レッジーナ)→最初は足元ばっかりで、軽率に取られたり、危ないバックパスのミスがあったりとリズムに乗れていなかったが、20分過ぎてからはようやく技術の高さを活かしたキープで周りを活かしはじめコンビネーション的にも悪くなかった。ゴールのプレーもレッジーナで学んだランニングの必要性を十分に理解したプレー。他にも猛ダッシュでヤナギのシュートを導いたプレーなど動きが絡むプレーもあっただけに、足元とランニングのバランスが50/50ぐらいになるとよりいいのかも。後は後半の突破からのシュートなども増やしたい。課題としてはより潰しに来る相手に対しての対応か。多分世間的には余り評価されないと思うけど、チャンスを作ってアクセントとなっていたのも俊輔な気がする(反論)もちろん本当なら継続的に良いプレーが出来ればいいのだけどプレーヤーのタイプが違うんだからしょうがない。瞬間、瞬間できらめいてゴールに繋げる事が彼の仕事。その価値がもう少し認められてもいいのかなと。

柳沢敦(メッシーナ)→上記の通り、非常にきついワークを一人でこなし、このユニットを機能させた功労者。オフ・ザ・ボールはさすがの才能というところだけど、イタリアに渡って身体や手の使い方が上手になってる事を見ても幅は広がっている気がする。本当に質が高いし虎視眈々の姿勢は消えていないし、今度こそ軸となって欲しい。あそこで決められないのはご愛敬かも知れないが打っていい、彼のプレーのコアとなっている「可能性の高い方へ」と言うことでも。髪型も話題だけど、同じイタリア南部でどうして俊輔は普通なのにヤナギはあんなにこんがりと焼けてるのだろう?それとも中東焼け?

中田浩二(マルセイユ)→ここにマルセイユと書くのも最後かな?それは良いとして非常に運動量豊富に動いてチームを助けるプレー。貢献度は高い。流石の戦術眼の高さかも知れないけど何をしなければいけないのかというのをきっちりと理解してプレー出来ていたのかなと。良くできました。

稲本潤一(ウエスト・ブロムウィッチ)、玉ちゃん(レイソル)→s.v.

ジーコ→超強運、ここまで来ると恐ろしい。新ユニットが短い時間ながら機能したこと、切り替えの速い前戦の選手達の守備貢献が速い攻撃の驚異の芽を摘んだことなど、彼がやろうとしていたことと真逆の展開だけど、まあその辺がファンタジスタなのかも知れない。交代遅すぎ。サディスティック・ジーコの図だった。正直玉ちゃんと稲本の交代が20分早くて良い、判断力・決断力ともにまだまだ勝負師の粋を出れないチキンかと思った、怒るぐらいなら仕事して、2億分。とりあえず首は繋がったか。

と言うことで長くなってしましましたが、これでマジック1です。そしてそこで国内組の真価が問われるとなれば、何となくだけど舞台は整ったって感じですね。まあとりあえずイランがあの状態のバーレーンに負ける気がしないのですが、出来れば直接自分たちの手で決めて欲しいですね。彼が活躍することはJの価値を再び証明することになると思うし(現在首位、何年もベスト11に選ばれる国内最高峰のOMFなんだから)その辺は頑張って欲しいかな?と言うことで今日はここまでです。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

バーレーン戦、仮雑感。

苦しい苦しい苦しい終盤を乗り切って良く勝ってくれましたね。もうバテバテでこれだけ暑さに消耗させられた訳ですが、本当に勝ち点3を獲ったこと、それが全てですね。てゆうかジーコ悪運強すぎ、まあそれを可能にしたのは直前の前線ユニット交換が見事にはまった事は選手達の適応能力に掛かる部分は大きかったのかなと。とにかく今日は簡単に雑感という形で。(明日ちゃんと書き直すつもりなので)多分書き終わったら入れ替えます。

WC 2005 Asian Final Qualify GroupB
Bahrain 0-1 Japan @ National Stadium,Manama
Japan:34'小笠原満男

日本スタメン:GK川口能活、DF田中誠、宮本恒靖、中澤佑二、MF福西崇史、中田英寿、加地亮、アレックス、小笠原満男(→88'稲本潤一)、中村俊輔(→77'中田浩二)FW柳沢敦(→91'玉田圭司)
バーレーンスタメン:GKA.ハサン、DFマルズーキ(→74'ナセル)、ジュマ、サイド・モハマド、イサ、MFラシド、サルミーン(→46'R.ジャラル)、M.フバイル(→46'A.タレブ)、サイド・ジャラル、FWユーセフ、H.アリ

・序盤は両者とも出方を見る形、日本はボールを回して前のユニット+ヒデで何とかしたい形、バーレーンは抑えめでカウンターを狙う。シンプルに狙ってくるバーレーンのカウンターに対して、きっちりとボンバが対応。セカンドボールに対して多少不安な点があったのですが、その辺も最終的に突破を許さない事できっちりとピンチの芽を摘んだ。中盤もある程度ボールに厳しく行く対応というのが徹底されて、俊輔・小笠原が下がって挟み込むといった形も。

・基本的に今日の主審は何でもアリを好む審判でその割にカードをばかばか出す。バーレーンよりな感じでしたが、ゲームを操作することを考えてか、後半はグダグダなレフェリングになっていた。てゆうかひどかった。

・アレックスがそのレフェリングにはまって、一個目突破に入った所で倒されたを獲ってもらえずムキになって、2度目の突破でシミュレーション、イエローカード。その後アレックスは集中力の切れたようなプレーでめちゃくちゃ低調。良い動きもあったが精度がなく、シンプルにやる場所ではミス多くて、最悪の奪われ方をしたりと悪かった。

・俊輔も足元ばかりで技術力でチャンスは作るモノのイマイチ・・・・かと思ったけど、20分までは相手の出方や自分がどのようにしたらアクセントになれるかというのを低い位置で見定めていた感じ。それを見いだした20分以降は、タイミングを見て低めの位置からバイタルに飛びだしてアクセントになったりと鋭い動きが出始めた。より回数を多くという感じだったけど、バテちゃうことも考えていたのかも(好意的に見るとしたら)ミスも多かったというか、持ちすぎの部分もあるが、それがチャンスを生んでいることも考えたら否定は出来ない。技術力の高さはやはりこのチームには必要なのかなと。セットは蹴りに行かなかったことが多かったけど?てゆうかカードもったいない・・・・。多分批判される気がするけど、リズムの違う選手がいた方がいい気がする。起点となっていた部分もあったし。というよりファンタジスタよりも機能性を求む人なんだと思う(先手打っとく)

・小笠原の動きと俊輔の動きはだいぶ違かったけど、小笠原はボールに絡みながら外から中とバイタルに入っていく動きが多く、俊輔はどちらかと言えば自由自在に動いていた感もあったがサイドに出て引きつけて後ろやサイドを活かす。でもこれが良かったのかなと。あの飛び出しのシーン以外では被らなかったし。で、小笠原本人の出来としては最後は完全疲れちゃって可哀想だったけど、それは差し引いてもフィニッシュへの意識の高さは見せたかなと。国内最高峰のOMFとしてチャンスをモノにした形は見事だし、Jの存在意義と出した形か。次は正念場。国内でのみっともない出来を次、振り払って欲しい。細かいプレーが少し雑。

・守備はかなり安定、ヘディングでのクリアに非常に不安というか、セカンドを拾われて危ないシーンを作り出されたりと言うの以外は、きっちりと。ただはっきり言って軽さを感じる部分はあった。福西含めてね。その中で相変わらず中澤佑二様の偉大さを感じた。足と腰は大丈夫かな?結局危険度を感じるプレーはアレックスの軽率なミスからのユーセフのミドルと後半のセットからのこぼれぐらいだった。

・福西は良く身体を張ったと思う。イーブンボール(というか短いパス)の時に身体を投げ打って(ファール獲られても)悪い獲られ方を未然に防いだ事がよかった。カウンターを切る意味で。審判との相性はあまりよくなさそうだったが、ポジショニングバランス的に低めに設定して、上がるときはヒデが残るとか達含めて、良く黒子として効いていたのかなと。ただ身体の入れ方というか多少1vs1で軽かった。

・そしてヒデ、素晴らしかった。ボールに絡みながら上がるとき、上がらないときの判断もよく、守備に置いてもかなり体を張って守った(レフェリングに苦しめられた感はあったけど)あれだけ動き回りながら最後までミスが少なく、最後まで逞しい形でチームに君臨。試合勘が心配だったけどあの出来なら愚問だった。リーダーっぷりが頼もしく今日のMOM。しかしこれだけ引っ張った選手の穴というのが、気になるところ。あのカードはないでしょ・・・十も思うけど、まあしょうがない。前に入ったときは早めのランニングというのが彼を活かす部分かも。ヒデと俊輔は合いそうだけど、小笠原とは被る感じかな?でも低めの位置が合ってる気がする。前でもやってくれそうだけど。

・柳沢も頑張った。ゴールこそなかったけど身体を張りながら、スペースへの飛び出し、ダイレクトでの落とし、そしてクロスへの飛び込みなど非常に出来が良かった。守備もカウンターケアに対して非常に頑張った(これは俊輔・小笠原・ヒデ含めて奪われた後の切り替えでカウンターを切った事の貢献度は大きかったかなと)あの抜け出してGKをかわしたシーンは打ちたかったけど、感覚的に非常に鋭く、ゴールをツネに狙っている感じはあった。しかし何であんなに焼けてるの?

・素晴らしいゴールシーン!良い流れが出来てマコからヒデへ、早いタイミングでの楔を俊輔がダイレクトのヒールで落として、バイタルに入り込んだ小笠原へ、俊輔ははたいた後そのままスペースに飛びだし、ヤナギが回り込む形で右にフリーラン、「第3の動き」が絡んで釣った事で小笠原に対してぽっかりとスペースが出来て、その小笠原がコースをきっちりと突いたゴール!何かこういうの久々に見た気がするよ。ちょっと可能性は見えた気がする。

・後半、やはり前半あれだけ動き回ったというか前でのフリーランをしていた選手達に疲労の色が濃かった。でも相手もかなりキテた。俊輔のドリブルシュートやヤナギの飛び出しを含めて決めたかったところ。

・でその後泥試合に。完全に両チームともぱったりと足が止まり、技術レベルの高い日本が落ち着いて回しながら、完全に足が止まったバーレーンをスペースを突いて蜂の巣に。はっきり言ってこれは監督の交代施術が遅すぎた。動きずらかったんだろうけど、バテバテの中で前に後ろにと中田浩二の奮闘ぶりを考えたら早めに稲本や大黒を入れたら楽に勝てた感じだった。

・でも勝てて良かった。ファールが多くて、セットからは非常に心配でしたが、それでも集中力を保ち続けた事が非常に大きかったですね。とにかく勝った事が全て。

まあこんな所でしょうか、監督のだめっぷりは出ちゃったけど(てゆうかキレてました)、それでも選手達の適応能力は素晴らしい。で次に向けてはまず選手達がかなり消耗していた事も考えてもコンディション、そしてうまくいってたユニットを継続するかどうかも含めて、出場停止でアレックス・ヒデ・俊輔が出れないだけに(アレックスの方は別に良いけど、今日の出来なら)核となっていた選手を失ったときにどうするのかがポイントかなと。とにかく勝って良かった!この勝ちでマジック1!ということで寝ます!お疲れ様でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 03, 2005

Let a brain act carefully, and defense, attack, all are simple@WC Asian Final.Q vsバーレーン Preview

いよいよ後数時間の後には始まっちゃうんですね。昨日のシンジの怪我で全ての厄が落ちてくれてるといいのですが、シンジの不在はどのようなひずみが出るのか、そっちの方が気になったりと、やっぱり不安の方が大きいです。結果が欲しいけど、欲張るとすり抜けていってしまいそうなゲームになるのかなと思いますが、選手達には暑いけどまずは頭を動かして欲しいなと。そこが鍵になる気がしてます。ではプレビュ。

WC2006 Asian Final Qualify GroupB
6/3 25:35KickOff Bahrain vs Japan @ National Stadium,Manama
Japan          Bahrain
    柳沢         H.アリ ユーセフ
  中村  小笠原      サルミーン M.フバイル
三都主     加地  フセイン.S アルドサリ
  福西  中田英   イサ       マルズーキ
 中澤 宮本 田中    ?????? ???????
     川口          A.ハサン

と言うことでバーレーンは二人のセンターバックが記憶が確かなら出場停止のはず。変わりがどんな選手なのかはわかりませんが、非常に苦しんだバーレーンの中の固い守備の中核をなしていた大きな選手がいないのは日本にとっては大きなアドバンテージかも知れませんね。ただ逆に北朝鮮戦ではキャプテンを務めていた中心アタッカーでもあるユーセフが出場停止から戻ってくるのは要注意ですね。バーレーンにとってはゴールを取らなければならないだけに、彼が戻ってくることの方が大きな事かも知れません。日本はご存じの通り、シンジが右足甲の疲労骨折でこの試合は(アジジばりの三味線を弾いていないとしたら)欠場、ただヒデと福西のボランチライン、サイドの二人、そして最終ラインまでバーレーン戦と変わらないメンバーなだけに、その辺はある程度経験している強みというのはあるかも知れませんね。前のユニットが2トップ+1トップ下から1トップ+2トップ下の形に変わったことでどのような変化がもたらさせるのか、その辺が攻撃面では気になるところです。では気になるポイントを絞って。

勝つことが求められる中でのバーレーンの攻守のバランス、それでもやることは変わらない。

バーレーンにとってはやはり勝たなければならないゲームなだけに、勝つためにはゴールが必要になるだけに、ある程度積極的に獲る姿勢というのを出すことが求められる訳ですが、バーレーン自体がどちらかと言えばある程度後ろにバランスを起きながら、相手のミスを突いてショートカウンターからスペースを使って攻めるチームなだけに、そのスタイルに変化を加えてくるのか否かと言うのが気になるところです。今の日本にとってはカウンターが一番怖いだけに、普通に攻めてきて貰う方が良い訳ですが(まあそれでもカウンターしてこない訳じゃないので十分注意が必要だけど)前から取りに来る可能性もあるのかなと。ただ攻撃構築の仕方というのは変わらないと思うので、ボールを獲ったら簡単に前に当てて簡単に裁き、サルミーンやユーセフと言った選手が近くでサポート、そして後ろから勢いよく上がってくるM.フバイルやフセイン・サルマンと言った選手がサイドのスペースに飛び出す形に対して、注意していく事も変わらないのかなと。狙い所としては前に当たったときだと思いますが、結構サポートに関してしっかりもらえるポジショニングを獲ることが徹底されている印象を受けたので、その辺の判断がCBには求められる。そして後はサイドのスペースに飛びだしてきた選手に対して誰が対応するのか、その時の中のケアをどうするのか、そういう部分でシビアにやって欲しいですね。イラン戦の2点目の失点はその形が曖昧で、加地とヒデが中をケアしなければならななくなり、ハシェミアンにそういうところを突かれただけにツネとマコのポジショニング、ボランチのリスクマネジメント(特に福西、必要とあればDFラインに入って対応する場面があっても良い)含めて、より徹底して欲しいですね。中に来るH.アリがフィニッシュポイントな部分を考えたら、バーレーンも変わらない。これで泣くのは1度で良いですから。

ボランチは何を重視すべきか、攻撃参加?守備の対応?割り切った意識と関係を。

で相手がどのようなバランスで来るにしても一番の狙いはサイドのスペースをシンプルに使うカウンター。その中でボランチに求められる仕事は少なくない。出し手でもあるサルミーンや引いたり流れたりして自在にポジショニングを変えてくるユーセフへの対応、バイタルエリアのケア、ビルドアップにおけるミスのない繋ぎ、今の日本の1stオプションでもあるボールに絡みながらのオーバーラップ。ただヒデと福西で何にプライオリティを置いてやるのかというのはきっちり整えて考えて行かなきゃならない。ヒデは前に行きたがると思うし、守備に置いても前目にバランスを置いてやりたがる選手なだけに、前目にポジションと獲ってボールを回しながらポジションを上げていくのかなという感じになると思うのですが、そうすると福西は又抑え目にポジショニングを取ってケアすることが求められるのかなと。上にも書いた通り、正直言って結構割り切ってやって欲しいと思う部分があるのですが、個人的には中盤の一枚としてというより、3バックと共にフォアリベロのような形でやって欲しいなと。確かに縦→縦のコンビは止めにくいけど、サルミーンのボールタッチは多いし、そこの部分をきっちりと抑えることで出所はかなりなくなると思う。もちろんそれだけじゃないし、シンプルにボールを運ぶことが上手なチームなだけにその他の方も怖いけど、彼がボールに絡んでより高いクオリティで崩されると失点に繋がる危険性としては高いのかなと。ユーセフに対してはスタートポジションが高いと思うのでCBの仕事。この起点二つを潰せれば、カウンターは自ずと繋がる可能性の低いモノになっていくと思うし、そうやって相手の可能性を一つずつ消していくことで失点の可能性も低くなると思うので。そのためにも福西には変な色気を出さずに後ろで相手を潰す!と言うことに重点を置いて仕事をして欲しいですね。福西とヒデが役割をきっちりと分けて仕事をしていくと言う意識を高く持ってやっていくことが必ず必要。ペルー戦にしてもUAE戦にしても前掛かりになったところのカウンターとはいえ、ボランチの守備貢献によるフィルターというモノが全くと言っていいほど効いてなかっただけに、曖昧なポジショニングでは意味がない。もう同じ間違いは許されない。

新攻撃ユニット、インスピレーションで決めて。

これは相手の出方による部分が大きいのですが、大きな選手が相手なだけに(正直度のような選手が出てくるかわからないけど)予定調和なサイドアタックだけではなく、柳沢の存在をうまく生かす様な攻撃が出てきて欲しいなと。これは戦術云々ではなく、出し手と受け手のインスピレーションで何とかする場面を作って欲しいなと言うこと。スタメンとしてトップに入る柳沢とその下に入る小笠原、そして俊輔には大きな繋がりがあるだけに(小笠原と柳沢はもちろん鹿島ライン、俊輔と柳沢はWYの関係性で沢山のゴールを生んでる)、そういう部分も期待出来るのではないでしょうか。柳沢のオフ・ザ・ボールの速さ、意識、コースは日本でも最高峰の位置にあると思うし、大きなスペースがなくても小さなスペースに入っていけるし、スペースメイクにも長けているだけに、余りボールを受けるという意識は強くしなくて良いから(その分中盤はよりクオリティの高いビルドアップを、もちろん危険な位置での軽率なトラップミスやパスミスは避けながら)常にDFラインと共にポジショニングをするような形で裏を取る仕事、スペースを作る仕事をして欲しいなと。出来たスペースを小笠原は感じることが出来るはずだし、俊輔にしても同じ。そこを使う意識も求められるだけに、ボールホールドの時だけじゃなくスペースを狙う動きもまたやってほしいですね。とにかくゴールは1つあれば、望むだけの勝ち点は獲れる可能性が高いだけに3人のコンビネーションでもぎ取って欲しいですね。ヤナギの動きからのカウンター!っていうのも良いですね。逆にそこで裏を取ったら気持ちいいぞ!イタリアでの経験をここでこそ発揮して欲しいですね。

と言うことで後は当たり前のことをきっちりと注意することですね。低い位置でリスクを冒さない、軽率な横パスなどのミスをしない、一つ一つのプレーに集中して大事にプレーする、カウンターが得意ならそのチャンスを与えなきゃ良い。こないだのユーヴェ戦のようにどのような形でも崩せるような抜群のオートマティズムがある訳じゃないし、シェフチェンコやアドリアーノ、アンリやロナウドみたいに一人でどうにかしちゃうスーペルアタッカーがいる訳じゃないから、きっちりとやってリスクマネジメントをしていけば抑えられるはず。
あと確かにプレッシャーの掛かる1戦ということで、普段通りにプレー出来るかと言う部分ですが、その辺は経験豊富なだけに心配していないけど同じサッカー。戦術があろうとなかろうと選手のやることは一緒、より注意深く、より頭を働かせ、そして守り、攻める。そして勝つ!うーん、シンプル。ということで後は祈るだけです。とにかく今の選手達に賭けるだけですから。頑張れ!ということでとりあえずはここまでです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

神様が意地悪な今日のニュース雑感。

と言うことでとんでもないことになってしまいましたね。マスコミを巻き込んだ情報操作で、何事もなくバーレーン戦のピッチに立ってくれると良いなぁと思っているのですが、ここまで事が大事だとやっぱり本当だよなぁ・・・。とにかく色々と動きもあるので、またもごっちゃりと。

・日本代表関連、決戦を前に。

日本ピンチ!小野が右足甲を骨折(ニッカン)
小野は右足甲の疲労骨折 日本サッカー協会が発表(スポナビ)

と言うことで信じられないバッドニュース。これで全てが元に戻っちゃうような気がするし、何よりもあれだけ好調を保っていたシンジがいないのは何よりの痛手。チームの中で一番フレキシブルで変化をもたらせる選手なだけに・・・・。フェイエでも公式HPで発表しているようですし、とりあえずこれでこの6月シリーズはほぼ絶望的とのこと。シンジはちゃんと治して来期に備えて欲しい、そして移籍問題もしっかりと解決してすっきりしてバケーションに入ってちょうだい。

意欲的柳沢の先発1トップが有力(ニッカン)
「点取る」中田英誓った!(スポナビ経由サンスポ)
小野骨折でジーコ構想白紙も…(ニッカン)
展開見極めた試合運び鍵 敵地でバーレーン戦(スポナビ)

まあ他にも色々とニュースやコラムが出ていますが、とりあえず前のユニットを入れ替えただけなので別に大騒ぎするほどのことでもないかなと。個人的にヒデは前に置いておいて欲しいなと。別に小笠原が悪い云々ではなく、ヒデは危機的状況になればなるほど強い選手(危機的状況じゃないと力を発揮しない選手とも言えるけど)で、バーレーンの出方によるけど、彼の個人戦術でもある単独でのカウンターの起点となる前へのドリブル突破が彼の中に残っていれば非常に頼りになりそうだなぁと(6年前のペルージャの時みたいに)思う訳で。ボランチだと多分そういうプレーセレクトはしないと思うし。今回わかったことはプライオリティ的に小笠原>ヤット・稲本・中田浩ってこと。選手間では今回も意見交換が花盛りな様子。これも又経験ですな。

まあ後はプレビューに取っておきます。ヤナギの1トップは個人的に嬉しい。あっ、俊輔とは同世代でWY&海を隔てた海峡繋がり、小笠原とは鹿島で繋がってるからの起用かな?と想像するのも又一興。

宇都宮徹壱のマナマ日記 決戦の地にて(5/31)(スポナビ)
宇都宮徹壱のマナマ日記 マナマでの練習初日(6/1)(スポナビ)

と言うことで恒例の宇都宮「先生」のマナマ日記も始まりました。バーレーン自体アラビア半島に隣接する小さな島国で人口は70万人だそうな。 沖縄と同じくらいの緯度で気温は35~40℃。結構暑そうですが、スタジアムとしては結構優雅な作りだそうで、キャパは35000人程度。色々とわかっちゃうこの日記は色々と素敵です。

まあ宇都宮さん自体はジーコへの疑念と不安に苛まれているようですが、練習の中で1トップに対してのこだわりというのがより強くあるのかなと言うのがこの辺からもよくわかりますね。まあとにかく暑いでしょうが、体調には気を付けて欲しいところ。てゆうかこの後はタイに飛ぶのかしらん?

と言うことで代表関連おしまい。ちゃんとしたプレビューは明日の昼にでも。

・いよいよ本格的にマーケットオープンなヨーロッパ。

レアル、フィーゴ放出へ(ニッカン)
レアル・マドリー、サムエルがイタリア移籍へ=スペインL(スポナビ)
バラックの代理人、R.マドリーからのオファーも検討するとの発言(marca)

と言うことでまずギャラクティコから。フィーゴに関しては起用法を巡ってルシェンブルゴと対立していたし、その辺を考えるとまあ妥当。これがギャラクティコ初めての放出となって、少しはレアルはまともな方向に進むのかな?ちなみに契約解消が濃厚の様子で、移籍金は掛からないのかも。インテルが欲しがってるみたいだけど・・・。
でサムエルにも移籍話が。というよりかなりサッキがご執心のエメルソンを取るための餌として、サムエルを差し出しますよとの話。レアルにとってはウッディ次第かな?又クオリティは下がるけど、エルゲラがして、パヴォンがいて、ルベンがいれば、それなりには戦えるのかなと。まあウッディとエルゲラが怪我をしないと言う条件付きになるけど。まあエメルソンが来れば、グラベセンと共にかなり安定するとは思うし、ジダンにより高い自由を与えて上げられるのかなとは思う。でもユーヴェはその気はないと思うけど。
そのほかの放出系ではグティが移籍濃厚、セラデスも移籍、オーウェンとロナウドにはオファーが来ているという話が。まあどうするかね。ジラは獲りに行くのかな?
一番下はネタ。まあどっちにしてもエメルソンかジラ一人だね。

ファン・デル・ファールトが移籍(uefa.com)

と言うことで何で?と言う感じだけどアヤックスのエース、ラファエル・ファン・デル・ファールトがHSVに移籍。その額は7.4億程度というかなりリーズナブルな値段。

まあ最近ピッチで存在感を示せずに一時期のセンセーショナルな活躍が見られなかっただけに、都落ち的な移籍も致し方ない所だったのかも知れないけど、やっぱり世界的に見てもとんでもない大きな才能。やっぱりちょっと前に噂になってた時にユナイテッドに行っておくべきだったのかも知れない。喧噪から守ってくれる指揮官、厳しい舞台、新たなモチベーションを得る舞台に彼が立っていたら又変わっていた気もするし。そういう意味ではここで羽を休めてもう一度復帰して欲しいなと。

HSVにとっては願ってもない選手が来てくれたのかも。ドルの考えとして得点力の高い選手ではなく高原のようにフレキシブルに動く選手をFWとして重用するだけにラフィのような得点力の高い選手が後ろに入ることでよりチームの得点力は上がるかも。バルバレスも代表とクラブでの酷使で1シーズン通じてと言うのは難しいし。ブンデスの力関係は結構こういう大物一人で地図が変わるだけに(ボルフスブルグの序盤の快進撃とか)はまると面白そう。

マンU、ブッフォン獲得へ5000万ユーロを用意=プレミアL(スポナビ)

世界一のGKに付いた値段が67億か・・・・。確かにとんでもない額だけど出さないでしょ?ユーヴェは。もっと現実的なネームはいると思うんだけどなぁ?まだまだ将来性のあるブッフォンをモッジが出すとは思えないんだけど・・・・。

ヤンクロフスキがミランへ移籍(uefa.com)

と言うことでウディネーゼのショーウインドーの真ん中に置かれていたチェコ代表マレク・ヤンクロフスキが売れました、ミランに・・・_| ̄|○

まあどこか持って行くだろうと思ってたけど、ミランかぁ・・・。まあ仕方ないけど、ミランは左サイドが高齢化が進んでるし、ヤンクロフスキ自体サイドバックとサイドハーフ両方こなせるというのは大きいしね。こんな噂も出ていることを考えても、左サイドの層を厚くしておくのは得策。マルディーニは一応来シーズンでやめちゃうかも知れないしね(何かのインタビュー記事で見た気がする。まあもう既にその気はないかも知れないけど)将来的なことを考えれば、非常に良い移籍なのかも知れない。

ジェラール、モナコと4年契約で合意(marca)

と言うことでめでたく国外移籍。ホントならバレンシアに戻ってきて欲しかったけど、バレンシアもエドゥ取ったりして真ん中は飽和状態だしね。で、モナコに移籍と言うことだけど、こういうキャラクターの選手がいるのかいないのか忘れちゃったので、結構良いかも。本来のアグレッシブで破壊的なプレーが出てくれば、まだまだ充分トップレベルでやれると思うので頑張って欲しいな。フリーでの移籍。

リケルメ、アトレティコ・マドリー入り近づく(marca)
ビジャレアル、ペジェグリーニ監督、リケルメ残留に力を注ぐ(marca)

ということでリケルメの引っ張り合いですが、保有権はご存じの通りバルサにあるので、まずバルサがどう判断するかが問題な訳で。結構バルサはビジャレアルに対してふっかけてる模様。ビジャレアル的にはクラブ初のUCLの舞台でその立役者を失ってはということで力を尽くしたいが、金庫の中にお金があるかというのが問題な様子。監督も照準にされてるみたいだし。そこで浮上してきたのが、敵の敵は友なアトレティコ。フェランドが解任されて、後任にはあのボカで師弟関係にあったカルロス・ビアンチを考えているとの事。フェルナンド・トーレスの去就次第ではヴィエリにリケルメと言うこともあり得るだけに、面白そう。てゆうか恐ろしいよ。まあこれは今後注目。

バレンシアの新監督にキケ・サンチェス・フローレス(marca)
キケ・フローレス「ラファ・ベニテスの遺したものを放棄することはない」

と言うことで又マルカですが、これはほっておけないので。アホラニエリのせいで大失敗に陥った今シーズンのバレンシアですが、その立て直しのために来シーズンは今年ヘタフェを率いたキケ・フローレスが就任した模様。バレンシアと共に成長すると言うことで、ヨーロッパにも出れないし、来期はかがみながらも彼のチームにしていって何とか出場権を取って欲しいなと。ただベニテスの遺産が残っているかは微妙。はっきり言って結構壊れちゃってる気がするし。
で結構なリストラというか入れ替えが行われる模様。イタリアコネクションの選手達は結構放出濃厚で、ある程度頑張ったモレッティも戻されるかも。で、逆に獲得第1号としてアーセナルからフリーでエドゥを獲得(5年契約)良い選手だと思うしどこでも出来る。ブラジル人だし、頑張ってちょうだい。

アーセナル、ベルカンプが契約を一年間延長=プレミアL(スポナビ)

とにかく良かった。変態トラップ、来期も魅せて。

トッティがローマと契約延長=セリエA(スポナビ)

トッティ、ついに決意を固めたか・・・・。もう出る気はなくなっちゃったのかも知れないなぁ。それはそれで残念。彼の能力ならどこでも出来ただろうし、ビッグイヤーを獲れるようなチームでも核となれる選手なだけに、少しもったいないなぁ。

ベンフィカのトラパットーニ監督が辞任=ポルトガルL(スポナビ)
デル・ネーリがパレルモの新監督に就任=セリエA(スポナビ)
リヨンの新監督にウリエ氏「名誉なこと」=セリエA(スポナビ)
レッチェのゼーマン監督「ローマ?可能性はある」=セリエA(スポナビ)

監督関連。トラップはかっこよさ発揮。結果を残してやめるなんて、素敵じゃん。まあポルトの引き抜きの恩恵を得た形となったとも言えなくはないけど、それでもほとんど要領の得ない国の1年目で結果を残した事は流石名将と言うことを証明してくれましたね。まだまだやりたいとのこと。全く持って元気だねぇ。
で、デル・ネリはパレルモへ。結構早く決めたのは、自分の周りをきっちりと固めて移籍市場でも自分の意向というのを考えているからかも。ポルト・ローマでビッグクラブに嫌気が出ちゃったかなぁ?大きいクラブで影響力をしっかりと発揮して、良いサッカーを魅せて欲しかったけど、パレルモの新しい冒険には最適な監督かも。
リヨンは驚かせて貰いましたよ。と言うか血迷った?リヨンの栄華を支えてきたポール・ル・グエンの後釜にジェラール・ウリエ元リバポ監督を招聘して契約した事。確かに実績は抜群だけど、リバポのチームポテンシャルを考えたら普通に転がっただけのこと。完全にチームの方向性が違う気がするんだよなぁ・・・・。あのリヨンのフットボールが消えてしまうとしたら、残念。いきなりヴィルトールが気炎を上げてますが。
最後にゼーマンの行方。今シーズンも相変わらずの超アグレッシブなスタイルと才能を引き出す若手育成でレッチェで一大ムーブメントを引き起こしたゼーマン。ローマでは前にやってたけど、もしカッサーノが残ったりしたら、見てみたいかも。何となくローマのチームの色とゼーマンのサッカーは非常にフィットしている気がするし。燃え上がるような街と燃え上がるようなカルチョ。とりあえずレッチェからは離れるのかな?

マルセイユ、フィリップ・トルシエ監督を解任(Yahoo!ニュース)

と言うことで最後にこれ。まあ妥当な決断、結果も残せなかった訳だし。スターとの折り合いは相変わらずで、パーソナリティの問題で色々と問題を引き起こすのは仕方ないとして、そこで結果を残せなければ何も言えることはないでしょ?気になるのはナカタコの去就。鹿島に戻るのかな?移籍金を設定しないという話みたいだけど。

でもマルセイユは正直おばかでしたね。だって同じようなパーソナリティとロジックをもったアラン・ペランで確かに最初は良かったけど、スターを組み込んだ2シーズン目でバランスを取りきれずに沈んだことを考えたら、現在もスターの多いマルセイユでトルシエの起用は自爆行為。まあその代償を払った形か。まあリヨン・モナコの牙城を崩すのは誰でも難しい状態だったとも言えるけどね。とにかく乙。

と言うことでめちゃくちゃ長くなっちゃったけど、今日はここまで。上に書いた通り明日はプレビューやりますよ、早い時間に。

| | Comments (2) | TrackBack (2)

June 02, 2005

ユーヴェが魅せた「最高峰」@Friendly Match vs Juventus

まざまざと力の差を見せつけられたと言った感じでしょうか。スコア的には0-1と言うモノでしたが、同じ方向性を持つチームとして完成度の違いだったり、選手の能力、オートマティズムの熟練度、玉際の強さ、パススピードと精度にしても色々と差を見せつけられましたが、一番の差としては判断力の成否とスピードにもの凄い違いを感じました。奇しくも昨日のエントリーと同じような事になってしまいましたが、様々な差を見せつけられ、まだまだ色々なところで向上をしていけなければならないこと、様々な部分に甘さがあることなど色々と再認識出来たことだけでも非常に良い試合となったのではないでしょうか。それもユーヴェが真剣に試合に取り組み、本気で戦ってくれた事があったからかなぁと。そのユーヴェの真摯な姿勢には感謝ですね。と言うことでレポート。

SKYLINE Perpormance Art. Cup
Yokohama F.Marinos 0-1 Juventus.FC@ Nissan Stadium,Yokohama
Juventus:42'A.DelPiero

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF田中隼磨、松田直樹、河合竜二、ドゥトラ、MF那須大亮、上野良治、山瀬功治、奥大介(→72'大橋正博)FW坂田大輔(→79'山崎雅人)久保竜彦(→60'大島秀夫)
ユヴェントススタメン:GKキメンティ、DFペソット、テュラム、ゼビナ(→52'アロニカ)、ビリンデッリ、MFザンキ(→46'パリージ)、タッキナルディ、ネドベド、FWカポ、トレゼゲ(→75'スクッリ)、デル・ピエーロ(→88'ガルビニペレイラ)

Fマリは安貞桓と中澤、ユーヴェはズラタン、サラジェタ、カモラネージ、ルベン・オリベイラ、エメルソン、カンナバーロ、モンテーロ、ザンブロッタ、ブッフォンと、共に代表期間なだけに多少メンバーは落ちているモノの、それなりにメンバーが揃った中で非常に真剣な感じがスタメンからも読み取れました。まだ来日して間もないユーヴェとしてはコンディション的にどうなのかなと思いましたが、序盤からトップギア。中盤で一気に囲い込んでボールを絡め取ると、トレゼゲ・アレックス・ネドベドの3人のユニットが動き回り、得意の楔→ダイレクトでのポスト→フリーランを絡めた崩しという形がどんどん出る。ネドベド・アレックスがうまくバイタルエリアの出入りでボールを受けることでマリのボランチとDFラインが捕まえきれずに混乱し、一気にユーヴェのペースでゲームが進みました。特に速い攻撃に対してはユーヴェの巧みで勝負所を見極めた鋭いカウンターに対してはかなり肝を冷やすシーンになったりと、危機的状況に追い込まれましたが、それでも何とか水際でしのぎ最後の所で踏ん張る。徐々に中盤で落ち着きを取り戻しはじめ、少しずつ慣れていくとようやく攻撃にも出て行けるようになりましたが、個の力量差は歴然。特に判断の遅さは致命的で、ボールホルダーに対して任せて突破を促す(強要する)状態になると素早く囲い込まれて奪われてしまうなど攻撃構築の部分で苦しみ、なかなか良い形が作れない。アタッキングエリアに入ると山瀬や奥が位置をずらしながら前に出ることで厚みを加え、また隼磨の思い切りの良い突破などもそれなりに効力を発揮、良い形も出来るのですが、いかんせんその回数が増やせなかった。セットからはそれなりにチャンスも作り、ペースとしてはFマリが持っていたのですが、ロスタイムに入る直前の44分、左サイドからペソットがオーバーラップ、アプローチが甘かったこともあり余裕を持ってクロスを上げられると、局面的に1vs2(河合vsカポ&アレックス)の様な形になってしまい、競り合ったこぼれをアレックスに叩かれて先制点はユーヴェに入りました。結局ほとんど手応えを得られず、ユーヴェの良さだけが際だった前半は0-1で折り返します。

後半、ユーヴェはザンキに変えてパリージを投入。岡ちゃんが力の差を感じてどのような手を加えてくるかと思った後半、序盤から怖がらずに前に出て行くこと、ボールを繋ぐことできっちりと攻撃の手はずを整え、その上で攻撃しようという意識が見えました。前半と同じようにセットで相手に脅威を与えると(那須が絡むシーンが多く惜しいシーンも)、多少危険なミスが出てカウンターを喰らうというシーンもありましたが、それ以上に攻めるという意識が良く出て、山瀬・奥が効果的にボールに絡んで、アクセントを付けるとサイドの突破も形が出来、久保のクリーンなヘッドが出るなどうまく回り始める(もちろんユーヴェのコンディション的に落ちていったこともあって、中盤のプレスが弱くなったことでそれなりに突破に入れる余裕が出た)しかし、その後は交代策でよりアグレッシブな姿勢を出そうとしたモノの結局ユーヴェのお家芸でもあるリトリート&カウンターの形に丸め込まれて0-1は変わらず。主審の不可解なジャッジから小競り合いが起きるなどヒートアップしたモノのスコアは動かずに試合終了。スコア的には健闘、しかし内容的に完敗というか貫禄を見せつけられた形で敗れました。

とりあえずポイントを絞って3つほど。

最高峰の攻撃ユニット、同じ志向を持つチームが示したお手本。

と言うことで僕が思ってた通り、チームとして志向するスタイルとしては似ていたのかなと思いました。もちろん回せるだけの力はあるにしても、基本的にはシンプルな攻撃構築を選択、ビルドアップに手数を余り掛けず、アタッキングエリアに入ったところでダイレクトプレーなどで変化を付ける形で崩す。しかし、その精度・オートマティズム・選手の意識という部分に大きな差があったのかなと。もちろんFマリノスも出来ない訳じゃない。シンプルにボールを前に運び、楔からダイレクトプレーで崩したりと言う形は良いときには出てくる訳ですが(今日もありましたね、DFラインの前に斜めに入ってきた大ちゃんが浮き球をうまく落として久保のダイレクトシュートに繋げたプレー)、差としてあるのはそれがどれくらいの頻度で出せるのかというのがありました。ユーヴェとしてはもうそれがオートマティズムとして完全に根づいており、楔のパスから落とし、そこの落としに対してのランニング、その後の崩しに連動する第3の動きというのがアタッカー達の中に完全に根づいている。だからこそ、頻度が高く沢山出して、チームの型として根づいている。今のFマリノスはまだまだそれがコンスタントには出せないし、だからこそ崩しの部分でサイドに頼る部分が強くなり、サイドの選手からイイボールが入らないと手詰まりになることが多く、閉塞しがちな状態でしたが、大ちゃんと山瀬(功)が並び立つのはこういう形をより作るためだと思う。出所だけでなく受けどころ、変化の付け所を二つに増やすことでよりシンプルな構築からのダイレクトプレーでの崩しの頻度を上げるためだと思う。これが出来れば本当にマリノスの攻撃は個人に頼ることなくゴールが獲れるようになると思います。なかなか攻撃に置いて光が見えていない状態の中で良いお手本が提示されたのではないでしょうか。

より早い判断をする意識を、より質の高いサポートを。

今日も、と言えますが、ドゥトラや隼磨がサイドでボールを持ったときに彼らが低い位置でも突破にいかなければならない状態になる訳ですが、個のレベルが上回れない時に、そこでかなり無理を強いてしまい、それが判断の遅れとなり囲まれて奪われてショートカウンターという形になったりというのがこの試合で非常に目立ちました。しかしこれは周りに受ける動きがなく、良い形でのサポートがない事に置いて、頭をもっと回して気を回していかなければならないのかなと。もちろん抜けることに越したことはないし、ドゥトラにしても隼磨にしても結構Jでは獲られない選手ですが、レベルが上がれば苦しくなる。その辺を自分たちに甘くならずに運動量を保って、的確なサポートに入って低い位置ではボールを獲られないと言うことをして欲しいなと。そういう部分ではネドベドがあれだけ動き回るのも、そういう部分をより考えているからだし、タッキーにしてもペソットにしても、サイドバックの二人にしてもそういうことを考えて動いている。個の強さに頼ること自体は悪くないですが、頼る場所を考えると言うことですね。インテリジェンスの部分ですが、100/70/50は基本の部分をきっちりとやることをして欲しいなと。

判断力と技術、自信を持って。

これは単純です。確かに相手は強かったですが、やはりぶつかっていかないことには欲しいモノは手に入れられないし、守れない。そういう部分では思い切る場所、と言う部分では多少迷いというのを見ていて感じました。例えばユーヴェのカウンターに置いてはやはり自信があるからこそ仕掛けるし、他の選手達も一気に動きだす。でも迷いがあったり自信がなかったりするとどうしても二の足が鈍るし、逡巡するようなシーンが出てきてしまう。今日、坂田が何度か抜け出すようなシーンがありましたが、結局切り返して時間を作りサポートを待つという形を選択しました。しかしボールは獲られないかも知れませんが、その分戻ってきてしまい、チャンスの大きさも小さくなってしまう。そういう部分で坂田ならどんどん行って欲しいなと思いました。その思い切りが沢山のゴールを生んできたのだし、そういう部分ではどこが相手だろうと強い自信を持ってやらないと実は得れないのかなと。DFに関してはそれが出来ていて、的確な判断というのも出来ていたと思います。多少緩かったり、もっと厳しく行かないといけない部分というのはありましたが、マツにしても河合にしても行くときはアタックに行っていてスコンと抜かれるような形はそんなになかったし、良い形で我慢していた事を考えたら思い切りを持ってやって欲しいなと。

まあ他にも色々と精度の差とか(クロスや中長距離のボールとかの差は歴然でしたが、小さな横パス一つにしても、スピードだったりコントロールだったり、ボールがない部分での走る判断精度だったり)色々と感じましたが、素晴らしいレッスンとなったことは間違いないでしょう。これが世界のレベルだし、これだけ妥協のないプレーをしていると言うことなのは間違いないです。もっとシビアに、甘さをなくしてプレーすることが勝ちに一番近づくことだと教えて貰った気がします。それにゲームとしても非常に勝負の真剣みが最後まで持続して、局面局面でガンガン戦って、凄い見所が沢山ある良いゲームでした。本当に見に行けて良かった!ということで今日はここまでです。もうフジでも試合が始まってる・・・・。

最後に一言だけ、何でブーイング?あれだけのパフォーマンスを示して、お手本を示してくれたユーヴェに対して敬意を表することは必要だったのでは?そういう中途半端なお気楽興行のようなプレーではないのに、ブーイングするのは何故?ねたんでるみたいでカコワルイ。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

June 01, 2005

考える力、見いだす色 -これからの日本代表-

えーと、予想外に一昨日(そして昨日の修正を経て)書いた「夢の終わり、現実の強化へ -これからの日本代表-」に反応を頂いたので、もう少し掘り下げて書きたいと思います。

これからの強化に求められるは「頭の部分」

「箱」の大きさを計るモノとしてはやはり個の力として考えていました。ただ個人能力と言っても、技術や身体能力だけでなく、戦術運用能力やゲームに身を沿わせて考えていく判断能力などの部分も含めて考えていました。その中で技術レベルやフィジカル的な要素は少しずつ向上し、これからも今まで以上とはいかないでしょうがうまくなったりは出来ると思います。しかし、そこまでの個の力なら中堅国と強豪国の差はそんなにない。その中での差を生み出す部分、超えられない部分として横たわっているのが頭の部分なのかなと考えていました。きっと環境によって作られるサッカーセンスという部分なのでしょうが、サッカーを試合の中で考える力という部分、戦術の中で判断の部分には大きな差があると思います。そしてその一人一人の差が積み重なることで強豪国と中堅国を分ける差となっているのかなと。

一つのプレーに関しても色々と感じ、それをプレーにアウトプット出来ず、結局淡々とプレーをしてしまう癖が付いてしまっているのかなと。現在の日本代表に置いてもリトリートされた守備に対して非常に苦戦を強いられていますが、大体封じ込められて、打開策を見つけ出せずに同じ事を繰り返して淡々と試合を進めてしまう事を見ても、個々の判断力・工夫する能力という部分では拙いと言うことを言わざるを得ない。ましてやそういう部分を選手に委ねられているジーコジャパンに置いては。もちろん子供の頃からある程度全てが揃った状態で育成されてきた選手達なので、そういう部分で拙いのは仕方ないので彼らに責はないのかも知れませんが、一つのプレーに置いて多数のイメージを持つことが出来ず、また戦術に沿うことだけで工夫できないプレーヤーになってしまっているのかなと。もちろん戦術的なアウトラインがあれば、判断をそこに委ねることが出来るけれどそれがない場合には非常に不安定でまた良い発想が出てこずもちろんそれを共有することも出来ない。そういう部分にジーコジャパンの弱さに出ているのかなと感じています。

この判断力やアイデアをゲーム中で持ちそれを発露する能力、そして戦術運用能力という頭の部分の強化は避けて通れないと考えています。そしてこの強化を避けている限りはこれ以上の進化は望めないのではないでしょうか。

自分たちの色を見つけること、そこに見いだす可能性。

戦術があれば強くなると言う事に関しては、僕は違う考えを持っています。もちろん明確なアウトプットでもある戦術があれば、それを従順にこなす国民性を考えても、非常にロジカルなゲームをし、その中で希望を見いだすことは出来るのかなと。ただ戦術に沿うことは出来ても、それを活かせない限りなかなか壁は破れないのかなと。非常に鍛え抜かれたチームは明確な戦術を額面通りに進めることで強さを持ったトルシエジャパンもその戦術範囲外のことを求められて一気に拙いチームに逆戻りしてしまったことがそれを証明しているのかなと。どの監督になってもそれは同じ事だと思うし、その日本人の従順性は余りサッカーにとっては良いことではないのかなと感じています。それを元に工夫し、より効率的に運用すると言う事をするためにもそういう部分での「箱」の大きさを高めていかなければならないのではないでしょうか。

でも日本人にそれが出来ないとは思っていません。一つの技術を元に、様々な工夫を施して、より質の高いモノを生み出してきた国であることを考えたら、そういうことも出来ると思っています。表現の発露という面では難しいかも知れないし、サッカーという競技上余り良いことではないでしょうが、工夫する資質は持っていると思います。

もちろん監督によって変わることが悪いとは思いません。まだその明確な形というのを持ち合わせていない日本にとって様々な新しいモノをもたらしてくれる監督の意義は、まだまだ日本には大きなファクターを握ると思います。しかしそれに沿うだけでは終着点は同じになってしまい、結局はその選択した監督の戦術の限界を見るだけで、今までと変わらない。相性というのもありますが、監督任せという部分自体が非常に切ないことです。よく「○○ジャパン」というのがありますが、正直今の日本代表を良く表しているのかなと。まさしく今の段階では監督のチームであり、監督の色に染まりきってしまう。そういうモノではなく、日本代表は日本代表であり、選手達の特性が前に出てある程度はその特徴というのが前に出るような形になって欲しいなと。彼らがもたらすアウトラインを元に、自分たちの特性を活かしながら、その判断力や運用能力を活かして、自分たちのサッカーの色を染めて欲しいなと。その染料を見いだすことをこれから考えていくべきではないかなと思っています。彼らが考えてプレーしていくことで染めていく、そのような形になることで日本のサッカーのアイデンティティというのは出てくるのではないでしょうか。

選手達の才能と言う部分では段々大きくなっていると思いますし、アテネ世代もJのくラブの中核として、そして海外で頭角を現しはじめ、現在A代表の中核をなす選手達は今までにない大きな国際経験を積んでいると思います。しかしそれとは逆に上に書いたような部分では余り向上の余地は見られない事は余り良いことではないのかなと。そして同じように世界のサッカーも進んでいると言うこと忘れちゃいけないのかなと。確かに差は縮まっていると思うけど、彼らも又進化している。世界を相手にしている限り自分達だけのことを考えてやっていく訳にはいかないのかなと。既にその前を走っている世界は若年層化が進み、またロジックでも個のレベルでも前に進んでいるのですから。

と言うことで現実的と言う部分からは少し離れてしまいました(苦笑)それにエルゲラさんに頂いたエントリーに対しての反応としてもずれてしまって(この場を借りて、TBありがとうございました。違う角度からのアプローチから様々な提言非常に興味深く読ませて頂きました。だいぶずれた反応となって申し訳ないです 苦笑)単に先日のエントリーを具体的に書いただけになってしまいました(苦笑)ただ今回のことで色々と日本代表のこの先について色々な人が考えていくことが始まりではないかと感じています。この文章の中でも「国民性」という言葉を使いましたが、国民性を変えていくのは、国民である自分たちであり、国民性が変わっていくことで、そのきっかけになるのかなと。

「政治が変わり、経済が変わり、教育が変わり、サッカーが変わるのは最後かも知れない。」

という一節が「龍時」と言う本の中にありましたが、そういう部分かも知れません。やっぱりサッカーというのは文化の中にある。だからこそ監督のモノではない、日本のサッカーというのを作り上げて欲しいなと。まあなかなか難しいし、どのやり方が発展する道に繋がるのかは誰にもわかりませんが、考えることをやめちゃったらそれさえなくなってしまいますからね。これからも多少ずれているかも知れませんが、沢山考えていきたいなと思います。と言うことで今日はここまでです。

*きっとこっそり誤字脱字を直していきますので・・・・。今日はお疲れモードなので。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« May 2005 | Main | July 2005 »