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June 20, 2005

A feeling is good, and it is pleasant football@ConfederationsCup 2005 vsギリシャ

久々に気持ちいい試合を見せてくれましたね!勿論相手のコンディションが悪かったり(これに関してはシーズン中とシーズン後の差?まあ予選をこなして長距離移動の伴っている日本にもネガティブな要素はあるけど)、欠場の選手がいたり(これに関しても佑二様とドラゴンとシンジがいないからね)様々な付加要素はあるにしても、本当に素晴らしい試合を見せてくれました。素直に喜びましょ。しかし、ヒデ・福西・俊輔・小笠原の中盤の繋がりはこれぞ!と言うモノでしたね。とにかくレポート。

FIFA Confederations Cup Germany 2005
GroupB Japan 1-0 Greece @ Frankfurt
Japan:76'M.Oguro

FIFA Official

日本スタメン:GK川口能活、DF加地亮、田中誠、宮本恒靖、アレックス、MF中田英寿、福西崇史、小笠原満男(→74'遠藤保仁)、中村俊輔(→89'中田浩二)、FW柳沢敦、玉田圭司(→65'大黒将志)
ギリシャスタメン:GKニコポリディス、DFタブラリディス(→31'ツァルタス)、キルギアコス、バシナス、フィッサス、MFカツラニス、ラキス(→59'パパドプーロス)カラグニス、FWジャナコプーロス、ハリステアス、ヴリザス(→46'ゲカス)

高さで脅威を感じるなどEUROチャンピオンの迫力というものがありましたが、身体にキレがなく運動量も質の高い動きも伴わないギリシャに対して、日本は積極的に前へのプレスを掛けてボールを絡め取る。ギリシャで怖いのはスペースが空いたら鋭く中に突破を仕掛けてくるカラグニス(一度ポルトガル戦のような形できわどいシュートを打たれた)、そして日本のDF陣との相対的な関係でやはり高さという迫力を備えたヴリザスとハリステアスぐらいでした。ギリシャがある程度持たせてくれることもあって、その中で段々リズムが出てくると中盤守備も好転、良い形でのカットや、守から攻の切り替えの意識の高さが出始め、それがギリシャが空けた中盤のスペースを活用する形でカウンターとして具現化するようになりました。

・良いカットからサイドのアレックスへ、良い斜めの楔が玉ちゃんに入り、そのタイミングで左にヒデ、中に俊輔が追い越す形でフリーランニングし連動、玉ちゃんはシュートを狙って枠外となったが、一つのタイミングの良い楔に対して二つのフリーランが連動した形は素晴らしかった。

・セットの流れからのカウンターで6枚が一気に上がって押し込むと左から右に動かして俊輔のタメから長い距離をランニングしてきた加地へ、シュートこそ枠に外れたが中にはヒデ、玉ちゃんが詰めていて、厚みとスピードの伴ったカウンターは質の高いモノだった。

・良いカットから中央でうまくためた俊輔→小さいスペースに顔を出したヒデと繋がり、ヒデ特有の速い球足のスルーパスがサイドに流れる玉ちゃんへ、きわどいながらも又枠を捉えきれなかったが、流れが良い。小さなスペースでも時間・タイミングを計りながら、空いたスペース使う意識が高く、それが流れのある攻撃を作る。(この形は結構あったね、俊輔ためて→スペース空いたところで前に出てヒデ→鋭いスルーパス、中央でうまくタイミングと時間をコントロールしながら、なんて事ない一つのパス交換だけど、スペースがあって前を向いている選手を簡単に使う事で難しいことを簡単にして良いチャンスを作った。二人の意識の共有)

・ビルドアップから左に流れたヒデの楔から柳沢へ、近くにいる小笠原へ簡単に繋ぎ、その流れでダイレクトで落とされたボールをスイッチするように柳沢がもう一度受けると、今度はシンプルに玉ちゃんへ縦への楔、玉ちゃんがためたところにヤナギがスペースに飛びだして呼び込むとフリー、左足だったこともあったのか切り返したところで足を取られてシュートに繋がらなかったモノの流れのある攻撃を遅効でも作る。この攻撃の形は柳沢の積極的で高質なフリーランが活きた真骨頂とも言えるプレーでした。

・ギリシャCKの流れからヒデがなんとかボールデッドを防いで彼のこだわりが活きる。右サイドでフリーとなっていた小笠原へ繋いで、今度は小笠原がそれをシンプルに中に走り込んだ俊輔へ、チェックに来られたモノの右に流れてオフサイドラインを窺っていた玉ちゃんへダイレクトスルーパス、これで玉ちゃんが独走となり、また中にはパスの出し手となった俊輔と柳沢が走り込んで3vs3の展開へ、ただGKと1vs1になったことで玉ちゃんは迷わず左足で巻く形でシュートを狙ったが、枠を逸れてしまう。ヒデのこだわり、小笠原のシンプルな繋ぎ、俊輔の精度の高さ、玉ちゃんの注意深いラインポジショニングとスピードと全てが重なり合った美しいカウンター。それだけに決めて欲しかった。

・スローインの流れから、小笠原が手早く前を向いて既に動きだして準備万端の柳沢へループパス、ニコポリディスが飛びだしてきたところでループ、ニコポリディスの頭を越えゴールに向かったが、直前で掻き出されてゴールならず。瞬間のコンビネーション、長年付き添った二人のコンビが活きた形。

ざっと上げるだけでもこれだけ良いシーンがありました。カウンターだけでなく遅攻においても、リズムよくボールを離す事を軸に、ダイレクトとオフ・ザ・ボールの動きを絡めて、よく言われる「人とボールがよく動く」サッカーを実戦して、ギリシャを完全に翻弄しました。日本人とギリシャ人を相対的に見たときに一番日本に優位な部分としてはクイックネスだったと思いますが、その要素をふんだんに含んだ素晴らしい形が多かったです。上記を見てもわかる通りシュートチャンスを積極的に狙う姿勢も見え、きわどいシーンもあっただけに、ゴールだけが足りない前半でした。決定力不足、シュート精度の課題というモノが改めて浮き彫りになる部分でもありましたが、ここまでシュートが打てるような試合もここのところなかったので、非常にスムーズで良い形が出来ているのかなという感じがしました。

後半、レーハーゲルは前半に入れたツァルタスに続いて、怪我で出場が微妙と言われていたヴリザスを下げて、より動ける選手を投入。それなりに流れを引き戻すが、日本の集中力も途切れない。セットから度々嫌な予感がしたが、EUROの良い状態からはほど遠いツァルタスの精度の低さ(一貫して少し低かったかな?キックが。後はニアがあんまりなかったね)やしっかりと身体を張る事で守ることを実践した日本の守備陣が能活の飛び出しという手を借りながらしっかりと守りきる。前半ほど決定機が出来ない日本でしたが、それでも中盤のボールはスムーズに動く。ヒデの存在感が高まって、玉ちゃん、小笠原へと「らしい」スルーパスを通したりして、その閉塞感の中でも攻めの姿勢を貫く。そのリズムもあって、段々攻撃が多様化。中での崩しが困難となれば、サイドのアレックス・加地が顔を出して、中に流し込んでチャンスを作ったり自ら狙ったりと幅広さも出てくる。しかしなかなかゴールに繋がらない日本は、交代策で手を打ち始める、再三の決定機を決めきれなかった玉ちゃんに代えて大黒、俊輔との棲み分けがうまくいき縦の関係でうまく流れていたモノの積極的に動いていたこともあって疲れから精度の落ち始めた小笠原に代えてヤット(ヒデは前に上げずにそのまま前目)を投入、勝負に出る。すると神の手炸裂なのか、強運相変わらずなのか、まあ妥当に言えば積み重ねた結果、ファーストアタックははね返されるモノの、こぼれ球を福西が拾ってそのまま前へ、大黒へ楔と言うところでカット、しかしそのこぼれが俊輔の所に転がり、俊輔これを即座に柔らかいタッチで前の開けた大黒にスルーパス、これを大黒がGKの飛び出しやタックルをかいくぐって流し込んで、先制点!この後、ギリシャのセットプレーが続くという危険なシーンがあったモノの、逆にヤットと俊輔の楽しいパス回しがあったり、ベンチでの学習能力と相まって活き活きと動き回りながら、積極的にゴールに向かう大黒が積極的に絡んでリズミカルで楽しいサッカーを展開。まあ勝負の中でああいうことが出来るほどの余裕のあった試合だったのかなと。終了間際に右に流れたヒデからグラウンダーの鋭いクロス、大黒がヒールで流して、中田浩二が詰めてゴール!かと思われたらゴールカバー、ついてない。しかしきっちりとゲームを締めて今大会初勝利を(腐っても)EUROチャンピオンから奪うことに成功しました。それでは簡単に小分けで。

繋がった中盤、高まった連動性、化学変化はドイツの地で。

上にも書いた通り、余りにファンタスティックな中盤は見とれるぐらいフレキシブルで、スキルも高くて、そしてアイデアをふんだんに盛り込んだ良いサッカーをしてくれました。勿論これも最初に書いたけど、ある程度やらせてくれる(逆説的には水際で止める意識の高い)ギリシャだったからと言うのはありますが、お互いがお互いを尊重しながら、うまく繋がったことで非常に良いボールの流れが生まれたのかなと。それぞれ考えてみましょう。

ボランチの関係→ヒデが前に出っぱなしになることなく、戻るときは戻っていたし、逆にヒデがコントロールしながら、福西が前に出てダイナミズムを生んだりと、バランスの良い関係に。勿論どちらかが残ってリスクマネジメントをすると言う約束事もきっちりと。

OMFの関係→小笠原がFWに近い位置、俊輔が下がり目でボールを触りながら前に流し込んで行くという関係性が非常に機能、ポジショニングが被ることなくなり、また二人の距離感がうまく保たれたことで関係が密となり、前目にいた小笠原は前を向いて良いパスを出せる状況が整っていた。俊輔は所在ない動きとも言える部分でもあるが、非常に様々なところに顔を出しながら、小さくためて良い状態で前に進ませたり、後ろに下がりっぱなしにならず前に出たり、カウンターの起点となったりと色々なプレーで多彩なところを見せた。タイプが違うからこそ、被らないし、狙い所も変わってきてバリエーションが出せたのかなと。後はより信頼関係が高まってよりスムーズになるできて、ハイプレッシャーの中でも機能させることか。二人と相性の良い柳沢という潤滑油があったことも又付け加えて。

ヒデと俊輔の関係→ヒデは多くボールタッチしてリズムを作るタイプで俊輔も触りたがり。でもその中で二人の関係性が高まったのは、預けて戻してより良い状態で、と言う部分だったのかなと。上にも書きましたが、俊輔が顔を出してヒデが簡単に裁く、溜めるからアプローチに来られたところでヒデが良いところで顔を出して俊輔も簡単に裁く、ヒデは前が開けている状態で楔、突破、スルーとなんでも出来る状態に。と言う感じで良かった。また動きの中で、小笠原も含めて余り被らずにそれぞれのプレーを尊重してプレー出来ていたのは(小笠原を立てる感じも見えたけど)良かったのかなと。それが馴れ合いじゃないから又良い部分。今度はそれがスペースとかになると面白い。ヒデが俊輔を走らせるとか。

と言う感じでかなり良い形が出来ていたのかなと。もちろんここの所好調を維持している加地がダイナミズムを付け、アレックスもこの日はアイデアを付け加えた。そしてどうしても閉塞がちだった前線がヤナギと玉ちゃん(大黒)の幅広い動きとプレーによってより深さが出て、使いやすくなったのは明らか。チーム全体が流れていて非常に爽快感の溢れるサッカーをしてたのは、こういうチーム作りをしているチームにとっては大きいことなのかなと思いました。勿論まだまだもっと強い相手に対してうまくいくかわからないし、強い圧力が掛かったときにこの良い形というのを継続出来ない事が多かったことなどから、一試合で判断を下すのは早計だと思いますが、それでも素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

苦しいサイズを克服する集中力、避けてはいけないコンタクト。

守備に関しては、確かにサイズ的に苦しい場面があり、競り勝つというのはなかなか難しい部分ではありました。が、しっかりと身体を寄せることで万全の体制で打たせないこと、そしてその周りでしっかりカバーに入りセカンドボールを繋げさせないこと等、集中力の高い守備が出来ていたのではないでしょうか。勿論その前で非常にアグレッシブにアプローチを掛けた中盤の貢献度は差し引いて考えなきゃいけない部分でもありますが、カバーも含めて良くできていたのかなと。ファールが多く、セットが武器の相手に対して簡単にセットを与えてしまうなど、これからの課題も勿論多い訳ですが集中力を継続させるのが最低条件というのが世界レベルと対峙するときの条件なのかも知れませんね。
ただ、まだまだ危ない部分があるのも確か、軽率なミスだったり(マコは不安定だったね、その後DF陣に不安が蔓延して一時期弱気になったかのように見えた)、1vs1の対応の軽さなどはまだまだ考えていかないといけない点は多いだけに、気を引き締めていきたいですね。

それでは選手評。長くなっちゃったなぁ・・・・。

川口能活(ジュビロ)→セットに置いてはDF陣では補いきれない部分をしっかりとカバー、多少危ういシーンもあるけど、それを差し引いても0で凌いでいることは良いこと。飛び出しに関してはもっと自信持っても良い。次は神となってくれるよね?黄色いシャツが相手だし。

加地亮(FC東京)→相変わらず好調を持続し、思いきりのいいプレーを連発。ただその中にしっかりと考えてプレーしている部分は多く、そういう部分でも成長していると考えて良いのかも知れない。この2戦で飛躍的に周囲の信頼も上がっているし(当たり前かもね、あれだけ献身的に沢山の距離をランニングして攻守に絡むことは口で言うほど簡単じゃない。カバーにも入るし、オーバーラップのタイミングも良い)、このまま継続を。1vs1は粘り強く、そしてプレーの精度をより高めて。

田中誠(ジュビロ)→基本的には安定してプレーしていたのですが、細かいプレーでヒヤッとさせられた。バックパスの処理を誤ったこと(アレックスが切れてたねぇ、自分のことは棚に上げて)は猛省しかないけど、例えばクリアボールだったりヘディングのプレーだったりとよりはっきりと意志のあるプレーを。

宮本恒靖(ガンバ)→背が小さいと酷評されたことを知ってか知らずか、気迫のこもったボディコンタクトで決定機をやらせず。勝てなくても競る、そしてそのセカンドボールを支配することで充分止められる部分もあると言うことをより強く認識出来た一戦なのではないでしょうか。あれだけプレスが掛かっていた紙、ラインも高めに設定出来ていたし、積極的なプレーは◎。このプレーをブラジル戦にぶつけて欲しい。やられても恥ずかしい事じゃないし。

アレックス(レッズ)→相変わらず無駄なカードをもらうのは、そろそろジェレミーさんじゃないけどペナルティを与えた方が良いかも。熱くなるのは良いけど、しっかりとセルフコントロールして欲しい。この試合ではバランスを見ながらも、機を見て前に出て良いプレーもあっただけに(タイミングの良い中への楔とか)後は思い切りプレーして欲しい。あれはシュート?クロス?打つならよりしっかり!

中田英寿(フィオレンティーナ)→高質のプレーで、非常にレベルの高かった中盤の軸として君臨。痺れるようなサイドへのフィード、厳しいけど速いパス、苦しいときでもクリアせず繋ぐ事でのカウンターの起点となったり、勿論機を見てフリーランニングしたりとで自らの存在感をプレーで顕示した。ただ何となくこの試合で彼に頼ると言うよりチームが彼を活かした感もあった。どうしても大きすぎる存在のためにチームがアンバランスになりがちだけど、彼をチームの中に内包し、その能力を活かすことが出来ればより一段高いチームになれるのではないかと妄想した。(例えばあのきつめのパスをみんながしっかりと受けれるようになったりとかしたらパススピードも上がってより良さそう。)言われたことをどう思ったのかはわからないけど、しっかりとバランスも修正していたし、言うことない。個人的にはMOM。ただ後ろ向きの守備というか主導権を握れない守備は苦手そう。見てておっかない。一発狙いのインターセプトで軽めにかわされるのにも気を付けて。

福西崇史(ジュビロ)→チームの泥臭い役割を担うと共に、ヒデとの関係性もスムーズになって、自分の良さでもある上がってからのおしゃれなプレーなども見せたりと高質のパフォーマンス。まあこれだけ出来て当然のポテンシャルを持っていることは誰もが知ってる事だし、驚くことでもないけど、後は気の抜けたプレーでのミスを極力減らすこと。サボらないし、何か別人のよう。ヤクザプレーがないのも(苦笑)ヘッド惜しかった。

小笠原満男(鹿島)→高めの位置で動き回ってボールに絡んで、惜しいチャンスも作り出したりと、決して悪いプレーではなかったのは確か。柳沢・玉ちゃんとの前との関係は良かったし、俊輔との縦の関係も良かった。ミスも確かに多かったし、疲労が蓄積されてからは精度を欠いたりと、多少雑な部分があったのも確かだけど、こういう流れの中でしっかりと存在感を出した。後は躊躇ないプレー選択と周囲への信頼を。出せそうだけど持ってしまう部分だったり、良いランニングなんだけど出せなかったりというプレーがヒデや俊輔に比べて目立つ。その辺を簡単に使うことによって、又信頼関係というのもよりレベルの高いモノになるのでは?

中村俊輔(レッジーナ)→相変わらず所在ないポジショニングだけど、今日は局面局面で効いていたのかなと。小さなキープで時間を作って前に出して上げたり、良いところで顔を出してダイレクトで裁いたり、ボールホールドでの輝きは勿論、オフ・ザ・ボールの動きの積極性が良いプレーが呼んだか。カウンター時にサイドに出て一つ目の起点となったことなどはイタリアでの経験が生きていたし(その後の精度が伴うから価値がある)、うまく顔を出して玉ちゃんへのダイレクトスルーパス、そして大黒様への優しいパス&サイドからの鋭い折り返しなど、決定機を生み出すシーンも多々。シュートこそなかったけど、MOMに選ばれてもおかしくない活躍ではあったと思う(僕はヒデが良かったと思うけどね)。相変わらず守備において、突破に対してコースを切ることが出来ていないなど気になる部分はあるが、セカンドボールを拾って、突っついて取ったりとセリエの経験はここでも出ているし、その辺は次はより高い意識を。

柳沢敦(メッシーナ)→3戦連発はならずも、後ろに控えるパサーとの相性も相まって相変わらず質の高い動きでチームを活性化させた。真骨頂とも言える二つの動きを連ねて決定機(打ち切れなかったけど)を生み出したシーンはまさに天性。先に生まれるスペースが見えているような動きだった。決定力という部分では元に戻ってしまった感もあったが、チームのリズムを生み出した役割を考えたら責められるような出来ではない。泥臭い仕事もしっかりこなしているし。守備でも先日のカレン師匠ばりのカウンターケアを見せてその辺の貢献度も高い。非常に負担が掛かっているので、疲労を考えると少し心配だけど、ここが踏ん張り時。

玉ちゃん(レイソル)→まずは復活おめ。キレが戻り、(アピールの要素は強かったと思うけど)ストライカー的なエゴイスティックな雰囲気も可能性は感じさせた。まず良かった部分としては、相手の特徴をしっかりと感じて、自分の特性を活かせたこと。そしてその中で非常にインテリジェンスを感じるプレーが多かったことです。正直レイソルではラインポジショニングをして抜け出すみたいなシーンが少ないので(強引な突破とかはよく見るけど)オフ・ザ・ボールの動きに関してはどうなのかなと思ってたけど、実はうまい。俊輔のダイレクトスルーパスを受けるシーンにしてもうまく調整してタイミングを計っていたし、ヒデの速いパスに対しても身体を開いて反応しているなど、ドリブルだけじゃなくて感覚的にも優れていることを感じた。ただね、枠に飛ばそう。ゴールから遠ざかっていることもあって力が入っているのか、ふかしたりと言うのが多い。まあ一つ決めれば
変わると思うけど、信頼としては失ってしまったかも。もう一度チャンスをあげて欲しいと思うのは僕だけ?次こそ。

大黒将志(ガンバ)→玉ちゃんの決定力の拙さをより引き立てた極悪(笑)しかし、褒める部分しか見あたらないぐらい、質が高い。宇都宮先生が「ベンチで見ている中での学習能力」というのを褒めていましたが、確かにそれは感じました。外に流れると結構警戒がゆるまるのかもらえると言うのをきっちりと理解して、チャンスに繋げていたし、その中でゴールに向かうプレーが多い。そしてゴールシーンですよね、確かに俊輔のパスが良すぎた部分もあるけど、一度ポストで潰れてからもう一度立て直してあれに反応しているという嗅覚と執念、そして意欲に◎。これは感覚なのかも知れないけどゴールへの道筋が見えているのかも。何となくロマーリオに見えてきてしょうがない(最大級の賛辞)

遠藤保仁(ガンバ)→大黒との相性を考えられての投入か、前目でのきようには驚いたが、持ち前のスキルと視野の広さで落ち着いてゲームの流れに乗り、今日は足枷がないから自由に動いてサッカーをエンジョイした。久々に俊輔と一緒のピッチにたってのプレーだったけど相変わらず二人が絡むと楽しそう。苦しい状態だけど、打開するきっかけとなるか。

中田浩二(マルセイユ)→s.v.なんだけど一つだけ。守備固め的な起用なのだから、1vs1では粘り強く、慎重に。あれで決められたら洒落にならない。決定機に関しては惜しかった。

と言うことで褒めまくりですな。まあそれだけ気持ちいい試合だったと言うことです、ギリシャの状態を差し引いても。ああいうサッカーこそ日本の適正にあったモノではないかと思うぐらいばちっとはまってましたね。まあこれを継続出来るか出来ないかでこれからの判断基準も出来たし、逆に言えば彼らにとってはモデルケースを自らの手で示したと言うことにもなるのではないでしょうか。その後の試合でメヒコがブラジルを沈めてグループリーグを突破決めたことで、ブラジルと日本のガチンコ勝負となってしまったのが良いことなのか悪いことなのか微妙ですが、せっかくなので質の高いブラジルに胸を借りるつもりで思いっきりぶつかって欲しいですね。まあ結果が出なくて、大敗したとしてもしゃーないわ。とにかくこの試合はよかった。それだけと言うことで今日はここまでです。

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Tracked on June 22, 2005 at 04:31 PM

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