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May 17, 2005

考えさせられた一戦@J1 第12節 日曜開催分

えーと、昨日は書けなくて、今日は書けるなんて都合に良いことはわかりません。なので、まとまるかどうかは微妙ですが考えていた事をとりあえず書いていきたいと思います。その辺を頭に入れながら読んでもらえたらと。と言うことでレポ。

J.League Division1 第12節 日曜開催分

Fマリノス 0-1 レッズ@日産スタジアム「変貌の決戦」
Reds:76'永井雄一郎

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF河合竜二、松田直樹、中澤佑二、MF那須大亮(→79'坂田大輔)、上野良治、田中隼磨、ドゥトラ、山瀬功治、FW安貞桓、大島秀夫(→75'久保竜彦)
レッズスタメン:GK都築龍太DF坪井慶介、トゥーリオ(→36'堀之内聖)、アルパイ、MF内舘秀樹、鈴木啓太、山田暢久、アレックス、長谷部誠(→81'酒井友之)、FWエメルソン、田中達也(→67'永井雄一郎)

試合に関しては簡単に。見ていた方も多いでしょうし。静かな立ち上がりの中、主導権の引っ張り合いを経て、徐々に両チームの形が見えて来るような展開、レッズは下がって受けに来るエメルソンに預けてそこから彼の局面打開に期待する形、Fマリノスはゆったりとしたビルドアップからターゲットの前戦へ長いボールを入れ、そこを起点にサポート→展開という形、そしてその引っ張り合いの中でエメルソンを封じ込めたFマリが主導権を握る。山瀬が非常にフレキシブルに動きながらシンプルな展開にボールを絡みながら前線とのグルーとなり、サイドの選手達も相変わらずの積極性でチャンスを生み出すと、安のキープからサポートした上野がスルーパス→隼磨が反応しシュート、左を抜けたドゥトラ→大島のダイレクト、山瀬が左サイドを切り込んで安→那須と繋いで低く抑えたシュートと決定機も増えるがバーに嫌われたりオフサイドとなったりで決めきれない。リズムの握れないレッズに対して、攻勢を掛けるが先制点の取れないもどかしい流れの中で前半を終える。後半はレッズも前への意欲が高まり、全体的に前掛かりになっていき、両チームが攻め合うような展開になる。マリはセットプレーから脅威を与え、レッズは永井の投入によるチームの勢いが蘇り、MFもかなり押し上げが速くなって攻撃に参加することで厚みのある攻撃を仕掛ける。そして後半31分再び強く降り出した雨の影響か、度々狙っていた鈴木啓太のミドルは低くゴールの枠を捉え、哲也は弾いたモノのそのリフレクションを永井がいち早く反応、本人の「凄く冷静でいられた」というコメントの通りGKの動きを完全に読み切った(見切ったとも言えるかな、あの状態で高いジャンプは身体能力的にどんな凄いGKでも難しい)ふわりと浮かせたヘッドでマリノスのゴールを破った。その後、先に大島に代わり入っていた久保に続いて那須に代え坂田を入れ、松田も前線に上がるスクランブルな攻撃へ、しかしレッズもしっかりと素早い判断で酒井を入れて守備意識を高め、取ったボールを高速2トップへと言う形でカウンターの脅威は消さずにきっちりと守る、ロスタイムに安のらしいシュートフェイントからの強烈なシュートもあったモノのゴールは生まれずにタイムアップ。レッズが望まない形だったとはいえ、結果でCSのリベンジを成就させることを成功させました。

試合としてはきっちりと抑えるところを抑え、チャンスも作りだし、そして後は決めるだけだったのですが、レッズの水際での粘りもあってゴールネットを揺することは出来ず、きっちりと守れていたのにあのシーンにだけ出来た「隙」を永井にきっちりと決められた。去年よく話題となった「内容ではうちの方が良かった」と言った典型の試合でしたね。まあ一つうまく転がれば勝てた試合でしたが、結果としては残念なモノになってしまいました。レッズは苦しい状態でも我慢し、一つの隙を突いてゴールを奪うというタスクを最後までやり通し、苦しんだ序盤の糧をきっちりと活かしたのかなと。

このゲームを見て、家に帰ってきて終盤を迎えているセリエのユーヴェの試合を見て、色々と考えさせられたのですが、一番のストロングポイントとなる部分が似ているのかなと。元々派手なチームじゃないけど、勝つことを宿命づけられたチーム、勝つことをファーストチョイスに置いたチーム(どのチームも勝つためにやっているとは思いますが、アプローチの仕方が違う。内容度返しで勝ちに言ってるチームは今のJではマリぐらい。他のチームは内容的に充実させて勝ちに近づいていくアプローチ)と言うことで目標の置き所が同じ事がそのチーム作りを似させているのかも知れません。
そしてその目標を達成するためにやるアプローチの仕方も似ているのかなと。試合の流れを読み、勝負所できっちりと力を発揮することで強さを出すチーム。試合の流れを読み、守るべき時には守り、攻めるときに攻めそして結果を出す。そしてそれをするために必要なのは高い総合力。抑えどころを抑えて相手のストロングポイントを消すことが出来のも、そして形はなくても力のあるからゴールも奪えるのも、総合力が高いからこそのなせる技。それがないチームがやろうとすると必ずどこかで負けてしまい、破綻してしまう。勝負所を見極め、抜群の実行力で試合の抑えどころを抑えて、抜け目なく試合に勝つ。そういうチームなのかなと(だから退屈なチームだと揶揄されることも多いんだけど)

ある意味形がないから明確な弱点もないし、きっちりと力と力の勝負に持ち込むことが出来、その力が高いから負ける可能性が下がる。今まで相手がマリと戦って苦しんでいたのはそういう部分なのかも知りません。ストロングポイントが消されて、自ずとガチンコ勝負になってしまい、総合力の上回る相手に丸め込まれて負けてしまう。まあこの2年間で沢山の勝ち星を重ねてきましたが、基本的に力負けした試合はほとんどないと思う(FC東京・ジェフ・城南一和ぐらいかな?)しかし今のFマリノスは総合力が落ちているのは明らか。原因はやっぱり連戦によるコンディション低下。まあ理由にもしたくないけど、総合力の低下はこのチームの色々な粗をさらけ出すことになった。相手を丸め込むことも出来ないし、ゴールも獲れなくなり、そして結果として負けてしまう。総合力が落ちているとしても、やはり形に拘って作ってきたチームじゃないから、そう簡単には形なんて作れない。そんな施術を施せる状況ではなかったこともあり、負のループにはまってしまったのかなと。

形のないことはポジティブな面だけでなくネガティブな部分も持ち合わせていると言うことなのかなと思った訳ですが、総合力が高いからこそ、基本的には何でもある程度そつなくこなすことは出来る。ただ何を選択するのか、そのような方向性は監督の指示の中である程度の方向性はあっても、状況によりプレーを選択する選手達のイメージに委ねられる部分も多いのがサッカーというスポーツ。そしてそれが独りよがりで勝てるほど甘くないのもサッカー。もちろん細かい部分のことでの約束事はあると思いますが、その狙いというのがチーム全体で共有どころかわかっていない感じがする訳で。特にそういう部分を攻撃面で大きく影響し、この連戦でゴールを取ったシーンを考えてもセットプレーか個人技というを考えてもその辺は明らかなのかなと。もちろん連戦前は崩せているシーンも作れていた事を考えたらコンディション不良が原因であり、体のキレだけでなく頭の部分でも鈍ってしまい、個々の考える方向がずれてきてしまい、プレーに表れてしまったのかなと。プレーセレクトの判断が悪かったり、サポートが遅くなり個に依存する形が多かったりとバランスが崩れてしまったときに帰れる場所を持たないモノの脆さだと思いました。

ただ、何となくですが、歩んでいる方向性としては結構悪くないのかなと思ったりもしました。まあセリエの中でのユーヴェとJの中でのマリじゃ他のチームとの戦力差という部分でマリにはそんなに余裕がない訳ですが、形のないモノの強さを追い求めるのも格好いいのかなと思ったり。でも現実的には(これから先にこういう事が起きてもイイ様に)チームとしての明確な武器を持っておくのも悪くないのかもと思ったりもします。選手も人間だし、監督も人間だと言うことを今回の連戦で改めて露呈した訳で、間違った選択をしたり迷ったりする事もある訳で、そういうときに帰れる場所があること、そういうモノを持っていても良いのかなと。まあこういうアプローチはしないでしょうし、岡ちゃんがこの中断期間でどのようなチームを再構築するかわからないけど、こういう機会は岡ちゃんが就任して以来なかった訳だから、これを機にFマリノスとはどんなチームなのかというのを、もう一度考える良い機会になるのではないでしょうか。そして考えた上でこれからの方向性というのを定めて欲しいなと。敵は自らにありと言うことです(まわりくど!)

さて、レッズのことをちょっとだけ。一言だけ悪口言うとしたら、こういうサッカーで勝つことを今まで罵ってきた事を謝ったらどうですか?まあそれは良いとして、レッズが大人なチームに進化している事にちょっと驚きました。個人的にアルパイやトゥーリオ、ネネと言った前に強いDF達の復帰と共に自らの形をもう一度求めていくのかなと思っていた訳ですが、このまま大人しいチームになっちゃうことがイイのか悪いことなのか、正直わかりません。確かにしっかりとしたDFを基盤にアタッカーの破壊力を前に出してリスクを計算したサッカーも出来るだけの戦力とメンツを揃えているとは思います。でもそれがこのチームに望まれたモノなのか、もちろん成績という部分で一番揺り動かされる部分もあったとは思いますが、個人的に去年のセカンドの強烈な意志を発散するようなゴール渇望サッカーに羨望のまなざしというか畏怖の念を送っていたモノとしては、ちょっと寂しいなと。
ボールを失った瞬間に切り替えて、「自分たちのボールを返せ!」と叫ぶような強烈なフォアチェックと連動したDFラインから前へのプレッシング(鈴木啓太の広範囲のスペースケアとカバーリング付き)、取り返したら優秀なアタッカーの才能を最大限に生かす状態を活かすために素早く縦に預けて、彼らの強烈な破壊力を素直に出すサッカー。色で表すなら炎の赤という感じだったなぁ(遠い目)
でも今は限りなく無色に近い(内舘氏を表す「無職」ではないですよ、念のため)サッカーをしていることに違和感を感じているのかも知れませんね。まあ別にどんなサッカーをしても良いのですが、「Jの華」だった強烈な赤がまたJリーグファンとしては見たいなと思ったり。でもホントは自分たちのサッカーぽいのをやられた悔しさなのかもなぁ・・・・。

とにかくもう余裕はなくなっちゃいました。後半巻き返しのためにもしっかりとまず休みましょ。

ジュビロ 2-1 トリ@ヤマハ「サックスブルーのNo.10は何を思う」
Jubilo:5'カレン・ロバート 51'太田吉彰 Trinita:657'マグノ・アウベス

上が長くなったので割愛!でも藤田さんの大活躍。もの凄い彼らしい動きだったと思います。そこに彼の跡を継ぐ選手達が発憤してそろそろブレイクの時期に来ていて、もしかしたらイイ頃合いなのかも知れません、傍目から見ている人間の感想ですが。でもやっぱり赤いユニフォームの藤田は正直想像出来ないなぁ。この試合の後にサポーターのコールに応じていましたが、彼は何を思うのだろう?

しかしA3とゼロックスがなくて、一試合分速く敗退したとはいえ同じようなスケジュールをこなしている彼らの活き活きとしたパフォーマンスを見ていると、正直うらやますぃ(苦笑)誠剛頑張れ、超頑張れ。

ということで久しぶりに大まじめに書いてみましたが、何を書いてるのか、何を書きたかったのか自分でもよくわからなかったりします。レッズの所で「色」と言うのを書きましたが、Fマリノスの色は何なのかな?僕の考えでは「透明」なのかなと思ったり。まあとにかくこれでJは一時中断で再開は7月ですね。まあとりあえず、また「Jリーグあれこれ」でまとめてみます。ということで「おいおい、引き延ばした割には意味わかんね~よ」と思われた方、ごめんなさいと思いながら、今日はここまでです。

スタジアムの中で諍い事があったようですが、僕は余り興味がないので書きません。そこの人間ではないしね。しかし、ユーヴェとマリはサッカーだけでなく周辺環境も似ているなぁ。いくら入っても入ってるように見えないスタジアム、アクセスの悪さ(これはそれほどでもないのかな?横国は)、サポの熱さに比例しない強さ(まあサポが熱かろうが強けりゃ勝つと言うのを証明している感あり、無力ではないのは重々承知の上で。でも熱いのが勝ってたらレッズは既にチャンピオンじゃなきゃおかしいし、ユーヴェがセリエで一番優勝してるのもおかしいという訳で)まああくまで僕の思うところなので(ぼそっ)

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Comments

はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいてます。(あれ?文章おかしいかな?)

自分はよくサッカーの事は判らないので
なんとなくマリノスが好きでしたが、
マリノスの色は「透明」とあって、解釈は違うのかもしれませんが、少し好きな理由が判った気がしてスッキリしました。

浦和戦の上野選手はどうでしたか?
これからも楽しみにしています。頑張ってください。

Posted by: ナツキ | May 18, 2005 at 03:51 PM

ナツキさんはじめまして。コメント&ありがたいお言葉ありがとうございます。いつも読みにくい文章で申し訳ないです。

サッカーの解釈なんてインスピレーションなので、個々の感性で楽しんで行けばいいのかなと最近思っています。わかってようがわかってまいが、サッカーの喜びは変わらないのかなと。

透明というのは日本のサッカー的には余り迎合されるモノではないのかも知れませんが、それも又魅力なのかなと思っています。

上野さんのことは又選手評(タイミング逃しまくりですが)で書きたいと思います。余り良い出来ではなかったですねとだけ。これからもマイペースで頑張ろうと思うのでよろしくお願いします。

Posted by: いた | May 18, 2005 at 04:26 PM

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