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May 05, 2005

この苦闘の中に何を見るか@J1 第10節

今日は勝てると思ったんだけどなぁ・・・・。サッカーは難しいです、本当に難しい・・・・。勝利の女神も気まぐれだなぁと思うけど、こういう時に自らの手で切り開かなきゃ行けないのね。この暗い道の中にFマリノスは何を見るんだろう・・・・・。とにかく。

J.League Division1 第10節

Fマリノス 1-1 エスパルス@日産スタジアム「77分間のパーフェクト」
F.Marinos:34'安貞桓 S-Pulse:78'曹宰榛

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、松田直樹、河合竜二、MF那須大亮、上野良治(→84'中西永輔)、田中隼磨、ドゥトラ、大橋正博(→52'山瀬功治)、FW安貞桓(→87'坂田大輔)、大島秀夫
エスパスタメン:GK西部洋平、DF市川大祐、斉藤俊秀、森岡隆三、山西尊裕、MF高木和道、岩下敬輔(→73'西野泰正)、沢登正朗(→49'平松康平)、チェ・テウク、FW久保山由清(→66'佐藤由紀彦)、チョ・ジェジン

レポートとしては省略、書きたいことがあるので。簡単に振り返れば、エスパの攻め手をきっちりと封じ、ビルドアップに苦しむモノの流れが出てきてからはイイ攻撃もあって、そろそろ先制点欲しいなって所で安様が彼らしいドリブルワークからの強烈なシュートを角度のないところから西部の肩口を抜いて先制。その後も大して押し込まれることなく、カウンターだけの相手をいなしながら追加点を狙い、そして78分、ほぼパーフェクトに進めてきた試合の流れを一瞬の隙によって無に帰してしまい、またも勝ち点3を逃す結果になってしまいました。

正直言って余裕で勝てる試合でした。エスパもよく走って良くアプローチに来ていたけど、きっちりと前で流れが出来ていて、追加点を取れるチャンスも沢山作った。もちろんそこで取れなかったというのがこのドローの原因なんだろうけど、本当に良い形が出来ていた。まだまだビルドアップは相変わらずスムーズに出来ないし、動きだす選手が少なく入れ所がないから前に蹴っておけというのも多いし、それを見てもボランチはボールを引き出す動きをするという意識が少ない、とかネガティブな部分は確かにありました。が、この試合は確実にポジティブな部分の方が多かったのも事実です。マリノスらしい前に入ったときの後の連動が出てきた事が一つ。疲労もあるだろうにアウトサイドが高い位置に張り出して、まるでアタッカーのような積極性を持った隼磨やドゥトラの距離感の取り方とインターセプトからの突破とか非常に良い出来で、攻撃が活性化した事が一つ。安のコンディションも良くなって、キレが戻って単独の仕掛けもよく、また周りが見え始めてチャンスメイクにも才能を発揮してくれたのが一つ。他にも那須が攻撃にも良い形で顔を出したりとか、大橋がサイドだけでなく中でイイサポートに入りながらアクセントになったりと攻撃面では本当にポジティブでした。確かに追加点を取れなかったことはこのドローの大きな一つの原因と書きましたが、何よりもこれを守りきれない事が良くないのかなと。

元々点差を付けて勝つチームじゃない。だからこそ、こういう試合を確実に獲らなければならない訳で、今日の試合の中では最近の不安定さが顔を潜めていたけど、一番気を付けていたシチュエーションで気を付けていた選手にやられての失点。結局は同じ事。89分間イイ試合をしても全部同じ。確かにエスパとしては最高の形でした。ユキヒコのキックから一人をスクリーンにして森岡が大外で折り返し、中で待っていたチョ・ジェジンがフリーとなって(逆に言えば西野がマークしてるような形になってた)強烈な高さでヘッドをお見舞いしたということで、獲るべくして獲ったという形でした。でももし(勝負事で「でも」とか「もし」は禁物だけど)最後まで競り合ってむしゃぶりついて競り合っていたら、少しでも体勢が狂ってあんな強烈なヘッドが飛ぶことはなかったかも知れない。最後まで身体を寄せていたら折り返させずに事なきを得たかも知れない。確かに頑張ってるかも知れない、でもサッカーに置いては大事な場面で頑張れなきゃ意味なんてないし、全てが無に帰してしまう。ここのところ、仕方ない、しょうがないとか疲れてるとか身体が動かないとか言うコメントがあるけど、こういう所でこそ最高の集中力、最高の執念、最高の我慢をしなきゃいけないわけで、勝負所を心得ているのならそういうDFをして欲しいところです。言い訳なんていらないし、結果で示して欲しい。こういう失敗は今シーズン何回目?同じ間違いはしちゃいけない。

先に書いておくけど、今の状態ではもう「まだまだ」なんて言えない。2003-2004シーズン、リーガ・エスパニョーラでバルサが終盤13連勝(だっけ?)して猛追を掛けたけど、結局前を走ったバレンシアには追いつかなかった。原因は序盤の低迷による前との開いた差。そういうことだと思う。いきなり首位に立たなきゃダメだというつもりはないし、Fマリノスはリーグ終盤に強さをもってるからそんなに心配するなとか言われそうだけど、今日の鹿島の試合を見ても相当安定しているし、もともとポテンシャルは高くて勝つ味を知っていて、それを思い出したクラブというのは崩れにくいと思う。ましてや勢いだけで勝っているチームじゃない。だからこそ今からも危機感を持ってやっていくことが必要だと思う。まあ今は仕方ない部分も確かにあるし、プライオリティとしては次の次が一番大事なわけで犠牲にすることも必要だと思うけど。でも「もう」とは言っていられない。てゆうか甘やかして良いことないってとことん思った。

エスパの方は簡単に。前でフォアチェックを掛けて相手のビルドアップのきっかけは奪うことに成功しましたが、中盤での狙い所が定まらず、完全に劣勢に陥ってしまいましたね。ただ、その中で西部を中心に安の一発に何とか凌いで、カウンターで狙いながら一番の大きなチャンスだったセットで最高の形で追いついた。守備に置いては手応えを感じていたのか、確かに崩されていましたが、チームとしてきっちりとカバーの意識で踏ん張ったことはまた自信を深める結果になったのではないでしょうか。ルーキー岩下の質の高い危機察知能力と守備センスの良さは、こういうプレーヤーだからこそこういう状態でも先発で使えたと言うことでよく頑張っていたし、これからの期待が出来る出来だったのではないでしょうか。まあ伊東輝・杉山浩太(見たかった!)の怪我ということはあるにしても。攻撃に置いてはカウンター一辺倒というかスペースを簡単に使うという意識は高かったけど、相手の守備が大きく崩れなかった事もあって、自分たちの型としてのサイドアタックは崩しもイマイチで、その辺がこれからの課題でしょう。中でチョ・ジェジンがかなり色々な動きをしながら、裏を狙ったりポストになったりと豊富に動いていただけに後はチャンスメイク次第なのかなと。チームとして守備という基盤をしっかりと整備するというのが、低迷を打破するために必要な要素!という方向性を感じるチーム作りがよく見えました。

まあとにかく頑張りましょ。手応えとしては本当に出来が良かったし、後はゴールを獲るだけだし、勝つだけでしょ。まあそれが難しいわけですが。後は結果だけ、チームは上向き。下向いてもしょうがない。

ということで選手評書きました。よろしかったらどうぞ。→J1 第10節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

FC東京 0-2 鹿島@味スタ「深い森の中」
Kashima:17'&41'本山雅志(半分は興梠慎三で)

FC東京スタメン:GK土肥洋一、DF加地亮、茂庭照幸、ジャーン、迫井深也(→57'小林成光)、MF今野泰幸、宮沢正史、馬場憂太(→50'ダニーロ)、FW石川直宏、栗沢僚一、近藤祐介(→75'増嶋竜也)
鹿島スタメン:GK曽ヶ端準、DFアリ(→89'阿部敏之)、大岩剛、岩政大樹、石川竜也、MF小笠原満男、青木剛、増田誓志(→80'内田潤)、本山雅志、FW興梠慎三(→71'本田泰人)、鈴木隆行

上が長くなっちゃったので簡単に。

FC東京は改めて「勢いのチーム」であり、勢いがなくなるとチームとして、方向性がばらけてチームとして機能しなくなってしまうと言う感じでしょうか。序盤はスピードアップしてどんどんサイドのスペースを狙っていって、勢いのある攻撃をしていましたが、初めての鹿島のチャンスで失点(鈴木がサイド深くでキープの後、サポートに来た石川へ落とすとクロスボール、この時ボールウォッチャーになってしまったDFがファーに逃げた興梠へのマークが外してしまい、その流れた興梠がフリーでヘッドで合わせるとバー直撃、それを本山が一足早く反応して押し込みゴール)してから、鹿島が落ち着いてペースとリスクをコントロールし始めると、スペースが消えてボールが回らなくなり、ビルドアップでさえままならなくなってしまった。攻めたいんだけど攻められず、ボールが来ても焦って仕掛けてボールロスト。もちろんボールを引き出し、サイドで勝負という形を狙っているのはわかるのですが収縮と展開という抑揚がなくなってしまって、縦の組み立てしかなくなってしまい単調になってしまったのかなと。
基本的にFC東京という攻めるなら攻める、守るなら守るといった感じで何をするのかわかりやすい時は良い試合が出来るけど、こういう風にイナされて焦らされてペースを崩されるとチームのバランスもおかしくなってしまって、チームとして段々混乱しちゃうのかなと。後半は攻めるということで考えもはっきりして、鈴木隆行のPK失敗で勢いが出て又チームの流れが徐々に好転したことを見ても、そういう部分が現在のFC東京にとっては生命線なのかも知れませんね。失点シーンはチーム状態が完全に閉塞した中でどこか集中力散漫な感じになってしまってボールウォッチャーになってしまい、そこを非常にアグレッシブだった興梠に突かれてしまった訳ですが、普段ならこんなに緩いDF陣じゃないことを考えても精神的な脆さを露呈してしまったのでしょう。どこかにボールを落ち着かせてうまく散らしたりしてコントロール出来る存在がいたら(そう、まさに対戦チームの小笠原みたいに)また違ったのかなと思いますが、これがまさに課題ですね。うまくいかないときだってある、だからこそそういうときにどうするのか、それが本当の力だと思いますから。
ただFC東京としては一人に頼るのではなく、チームとしてやっていかなければならないのかなと。今は第一期が終わってもう一個大きくなるための生みの苦しみなのかも知れませんね。

鹿島は逆に非常に大人なチームという印象を受けました。まあ結果として前半の二つのゴールを奪ったわけですが、その最大の殊勲者は間違いなくルーキーの興梠。色々と動いてかき回して、スペースを狙っていた嗅覚というのを存分に発揮。それを活かした鹿島の中盤というのもあるのですが、彼を捕まえきれなかった事がFC東京にしてみたら痛かったです。チームとしても誰が出てもやることが凄いはっきりしているということですが、確かにその辺の共通認識というのが徹底されていましたね。苦しいときは耐えて、ボールを持ったら速く行くか、コントロールするのか、そういうのが良くできていて、チャンスの時には思い切りよく仕掛ける。まあ相手が崩れたというのもありますが、彼らが間接的に崩したというのも言えると思いますし、チームとしての懐の深さを見せたのかなと。

まあとにかく鹿島が非常にクレバーで、FC東京は若さを露呈して、それが結果に表れたということでしょうね。コオロギを見てるとうらやましくなっちゃう。苦しいときに若い選手が勢いを付ける・・・・かぁ。マリにはなかなかないね。必要な要素だと思うのだけど。

ではその他の試合。10000ゴールにはなりませんでした。
ジュビロ 2-1 ガンバ@ヤマハ「勢いと経験と」
Jubilo:33'前田遼一 78'カレン・ロバート Gamba:30'アラウージョ

ジェフ 1-1 サンフレ@市原臨海「恩返しの一発」
Jef:57'阿部勇樹 Sanfrecce:18'佐藤寿人

楽天 0-1 レッズ@ウイング「必殺技」
Reds:29'田中達也

セレッソ 0-0 ヴェルディ@長居「Vの魂当たったかも(賞金なし)」

アルビ 2-1 ふろん太@ビッグスワン「必殺技その2」
Albilex:48'船越優蔵 84'アンデルソン・リマ Frontale:36'ジュニーニョ

アルディージャ 1-0 レイソル@埼玉「勢いの差?」
Ardija:40'トゥット

グラ 0-0 トリ@瑞穂「頭の痛いネルシーニョ」

ということでこないだの試合に比べてゴールが入らなかったこともあって10000ゴールには届きませんでしたね。まあそれは良いとして、結構怪我人が出ていることもあって若い選手の活躍も目立ちますな。これを使うのも監督の勇気なのかも知れませんね。マリは狩野がデビューしたけど、なかなかチャンスがないね。こういう停滞した時には思い切りの良い選手というのもまた切り開く鍵になるのかも。又そういうことで育つわけでそういう意味では岡ちゃん、申し訳ないという前にチャレンジしようぜ!まだまだ出来ることはあるし。ということで今日はここまでです。

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