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May 30, 2005

夢の終わり、現実の強化へ -これからの日本代表-

Jリーグが、開幕して十数年、そして共に日本のサッカーは急速な進化を続けてきました。そしてその集大成が代表における日韓共催の自国開催WCでのベスト16と言う形となって出たと思います。そして急速な進化の10年の後、次のステップに進むはずだった日本代表は大きな進化から一転、停滞に苦しんでいます。色々な原因があると思います。監督、協会、スケジュール、コンディションなどなど数え上げればきりがないかも知れません。ただここで一つ思ったこと「今までのような急速な進化は誰が監督であろうともう望めないのかも知れない。停滞の中で着実に積み上げていかないとこれ以上の進化も望めない。」

ということで、これからの日本代表への僕の考えと思い(ホントなら書いてあったやつを上げたかったんですよ。でもそんな雰囲気じゃないですから違う感じで。まあこれとは全然違う内容だったんですが)

成長した日本、これから更に強くなるのは難しい。

単純なことですが、どうして強豪国が強く、中堅国はその強豪国を超えられないのか。それはサッカーの大きさの違いなのかなと。でもそのサッカーを入れる箱を大きくするのは限りなく難しく、それが出来ないから強豪国の壁を超えられないのかなと。例えば、ポルトガル。例えば、パラグアイ。例えば、ベルギー。例えば、メキシコ。ワールドカップの常連だったり、非常に高いポテンシャルを持ちながらも、それでも足りない何か。そういう国々と同じ悩みを今現在日本も共有しているのかも知れない。逆説的に考えれば、ある程度のステージにまで昇ってきた証明なんだと思う(うぬぼれかも知れないけど、それくらいのポテンシャルになってきたのかなと)

ここまでは「箱の中を満たす強化」だったと思う。自分たちの持つポテンシャルを活かしきれず、常にその力を発揮出来ないまま(自分たちがどのくらい力を持っているのかわからないまま)敗れてきた。その屈辱の連続の中で本格的にサッカーに力を入れ始めた日本はこの10年、Jを作り、経験を持った有名外国人を招聘し、育成組織を整え、代表強化により力を入れ、そして経験を積み上げてきて、「箱」の中身を満たしてきた。そして満杯になったところが2002年のWCだったと思う。大会レベルの問題だったり自国開催だったりとかあったけど、「箱」が満杯になったところで世界の16番目。中堅国としては十分な成果だし、ある程度どの国と試合をしてもまともなゲームが出来る力は付いてきた。ただこの先、もうそのような成長を促進するような刺激は早々見つからない。今までは新しいモノに触れ、色々な初体験を通してその景色を見て、様々な刺激を栄養にして、強くなってこれたけれど、もうある程度やってきた。もうその材料がなくなってしまった中で、これから強くなるためには、より「地道な積み上げ」が必要なのかも知れない。もちろんそれでブラジルやアルゼンチン、イタリアやフランス、ドイツやイングランドやオランダに勝てるかと言ったらわからない。そういう列強も常に進化しているのだから。でも強くなる方法はそれしかないとしたらそれを覚悟してやっていくしかないのかなと。

そのためにも日本もこれからはより大きな「箱」を作っていかなきゃいけない。もちろん箱を満たす作業をしながら。難しい作業なのは先人の例を見ても明らか。「箱」を大きくしても中身が伴わなきゃ負けちゃうし、「箱」が大きく出来なきゃやっぱり負けちゃう。でもこれからも続くもどかしい苦労の中で地道に強化していく覚悟が必要なのかも知れない。そう、「すでに違うステージでの戦いに入ってきている」

急速な進化の後、もがき苦しみながら道を探すこれから。

「箱」を例えに色々と述べてきましたが、日韓共催のWCを経てドイツWCに向けて発足したジーコの率いる日本代表において新しいチャレンジが始まった訳ですが、早くもその厳しさを味わっています。作ろうとした「箱」の大きさに夢を馳せ、そして「箱」の大きくするどころかいつまでたっても「中身」が入ってこない現状の「箱」に失望している。でもこれも又経験だと思います。どの監督でもこの作業は難しい。元々大きな箱を持っている国ではないからこそ、「箱」を大きくするための様々な努力をしていかなければならないし、迫る予選に対して現実的な強化も平行してやっていかなければならない。その理想と現実をバランス良く進めていくのは口で言うほど簡単な事じゃないのかなと。もちろん「箱」を大きくするのは代表強化だけでなく、若年層や指導者の育成、より充実したリーグ、それを見て判断し監視する外側からの厳しい眼など総合的にサッカーを強くするための様々な要素を総合して結果として日本という「箱」が出来てくるのかなと思います。しかしそのアウトプットが「A代表」、現状を考えれば新しいアプローチで代表に対して考えていく必要があるのではないでしょうか。「無限の可能性を日本代表は持っていない。ロジックだけで箱は大きくならない。」

上にも書いた通り今までの10年と同じようにトントン拍子で世界の階段を昇っていくことは難しいでしょう。これからは自分達がしっかりとしたビジョンを持ち、よりよい戦い方を探し、新たな強化方針を定め、更なる才能の発掘・育成をし、より深いサッカーへの理解を持ちながら、色々と考えて強くなるために必要なことを手探りながらしていく地道な積み上げが必要になってくると思います。その中では停滞したり(サッカーに置いては停滞は下がるのと一緒かも)、思わぬスランプに陥ったり、今回のように合わなくて失敗したり、と結構沢山苦しみが待っているかも知れない。今回の失敗は予兆として出ているのかも知れませんね。非常にもどかしく、辛いことだけど考えることをやめてはならないのかなと。受け入れ、糧とし、又それを積み上げることで、より明確な「日本のスタイル」を作り上げるために。

何となく、もっと出来るはずだと思っているのですが、現実的に考えてこれじゃ強くならないと思っている自分がいます。しょうがない部分なのかも知れないけど、新しい価値観は見つからず、明確なビジョンを持たないまま監督に任せた始まり自体が間違っていたのかも知れない。そして現状の失敗とも言える状況に対して監督に責任を押しつけるだけの状態を考えたら、結局監督任せの日本サッカーは変わっちゃいない。協会だけじゃなく、外から見ているモノにしても監督になすりつけて心機一転新体制で望めばうまくいくと思っている部分もまた進化がない。監督が当たりだったら強くなり監督がダメだったら弱くなるなんて、日本のアイデンティティのなさを物語っている気がする。正直トントン拍子に強くなるのかという事に関してそんなに簡単な事じゃないと思っていたし、これが中堅国の味わってきた苦しみなのかなと感じてます。強くなりたいから新しいモノを取り入れるんだけど新しいモノがまた合わなくて、下がっちゃったりしている現状ですが、これを受け入れなければ次の一歩はないと思う。サッカーに置いて無駄なモノはないと思うので、その停滞もまた良いサンプルとして消化し、その経験を蓄積する作業を怠ってはいけないのかなと。きっとこれからこういう事は又起こると思う。求めることの難易度が上がるのだから、失敗する可能性も上がるというのは必然。ましてやナショナルチームを取り巻く環境は悪くなるばかりなのだから。もしかしたらそれなりの犠牲は払わなければならなくなるかも知れない。これからはより質の高い今まで以上の努力と情熱、そして失敗しても受け入れ糧と出来る精神的な強さ、忍耐が必要なってくるのかなと。もちろん日本のようにより本格的に強化して強くなってくる新興国に後を追われるだろうし、上ばっかりも見ていられなくないけど。中堅国の苦しみをこれから本格的に味わうことになる中で、今のままではいけないのかも知れない。

一応書いておきますが、別にジーコを擁護したいとかそういう気持ちはないです。ただ、今までと違ってレベルの違う強化が必要となっているし、それが実を結ぶかもわからない難易度の高いアテンプトなだけに、今までのように成功し続ける事は出来ないと思う。それが現状の日本が立っているステージの難しさなのかも知れない。上を見ればキリはないけど、失敗すればすぐに危機的状況に陥ってしまう。でも何が必要で何をしなければならないのかわからないし、明快な答え自体ない事をやろうとしている。これからの停滞の10年、ちょっと苦しいことになるかなぁと思ったり。夢のような時間は終わり、現実の中での強化に難しさを感じています。

「盛者必衰」。衰退は嫌だけど、衰退しても支えなきゃいけない。暗黒の時代に逆戻りはしたくないですからね。何となくジーコジャパンに対して自分も含めて呆れモードになっているけど、それって怖いことだなぁと思いました。なのでこれからはちょっとは積極的に色々と考えてみようかなと思います。ということで単なるつぶやきでオチもなくすいませんが、今日はここまでです。

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May 29, 2005

最近スタイルになってきた沢山のニュース雑感。

不機嫌な話題はとりあえず置いておいて、色々と面白い話題が出ているので、ニュースやります。それとあの激しかったUCLの後日談なども乗せようかなと。それでは。

・紆余曲折のワールドユースメンバー発表。

FIFA ワールドユース オランダ U-20 日本代表メンバー

団長:田島幸三
監督:大熊清
コーチ:吉田靖
GKコーチ:加藤好男

GK: 
1 松井謙弥(ジュビロ)
18 山本海人(エスパルス)
21 西川周作(トリニータ)

DF:
2 水本裕貴(ジェフ)
3 吉弘充志(サンフレッチェ)
4 小林祐三(レイソル)
5 増嶋竜也(FC東京)
16 高柳一誠(サンフレッチェ)

MF:
6 伊野波雅彦(阪南大)
7 梶山陽平(FC東京)
8 中村北斗(アビスパ)
10 兵藤慎剛(早稲田大)
12 水野晃樹(ジェフ)
13 苔口卓也(セレッソ)
14 本田圭佑(グランパス)
15 船谷圭祐(ジュビロ)
17 家長昭博(ガンバ)

FW:
9 平山相太(筑波大)
11 カレン・ロバート(ジュビロ)
19 前田俊介(サンフレッチェ)
20 森本貴幸(ヴェルディ)

Schedule:
6/10(Fri)20:00 vs オランダ(Kerkrade)
6/15(Wed)17:30 vs ベナン(Kerkrade)
6/18(Sat)16:00 vs オーストラリア(Kerkrade)

6/21(Tue)/6/21(Wed) Round of 16
6/24(Fri)/6/25(Sat) Quarter Final
6/28(Tue) Semi Final
7/2(Sat) Final/The 3rd Place Match

JFA Official

と言うことでワールドユースメンバーが発表になりました。最後までテストが続きながら競争して、後は選考者である好みというか判断に委ねなられる部分が大きく大熊監督しても迷ったようですが、とりあえずこのようなメンバーで行くようです。

ロジカルな要素というか放り込みサッカーに適応するべくフィジカル的要素や戦術的従順度の高い選手を好む選手選考になるのかなと思いましたが、中核と期待されながら故障の連続でほとんどこのチームで稼働出来ていなかった梶山や余りJでは試合に出れていない船谷の逆転選出には驚かされました。高い技術力を基調としたゲームメイク能力に優れた選手ですが、逆に運動量やフィジカル、守備貢献などには余り多くの期待は寄せられない部分があるだけに、放り込みのワーワーサッカーを志向する大熊氏がこのような選手達の選出に拘ったことには、驚きの一言。ただ彼らは才能的には選ばれて大きな経験を積んで欲しいと思っていただけに(特に梶山にはね)この選出に応えられる経験を積んで欲しいなと。

で、逆に落ちてしまった選手達。原一樹(駒澤大)とか杉山浩太(エスパ)、河本裕之(楽天)などなどは最後まで迷うぐらい最終選考に残っていたと思いますが、まあWYが全てじゃないし、WYに出れなかったからと言って、将来に不安を抱えないで欲しいなと。アテネを思い出してもWYを経験していない選手も多かった訳だし、A代表にまで上り詰めた大久保や松井、阿部などもWYには出ていないのだし。前を向いて、この悔しさをJにぶつけて、より質の高い経験を積んで欲しいなと。しかし杉山連れて行って欲しかったな・・・・(MFとしての総合的な能力としては一番高いものを持っていただけに・・・・残念)トゥーロンにねじ込んでもらえないかな?

結構納得出来る選考だと思います。チームスタイルに犠牲になる選手達が結構多く出るかなと思いましたが、才能重視のメンバーに見えるぐらい技術的に信頼出来るメンバーなのは嬉しいです。後はピッチの中で勇気を持ってボールを繋いでいけるかが鍵なのかなと。平山頼みの放り込みから脱却出来なければ、彼らがメンバーに入った意味が何だったのかと落ちたメンバーも思うだろうし。この世代の技術力の高さ、Jでの経験などは過去を振り返ってもかなり高いレベルにあると思う。だからこそその自信をプレーに表して欲しいなと。

で、3連敗でも良いから、どんどん個々の良さを前に出して、世界の逸材達とやり合って濃い経験をしてきて欲しいなと。びびって個での勝負を避けて、逃げるサッカーをしても余り掴むモノはないと思う。よく言われるより多くの試合数をこなすこで・・・・うにゃむにゃなんて幻想。とにかく勝負!ガンガン仕掛けて欲しいなと。個の躍動に期待しています、スカウトされるぐらい目立ってこい!

・祭りの後。敗者の思い。
ベニテス監督、ジェラードを絶賛(uefa.com)
レッズ復活に欧州全土で称賛の声(uefa.com)

と言うことで選手コメントとヨーロッパ各国のこの試合の論評。称賛を惜しまれないリバポへの評ですが、ミランへの言葉に詰まるイタリア紙のコメントが辛すぎる。僕も同じようなことを書いたけど、ミランにとっては大きな傷の残る試合だったなぁと。

信じられない。ミランはPK戦の末に、1度手中に収めていたトロフィーを失った。つらい、いや、つらすぎる形で。あり得ないことが起きたからだ。最初の45分間に3得点を奪い、格の違うプレーを展開し、素晴らしい動きで相手を圧倒していたチームが、6分間で3点を失うなんて。ハーフタイム後のあの6分間が致命傷となり、すべては台無しとなった。

ガゼッタ・デロ・スポルト(イタリア紙)


延長に入ると圧倒的な力を見せていたので、ミランの疲労がどうこうという問題ではなかった。とにかく、後半序盤の考えられないような6分間が、すべてだった。この6分間のプレーがものを言い、前半に屈辱を味わっていたリバプールが成功を収めた。信じられないというのが、われわれの正直な思いだ。

コリエレ・デロ・スポルト(イタリア紙)

あの6分間の「空白」にミランは大きな代償を支払ってしまったと言うことですが、彼らはチャンピオンになるにふさわしいパフォーマンスだっただけに、本当にあり得ない敗北だったなぁと。敗者に何も残らないのがこの世界の常とはいえ、あまりに痛々しい終わりだったなぁと。

リバプール凱旋に75万人!(ニッカン)
リバプールの人々が王者を称賛(uefa.com)

リバポのサポは色々と溜まってただろうし喜びが爆発した様子が色々なところで出ていますね。この優勝は彼らが勝ち取ったモノとさえ言えるぐらいの素晴らしい声の力。そしてそれを喜ぶ人たち。赤いよ、赤すぎる。

往年の戦いを呼び起こした決勝(uefa.com)
リバプール復活の戦い=欧州CL(スポナビ)
リバプールとミランの交差する運命=欧州CL(スポナビ)
個性派まとめ欧州制覇 就任1年目のベニテス監督(スポナビ)
ミランvsリバプール選手採点=欧州CL(スポナビ)
リバプール、欧州CLにおける今シーズンの採点(スポナビ)
ミラン、欧州CLにおける今シーズンの採点(スポナビ)

沢山出ていましたが、気になるのを備忘録的に集めておきました。採点を見ても、ミランとリバポは本当に対極の勝ち上がりをしてきたなぁと・・・・。グループリーグ最終戦のジェラードのスーパーミドルがなかったらこの歓喜はなかったことを考えると、改めてリバポとジェラードの印象度の強さを感じます。あとは、ベニテス。モウリーニョと共にこれで世界トップレベルの仲間入りみたいになっちゃってより遠くに行っちゃったなぁ(泣)罪は重いよ、バレンシアフロント・・・・。

ということで今年はこれで終わり。来年又凄いの見せて!リバポはこれやれば?せっかくだし。

・本格的に大きな動きが見えるヨーロッパ。
バルセロナ、F.トーレス獲得を狙う=スペインL(スポナビ)
エスケーロ、バルサ移籍を発表(marca)

121億-サビオラ+リケルメでおいくらかしらん。でもバルサは来期に向けて着々と動いているようで、こないだ乗せたファン・ボメルに続き、ビルバオのエスケーロ獲得を発表と着々と動いているだけに、後は大物って感じなのかも。エトーは出さないだろうけど、ちょっとだぶつき気味なだけに、実現の可能性は薄いかな・・・・。エスケーロはバックアップとしては良い存在だと思う。

で逆にアトレチコはフィーゴが欲しいみたい。(ソースはスポナビ)ライバルからライバルへ、そしてまたライバルへ。フィーゴって凄いね。

トマソン、デポルの誘いに好感(marca)
デポル、トマソン・ドラソー獲得に向けミランと交渉(marca)

もう一個マルカ経由で。ミランはジラルディーノやらロナウドやら(ロナウドはいらないでしょ?)噂が出てそうなると、押し出されそうな感じのトマソンに出直しのデポルから誘いが来てるらしい。まあどうなるかわからないけど、クレスポの去就次第かな?決まるのはちょっと先になるかなと。
ドラソーは可能性あるかも。ドラソーも若い選手じゃないし、リヨンの活躍を見ていたら出場機会的にはっきり言って物足りなすぎる一年だったのは間違いないし。まあ一年目でカルチョへの順応という部分で苦しんでいたから、仕方ないにしても出た方が利口かも知れない。そんなミランはお構いなしにフォーゲル獲得(ソースはスポナビ)。PSVは去年はアタックライン(ケジュマン&ロッベンをチェルスキーに、ロンメダールも放出)、今年は中盤と、もっていかれまくりでヒディングも毎年大変だよね・・・。

新監督にクーマン氏 フェイエノールト(スポナビ)

有名じゃない方の(?)クーマンさんがフリットの後釜になるそうな。シンジは来期残るのかわからないけど、エレウィン・クーマンって有名なの?

・伝統の餞別ゴール、ありがとうマルケス。
魅了し続けたマルケス 名古屋最後の試合で決勝点(スポナビ)

イヴォ再びって感じだけど、マルケス本当に好きだったから本当に寂しい。すぐに破棄して日本に戻ってきて欲しいぐらい。でマリノスに来て欲しい。

あのテクニックと底の見えないプレースタイル。左サイドはマルケスゾーンだったし、あのスラロームな流れるプレーは綺麗だったなぁ・・・・。とにかくお疲れ、新天地でも頑張って!

と言うことで長くなっちゃいましたが、今日はここまでっす。

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May 28, 2005

心優しきテクニシャン募集。

このブログを読んで下さる方々にお願いがあります!

このブログはココログ・ベーシックのプランでこの場所で運営しているのですが、テクニックがなくてカスタム出来なくて困っています。何となく味気なくて少しカスタムしたいのですが、正直やり方がわかりません。というか全く話が見えないんです(苦笑)

で、どなたかココログ・ベーシックを使ってるけど、カスタムしているよ!またやり方わかるよという方!

どなたかカスタムの仕方を手取り足取り教えて頂けないでしょうか!

もう少し華やかと言うか今の味気ないページを少し変えたいなと思っています。そして少しでも見て頂いてる方に便利な機能なども付けたいなと思っていたので。一応どんなことをやりたいのかと言うのをはてなの方に書いてあるので、

「しょうがねぇな、助けてやるぜ!」という心優しきお方、覗いて見て、助けてくれたら幸いです。

と言うことでカスタマイズ希望論。(僕の読書+日常日記)

と言うことでこのエントリーのコメント欄でも果てなのコメント欄でもメール(itaruru0612★hotmail.com です、スパム対策で★の所は@で)でもお待ちしています。よろしくお願いします!

これが出来た暁にはタイトルも変えて、リニューアルしようかなと思ってます(こっそり)

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ぬるま湯の中のハポネス@KIRIN Cup 2005 vsUAE

又負けちゃいましたね。引いた相手を崩しきれずにカウンターに沈むという見事な展開でしたね。正直言って微妙な出来というか、もの凄い悪い訳じゃないんだけど、特に良い訳じゃないし、そういう感じの試合でしたね。ペルー戦と比べてシンジが入ったことで改善された部分もあるんだけど、そこまで持って行くスムーズさに欠けたり、非常に戦う意志に溢れ戦い続ける選手もいるけど、集中力の欠けたプレーをしたり戦う意志の見えないプレーヤもいたりと、何か温度差を感じました。まあ簡単に。

KIRIN World Challenge KIRIN Cup 2005
日本 0-1 UAE@ナショナルスタジアム「ぬるま湯の中のハポネス」
UAE:69'アロ・アリ

日本スタメン:GK川口能活、DF田中誠(→77'茶野隆行)、宮本恒靖、坪井慶介(72'本山雅志)MF福西崇史(→82'稲本潤一)、小野伸二、加地亮、アレックス、小笠原満男、FW大黒将志、鈴木隆行(→65'玉田圭司)
UAEスタメン:GKイスマイル・アビー、DFモハメド・ハミス、オムラン・モハメド、アデル・ナシーブ、MFサレハ・アブドラ、アリ・アバス、ハイダル・アロ・アリ、ナワフ・ムバラク(→87'サウド・ジャシム)、ユセフ・アブドルアジス(→81'レダ・アブドルハディ)、FWイスマイル・マタル、ファイサル・ハリル

試合展開に関しては、ご覧になった方も多いと思いますし、大した試合でもなかったので簡単に。まあ日本が引き気味に迎えられるUAEに対して、様々な展開を絡めて崩しに行くが、フィニッシュまでなかなか繋げられず、度々日本のミスからUAEWYのMVPのイスマイル・マタルを中心としたカウンターに脅かされる。そして後半、その流れの中で楔→落としというダイレクトを絡めた展開からスルーパスを通されると、右サイドで坪井を振り切ったアロ・アリがスムーズにうまくコースへ流し込んで先制。この後日本が選手を入れ替えながら、攻勢に出るモノの結局フィニッシュになかなか繋がらないまま取り返すことが出来ずにタイプアップの笛を迎えた、そんな感じでしたね。では気になる所を。

小野伸二がもたらしたグループにおける共通意識の向上、それでも遠いゴール

今日一番目に付いたポジティブな面として、シンジが代表に帰ってきたことで小気味よくボールを回しながら、彼がボールと共に前に上がっていくプレーをして、ペナ付近でダイレクトプレーを促す形で攻撃の変化がもたらしたことです。特に良い距離感を保てた時にランニングを活かすダイレクトプレーが出たりと、非常に引いた相手に対して崩す可能性が見えました。

しかしそれでもゴールは遠かった。サイドを崩す意識の高さと裏腹にゴール前に詰める意識は薄く、結果として余りゴールに繋がらないプレーになってしまう事が痛かった。大黒に関しては常にゴールを意識しながら動いていたと思います。それを証拠にペナに入る回数も多く、惜しいチャンスもあった。しかし相棒の方がポストへの意識が高くなりすぎてゴールを取りたくないようなプレーに終始。ポストプレーヤーの意味をはき違えたプレーを覚えてしまったFWにゴールの匂いは全くなく、挙げ句の果てにボールに反応出来ずにがむしゃらさえなくしてしまっているような感じがしました。もちろんここまで頼りになる選手だとは思いますが、どうしえも牙の抜けたオオカミにしか見えない。UAEのトップの選手があれだけ体を張っていた事、DFライン深くで受けることの意義などを逆に教えてくれていたようなプレーぶりだったことを考えると、もう少し考えてプレーしろよと声を荒げたくなるような感じでした。何か前監督からFWの意義というのを見失ってる感のある日本のFWですが、本来の仕事というのをもう一度考え直すべき時が来ているのではないでしょうか。フォアチェックでの守備貢献もファールゲットも楔を受けて攻撃を繋ぐ仕事もあくまでオプションに過ぎないのですから。カレーにおける福神漬けのようなもんです。でトップ下に関しても、シンジを活かす意識はかいま見えるものの、存在感まで消してしまい消極的な出来。ランニングも出来る選手なのだけど、どうも主役を奪われてふてくされているようなプレーぶりが多く、非常に緩慢なプレーは目に余る出来でした。もちろん個人だけの責任ではないにしても、これではちょっと・・・。

好転し始めているだけに、フィニッシャーの質に掛かってくる要素は大きいし、厚みという部分でアタッカー達の積極性に掛かる部分が大きいのかなと思われるだけに、コミュニケーションを重ねて改善して欲しいなと。

競争意識の低さ、代表のプライド、危機感は高まるか。

以前話題に上った海外組偏重における国内組の"クーデター"がありましたね。あの時はまだ良かったのかなとゲーム中考えていました。何か危機感を感じない集中力を欠いたまま試合を続けていた選手達が非常に多かったのかなと。もちろん一番の癌はそういう選出や選手起用をしてきた監督にあると思いますが、それでも彼らが代表選手、ああいうプレーをするならはじめから辞退すればいいのにとさえ思いました。慣れという部分なのかも知れませんが、非常に緩慢な出来だったことを考えても、大きな刺激が必要とされているのかなと改めて感じました。もちろん勝たなければならない試合ではないし、モチベーション的には難しい試合なのかも知れない。でも本番が直前に迫った"壮行試合"でこのような出来では不安を覚えるのは必然。

見返してやるというダークサイドのエネルギーを使わなくても、代表に選ばれるという部分だけが光栄だと言うことも忘れて欲しくないし(苦しむことが前提だとしても)、自分たちが選ばれてる陰には行きたくても涙をのんでいる選手達がいると言うことも忘れて欲しくないなと。そこに代表としての「責任感」があると思う(まあ勝手に選んでおいてそんなモノ背負わさないでくれと思うかも知れませんが)今日の集中力のないプレーは本当にひどかった。ビルドアップの一つのパス、楔を落とすパス、何本ミスがあったか忘れるぐらいのひどいブレ、反省必須の部分なのかなと。こういう言い方はしたくないですが今日のシンジのプレーを見て、海外組のサッカーに取り組む姿というのは改めて学ぶべきモノがあるのではないかと思いました。悪いけど、監督だけの問題ではないです、一人のサッカー選手としてもう一度考えるべき部分があるのではないでしょうか。

何か書いてるうちにイライラしちゃいました。Jではあんなプレーしないのに・・・というのが大きな理由です。メソッドがないからというのは大きな間違え。と言うことで簡単に選手評、大辛。

川口能活(ジュビロ)→失点シーンに関しては、タイミングを外されたかな?今一度以前の鬼の能活を希望。喝を入れてやってほしい。

田中誠(ジュビロ)→右は出来ないのかな?坪井はきっと右ならもう少し自信持ってやれるのかなと。無難にこなしたが、マタルの様なフレキシブルな選手に振り回されたこととパスのブレなどは注意しないと。

宮本恒靖(ガンバ)→UAEのCFWに張り付かれて苦戦した。1トップに対しての対応に関しても不安の残る出来だし、キャプテンとしてああいう試合を続けさせてしまった部分でも責任は大きい。

坪井慶介(レッズ)→彼だけの責任ではないのですが、どうも左だと不安定だなぁ・・・。ボールに対して目がいってしまったことでその裏を完全に突かれた形だけど、読みが欲しいところ。

福西崇史(ジュビロ)→もう少しお願いだからやる気出して下さい。基本的にシンジを活かすと言うことでお留守番が多かった部分としては悪くなかった。ダイビングヘッド惜しかった。

小野伸二(フェイエノールト)→「すいませんでした、こんなしょっぱい試合の中で頑張らせてしまって」とチームメイトは謝るべき。ボールに常に絡みながら、リズムを作り、最後の崩しまでやっては最後にバテたのは必然。それだけ常に動き続けた結果だと思う。まさに獅子奮迅。悔しそうなポーズを取るのは彼(と大黒)だけがふさわしい。レベルの違いは見せた、存在感。

加地亮(FC東京)→そんなに怪我の影響はないのかなとは感じるけど、どうも思い切りが足りないのと判断の遅さと悪さは感じた。ブランクの影響かも。ただサポートのない状態では囲まれても仕方ないところか。これで試合勘が戻ると良いけど・・・。

アレックス(レッズ)→中に入るプレーやダイレクトプレーからの抜け出し等、それなりに存在感は見せたが、精度はモノ足りず。ビルドアップに関しても強引なドリブルをしなければならないなど、多少可哀想な部分もあったが・・・・ドリブルワークは抜けないねぇ・・・・。

小笠原満男(鹿島)→ダイレクトプレーに絡んだり、多少は良いところもあったが、プレーに絡む意識とランニングの意識が低く、やる気がなさそうだった。こんなプレーヤーじゃないはず。アピールすべき試合だったのに、この出来では口はつぐめ。君には任せられないよ。

大黒将志(ガンバ)→青いシャツを着ると決定力が落ちてしまうのかしらん。ただ動きとしては悪いモノではなく、前戦で唯一の脅威となった。もっとスペースメイクや脅威を分担出来る味方がいたら違ったのだろうけど。次もチャンスはあるはず。高原や柳沢との相性はどうなのだろう?ヤナギ辺りとは良さそうなんだよねぇ・・・・。パサーにはたまらない選手だと思う。

鈴木隆行(鹿島)→下がるな、深い位置でポストになれないポストプレーヤーに価値なし、サイドに逃げて何が出来る、ペナに入って競らないなんて言語道断、などなど凄いダメダメ。オプションだけで評価をしすぎたことに関して、世論が間違った方向に進んでいたのかも知れない。まあ俊輔がいたらセットがチャンスの山になるのかも知れないけど、相変わらずテストマッチでは全然だめぽ。カウンターとかに繋がらないのはこのポストプレーヤーが流れを切る事も多少あると思う。ビッグゲームで力を発揮することを願うばかり。それがなかったら代表にはいらない。

玉ちゃん(レイソル)→ドリブルで何かを起こしたい所だったが、サイドに逃げすぎたか。まだまだキレが戻らない・・・。

本山雅志(鹿島)→何か出来そうな雰囲気はあったけど、ドリブルで掛かってしまったりと、リズムブレイカーとはなれず。スーパーサブとしてはインパクトのない出来に。ペナの近くでプレーして欲しかった。

稲本潤一(WBA)→積極的に前に出て仕事をしようという意欲は見えたモノの良い形でボールに絡めず。というより、良い状態でボールが来なかった。

と言うことで久しぶりにちょっと毒舌モードでした。もちろん監督の問題もあるのだけど、選手の責任もあるはず(監督に苛立たないのはもうそれに飽きたから)もっと出来るはずだからこそ、もっと責任感を持ったプレーをして欲しいですね。その席は無償で与えられるモノではないのだから。もっとふさわしいプレーをして欲しい。本番になったら変わるかなぁ?と言うことで今日はここまで。

*なんでこんなに感情をあらわにしているかというと、少し前に書きためておいた記事が台無しになったので(苦笑)もう苦労したのに・・・・そのうち上げます。そんな空気になったら(笑)

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May 26, 2005

The mental toughness which surpassed all@UCL Final

恐ろしいゲームでした。とにかくレポート。UCLファイナル、奇跡の夜でした。サッカーって何が起こるかわからないどころの騒ぎじゃない。でも奇跡の勝者の影には残酷な報いを受けた敗者がいると言うことを考えると、素直に良いゲームと喜べもしないわよ。

UEFA Champions League 2004-2005 The Final
AC Milan 3-3(PK2-3) Liverpool@The Atatürk Olympic stadium
Milan:1'Maldini 39'&44'Crespo Liverpool:54'Gerrard 56'Smicer 60'XaviAlonso

ミランスタメン:GKジーダ、DFカフー、ネスタ、スタム、マルディーニ、MFピルロ、ガットゥーゾ(→112'ルイ・コスタ)、シードルフ(→85'セルジーニョ)、カカ、FWシェフチェンコ、クレスポ(→85'トマソン)
リバプールスタメン:GKデュデク、DFフィナン(→46'ハマン)、キャラガー、ヒーピア、トラオレ、MFシャビ・アロンソ、ジェラード、ルイス・ガルシア、リーセ、FWキューウェル(→23'スミチェル)、バロシュ(→85'ジブリル・シセ)

レポートの前に両チームのこの日の布陣を敷いてきた意図というか、このゲームの狙いというのをちょっと講釈。ミランは相手への対応策を講じるよりコンディションを整えることに重きを置いたのかなと。自分たちの戦いに自信を持っている事もあり、結局いつも通りの布陣で戦うことを選択したのかなと。逆に動いてきたのはリバポ、中盤を一枚削ってキューウェルをトップのバロシュに近い位置に入れて、よりオフェンシブな姿勢が伺えました。前の脅威を増やすことでピルロを守備に忙殺させながらカフーのスペースを突いて、リズムを奪うと意図が透けて見えました。しかし、ゲームは思っても見ない方向に流れていきました。

開始早々、右サイドでボールを受けたカカがドリブルを仕掛けるとトラオレが引っかけていきなりのFK。ピルロのFKは、スイープのような形で殺到するゴール前を避けて、一段後ろに走り込んだマルディーニがうまくマークを外してフリーでボレー!これがオープニングシュートでしたが、これが見事に決まってミランが開始1分に満たない時間に先制しました。この先制点でミランは非常に余裕を持ってサッカーをするようになり、逆にリバポは完全にドタバタしてDFラインが落ち着かなくなり、時折ワイドから中にボールを入れ込むモノの中の薄さではね返され(失点直後のFK、その流れの中でヒーピアドンピシャヘッド、そしてその後ジェラードの横断サイドチェンジからの展開で折り返しをルイス・ガルシアが飛び込むなどのチャンスもあったが)と完全にゲームの流れをミランに引き渡してしまいました。
ミランは余裕を持ったと書きましたが、特に顕著だったのは中盤のパス回し。ピルロを中心に相手をいなすように細かいパスを回し、収縮し始めたら大きくボールを動かして整え、リバポのバランスが崩れてブロックに穴が空いたらカカやFWの二人へ、と言う形がこれまで以上に見事に出来ていました。逆にボールの奪えないリバポは泣きっ面に蜂の状態、ベニテスの期待を一心に受けたハリー・キューウェルが怪我で早々に交代(スミチェル投入は23分)、前傾のリスキーな守り方はミランに完全に翻弄され、完全にリズムを明け渡した。そして挙げ句の果てにピルロを中心に細かいパス交換を取りに行くのですが奪いきれず、逆にブロックのバランスを崩して穴が空いてしまう。特に注意が必要だったカカを止めれる選手はおらず、彼が瞬間的に前を向き、前に仕掛けられるとほとんど突破を許してしまう状態に陥ってしまっていました。これによりカウンターがずばずばと飛びだし始めて、完全にリバポのDFを切り倒す。それでもコンビミスなども合って追加点が取れず、少しリバポが落ち着きはじめ、流れを押し返してチャンスを生み出し始めた39分、バロシュの突破を身を挺して止めたネスタからセードルフとピルロで上記のようにうまくMFラインの裏に入り込んだカカへと渡ると速いドリブルが発進、MFとDFラインを分断すると、クレスポとシェバが交錯するようにフリーラン、カカは浮き球で間を通して右に流れたシェバへ、これを中に折り返すと少し後ろに流れたモノのこれをクレスポが流し込んで待望の追加点。そして流れが止まらない。今度もカカが起点、ピルロの縦のパスを受けると高速ターンで前を向き、既にフリーランを始めていたクレスポへ糸を引くような右足での芸術的なスルーパス、追いすがるキャラガーの足をかすめてクレスポに通ると、ダイレクトでデュデクの飛び出しを鼻先をいなすループで3点目。この辺はさすがのストライカーっぷり、でも何よりもカカ、オープンなカウンターを仕掛ける上での最高のトップ下の機能性、何度かコンビネーションミスでチャンスを不意してしまったが、きっちりと修正して二つのゴールをお膳立てして、完全にリバポを沈めたかに見えた。前半は3-0で折り返し。

後半に入ってフィナンを下げてハマンを投入。中盤を厚くして来たリバポですが、すぐに効果は現れない。ミランペースは続き、カカを中心とした突破をなかなか捕まえきれずに、ファールで止めてしまうなど苦しい状態。そのFKをシェフチェンコに強烈に狙われるなど、まだまだピンチは続く。しかし、前半で得ていた唯一と言っていい手応え、サイドアタックから中を厚めにして詰めていく形の攻撃が実を結ぶ。左サイドで受けたリーセのクロスに対して、中には3枚と厚く局面的に3vs2(バロシュ&ルイス・ガルシア&ジェラードvsネスタ&スタム)になり、センターにマークが曖昧になったところでぽっかりと空いたゾーンに入ったジェラードがドフリーでヘッド、ジーダもどうにもならず1点返す。そしてこのゴールがリバプール大反撃の呼び水へ、これもきっかけがあったのですが(後半最初のチャンスだった細かいパス回しからペナ付近まで上がってきたシャビ・アロンソの強烈なミドルシュートが枠を逸れるシーン)同じように左サイドから中に切れ込むように細かいパスが回ると、ミランの中盤DFの手が回りきらず、その終着点にいたスミチェルが弾丸シュート、ジダは手に当ててコースを変えるモノのはじき出せずにそのまま決まって3-2。勢いは本物になる。そして極めつけが60分、試合通じてよくDFラインの前でポストになろうと入っていたバロシュの執念が実を結ぶ(ほとんどファール取られてたけど)。右サイドのボールホールドからルイス・ガルシアのデコイランを絡めて、斜めに楔が入るとダイレクトで走り込んできたジェラードへ、ジェラードの突破に対してガットゥーゾが手で止めてしまい(足は掛かっていないから)これがPK。シャビ・アロンソは一度ジダに止められるモノのそのリフレクションを押し込んでなんと同点!恐ろしいぐらいの流れの変化。流れ始めたらもう遅い。サッカーって怖い。
この劇的な同点劇となったのは、何よりもベニテスの修正能力と選手に与えた心理的影響になるのかなと。前半あれだけこっぴどくやられたのは間違いなく中盤がフィルターとなりきれず、もろにカウンターを受け続けてしまったため。もちろんハマン一人が入ったところでそこまでは変わらなかったのは後半開始当初を見れば歴然。ただ後ろが3枚になってカウンターに対してもずれにくくなったことで何とか我慢出来て、その後にこの変更のポジティブな面が出た。どうしてもカウンターをケアすればするほど、ジェラードにしてもシャビ・アロンソにしても上がりにくくなってしまう。でもこの二人が上がらないと攻撃に厚みや変化はもたらせないし、ミランのDFを崩すことは出来ない。その中で先ほどそんなに変わらないと書きましたが、ハマンの存在が合ったことで彼らは後ろ髪引かれることなく攻撃参加するようになり、そしてそれがはまってゴールに繋がったのかなと。カウンターに対しての恐怖感を取り除くためのハマンの存在がリバポの思い切りを呼んだのかなと(まあもう攻めなきゃどうにもならない状態だったけどね)
とにもかくにも同点になった訳ですが、この流れの中でリバポは完全にペースを握り、またミランに対してきっちりと対応策を掴んでいたこと。攻守の切り替えを速くし、特に攻から守への切り替えが非常にうまくはまったこと。ここまでは20~25m程の所でのラインコントロールを主にゾーンで守っていましたが、今までうまくいっていたリトリートして中盤とリンクしてきっちりと守備ブロックを作って迎え撃つ形を作ったことでカカをバイタルエリアから閉め出した。ミランの中盤が前半ほど余裕がなくなったこともあり、細かいパス回しで相手を引き出すという作業が抜け落ちて、シンプルに狙い所がわかりやすく攻めに終始、攻撃の糸口が一気になくなってしまった感がありました。その中で両監督が動く事で戦況を動かそうとしました。既に二枚のカードを切っていたベニテスはバロシュからシセへスイッチ、アンチェロッティも強気にクレスポを下げてトマソン、シードルフに変えてセルジーニョ、これにより、セルジーニョが外に張り出して、カフーの高い位置取りを取り始めて3-4-1-2の様な感じに見えた(守るときは4バックなんだけど)これでミランは流れを引き戻し、左サイドを中心にサイドから攻め立てるが、ただベニテスもこれを放置せずにセルジーニョに対してジェラードを付かせて自由にさせず、一気に展開が緊迫していった。集中力を保った守備は最後まで続き、延長戦に突入する。

延長戦にはいると、試合の中でかなり疲弊したリバポは、全体の運動量が減り途中交代のシセが攻撃にリンクせずと、押し込められてからの反撃する力がなくなってしまう。ジェラードやキャラガー、ヒーピアなどは足をつったりともう既に限界に近かった。それに対してミランは完全に主導権を握り、終盤と同じように左サイドからセルジーニョを起点にサイドから攻める。このような展開が延長戦ずーっと続いていきました。セルジーニョのドリブルがかなりリバポに牙をむき、また左足からのクロスボールが脅威をもたらし、延長戦最大のビッグチャンスもセルジーニョのクロスから、鋭いボールはうまく間に入り込んだシェフチェンコにドンピシャ、コースも良く決まったと思いましたがデュデクがビッグセーブ、リフレクションを再びシェフチェンコが詰めたが、デュデクが身を挺して防ぎきり、何とか凌ぎきりました。デュデクだけではなく、限界に近かったDF陣も体を張って守ったことで30分を0-0で凌ぎきり、試合はPK戦へ。PKは静のジダ、動のデュデクと言った感じで、このゲームの入り方に似ていましたが、デュデクの幻惑ダンスにセルジーニョ、ピルロが失敗、ジダもさすがの強さを見せてリーセのキックは止めたモノの、4本目を蹴り終えて2-3、5本目のミランのキッカーは3年前優勝を決めたシェフチェンコ。しかしそのキックがデュデクに止められてジ・エンド。リバプールが奇跡の優勝を飾りました。

このゲームを見ていて本当にこんな事が起きるのかという目を疑いたくなるような試合でした。はっきり言ってチームとしてかなりの差があった。守備に関しては必要であればカカも戻ってくる献身的なDF、中盤が作り出す緩から急の流れ、そして中盤を突き崩すカカの局面打開力、そしてそこに隙なく連動していくストライカー、ミランはほぼパーフェクトな前半をして完全にゲームを「決めた」。でも結果的には決まっていなかった。リバポは穴を強引にこじ開ける力強さはあったけど、ミランを超えるサッカーの要素はチームとして持ち合わせていなかったのかなと。ただ決して折れない心と魂を持っていたことで一度切れた集中力を再び取り戻した。それがあの反撃に繋がり、終盤の粘りに繋がったのは紛れもない事実なのかなと。これはミランにはないものだった。何か色々と合ったけど最後は「魂」とか「折れない心」とか「生み出される勢い」というロジックを超えた部分に勝負の決め手があったことに対して、ここまで完成度の高いチームを作り上げたミランを思うとせつないなぁと思いました。まあ精神的な部分もまたサッカーであり、それがあるからこそ「奇跡」が生まれるんでしょうけどね。

ロジカルな部分を目を移すと、ベニテスの取った策に翻弄されたゲームだったのかなと。スタメン起用から賭に出て、これがはずれ。キューウェルを使って攻勢に出ながら左サイドを突くどころか、ミランの低い位置での組み立てに対してバランスを崩され、中盤での守備力が心許なくジェラードやシャビ・アロンソという前に出てアクセントを付けなければならない選手達が守備に忙殺され、忙殺されているにもかかわらずカカを止めきれずにカウンターから2失点。挙げ句の果てにキューウェルは怪我と。泣くに泣けないぐらいこっぴどくやられてしまった。でもここで切れずに修正出来た事が勝ちを引き寄せるきっかけになった。ハマンの投入である程度バランスが整い、また中途半端にゾーンを組むのではなく、固く守れるリトリート+中盤MFで作る守備ブロックを整える(攻から守への切り替えを速くなる)事である程度基盤が出来た。そしてリバポらしい一点突破の大反撃。結果を出したのがスミチェル、そしてハマンの後ろ盾を得て前に出れるようになったジェラードというのだから、賭の負けを取り戻したと言っても良い。その後、シセの投入がうまくいかず流れをまた引き渡してしまうが、守りきるための施術もぬかりなかった。PK勝ち。一番は選手達の精神力だと思いますが、一度の失敗をうまく修正してゲームを捨てなかった事も大きい。まあ楽しませて貰いましたよ(苦笑)
じゃあアンチェロッティはどうなのかというと、ほとんどが見たことのある動きであり、それなりに思い通りに出来ていたのかなと。ただ結果だけが物足りなかった。一つ言えるとしたら駒不足の感かなぁと。あんまりうまくいかないのだけど、3点リードである程度リスクを計算してアンブロシーニを入れたりしたい流れだったけど、そのアンブロシーニがいないのは痛かった。手を打とうとした頃にはすでにアドバンテージはなく攻めに出るしかなかったのは不幸中の幸いだったけど、その施術は妥当なモノで間違いはなかったのかなと。セルジーニョの起用はチームに幅を持たせ、攻撃構築が雑になりかけて悪い流れになりそうだったところを断ち切る攻撃の核となったし、トマソンの常に虎視眈々の姿勢はあわやというシーンもあった。完全に押し込んでから変化を付けれるルイの起用も妥当。それなりにそつなくこなしたミランが負け、采配ミスもあったリバポに勝つと言うことは、こういうゲームに置いてはロジックよりメンタルだったと言うのを如実に表しているのでしょう。

しかしサッカーってこんなに恐ろしいモノだとは思いませんでしたよ。数々の奇跡はあったけど、未だに信じられないゲーム。きっと早々お目に掛かれないモノを見れた嬉しさというか興奮もあるのですが、あれで勝てないならミランはどうしたら良かったんだろうと思うと、サッカーって何だ?と考えてしまうような深みを感じるゲームでもあり、またそれが恐ろしいと感じるゲームでした。まあ筋書きのないドラマと言われますが、筋書きがあったとしてもここまでの筋書きはなかなか出来ない。とにかくリバポおめでとう、リバポが勝ったことを卑下するモノは誰もいないですよ、それにふさわしい戦いぶりがあったんですから。ということで今日はここまでです。しかしミラン・・・・_| ̄|○(今年ノータイトルか・・・・、ユーヴェ好きの僕が言う事じゃないけど、良いサッカーをしているチームにはこういう事が起きがちとはいえ、きつい仕打ちだよなぁ。マルディーニがビッグイヤーを掲げるところがみたかった)

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アジアの壁を越えるために@ACL GroupLeague Day-6

先には進めなかった訳ですが、このアジアの挑戦も今年はこれでおしまいです。マリもジュビロも東アジアの壁の前にまたも痛い目に遭ってしまった訳ですが、一応最後を勝利という形で締めてくれました。まあ来期どちらかは出れない訳ですが、とにかくこのアジアの経験はこの先の両チームにとって何をもたらすのでしょうか。

AFC Champions League Group League Day-6

Group F
F.Marinos 3-0 PSM Makassar@Mitsuzawa Stadium,Yokohama
F.Marinos:74'ドゥトラ 78'上野良治 81'奥大介

F.Marinos Official/ACL Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF田中隼磨、松田直樹、河合竜二、ドゥトラ、MF那須大亮、上野良治、奥大介(→83'後藤裕司)、大橋正博、FW大島秀夫(→46'坂田大輔)、久保竜彦(→77'山崎雅人"祝・復帰")

引いた相手に対して崩しきれず、ゴールの獲れない課題は来期に向けて残したモノの、ドゥトラのゴールへの執念が実を結び、ようやくゴールをこじ開けると、久々復帰の大ちゃんのキックが冴えを見せて、良治神のヘッド、そして直接と二つのゴールを立て続けに導き出して、消化試合となってしまったACL最終戦を締めくくりました。

チームとしては新しい形を探るテストマッチのような感じだったのですが、久々の4バックもほとんど攻められない事で守備面での手応えというのは全くと言っていいほど掴めませんでした。しかし攻撃に置いてはパスの選択肢がより高い位置で増えて厚みを増し、それなりに良い出来だったのかなと。ただ力の差は歴然でコンディションに置いてもとんでもなく差はあった状態を考えると、攻撃において精度や崩し方の工夫、共通意識や個の局面打開力、そしてフィニッシュ時の精神状況などなど、物足りない部分も多く、相手のレベルを考えたら自分たちの狙いがゴールに繋がらなかったのは寂しいと言わざるを得ません。シュートチャンスは30vs3、当たり前ですがホームの利も活きて、ほぼゲームを掌握する流れの中で、引かれた相手に対してなかなかフィニッシュがはまらなかったことに関しては、やはり再考の余地というか、来年出場権を獲ったときの大きな宿題となりそうですね。

まあモチベーション的に難しい部分もあったと思いますし、そんなに結果の求められる試合ではないことを考えたら、いつもの集中力を求めても・・・・と言うのはあります。でも今年のACLを振り返るとアジアを勝つために必要な要素という部分が今のFマリノスにはなかったのかなと。
冷徹で逞しい精神力、情け容赦なく力の差を見せつける残酷さ、そして何よりもスペシャルというか止められない武器を持つと言うことなのかなと。一応書いておきますがラフプレーや手を使っても良くてネットに突き刺さらなきゃゴールと認められないスーパールールが飛びださせる政治力と言うことではありません。まあああいうことをやられてはやってられないと言うのも正直ありましたが、それをサッカーでやっつけるためにはチームとしてより残酷でもの凄い強さを身につけないといけないのかなと。ある意味「えげつないぐらいの強さ」みたいな感じでしょうか。まあ来期出れるかどうかは今の時点では何とも言えないですけどね(思いだけではどうにもならないですし)

余談ですが、今日のスタジアムの雰囲気が凄い良くて、これこそ日本的なスタジアムの良さなのかなと思いました。きっとサポーターの方はこういうのをより殺伐とさせてアウェーの圧力というのを作っていきたいと思われるのでしょうが(偏見)、個人的に安心してこれないスタジアムにはなって欲しくないし、あくまで変な熱狂の仕方ではなく、サッカーで熱狂する、と言う形は崩して欲しくないなと。そういう意味ではドゥトラのゴールの後、鳥肌立つぐらいうわーっとなって、結構一体化したような感じをサポじゃない自分も共有出来たのはちょっと嬉しかった(いつも通りバックスタンドにいた訳ですが)殺伐としていようがいまいが、こういう可能性は常に秘めているのがサッカーの魅力だと思う訳で。まあこのような消化試合に来る人自体、相当好きだからこそな訳ですが。別に応援云々のことはわからないのですが、何となく思ったので書いてみました。思想に変なスパイスの掛かった人たちの悪い部分まで見習うことはないと言うことです。暴力的な要素はサッカーをだめにすると思うので。

ということでとりあえず全てのFマリノスに関わる方お疲れ様でした。

ちなみに山東は4-0でテロ・サーサナを下して、グループリーグを全勝で突破。むかつくけど、この先あっさり負けるのだけはもっとむかつくので、ちょっとは頑張って下さい、八百長とか腐った暴力で(負け惜しみ)

Group E Hoang Ann GiaLai 0-1 Jubilo Iwata@GiaLai Stadium,Pleiku City Jubilo:15'川口信男

Jubilo Official/ACL Official

と言うことでジュビロも有終の美というか最終戦をアウェー・ベトナムできっちりと飾り、ACLを終えました。何か凄いサブの選手が少ないんですけど、まあそれはそれで良いのかなと。ユース上がりの藤井が出ていたりと、流石この辺はテスト上手な山本監督ですね。八田も出してあげて欲しかったな、せっかくだから。

で藤田説得はうまくいったのかしらん。もしうまくいってなかったらこれがジュビロラストゲームになっちゃうんですね。とにかくジュビロに関わる方々もお疲れ様でした。結局ジュビロは早期敗退とはいえ、うまくこの連戦を乗り切った感じでしたね。この辺は見習わなきゃいけない部分ですね。

で、このグループの激しい首位決戦、水原負けたのか・・・・!A3では単なるラフプレーのへたれチームだった深センに・・・・。うーん、あれだけ強大なチームが負けちゃうのもこの大会の難しさを表しているのかも。シナが上に二つも上がるのか・・・・今更ながらにむかつく。

と言うことで今日はここまでっす。後一時間足らずでヨーロッパのUCL始まるよー!

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May 25, 2005

90 minutes to be fascinated by when bet The BigEar@UCL Final Preview

と言うことでいよいよ明日はUCLの決勝ですね。両チームとも既に目線はここに向けられていたと思うし、そういう意味では長いシーズンを戦ってきて疲弊しきっている体に少しでも息が入って、良い状態で望んでもらえれといいなと思っています。と言うことでプレビュ。

UEFA Champions League 2004-2005 The Final@Istanbul,Turkey
May 25/AC Milan vs Liverpool FC @The Atatürk Olympic stadium
Milan              Liverpool
 Crespo Shevchenko        Cisse
     Kaka         Liise Gerrard L.Garcia
 Seedolf  Gattuso      Hamann X.Alonso
Maldini Pirlo  Cafu    Traore      Finnan
  Stam  Nesta        Hyypia Carragher
     Dida              Dudek

と言うことでミランは既にアンチェロッティが何もなければと言う前置きがありながらも、一応いつものレギュラーメンバーで意向かなという感じをほのめかしていましたので、とりあえずはその通り、でリバポはまあチェルシー戦の時と同じ感じで行くのかなという感じでしょうか(ハマンじゃなくてビスチャンかも知れないけど)上のような形ではなく3センターの4-3-3(4-5-1みたいな感じかな?)まあ相手を意識しすぎず自分たちのここまで勝ち進んだ形に乗っ取ったスタメンになりそう。それでは少しずつに分けて。

日程の違いによるコンディションの明暗。 -コンディション-
この要素が一番まずは気になるところですよね。同じくらいの試合数を重ねてきたとはいえ(プレミアの方が多いだろうけど、カップ戦の部分を考えたら)リバポの方が圧倒的とまでは言わないまでも、一足早くリーグ戦が終わっていたこともあり、サブメンバー含めてこの5/25に調整してこれた部分では非常にポジティブなのかなと。もちろん長いシーズンを過ごしてきたことで疲労の影は付きまとうと思いますが、この2週間は思いの外大きいのかなと。で、まだリーグが終わっておらず、先週はターンオーバーしたモノのスクデットがぶら下がっていた状態で戦うことをやめれなかったミランとしてはちょっと不利なのかなと。リーグの恩恵で直前の37節を前倒し(予定としては一括開催の日曜の所を金曜に)出来たモノの、チーム全体に長く激しいシーズンを戦ってきた疲労の色は濃く、ここに来てかなりゲームの中に出てきてしまい、非常に不安定な守備を筆頭に影響は出てきている。もちろんチームの波として後半は勢いが落ちてきていると言うのもあるのですが、この一週間ちょっとで切り替えて、この状況を立て直してこれたがポイントになりそうかなと。

互いの堅陣を崩すのは誰か? -攻撃におけるキーマン-
どちらも状態が良ければという前提で話を進めようと思います。やはり決勝戦と言うことでかなり固い立ち上がりを経て、どちらもリスクを冒しにくい試合の流れになるのかなと。もちろん早めに試合が動けばまた変わっては来ますが、どちらも守備がこの勝ち上がりを支えてきたチームなだけに守備に意識を置いた戦いをしてくるのは明白なのかなと(もちろん打って出る可能性もないとは言わないですけどね)ミランの守備はバルサをも封じ込め、トーナメントに入ってからも完封試合を続けるなど組織的な安定感を持っている。リバポの守備は絶対的な高さと強さを持っているヒーピア・キャラガーのセンターラインを軸に、リトリートして固い守備ブロックを築き、集中力抜群のDFでユーヴェ・チェルシーを封じ込めた手法がトーナメントに入ってから確立されている。その中でポゼッションを持ちながら崩すのは、前例から見てもなかなか難しいのかなと。そうなると鍵を握りそうなのはボール奪取後の切り替えの速いカウンター(すいません、ひねりのない答えで)。で、両チームのキーマンですが、ミランはカカ、リバポはシャビ・アロンソ。
まずカカの方から。シャビ・アロンソならピルロだろうと思う部分もあるのですが、以前から書いているようにカカの所で前を向いて仕掛けて、ボランチとDFラインを分断することで大きくゴールの匂いは強くなると思っているので。ピルロ調子悪いしね。で、その通りボール奪取時に良い状態・良いポジショニングでボールを受け、彼の速い縦のドリブルで局面を打開出来れば、自ずと4vs3の状態(リバポのDFラインvsミランの2トップ+カカ)が出来てくる。その状態を作り出しさえすれば、必ずカカへの対応に行かなければならない状態になるだろうし、そうするとズレも生み出せる。ズレが出来れば世界最高峰のストライカーは必ずそれを逃さない。そこまでを作るカカが本当に大きなポイントになりそうです。
でシャビ・アロンソ。これは単純。こちらも良い状態でボールを奪えたら、彼の高いボール精度が活きる状態が作れると言うこと。カフーの上がった裏のスペースをリーセだったり、シセが流れたり、ルイス・ガルシアが使うと面白くなるのかなと。ここで先手を取れれば、ジェラードだったりルイス・ガルシアがシセ(バロシュ)をおとりに良い状態でボールを持てる状態を生み出せるだろうし、もちろんポテンシャルの高いシセやバロシュと言ったアタッカーも後手を踏むミランDFをすり抜ける状態を作ることも可能だと思う。もちろん一発でシセという展開もあるだろうから、アロンソが良い状態でボールを持てる状況が増えたら必然的に面白いことになるかなと。ジェラードでも良いけど、彼は少し高い位置かも知れないしね。

虎視眈々と、集中力と。 -ゲームの鍵-
プレーの中でのキーとしてはトランジッションだと思います。カウンターとも言えるけど、そこまで両チームともリスキーな形は取らないと思われるだけに、そのリスクマネジメントしてくる相手に対して、切り替えの速さでどこまで出し抜けるか、そういうのを虎視眈々と狙うゲームになるのかなと。もちろんそれを引き出すのは一つの致命的なミスなだけに、集中力は大きな要素の一つでしょう。もちろん守備に置いてもそうですが、とんでもなく大きな決勝の舞台でただでさえいつもよりも高い緊張感の中で、焦れるような展開、集中力のとぎれが試合の趨勢を握る可能性は非常に大きい。決勝戦自体そういう部分が大きく左右する試合になりがちですが、やはりそれがファイナルの良いところでもあると思いますし。痺れるような緊張感の中でじりじりとする試合。見ている方もドキドキするような試合を楽しみたいですね。

まあ本当なら攻め合いも見たいし、両チームとも持ち味を出す(ミランだったらピルロを中心としたポゼッションからの急速なペースチェンジによる巧みなゲームコントロールvsベニテスメソッド溢れるリバポの組織的なDF&スペイン風味なイングランド仕様の勢い溢れるアタック)様な試合が良いのですが、やはりタイトルを前にしたら結果を重んじるのも仕方ないのかなと。まああくまで予想ですから、こういう試合になる可能性も充分あるとは思いますけどね(ここまで来たんだ!思い切ってやってこ~い!みたいな開き直りとか)とにかく痺れる試合、見せて欲しいです。

それにしても最後か・・・・毎年ですが、楽しみでワクワクなんですけど、一抹の寂しさもあるんですよね。やっぱり毎年予想を裏切るもの凄い試合が潜んでいて、それをリーグと平行して見ていると、それがないのは寂しいなと思う訳で。まあでもここまで積み重ねた名勝負と並ぶような良い試合を見せて欲しいですね。記憶に残るゲームを。と言うことで今日はここまでです。

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May 24, 2005

こんな時間にまとめて不定期ニュース雑感。

それにしても予想を上回る展開を見せてくれますね。僕の予想は外れっぱなしです。色々とニュースが出ているのでさらっと。

・最終局面までもつれる残留争い、そして最後のチャンピオン決定。

リーガ・エスパニョーラ 第37節

デポルティボ・ラ・コルーニャ 0-3 マジョルカ@エスタディオ・リアソル「救世主は神風のように」
Mal:9'ファリノス 36'アランゴ 63'大久保嘉人

しかし切羽詰まってから異常な強さを発揮するマジョルカ、これでここ6戦4勝2分け、一気に降格圏を脱出して最終節を迎える状態まで持ってきました。リアソルでのデポル戦と言うことで、難しい試合になるのかなと思いましたが、モチベーションというか闘争心の強さでデポルを圧倒してこの結果。もちろん救世主は大久保嘉人です。

この試合では彼の良さが全部出たと言っていい素晴らしい活躍でしたね。結果としては1得点2アシストという形ですが、彼の特性でもある3つの要素がちりばめられた素晴らしいプレーでした。まず先制点のシーンですが、左サイドでボールを受けるとロメロとの1vs1、正対した状態から、後ろへ意識が行ったと見せかけての足首フェイクでロメロをかわしたクイックネス!この鋭さは彼の真骨頂という言える素晴らしい突破でした。この後、GKを抜く鋭いグラウンダーのクロスを通し、ファーに飛び込んだファリノスが押し込んで先制点を呼び込むアシストとなりました。
で、2点目はボールへの執着心(=勝ちへのこだわりと気持ちの発露)が出ましたね。スローインからまたも左サイドで1vs1、今度は小気味良いテクニックで後ろを通すようなフェイクで抜きに掛かったモノの股抜きしきれず、ボールが跳ね返る。その時にデポルDFはファールと思ってプレーを止めるが、ジャッジは何もなし。このこぼれを自ら拾いクロスに繋げた事で、ゴールに繋がった。こういう集中力と気持ちの強さが◎。このクロスをヴィクトルがニアで流して、ファーのアランゴに通るときっちりと決めて2-0。大きなゴールでしたね。
そして自らが決めた3点目。うまくボールが繋がってアランゴから出たスルーパスに対して大外からうまくオフサイドラインをかいくぐり、冷静にGKの動きを見て股抜きかましたゴールでした。何よりも評価出来るのはゴール前での冷静さ。流石の得点感覚ですが、自らの進退も掛かっているところなどプレッシャーの掛かる場面で、ハンターとして逃さずきっちり決める、これは結構大事です。ああいうシーンでは一つミスがあればGKに当ててしまったりとありますが、良く観察して一番警戒の薄い(逆に警戒が濃いのは巻くシュートだったと思う)股をきっちりと抜いた彼のスナイパーとしての能力に脱帽(オフサイド臭かったけどね、左サイドバックが残っていた判断?)

とにかくこれで引き分けたレバンテに対して上に出れました(バレンシア終戦、あぁぁぁぁ)次節はマジョルカもレバンテも共に相手がUCLの掛かるベティスとビジャレアルなだけに、本当に先が読めません。嘉人ファンは毎日リケルメ様、フォルラン様、ホセマリ様よろしくお願いしますと祈りましょう。さあ奇跡は最後まで続くか、本当に楽しみです。

マジョルカ、大久保の大活躍で降格圏内脱出=スペインL(スポナビ)
大久保から3点!降格圏も脱出/スペイン(ニッカン)

セリエA 第37節
レッジーナ 2-2 レッチェ@スタディオ・オレステ・グラニッロ「セリエの掟」
Reggina:9'ボナッツォーリ 30'パレデス Lecce:15'&43'ヴチニッチ

ラツィオ 1-1 フィオレンティーナ@スタディオ・オリンピコ「幻と共に遠のく残留」
Lazio:18'シヴィーリア Fiorentina:2'マレスカ

と言うことでセリエの大混戦残留争いを今節抜け出したのは、上にいたカリアリとリボルノ、そして今節勝ちを拾ったローマが残留決定。それ以外はまだ混沌。

この試合で勝てば無条件に決まりだったレッジーナは、何度か前に出たモノのすぐに拙いマーキングを得点ランキング上位にいるヴチニッチに穴を開けられてしまいドロー。ドローでも条件付きで確定となる予定でしたが、その条件は満たされず最終節まで持ち越しとなってしまいました。まあ後半の戦い方として条件の一致しているレッチェと示し合わしたようにドローを選択する消極策を採った訳ですが、前半の出来から見れば勝てないこともなかったのかなと。ただそのリスクを冒す必要性というのも余り感じなかったとも言えますが。俊輔の出来としては、スタメンフル出場して、2点目に繋がるクロス(CKのリフレクションを再び中へ、そのこぼれをパレデス)など良いプレーもありましたが、基本的にリスクを冒さず失わないプレーに終始。ボールタッチも少なく、存在感のない90分でしたね。残留が決まらなかったため早期帰国も出来ず。

でヴィオラは取り消されたゴールがあったら・・・と思いますが(波状攻撃から最後はキエッリーニのシュートがペルッツィを抜くが、ゴールカバーに入ったザウリが芸術的なハンドブロックでクリア)、相変わらずでしたね。オリンピコでのボーダーすれすれのラツィオとの試合、簡単な試合ではなかったですが、気持ちは前に出ていて後半は押し込んでとチャンスはありましたが、最後の部分でラツィオも固く締めたことでドローに終わり、降格圏どっぷりは変わらず。とりあえずまとめておけば、

セリエA 第37節終了時点順位表+最終節対戦相手

11. 勝ち点43
ラツィオ(パレルモ/A)、レッジーナ(インテル/A)、レッチェ(パルマ/H)
残留条件→勝ち点確保で確定、負けでシエナとのプレーオフの可能性。

14. 勝ち点42
キエーヴォ(ローマ/A)
残留条件→相手の出方次第だが、勝ち点3で確定。引き分けだとシエナと、負けだと15位ライン&ヴィオラとのプレーオフの可能性。

15. 勝ち点41
ボローニャ(サンプドリア/A)、パルマ(レッチェ/A)、ブレシア(ヴィオラ/A)
残留条件→勝ち点3で確実に確保。引き分けだとヴィオラとのプレーオフの可能性。

18. 勝ち点40
シエナ(アタランタ/H)
残留条件→まずは上位の結果次第。勝ち・引き分けでプレーオフの可能性も。ボローニャ・パルマ・ブレシアが勝つと降格。

19. 勝ち点39
フィオレンティーナ(ブレシア/H)
残留条件→勝利は絶対条件。引き分け以下では降格確定。

まあここまで来ると気合いな訳ですが、事実上11位のチームはほぼ平気でしょう。勝つチームがあれば負けるチームもあるでしょうし、ヴィオラには追いつかれない訳ですから。レッジーナの相手が最近大人げなく勝ち点を稼いでいるインテルなので苦しそうですが、大人なインテルに期待。レッチェが勝てばオールオーケーなのでゼーマンとヴチニッチに期待しましょう。

でここからがややこしい訳ですが、どっぷりヴィオラのことを中心に。まず勝ちが絶対条件、引き分けでも顔は出ない状態なので。勝っても勝ち点42、と言うことで43に持ち込むチームが4つあったら終わりと言うこと。対戦相手のブレシアを負けと計算すると、残り3つの席に奇跡を賭ける状態になっています。やっぱりラツィオ戦の幻のゴールはかなりネガティブだなぁ・・・・。

とにかく注目ですね。頑張れヴィオラ。

で優勝争いですが、ミランが金曜日にターンオーバーで結局ドローに持ち込まれて、日曜日の試合前に優勝が確定。まあ気合いの入らない展開でしたが、通算28回目(もちろんイタリア最多)のスクデットをユヴェントスが獲得しました。でもそんなユーヴェもドロー。締まらないわ。でも良かった!終わりよければすべてよし!ですね。乙、そして日本で待ってるよ!

と言うことでヨーロッパ終わり。

・国内底上げのために、プレーヤーとしてワンステップ上に上がるために。

U-21 トゥーロン国際大会 メンバー

監督:石井知幸(ジュビロ)
コーチ:上野展裕
GKコーチ:川俣利幸

GK 徳重健太(レッズ)
   木村敦志(ガンバ)

DF 大井健太郎(ジュビロ)
   青木良太(ガンバ)
   千葉貴仁(セレッソ)
   倉本崇史(トリニータ)
   前田和也(FC東京)

MF 藤本淳吾(筑波大)
   六車拓也(サンガ)
   工藤浩平(ジェフ)
   酒本憲幸(セレッソ)
   高木和正(エスパ)
   高橋義希(サガン)
   寺田紳一(ガンバ)
   谷口博之(ふろん太)

FW 茂木弘人(サンフレ)
   矢野貴章(レイソル)
   北野翔(Fマリノス)
   三木良太(ガンバ)
   辻尾真二(中央大)

JFA Official

と言うことで捏造された仮リストから、ようやく本格発表。スケールダウンの分は仕方ないが、ナビスコもあるし、ワールドユースのメンバーが本決まりしていないだけに、選択の余地は少なかったのかなと。

でも少しだけ文句言うとしたら、まず玉ちゃん(玉乃淳=ヴェルディ)テクニック、プレービジョンなどは持っている選手なだけに経験を積ませて上げてほしかったところ。世界でのアピールの場という部分で気合いも入ると思うし。後はユース代表と連携が取れていたのかな?高萩とか、豊田とか、狩野とか、横山とか、この下の世代であぶれる選手が余り入らなかったのは残念。ポテンシャル的にね。

もう一人か二人、大きな存在を入れて欲しかったなと(予選突破がほぼ確定的なレッズの長谷部とか)やっぱり経験の拙いチームに置いて、核となれる存在が明確にいた方が戦いやすい気はする。まあ結果が全てじゃないにしても整えるだけの時間がないだけに、その辺はちょっと残念です。まあでも選手達はチャンス!とにかく自分がどこまで出来るのか思いっきりやってきて欲しいです。

頑張れ、翔くん&谷口!

スケジュールは6/1vsメキシコ、6/3vsフランス、6/5vs南アフリカで後はトーナメント。アテネ世代もここから始まっただけに、充分やれる自信を掴んできて欲しいね。松井はこの大会で世界へのきっかけを掴んだみたいだし。

・気になるところをつまみ食い。
バーレーン戦出場に意欲 高原、代表合宿のため帰国(スポナビ)

最終節での肉離れでの途中交代はヒヤッとさせられた。でも軽傷の模様でよかった。ただ代表に帰るとへたれプレーヤーに成り下がるので、少し意識の改善は必要か。外から見て色々と感じる部分があると良いなと。しかし高原は、寸前に何かが起きちゃう星の元に生まれちゃって可哀想。能力は抜群なのに。

フリット監督が辞任 小野のフェイエノールト(スポナビ)

まあ予想通りというか、期待度は高かったけどフェイエ自体は難しいチームだったのかも。終盤はチームのポテンシャルにしか期待出来ない頭の悪いチームになってただけに、やはり名選手名監督にあらずを体現。現役時代も監督との確執とか色々あったからなぁ、ライカールトやファン・バステンと違って。そんな二人は今やオランダのスター監督だし・・・・結構残酷。

フェイエはポリシーとは反するかも知れないけど、ガチガチ気味で多少後ろにバランスが掛かるロジカルな監督を呼んだ方が良いかも知れない。アドリアーンセとかザッケローニとか。

ミランのアンチェロッティ監督、ジェラード獲得を希望か=セリエA(スポナビ)

以前から話はあったけど直前に浮上するなんて、相変わらずうまい。こう言うので少しでも普段と違う事になればミランとしてはもうけものだし。というのは冗談にしても、シードルフのポジションにジェラードは怖いなぁ・・・・、ピルロの所でもいけそうだし。

と言うことで他にもありそうですが、探すのがもう疲れて眠いので個々までと言うことで。今週忙しくて参る。明日はどっちかのプレビューやる予定っす。と言うことで今日はここまでっす。

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May 23, 2005

個々が考えるべき事@KIRIN Cup 2005 vs ペルー

と言うことでキリンカップのペルー戦です。飛車・角どころか金・銀・香車落ちぐらいのペルー代表に負けちゃう日本代表が素敵ですね。でも大丈夫!相手にとって今日の日本も飛車角落ちぐらいに見えてましたよ(苦笑)モチベーション的にも危機的状況に陥っていて選手達もステップアップのチャンスと捉えていたペルーの方が高かったのかなと思ったりもしましたが、それよりもまずサッカー脳の差が出たのかなと。戦術云々の差はそんなにないことを考えたら(余り意識のない日本vs新監督就任間もないペルー)、選手個々が何をしなければならないのか、どのようにしていくのかなど、サッカーを考える要素に置いてペルーに負けていたのかなと。まあ結果なんてどうでも良い試合でしたが、そういう部分で不安を残す内容になりましたね。まあそれもデフォだと考えたら、それもよし。前置きが長くなりましたが、簡単に。

KIRIN World Challenge KIRIN Cup 2005
日本 0-1 ペルー@ビッグスワン「定まらない目線」
Peru:90'+3'バサージョ

日本スタメン:GK川口能活、DF田中誠、宮本恒靖、坪井慶介、MF福西崇史(→69'稲本潤一)、遠藤保仁、三浦淳宏、アレックス、小笠原満男、FW鈴木隆行(→79'本山雅志)、玉田圭司(→53'大黒将志)
ペルースタメン:GKフローレス、DFポルティージャ、グアダルーペ、ビジャルタ、テネマス(→61セバスコ)、MFバサラル、ラローサ(→90+1イスモデス)、ロバトン(→58'チロケ)、メンドサ、FWモスト(→86'バサージョ)、アルバ(→79'サラス)

静かな立ち上がりという感じで、どちらも速い攻撃を意図していなかったこともあってか中盤で相手の出方を探るような形でスタートするが、細かいパスで相手をいなすことから先の展開に両チームとも冴えがない(日本は楔のボールに対して前に圧力を掛けられてポストが機能せず、ペルーは日本の忠実なアプローチの前にボールを失う)徐々にホームの日本がサイドアタッカーが徐々に高い位置でボールに絡むことで攻撃の糸口を掴み始めると、ペルーはリトリートしてスペースを消すDFの姿勢を強くする。しっかりと整備された状態のペルーに対して攻め込む日本は、なかなか良い形に繋がる組み立てが出来ずに手を拱く状態に。局面打開として個の突破に頼るだけで、そこで突破口が開けないと苦しい状態に。一度大きなサイドチェンジからアレックスが仕掛けるなど、アツらしいキックの精度を活かしたダイナミックな展開も見せたが、そのような展開も数えるほど。中はペルーの選手もサイズがあるので簡単にはね返されてしまうし、ミドルシュートも枠に飛ばずとなかなかペルーのDFを崩せなかった。さすがにこれだけ攻撃の芽を自ら潰していくとペルーに流れが行き、終盤はそれなりに攻められるが基本的に何もない前半になった(別にひやりとするシーンなし)

後半、両チームとも多少積極性が増し、トランジッションの速い展開の中で互いにチャンスを作るが、ペルーの選手のミドルは能活の正面を突き、ヤットの綺麗な左サイドへのスルーパスからアレックスがクロス、師匠が頭で合わせるが枠に飛ばずとゴールは生まれない。この後玉ちゃんの怪我により大黒が入る。ペルーのDFラインが引きっぱなしになったことで完全に流れを掌握した日本はボールを回しながら、質の高いオフ・ザ・ボールの動きをする大黒を使うことで前線に動きが出るようになり、引いたペルーのDFの狭いスペースには入り込むような形が出来はじめるがなかなかフィニッシュに結びつかずもどかしい展開。その中で稲本が福西に代わって入るとより前への攻勢を強める。かなり前掛かりになる事で、度々恐ろしいぐらいに広がるDFラインの前のスペースを使われてカウンターを浴びるシーンもあるが、逆に日本もバイタルでの細かい展開から稲本が飛び込んだりとボランチのオーバーラップを絡めてダイナミズムを出す感じで追いつめる、しかしペルーDF陣も水際で抵抗されたこともあって、ゴールに繋がらない。良い位置でのFKもあったが、この日の日本のキッカー達は枠に収めることが出来ず、結局ドローかと思ったロスタイム、スローインから展開で前掛かりになっていた裏を突かれて3vs3の数的同数のカウンター、チロケがドリブルで前に進みながらに速いタイミングで坪井を消える動きで振り切ったバサージョへスルーパスを出され、受けたバサージョは角度がないながらも能活の飛び出しをうまくいなしたチップキックでゴールに流しこみ、ロスタイムでの失点再び。これが決勝点となり日本は敗れてしまいました。

まあこの試合のテーマ自体、曖昧なモノだったと思うし、何を求めて試合をするのかというのが見えなかったと言うことがある訳ですが、個人的に気になっていたJの連戦をこなしてきた選手達の疲労度とコンディションですが、やっぱり結構残っているのかまだ良さそうには見えませんでしたね。というよりかなりばらつきがあるのかなと。足が動いていない感じでしたね。青いシャツを着てるといつもそんな風に見える?いやいや・・・・(目と耳をふさぐ)

ただ疲れてるとはいえ、頭も動いていない感じが見受けられるのは残念です。まあ代表での試合勘を取り戻す試合とはいえ、あまりにも出し手と受け手の関係でしかない攻撃が多いし、第3の動きとかがなくて連動しない単発のアタックばかりなのはその証明なのかなと。その辺は監督が・・・とか、戦術が・・・・とかの問題ではないと思います。自分が絡まないからとウォッチしてるのではなく、次の動きを予測して細かくポジションを修正したり、無駄になるかも知れないけど選択肢を増やすためにフリーランニングをしたりとか、攻撃における選択肢を増やす働きが今はほとんどない。だからこそ、崩せない。カウンターが効果的に出ないことの遠因だと思うし。今の代表選手はそういう部分が絶対的に足りない気がする。

このチームは約束事というのが少ないからこそ、コミュニケーションが大事だと言われますが、それ以前にゲームの中で一人一人が頭を動かすことが必要なのではないかなと。何を当たり前のことを・・・と思うかも知れませんが、今の代表には全く工夫やインスピレーションを感じないし、知性を感じないので。ただ、逆に考えたらよく考え、頭を動かしていくことで、もっと良くなる部分は増えてくるのではないかという感じがしました。今日のゲームもそうですが、何となくゲームをして、何となく終わってしまった感じ。稲本が入った後は少し変わりましたが(まあバランスが崩れたという部分ではそれが失点の原因ともなってしまったけど)この辺にヒントがあるのかなと。ベンチに座っていると戦況を見守りながら「自分ではどうしようか」と考える、そしてその中で解決法を導き出してピッチに入った時に表現できる。そのプレーの中に思考が混ざっているからこそ、より効果的な動きが出てくるのかなと。スタメンから出ている選手達が試合を進めながら、感じたこと、思うことをもっとやっていくべきなのかなと。それをやっていかないとこれ以上は良くならないのかなという感じがしました。

とりあえず海外組が合流して又色々と変化する部分もあると思うので、今日の失敗を糧にまた一歩ずつ進んでいって欲しいですね。では簡単に選手評。

川口能活(ジュビロ)→失点のシーンのタイミングは良かったと思う。相手がうまかった。今日の失点には思うところがありそうなので、又話し合って欲しい。

田中誠(ジュビロ)→あの失点シーンの対応は厳しい場面だったけど中途半端。まあ間を与えてもらえなかったことは相手がうまかったとも言えるけど、何かして欲しかったかなと。中は切らないと。疲労の度合いが強そうに見える。

宮本恒靖(ガンバ)→相変わらずラインは低いんだけど、今日はそれなりに。最後のシーンはサイド捨てて中のカバーに行く・・・は無理かなぁ・・・。ガンバの時のような軽率な対応は少なかったし、前への意識が高くインターセプトもあったり、その後の攻撃参加と言いそれなりにクレバーなプレー。

坪井慶介(レッズ)→最後のシーンはどうなのかな?あの辺がブランクかなと思ったり。あまりに無力すぎた。触って捕まえておかないと。アグレッシブにプレーしていたように見えたし、他はそれなり。

福西崇史(ジュビロ)→消極的だし、何がしたいのかよくわからない。バランサーとして機能していた訳ではないし、上がってアクセントになる訳でなし。妥当な途中交代。前を向けば良いパスは出せるのに・・・・。

遠藤保仁(ガンバ)→前半は福西同様良くなかった。どうしてサイドがあれだけ孤立したのかと言ったらボランチの仕事量が少なかったから。後半はパートナーが代わってそれなりに良くなった。前に出て行ったときはそれなりに危険なパスも出していたし、押し込んだ後に空いた2.5列目をうまく使った感じ。ガンバの時のようなプレーをもっと!ただバランス的に前傾過ぎだけど。やっぱり組むならアンカータイプと組ませる方が良いのかな?

三浦淳宏(楽天)→局面的に良いプレーはあった、加地との違いも見せた。けどポジショニングと運動量かな?前が空かないにしても、もう少し積極的なランニングがないと・・・・。自分がボールを持たないときの意識が低い。守備負担が少なかっただけに・・・・。

アレックス(レッズ)→うん、余り良くなかった。コントロールにブレが・・・・。仕掛けのシーンではあれで良いと思うけど、相手もうまかったし。ただ受ける意識はアツよりはあったかな?もう少しコンディションが上がれば・・・・。

小笠原満男(鹿島)→今日のスタメンミッドフィールドの中では一番良かったかな?受ける意識は高かったし、前を向けば広い視野を活かした綺麗なパスもあった。ただ疲れもあるのかキックのブレはあって、シュートは当たらなかったし、パスも精度がね。アピールとしてみたら弱い。

鈴木隆行(鹿島)→強烈にアタックに来てくれない相手だっただけに、ファールを誘ううまさは出ず。そういう流れもあって前を向けるシーンもあったけど、その後のイメージとスキルが貧困すぎる。攻撃の流れを相変わらずぶった切っていた。本山と師匠が合体したら良いのに。ズルズル下がるポストプレーは意味ない。前任者が求めていた体尾上けど、我慢して深い位置で(バイタルエリア)ポストを受けてよ。裁くタイミングを逸したりと・・・・。シュートは惜しかった。

玉ちゃん(レイソル)→闇は深そう・・・・。怪我は大丈夫かな?2トップで絡む意識を。このチームは2トップの絡みがなさ過ぎ。共にポジショニングがお互いを意識しない自己中なポジショニングに終始しちゃうからかも。もう少しお互いの位置関係を活かした形が見たい。

大黒将志(ガンバ)→断然良い。オフ・ザ・ボールの動き、ゴールへの意識、それに伴う動きの量、スタメン2トップを完全に凌駕。シュートに絡む意識も高く、流石現在J得点王と言ったところか。ヤット・稲本とのコンビも良く、ボールを引き出す動きは秀逸、スタメンで見たい。

稲本潤一(ウエストブロミッチ)→コンディションが良さそうで、非常にアグレッシブに働いた。ヤットとのバランスが非常に悪かったが、指示とのこと(前に出てと言うことらしい)ミドルシュートやスルーパスなど入るスペースの判断の速さなど、ポテンシャルは見せた。結果が残っていれば確実にプライオリティはひっくり返せた様な動きだったのかも。

本山雅志(鹿島)→特になし。

と言うことでまあとにかくこれで慣らし運転は終わり。今度のUAE戦では海外組を含めた慣らし運転になりそうだけど、中東対策としてはあってるかどうかはやって見なきゃわからないにしても、きっちりと叩いて気分良くマナマに乗り込んで欲しいですね。この数日でコンディションを整えながら、今日出た課題を修正することはもちろんですが。と言うことで今日はここまでです。

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May 21, 2005

代表周辺を考える。

さて、日曜日から代表の試合が始まりますね。キリンカップです。日テレのキャッチコピーを借りれば「南米コンプレックス打破へのペルー戦、そしてバーレーン戦への試金石のUAE戦」って感じだそうですが、まあ間違ってはいないので何もないです。まあ代表での試合における感覚的な部分を取り戻すこと、コンビネーション的な確認を行う場と考えたら良いのかなと。まあほとんど同じメンバーなのでやる必要がない、選手を酷使しないでくれと言う考えもあるのですが、やはり必要と言えば必要です。まあメンバーが揃わない状態でこういうテストマッチが組まれる意義と問われれば、難しい部分はありますけどね。ただチームの骨子を再び組み直すのにはちょうど良いのかなと。ただ、その視点はどこに向いているのか、この時間に何をすべきなのか、その辺を考えてみようかなと。まあ無駄だろうけど。

連戦続いたJリーガー、シーズン終わりの海外組、リフレッシュの必要性。

アウェーゲームにおける気候的な問題も含めて、やはりまずはコンディションが整わなければ何も成し遂げられないと思うので、一番気になるポイントですね。しかし考えてみると結構厳しい状態なのかなぁと。正直今年のJの日程はACL組を含めてかなり過密だったこと。まあこれだけ代表の試合でぶつぶつ切れてしまうスケジュールの中では仕方ないことだと思えるのですが、この過密日程でかなり酷使されて、休む間もなく代表の試合に突入することに「大丈夫かな?」と思う部分もあります。マリとジュビロは言わずもがな、通常日程をこなしていた選手達も、疲労を溜めて怪我をしたり、調子が上がらなかったりと、決して良い状態とは言えません。好調な鹿島勢もアルビ戦では疲労を感じたし(小笠原にしても本山にしても、師匠は休んでたから元気だったけど)結構不味い状態なのかなと思わなくない。その中でキリンカップを2試合行う事に置いては、試合勘という面ではポジティブだけど、試合をすることで疲労を回復出来ないと言うことではネガティブな面もあるのかなと。正直今日も練習試合を行っているようだし、その辺のコンディショニングが非常に心配です。怪我人(あぁ、ボンバ腰捻挫・・・・)も出ているようだし、正直もう少し気を使わないと、バックアップ出来る選手が少ないだけにつぎはぎだらけのまま、本番に望むことも考えられるのかなと。

で海外組、イナは時間もあるし、試合にあんまり出ていないので(チャンピオンシップからプレミアに戻ったのが3月?その後は途中出場が多かった)時差さえ取れれば上がってきてくれると思う。もしかしたら一番フレッシュかも知れない。でシンジと高原は今週終わって戻ってくる訳ですが、心配なのは高原かな。ドルに代わってからは結構シーズン通じて試合出場が続いていたし、コンディション的には結構崩れやすい方だと思うので非常に心配(使わなきゃ良いじゃんとか言うつっこみは禁止、使うから)。シンジの方は幸い(?)怪我がちだったので疲労度としては低いかも。ただまだ怪我が治りきっている訳ではなさそうなので、その辺のコンディションは気になるところ。イタリアは残り2節。ヤナギはどうなんだろう?シーズン通じて出場は少ないにしても、戦い続けた疲労はあると思う。ただ後は招集されるかどうかというのが気になるところ。招集されなくてもユーヴェの一員として日本に来るそうな。俊輔はシーズン通じての疲労度も高けりゃ、怪我も抱えている状態。まだ完治していないと思う腰の怪我ですが、明後日の試合に勝てれば残留が決まるだけに、そうしたら早々に帰国の途につけるかも。でW中田、コンディションは悪くないと思うけど、問題なのは試合勘。でもテストマッチには間に合わないという感じで結構ジリ貧。と言う感じで海外組はかなりばらつきがあるし、長いシーズンを戦っていると言うこともあってポジティブな面が少ないのが痛いところ。

と言う中で、本当にコンディション的には本当にやばいかも知れない。とりあえずどこかでリフレッシュ出来るような時間を数日はいると良いなと思う訳で。モチベーションは高いと思うのですが、キモチではカバー出来ないというモノを嫌になるほど見てきたので、本当に不安な要素があるのは間違いない部分です。6/3のバーレーン戦はまたぶっつけになることが濃厚なイタリア&フランス組がチームに揺らす事になるだろうし、またもや胃の痛い日々になりそうな気がする。選手達も正念場だけど、スタッフ達もかなり正念場。というより真価が問われるところ。判断が難しいだけに、監督に掛かる比重は大きい。この時期のアウェー連戦って結構いじめかも(苦笑)

キリンカップでは何をすべきか、何を重視すべきか。
まあ南米コンプレックス打破とかそんなことをする場所ではないのは事実ですよね。このチームに先を見る余裕はないですからね。そんなことは決まった後ですがな(きっと3連勝してもう左団扇でこのキリンカップを迎えると思ったんだろうなぁ、おめでたいなぁ)まあはっきり書けば、試合で課題を見つけて、それに選手自身でその違和感や危険な部位をコミュニケーションを通して、また調整していく作業を必要とするべきなのかなと。なのでペルーの2軍だろうと、余り関係はないのかなと。それなりにやってくれるだろうし。で、後は怪我の選手達の役割の再確認。もちろんボンバにしても加地にしても回復して本番を迎えられればいいですが、その状態に戻らない時はやはり穴埋めをしなければならない訳で、基本的に帰る場所がないこのチームにおいては、イラン戦でも出ていた様な不具合が出る可能性があるだけに、その辺は本番前だろうとテストしておかないと不味いのかなと。まず無理をさせる段階ではないというのはジーコもわかっているだろうし(多分ね、多分)その辺はやっておくべきでしょう。中澤の代わりに坪井、加地の代わりにアツくんと言うことになりそうですが、その中でどのような化学変化が起きるのかが気になるところです。と言うことでこの試合では基盤を固めながら、穴埋めのテストをすると言う感じでしょうね。全体的なコンビネーションはやりようがないし。

でUAE戦はもう既にわかっていると思いますが、堅守速攻の形を持つチームに対して、どのように崩すのかと言う課題を持って、望むことがベターなのではないでしょうか。この試合には高原とシンジが合流予定ですし、俊輔はいないけどある程度ベストメンバーが揃うので(ヒデの処遇に関しても宙ぶらりんなんだよねぇ・・・・俊輔の状態が悪かったらヒデで行くにしても、シンジとヒデの選択になるのかな?)、チームの骨子はある程度定まった状態でゲームが出来るだけに、ボールの動かし方やFWの距離感、コンビネーション、そしてゴールへの道筋の部分を、ホームでのバーレーン戦の課題を活かして、でかい相手がリトリートしてきた時の崩し方というのを見せて欲しいなと。不安を抱えるイタリア(&フランス)組を必ずしも使う必要がない訳で、小笠原と2トップのコンビで崩す形とか、本山を使ってみて、引いて来る相手に対して定番ですがドリブルで崩してみたりとそういうモノを試してみるというのも良いのではないでしょうか。まあそれをやるかどうかは微妙ですけどね(苦笑)

ということでまあやってて多少むなしい部分があったりするのですが(まあそれを言ったらおしまいですけどね)、まず大きな枠の変更ではないだけに、部分部分でうまく調整してよりグループ戦術を高めて欲しいなと。この期間で何か手応えを掴むような準備をして欲しいところです。まあもう今更グダグダ言っても仕方ないですし。と言うことで今日はここまでです。

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May 20, 2005

ボリュームたっぷり今日のニュース雑感。

今日はニュースやります。ゾノ引退ですって・・・。フリエ好きだった人としては、寂しい限り。まあいいや、その辺からシーズンも終わりに近づき、動きだしたヨーロッパのマーケットとかも。

・時代に飲まれた天才ドリブラー。
元日本代表・前園が引退=「マイアミの奇跡」演出(スポナビ)

ユーゴじゃなくてセルビア・モンテネグロリーグのテストを受けていたモノの合格せず、判断した模様。まあフリエのファンだったモノとして、非常に寂しいし、何よりも読売に行ってなきゃな・・・と思う訳ですが、原因としてはもちろん違うところにあるんでしょうね。彼自身が大きな活躍の中に酔っていた時期に、日本のサッカー自体が変革の時期と重なってしまい、モダンサッカーへの適応というのが出来なかったのかなと。時代に取り残された天才と言った感じですが、いつの時代もそういう選手がいるんだなぁと思うと寂しい。

それにしても全盛期は凄かった。オリンピックでもJリーグでも、一人だけ次元の違うステップで果敢に仕掛けて行く姿は本当に格好良かった。クローズド・スキルが高くて、前を向けば何かを起こす期待感に震える選手の一人だったなぁ・・・(遠い目)
そんな姿は閉塞していた日本を切り開く救世主に見えたし、きっと誰もが彼が日本代表の7番を背負って、世界の猛者を手玉に取るシーンを想像させられた。それくらい華麗だった。それだけにこういう才能が時代の波に飲まれ潰れてしまった事が残念でならない。

まあ仕方ないことだけど、こういう選手は必ず又出てくると思う。それは現代サッカーにおいて仕方ないことだし、どの時代にも起きること。ただ一つだけ言えるのは彼は現代サッカーには歓迎されなかったけど、あの時代で一番ボールに愛されたプレーヤーだったことは間違いない。その後に世界に出た中田英寿よりも。将来はどうするのかわからないけど、ゾノみたいな選手を育てて欲しいな、果敢に仕掛けるドリブラーを。とにかくお疲れ様。

・代表関連。
稲本も合流し、戦術練習 サッカー代表合宿(スポナビ)

と言うことで前にも書いた通り、プレミアシップの日程が終わったことで稲本が帰国して代表に合流。多少時差がある模様。

チームとしては午前中はシュート練習などをして、午後はミニゲームとかをやっていたようです。加地さんが別メニューで代わりにアツくん。稲本右サイドで試してみたらいいのに。

北朝鮮戦の審判団変更、ベルギー人に(ニッカン)

ふーん、まあ誰でも良いけど。何となくWCの恨みとか晴らされたら痛いかも(苦笑)でも信頼出来る審判だと思う。

フィーゴが代表復帰 ポルトガル・サッカー協会発表(スポナビ)

代表絡みでここにいれちゃう(笑)まあまだまだ出来ると思うのは誰もが思う。今シーズン終盤スタメンから外れる事も多かったけど(ラウル・ロナウド・オーウェンの併用により枠がなくなった)それでも今年はキレのある年だったと思うし、神が降りてくれば彼は早々止められない。もう一度WCへの意欲がそうさせるなら、まだまだ輝いてくれるかも。やっぱり強気な選手だし、あの日韓2002の汚点を消したいんだろうなぁ・・・・。

Jで見たい見たい見たい。どこでもイイから。

・動きだすマーケット。ヨーロッパ関連。
チェルシー、エトーに巨額のオファーを提示へ=プレミアL(スポナビ)

チェルスキーらしい補強政策ですな。まあケジュマンが移籍濃厚みたいだし(ComeOn!バレンシア辺りに)確かに枠が空いたと言えば空いたのかなと。スピード型のアタッカーとしてカウンターにはうってつけの人材だと思うし(マジョルカではカウンターのスピアヘッドとして凄かったし)取れたら凄いね。値段としては移籍金32.4億+ギャラス&クレスポという法外な条件。

もちろんバルサも引き留めるのは間違いない。だって今年エトーの活躍は目覚ましいモノだったし、バルサのアタッキングにおけるフィニッシャーと言う役割の中で、彼の身体能力&反応力&センスはかなりはまっていたからね。今年のピチーチだし。ただ条件としては悪くない。クレスポが来ればアタッカーの穴も埋まるし(合うかどうかはわかんないけど)、ギャラスはSBとCBも出来るから、いてくれれば頼もしい存在(バルサの求めるSBじゃないだろうけど)、そしてそのお金でF.トーレスも買えるかも知れない(足さないと不味いだろうけど)

決まれば今年一番のビッグトレードになるのは間違いない。ケニヨンの腕に掛かってくるけど、どう動く。

レアルのカシージャス「契約?まだ合意していない」=スペインL(スポナビ)

さて問題、今年のレアル・マドリードにイケル・カシージャスがいなかったら失点が何点増えていたでしょう?

まあ悪いこと言わないから、早めに契約延長しておきなさい。ブッフォン?確かに世界一のGKだと思うよ?でもスーパーセーブが沢山飛びだす神懸かりタイプのカシージャスの方がレアルにはまってる。そんなお金を使うならセンターバックとピボーテでしょ。

PSVのファン・ボメルがバルサ入り(ニッカン)

まあほとんど既定路線だったけど、正式決定。これで又一人質の高いMFが増えて、また層が厚くなり、バルサは本気ぶりが伺えますね。UCL獲りが現実的になってきたね。まあ来年のことだけど。

セットプレーを蹴る事は少なくなりそうだけど(実は強烈な右足好きよ、弾道が綺麗)バランス感覚もいいし、タフな仕事が出来る選手だから、バルサを支える一人になりそう。しかしポジション的にはやっぱりアンカーが主戦場になるのかな?バルサの中なら。

マンチェスターUがギグス、ハワードとの契約延長=プレミアL(スポナビ)

色々と周りがうるさかったライアン・ギッグスが契約延長。やっぱり彼はそのままユナイテッドで終わるかも。ただどうなんだろ?ファギーがいなくなったらどうなんだろう?

しかしハワードも延長か・・・・。新しいGKはどうするのかな?トルド?フレイ?クディチーニはないかな?カリーニとかならちゃんとやってくれそうだけどね。ただプレミア向きかどうかはわからないけど。

ニューカッスル、オーウェン獲得を狙う=プレミアL(スポナビ)

一つ疑問なんだけど、何でこんなにプレミアは金回りが良いんだろう?やっぱり放映権?と言うことでニューカッスルがオーウェン獲得にビッグオファー。その額33億円!レアルとしても悪い額じゃないよね、だって獲得に掛かったのは16億ちょっと+ヌニェスだし(モリエンテスの譲渡条件の緩和もあったかな?)

しかし、オーウェンの周辺状況もルシェンブルゴの就任で変わっているし(信頼はしていないにしても)、レアルでも才能を発揮しつつある事を考えてみたら、残るのも手かも知れない。ただロビーニョとかも来るみたいだし・・・・移籍すればもっと出場機会は確かに増える。でもニューカッスルではヨーロッパは戦えないよ?

・Jリーグ関連、というより藤田移籍関連。
今週中にも「浦和16番・藤田」が誕生(ニッカン)
磐田 藤田残留へ"ベトナム連行説得"(スポナビ)
浦和 磐田に藤田獲得の条件を提示(スポニチ)

ということで相変わらず情報錯綜。でも一応条件提示という事みたい。グラも条件提示済みと言うことで、後はジュビロの判断次第みたいですが、ジュビロはACLの第6節のホアン戦(25日)に連行して説得するという大技に出る様子。まあ森・浦和GMによると今月中は難しいかも」と言うことなので、決着は6月頭かな?額としては契約期間中の移籍金7000万とのこと、年俸は8000~10000万がラインとなりそう。しかしニッカンは勝負出過ぎ。

徳永にJスカウト熱視線/親善試合(ニッカン)

大学選抜の試合に沢山のスカウトや川淵氏が来て、徳永に対して熱い視線を送った模様。ユニバーシアードに出るためにFC東京の強化指定(練習参加?)を一度中断するみたいだけど、やっぱりFC東京にするのかな?FC的には今すぐ戻ってきて~って感じかも知れないけど。

注目は徳永より平山と兵藤、伊波野とか原のユース代表組に移るかも。マリに来て?兵藤くん。

G大阪・吉原 西野監督と和解(スポナビ)

と言うことで決着。移籍もとりあえずこれで棚上げと言うことになりそう。でも前田も出てきているし、気合い入れてやらないとね。ナビは勝負所。

と言うことで色々とニュースが止まりませんね。代表関連のニュースも増えてきそうだし、何よりも動きが出てきそうだしね。マリには練習生のブラジル人?左サイドでクロス上げてた?ふむふむ。まあいいや、とにかく今日はここまでです。

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May 19, 2005

Jリーグあれこれ、再びの再び。

3月の開幕から様々な事がありましたが、J1は第12節まで消化し、ようやく1stスティントを終えました。これから1ヶ月半ぐらい代表活動期間と言うこともあり(WCQ、コンフェデ、WY、トゥーロン)中断期間に入る訳ですが(ナビスコはある)ここまでのJリーグをまたあれこれ見ていこうかなと。しかし予想が付かなかったよ。

官軍びいきな勝利の女神、Jを支配する「流れ」。
勝ち続けるチームは苦しい状態でも善循環を続け面白いように彼らを歓迎する様な流れに乗り、一度停滞したチームは泥沼にはまり続けてなかなか抜け出せない。勝利の女神が意地悪なのか、Jに流れる流れがそういうモノなのかと感じるようなここまででしたが、その流れに乗れたチーム、乗れなかったチームが顕著に成績に表れましたね。

当たり前ですが、勝利の女神に愛され流れに乗って善循環を続けたのは、現在首位の鹿島アントラーズでした。開幕戦で色々あったモノの優勝候補筆頭とも言って良いレッズを倒してから、連勝・連勝・連勝。連戦でどこも苦しいチーム事情の中、他のチームは5つが精一杯だった白星を9つ積み重ね、大きなアドバンテージを築きました。
しかし彼らが楽々進んできた訳ではないのも事実です。開幕前には中田浩二を失い、チームの再構成を求められたけど主力が代表で抜けることも多くなかなかチーム作りが進まない状態だったと思いますし、リーグが始まってからも怪我人が出たりして結構同じメンバーで戦うことは出来ていなかった。しかしそれをうまくカバー出来るだけの地力があったと言うことがこの流れを引き寄せられたのかなと。トニーニョ・セレーゾ体勢が長いこともあり基本的に大きな改革がないことがポジティブに作用し、チームバランスの改良(前へのバランスの傾倒)によりチームのバランスがグッと良くなったことでこの不利をカバー。そして課題だった得点力不足はアレックス・ミネイロのハイレベルでバランスの取れた能力が良い形でチームにフィットして得点力不足をカバーするピースとなったことで勢いの元を作り、そして若手選手の一層の成長。中田浩二の後釜に座った青木剛の本格台頭を代表に、新井場の穴を埋めた石川竜也、そして先シーズンから試されていた野沢拓也の前線起用によるブレイクまでは計算出来るモノだったと思いますが、そして前線の怪我人の穴に元々ポテンシャルには期待されるモノがあった選手達がそのチャンスを生かし続ける善循環を生みだし、逆にチームに勢いをつける最高の循環となりました。
しかし前線の若手選手が日替わりに活躍するような善循環は本当に驚かされるモノでした。まずは去年から続いている野沢拓也のFW起用が今年本格的に台頭。彼の持っている高いスキル、それだけに終わらない積極的なランニングで結果を残すことでこの循環の始まりになりました。この野沢が怪我をして離脱、再び出来た前線の勢いのある選手を失った訳ですが、この後ここに入った深井正樹がライバルであるジュビロ戦でスパーク、2つのゴールを導くセンセーショナルな輝きを見せる。しかし彼も怪我を抱えていたところが悪化して離脱。しかしその次を担うモノを待つように主力が活躍しながら勝ち星を重ねるとFC東京戦で今度はルーキー・興梠慎三がスタメン起用に応えて本山の二つのゴールを導く決定機に絡み(&増田誓志も継続的に活躍したし)、連勝を繋げる活躍。しかし彼も活躍間もなく怪我をしてしまうが、その後も交代で出てきたまたもルーキーの田代有三が決勝ゴールを取るなど、もう善循環は止まりませんでした。こういう勢いが流れを生み出したのかなと。こうして鹿島は首位の地位を固めました。

さて逆に他のチームはその善循環のツケを払うようになかなか勢いの乗らせてもらえないもどかしい流れにはまっていました。もちろん力のあるチームはその流れに逆らうことが一時的には出来るモノの、それでもこの流れを止めきれない。それが不安定な成績となり、鹿島との差が開いた原因となったのかなと。該当チームとしてはサンフレやガンバ。レッズやジュビロと言った序盤こけたチームは徐々に回復傾向にあり、その流れとは別に徐々に順位を上げていきましたが、もちろん差は埋まらない。そして状態の悪いチームは泥沼にずぶずぶと引き込まれるような状態になっていく。Fマリノスは連戦によるコンディション調整に苦しみ、パフォーマンスが上がらず勝ち星に見放され、FC東京は序盤の好調が嘘のような状態に。支えてきたDFラインに怪我人を抱えて守備陣が不安定になり元々攻撃陣の決定力という部分で大きな不安がより顕著に表れてしまったことでチームが瓦解してしまい監督解任騒ぎさえ出てしまう連敗。グランパスも同じように鹿島を追う勢いを持っていたモノの安定感のあったDFラインが怪我人の続発により不安定に陥り、追いかけるはずの鹿島を追いかけるどころか連敗。悪循環と言う言葉がはまってしまう辛い状態でした。

さてそんな流れもこの中断で一度途切れる訳ですが、この中断は快走していた鹿島にとっても疲れが出ていたこともあり歓迎されるし、もちろん流れの悪いチームもその流れを一度切るにはちょうど良い機会だったのかなと。鹿島にとっては全てが今うまくいっている感じですよね。ここのところさすがに疲れが出てきたかなと思ったら、ここでの中断は流れに歓迎されている証明かも。ただこれで流れは変わると思われるだけに、次の流れはどんなものになるのか、中断が開ける7月を楽しみに待ちたいと思います。

若々しい選手達の芽吹き。思いきりのいい活躍、指揮官の勇気。
今シーズンここまでですが、例年以上にルーキーやユース世代の活躍が目立ちます。ざっと見渡すだけでも、かなり沢山選手達がJ1のピッチに立ち結果まで残しているのは正直驚きです。もちろん継続的な活躍というのはスタミナ的な部分だったり、集中力的なモノだったりなかなか難しい訳ですが、この国内トップリーグの中で可能性が見れるのは嬉しいモノです。

何でルーキーが活躍出来るのかというのは今年入ってきた選手達のレベルが高いと言えばすっきりする訳ですが、個人的には驚きではありました。というのも創世記から選手のレベルが着々と上がったこともあって、一時期に若手がベテラン選手を次々に蹴落としていった時期とは訳が違う。J1は既にある程度のレベルまで到達してその中でこれだけルーキーやユース世代の選手達が出場機会を得れていることは想像以上に難しいことなのかなと思っていました。しかし今年それを覆すように次々と出てくる新芽達がチャンスをモノにして、嫌がおうにも期待は高まってしまいます。それでは色々と見てみましょう。

まずはユース世代の選手達。2年目の選手達もいるわけですが、その辺は気にしちゃダメよ。

カレン・ロバート(ジュビロ/10Games/4G/2A)
正直余り期待度は高くなかったし、まだまだ素材の粋を脱しない「速いだけ」の選手だと思っていました、去年まで。まだ経験という部分で圧倒的に足りないから、ゲームの中で迷うような感じ見えてそのポテンシャルをうまく発揮する事に苦労していたのかなと。しかし今年はチャンスが前に転がってきた中でチームの中で新しい価値観を示して、一気に勢いに乗ったのかなと。チームとして前で動くことの重要性を迫られた中で、その豊富で献身的な運動量が活きはじめ、前で起点となりながら、スペースを突くことで得点を取るコツというのを掴んだようで得点感覚が開花。走るだけではなく、うまくスペースとボールの来る場所を感じることでうまく得点機会に絡み、今やジュビロ一番の稼ぎ頭です。元々身体能力的には高いモノがあったと思うし、どちらかと言えばシンプルに走れるサイドの方が活きるかなと思っていましたが、今年FWのポジションで厳しいDF達とバイタルエリアで攻防戦を繰り広げた経験が彼を開花させたのかも知れませんね。もちろんこれから壁にぶつかったときが次のステップへの鍵となるでしょうが(以前から書いているスピード型アタッカーの対応されたときの問題)、今は掴んでいる自信が活き活きとやっています。

水野晃樹(ジェフ/11Games/2G/1A)
正直余りよく知らなかったのですが、名将オシムの抜擢で村井の穴を埋める今やレギュラー様(坂本スライドで右サイドだけどね)清水商出身のテクニシャンとのことでしたが、確かにうまい。でもうまいだけじゃなく、スペースに走れるし、良く周りを見えるし、判断力が高いので余りおかしな事をしないしそういう意味ではすぐに使えた理由だったのかも。最近は90分使われることも多いし、その辺のスタミナもオシム練習で鍛えられているんだなぁと感じるし、Jのスピードに馴染んで更に期待出来る選手なのかも知れませんね。もっと経験を積めば、きっとハイブリッドなサイドプレーヤーになる予感。DFにチーム戦術に隠れてよく見えない部分があるけど、どうなんだろう?WYで化けて欲しい一人。

本田圭祐(星稜高→グラ/11Games/1G/2A)
まあ今年一番の大物ルーキーはそれに違わぬ大活躍。J1の舞台でも全然大物感は薄れず、本当に存在感が大きい選手だと感じました。テクニックは極上、左足の柔らかいパスもそうだし、ファーストタッチもレベルの高さを感じるし、フィジカルの面でも総力はまだまだにしても体幹が太いのか結構ずれない。だから安定してプレー出来ているのかなと。何となく俊輔をスケールアップ(フィジカル的にね、テクニックはちょい-かな?)したような感じを受けるんですよ。ゴールシーンでの堂々とした振る舞いは既に大物。大きく育って欲しい。目線も高く本当に先が楽しみ。

杉山浩太(エスパ/7Games/1G/0A)
彼はユースでもボランチならファーストチョイスにするべき。それだけスケールを感じるプレー、大きな体と高い機動力、そして運動量も多くて献身的で、今すぐプレミアにいって修行して欲しいぐらいの選手です。序盤チームの結果が出ないから、戦い方が変わってしまったけど、以前の3センターでの活き活きとしたプレーは本当に凄かった。技術もエスパ育ちと言うこともあってうまいけど、やっぱり攻撃参加!ダイナミック!本当に大きな舞台で暴れて欲しい。稲本とか福西を超えるポテンシャルを感じるのは僕だけ?まあ稲本も若いときは凄かったからなぁ。そして経験も半端じゃない質の高い経験を積んでいるからこれからの努力は必要でしょうけど。でも大きなプレーは楽しみです。型にはまらないで欲しい。

前田俊介(サンフレ/9Games/2G/2A)
本当に天才的なボールタッチと突破力。あくまでもボールプレーヤーだけど、半端でない技術力と突破への意識の高さ。強気な姿勢がなきゃ、仕掛けられないもんね。去年もジュビロ戦でゴールを決めてるからもう当たり前になってるのかも知れないけど、一応今年がプロ1年目だもんね。大宮戦でのシュートも凄かったし、ゴールに向ける事を磨いていったら・・・・・恐ろしい。

てゆうか去年から活躍してるから、特別な才能と言っても良いのかなぁ。ではルーキー。

栗沢僚一(流通経済大→FC東京/12Games/2G/1A)
去年は強化指定、まあ経験していたというのもあるのかも知れませんが、これぞ即戦力と言うぐらいの素晴らしい活躍ぶりで既にチームの核として十分な存在感。チームとして成績こそ出ていないけど、技術的に安定していて非常に質が高く、献身的で良く顔を出せるし、凄いセンスを感じるプレーで玄人ごのみのプレーで既にレギュラーの座をがっちりキャッチ。本当にFマリに欲しかったよ。

前田雅文(関西大→ガンバ/6Games1G/2A)
10000ゴール男。でもそれだけじゃない質の高さと洞察力を感じるプレーヤー。特徴的には裏を狙うスピード型アタッカーだけど、落ち着いて周囲を見れる事には西野さんが期待を掛けるのはわからなくない(吉原と比べてと聞かれたらわかんないけど)運を持っているプレーヤーだと思うし、これから経験を積んでいくことで新たなるクラックとしてガンバのアタッカーに色を付けれたら・・・・。

杉本恵太(流通経済大→グラ/9Games/2G/1A)
今年の流通経済大出のルーキーは本当に質が高い。彼はジュビロを一時奈落の底に突き落としたプレーが非常に印象的でした。スピードがあるというのは確かにそうなんだけど、そのポジショニングとラインの抜け方などスピードバカじゃない所にうまさを感じました。犬のいぬ間の活躍でしたが、その後もそれなりにアクセントとなるプレーはFW不足のグラにとっては助かる存在となった。これからが勝負だけど、思い切りをなくさないで欲しい。

もちろん上に書いた鹿島の二人とかもそうですし、結構いますよね。彼らはまだ怖いモノを見ていないから思い切りが良く出来ていると言う部分もあると思います。それでもやはりなかなか出来る事じゃない。だからこそ、これをなるたけ継続して頑張って欲しいし(難しいことですよね、継続してというのは)その思い切りがなくなったときに、何かを掴んで又一つ大きくなれるチャンスだと思って壁を乗り越えて欲しいなと。そしてクラブの主力になってまた新たなスター選手になって欲しいなと。

ただここで思ったのは指揮官が彼らを送り出した判断。もちろん練習の中でイイ動きをして「これなら」という自信を持って送り出せるからこそなんでしょうが、やはり本番のピッチに送り出すには勇気がいる。まあ周辺状況的な部分も影響しているとは思いますが、周りの選手達がサポートしないといけない状態は必要だし、その辺ではリスクも伴う。でもそれが成功したらチームに勢いが出るし、その辺の思い切りをチームに乗っけると言う意味での付加価値的な要素が付くとなると大きいのかなと。その辺のリスクを鑑みると指揮官への勇気だったり英断にも評価をして上げて欲しいなと思ったりします。まあその選手達の能力を引き出せるだけのチーム状況じゃないといけないというのはありますけど、その辺も指揮官の能力が問われますね。

ということで他にもやりたいことはありますが(ACLとリーグの関係性とか様々なチームの色が出てきてバリエーションに富んできたこととか移籍した選手達の評価とか中断期間での戦力補強の必要性とか)まあ長くなり過ぎちゃうので又機会があったらやります。まあネタ切れになりそうですし。ただ一つの問題としては「Jリーグあれこれ」のタイトルバリエーションがないこと(泣)募集中です。とにかくJには見所満載ですから色々な視点を持って見ていって新たな魅力を見つけて欲しいなと。と言うことで今日はここまで。

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May 18, 2005

ヨーロッパ+ユースで今日のニュース雑感。

と言うことで又ニュースやります。ヨーロッパは収束に向かい、国内ではJが中断期間に入り代表モードへと流れていく中でまたもや手広くやってこうかなと。では。

・あっけない優勝争いと恐ろしいまでに大混戦の降格争い、ヨーロッパ各国リーグ。

セリエA 第36節
ユヴェントス 2-0 パルマ@スタディオ・デッレ・アルピ
Juventus:6'デル・ピエーロ 23'イブラヒモビッチ

レッチェ 2-2 ACミラン@スタディオ・コムナーレ
Lecce:46'コナン 37'ヴチニッチ Milan:12'カラーゼ 53'シェフチェンコ

と言うことで結果だけですが、ミランは痛恨のドローでこれで直接対決に続きユーヴェに突き放され、これで差は5つ。残りは2節。これでマジック1です。ほぼ決まり。

ユーヴェとミランの差になったのはチーム状況の波と、たった二つではありますがUCLがチームに与えた影響なのかなと。チーム力としては多分まともな状態ならほぼ変わらないと思うし、層の厚さも場所こそ違えど、同じくらい。事実波の周期は違ったモノのユーヴェとミランはここまで同じ勝ち点を積み重ねてきた訳で。その中でユーヴェのコンディション的なモノを加味した波の底はシーズン中盤に来て、ミランは今来ているのかなと。怪我人が出ていて、それなりに無理をしなければならない状態になり、それでも手を抜けるような試合がほとんど見あたらずに疲労が蓄積されて、DFの破綻という形で一気に崩れてきてしまったのかなと。リズムが崩れたのはUCL準決勝2ndLegだと思いますが、その前にも予兆は出ていたし、その中で何とかしなければならない思いがアンチェロッティの精神的なバランスをも崩してしまったのかなと。

ユーヴェも確かにリバポ戦での敗戦でかなり精神的には来ていたけど、その反動がポジティブにリーグに出て、また大黒柱ネドベドが今シーズンも先に怪我をしていてある程度休んでいたので大事な終盤戦ではコンディションが良く、ここまで軸として前線を支えてきたズラタンの(無意味だったけどインテル戦での小競り合いの代償による)出場停止で空いた穴を感じずにここまで何とかうまく転がったことなのかなと。まあミランとユーヴェの差なんてなかったし、結局運だとかタイミングが良かったのかなと。もちろん実力的なモノが互角だからこその言葉ですよ。

ミランはレッチェ戦の前に嘘でもヴチニッチと契約を結ぶと話しておけば良かったのにね。アピールされちゃいましたね。でもミランはイタリアのUEFAランキングのためにも、今週はきっちりとコンディション合わせてビッグイヤーとって欲しいなと。

これでほとんど決まったのかな。今年はほとんど波乱のない静かなシーズンと言っても良いのかも知れませんね。早々に決まったチェルシー、バイエルン、リヨン、そして後ろから追われたモノの彼らの正義を貫き通したバルサが決め、最後に一番のデッドヒートだったユーヴェが今週で決めると。

で残留争い、流れでまずセリエ。こっちは鬼気迫ってますよ。とりあえずおさらい。

セリエA 第36節終了時点順位表+スケジュール

10. 勝ち点42
ラツィオ  37vsヴィオラ(H)  38vsパレルモ(A)
レッジーナ 37vsレッチェ(H)  38vsインテル(A)
レッチェ  37vsレッジーナ(A) 38vsパルマ(H)

13. 勝ち点41
ローマ   37vsアタランタ(A) 38vsキエーヴォ(H)
ボローニャ 37vsキエーヴォ(A) 38vsサンプドリア(H)

15. 勝ち点40
パルマ   37vsシエナ(H) 38vsレッチェ(A)

16. 勝ち点39
シエナ   37vsパルマ(A)   38vsアタランタ(H)
キエーヴォ 37vsボローニャ(H) 38vsローマ(A)

18. 勝ち点38
ヴィオラ  37vsラツィオ(A)  38vsブレシア(A)
ブレシア  37vsメッシーナ(H) 38vsヴィオラ(A)
 
20. 勝ち点35
アタランタ 37vsローマ(H) 38vsシエナ(A)

確かに差は詰まっていて、しかも直接対決がふんだんちりばめられているかなり熱を上げそうなセリエの降格争い、地獄の降格枠は今期から3つ。気になるチームはローマ、レッジーナ、そしてヴィオラ。
まず上にいるレッジーナですが、確かに正直可能性は薄いけど2連敗しちゃうと危ういところは確かにある訳ですが、それでも18位の最終節が直接対決なだけに前節の(勝ち点2を損したとはいえ)勝ち点1は大きいのかなと。正直インテル戦まで持ち込まず、次のレッチェ戦、オレステ・グラニッロで勝ち点1を獲って決めちゃいたいところですね。

でローマ、まあ何でここにいるのかわからないけど、UCLで自ら引き起こした事とはいえ最悪の流れを引きずってしまった訳で。確かに監督がコロコロと変わったり安定しないシーズンだったけど、まあここは悪すぎ。一度浮上しそうな時期が中盤にあったのに、またデル・ネリの辞任でチームが空中分解。選手掌握もままならずわがままな選手達が完全に分離してしまった事を見てもカペッロの手腕は大きかったんだなぁと改めてわかったり。現状は楽観出来ないけどさすがにここでは頑張るでしょ。次のアタランタ戦で息の根を止められれば決まるだけに、抵抗激しい相手にどれだけチームとしてゲームを出来るか。痛い目何回も見ているのだからそろそろ学ぶかなぁと思います。

で一番やばいヴィオラ。メンツを見たらもちろんここにいるチームじゃないけど、ここも負のループにはまってチームがもの凄い不安定なままここまで来てしまったのかなと。確実なプレーが出来るヒデが本調子でチームの核となっていれば、さすがにこんな事にならなかったんだろうけど・・・・。ミッコリ・ボジノフ・リガノ・パッツィーニと揃いに揃ってる超ハイレベルなアタッカーを活かせないチームの土台を運動量でカバーして彼らにアテンプトの数を増やせれば、連勝も十分期待は出来るだけに(降格回避には勝ち点4が必要かな・・・出来れば連勝)もう意地で何とかするしかないですね。ただ今週のゲームを見ても好転する気配はまったくない。気合い。ヒデは降格しても残されちゃうのかな?

でスペイン、意地見せてますね。マジョルカ。

マジョルカ 4-3 アスレティック・ビルバオ@エスタディオ・ソン・モイス
Mal:11'pファリノス 48'&62'ヴィクトル 51'大久保嘉人 A.B:27'ジョレンテ 30'グルペジ 58'オルバイス

まあ最後の最後に仕事しましたね。ただ、マジョルカはようやく蘇ったとも言える。ロメオが当たって、昇格させたヴィクトルが当たり、嘉人がようやく来た。これでアタッカーの層は相当厚いし、タイプも違うからクーペルの使い方次第ではどうにかなるかも知れない。

この後のスケジュールはマジョルカが37節がデポル(A)、38節がベティス(H)。でライバルで現在勝ち点1上にいるレバンテが37節バレンシア(H)、38節ビジャレアル。正直鍵は37節にある気がする。
レバンテが今節、バルサとの試合で勝ち点1を拾ったとはいえ、それはバルサが自滅とも言える訳で(プレッシャーね)残りがUCLが掛かっているバレンシアとのダービー、そして今は席を持っているビジャレアル。レバンテにとってはホームでのバレンシア戦は降格にとってもそうだけどプライド掛かってるからね。レバンテにとっては最高に燃える試合になる。でマジョルカの方はデポルとの試合で絶対に勝たないとまずい。引き分けじゃ終わると思う。幸いデポルの今シーズンは随分前に終わっているし、モチベーション的には必ず上回れると思う。ただイルレタのラストゲームで結構今シーズンでデポルを離れる(引退する)選手のホームラストゲームという危険なゲームにはなりそう。何が言いたかったかというと最終節は両チームとも相手がUCLの掛かるチームと当たるだけに、結構難しいゲームになると思うし、正直両チーム負けというのも可能性はあると思う。もし37節で逆転出来ないと・・・・ということ。ここで前にでなきゃかなりきつくなると思う。

大久保にとっては素晴らしい思い出と因縁の入り混ざったデビューの相手だけど、とにかく結果でしょ。多分クーペルは流れを重んじてくれれば、次もスタメンでいける可能性はあるし(ただ話によればルイス・ガルシアのターンオーバーという話だからダメかもなぁ・・・)、本当に今こそ爆発の時期でしょ?来期の契約のためにもここは踏ん張りどころでしょ?頑張れ頑張れ。


で最後にプレミア。
ウェストブロミッチ奇跡の残留/プレミア(ニッカン)

と言うことで最終節を迎える時点で最下位だったWBAがポーツマスを降し、上のチームが総コケで本当に「奇跡」と言っていい残留を果たしたみたいです。僕はプレミアを見ないのでこの辺のチーム事情を知らないし、選手もあんまりわからないのですが、それでも稲本にとっては契約も残っているし、ロブソン監督のプランにも入っているようだからこの結果は良かったのかなと。しかしこんな事が起こるからサッカーは面白い。プレミアでもピッチに人がなだれ込むんだなぁ・・・・。しかし良かった。

長くなっちゃったな。と言うことで次。

The Last Survival Competition
FIFAワールドユース オランダ2005 壮行試合及びトレーニングキャンプ(5/22~31・豊田~十日町)U-20日本代表メンバー(JFA Official)

と言うことで色々とメンバーを試しながら、試行錯誤してきたWYまでの道のりでしたが、とりあえずこれが最後の競争ですね。かなり苛烈な競争があった訳ですが、基本的にはアジアユースの主力が軸となることはやはり変わらないようで、その中で監督の理想と噛み合わなかったボランチなどはまだまだ今も悩みの中にあるのかなと。

ただ熊のこだわりでもあった梶山中心のチーム構成というのが、ここまでは彼の度重なる怪我というのもあってほとんど試せていないだけにこの直前になってどのようになるのかが非常に気になるところですね。

それにしても本当に楽しみな選手が多いなぁ・・・。これ以外にも外れている選手もいる訳でその選手達は出来ればトゥーロンに連れて行って上げて欲しいぐらい(これは仮登録メンバーが大会のオフィシャルに出ていたようで、翔くんとか祐大朗が入ってたりして楽しみ)簡単に予想してメンバーなんか書いてみようか知らん。

World Youth Netherlands 2005 Japan National Team expected member
Pattern1         Pattern2        Pattern3
   カレン 平山         平山           平山
     兵藤         前田  カレン   家長  本田  水野
苔口       中村  本田      水野    梶山  杉山
   梶山 杉山       兵藤  杉山    小林       中村
 小林 増嶋 水本    柳楽 増嶋 水本     増嶋  水本
     西川            西川           西川

まあ良くわかんないけど、梶山や苔口、杉山などの怪我人がどこまで回復しているのか、そして頭角を現してきた大学生の伊野波や飛び級組の山本真希や森本などとの相性や比較になってくるのかなと思いますが、とにかく強気に対等な立場で戦って自分たちの力を試して欲しいな。しかし楽しみで豪華で期待しちゃいたいメンバーばっかりだわ。オリンピック代表にシフトするときの監督選びは進んでるのかな?そればっかり気になる。

正式なメンバー発表は5/28とのこと。枠は21。

sounoさんの所でメンバーの予想されてます。ほとんど同意です。監督の好みというのが本当にやっかいであり、不安なところ・・・・。ということでリンクさせて頂きました。

U-20 日本代表候補」(フットボール・バーリトゥーダー

・で最後にこれだけ伝えたい。
「浪速の黒豹」神戸FWエムボマが引退(ニッカン)

とにかくお疲れ様。本当にカメルーンの歴史の中でも有数の選手だったし、本格的なカメルーンの世界への強豪の道を先頭立って切り開いてきたエースが生で何度も見られたことは本当に幸せだったことなんだなぁと今更ながらに思う。

インパクトとしてはやっぱりガンバの時やオリンピックの方があるけど、三ツ沢の近いピッチで(去年のナビスコね)見せてくれたダイナマイトミドルも忘れられない。とにかくこれからもカメルーンのために走り回ったりするのかも知れないけど、日本のこと忘れないで、カメルーンと日本との架け橋になって欲しいなと。お疲れ様でした。

と言うことで他にもやりたいことはあったけど(ジダン祭再びとかケルンが安獲得とか色々ね、藤田のニュースまだ?)、長くなっちゃったのできょうはここまでにします。ビーチサッカーはラモスの魂により4位ですか、おめ。

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May 17, 2005

考えさせられた一戦@J1 第12節 日曜開催分

えーと、昨日は書けなくて、今日は書けるなんて都合に良いことはわかりません。なので、まとまるかどうかは微妙ですが考えていた事をとりあえず書いていきたいと思います。その辺を頭に入れながら読んでもらえたらと。と言うことでレポ。

J.League Division1 第12節 日曜開催分

Fマリノス 0-1 レッズ@日産スタジアム「変貌の決戦」
Reds:76'永井雄一郎

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF河合竜二、松田直樹、中澤佑二、MF那須大亮(→79'坂田大輔)、上野良治、田中隼磨、ドゥトラ、山瀬功治、FW安貞桓、大島秀夫(→75'久保竜彦)
レッズスタメン:GK都築龍太DF坪井慶介、トゥーリオ(→36'堀之内聖)、アルパイ、MF内舘秀樹、鈴木啓太、山田暢久、アレックス、長谷部誠(→81'酒井友之)、FWエメルソン、田中達也(→67'永井雄一郎)

試合に関しては簡単に。見ていた方も多いでしょうし。静かな立ち上がりの中、主導権の引っ張り合いを経て、徐々に両チームの形が見えて来るような展開、レッズは下がって受けに来るエメルソンに預けてそこから彼の局面打開に期待する形、Fマリノスはゆったりとしたビルドアップからターゲットの前戦へ長いボールを入れ、そこを起点にサポート→展開という形、そしてその引っ張り合いの中でエメルソンを封じ込めたFマリが主導権を握る。山瀬が非常にフレキシブルに動きながらシンプルな展開にボールを絡みながら前線とのグルーとなり、サイドの選手達も相変わらずの積極性でチャンスを生み出すと、安のキープからサポートした上野がスルーパス→隼磨が反応しシュート、左を抜けたドゥトラ→大島のダイレクト、山瀬が左サイドを切り込んで安→那須と繋いで低く抑えたシュートと決定機も増えるがバーに嫌われたりオフサイドとなったりで決めきれない。リズムの握れないレッズに対して、攻勢を掛けるが先制点の取れないもどかしい流れの中で前半を終える。後半はレッズも前への意欲が高まり、全体的に前掛かりになっていき、両チームが攻め合うような展開になる。マリはセットプレーから脅威を与え、レッズは永井の投入によるチームの勢いが蘇り、MFもかなり押し上げが速くなって攻撃に参加することで厚みのある攻撃を仕掛ける。そして後半31分再び強く降り出した雨の影響か、度々狙っていた鈴木啓太のミドルは低くゴールの枠を捉え、哲也は弾いたモノのそのリフレクションを永井がいち早く反応、本人の「凄く冷静でいられた」というコメントの通りGKの動きを完全に読み切った(見切ったとも言えるかな、あの状態で高いジャンプは身体能力的にどんな凄いGKでも難しい)ふわりと浮かせたヘッドでマリノスのゴールを破った。その後、先に大島に代わり入っていた久保に続いて那須に代え坂田を入れ、松田も前線に上がるスクランブルな攻撃へ、しかしレッズもしっかりと素早い判断で酒井を入れて守備意識を高め、取ったボールを高速2トップへと言う形でカウンターの脅威は消さずにきっちりと守る、ロスタイムに安のらしいシュートフェイントからの強烈なシュートもあったモノのゴールは生まれずにタイムアップ。レッズが望まない形だったとはいえ、結果でCSのリベンジを成就させることを成功させました。

試合としてはきっちりと抑えるところを抑え、チャンスも作りだし、そして後は決めるだけだったのですが、レッズの水際での粘りもあってゴールネットを揺することは出来ず、きっちりと守れていたのにあのシーンにだけ出来た「隙」を永井にきっちりと決められた。去年よく話題となった「内容ではうちの方が良かった」と言った典型の試合でしたね。まあ一つうまく転がれば勝てた試合でしたが、結果としては残念なモノになってしまいました。レッズは苦しい状態でも我慢し、一つの隙を突いてゴールを奪うというタスクを最後までやり通し、苦しんだ序盤の糧をきっちりと活かしたのかなと。

このゲームを見て、家に帰ってきて終盤を迎えているセリエのユーヴェの試合を見て、色々と考えさせられたのですが、一番のストロングポイントとなる部分が似ているのかなと。元々派手なチームじゃないけど、勝つことを宿命づけられたチーム、勝つことをファーストチョイスに置いたチーム(どのチームも勝つためにやっているとは思いますが、アプローチの仕方が違う。内容度返しで勝ちに言ってるチームは今のJではマリぐらい。他のチームは内容的に充実させて勝ちに近づいていくアプローチ)と言うことで目標の置き所が同じ事がそのチーム作りを似させているのかも知れません。
そしてその目標を達成するためにやるアプローチの仕方も似ているのかなと。試合の流れを読み、勝負所できっちりと力を発揮することで強さを出すチーム。試合の流れを読み、守るべき時には守り、攻めるときに攻めそして結果を出す。そしてそれをするために必要なのは高い総合力。抑えどころを抑えて相手のストロングポイントを消すことが出来のも、そして形はなくても力のあるからゴールも奪えるのも、総合力が高いからこそのなせる技。それがないチームがやろうとすると必ずどこかで負けてしまい、破綻してしまう。勝負所を見極め、抜群の実行力で試合の抑えどころを抑えて、抜け目なく試合に勝つ。そういうチームなのかなと(だから退屈なチームだと揶揄されることも多いんだけど)

ある意味形がないから明確な弱点もないし、きっちりと力と力の勝負に持ち込むことが出来、その力が高いから負ける可能性が下がる。今まで相手がマリと戦って苦しんでいたのはそういう部分なのかも知りません。ストロングポイントが消されて、自ずとガチンコ勝負になってしまい、総合力の上回る相手に丸め込まれて負けてしまう。まあこの2年間で沢山の勝ち星を重ねてきましたが、基本的に力負けした試合はほとんどないと思う(FC東京・ジェフ・城南一和ぐらいかな?)しかし今のFマリノスは総合力が落ちているのは明らか。原因はやっぱり連戦によるコンディション低下。まあ理由にもしたくないけど、総合力の低下はこのチームの色々な粗をさらけ出すことになった。相手を丸め込むことも出来ないし、ゴールも獲れなくなり、そして結果として負けてしまう。総合力が落ちているとしても、やはり形に拘って作ってきたチームじゃないから、そう簡単には形なんて作れない。そんな施術を施せる状況ではなかったこともあり、負のループにはまってしまったのかなと。

形のないことはポジティブな面だけでなくネガティブな部分も持ち合わせていると言うことなのかなと思った訳ですが、総合力が高いからこそ、基本的には何でもある程度そつなくこなすことは出来る。ただ何を選択するのか、そのような方向性は監督の指示の中である程度の方向性はあっても、状況によりプレーを選択する選手達のイメージに委ねられる部分も多いのがサッカーというスポーツ。そしてそれが独りよがりで勝てるほど甘くないのもサッカー。もちろん細かい部分のことでの約束事はあると思いますが、その狙いというのがチーム全体で共有どころかわかっていない感じがする訳で。特にそういう部分を攻撃面で大きく影響し、この連戦でゴールを取ったシーンを考えてもセットプレーか個人技というを考えてもその辺は明らかなのかなと。もちろん連戦前は崩せているシーンも作れていた事を考えたらコンディション不良が原因であり、体のキレだけでなく頭の部分でも鈍ってしまい、個々の考える方向がずれてきてしまい、プレーに表れてしまったのかなと。プレーセレクトの判断が悪かったり、サポートが遅くなり個に依存する形が多かったりとバランスが崩れてしまったときに帰れる場所を持たないモノの脆さだと思いました。

ただ、何となくですが、歩んでいる方向性としては結構悪くないのかなと思ったりもしました。まあセリエの中でのユーヴェとJの中でのマリじゃ他のチームとの戦力差という部分でマリにはそんなに余裕がない訳ですが、形のないモノの強さを追い求めるのも格好いいのかなと思ったり。でも現実的には(これから先にこういう事が起きてもイイ様に)チームとしての明確な武器を持っておくのも悪くないのかもと思ったりもします。選手も人間だし、監督も人間だと言うことを今回の連戦で改めて露呈した訳で、間違った選択をしたり迷ったりする事もある訳で、そういうときに帰れる場所があること、そういうモノを持っていても良いのかなと。まあこういうアプローチはしないでしょうし、岡ちゃんがこの中断期間でどのようなチームを再構築するかわからないけど、こういう機会は岡ちゃんが就任して以来なかった訳だから、これを機にFマリノスとはどんなチームなのかというのを、もう一度考える良い機会になるのではないでしょうか。そして考えた上でこれからの方向性というのを定めて欲しいなと。敵は自らにありと言うことです(まわりくど!)

さて、レッズのことをちょっとだけ。一言だけ悪口言うとしたら、こういうサッカーで勝つことを今まで罵ってきた事を謝ったらどうですか?まあそれは良いとして、レッズが大人なチームに進化している事にちょっと驚きました。個人的にアルパイやトゥーリオ、ネネと言った前に強いDF達の復帰と共に自らの形をもう一度求めていくのかなと思っていた訳ですが、このまま大人しいチームになっちゃうことがイイのか悪いことなのか、正直わかりません。確かにしっかりとしたDFを基盤にアタッカーの破壊力を前に出してリスクを計算したサッカーも出来るだけの戦力とメンツを揃えているとは思います。でもそれがこのチームに望まれたモノなのか、もちろん成績という部分で一番揺り動かされる部分もあったとは思いますが、個人的に去年のセカンドの強烈な意志を発散するようなゴール渇望サッカーに羨望のまなざしというか畏怖の念を送っていたモノとしては、ちょっと寂しいなと。
ボールを失った瞬間に切り替えて、「自分たちのボールを返せ!」と叫ぶような強烈なフォアチェックと連動したDFラインから前へのプレッシング(鈴木啓太の広範囲のスペースケアとカバーリング付き)、取り返したら優秀なアタッカーの才能を最大限に生かす状態を活かすために素早く縦に預けて、彼らの強烈な破壊力を素直に出すサッカー。色で表すなら炎の赤という感じだったなぁ(遠い目)
でも今は限りなく無色に近い(内舘氏を表す「無職」ではないですよ、念のため)サッカーをしていることに違和感を感じているのかも知れませんね。まあ別にどんなサッカーをしても良いのですが、「Jの華」だった強烈な赤がまたJリーグファンとしては見たいなと思ったり。でもホントは自分たちのサッカーぽいのをやられた悔しさなのかもなぁ・・・・。

とにかくもう余裕はなくなっちゃいました。後半巻き返しのためにもしっかりとまず休みましょ。

ジュビロ 2-1 トリ@ヤマハ「サックスブルーのNo.10は何を思う」
Jubilo:5'カレン・ロバート 51'太田吉彰 Trinita:657'マグノ・アウベス

上が長くなったので割愛!でも藤田さんの大活躍。もの凄い彼らしい動きだったと思います。そこに彼の跡を継ぐ選手達が発憤してそろそろブレイクの時期に来ていて、もしかしたらイイ頃合いなのかも知れません、傍目から見ている人間の感想ですが。でもやっぱり赤いユニフォームの藤田は正直想像出来ないなぁ。この試合の後にサポーターのコールに応じていましたが、彼は何を思うのだろう?

しかしA3とゼロックスがなくて、一試合分速く敗退したとはいえ同じようなスケジュールをこなしている彼らの活き活きとしたパフォーマンスを見ていると、正直うらやますぃ(苦笑)誠剛頑張れ、超頑張れ。

ということで久しぶりに大まじめに書いてみましたが、何を書いてるのか、何を書きたかったのか自分でもよくわからなかったりします。レッズの所で「色」と言うのを書きましたが、Fマリノスの色は何なのかな?僕の考えでは「透明」なのかなと思ったり。まあとにかくこれでJは一時中断で再開は7月ですね。まあとりあえず、また「Jリーグあれこれ」でまとめてみます。ということで「おいおい、引き延ばした割には意味わかんね~よ」と思われた方、ごめんなさいと思いながら、今日はここまでです。

スタジアムの中で諍い事があったようですが、僕は余り興味がないので書きません。そこの人間ではないしね。しかし、ユーヴェとマリはサッカーだけでなく周辺環境も似ているなぁ。いくら入っても入ってるように見えないスタジアム、アクセスの悪さ(これはそれほどでもないのかな?横国は)、サポの熱さに比例しない強さ(まあサポが熱かろうが強けりゃ勝つと言うのを証明している感あり、無力ではないのは重々承知の上で。でも熱いのが勝ってたらレッズは既にチャンピオンじゃなきゃおかしいし、ユーヴェがセリエで一番優勝してるのもおかしいという訳で)まああくまで僕の思うところなので(ぼそっ)

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May 16, 2005

お知らせとご報告と感謝なエントリー。

終わりましたねぇ、連戦。とりあえずマリだけじゃなくジュビロの選手の皆さんも。


お疲れ様でした!


しかし今日の試合を見てもコンディションの差が随分あるなぁ・・・。流石この辺は人間力の代表で培った経験なのかしらん。選手の使い方もまあ結果的にマリは下手だったのかなと思う訳ですが、岡ちゃんも人間だからね。後はA3やゼロックスの分なのかな?まあしゃあない。終わったことだし。

で試合の方なんですが、負けちゃったので今日はなし!嘘です。というよりまだどのように書いたらいいのかわからない試合で、自分の中でもまだ消化出来ないというか・・・・。決めるところで決めなきゃ勝てないというのも確かに、って感じなんですけど、何か引っかかるというか何というか・・・・。うーんって感じなので、明日もう一度見直してすっきりしたら書きます。わざわざ来て貰ってるのにすいません。

そういえば、1年経ってたんですよ、以前のNews-Handlerから数えると(苦笑)僕おめでとう!で、いつの間にか150,000Hitを超えるアクセス数をいただいて(正直正確な数が移転の時期的に被ったりしてわからないのですが、多分160,000ぐらいかな?)、本当に感謝感激雨あられです、そして僕おめでとう。正直最近モチベーションがた落ちでうんうん唸ってたのですが、またこれから少しずつ上げていけたらなと。とにかくこれからもマイペースで(更新頻度は落ちるかも知れませんが)頑張っていこうかなと思ってます。継続は力なりと言いますし。

実はモノを書き始めたきっかけが「ブラインドタッチが出来るようになりたい」と言うことだったので、既にその目標を随分前にある程度達成していたので(誤字脱字が多いのは僕のミスタッチが多いせいなんですが、ATOKのせいにしておきます)、具体的なモノがなく、方向性も見失い気味というかずれて来ちゃってその辺も影響しているのかなと。まあコメントやらトラバがないのが一番落ち込んでいる原因なのですが。まあとにかく感想を抱いてもらえるような文をこれからも書けるように、方向性を修正しながらやっていこうと思うので、僕を励まして下さい(笑)

と言うことで謝ったりうれしがったりと忙しいですが、今日はここまでです。うーん、はてなみたい。

最後にバルサ優勝と松井ル・マン昇格おめでとう!

これだけでは何なので、はてなの方にバルサとレアルの試合の雑感等書いたのでよろしかったらどうぞ。

Delight of the Barcelona heart's desire(僕の読書+日常記録)
リーガ最終局面(僕の読書+記録 レアルのやつね)

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May 15, 2005

An impressive play to color intermission@J1 第12節

今日の大阪ダービーはイイ試合でしたね!「サッカー不毛の地」とか呼ばれる大阪ですが、それでもこういうゲームに沢山のお客さんが来て目の当たりにすることで、また良くなっていくとしたら、結果よりも何よりも素晴らしいことなのかなぁと思ったりします(僕は関東の人間なのでそういうことを目の当たりにしてませんが)とにかく胃痛なので簡単に。

J.League Division1 第12節
セレッソ 2-4 ガンバ@長居「炎上のダービー」
Cerezo:21'&76'西澤明訓 Gamba:17'&89'大黒将志 35'&65'アラウージョ

セレッソスタメン:GK吉田宗弘、DF柳本啓成、ブルーノ・クアドロス、前田和哉、MF布部陽功(→58'黒部光昭)、下村東美、久藤清一、ゼ・カルロス、古橋達弥、森島寛晃(→69'米山大輔)、FW西澤明訓
ガンバスタメン:GK松代直樹、DF山口智、宮本恒靖、実吉礼忠、MFシジクレイ、遠藤保仁、橋本英郎、二川孝広、アラウージョ(→86'家長昭博)、FWフェルナンジーニョ(→54'前田雅文)、大黒将志

簡単にと書いたのでレポはなしで(苦笑)この試合のイイ試合になった要因というのは、結果はさておき両チームが非常にアクティブに前に出るような展開になったことで持ち味が出たことじゃないかなと。元々アイデンティティ的に彼らは攻撃的な色を持っていることもあって、持ち味が出せる展開になれば本当に素晴らしいモノを見せつけるし、それだけオーディエンス(BECKかぶれ)は熱狂する。らしい試合になったのは見ている側として嬉しかったです。とはいえ、ホームのセレッソにとっては苦々しいゲームになってしまったのかなと。

どちらかと言えばゲームの流れはセレッソが持っていたように見えましたが、終始ゴールが決まるのはガンバの方。守備に置いても自分たちの形というモノを見いだしつつあるセレッソがここまでやられたのには原因がありました。
セレッソはフォアチェックが掛けれるときは一気にボールを取りに行き、取ったら速くサイドへ(特に左サイド)、横の幅をが出来たら縦の幅、西澤のポストから飛びだすみたいな形を狙う。逆に相手のストロングポイントでもある前のスキルの高い3枚にボールが入ったときは無理に奪いに行かずにスペースを消すリトリートDF。これがチームとして高い共通意識を持ってやれていた訳ですが、しかし結果的にその意識の高さが失点に繋がってしまう。
仕掛け人は遠藤でした。その遠藤が目をつけたのがセレッソの左サイド、セレッソの攻撃の起点だったゼ・カルロスのスペース。(ガンバ側から見ると)ゼ・カルロスがかなりオフェンシブに張り出していたので、そこで空いたスペースを右に流れてボールを受けて起点を作り、そこからストロングポイントである流動的な前の3枚にボールを流し込んで、自分たちの形を出す。先ほども書いた通り前に入ればセレッソのディフェンスはスペースを消しに行く訳ですが、その時にその引く意識が高くて、アプローチが緩くなってしまい、中盤にプレスが掛からなくなり、そうなるとガンバの技術力を逆に活かしてしまう形になってしまった。遠藤のキープからセンターを上がってきたシジクレイがバイタルでフリー、これでセレッソのDFがずれる。右外で大黒がフリーになるとスルーパスに反応し、きっちりとこれを決めて先制点となりました。

もちろんこれだけが負けの原因とは言わないにしても、このプレーはセレッソに与えた影響は大きかったです。一つはこれで守備陣が多少の迷いが出たことで何を選択すれば良いのかわからなくなってしまい、自信のようなモノが薄れてミスが出てきてしまったこと。それともう一つは既にある程度リスキーなポジショニングをしていたセレッソが更に攻撃的になったことで、リスクマネジメント的には相当きつくなってしまったこと。もちろん精神的な部分もあったでしょうが、追いついても元に戻ることはありませんでした。

個人的にセレッソはこれがなければ(また「たられば」ですいません)もしかしたら勝てていたのではないかという思ったのが一番の大きな感想です。後半、本当に崩せていたのはあったことを見ても、ガンバの方は確実に守ることに置いて不安を抱えていました。理由としては同じでバイタルエリアが空くこと。前に起点を作ればスペースをケアしなければならないシジクレイはどうしてもにそっちに注意が向く、もう一人のボランチである遠藤はポジションが高いので、なかなかつききれずスペースを埋めることもままならない。結果としてバイタルが大きく空いてしまう。今までと同じなのですがオフェンシブなスタイルの代償と言っても良いのかも知れませんね。この日の遠藤は上にも書いた通りオリジナルポジションを離れることも多かったし、守備に置いては余り仕事を出来なかった。
この弱点が1-1となる西澤の素晴らしいミドルに繋がった訳ですが(2点目もバイタルからの華麗な「これぞ西澤」のボレーだったけどミスだからなぁ・・・でも戻り切れていないのは同じだし)、セレッソの方は正直修正出来たと思うんですよ。でもガンバの方は多分修正出来る様な症状ではなかった(ずーっと出来ていない)だからこそ、セレッソはあの失点でDFラインがおかしくさえならなければチャンスはあったのかなと。

確かにガンバのアタッカーは怖いですし、事実として4点(しかもアラウージョ・大黒のダブル・ダブル)取っている訳ですが、チームとして前さえ押さえればと言う底の浅い攻撃のチームじゃない。結果論ですが、勇気を持ってボールの供給源を絶つような守り方をするべきだったのかなと。遠藤に関しては捕まえるのは難しかったと思いますが(遠藤の戦術眼と状況把握能力を褒めるべき)彼を捕まえないとリズムが出ちゃうし、前と後ろがしっかりと機能しちゃってずれやすい形が出来ちゃう・・・・。それでもセレッソにとってはプライド的にも結果的に痛かったけど、中断期間にイイ宿題を持って入っていけるだけに、そんなに悪い試合ではなかったのかなと思います。

ガンバの方は本当にミスを見逃さず、おいしい瞬間を逃さないストライカーの決定力、スペースを逃さない高質の中盤の構成力も含めて、この攻撃力は本当に今となってはJでも一番かも改めて思わされました(レッズ調子悪いし)ちょっと前までは、アラウージョ・フェルナンジーニョの持ちすぎでなかなかイイ動きがあっても使われないという事も多かったですが、今はどちらかと言えば動いてずらしてそこを使うと言うことにバランスがシフトして、前線の選手達の質も量も素晴らしいオフ・ザ・ボールの動きがより引き立つ形になったのかなと。流動性が素直に破壊力に繋がって結果に繋がると言う好転ぶりが目につきます。
ただ勝ち星に結びつかないのは、かなりチームのスタイル自体がリスキーなので守備に置いては不安を抱えしまう。上に書いた通りというかシーズン当初と同じようにカウンターや幅を持つ攻撃にはかなり脆いのは、仕方ないとはいえかなり頭が痛いところでしょう。重ねてしまう失点が自信を喪失させ、ミスを誘発と言うことでこちらは悪循環ですが、それでも結果は3位。中断期間中にその辺が課題になるのかも知れませんね。

と言うことでイイゲームでした。ではその他の試合。
アルディージャ 0-1 サンフレ@熊谷「最後に輝く才能」
Sanfrecce:90'+2'前田俊介「天才覚醒の時期」

アルビ 2-2 鹿島@ビッグスワン「"代表"のチカラ」
Albirex:46'ファビーニョ 48'喜多靖 Kashima:65'p鈴木隆行「師"匠"の技」 72'小笠原満男

グラ 0-2 楽天@トヨタ「寂しいお別れ」
Vissel:39'OwnGoal 80'三浦淳宏

ふろん太 0-1 エスパ@等々力「J1の経験」
S-pulse:1'久保山由清

ジェフ 2-1 FC東京@市原臨海「終止符を打ったのはスーパーゴール」
Jef:17'ハース 29'巻誠一郎"マルコ・ファン・バステンの頭" FC東京:89'ルーカス

読売 1-0 レイソル@味スタ「ピンクは人を神にする」
Verdy:32'平本一樹

と言うことで中断に入る訳ですが応援していたチームはいかがだったでしょう?色々とありますが、個人的には印象的な試合が多かったのかなと。前田俊介の才能に驚き、10年ぶりのJ1で水原が大活躍に感嘆したり、引き分けばっかだったFC東京-ジェフで巻のスーパーヘッドが出たりと何か凄いなぁと思っちゃいました。もちろん大阪ダービーでも西澤が見せてくれたし、本当に目に焼き付きました。前田俊介は本当に素直に育って欲しいと思わずにはいられない。ただメインイベントは明日です。色々と感情が渦巻く試合になりそうですが、とりあえずを早く治すためにも寝ます。と言うこと今日はここまで。

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May 14, 2005

そろそろ忙しくなりそうな今日のニュース雑感。

やっぱりまめにやらないとニュースが溜まっちゃいますね。代表のことさえまだ・・・・。とにかく色々と。

・整い始めた代表周辺、再びの決戦に向けて。

キリンカップ2005 日本代表メンバー

GK 楢崎正剛(グラ)
  川口能活(ジュビロ)
  土肥洋一(FC東京)

DF 田中誠(ジュビロ)
  中澤佑二(Fマリ)
  アレックス
  坪井慶介(共にレッズ)
  宮本恒靖(ガンバ)
  三浦淳宏(楽天)
  加地亮(FC東京)

MF 遠藤保仁(ガンバ)
  小笠原満男
  本山雅志(共に鹿島)
  福西崇史(ジュビロ)
  小野伸二(フェイエノールト)
  稲本潤一(WBA)

FW 鈴木隆行(鹿島)
  高原直泰(HSV)
  玉田圭司(レイソル)
  大黒将志(ガンバ)

Schedule:
5/22 vsペルー代表(ビッグスワン@新潟)
5/27 vsUAE代表(国立競技場@東京)

5/9 メンバー発表 ジーコ会見全文(スポナビ)

と言うことでまずはキリンカップのメンバー発表。マツ・藤田・茶野・西等が外れる結果になりましたが特に代わり映えはしないメンバー。海外でプレーする選手達の動向ですが、まだスケジュール的にリーグが終わらないチームに所属する選手達のこれからが結構ばらつきが見えているようですね。

会見ではUAE戦でバーレーン対策をきっちりとやるということ。新戦力招集について事など質問されていましたが、いつものように順番待ちのプライオリティでいなした様子。まあ確かに今の段階でメンバーをいじるというのは考えにくいです。まあサプライズがあっても良かったかも知れないけど(そういう選手が運を持ってくる流れがあるし)とりあえず新しい選手を試すとしたらコンフェデでしょ?日本も贅沢になったもんだ。

中田英がW杯予選へ フィオレンティナ(スポナビ)

降格ラインを彷徨うヴィオラのヒデは多分直前(直接)合流になりそう。現状を見ると、降格するしないは別にして最終節までもつれる可能性は高いだけに(残り3節)交渉はしてみたけどヒデの早期合流はさすがに無理だったと言うことでしょうね。正直ゾフは大して使わないんだから返して欲しいなと思うところですが。マレスカとオボドとドナデルでどうにかしろ。

中村ら追加招集の可能性=小野、高原は第2戦から合流-サッカー日本代表(スポナビ)

俊輔・ヤナギの比較的残留に余裕がある同士はきっちりと決めれば、早期合流の許可が下りる模様。レッジーナは後一つ勝てば決まりだから、今週にも決まるかも。ただ俊輔の状態的にイマイチなので、使えるかどうかは微妙。でも回復期間を取りたいのは事実。

メッシーナは決まってると思うから、多分UEFA出場権に向けてと言う事だと思う。今のところ非常に厳しい状態だけど最後まで望みを捨てないと言うことであれば、早期招集は難しいかも知れない。とりあえず追加招集と言うことで含みを持たせてるのかなと。ちなみに契約延長するみたい、2年延長で1年オプション。よかったねぇ。

で、シンジと高原、稲本とメンバーに入った選手達はリーグを最後までやってから来る模様。稲本は今週末で終わるので(てゆうか大一番、上三つが負けて勝てば残留という恐ろしく可能性の低い状態。彼自身も出れるかどうかは微妙)1戦目から出場可能、シンジは22日(UCLはだめなので、消化試合。怪我だけ注意)、高原は21日(UEFAカップに向けて超重要マッチ、こっちも怪我注意)でその後合流、可能なら2戦目に出場かも。と言う感じでしょうか。

これで20人と言うことで後4人ぐらいを追加招集と言うことで、そうなるとアクシデントがなければヒデ・俊輔・ナカタコ・藤田or柳沢?と言うことになりそう。まあとにかくイイ準備を。

日朝戦、来月8日バンコク確定=北朝鮮上訴せず-サッカーW杯予選(スポナビ)
日韓戦はスパチャラサイ バンコク中心部の競技場(スポナビ)
川淵会長、「万全の準備をする」=サッカーW杯予選バンコク開催受け(スポナビ)

と言うことでまあ色々とあったけど、FIFAの裁定により、あっさりとバンコクに決定。北朝鮮も文句いったりせず(新聞で一応なんかやってたみたいですが)妙に大人しくて気持ち悪いけど、裁定に対して上訴はせず。コリアの変な人たちがコリアでやれと喚いていたけど、それも結局何の意味もなく、問題は一気に収束しました。
警備上の問題でバンコク中心部のスパチャラサイ競技場に変更になったようですが、これでスケジュールも決まって、きっちりと準備が出来るのかなと。ピッチの状態が気になるけど、まあ慣れもあるだろうしその辺は心配してないし、川淵氏の言う通り北朝鮮の人工芝ピッチでやらないだけましだと思います。

問題は移動と東南アジアの蒸し暑さですね。バーレーンからタイと言うことですが、その間は5日間、きっちりとコンディションを崩さずに行けるかどうか、その辺は経験をうまく生かして選手達にイイ移動環境を整えて上げて欲しいですね。まあ特別機飛ばしてくれるんだろうから心配していないけどね。

とにかくこれでほぼ整ったのかなと。後は選手達が良いコンディションで試合を迎えてくれるのを願うだけですね。ジーコはどう判断するか、非常に楽しみ。

・ユースも着々。このチームに期待すること。思うこと。
FIFAワールドユース選手権大会 オランダ2005 壮行試合招集メンバー(J's Goal)
追加招集、不参加選手リスト(J's Goal)
【国際親善試合~FIFAワールドユース選手権大会オランダ2005壮行試合~ U-20日本代表 vs U-20カメルーン代表 レポート】ワールドユースへの最終章。1-0の結果から見えてくるものは?(J's Goal)
U20に新決定力17歳山本、練習試合で一発(ニッカン)

試合も見ていないし、周辺を色々と除いているだけですが、今年になってリーグに出て結果を残し始めた選手達を始め、かなり新戦力がぼこぼこ出て競争意識は高まっているけど、怪我人も沢山出て、選手の出入りが激しいため、チームの整備は余り進んでいる印象は薄いです。でもこの世代にとって有望な選手達が続々と出てくるのは良いこと。プロではない選手達もこの世代ではかなり存在感が大きいですし、正直まだまだ競争は続くのかなと。

個人的に、この世代の選手達には非常に期待しています。色々な特徴を持った選手達の才能は非常に高いモノがあるのは変わらないと思いますし、未だに次々と出てくる(この下の世代の選手も含めて)事を考えても当たり年なのでしょう。リーグでもジュビロのカレン、ジェフの水野と水本を筆頭に、エスパの杉山浩太とかアビスパの中村北斗、グラの本田圭祐等々続々と存在感を示しているし、やはり才能は相当高いのは見てもすぐにわかります。でも正直チームとしてこの世代が今は結果を出すとは思っていないし、この指導者の下での縛り付けたサッカーで結果を出すことに余り意義を感じないので、その辺には期待はしていません。何に期待をするのかというと、やはり個人の成長と経験の積み上げ。大きな舞台で世界のスター候補達と局面的に1vs1などで対峙することで、色々なモノを感じるだろうし、個々に足りないモノを見つけることで更なる成長の糧にして欲しい。後は精神的な部分やゲームをコントロール術など、プレーヤーとして大人になり、より逞しくなるを期待したいです。

正直この後の指針というのが気になる訳ですが、どのような監督を呼んで、どのようなコンセプトの元、この才能を伸ばしていくのか。もちろん戦術運用という部分でも学んで欲しいキモチもあります。この世代が伸びていけば、黄金世代の次を担う事になってくれると思うし、そういう意味でも沢山の濃い経験をして欲しい。チームとしても一選手としても。だからこそそれに見合った監督を呼んであげてその成長を促せる監督を用意して上げて欲しい。てゆうか今のじゃ選手達の才能を引き出すことは出来ないから。

まあ先のことよりもまずWYで自分たちの力がどのようなモノかを捉えて欲しいですね。才能に触れることで又触発されるなんて事になったら最高ですよ。オランダは強いよ、凄いよ。

・ではその他のニュース。まずはヨーロッパ。
ポルトのマニシェとコスティーニャがディナモ・モスクワへ移籍=ポルトガルL(スポナビ)

何で?何で?石油?でもあれはCSKAでしょ?UEFAのファイナルに進んだ。このチームもお金持ちチームなの?

しかし既にデルレイ、チアゴもプレーしていて、ポルト化が急速に進行しているって?なんだこりゃ・・・・。

でも最高の時を迎えたポルトがわずか1シーズンで優勝を経験したほとんどの選手がいなくなっちゃうなんて寂しいな・・・。

ハンブルガーSVがファン・デル・ファールトに興味=ドイツL(スポナビ)

これってキャリアダウンなんじゃ・・・・。確かに今期は不調だったけど、才能がなくなった訳じゃないし、もっとイイクラブはあるはず。スペインとかイングランドでやった方がいいって。もったいない・・・・。しかしこの値段を見ても、バブルは弾けたんだなぁと思いますね、オランダのエース格が6.5~8.1億ですよ?

サンプドリアのノベッリーノ監督がレコバを呼ぶ(スポナビ)

まあそろそろインテルは良いんじゃないかなとファンの僕も思う。どこかのチームで王様として振る舞ってスーペルレコバを毎節見せて欲しいなと。恩師ノベッリーノなら彼を活かしてくれるだろうし。リケルメみたいに自由を謳歌するのが見たいよ。ホントならリーガで見たいけど。冬のメルカートでも話は出ていたしね。

ただモラッティのお気に入りなのは周知の事実だし、年俸激高なので実現の可能性は薄いかも。

インテルは結構去就が微妙な選手達が多いのね。ヴェロンは残さないの?まあ監督次第か。

監督の大幅な入れ替え始まる=セリエA(スポナビ)

選手だけでなくて監督も色々と下準備に入る時期ですね。去年みたいにヨーロッパ中で玉突き事故みたいになることはないにしてもイタリアではかなり魅力的な監督達がフリーというのは確かにある。

例えばパルマを復活させた(いなくなるとパルマは又急降下)プランデッリはどこのクラブに迎えられるのか、今度こそのローマ?それともヴィオラ?後はビッグクラブと呼んで良いのかわからないけどラツィオの再生を誰に託すのかも注目点かも。ある意味ほぼまっさらな状態から始まる訳だからやりやすいと言ったらやりやすいのかも。お金はないけど。候補はセルセ・コズミとかトラパットーニ、もちろんデル・ネリもいる。

それしてもイタリアだけでも優秀な監督は結構いるもんだなぁ。ザッケローニとかオリンピック代表に呼べないかな?若手成長の事を考えると一番はゼーマンかも知れないけど。ラニエリは嫌。とにかくどうなる事やら。

名古屋のFWマルケスが退団へ(ニッカン)

やっぱりネルシーニョとのわだかまりは残っていたんだねぇ。去年の優勝を間接的に決められたレッズ戦のやつが尾を引いたのかな?どう考えたって彼を売らなければならない判断はあり得ないもん。

でも見れなくなるのは残念。左サイドでクネクネと吸い付くようなドリブル、ウェズレイがいなきゃ自分で決めちゃうし、「ガルソン」の異名通り柔らかいキープからチームメイトを活かすこともうまい、移籍先はアトレチコ・ミネイロ。マリに来ないかな?(現金すぎ)

でもグラは代わりいるでしょ、ウェズレイもいない訳だし。まあブラジルに行けば沢山いるからね。それとも今度こそデルガド?ルイゾンという名前が出ている見たいだけど、どうなのかな?ブラジル人リアルストライカーは今ジャパンで猛威を振るってるし結構イイかも。トヨタの底力見せてみろ!フィーゴとかもいいんじゃない?

NAC、現大分のパトリックと3年契約で合意=オランダL(スポナビ)

ふーん、こっちも残念です。イイ選手だし、大分でもかなり存在感を示していただけに勿体ないかなと。監督との相性とかも悪かったのかな?まあ仕方ないことだけど、向こうでも頑張って欲しい。西川辺りを一緒に連れて行って欲しいな、良い経験になるだろうし。

磐田の中山は全治4~6週間=Jリーグ(スポナビ)

じっくりと治して、又ピッチで元気な姿見せて。

他にもフィーゴがレッズに来るという大きなネタが投下されたりしてたのですが、既に可能性が低そうなので、もうめんどくさい。とりあえず、まずは藤田でしょうが(15日後に動くみたいですね)中断期間になったら他のJクラブも動くだろうし(楽天もホルヴィとボマちゃんを切って新外国人選手を買うのかな?)、色々と忙しくなりそうだwマリも動くだろうけど、非常に心配。外人ダメならとりあえず駒野で(もの凄いこと言ってる?)そういえば明日Jじゃん。でもぷれびゅはいいや。マリの試合日曜日だし。ではここまで。

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May 13, 2005

苦しんだFマリに思うこと。

さて、ちょうど良い機会なので、今のFマリノスについて色々と思ってきたことを書こうと思います。まあホントならレッズ戦が終わってからにした方が良いと思ったのですが、やっぱり先に書いておこうかなと。何でこんな風になってしまったのかではなくて、未来を見ながら。方向性とかそういうモノをも含めて。

・予想を超えた連戦に継ぐ連戦、予想の範囲を超えた、疲労・怪我・離脱・無理。
まあまずはこれですよね。ここは本当に改善しなければ行けない点。今年A契約27人枠の特例措置である程度層が厚くなったと思いましたが、今年も怪我人が多発してしまい、ターンオーバー所の騒ぎではありませんでしたね。きっと岡ちゃん的には2チームぐらい出来る戦力をくるくる回して、一人の選手に負担が掛かりすぎないようにして、コンディションを保とうという考えはあったと思います。しかし、A3から次々と駒が欠けていき、ようやく一人復活と思ったら又離脱し、無事な選手達が休めない状況に追い込まれてしまって、本当に負のループにはまっていった感じを受けました。岡ちゃんは結局ACL山東戦直前のサンフレ戦でターンオーバーをしましたが、結局は後の祭り。蓄積された疲労は体だけでなく精神的な部分まで蝕まれ、勝負所で本来の力を発揮するには至りませんでした。

内部にいない人間には計り知れない苦しみだったと思いますが、確かに異常なスケジュールだとしても、それにしてもここまで出てくるとは想定範囲外でした。自己管理の問題なのか(大橋とか隼磨はしっかりやってたみたいだしなぁ・・・)、それとも何かドクターやフィジコの見定めが甘いのかはわからないですが、気を付けていても次々と抜けていく選手達のニュースを見て、何が原因なのか、本当に万全を尽くしているのか、本当に対策をとっているのか等々、疑念を持たざるを得ない状態でした。でも一番の原因としては無理を強いらなければならない状態だったのかなと。成績が出ないからなかなか新しいメンバーを入れる思い切りが出せない状態になり、かといって代わりに出れる選手はいないから続けて出ざるを得ない。怪我人達はそんなチーム状態に焦り、正直完全に治るのを待ってあげられず復帰してくるけど、パフォーマンスも非常に低く、無理がたたり再発してしまったりと、本当に袋小路にはまってしまった様な感じで辛かったですね。岡ちゃんも本当なら若い選手も使って何とか休ませてというのを考えていたと思いますが、成績が出ていない事でなかなか思い切れない状態になり、また主力のメンバーに余裕がなくて彼らの経験の低さを許容するチーム状態じゃないと判断せざるを得なかったのでしょう。

で、これからですが、やはりこれはいかんともしがたいのかなと。こういうスケジュールになってしまった以上、回せるだけの人数が必要だし、安定した成績を出すためにはメンバーも早々は落とせない。どのチームもこういうスケジュールをやったら、一時的に大きくコンディションが落ち込みパフォーマンスも落ちてしまうのはもうしょうがないとしか言いようがないです。まあ自業自得といったらそれまでですが、あくまでも予想出来ないし、枠も決まっているだけにどうにも出来なかったのかなと。それが去年は2ndステージ(今年で言えば後半戦か・・・)に出ましたが、今年はそれが思いの外早く出てチームとしてもそこで踏ん張りきれなかったということなんでしょう(もちろんこの先又こういう時期が来るのは覚悟しなきゃいけないのかも、蓄積疲労はあるはずだから)まあだらしないなと思われる方もいらっしゃるでしょうが、アジアだけではなく、ヨーロッパを見ても60試合近い試合数をこなしているチームは、ほとんどこのパフォーマンスの乱高下に悩まされている部分があり、対策としては見あたらないのが現状です。全体のレベルと共通認識をあげて、同じようなパフォーマンスを維持すると言ってもそんなに対戦する各チームも甘くない。その辺は今のカレンダーではどうにもならないのかなと。代表スケジュールもありますし。クラブが被る被害と言ったら変ですがしわ寄せが来ているのは間違いないのかなと(言い訳臭いな・・・・)
ただもう今年はこれ以上の連戦はないし、とりあえずは良く疲労を取り、もう一度チームを再編成していくことが必要になるのではないでしょうか

・曖昧になってしまった「常勝チーム」のサッカー、現実と理想の間で。
えーと、まあはっきり書きます。
今年は連戦の影響もあって質を求められる余裕がなかったのは事実です。連戦に入っていき、選手達のコンディションが落ち込んでいくに連れて、個々の運動量が減ってしまい、チームとしてのパフォーマンスも落ちていった。連戦に入る前(ゼロックスSC・ジュビロ戦など)、入った直後(アルビ戦)などはそれなりに良い形で出来ていましたが、コンディション不良の魔の手は選択肢を狭められた状態でした。その中でFマリノスが選択したのは中盤省略の長いボールに頼った攻撃構築を主にするサッカー。良い状態の時でもDFのフィード能力と中盤の的確なサポートを通じてアクセントを付けるサッカーはよく見られましたが、ただそれを主にすることはなかった訳で、それを詰める時間がなかったこともあって、やることが矛盾してしまい、チームとしてバラバラになってしまい、単なる11人が個々に頑張る集団になり下がってしまったのかなと。

チームとして一人一人がこのサッカーをすることに置いて何をしなければならないのか、どんな役割を負わなければならないのか、その役割が非常に曖昧で、チームとして綱渡りのようなゲームをすることが多かった。これは同点の時に攻めるのか、守るのかといった大まかな事ではなく、一つ一つのプレーセレクトや局面での個々の判断の部分です。長いボールを蹴ることで前に起点を作ることだけでなく、低い位置でのボールロストを未然に防ぐモノなのに、そこで減らしたリスクを無作為なオーバーラップや低い位置での(サポートがないというのもあるにしても)ドリブルなどでボールを失ってみたり、長いボールに意図を感じなかったりとチームとしてもかなり迷ってしまったのかなとのはありました。中盤でのボランチがポジションブレイクして二人とも上がって中盤に大きな穴をあげてしまうのが代表的な例ですが、頑張ってはいるのだけどリスクマネジメントなき無謀な攻めであり、コンディションが悪いので小さなミスが多発する状態であれだけリスクを冒すことは正直自殺行為に見えました。そしてコンディション的にファイトオーバーは続かず、運動量が減ってしまい、動きだしがなくなってしまい、チームとして閉塞してしまう、そして最終的に雑な放り込みサッカーに終始してしまい、守備のリズムも崩れ、我慢しきれなくなってしまう。と言った感じでこちらでも負のループとなってしまいました。体だけでなく判断力さえも低下する厳しい連戦と言うこともあり、まあしょうがないと言えばしょうがないのですが(練習することさえままならず、戦術確認等も出来なかったとのことだし)無駄なロスがまた選手に無理を強いてしまったのかなと。あれだけ頑張っているのだから勝たせて上げたいと思うのですが(岡ちゃんがそのような類のことを常にコメントとしてたけど、自分の無力さと共に)、矛盾し続け空転するFマリノスの組織では成績が出なかったのは必然だったのかも知れませんね。チームとしてある程度同じ絵を描けなくなってしまい、分離してしまったことは残念で仕方ないです。

ただ元々、常勝チームになるためにチームを作っていくという目標が、成績を出したい思いとあまりに苛烈な連戦の前にぼけてしまい、サッカー的な要素でも自分たちの目指すサッカーはどんなモノなのかという感じになってしまったのかなと思わなくはないです。曖昧という部分で上でも使いましたが、結果を残すために選択した「現実」だけど、いつまでも「現実」を選択し続けることはどうなのかなと。まあそんなことを考える余裕さえありませんでしたが、常勝チームをつくるというタスクをもう一度やって欲しいなと(今もやっているといわれたらそれまでですが、それにしてはお粗末だしね)去年ジェフに大敗して消えてしまった岡ちゃんの設計図をもう一度組み立てて欲しいし、それだけの戦力もあるはず(怪我人だらけだけど)そういう基盤を作ってもイイのかなと。安様・ドラゴン・坂田・大島(ジローも翔くんもいるし、アデ○?なにそれ?食えんの?頑張れアデ○)と選択肢の広い2トップに機動力のあるトップ下(あのときはジローだったけど、今なら山瀬かな?)、そして柔軟で質の高いMF、運動量で激しく上下運動を繰り返すサイドバックと幅の広い攻撃が出来るチームが見たい。守備に関してはどの選手が出てもある程度基盤が出来ていると思うし、もう一度確認すればきっと以前のように出来ると思うし、今度の長期の中断期間にチャレンジしてみて欲しいなと。真の常勝チームになるために。

コンディションが戻れば選手達のボールを受ける動きも戻ってくると思うし、チームもまた再び走ってくれると思う。ただ、またこういう状況に追い込まれたときにすがれるモノ・帰れる場所があると言うことのは又違った何かをもたらしてくれると思うし、そういうものが苦しいときに勝ちを拾う何かに変わるかも知れない。(今でもないとは言わないけど、あくまでもそれで今の現状なのだからと言うことを加味して)(選手達のことを思ってもやることがよりはっきりすることでより確信を持って走れると思う。今のようなときにでも)今は監督も結果にプレッシャーを感じ、現実的な施術で執着せざるをえない状態だったと思うので何とも言えないですが、ロマンを求める監督としての喜びをFマリノスでも感じて欲しいし、僕も見てみたい。そしてそれが常勝チームへの足がかりとなるのではないかと思ったりもします。もちろん長いボール主体でもそれが理に適うモノであり、リスクマネジメントとなるのはわかっているので、それでも良いのですが、それが常勝チームの理想郷なのかと言う部分では見えなかったので。もちろん今のサッカー元に、一つ一つ精度を上げ(ボールを扱う技術だけでなく動きの部分でもかなりオートマティックに出来るようにして)、また曖昧な部分を一つ一つ潰していくことによってユーヴェのような固い守備を基盤に攻撃ではグループのしっかりしたサッカーになれる可能性はあると思いますけど。

と言うことでまあとりあえず、色々とこの連戦で思ってたけど我慢してたこと、そしてこれからという部分で考えてみました。確かに結果どころか形的には余り多く得るところのない(疲労とか、苦しみとか、閉塞感とか、忙しさとか、我慢強く頑張る力とか、悔しい経験とかはインパクト強く残ったけど)期間でしたが、これを糧にしていくしかない訳で。その糧の仕方というのが疑問になっていまして。まあとりあえずどのような形で進んでいくにしても、見ていきますけどね。ただ、自分なりに見て、内容とかを問わない姿勢や頑張ってる、仕方ないで済んでしまう事とかは凄い嫌でした。雑と言う言葉を多く使いましたが、雑なサッカーを見せると言うことの意味を少しだけ選手・監督に感じて欲しいなとは思います。まあこういう事書くとあの日程なんだからと思われちゃうと思われると思いますけどね。とにかく又リスタートですね。と言うことで今日はここまでです。

*てゆうかまとまってなくてすいません(苦笑)

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May 12, 2005

ついえたアジア、足りない何か@ACL GroupLeague Day-5

終わった、まあ色々と思うところはあるけどサッカーで勝てなかったんだから、何も言うことはございません、言い訳も何もなし。俺たちは弱い_| ̄|○

AFC ChampionsLeague 2005 GroupLeague Day-5

Group F
Shandong Luneng 2-1 Yokohama F Marinos@Shandong Sports Centre, Jinan
Shandong:37&90+4ZhengZhi(10) F.Marinos:6DaisukeNasu

F.Marinos Official/ACL Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF中澤佑二、松田直樹、河合竜二(→久保竜彦)MF那須大亮、奥大介、田中隼磨、ドゥトラ、大橋正博(→山瀬幸宏)、FW安貞桓、大島秀夫

大橋のFKから那須がGKの前で合わせて先制したモノの、徐々にペースが山東に。マリノスを研究していたのか、速いダイレクトパスで前へのアプローチをいなされて、また局面打開にかなりDFがパニックに陥ることも多く、そしてそのような形から囲んだモノの左サイドに展開され(結果的には引き出されてということになる)、局面的に2vs1にアウトサイドを崩され、ニアに浮かせてしまった事で10番にダイレクトで豪快に決められて同点、見事に崩されての失点で、結局1-1で折り返す。その後も向こうの厳しいチェックに倒されたりするモノの笛は鳴らず、基本的に押し込まれてはね返すだけになってしまい、攻撃に持って行けない。小競り合いやボールボーイの見事な時間稼ぎでイライラしながら、それでもセットからの流れで那須が左から流し込んだグラウンダーのボールを中澤が合わせるが決めれず、久保を投入し3トップで最後の攻勢(4バックにチェンジ)。安→久保と繋がりシュート!弾かれるがリフレクションを隼磨が詰める!しかし(手に当たったように見えたけど)それでも決めれず、ロスタイムにその攻勢の裏を突かれてハーフラインで形成していたDFをまたも10番にスルーパスから抜け出され、それをそのまま決められ、The End。マリノスのアジアへのリベンジはまたも返り討ちに合いアジア制覇の夢はついえてしまいました。

哲也が良く踏ん張ってくれてたのですが、それでも山東のフレキシブルに動く中盤を捕まえきれずに、基本的に安定して守ることが出来なかったことで、マリノスらしい試合に持ち込むことが出来ませんでした。正直試合の進め方がおかしかったのかなと終わってから思いましたが、事実として中盤の主導権争いに敗れたこと。これが負けの一番の理由かなと。マリノスの守り方として積極的にアプローチを掛けて囲い込んでボールを取りに行ったけどそこで取りきれなかった。もちろんジャッジの質を考えてハードなアタックに行けなかったというのはありましたが、結果的に山東の小気味良い中盤を捕まえきれず(この言い方があってたかどうかはわからないけど)結局後ろにしわ寄せが来てしまった。マツにしても那須にしても結構前に言ってここで取ろうというポイントは見えていたけど、そこで取れなければ数的に苦しくなってしまう、そういうことが多発したこともあって安定しなかったし、ペースを握るどころではなかったのかなぁと。頭で考えていることとやっていたことが食い違ってしまったという感じでしょうか。サイドでもドゥトラも隼磨も相手のフィジカル全開のドリブルにかなり劣勢を強いられたし、局面打開においてもかなりやられてしまったのは事実。悔しいけれど、負けても仕方ない試合をしてしまったのかなと。

攻撃に関してはリズムも悪かったし、相手のハード(という言葉だけでは言い表せないぐらい)なアプローチに苦しんだこともあったけど、ここのところの雑なサッカーしかできなかったのが悪い方に影響してしまいましたね。裏のスペースが空いていたので、ラインをうまくかいくぐれたら良かったのかも知れませんが、そんなときに坂田がいなかったりとタイミングも合いませんでした。ただ仕方ないとはいえ、この先はもう少し精度とか工夫とかサポートとか色々と考えて行かなきゃいけないですね。この先もこういうサッカーをしてたらこういう試合は確実に出てきてしまうと思いますし、丹念な組み立てとかは運動量さえ戻れば、貰う動きも活性化してもっと出来るはず。コンディションが厳しいとかありましたが、やっぱりやらないと勝てないし・・・・。その辺は甘かったかなと。

と冷静に振り返ってみましたが、にしても悔しいなぁ・・・・・。でもこの経験を無駄にしちゃいけないですよね。この悔しさを又先に繋げてもう一度チャンピオンになってリベンジ出来る機会を作りたいです。とにかくここまできついスケジュールを何とかこなしてきた(この言葉も嫌い、こなすだけじゃダメだってわかったし)選手達、本当にお疲れ様でした。まだ一つ残ってるけど。中国まで行った方、気を付けて帰ってきて下さいね、お疲れ様でした。

Group E Jubilo Iwata 3-0 Shenzhen Jianlibao@Yamaha Stadium,Shizuoka Jubilo:56Keisuke Funatani 80&85Yoshiaki Ohta

Jubilo Official/AFC Official

ジュビロおめ。快勝じゃないですか。しかも、森下とか船谷とか若いメンバー中心。そうなんだよ、本当はこれくらい差があるはずなんだよなぁ・・・・・。ということは精神的な部分もあるのかな?うーん、でも何か原因は見つけないと。結局今年のシナとの対戦成績1勝3敗か・・・・。ジュビロもお疲れ様でした。この批判はJで勝って吹き飛ばしましょ。

ということで今年も又日本勢はグループリーグ敗退となってしまいました。しかも2年連続で同じメンツで。本当に申し訳ないです_| ̄|○
しかし何で勝てないんだろ?ジャッジ?フィジカル?メンタル?サポート?それともJ仕様の緩いジャッジ体質?でもまずはメンタルなんでしょうね。マリノスにしてもジュビロにしても、一番勝たなきゃいけないところで勝てなかった。厳しい環境でも力を出し切る強さというのが必要なのかも。そう考えると代表は凄いね。悔しいけど、負けたモノに反論する資格はないです。来年はとりあえずヴェルディが決まっていますが、きっちりとサポートして上げて欲しいなと。まずは状況を整えて、本来の力を出せる環境というのを作って上げて欲しい。こう言うのを繰り返して欲しくないと思うのなら、これで運営する側も学んで欲しい。ジャッジに関してはもうこれがデフォだし仕方ない。ということで今日はここまでです。

しかしアジアの壁は厚いなぁ・・・・・。

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May 11, 2005

運命の一戦を前に錯綜する頭脳@ACL GroupLeague Day-5 Preview

いよいよ明日はマリノスアジア制覇への第一関門、グループステージの大一番・山東戦です。反日の煽りを受けて現地で色々と嫌がらせを受けているようですが、全ての勝負はピッチで決めるってことですね。非常に厳しいタスクである2-0ですが、一週間のインターバルを貰った主力組、そしてサンフレ戦で出来た流れに乗ってこの難しいタスクを成功させたいですね。

AFC ChapionsLeague 2005 GroupLeague Day-5

Group F Shandong Luneng vs Yokohama F Marinos@Shandong Sports Centre, Shandong
F.Marinos         Shandong
   安  大島        L.Jinyu  Danciulescu
    大橋              Zheng.Z
山瀬幸      隼磨    Wang.C   Jiao.Z
   奥  熊林      Wang.C  Cui.P  Jiao.Z
 河合 松田 中澤        Pazin  Shu.C
     榎哲              Yang.C

Fマリノス中国遠征メンバー

GK 榎本達也、榎本哲也、下川健一
DF 中西永輔、松田直樹、中澤佑二、栗原勇蔵、河合竜二
MF 那須大亮、ドゥトラ、田中隼磨、奥大介、熊林親吾、大橋正博、後藤裕司、山瀬幸宏
FW 久保竜彦、大島秀夫、安貞桓、北野翔

Menber List @F.Marinos Official

直前に出ている情報をとりあえずまとめて。
・那須がスポーツヘルニアの初期段階、ドゥトラが38度近い熱、中西が右足甲の怪我で全体合流せず。明日の試合に出場するかどうかは微妙。
・気候は22~23℃ぐらいで穏やか、ただ日によっては暑い日と寒い日が変わり変わりに来るような感じの様子。プレーするには最適な気候状況。
・アジアカップ、バーレーン戦時に使われたスタジアムのピッチ状況は、それなりの様子。アジアカップ時のような根付きの悪い状態ではない。そして明日の観客予想数は30000人。中澤にとってはゲンのイイスタジアム。
・厳重警護の中、心理的な圧迫もある様子。練習中は英語や中国語などで罵声などを浴び、練習後爆竹が3分間近く鳴らされる等色々とある様子ですが、さすがに色々と経験があるのかそれなりに余裕もある様子。マツは一人でヒートアップ、その興奮が良い方に出ることを願うばかり。

という感じです。状況としては余りよろしくないですが、目標としてのACL制覇のためにもこのタスクは何とかクリアしないといけないですね。しかし、まあ口で言うほど簡単ではないようで、神様も上にあるような出来事のようにマリノスの方には余りウインクしてくれない様子でなかなか難しい状態です。相手の山東は今期は好調を維持し、リーグ戦を延期してここに照準を合わせてきたなどサポート体勢も万全。この中で2点差以上の勝利というのは正直実現するには相当なモノがないと難しいのかなと今更ながらに思ってしまいます。

この試合の中で一番のキーとなりそうなのはハードなチャージ。三ツ沢の試合でもそうでしたしA3でも中国チーム全般に言えることですが、アフターやルールを超えたタックルも多いし、そういうチャージによってペースを乱されるのが一番怖い。その中で腰を引けずに戦うことが求められるし、相当タフなゲームになりそうです。芝の状態も日本と違って良くないだけにコントロールミスなどでイーブンボールなどになってしまうと、相手もそういうチャンスを与えてしまうと言うことにもなりかねないだけに、色々なところに配慮しながらゲームをしていかなければならないですね。
後は普通にサッカーです。そんなに強くないし、三ツ沢でも沢山チャンスを作ったし、後はスコアとして結果に残すだけです。もちろんアウェイの雰囲気の違いとプレッシャーを今も感じ、30000人の圧力が加わり、言葉はわからないだろうけど小汚いヤジが飛び、相手の心理的なモチベーションも違うということで、もう一段階も二段階も難しい状況の中でより難しいタスクを求められます。ただもとはといえば、自分たちが三ツ沢で勝てるゲームを落としてしまったことが原因で、それを挽回するためにここまで苦しい思いをして、こういう状態までこぎ着けたわけで、後は借りを直接返すだけです。

こういう言い方は変ですが、ラフプレーとフィジカルとサイズを除けば大して強いチームじゃない。もちろんそういう部分もサッカーだし軽視は出来ないけどまともに試合をすれば、きっと勝てるはず。そういう経験を積んできたし、勝負所で常々勝ってきたからこそ今があるはず。

しかし、考えれば考えれるほど正直ネガティブなイメージしか沸かないのも事実です。だって、審判も雰囲気的に飲まれることも十分予想出来るし、そうであろうとなかろうと相手は手段を選ばず体を投げ出して止めに来る。そして躊躇なくプレーされそうで、そういうファクターは思いの外普段の力を素直に出させる作用があると思う。もちろんホームのサポーター+反日の中国人の後押しもあって勢いでガンガン押し込まれそうで、それに対して考えると難しいよなぁと思ったりもしています。ただこれは全て山東側にポジティブに風がふいた場合。逆も充分考えられる。マリが相手の出鼻を挫いて、会場の雰囲気がおかしくなる(もちろんこちらに暖かい声援なんて全く期待しちゃだめですけど)その焦りの雰囲気がチームに伝染、そしてリズムが壊れて雑なサッカーをし、そして向こうからガラガラと崩れてくれれば、マリにとってポジティブになり得るのかなと。イメージとしてはアジアカップファイナル!ですな。

まあとにかく日本にいる自分は信じるしかないわけですが、もう何でもイイから勝って欲しい!そして先に進みたいね。プライドだとか、負けられないとか日本を背負ってるだとかそういうのあんまり深く考えず、きっちりとサッカーしてそんな雰囲気さえ楽しんで欲しいなと。後は結果、どうなるかなんてわかんない。ということで明日運命の本番!今日はここまで。
*ジュビロはなしね。めんどくさいから。

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May 10, 2005

クライマックスの高揚感と共にきままにヨーロッパ。

何をしようかなと思ったときにやっぱり今週はセリエでもリーガでも、イイ試合がありましたのでその辺をやっていこうかなと。それにしてもスケジュール的に色々考えて欲しいなぁ。見る方も大変ですよ。

Serie A 35th
ACミラン 0-1 ユヴェントス@スタディオ・サンシーロ
Juventus:28'トレゼゲ

ミランスタメン:GKジダ、DFカフー、ネスタ、スタム、マルディーニ、MFピルロ(→46セルジーニョ)、セードルフ(→66ルイ・コスタ)、ガットゥーゾ、カカ、FWシェフチェンコ、トマソン(→55F.インザーギ)
ユーヴェスタメン:GKブッフォン、DFペソット、テュラム、カンナバーロ、ザンブロッタ、MFエメルソン、アッピア(→80ブラージ)、カモラネージ(→60ビリンデッリ)、ネドベド、FWトレゼゲ(→76サラジェタ)、デル・ピエーロ

ということでこの最終局面での同勝ち点での直接対決なんて出来すぎだと思いましたが、その期待に違わぬ非常に質の高い試合になりました。結構ご覧になったからもいると思いますが、あれがセリエの神髄でもある勝利のための戦術意識の徹底、その中で咲くファンタジーと個人能力。その多くが詰まっていたような試合でしたね。ただこの試合に向けてという中で準備に要する時間というのに差があったということがこの試合には出たのかなと。ミランは序盤戦こそ躓いていたモノの築きあげて磨かれたチームのスタイルというのが高い完成度を見せて抜群の安定度で勝ち点を積み上げてきた、ユーヴェは開幕からカペッロ効果が全開。派手な試合はしないけれど新戦力のフィットと抜群のグループタクティクスで着実にスタートダッシュに成功、中盤にネドベドの負傷やコンディションが落ち込んでペースが落ちたりもしましたが、現在も首位をミランと並んで走っている。まあユーヴェにしてもミランにしてもチーム戦術の違いなどはあるにしても、チームとして戦い方が一貫、安定、そして強い。もちろんそのようなチームがこういう状況で直接戦えばモチベーションも高いし、戦う姿勢も非常に高まる。そうなると、そのタイミングでの状態が大きく物を言ったのかなという感じでした。UCLで非常に精神的にも身体的にも酷使するような試合をしてしかも負けたと言うことでかなりミランに影響が出たのかなと。ユーヴェは敗退していて、この試合に数週間前から照準は絞られていたし、そのために直前の試合もきっちりと勝ち点3を獲ってそれでOKという試合をしてきましたからね。その差がこういう結果に繋がったのかなと邪推してみたり。

まあこういう準備段階は別にしても、ユーヴェのゲームプランはミランをかなり研究したモノだと思います。ミランは基本的にポゼッションスタイルが肝でそこからのサイドアタックを絡めながら、抜群のスキルと決定力を活かす感じに見えますが、彼らはあくまでもカウンターというかタイミングを見計らって速縦という感じでピルロのパスやカカの局面打開力を活かしてMFラインとDFラインを分断し、丸腰の状態で仕掛けてスキルの差を活かす形というのを狙っているチーム。それが一番破壊力のある攻撃になっているわけで、彼らがゴールを取っている形でもあります。そう考えるとユーヴェとしてはやはり分断されるのを避けなければならない。その中で活きたのはユーヴェの非常にソリッドな切り替え。ディレイとアプローチをうまく使って時間を作り、コンパクトな陣形をすぐに整えてミランの攻撃を迎えられた事が大きかったですね。基本的にこの試合自体が守備に重きを置いていたので、攻撃に関してはいつも通りでしたがうまく隙をつけたのかなと。チームの攻撃のスタイルはミランと違ってユーヴェには「ない」ので(ん?語弊があるな。早めの楔で縦の幅を付けて、そこからスキルを活かしたダイレクトプレーを絡めるスピーディな崩し)ユニットのコンビネーションと高い技術・センスをうまく使って一つのゴールに繋がった事が大きかったのかなと。考えてみたらビッグゲームでデル・ピエーロが大きな仕事をしたのは久しぶりですが、ああいうプレーが組織に穴を空け、トレゼゲのゴールを導いたわけで、そういう意味ではイタリアらしいゴールだったのではないでしょうか。ミランのディフェンスに一瞬のエアポケットがという感じでしたが、確かにあのタイミングでもう一度折り返されるという形は想像出来なかったという意味では彼の創造力とそれを実行出来るスキルというのが素晴らしかったと言うことでしょう。一つのプレーで一瞬を支配しゴールを生み出す。まさにファンタジスタの仕事だったのかなと。非常に個人的に嬉しいゴールでした。

ミランは後半ビハインドを背負ったこと、そしてホームだったこともあって、自分たちの形を崩しても前に出てきたわけですが(調子のでなかったピルロ→セルジーニョで3バックでカフーとセルジーニョの両サイドが高い位置に、ユーヴェを「知って」いて、高いモチベーションを持っていたピッポを入れ、そのアタッカー達に良い状態でボールを配球するためにディバイダーとしてルイ・コスタを投入)ユーヴェも守勢に回ったことでなかなかスペースが出来ず、また非常に集中力と執念のある守備で抵抗をされたこともあって、結局ゴールという形に結びつけれなかった。一番のビッグチャンスだったセルジーニョ→シェバの展開からのカウンターでピッポがブッフォンとの1vs1に持ち込んだけど、そこで決めれなかったというのはやはり大きく影響したのかなと。ただ、あのシーンでもブッフォンが当てた後ザンブロッタがゴールカバーに来たりとやはり水際でセリエらしいDFがあったし、その抵抗をかいくぐることが出来なかったのかなと。サンシーロでの試合なだけに勝てる可能性はユーヴェよりも高かったと思いますが、その辺の差というのが出てしまったのかなと。

とにかくセリエの首位決戦らしい激しい展開の中で、一瞬の隙を狙い合うイイゲームだったのは間違いないと思います。正直久しぶりにセリエの試合で燃えました。本当にこれこそカルチョの神髄といった感じで、この魅力があるからこそセリエを見続けているといっても過言ではないです。ミランの精神状況として難しいモノはあったのかなと思いますが、それでもスクデットを掛かった試合であそこまできっちりと戦ってイイ試合を見せてくれたのはさすがと言うところですが、まあとりあえずこれで諦めてくれると良いなと(笑)きっちりとUCLで田舎のクラブを叩きのめしてやれ。スクデットは貰ったwキャッシュでね(苦笑)

レッジーナ 1-1 ボローニャ@スタディオ・オレステ・グラニッロ
Reggina:32'エステベス Bologna:16'ベルッチ

少しずつ回復途上にあった股関節炎の俊輔ですが、今度は右膝かよ・・・・_| ̄|○
正直コルッチの出場停止がほぼ最後までだったので俊輔がもう一度存在感を出すためにも良い機会だったのかなと思ったわけですが、怪我じゃあねぇ・・・。でもこの勝ち点1はレッジーナにとってはとんでもなく大きい。後一つで決まりでしょ?これで決まれば今シーズンは速いわねw俊輔が残留するならマッツァーリには残って欲しいな・・・。

キエーヴォ 1-2 フィオレンティーナ@スタディオ・マルク・アントニオ・ベンテゴーティ
Chievo:86'マンディッリ Viola:43'ミッコリ 79'ボジノフ

ヴィオラは本当に寸前でこのアウェーの勝ちはもしかしたらとんでもなく大きいかも知れない。試合見てないからわからないけど、これで降格権脱出だし、後は着実に積み重ねるだけですな。完全にヒデはゾフの視界には入ってないみたいだけど、まあ勝負強い選手だし、余計に怪我とか疲労を背負うよりフレッシュに帰ってきてくれた方が日本代表のためにはイイかもね。まあAに残ろうが残るまいがヒデの去就はまたまたどうなるかわからないし(元々Bに落ちたら全員残留させるって話も信じられないけどさ)ただ、セリエにヴィオラが戻ってきて嬉しいし、又落ちたら早々戻ってこれないし、何とか残って欲しい。逆に奇跡を数々見せてくれたミラクル・キエーヴォが落ちちゃうのも寂しいけどね。デル・ネリカムバック!ってかんじでしょうか。

Liga Espanola 35th
バレンシア 0-2 バルセロナ@エスタディオ・メスタージャ
Barca:28'ロナウジーニョ 30'エトー

もう終わった。あぁ終わった。ベニテスは元気でやってるのになぁ・・・・、どうしてこんな事になっちゃったのかな?とりあえずペースは握ってたけど攻撃の精度・リズムが段違いでなんと言えばいいのかわからないけど怖さが違った。確かにホームだしペースもバレンシアにあった。でも一瞬で全てを壊され、その空気が漂っているうちに、完全に逆をつかれてホットライン開通で_| ̄|○
まあ始まって20分ぐらいで攻撃の目的地がほとんど先回りされて潰されていたことや一つのバルサの攻撃で振り回されてDFが以上にバタバタして信じられないくらい落ち着きを失っていたことを見たら、やばいかなという予感はありました。以前のバレンシアらしい流れるカウンターも出なかったし、固いDFラインもおかしくなっちゃった。もうクーペル→ベニテスと作って栄華を誇ったバレンシアの面影は完全になくなってしまったのかなと。
来期は誰が監督するのかしらん。でもUCLが遠のいたことで、又イイ監督は来てくれないだろうけど、ポール・ル・グエンとかロナルド・クーマンとか、その辺の前衛的な監督を呼んで新しいチームを作っていくことが必要なのかも知れませんね。もうあの二人で作った美しいチームは過去のモノでしかない・・・・・。

でバルサは強かった、というか凄かったよ。ロナウジーニョ。一瞬で空気変わっちゃったもん。ゴール決まった瞬間、嘘?と思ったし、それくらい素晴らしいシュートでした。確かに受けた刹那、一瞬彼に自由なプレータイミングが訪れた訳ですが、打つときにはシュートブロックに行った選手もいたわけで、あれくらいの事で決められちゃったらたまらんよ。で、彼に警戒が強まってギャップをつかれた形でエトーにやられてと泣きそうですな。でもそれくらいスペシャルなバルサのアタッカーの価値というのがこの試合に出たのかなと。これでバルサはマジック1。後一勝です。レアルが一生懸命追撃してますが、上がこけないというのは辛いところで、それを去年バルサが味わっていることを考えてもほぼこの勝ちで決まったのかなと。レアルの皆さん役に立てなくてごめんなさい。

レアル・マドリード 5-0 ラシン・サンタンデール@エスタディオ・サンチャゴ・ベルナベウ
Real.M:29'オーウェン 36'&90'+1'ロナウド 54'&71'ラウール

お祭り状態。でもようやく自分たちの形を見つけたと言う感じはしますね。フィーゴをベンチにおいてでもこのアタッカー3人を並べる価値というのがこの試合で出ていたし、凄い破壊力だし厚みのある攻撃だった。これがユーヴェ戦で固まっていたら、レアルは今頃UCLをまだ戦っていたかも知れない。まあそれもやはり開幕時の調子の悪さが響いちゃったね。毎年リーガは前が走るから追いかける側としては難しいリーグですね。本当にJを思うと嫌になるけど、同じ匂いがするんだよね。でもこの流れを来年に持続出来るなら(結局ルーチェは留任でしょ?この分なら)バルサもうかうか出来ないかも。まあその前にギャラクティコの数人を放出という話も出てるし(入れ替えか?ロビーニョやホアキンを入れてフレッシュにするって話だけど)色々と変わっちゃうからあんまり今の流れを継続定うのは難しいだろうけど。しかし、ウッディはまだ?もうでたの?

オサスナ 1-1 マジョルカ@エスタディオ・エル・サダル
Osasuna:83'ミロシェビッチ Mal:34'ファリノス

惜しい!ゴールラインでクリアされちゃったけど2ゴール目まで後10cmだったのに・・・・。嘉人残念!もうシャツ脱いでたのにねぇ。やっぱり風吹いてないときはこういうもんなのかな?これでほぼ終戦。どうする、大久保くん。

PremierShip Week36
アーセナル 3-1 リバプール@ハイバリー
Arsenal:25'ピレス 29'レジェス 90'+4'セスク Liverpool:51'ジェラード

プレミアになると弱いよ、リバポ。まあその前にアーセナルが強いと言うこともあるけど、あの守り方はプレミアの中ではあまり効果をなさないと言うことなのかな?完全にアーセナルのスクエアパスに完全に振り回されて、本当にこのチームとUCLで戦ってる逞しいリバポと同じチームか疑いたくなるぐらい。でもサッカースタイルの違いというのがリバポにはネガティブに出てるのかなと。結局ジェラードのFKからの一発だけだったしなぁ・・・。プレミアでのUCL出場権はこれで完全にクローズということで良さそうです。まあ残念だけど、これじゃ仕方ない。

アーセナルはらしさも出てるし、アンリがいなくても出来るのがこのサッカーの再考の持ち味だと思うわけですよ。まあファンペルシーもレジェスもうまいしね。アンリがいると前の速さと得点力という怖さが出るからだろうけど、このサッカー以外にアーセナルが出来たらなぁと思わなくはないです。この日は本当にお見事でした。ユナイテッドが負けたことで2位確保、UCL本戦からの出場がほぼ決まりの様子。良かった良かった。

ということで初めてプレミア乗せましたけど、この試合でもそうなりましたが、UCLの時だけどうしてトランジッションの速いゲームにならなかったのかこの試合を見ていて不思議でした。まあ両チームとも慎重に慎重を重ねた状態でしたからというのもあるけど、何となくやはり掛かってるモノが違うからかな?でもこの試合もリバポにとっては勝たなきゃいけない試合だったし、考え方は同じなのにあのサッカーを出せなかった。それが不思議でしょうがない。まあユーヴェやチェルスキーと違う色のチームということもあるけど。

まあいいや、とにかくもう少し各リーグで相談してばらして下さい。こういうビッグゲームは試合見るだけで凄い疲れるから、連発では見たくないっす。楽しみをばらして欲しいなと言うことです。とにかくもうどのリーグも佳境ですが、今年はさすがに一番盛り上がりそうなのはやっぱりセリエかな?バルサ祭は来週ですな。とにかく要注目ですよ。ということで今日はここまでです。

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May 09, 2005

存在証明@J1 第11節

正直感動しました。非常に苦しい試合だったけど、全員がよく走ってボールを繋いで、又ゲームとしてよく考えて出来ていたのかなと。もちろん拙い部分もあったし、溜息ついちゃうようなシーンもあったけど、まず良く戦ったと思います。色々と思うところはあると思いますけど、この試合を経験して、しかも勝利という結果を得て、大きな自信になってくれるといいなと。とにかくGJ!

J.League Division1 第11節

サンフレッチェ 0-1 Fマリノス@ビッグアーチ「存在証明」
F.Marinos:60'塩川岳人

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、中西永輔、中澤佑二、MF山瀬功治「天才完全復活」、山瀬幸広「手応えアリ」、熊林親吾「マジックタッチ」、塩川岳人「価値あるランニングのご褒美」、後藤裕司「感じた将来性」(→62'奥大介)FW清水範久(→89'北野翔「もう少し見たかった」)、坂田大輔
サンフレスタメン:GK下田崇、DF駒野友一、小村徳男、ジニーニョ、服部公太、MF森崎和幸、茂原岳人(→82'森崎浩二)、ベット、大木勉(→82'茂木弘人)FW佐藤寿人(→65'前田俊介「天才の価値」)、ガウボン

序盤からバランスの良いサンフレのDFにより、なかなかボールが収まらなくて攻め手が掴めないFマリノスは、サンフレの攻撃にかなり脅かされるシーンを連発されてしまう。最前線のガウボンを軸に、非常にフレキシブルに前でボールを引き出し、そこに後ろから迫り上がってくる中盤・サイドバック達がうまく連動して追い越していくという形に非常に質の高さを感じました。その小気味良いテンポの攻撃でリズムを掴んだサンフレはガウボン→佐藤寿人と繋いで軽いタッチで落とすとベットが走り込んでシュート(枠の外)、セットプレーのこぼれ球の繋ぎのミスを拾ってカウンター→服部公太のスルーパスに大木が反応しGKとの1vs1(粘り強くついていた塩川がプレッシャーを与えたこともあり枠を逸れる)、駒野が上がってきてエンドラインまで切り込みクロス、これが中に入り込みフリーとなったガウボンにドンピシャで合ったり(これも逸れる)とかなり肝を冷やすようなシーンを連発されました。Fマリノスはボールはしっかりと持てるのですが、詰められるとパスミスが出たり、判断的に苦しい部分があったりと勿体ないボールロストが多く、奪われると早いタイミングでのサンフレの仕掛けに苦しめられと、経験の差という部分で苦しみました。ただうまく繋いでいけば、両山瀬が良いところに顔を出してアクセントを付けたり、中では仕事が出来なかったモノの後藤が外に開いて柔らかいタッチから仕掛けてアイデアを込めたりと、動きのある攻撃が出来る。徐々にサンフレのペースが落ちてくると、ようやくマリも押し返すことが出来るようになり、精力的な中澤のプッシュアップもあってペースを握り返す。しかしサイドを起点に攻撃を仕掛けるが、なかなか決定機は生み出せず、ジローと後藤の長いレンジでのシュートぐらいしかシュートシーンは出来ませんでした。このまま0-0で折り返すことになりました。

後半、檄を飛ばされたのかサンフレはまた勢いを取り戻してガンガン前に出てきました。しかし、前半で慣れたのかマークを引きはがされずに中盤で粘り強くついていったこと、そして何よりも落ち着いてDF陣が身体を張った事でサンフレにやらせない。攻撃に関しては前半と変わらず難しい状態で、カウンターでの単発的な攻撃でしかなかなか出ないのが苦しいところでしたが、その単発に精度を活きた。坂田が右サイドのスペースに飛びだしてボールを受けるとサポートに来た熊林へ、相手の運動量が落ち気味になっていたこともあって余裕を持ってルックアップし糸を引くような美しいアーリークロス、大外の茂原がクリア出来ない所へ飛んだクロスは長い距離を走ってきた塩川へ、塩川はダイビングヘッドで流し込んで先制点!素晴らしいクロスボール、そして塩川の労を惜しまずに長い距離を走り込んだ運動量が呼び込んだモノでした。その後、マリは後藤に代えて奥を投入、坂田を前に残して完全にカウンター狙いにシフト。サンフレはビハインドを背負ったこともあって前に出ようとしましたが、運動量が伴わずにセカンドボールではマリノスがある程度支配することが出来て、勢いに押し込まれることなく、ある程度コントロールしながら山瀬の素晴らしいドリブルからの突破などで追加点を狙う。しかし、交代選手でもう一度ねじを締め直したサンフレがさすがに勢いを取り戻し、サイドに張り出した前田俊介がテクニカルなドリブルワークで切り崩してきたり、どんどんガウボンや上がってきた小村めがけて質の高いアーリークロスを入れ続けて、圧力を掛けられ、かなり劣勢に。しかし、そこで集中力を持続しながら身体を張り続けたDF陣を中心に最後までゴールを許さず、このリードを保ちきって久々の勝ち点3を獲ることが出来ました。

それにしても良く勝ってくれましたね。ゲームの中でボールは繋げるけど、失ったら最後。ボールロストがかなり大きな要素をしめるようなゲームで、うーんと頭を抱えるようなシーンが頻発するなど、確かにかなりリスキーなサッカーとなりましたが、それでもカウンターの恐怖感の中で勇気を持って前に出て行くし、危ないシーンでも最後まで追いすがった執念というのがこの勝ちを結びついたのではないでしょうか。本当に「戦った」証がこの勝ちになったのではないでしょうか。

で、このゲームの鍵だったターンオーバーにより出場機会を得た選手達の出来ですが、個々で見るのは後にするにしても、一人一人がよく走れる状況にあったことというのが、非常にポジティブに作用したのかなと。試合を見ていて後藤や山瀬(幸)は緊張してる感じに見えたし、緊張が体力的な部分に作用したら結構やばいかなと思ったけど、この連戦の中でも疲弊していないだけあって試合の中で良く動いていたし、逆に相手も連戦をこなしているだけあって、後半は途中でガス欠になった時点でその差がかなりポジティブにマリノスに出てくれた。そしてそれがゴールを生んだのは必然だったのかも知れませんね。塩川があそこまで走り込んだ事もそうだけど、いくら技術があってもやはり勝負所では崩すためのフリーランニングがないと相手はなかなかずれない訳で、そういう意味ではフレッシュな状態が功を奏してくれたのではないでしょうか。今まで攻撃面で悩んでいた部分としてこういう長いランニングやオフ・ザ・ボールという部分が少なかったですからね。若さならではとも言えるかも知れないけど、フレッシュさが勝負を分けたのかなと。

で何よりも頼りになったのは、経験ある選手達。やっぱりミスは多かった。というかやってはいけないミスというのもあったし、無理するシーンじゃないのにヒールとかをして奪われてみたりと、判断的に結構リスキーな選択をすることが多かったわけですが、そういうミスを我慢に我慢を重ねて後ろで尻をぬぐって、押し上げて更に攻めろとメッセージを付けて背中を押してと本当にDF達がよく支えてくれました。特に中澤は本当に今日のMVPといっても良いのかなと。ペナの中ではガウボンとのリアルファイトをほぼ制し、集中力抜群にはね返し続けてくれたし、さすがアジアNo.1DFの質というのを見せてくれました。そして山瀬功治。本当にGJ!山瀬は攻撃のタクトを振りながら、走り回ってスペースを埋め、アプローチもさぼらず、攻撃では所々に顔を出しながらスペースに抜けたりと本当に運動量が多かったし、それで尚自分の特徴が消えないというのは本当に彼のセンスのなせる技。初めてのスタメンできつい試合になったけど、それでもさすがでした。兄弟ボランチも良かったと思うしw

で、最後にちょっとだけサンフレさん。良い流れを持っていたときに決めれなかったというのが痛かったにしても、さすがの素晴らしい内容でしたね。バランス良くDFを整えて奪ったらガウボンを起点に、うまく動いて連動する形をうまく作って崩すという意識も高くてと、本当に彼らの好調と見据えているモノが間違っていないというのを改めて感じました。ただ連戦の疲労がリズムを失った原因となっちゃったのは、ゴールが入らないことと同様に痛かったのかなと。前半の出来をそのままやられるとしたら、やばかったのかなと思いながら見てましたが、あのムーブしながらの攻撃はやはり運動量が保持出来ないと苦しいですよね。森崎浩・茂木が入ってフレッシュになった事で勢いも増したし、スペースが消えたときに前俊のような相手の組織を個で切り開ける選手も効いた。でも勝てなかったと言うところがこれからの小野監督の仕事なのかも知れませんね。
勝てるクラブの扉に前に立って、そこからが大変な訳ですが、それをチームでどのように捉えどのようにその先の一歩を進むのかというのは非常にこれからが楽しみです。

選手評あげました、よろしかったらどうぞ。→J1 第11節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

ということで久々に気持ちいいお酒が飲めそうです。ただまだ何も成し遂げちゃいない訳で、これまで苦しんだのもまずは次のため。でも弾みはついたし逆にお尻に火もついたでしょ。さあ、いざ決戦へ!
*広島行かれた方、お疲れ様でした!良く声聞こえました!そして中国行かれる方、本当によろしくお願いします、日本からも念、送ります。お気を付けて!

と言うことで長くなっちゃったので、その他の試合。簡単に。
ガンバ 3-1 グラ@万博「抜群のタイミング」
Gamba:38'アラウージョ 43'遠藤保仁 76'前田雅文"10000ゴールはJ初ゴール!"
Grampus:89'平林輝良寛

鹿島 2-1 読売@カシマ「執念の差、続く善循環」
Kashima:8'増田誓志 90'+2'田代有三"第4走者" Verdy:83'ワシントン

FC東京 3-3 アルディージャ@味スタ「払拭寸前の悪癖」
FC:28'石川直宏"9999" 44'近藤祐介"ヴィエリ10001" 76'pルーカス
Ardija:12'pトゥット 77'トニーニョ 89'森田浩史

レッズ 0-0 ジェフ@埼玉「紙一重のスコアレス」

トリ 1-0 フロンターレ@ビッグアイ「ポスト、ポスト、ポスト」
Trinita:46'マグノ・アウベス

エスパ 1-1 セレッソ@日本平「問われるこれから」
S-Pulse:5'pチョ・ジェジン Cerezo:72'米山大輔

楽天 0-0 ジュビロ@ウイング「刺激・好転・前進」

レイソル 0-0 アルビ@柏の葉「空転する決定力」

ということで色々とありましたが、10000ゴールは前田雅文という超ダークホースが来ましたね。誰が予想したんでしょ?でも昨日のプレビューに書いたけど、それなりに当たってる?まあ別に意味はないけど。
にしてもカシマが完全に体一つ抜けて、後ろが完全に固まって、合い言葉は「Stop the Antlers!」になりそうです。気になるのはFC東京。勝てそうだったのになぁ・・・・惜しかったなぁ・・・。でも悪い流れを払拭するのは本当に難しいということなんでしょうね。楽天にしてもそうですし。リアリズムとエンターテイメントの狭間で揺れている部分だったのかも知れませんが、後はタクトを振る役が割り切ることも必要なのかも知れませんね。でも夜明けは近いし、この緊張感を次にまで持ち込めば、きっと結果は出る気がします。明けない夜はないし、止まない雨はないってことですよ。さあ雨も止んだし夜も明けたって事でこれから反撃ですな。ということで今日はここまで。今日はユーヴェも勝ったしいい日w

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May 08, 2005

未来を見ながら@J1 第11節 Preview

この連戦も残り3つですね。正直レポートもまともに書けないぐらい忙しい連戦で、しかも結果が出ずサッカーの難しさを肌で感じた感じでしたが、この中でチームが得たモノは何だったのか、色々とシーズン後半になってポジティブに出てくるのか、それとも去年のようにネガティブに出てくるのか、まあわからないですが彼らの新たな力として欲しいなと願ってやみません。まあちょっと振り返るのが早いですね。とりあえず明日はサンフレ戦と言うことでまたまたプレビュー。

J.League Division1 第11節

5/8 15:00KickOff/サンフレッチェ vs Fマリノス@ビッグアーチ「新しい力」
F.Marinos          Sanfrecce
  清水  坂田        ガウボン 佐藤寿
    後藤               大木
塩川      熊林       ベット  茂原
 山瀬幸  山瀬功     服部  森崎和  駒野
 尾本 中西 栗原      ジニーニョ 小村
    榎達               下田

まあ正直かなり難しい試合になるのは間違いないでしょう。Fマリノスがターンオーバーを引き、戦力的にはかなり落ちていること。そして相手は現在3位、サッカーの内容も高いモノを示し「3ヶ年計画」の実りの時期を迎えている好調サンフレ。まあサッカーには何が起こるかわからないのがサッカーの常とはいえ、これで勝てたら今までの苦しみは何だったのだろうと思っちゃったりしちゃうかも。

で、この試合で何を見るのかというのはまずサンフレッチェがどれだけ質の高いサッカーをしてくれるのかというのが一つ。小野監督がJ2時から組み上げてきたチームの目線は、ずっと今を見ていたはず。その今がここにあるだけに、サンフレッチェがどのようなモノを志向し、また築きあげてきたのかというのは単純にサッカー好きとして楽しみです。もちろん去年から大きく変わっていると言うことはないと思いますが、選手の成長を含めてこのチームが本当に優勝するのかというのを今の時点で見てみたいなという部分です。

佐藤寿人とか森崎和幸など彼らはアルゼンチンWYで苦渋を味わった選手達。アテネ世代の中心として期待されたけどその後成長してきた他の選手達に取って代わられたと言うことで、若くして冷や水を飲んで来た選手達がこのチームでまた中核として今度はJの中心に立つというのは感慨深いモノがあります。佐藤寿人は特に好きなので、彼らしい元気でサポーターを熱狂させるプレーというのを見せてほしいですね。まあ勝利に導かない程度にというのは当たり前ですが。

で本題。ターンオーバーですな。まあもう色々なところで語られているベストメンバー規制の中でのスタメン設定と言うことになりそうで、正直このメンバーでもどうなのかなという疑問があるのですが、もう気にしません。多分岡ちゃんがそのすれすれで何とかするのかなと。まあそれは良いとして、少し整理して考えてみましょう。このターンオーバーでの試合のポイントや見所を。

①相手も含めてのモチベーションのバランスがどうなるのか。経験のなさがどのように左右するか。
②高質な組織的DFやコンビネーション抜群のオフェンスにおいては余り期待出来ないだけに、その中で彼らのポテンシャルがどこまで発揮出来るのか。
③彼らがトップチームで使われない理由はどこにあるのか。

この辺でしょうか。サンフレッチェもこのターンオーバーについては思うところがあるでしょうし、色々な心理的要素というのがプレッシャーとかになってくれたらまたやりようもあるのですが、まずは自分たちのことで精一杯というのが本音だと思います。ただ一つの希望としては彼らはそこまで疲弊していないわけでチームに色々とした要素を組み込めると言うこと。戦術練習とかが出来ないというのを良く嘆いていましたが、今回はそういうことはないと思うだけに、岡ちゃんのスカウティング&分析能力が活きる可能性はあるのかなと。で、まず①。この試合に出る選手達もモチベーションコントロールとしては難しいですね。もちろん選手達はチャンスだとモチベーションも上がって非常にやる気になっているとは思いますが、逆に力が入ったりプレッシャーを受けたりという部分があるかも知れないだけに、その辺の要素はマリノスにもどのように影響するのかは気になるところです。それと経験ですね。今までマリノス自体がそういう部分がストロングポイントになってきただけに、それがないときにどのようなサッカーを見せてくれるのか。逆に勢いというのが出てきたりしたらいいなとも思います。

で②。もちろんサテでやっているとはいえ、全部がサテのメンバーではないし、トップチームの選手達とどの程度のコンビが出来ているのかなと言うのは気になるところ。戦術的な約束事の類の問題もなかなか短い時間では難しいのかなと。その中でどれだけやることをさっぱりと整理し、実行出来るのか。そういう部分が気になります。まあ③にも通じる部分だと思いますが、彼らがこういう要素が出来ているとしたら、この試合も案外捨てたモノではなくなるかも知れませんし。

最後に③。これは個人的な思いなのですが、まあ今回大幅に選手を入れ替えて望むわけですが、こういう形じゃないにしても、この連戦でかなりフィジカル的に落ちていたときにどうして使われなかったのか腑に落ちない部分があったので。勝てなかったことでなかなか賭けに出れないような状態に陥ってしまったのかも知れませんが、充分試すことで何か生み出せた可能性はあったわけで。その理由が正直わからない部分もあるので、それが明日わかるのかなと。それは単にトップでやるには力不足なのか、タクティクス的な要素なのか、それとも経験の部分なのかなどなど想像してもわからなかったし、他のクラブを見てもやれないことはないと思ってた所で、こういう機会があるだけにどうなるのか楽しみです。

まあ試合に置いてはもちろん頑張って欲しいですが、結果という部分に強く拘ることなく自分たちのポテンシャルを発揮して、彼らの将来を見せて欲しいなと。もちろん甘い経験になることを祈るばかりですが、苦い経験だとしても経験しないとわからない部分もありますしね。とにかく沢山走ってマリノスらしくないかも知れないけどがむしゃらで若々しいサッカーを表現して欲しいなぁと。何となく未来に向けてできあがったチームと未来に向けて走り出した才能ということでそういう見方も面白いかも。とにかく頑張れ!

もう遅いのでその他の試合。
5/8 14:00KickOff/レッズ vs ジェフ@埼玉「今の力」
5/8 14:00KickOff/ガンバ vs グラ@万博「現状打破」
5/8 14:00KickOff/トリ vs ふろん太@ビッグアイ「やりくり上手」
5/8 15:00KickOff/鹿島 vs ヴェルディ@カシマ「善循環・悪循環」
5/8 15:00KickOff/FC東京 vs アルディージャ@味スタ「追いつめられた攻撃サッカー」
5/8 15:00KickOff/レイソル vs アルビレックス@柏の葉「悪夢払拭へ」
5/8 15:00KickOff/エスパ vs セレッソ@日本平「桜の季節はいつまで?」
5/8 16:00KickOff/楽天 vs ジュビロ@ウイング「抜けたチーム、はまったチーム」

ということで明日で10000ゴールが決まりそうですが、残り8ゴールということで一番可能性高そうなのはどこなんでしょ?結構集中していますから結構難しそうですね。何となく意外な結果になりそうな気がしなくはないですけど・・・・・。まあその辺も見所ですよね。では今日はここまでです。てゆうか明日はセリエも大一番!こっちはもっと見逃せない!

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May 07, 2005

まとめてお届け、今日じゃないけど今日のニュース雑感。

色々とやろうと思っていたのに、いざやろうと思うと何を書こうかわからなくなっちゃいました。「Jリーグあれこれ」もやりたいけどこないだやったばっかりだし、Fマリに関して色々思ってることを書こうかなと思ったけど、正直あんまりまとまってないし、Jの難しい部分を海外と照らし合わせながら考えようかなとか色々思ってたのですが、どうせ、レッズ戦が終われば相当時間はあるし、とりあえずそれまではこの忙しい空気に身をゆだねようかなと。ということで今日は放置してたニュースをまとめてお届けっ!

・北朝鮮の問題のこれから。
北朝鮮戦は第三国で無観客(ニッカン)
北朝鮮戦は観客なしで第三国開催(スポニチ)
予想を超えた厳しい処分だ 川淵三郎氏(スポナビ)
日本も対応必要な厳罰 開催地選定が今後の焦点(スポナビ)

北朝鮮紙が最高要求 FIFA規律委の処分に(スポナビ)
北朝鮮が意義表明=FIFA処分の再考求める-体育新聞論評(スポナビ)

ということで考えてみたらこっちで取り上げてなかったので、スルー出来ないわけで。一応4/29付けのFIFA規律委員会で北朝鮮vsイラン時に起きた観客の暴動に対して、第三国・無観客試合という処分が下ったわけですが、とりあえずこれに対しての上訴が3日間受け付けられると言うことでしたが、北朝鮮はこれをしなかった(ということでよかったのかな?)
で、今日付のニュースでは、北朝鮮紙で論評という形で出したようで、今まであちら側が主張してきた「ジャッジの不公正により起きたこと」という上で「不公正かつ不当なモノ」というで異議を申し立てる方針を固めたみたいです。

まあ覆ることはそうそうないと思いますが、まあ彼らも思うところがあるのでしょう。この処分に対してどうしてこれだけ厳しい処分が下ったかという話になったときに、イラン・バーレーンに対しての不公平感を出さないためとか色々想像したのですが、まあこれに関しては、たまたまにしても多分反日感情爆発で些細なことでも暴動に発展する可能性はあるし、色々面倒臭いことになる前に、こういう形となったのは本当に良かったのかなと。これからの焦点は代替開催地の選定ということですが、何となく中国辺りになるのかなと言う気がしなくもないです。充分これでもきつい処分なので、少しは北朝鮮の言い分も認められる気がしないでもないので。まあベターとしてはマレーシアだそうですが、何よりもどうせ無観客なのだから気候的とピッチ状態ですな。しっかりと政治力を発揮して欲しいなと。

ピッチに政治は降りてこないとはいえ、やはりこういう匂いがするグループに入ってしまった宿命という気もしますが、そんな周辺の雑音に惑わされずきっちりとサッカーで結果を出すことが一番重要ですね。当たり前のことですが。

・第1スティントに向けて動きだすJ。

東京6連敗、原監督解任も/J1(ニッカン)
原監督 崖っぷちでも「攻撃サッカー」(スポニチ)

飽くなき娯楽性と大勝利の追求、05シーズン版FC東京 -原博美監督インタビュー-(スポナビ)

一応色々と成績によって周りが騒がしくなるクラブも出てくる時期になりましたね。で、現在6連敗中のFC東京のハラヒロミ監督が次戦・大宮戦での成績如何ではフロントが色々と判断することになるのかも知れないという事みたいです。まあ監督という職業上成績に対しての責任を取らなければならないのは仕方ないことだし、まあ確かに在任期間は長いけど、これからを考えるとフロントがこういう事を考えるには十分な要素だったのかも知れませんね。ただ、確かにチームにとって苦しい時期にこういう部分が重なってしまったのは確か。マイナーチェンジ中でまだまだ構築段階の新チームに置いて、チームを支えてきた守備陣に故障が連発して守備に置いて我慢出来なくなってしまうシーンが出てきてしまい不安定になってしまった事。そこに加えて層の薄いFW陣も負傷者が出て、本当に苦しくなってしまったことは不運としか言いようがない。他にもダニーロがフィットしなかったり、連戦による疲労がチームの脆さを余計に引き立たせてしまったりと様々な要素があってこういう事になってしまったのかなと言うことで可哀想だなと思わなくもないです。

正直連敗は仕方ない部分が大きいと思います。基本的に若いチームだし、成績が出なければ自信喪失してしまい、チームに迷いが出てしまっても不思議ではないのかなと。ただ、チームに置いては問題点が浮き彫りになっているにもかかわらず、手を打てない所には正直疑問な部分もあります。鹿島戦でもそうでしたが、勢いが止められてしまうと、チームが完全に機能停止してしまうことに対して、結局攻めろと言う部分でしか手を打てない。相手に脅威を感じさせるチームになっているだけに、相手にも手を打たれるわけですが、その中でそれを内包出来るような勢いがない状態での対策というのがほとんどないというのは、チーム作りに置いてはどうなのかなという部分はあります。もちろん勢いという部分がこのチームに置いては大きなファクターだと思いますが、それが止められたとき、それが出せないときと言うのを監督として考慮しないチーム作りが引き起こしてしまった現状と言っても過言ではないのではないでしょうか。

まあ日本人監督の大半が都合の良い方向だけを考えて、それ以外のトラブルシューティングという部分ではなかなか頭が回らない部分というのを感じさせるだけに、そういう意味では大きな課題定義にはなったのかなという気がします。個人的にはここまで構築してきたモノがあるし、力としてはリーグ上位、降格云々に関してはそんなに(まあJだから難しいんだけど)余り気を回さなくても大丈夫だと思うので、ここでは課題が大きく出たと割り切って、その課題をチーム構築の糧とする事をしていった方が良いのかなと思います。都合良い考えだけではなく、悪い方も考えてね。今ここで積み上げてきた熟成度というのを捨ててしまうのは勿体ない気がしています。てゆうかあのジャンプが見られないの寂しいしね。

吉原が構想外 今期途中移籍も(スポナビ)

ということで次はこれ。原因は楽天戦でベンチの指示に従わなかった"謀反"に対して監督の措置ということになったそうです。

まあ仕方ない部分があるにしても、ベンチに置いておいて損はない駒だし、結果も残しているのだけに良いのかなと言う気はしますが。てゆうかその監督専制主義が良いのか悪いのかというのは、結果によるだけにガンバとしてはこれを正当化するためにも結果というのがより強く求められるのかなと。

で吉原個人のことを思うと、間違いなく他のクラブならレギュラークラスで働ける高い能力を持った選手だと思う。途中交代でも結果が残せるクラックとして使い勝手も良さそうだし。まあ契約の問題上、期間がどれだけ残っているのか(まあ1年契約だと思うけど)によって、移籍金という部分もあるだけに完全というのは今シーズンは難しいのかなと。ただ、レンタルなら手を挙げるクラブは多い気がする。クラブの金銭状態とか詳しくわからないけど、鹿島(短期にしても怪我人続出)、FC東京(慢性的な決定力不足、バリエーションを加える駒として)、楽天(日本代表級が欲しい)、ふろん太(我那覇の穴を埋める存在として、黒津・我那覇の更なる成長への刺激)、レイソル(玉ちゃんのコンディション不良に対しての保険)などなど結構あると思いますよ。

・怪我人情報
鉄人秋田が骨折、全治3ヶ月/J1(ニッカン)
沢登りが全治4週間=Jリーグ・清水(スポナビ)
鹿島興梠、右足1カ月重傷だった(ニッカン)

ひたすら鶴!しかしこれだけ連戦が続くのは確かにちょっとやりすぎだよなぁ・・・。まあ今年は仕方ないんだけどね。重なりすぎてるんだよね、WC予選・コンフェデ・WY。

コオロギくんも重傷。彼に対しては賛辞は惜しまないつもりだったのだけど、少なかったと思うので気付いたことも付記。スペース感覚と思い切り、スピードとスペースランナーとしての才能は見た通り(高校時代から見えていた部分)だろうけど、結構頭が良いのね。判断が速くて的確。まだまだ慣れる部分は必要にしても、そういう目を持っているというのは才能の塊という証明かも知れない。こういう選手がWYにいけないのは残念だけど、もう既に選考は終わってるだろうし、熊のチームでは活かされる存在ではないと思うので行かないでもそんなに影響ないと思われ。まあオリンピック代表になれば腐るほど海外での経験も積めるし、しっかり治してこれから頑張れ。

・シーズン終盤、海外も動きだす。
バイエルン、イラン代表カリミと契約(スポナビ)

ハシェミアンみたいに使われるかどうか微妙な気がしないでもないけど(ハシェミアンは放出濃厚)充分やれるポテンシャルは当たり前のように持っている。てゆうか個の力としては本当に高いだけに中東とは違うシステマティックなヨーロッパのサッカーに馴染めるのか、戦術的にどのような役割を求められるのかによるのかなと。

ジラルディーノがミラン移籍に前向き=セリエA(スポナビ)
インテルもジラルディーノを狙う=セリエA(スポナビ)

ということで今年の目玉になりそうなイタリア代表、アルベルト・ジラルディーノの移籍。パルマの経済状況を考えてもこれ以上保持するのは難しいだけに、後は行き先だけ。正直噂だけならインテルに限らず、レアルもユーヴェもユナイテッドも欲しい人材には変わりないと思いますしね。ただミランに行く気がするよ。そうなると流動的になるのはトマソン&クレスポ&ピッポの存在になるわけですが・・・・。シェバにもチェルスキーからの魔の手が迫っているらしいしね。いらなくね?まあ要注目でしょ。

ジェラード、リバプール残留を希望?=プレミアL(スポナビ)

もう一つ目玉。ただ、リバポが勝ち抜いて言ってるだけにUCLマネーが流れ込んでくるだけに、金銭的にも結構わからなくなってきたのかなと。まあ彼が残留を望むのは当然なだけに、その後釜問題とかオーウェン移籍の時にかわされたのでは?と言う優先移籍交渉権という部分が気になるところ。チェルスキーというのが濃厚みたいだけど、あれがホントならレアルもあるし・・・・。

柳沢の共同保有、鹿島社長も理解(ニッカン)

よかったねぇ、結果は残ってないけど彼のクオリティとプレーは断面的に認められているのは事実ですからね。まあ1.8億だっけ?その完全移籍に対する金額というのは払えないというので共同保有を持ちかけられているみたいですが、ヨーロッパバブルの崩壊と共に向こうが変わって行ってるのだから日本も国際的プレーヤーの意識をもたらすのには良い機会かなと思ったり。

メッシーナはうまくいったらUEFAも出れる可能性はあるし、出場機会も増える可能性は高いだけにうまく行って欲しい。

お値段7億円!俊輔移籍金に欧州各クラブ値踏み足踏み(Yahoo!ニュース)

ということでこれが最後。まあ俊輔に対してガラタサライから調査が来たことで、残したい「意向」を持つフォーティが設定した金額が7億。基本的に他にもボローニャ(日本人ストーカー)、ブレーメン(これはなしでしょ?)などが興味があるみたいだけど、まあ正直高いですよ、現状のマーケットでは。まあ確かに共同保有やトレード的な要素では払えない額ではないけど、レッジーナに残る事はこれで強くなったのかなと。

ホントはガラタサライに行って欲しいんだけどな。それでもなかったらリーグ1かリーガで見てみたい。まあセリエでも良いんだけど(慣れもあるし、イタリアにいれば強くなれるし)、セリエにいてもヨーロッパの舞台には立てないからね。

ということで長くなっちゃいましたが、はてなの方で色々と小ネタをやっているので、それを最後に置いておきますね。ということで今日はここまでです。

ターンオーバーでどうなるサンフレ戦。(僕の読書+記録。)

一応補足としてはベストメンバー規定に乗っ取っては考えていませんから(笑)サンフレさん、優しくしてねw

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May 06, 2005

A connected road, the road which broke off@UCL SemiFinal 2ndLeg

しかし、予想を上回る試合をしますね。こりゃ下馬評通りに進むだろうと思うと、そこには落とし穴があるもんですね。Surprise is Back!ですな。それにしても本当にびっくりしましたよ。とにかく早速。

UEFA ChampionsLeague 2004-2005 SemiFinal 2ndLeg
May 3/Liverpool 1-0(Total 1-0) Chelsea @An Field
Liverpool:4'Luis Garcia

リバポスタメン:GKデュデク、DFフィナン、キャラガー、ヒーピア、トラオレ、MFハマン(→73'キューウェル)、ビスチャン、ルイス・ガルシア(→84'ヌニェス)、ジェラード、リーセ、FWバロシュ(→60'ジブリル・シセ)
チェルスキースタメン:GKツェフ、DFジェレミ・ヌジタップ(→78'フート)、リカルド・カルバーリョ、テリー、ギャラス、MFマケレレ、ティアゴ(→68'ケジュマン)、ランパード、FWジョー・コール(→68'ロッベン)、グジョンセン、ドログバ

1stLegの時に「集中力は魔法の力とはてなの方で冗談めかして書いたのですが、考えてみたら準々決勝のユーヴェ戦の2ndLegから270分間無失点で切り抜けたことに関してはもう賞賛しかないわけですよ。本当にびっくりしましたが、ベニテスが施した意識の勝利とも言えるのかも知れませんね。リーグとは全く違う顔というか、とにかくびっくりです。

先制点でありウイニングポイントは開始早々4分でした。左サイドからリーセがドリブルから中に楔のパスを入れるとペナ近くでジェラードがダイレクトの浮き球でラインの裏に出す、うまく逆を取ったバロシュが抜け出すと、ツェフが飛びだしてくるモノのこれをループでかわし突破に掛かったところでツェフと交錯、しかしそのボールに反応していたルイス・ガルシアがプッシュ、ゴールライン寸前でギャラスがボールを書き出すモノのラインを超えたという判定でゴールが認められてリバプールに大きなゴールがもたらされました。(まああれがノーゴールなら、ツェフはカードを貰いPKだしね)
その後の展開は1点獲れば形勢をひっくり返せるチェルシーだけに、攻勢を掛けるが閉塞感を伴う攻撃に終始させられてしまう。チェルシーの4-3-3は中盤の守備ブロックで相手の攻撃を速い収縮でストップして、裏に広がるスペースを高速ウインガーで突くというのが一番はまっていた形ですが、リバポは余りリスクを冒す必要性がなく人数を掛けて攻めるような形を取らない事で、余りスペースが生まれず、いつもリバポの既に整ったDFラインの前でプレーをすることを迫られてしまいました。チェルシーとしてはこういうときこそ大金掛けたスター達のスペシャルアビリティに期待を掛けたいところでしたが、ドログバの高さは巨人二人がガンガン当たって優位性が消され、ジョー・コールも抜群のスキルを活かした突破というのをなかなか許してもらえない。ランパードは完全にハマンとビスチャンの監視下に置かれていつものようなダイナミックな攻撃参加も見られない。ほとんど牙を抜かれたような状態になってしまったチェルスキーとしては、たまに出るミスを突くか、セットプレー、もしくは力押しで何とかするかといったような展開に終始してしまいました。持ち味が出せない状態で押し込むモノのゲームの流れが掴めずに時間だけが過ぎていく。ロッベンが左サイドからうまくあげてドログバにぴったり合うモノの当たりきらず、ケジュマンが詰めるモノの枠を逸れ、パワープレーの末、こぼれてきたボールを角度のないところからグジョンセンがフリーの状態でダイレクトで狙うがこれも無情にも枠を逸れ、アン・フィールドが歓喜に包まれました。

非常によく我慢したと言ったことを書きましたが、リバポの2ラインがきっちりとブロックを作って、ラインを整えながらスペースを次々に消し、そして強いCDF達がチェルシーのCFWを封殺していったといった感じは素晴らしかったです。ズルズル引きながら守っていたら多分やられていたかなと思いますが、低いながらもしっかりとラインを維持しながら常に前を狙ってアプローチする守備はベニテスのチームらしい丹念で穴のない組織というのを非常に強く受けました。アタッカー達は確かに真価を発揮したとは言い難いですが、それでも必要最小限の結果をモノにしたし、何よりも試合の展開を理解してやらなければならないことをきっちりとやりきった結果だと思います。

逆にチェルシーとしては、この試合の中では相手に隙がなく、またアタッカー達もこぼれてきたチャンスを決めきれなかったというのが全てでしょう。策にはまってしまったという感じでしたが、2戦通じて今シーズン一番チェルシーの怖さを最も味わっているリバポが対戦相手ということが不運だったのかも知れませんね。ここでトーナメントを去ることになりましたが、間違いなくチェルシーが今シーズンのMIP的なチームだったことに疑いはありません。大会のベストチームだったバルサ、伝統とプライドを掛けてぶつかってきたバイエルン、この厳しい連戦の中でがっぷり四つの激戦を繰り広げ結果的に勝ってきた。どの試合も彼らの大きな力が引き出した素晴らしいゲームでしたし、彼らには本当に楽しませて貰いました。この試合の前に優勝が決まって何となくいつだった忘れたけどシチュエーション的にバルサが直前に優勝を決めて多少の満足感が出てしまったことでミランにぼこぼこにされてしまったのと似てたので、もしボルトン戦で決まらず望んでいたらまた違ったモノだったかなと思わなくもないだけに、やはりこのゲームに関しては流れがチェルシーになかったのかなと思います。
来期はどうなるかわからないけど、モウリーニョは早々に契約延長をしたし、今年もきっとどこかから彼のお眼鏡にかなったビッグネームを獲ってより強固なチームを作ってくると思いますし、来期こそビッグイヤーに手を掛けるかも知れませんね。まあ来期のことを考えたら鬼が笑いそうですが。

確かにプレミアシップらしいトランジッションの速い攻め合いにはなりませんでしたが、リバポがイスタンブールへのチケットを念願のチェルスキー撃破で手に入れましたね。勢いは間違いなくこの試合でついたでしょうし(試合は3週間後だけど)、この雰囲気をイスタンブールまで持ってきて欲しいと願わずにはいられないです。

May 4/PSV Eindhoven 3-1(Total3-3) AC Milan @Philips Stadion
PSV:9'朴智星 65'&90'+2'コク Milan:90'+1'アンブロシーニ

PSVスタメン:GKゴメス、DFルシウス、バウマ(→70'ホベルチ)、アレックス、李栄杓、MFコク、ファン・ボメル、フォーゲル、FW朴智星、ファルファン、フェネホール・オフ・ヘッセリンク
ミランスタメン:GKジダ、DFカフー、ネスタ、スタム、マルディーニ(→46'カラーゼ)、MFガットゥーゾ、ピルロ、アンブロシーニ、シードルフ(→68'トマソン)、カカ、FWシェフチェンコ

まあミランがひどい試合をしたこともありますが、PSVは素晴らしいゲームをしてそれに伴う結果を得て、後一歩の所まで追いつめたけど、この試合で唯一と言っていい隙を最後の最後に見せてしまった。正直「あー、空いてるなぁ。シェバが回り込んで入っていったことで注意も引くだろうなぁ、カカは絶対に合わせてくる・・・・・・もったいない」といった感じでした。アレックスがつくべきだったのか、それとも前に言ったファン・ボメルがつくべきだったのかわからなかったけど、ぽっかりと空いたアンブロシーニのところがやたらはっきりと見えて悲しかったです。しかも、彼が入ったことでミランは混乱し、かなり苦しいゲームになっただけに(アンブロシーニのせいじゃないけど)そのコントラストが切なかった。でも本当にイイゲームでしたね。

序盤初っぱなから全開のPSVは前からアプローチしながら、ミランの選手がボールを持つと速く囲い込んでパスコースの選択肢を消してフリーマンを出させずに攻撃に移らせない。ボールを持ったらバイタルエリアで動き回りながらふわふわと浮くような形でポジションを獲る朴智星を中心に素早い仕掛けでどんどん攻める。右サイドから上がったクロスをファルファンが落として、ヘッセリンクが中でフリーになってたり(マルディーニが身体を投げ出しクリア、しかし延髄蹴りを喰らってハーフタイムで交代)ミランの守備のバランスが悪く、ポジショニング的にかなり崩されている状況になると、9分、朴智星がボールを受けると中にタイミング良く楔のボールをヘッセリンクへ、スタムを相手に仕掛けるとボールがこぼれ、そこに反応したのはボールを出した朴智星、勢いよく走り込みそのままシュート、ジダも止めれずに欲しかった先制点を最高の流れの中で手に入れる。この後もミランのカウンターの芽を速いプレスで摘み、状況を見ながらどんどん積極的に仕掛ける事でミランを混乱させ、かなりバランスを崩すがミランも水際で凌ぐ。右サイドからのFK、ファン・ボメルの鋭いFKをヘッセリンクがぴったりと合わせるモノのバー、その後もアレックスのヘッド、ルシウスのアウトサイドに引っかけたミドルシュートなどもあったりとかなり追いつめるが、さすがにミランも落ち着きを取り戻してゲームをコントロール。それでも1-0で前半を折り返す。

後半スタートで延髄を喰らったマルディーニに代えてカラーゼを投入、しかしリズムは変わらず逆にPSVの勢いは強まる。前半から高い位置を維持する李栄杓がどんどんサイドで勝負してクロスをあげたり、朴智星がどんどん間を狙ってゴール前に入っていったりと勢いを感じさせると、セットからきわどいチャンスを連発する。アレックスやコクのヘディングがあったり、こぼれ球を強烈に狙ったりともう完全に追いつめる。ミランはカウンターからシェバが二回ほどチャンスを得るが、シュートは力あるモノを飛ばせない。それだけ抵抗は激しく、またターゲットが一人でイマイチ攻撃がうまくいっている印象はなく、リズムを引き寄せられない。それでもミランがボールキープし始めて落ち着いてきたかなと言うところで、ファン・ボメルが粘って右に展開すると李栄杓がカフーと対峙しながら仕掛けて鋭いクロスをあげると飛び込んできたコクがスタムの外側に入り込んでヘッドで叩いてジダを破って2-0。完全にこれでタイに持ち込んだ。
これで攻めなければならなくなったミランは全然尊境のなかったシードルフに代えてトマソンを投入、形としては普段通りの4-3-1-2に戻す。しかしPSVも勝負に出てCDFのバウマを下げてアタッカーのホベルチを投入。相変わらず強気のヒディング采配。この両監督の動きによって動きが出るかなと思いましたが、リズムは変わらずPSVのリズムは変わらない。献身的ながら積極的な前への姿勢でボールをカットし、勇気を持って攻め上がる。逆にミランは何かちぐはぐな感じは拭えず、ボールはバランス良く回るようになったモノの仕掛けのパスがなかなかうまく繋がらない。そして終始PSVペースで進んできたこのゲームはロスタイムに上に書いた通り、PSVはリスクの代償を支払うことになってしまった。予兆はありましたセットプレーからアンブロシーニがフリーでヘッドを飛ばしたり、セットからシュートを打たれるピンチが二つほど出てしまった。それが布石でのあのゴールでした。この後、ながいボールをヘッセリンクがバックヘッドで流し走り込んだコクが素晴らしいボレーで決めて追撃するが後1点が足らず、このゲームとしては3-1。アウェーゴールの差でミランが辛くも(この形容詞がぴったり)イスタンブールの決勝のチケットを得ました。

ミランは、スタメンから何をしたかったのか本当によく見えない感じでしたね。きっとアンチェロッティがデポル戦のことをしつこく聞かれて色々と考えすぎてしまったのかも。、リスクを得ずにゴールが欲しかったのか、それとも2-0のまま終わりたかったのか、それともゲームをコントロールしたかったのか、意思表示としてはっきりしなかったのかなと。試合開始前にこのスタメンを見たときに、バイタルエリアを縦横無尽に動き回る朴智星に対してマンマークに付けるのかと思ったぐらいでしたが、単に人を入れ替えただけ、非常に混乱してしまったのかなと。守備に置いては結局大きな効果が出ることはなく、朴智星の自由なランニングにバランスを崩されて、チームとしてもかなり混乱させられてしまったし、攻撃に置いてはシェバの動きを抑制しなければならず彼の特徴が消えて、前への勢いを自ら削いでしまった形になり、この布陣変更は全く好転しなかった。ポゼッションをあげるならシードルフではなくルイ・コスタだったし、シェバじゃなくて中で起点となることのうまいクレスポでも良かったわけで。必要以上に失点という結果に怖れたアンチェロッティの失敗とでしたね。それでも第1戦のアドバンテージ(アウェーゴールのない2点差勝利)が最後の最後に活きた形で進むことはさすがですが、この先を考えると非常に大きなロスになったのかも知れませんね。とにかく余計なことをせずに決勝ではミランらしいサッカーをして欲しい。スクデットは諦めて。

逆にPSVは素晴らしい試合をしましたね。相手の狙いであるカウンターの芽を摘みながら、朴智星、ヘッセリンク、ファルファン、ファン・ボメル、コク、李栄杓などなど選手一人一人が戦い、勇気を持って仕掛けたことで完全にゲームを掌握し、監督も自らがリスクを負いながら攻めの姿勢を貫いて戦った事もあり、ミランを土俵際まで追いつめた。ミランがペースを取り戻す前に決定機をモノにして勝負がひっくり返していれば、デポルの再現はあったのかもと思いますが、まあそれでも最高の試合を表現してくれましたね。はっきり言って誰もがまで進むチームだとは思わなかった。僕もハイバリーでオウンゴールで負けた試合を見ても、ここまで行くチームだとは思わなかった。爆発力としては明らかにエースのケジュマンが抜け、両サイドのロッベン・ロンメダールが抜けと落ちていた。それでもここまで持ってきたヒディングの手腕には本当に素晴らしいとしか言いようがない。

朴智星・李栄杓については本当に素晴らしい活躍でした。もちろん恩師・ヒディングの引き続きのフォローあってこそですが、きっちりと自分の役割を理解・遵守しながらも自分の可能性を信じて勝負し続けて自信を蓄えていった結果としてのこの成果なのではないでしょうか。朴は最後まで脅威となり続け、バランスを崩しに崩したし、あのゴールはミランの無失点記録を突き破る素晴らしいゴールでした。李栄杓は世界一の右サイドバックであり続けたカフーを向こうに回して完全に凌駕したと言っていいし、DFとしてもクオリティとして見劣ることなく十分戦った。それだけ素晴らしいパフォーマンスだった。これを見たJの選手は本当に刺激になったと思うし、3年前まで同じピッチに立っていたということを忘れて欲しくないですね。そして自分たちも条件さえあれば(これは重要)これくらい可能性があると言うことを。

まあとにかくこれで決勝のカードが決まりました。今シーズンもサプライズは残っていたなぁ・・・、まあリバポ-PSVはちょっと華が足りなかったしね。

UEFA ChampionsLeague 2004-2005 The Final
May 25/AC Milan vs Liverpool @The Atatürk Olympic stadium,Istanbul

ということで長かったこのシーズンのUCLも後一つ。とにかくがっぷり四つに組んでイイ試合みたい!まあ決勝なのでタイトルも掛かってるし緊迫感溢れる試合にはなるだろうけどね。まあとにかく今日はここまでです。

*今日の更新が遅くなった理由は久しぶりにフリーズをかまして消えちゃったので書き直してました。わざわざ来て頂いた方は更新してなくて申し訳ありませんでした。てゆうかねむ~。

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May 05, 2005

この苦闘の中に何を見るか@J1 第10節

今日は勝てると思ったんだけどなぁ・・・・。サッカーは難しいです、本当に難しい・・・・。勝利の女神も気まぐれだなぁと思うけど、こういう時に自らの手で切り開かなきゃ行けないのね。この暗い道の中にFマリノスは何を見るんだろう・・・・・。とにかく。

J.League Division1 第10節

Fマリノス 1-1 エスパルス@日産スタジアム「77分間のパーフェクト」
F.Marinos:34'安貞桓 S-Pulse:78'曹宰榛

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、松田直樹、河合竜二、MF那須大亮、上野良治(→84'中西永輔)、田中隼磨、ドゥトラ、大橋正博(→52'山瀬功治)、FW安貞桓(→87'坂田大輔)、大島秀夫
エスパスタメン:GK西部洋平、DF市川大祐、斉藤俊秀、森岡隆三、山西尊裕、MF高木和道、岩下敬輔(→73'西野泰正)、沢登正朗(→49'平松康平)、チェ・テウク、FW久保山由清(→66'佐藤由紀彦)、チョ・ジェジン

レポートとしては省略、書きたいことがあるので。簡単に振り返れば、エスパの攻め手をきっちりと封じ、ビルドアップに苦しむモノの流れが出てきてからはイイ攻撃もあって、そろそろ先制点欲しいなって所で安様が彼らしいドリブルワークからの強烈なシュートを角度のないところから西部の肩口を抜いて先制。その後も大して押し込まれることなく、カウンターだけの相手をいなしながら追加点を狙い、そして78分、ほぼパーフェクトに進めてきた試合の流れを一瞬の隙によって無に帰してしまい、またも勝ち点3を逃す結果になってしまいました。

正直言って余裕で勝てる試合でした。エスパもよく走って良くアプローチに来ていたけど、きっちりと前で流れが出来ていて、追加点を取れるチャンスも沢山作った。もちろんそこで取れなかったというのがこのドローの原因なんだろうけど、本当に良い形が出来ていた。まだまだビルドアップは相変わらずスムーズに出来ないし、動きだす選手が少なく入れ所がないから前に蹴っておけというのも多いし、それを見てもボランチはボールを引き出す動きをするという意識が少ない、とかネガティブな部分は確かにありました。が、この試合は確実にポジティブな部分の方が多かったのも事実です。マリノスらしい前に入ったときの後の連動が出てきた事が一つ。疲労もあるだろうにアウトサイドが高い位置に張り出して、まるでアタッカーのような積極性を持った隼磨やドゥトラの距離感の取り方とインターセプトからの突破とか非常に良い出来で、攻撃が活性化した事が一つ。安のコンディションも良くなって、キレが戻って単独の仕掛けもよく、また周りが見え始めてチャンスメイクにも才能を発揮してくれたのが一つ。他にも那須が攻撃にも良い形で顔を出したりとか、大橋がサイドだけでなく中でイイサポートに入りながらアクセントになったりと攻撃面では本当にポジティブでした。確かに追加点を取れなかったことはこのドローの大きな一つの原因と書きましたが、何よりもこれを守りきれない事が良くないのかなと。

元々点差を付けて勝つチームじゃない。だからこそ、こういう試合を確実に獲らなければならない訳で、今日の試合の中では最近の不安定さが顔を潜めていたけど、一番気を付けていたシチュエーションで気を付けていた選手にやられての失点。結局は同じ事。89分間イイ試合をしても全部同じ。確かにエスパとしては最高の形でした。ユキヒコのキックから一人をスクリーンにして森岡が大外で折り返し、中で待っていたチョ・ジェジンがフリーとなって(逆に言えば西野がマークしてるような形になってた)強烈な高さでヘッドをお見舞いしたということで、獲るべくして獲ったという形でした。でももし(勝負事で「でも」とか「もし」は禁物だけど)最後まで競り合ってむしゃぶりついて競り合っていたら、少しでも体勢が狂ってあんな強烈なヘッドが飛ぶことはなかったかも知れない。最後まで身体を寄せていたら折り返させずに事なきを得たかも知れない。確かに頑張ってるかも知れない、でもサッカーに置いては大事な場面で頑張れなきゃ意味なんてないし、全てが無に帰してしまう。ここのところ、仕方ない、しょうがないとか疲れてるとか身体が動かないとか言うコメントがあるけど、こういう所でこそ最高の集中力、最高の執念、最高の我慢をしなきゃいけないわけで、勝負所を心得ているのならそういうDFをして欲しいところです。言い訳なんていらないし、結果で示して欲しい。こういう失敗は今シーズン何回目?同じ間違いはしちゃいけない。

先に書いておくけど、今の状態ではもう「まだまだ」なんて言えない。2003-2004シーズン、リーガ・エスパニョーラでバルサが終盤13連勝(だっけ?)して猛追を掛けたけど、結局前を走ったバレンシアには追いつかなかった。原因は序盤の低迷による前との開いた差。そういうことだと思う。いきなり首位に立たなきゃダメだというつもりはないし、Fマリノスはリーグ終盤に強さをもってるからそんなに心配するなとか言われそうだけど、今日の鹿島の試合を見ても相当安定しているし、もともとポテンシャルは高くて勝つ味を知っていて、それを思い出したクラブというのは崩れにくいと思う。ましてや勢いだけで勝っているチームじゃない。だからこそ今からも危機感を持ってやっていくことが必要だと思う。まあ今は仕方ない部分も確かにあるし、プライオリティとしては次の次が一番大事なわけで犠牲にすることも必要だと思うけど。でも「もう」とは言っていられない。てゆうか甘やかして良いことないってとことん思った。

エスパの方は簡単に。前でフォアチェックを掛けて相手のビルドアップのきっかけは奪うことに成功しましたが、中盤での狙い所が定まらず、完全に劣勢に陥ってしまいましたね。ただ、その中で西部を中心に安の一発に何とか凌いで、カウンターで狙いながら一番の大きなチャンスだったセットで最高の形で追いついた。守備に置いては手応えを感じていたのか、確かに崩されていましたが、チームとしてきっちりとカバーの意識で踏ん張ったことはまた自信を深める結果になったのではないでしょうか。ルーキー岩下の質の高い危機察知能力と守備センスの良さは、こういうプレーヤーだからこそこういう状態でも先発で使えたと言うことでよく頑張っていたし、これからの期待が出来る出来だったのではないでしょうか。まあ伊東輝・杉山浩太(見たかった!)の怪我ということはあるにしても。攻撃に置いてはカウンター一辺倒というかスペースを簡単に使うという意識は高かったけど、相手の守備が大きく崩れなかった事もあって、自分たちの型としてのサイドアタックは崩しもイマイチで、その辺がこれからの課題でしょう。中でチョ・ジェジンがかなり色々な動きをしながら、裏を狙ったりポストになったりと豊富に動いていただけに後はチャンスメイク次第なのかなと。チームとして守備という基盤をしっかりと整備するというのが、低迷を打破するために必要な要素!という方向性を感じるチーム作りがよく見えました。

まあとにかく頑張りましょ。手応えとしては本当に出来が良かったし、後はゴールを獲るだけだし、勝つだけでしょ。まあそれが難しいわけですが。後は結果だけ、チームは上向き。下向いてもしょうがない。

ということで選手評書きました。よろしかったらどうぞ。→J1 第10節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

FC東京 0-2 鹿島@味スタ「深い森の中」
Kashima:17'&41'本山雅志(半分は興梠慎三で)

FC東京スタメン:GK土肥洋一、DF加地亮、茂庭照幸、ジャーン、迫井深也(→57'小林成光)、MF今野泰幸、宮沢正史、馬場憂太(→50'ダニーロ)、FW石川直宏、栗沢僚一、近藤祐介(→75'増嶋竜也)
鹿島スタメン:GK曽ヶ端準、DFアリ(→89'阿部敏之)、大岩剛、岩政大樹、石川竜也、MF小笠原満男、青木剛、増田誓志(→80'内田潤)、本山雅志、FW興梠慎三(→71'本田泰人)、鈴木隆行

上が長くなっちゃったので簡単に。

FC東京は改めて「勢いのチーム」であり、勢いがなくなるとチームとして、方向性がばらけてチームとして機能しなくなってしまうと言う感じでしょうか。序盤はスピードアップしてどんどんサイドのスペースを狙っていって、勢いのある攻撃をしていましたが、初めての鹿島のチャンスで失点(鈴木がサイド深くでキープの後、サポートに来た石川へ落とすとクロスボール、この時ボールウォッチャーになってしまったDFがファーに逃げた興梠へのマークが外してしまい、その流れた興梠がフリーでヘッドで合わせるとバー直撃、それを本山が一足早く反応して押し込みゴール)してから、鹿島が落ち着いてペースとリスクをコントロールし始めると、スペースが消えてボールが回らなくなり、ビルドアップでさえままならなくなってしまった。攻めたいんだけど攻められず、ボールが来ても焦って仕掛けてボールロスト。もちろんボールを引き出し、サイドで勝負という形を狙っているのはわかるのですが収縮と展開という抑揚がなくなってしまって、縦の組み立てしかなくなってしまい単調になってしまったのかなと。
基本的にFC東京という攻めるなら攻める、守るなら守るといった感じで何をするのかわかりやすい時は良い試合が出来るけど、こういう風にイナされて焦らされてペースを崩されるとチームのバランスもおかしくなってしまって、チームとして段々混乱しちゃうのかなと。後半は攻めるということで考えもはっきりして、鈴木隆行のPK失敗で勢いが出て又チームの流れが徐々に好転したことを見ても、そういう部分が現在のFC東京にとっては生命線なのかも知れませんね。失点シーンはチーム状態が完全に閉塞した中でどこか集中力散漫な感じになってしまってボールウォッチャーになってしまい、そこを非常にアグレッシブだった興梠に突かれてしまった訳ですが、普段ならこんなに緩いDF陣じゃないことを考えても精神的な脆さを露呈してしまったのでしょう。どこかにボールを落ち着かせてうまく散らしたりしてコントロール出来る存在がいたら(そう、まさに対戦チームの小笠原みたいに)また違ったのかなと思いますが、これがまさに課題ですね。うまくいかないときだってある、だからこそそういうときにどうするのか、それが本当の力だと思いますから。
ただFC東京としては一人に頼るのではなく、チームとしてやっていかなければならないのかなと。今は第一期が終わってもう一個大きくなるための生みの苦しみなのかも知れませんね。

鹿島は逆に非常に大人なチームという印象を受けました。まあ結果として前半の二つのゴールを奪ったわけですが、その最大の殊勲者は間違いなくルーキーの興梠。色々と動いてかき回して、スペースを狙っていた嗅覚というのを存分に発揮。それを活かした鹿島の中盤というのもあるのですが、彼を捕まえきれなかった事がFC東京にしてみたら痛かったです。チームとしても誰が出てもやることが凄いはっきりしているということですが、確かにその辺の共通認識というのが徹底されていましたね。苦しいときは耐えて、ボールを持ったら速く行くか、コントロールするのか、そういうのが良くできていて、チャンスの時には思い切りよく仕掛ける。まあ相手が崩れたというのもありますが、彼らが間接的に崩したというのも言えると思いますし、チームとしての懐の深さを見せたのかなと。

まあとにかく鹿島が非常にクレバーで、FC東京は若さを露呈して、それが結果に表れたということでしょうね。コオロギを見てるとうらやましくなっちゃう。苦しいときに若い選手が勢いを付ける・・・・かぁ。マリにはなかなかないね。必要な要素だと思うのだけど。

ではその他の試合。10000ゴールにはなりませんでした。
ジュビロ 2-1 ガンバ@ヤマハ「勢いと経験と」
Jubilo:33'前田遼一 78'カレン・ロバート Gamba:30'アラウージョ

ジェフ 1-1 サンフレ@市原臨海「恩返しの一発」
Jef:57'阿部勇樹 Sanfrecce:18'佐藤寿人

楽天 0-1 レッズ@ウイング「必殺技」
Reds:29'田中達也

セレッソ 0-0 ヴェルディ@長居「Vの魂当たったかも(賞金なし)」

アルビ 2-1 ふろん太@ビッグスワン「必殺技その2」
Albilex:48'船越優蔵 84'アンデルソン・リマ Frontale:36'ジュニーニョ

アルディージャ 1-0 レイソル@埼玉「勢いの差?」
Ardija:40'トゥット

グラ 0-0 トリ@瑞穂「頭の痛いネルシーニョ」

ということでこないだの試合に比べてゴールが入らなかったこともあって10000ゴールには届きませんでしたね。まあそれは良いとして、結構怪我人が出ていることもあって若い選手の活躍も目立ちますな。これを使うのも監督の勇気なのかも知れませんね。マリは狩野がデビューしたけど、なかなかチャンスがないね。こういう停滞した時には思い切りの良い選手というのもまた切り開く鍵になるのかも。又そういうことで育つわけでそういう意味では岡ちゃん、申し訳ないという前にチャレンジしようぜ!まだまだ出来ることはあるし。ということで今日はここまでです。

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May 04, 2005

In a solemn atmosphere@UCL SemiFinal 2ndLeg Preview

はい、続けて今日明日で決まるイスタンブールへの切符、UCLの準決勝2ndLegです。2つの試合は違う見方があると思うのですが、UCLの最大の魅力である2ndLegの白熱する試合というのが最後というのはやはり毎年のこととはいえ少し寂しいですね。でも決勝になると膠着しがちなだけに、準決勝の時の方が良い試合が出る気がして楽しみでしょうがないです。とにかくプレビュ。

UEFA ChampionsLeagues SemiFinal 2ndLeg
May 3/Liverpool vs Chelsea @An Field(1stLeg C0-0L)
Liverpool          Chelsea
     Baros             Drogba
Riise      L.Garcia  Gudjohnsen    J.Cole
  Biscan Gerrard       Tiago  Lampard
Traore Hamann Finnan  Gallas Makelele G.Johnson
  Hyypia Carragher      Carvalho Terry
    Dudek              Cech

やはり最大の見所はアン・フィールドでの最高の雰囲気の中で、この同国対決がどれだけ盛り上がる試合になるのかと言うところですよね。1試合目が非常に緊迫感溢れる試合の中でスコアレスに終わっただけに、この試合での結果が全てが掛かると言うだけに、両チームともどのような考え方をしていくのかが気になるところです

チェルシーとしては何よりもアウェーゴールでしょう。ホームではドローで終わりましたがアウェイゴールはなかっただけに、一つでもゴールが取れればドローでOKとなるだけに、何よりも欲しいところでしょう。ロッベン、ダフと出場微妙なところですが、ジョー・コール、ランパードと調子は依然として良いモノを保っているし、チームとしてもリーグ優勝を決めた事で勢いも出てくるし、この試合への集中力というのは高まっているのかなと。センターラインの安定は相変わらず高いモノがあるだけに、特別な策は講じず普通に試合をしてリバプールに勝つと言うことを考えるのではないでしょうか。
リバプールとしてもホームのこの試合に勝つということだけだと思います。もちろん失点すればアウェーゴールで形勢としてはチェルスキーに傾くだけに浅はかな失点は抑えたいところですが、考え方としてはシンプルなのかなと。ただ1戦目にコンディションを取り戻しつつあったシャビ・アロンソが出場停止で又中盤のバランスが変わってくること(変わりはハマンだと言われてますが、後はシステムの選択ですよね、前にバランスを倒すなら4-2-3-1?)、そして左サイドを起点にする攻撃の中で(対面がグレン・ジョンソンという事で穴と捉えている節がある)取りきれなかったわけで、その中でどこまでリスクを冒すのか、チェルシーのカウンターの影の中で。ベニテスはチェルシーのウイークポイントを見抜いていると言うことですが、その中で何を選択するのか、そしてそれがどのようなモノなのか、というのが一番のキーとなるかも知れませんね。

正直プレミアシップらしいトランジッションの激しいゲームにはなりづらいゲームにはなると思います。しかし、その中での個々のせめぎ合い、激しいぶつかり合い、そして安フィールドの雰囲気は十分楽しめる気がします。まあこれでスコアレスだったら、またuefa.comに文句書かれそうですけどね。同国対決というスパイスが両チームを慎重にさせているというのはあると思いますが、それもまた一興のような気もしますが。一つのゴールをきっかけに一気にゲームが動きだすと思うので、早めに点が入って激しい試合になるのを期待したいところです。

ということで続きは明日、気が向いたらですが(苦笑)ということで今日はここまでです。とにかく楽しく激しいゲームを期待!

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May 03, 2005

払拭すべき今@J1 第10節 Preview

正直追い切れない最近のサッカースケジュールですが、止めどなく日程は迫ってきて、選手達は疲労のピークになっているのではないでしょうか。その中で、どのような戦いを見せてくれるのか、妙に気温が上がり選手達の疲労をより促進させる状況ですし、ある意味消耗戦ですね。見てる方も大変です。今日はUCLの準決勝もあるし・・・。ではさっぱりと。

J.League Division1 第10節

5/4 14:00KickOff/Fマリノスvsエスパ@日産スタジアム「欲しいのは結果と手応え」
F.Marinos          S-pulse
   安  大島           チョ
    大橋         チェ 久保山  太田
ドゥトラ     隼磨     高木和  伊東
  熊林  那須      山西      市川
 栗原 松田 河合      森岡  斉藤
     榎哲            西部

ということでようやく連敗を脱したけど、勝ちは遠く、また山東戦に向けての手応えという部分でもまだまだ足りないのが、現状のFマリノス。サンフレ戦ではメンバーを落とすという報道にも出ている通り、ここで結果を残して悪い流れを払拭して自分たちの形に手応えを得たいところでしょう。エスパは序盤に勝てずかなり苦しみましたが、ここのところは粘り強い戦いが勝ちに繋がるようになり、また自分たちが標榜するサイドアタックが結果に繋がっていることもあって、自信を持ってこの戦いに望んでくるのかなと。正直今のFマリノスにとってはタフな戦いになりそうです。

この試合のポイントとしては、何よりも先制点。どちらも比較的守備が安定しているチームなだけに、派手なスコアになることは考えづらい。その中で先制点に掛かる比重というのはいつも以上に大きくなるのかなと。ここのところDF陣の一瞬の隙を突かれて先制点を立て続けに献上し続けているFマリノスの勝ち点をぽろぽろ落としている遠因も間違いなくこれでしょう。もちろん疲れているからと言うのはあると思いますが、重要なところでの安易な判断も含めて、まだまだ隙のあるDFラインなだけに、この試合こそ先制点を取るまで何とか無失点で我慢したいところです。前にも書きましたが、現状では先制点を奪われては勝ち点3は本当に難しいモノになってしまうだけに、絶対に譲れないところです。

コンディション的には確かに底を抜け、後半にガス欠を起こすこともなくなりましたが、その分精神的な要素や精度などの技術的な部分に狂いが出ています。その要素が主に攻撃に置いて、悪影響を及ぼしているのかなと。現在のコンディションに置いてどの選手も無駄走りはしたくない、体力的なロスを増やしたくない、というキモチが心のどこかにあると思いますし、その分動きだしも鈍く、フリーランニングが出にくい状態になっているのは明らかです。ワイドに開くドゥトラ・隼磨が非常にタフに走り回ってくれることでなんとか攻撃は成り立っていますが、彼らに頼ってしまうためどうしてもサイド一辺倒になりがちで、なかなか中を崩せずクロスが入ってもなかなか得点チャンスに結びつかないというのが現状です。もちろん苦しいとは思いますが、その無駄走りがスペースを生み、マークを外し、より危険度を増す攻撃を生み出す創造性の元となるだけに、それをドゥトラ・隼磨だけに任せずもっと積極的にやっていきたいところです。それだけなら意識的な部分なのでミーティングだけでもある程度改善出来る可能性はあるのですが、疲労の色は技術的な部分にも影響を及ぼしているのかなと。個人的にFマリノスの攻撃の色というのは精度だと思っているのですが(長いボール一本にしてもきっちりとターゲットを捉え、その精度が次のプレーの精度を上げる、そしてシンプルにアタッキングサードに入ったところでオフ・ザ・ボールの動きを爆発させて、ダイレクトプレーなどで相手のDFラインを崩す。)、その精度がないために無意図な攻撃に終始してしまい、実を結ばない攻撃が多くなっていることです。長いボールの精度だけでなくクロスボールにしてもなかなか精度の高いボールは上がらずフィニッシュに繋がらない。身体のキレなどは良くても、そういう部分での微調整という部分ではちょっとおかしくなっているのかなと。これに関してはもう今の時点ではどうにもならないことですが、もう少し一つ一つのプレーを丁寧にやっていく必要はあるのかなと。どちらにしても攻撃に置いては無駄な部分と実効的な部分、両方共必要なだけにそれを惜しみなくやっていきたいですね。

で、相手のエスパですが、怪我を押しながらも前節2ゴールのチョ・ジェジンがようやくお目覚め。チームが狙っているサイドアタックも結果に繋がり始め、元々それなりに整備されていた守備の組織が出来ていただけに、攻守の歯車が合い始めてチームが正常に動くようになっているのかなと。一時期の3センターを中心とした高い守備意識を元にした強烈な中盤プレスとポストプレーヤーでワンクッションを作りショートカウンターに持ち込む形が非常に真新しかったのですが、そこを少しずつマイナーチェンジして結果に繋げてきたのかなと(相手によって戦い方を変えてる?攻撃的に行く時、守備的に入ってカウンターを狙う時)。もちろん真の自信に繋がったかどうかは微妙なところですが、間違いなく手応えというのがあると思います。Fマリノスとしては逆にその組織を分断する切り替えの速い攻撃と技術の高さで何とか先制点が欲しいところですね。マッチアップとしてはやはりサイドになりますよね。チェ・テウクと太田(兄)に隼磨・ドゥトラが引っ張られるようだとサイドバックのオーバーラップも含め、相手の良さを受けてしまうことになるし、逆に攻撃の部分でも前にスペースが開けると言うことは早々なさそうなだけに、その局面での工夫というのも大事になってきそうです。サイドに拘りすぎず、中から崩した方が効果的という気もするので、FWを軸にトップ下・ボランチのフリーランニングに期待したいところです。

今、エスパルスが持っている手応えというのはやはり結果が伴ってこそのモノだと思います。正直勝てていないときの方が内容的には良かった試合もあった。でも、やはり結果が出ないとチームとして疑心暗鬼になり、やっていることに自信が持てずに方向性にブレが出てきてしまう。ただそれはFマリノスも同じ事。ここのところ勝ち点3からはだいぶ遠ざかっているし、ましてや成績を残すために割り切った形で試合をしているだけに、その中で成績が出せなければ結果による充足感も得られず、内容的な手応えも余り得られず何か疑念を持っても仕方ないところなのかも知れない。今一番欲しいのは結果、そして結果による手応え、それを中国に持って行きたいだけに、この試合で成績出したいですね。きっと結果が出れば好転すると思いますから。

5/4 14:00KickOff/ジュビロvsガンバ@ヤマハ「魅力に潜む悪魔」

ということで前節レイソルに4-0で大勝、中山雅史150ゴールとここまでの停滞を振り払った感のあるジュビロですが、今度の相手はガンバ。ガンバも波はあるモノの攻撃陣はかなりの破壊力を秘めており、ジュビロの復調が一過性のモノなのか、それとも本物でこれから反撃なのかというのがこのゲームでわかりそうですね。
どちらも同じような攻撃の趣向の理想を持ち、同じ弱点を持つチーム同士の戦いですが、どちらが主導権を持つのかによって展開が大きく変わりそうですね。ポゼッションを握って遅効でも崩せる技術の高さとイマジネーションを持ち合わせていて、攻撃に魅力を持つチームだけど、リスクマネジメントとしては危ない部分も併せ持っておりカウンターには弱い。現状から考えるとガンバの方が破壊力としては優位性を持っているのかなという感じがしますが、ジュビロは前が非常にフレキシブルになって攻撃だけでなく守備に置いても非常に良くなってプレスが掛かるようになり、良いところで取れたらショートカウンターという感じにシフトしていっているだけに、ポイントとしてはボールの失い方の悪い方が劣勢に立つのかなと。
ただこのゲームは、基本的に両チームが抱えているテクニシャン達の競演を楽しめばいいのかなと。様々なタイプのうまい選手がいるし、速い選手がそれにアクセントを付けたりと、面白そうな感じになりそうですし。とにかくGWらしい派手な試合で観客を魅了するような試合を期待したいですね。

その他の試合
5/4 15:00KickOff/アルビvsフロンターレ@ビッグスワン「新潟に光は差すか」
5/4 15:00KickOff/セレッソvsヴェルディ@長居「桜満開、継続か散開か」
5/4 16:00KickOff/ジェフvsサンフレ@市原臨海「Jモダンフットボール頂上決戦」
5/4 16:00KickOff/アルディージャvsレイソル@埼玉「どっちが強いの?」
5/4 16:00KickOff/FC東京vs鹿島@味スタ「連敗脱出?連敗阻止?」
5/4 16:00KickOff/楽天vsレッズ@ウイング「ジャンピングボード」
5/4 19:00KickOff/グラvsトリ@瑞穂「今年こその証明」

ということで忙しいわ。とりあえずまずここまでです。日産スタジアムは青い方が勝つわ。

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May 02, 2005

潮目の変わるとき@J1 第9節

昨日は私用で休ませて貰いました。昨日のJをさっぱりと。少しずつ波が変わってきたのかな?なんて思うような結果でしたが、Fマリノスにとってはこの波の恩恵は半分しか受けれなかったのかな・・・・。まあとりあえずレポートです。

J.League Division1 第9節

ヴェルディ 1-1 Fマリノス@味スタ「復活のNo.10」
Verdy:7'ワシントン F.Marinos:57'那須大亮

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF中西永輔、松田直樹、河合竜二、MF那須大亮、上野良治、田中隼磨、ドゥトラ、大橋正博(→69'山瀬功治)FW大島秀夫、坂田大輔(→57'安貞桓)
ヴェルディスタメン:GK高木義成、DF米山篤志、戸田和幸、上村健一、MF林健太郎、山田卓也、相馬崇人、小林大悟(→84'玉乃淳)、平野孝、FWワシントン、平本一樹

何とか3連敗は阻止、雨に濡れたピッチでボールが走って、いつもにも増して精度という部分で苦しんでしまいましたが、それでもこの結果はベターなのかなと。少しずつ怪我をしていた選手達のコンディションが戻ってきて、ようやく上昇傾向という雰囲気を感じ取れるような部分もありましたし、今までのように非常にネガティブな内容だけではなかったというのが救いだったのかなぁと。また箇条書きでさっぱりと。

・いきなり左サイドで起点を作り、坂田の折り返しに上野が飛び込んで流し込むがわずかに外。しかし、前節見せた入ってくるタイミングの良さを発揮(その時はふかしたけど)グッド。
・しかしその後はヴェルディのダイナミックなランニングとハイテンポなアタックに不安定さが出てしまう。どうもドタバタして落ち着く間もなく、CK。アイソレーション(バスケットのやつね、一つのサイドに選手が殺到してもう一方のサイドにスペースを空けて能力の高い選手に1vs1の機会を与える)のような形で小林大悟の鋭いキックにファーでワシントンが河合のマークを苦にせずにリーチの長さを活かしてボレーで叩きつけてエノテツも触れず先制。完全に引きつけられてワシントンと河合の前にはぽっかりという感じでしたね。ヴェルディの作戦勝ち。
・反撃に出ようとするモノの、コンビネーションミスも多くボールを失うことも多い。その後、細かいパス回しから引きつけて空いたスペースを有効的に使われるカウンターに肝を冷やす。ワシントンを起点にサイドを破ったり中から平野や小林大悟が飛びだしたり、うまくアクセントを付けたりとかなり豊富な攻め手になかなか抑えるべき所を掴めず混乱。セットからも怖いシーンが出来てたりと、逆に押し込まれて反撃の足がかりが掴めずかなり厳しい。しかしそれでも何とか我慢。
・忠実にマークをして我慢するときは良いのですが、またボールホルダーにルーズな状態でオフサイドトラップを仕掛けて、見事に平本に破られてしまい、危機一髪。反省の色なし。
・ようやく長いボールが繋がってサイドからチャンスを伺うFマリノス、クロスの精度という部分ではどうしても足りない。入り方にしても問題があるのかも?坂田・大島と二枚入っていくが合わない。その前にマークがずれていないのでなかなか厳しい。
・中盤でもようやく読売スタイルのパスに対して慣れが出てきて、うまく取れる形も出てくる。セカンドボールもある程度支配。ただ取った後にうまくフリーマンを作るような形は出てこず、どうしても最後に1vs1を強いてしまう形が多くて力押しは変わらず。逆にサイドに拘るより、センターからずらすような形の方が可能性を感じる。
・相変わらずビルドアップにしても長いボールは雑なキックが目立ち、無為に相手にボールを返してしまう事も多い。狙いとしてはサイドのスペースという部分は感じるが、ポストマンに対してのサポートも手厚いとは言えず、ピッチも濡れているし、効率的とは言えずギャンブル的な要素が強い。
・終了間際、左サイド那須とドゥトラで左サイドを突破。ドゥトラのクロスに大外から走り込んだ隼磨が綺麗に合わせてボレーで狙うが、しかし枠を逸れる。ただ一つ言えるのは入り方が2種類になったことで合いやすくなるというのあると思う。その観点だと大橋がサイドに流れてしまうというのは-(ドゥトラが中に切れ込むのが多いにしても)。FW陣の入り方とクロサーのタイミングはずれてるというか速いのかも知れない。サイドのアタックはそれなりにイイし、回数も多いだけに解決したい問題。クロスの精度と共に課題はここ。
・前半は結局ワシントンのゴール一つのままスコアは動かず0-1折り返し。

・終盤の流れを継いだような後半のスタートで、マリのペース。前半と同じようですが、セットのチャンスが多くなり、一本目のCK、左サイド大橋のキックのセカンドチャンスから大橋→マツ→大島と繋がりシュートに繋がるなど惜しいチャンスが出て、匂いが漂い始める。しかしカウンターからがら空きの左サイドを山卓に独走されてDFラインとGKの間に鋭いボールを供給され、きわどいワシントンのシュートに繋げられる。センターに飛び込んだ平野のマークもルーズで危険なシーン。逆にサイドから大島のヘッドに繋がったりとやり返すが、ピンクの正面。サイドのスペースはうまく使えるようになってきた。
・早いタイミングで坂田から安にスイッチ。そのタイミングでのCK、ドゥトラのキックはニアに飛び込んだ那須が戻りながらも何とか合わせてゴール逆サイドに吸い込まれて同点。那須GJ!
・ヴェルディの攻撃構築が、マリの前からのプレスもありままならなくなってきたのかなと。前半からのハイペースもあって落ちてきた。受け手の動きという部分でも少ないのもあるのかなと。時折ヴェルディらしい駒核技術の高さを裏付けるダイレクトプレーモデルが、前に出ても切り替えがうまくいかずに、中盤に大きなスペースが空きカウンターのチャンスという形でマリはイイ流れが出来はじめる。が、マリも精度がなく、それを活かせない。
・大橋に変わって山瀬が10を背負いマリノス初出場。見ている方がコンタクトに対してナーバスになってしまうぐらい心配になってしまう。まだ周りとのタイミングや意思疎通、そして信頼関係という部分では構築段階だけど、それでもいきなりでこれだけプレーに絡めるというのはそれだけ彼の動きが良く、良いところに顔を出し、フレキシブルに動いている証拠なのかも知れない。
・そして後半最大のビッグチャンス、ハーフライン近くで囲い込んでボールを奪うと、上野がライン裏に走り込んだ大島へとらしい滑るようなスルーパスで相手DFをえぐる。大島のオフ・ザ・ボールの動きも良く、フィニッシュまで繋がるが右アウトで狙ったシュートは逸れてしまう。マリにとっては久しぶりの中央突破からの決定機を生んだ気がする。
・サイドからボールを引き出し、相手に危険な雰囲気を感じさせている山瀬。相手もナーバスにファールででも止めてくるが、それだけイイポジションでボールを受けようとする意識の証明。ドゥトラが彼をよく見て、フリーランニングの意識の高い山瀬を使っている。彼の特徴でもある鋭い飛び出しで惜しいチャンスを作ったりと鋭さを感じる。イマイチ厳しい状態のヴェルディは玉ちゃんを投入。相変わらず穴を見つける事の出来るプレービジョンと柔らかいパスでこちらも才能を証明。もう少し早くても良かった。
・最後はトランジッションが急に速くなり両チームとも勝利への執念を見せるが、後半那須のゴールの後はスコアは動かずに1-1でドロー。妥当な結果。

ということでドローでしたが、エンジンの掛かりが遅く、ビハインドを背負った状態ではさすがに逆転するのはなかなか難しかったですね。セットプレーからの失点とはいえ、前半に勝負が決められなくて良かったなと言う感じです。今のFマリノスの攻撃陣がこれを取り返すのは結構至難な技なだけに、与えたくはありませんでしたが、あのセットに関しては仕方なかったのかなと。ただこの試合は守備に関してはそれなりで及第点だったと思いますし、粘りも出てきたので、コンディション的には苦しいですがこれを継続して今度は先制点を許さないようにしたいですね。浅はかなオフサイドトラップはやめてください、3番様。
今Fマリノスが結果を残すためにはDFの安定は必須だし、不必要な失点は今のチーム状態では許容出来ない状態なのも事実です。

ただ、この試合はネガティブな部分だけではなかったのかなと。怪我人から戻ってきた選手達が今まではどうもゲーム勘だったり、コンディションが上がりきってない状態で起用しなければならない状態だったりと、なかなかゲームにおいてイマイチ機能しきれなかった今までしたが、徐々に上がってきたというのがこの試合では感じ取れました。上野も使われていくうちに、運動量が戻り始めて切り替えも早くなり、ボランチらしい仕事をある程度こなせるようになってきたし、中西も少しずつアグレッシブさは戻り始めている。そういう選手達がここまで頑張ってきた選手達に変わって頑張れる状況になれば、それなりにチーム状態は保てるのかなと。それともう一つ、どうしても足りなかった後一手という攻撃のアクセントの部分で山瀬が可能性を見せてくれたこと。山瀬に関しては余り高い期待をしたくないというか、徐々に慣れていって、まずは再発の防止をしてほしいなという部分があるのですが、短い時間でのプレーでしたが非常に可能性を感じました。今のFマリノスはドゥトラと隼磨に大きく頼るサイドアタック以外になかなか可能性のあるアタックというのを生み出せない現状にあります。その中で山瀬がバイタルエリアでボールを引き出し仕掛けたり、鋭いフリーランニングでアクセントを付けたことで中からの崩しという部分でも可能性が出来てきたのかなと。今のFマリノスのアタックにとって一番足りないピースだっただけに、期待の見えた数分間だったのかなと。正直攻撃に置いて今のFマリノスはかなり閉塞感にさいなまれています。疲労感からダイナミックなフリーランニングや連動して動きだして崩すという形が数が少ないのが現状で、マーカーを個人で何とかして自ら切り開くと言うことがない限り難しい状態です。個の局面打開に頼れば流れが切れてしまったりと本当に厳しいです。その中で山瀬のようなボールがなくても相手を揺さぶれるプレーヤーの出現は今のFマリノスのアタックに光をもたらしてくれるのではないでしょうか。

まあここ3試合で順位も急落してしまったし、今は我慢しながらという部分もありますが、その中で光明が見えたというのは良かったのかなと思います。まあヴェルディのペースダウンに助けられた部分もありますが、まだまだ正念場は続くし、なんとか次も踏ん張りたいところですね。選手達は頑張っていると思うけど、もう少しだけ丹念に。残り4つ!

選手評書きました、よろしかったらどうぞ。→J1 第9節 選手評(僕の読書+日常記録)

ということでその他の試合。
レッズ 3-0 グラ@埼玉「覚醒の赤、転落の赤」
Reds:35'田中達也"難産" 38'&64'エメルソン

ガンバ 3-1 楽天@万博「効果のない刺激」
Gamba:12'遠藤保仁 49'&74'大黒将志 Vissel:87'松尾直人

サンフレ 5-0 アルビ@ビッグアーチ「結実の今」
Sanfrecce:35'ガウボン 44'&65'佐藤寿人"移籍初ゴール!" 84'大木勉 88'茂木弘人

鹿島 0-1 セレッソ@カシマ「潮目の変わるとき」
Crezo:18'古橋達弥"GJ"

レイソル 0-4 ジュビロ@柏の葉「復活の時?凋落の再来?」
Jubilo:4'p中山雅史"150ゴール" 11'太田吉彰 62'前田遼一 89'川口信男

ふろん太 1-0 ジェフ@等々力「一閃」
Frontale:61'長橋康弘

トリ 2-1 FC東京@ビッグアイ「苦しみの果て」
Trinita:71'マグノ・アウベス 80'ドド FC:83'栗沢僚一

エスパ 2-1 アルディージャ@日本平「虎、覚醒」
S-Pulse:27'&83'チョ・ジェジン"JJ" Ardija:81'横山聡

あっ、ドローは味スタだけだったんですね。しかし少しずつ潮目が変わるときなのかも知れませんね。まあこれからという部分ですが、流れというのが変わり始めたというのは次にわかりそうですね。まあその時に各チームがどのような試合をするのか楽しみです。とりあえず試合多くて大変(苦笑)ということで今日はここまでです。

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May 01, 2005

対極のアイデンティティ@J1 第9節 Preview

さて、休む間もなく明日はJの9節。書きたいテーマもあるんだけど、それを許されない過密日程ですな。Fマリだけでなく他のチームも疲労が溜まり始める時期なだけに、その中でいかに動きの質と量を保ち、集中力も保ち、どれだけ戦えるのがポイントになりそうですね。伝統の一戦を前にFマリノスは連敗を脱出出来るのか、それではプレビュです。

J.League Division1 第9節

5/1 19:00KickOff/ヴェルディvsFマリノス@味スタ「アイデンティティのクラシコ」
F.Marinos        Verdy
  大島  坂田        宿敵 平本
    大橋            小林大
ドゥトラ     隼磨     平野   久場
  上野  那須      相馬  林   山卓
 栗原 松田 河合      戸田  米山 
    榎哲             高木

ということでプライドを掛けたこの一戦ですが、両チームとも怪我人が色々出てて正直メンバーが読めない状態です。いつもも対して当たらないけど、より微妙なところです。森本スタメンかなぁと思わなくもないのですが・・・・・。まあいいや、一番話題をさらってるのは今年のマリの10番山瀬功治ベンチ入りも?という話題です。正直急ぎ過ぎな気もしなくもないし、余り無理をして欲しくない気もあるのですが、去年のセカンド・ヴェルディ戦はハットトリックですからね。確かに岡ちゃんの気持ちもわかる気がします。しかし、奥・中澤といったメンバーがメンバーを外れたという話もあるし、ターンオーバーですね。まあコンディションのことはわからない部分が多いので、明日蓋を開いてみてということになりそうです。

良くヴェルディをみて思うのは、これほど自分たちのアイデンティティを強烈に前に出して表現しているチームはないのかなと。それは脈々と受け継がれた伝統のスタイルであり、オジーのスタイルでありと色々とあるのですが、あの細かなパスサッカーは「ヴェルディ」という札が付いている感じがします。もちろんリスクマネジメントに関してや、やりすぎな所もなきにしもあらずという感じですが、そんなのお構いなしに自分たちの抜群の技術で相手をちんちんにしてこれでもかと言うぐらい崩して相手を屈服させる、そういう角があるところもきっとヴェルディらしさなのだと思います。前節「5-4」という試合をして、どのようにチームが考えるのかはわかりませんが、きっと丸まってしまうようなことはないチームだと思いますし、逆に考えたらここまで守備に関してはかなり結果が残っていたグラ相手に4得点という純然たる結果を残したわけで、それだけ点を取ったと言うことに関して素直に自信に繋がるチームなのかなぁと。その勢いを持ったヴェルディに対してマリにとっても自分たちのアイデンティティを持ってどのようなプレーを示すのかというのが非常に楽しみです。まあ疲れてそれどころじゃないとは思いますが、こういう相手だからこそイイ試合をして吹っ切る要素にして欲しいなと。ただ今のFマリノスにとっての「アイデンティティ」というのは何なのか。以前にはカウンターで、というのがマリノスに受け継がれてきたモノだったような気もしますが、今のFマリノスのアイデンティティは岡田武史という名将が来て大きく変わってきたと思う。もちろんその前は俊輔や良治さんを中核としたポゼッションだけどゴールに向かわないという悪癖のようなモノはあったけど、それが岡ちゃんが来て固い守備を大元に、シンプルなボールの運びを主に前でアクセントを付けてゴールを奪う、効率的でリスクマネジメントもしっかりと計算して、勝利に最短距離のサッカーをしていく。ヴェルディとは真逆のスタイルで結果を残してきたわけです。アイデンティティで勝負が決まるわけではないですが、真逆のアイデンティティを持つ相手に対して、この勝負に勝つことで自分たちのサッカーにもう一度自信を取り戻すには格好の相手なのかなと。

今は身体がきついし、かなり疲れているからパフォーマンス的にいきなりぎゅーっと上がって相手を屈服させてパーフェクトな試合が出来るというのはほぼ皆無に近いわけですが、それを補うのは精神的な充足感というのが今のマリノスにとっては必要なのかなと。それはやはり結果だし、それがあれば少しは好転のきっかけとなるのかなと。まあちょっと回りくどかったですかね?とにかくアイデンティティを賭けたこの一戦、勝ちますよ。

【J1:第9節 東京V vs 横浜FM プレビュー】今季2度目の「伝統の一戦」!対決を制し浮上のきっかけをつかむのはどちらか!?(J's GOAL)

ということで愛すべき前座。
5/1 13:00KickOff/エスパvsアルディージャ@日本平「新旧オレンジダービー」
5/1 14:00KickOff/レッズvsグラ@埼玉「低迷打破?好調持続?燃える埼玉」
5/1 14:00KickOff/ガンバvs楽天@万博「坊主効果は楽天を救うか?」
5/1 14:00KickOff/トリvsFC東京@ビッグアイ「連敗脱出」
5/1 15:00KickOff/鹿島vsセレッソ@カシマ「カシマを止めろ!」
5/1 15:00KickOff/ふろん太vsジェフ@等々力「盾vs矛 カウンターvsムービング」
5/1 16:00KickOff/レイソルvsジュビロ@柏の葉「刺激の好転」
5/1 16:00KickOff/サンフレvsアルビ@ビッグアーチ「明晰頭脳の探り合い」

最近内容とかは構ってられないと思うわけですが、内容的に何かを目標にやっているというのではないFマリノスにとっては結果が残らないと本当に瓦解してしまうと言うことはあるのかなと感じたりしていました。いつもそれなりにやれるだけの強さがあるし、築きあげたモノがあるにしても、やはりそこに結果が伴わなければ相手を黙らせることは出来ないし、逆に何を言われても仕方ない部分があるのかなと。まあそんなこと気にしなければイイだけなのですが、内容が良かったとかそういう部分での精神的充足を捨ててでも勝ちに拘っているわけですから、結果が残らないとチームには何も残らないわけで。まあ何言ってるのかわからなくなってきたのでとりあえずそういうことです(なんのこっちゃ)ということで今日はここまでです。

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