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May 13, 2005

苦しんだFマリに思うこと。

さて、ちょうど良い機会なので、今のFマリノスについて色々と思ってきたことを書こうと思います。まあホントならレッズ戦が終わってからにした方が良いと思ったのですが、やっぱり先に書いておこうかなと。何でこんな風になってしまったのかではなくて、未来を見ながら。方向性とかそういうモノをも含めて。

・予想を超えた連戦に継ぐ連戦、予想の範囲を超えた、疲労・怪我・離脱・無理。
まあまずはこれですよね。ここは本当に改善しなければ行けない点。今年A契約27人枠の特例措置である程度層が厚くなったと思いましたが、今年も怪我人が多発してしまい、ターンオーバー所の騒ぎではありませんでしたね。きっと岡ちゃん的には2チームぐらい出来る戦力をくるくる回して、一人の選手に負担が掛かりすぎないようにして、コンディションを保とうという考えはあったと思います。しかし、A3から次々と駒が欠けていき、ようやく一人復活と思ったら又離脱し、無事な選手達が休めない状況に追い込まれてしまって、本当に負のループにはまっていった感じを受けました。岡ちゃんは結局ACL山東戦直前のサンフレ戦でターンオーバーをしましたが、結局は後の祭り。蓄積された疲労は体だけでなく精神的な部分まで蝕まれ、勝負所で本来の力を発揮するには至りませんでした。

内部にいない人間には計り知れない苦しみだったと思いますが、確かに異常なスケジュールだとしても、それにしてもここまで出てくるとは想定範囲外でした。自己管理の問題なのか(大橋とか隼磨はしっかりやってたみたいだしなぁ・・・)、それとも何かドクターやフィジコの見定めが甘いのかはわからないですが、気を付けていても次々と抜けていく選手達のニュースを見て、何が原因なのか、本当に万全を尽くしているのか、本当に対策をとっているのか等々、疑念を持たざるを得ない状態でした。でも一番の原因としては無理を強いらなければならない状態だったのかなと。成績が出ないからなかなか新しいメンバーを入れる思い切りが出せない状態になり、かといって代わりに出れる選手はいないから続けて出ざるを得ない。怪我人達はそんなチーム状態に焦り、正直完全に治るのを待ってあげられず復帰してくるけど、パフォーマンスも非常に低く、無理がたたり再発してしまったりと、本当に袋小路にはまってしまった様な感じで辛かったですね。岡ちゃんも本当なら若い選手も使って何とか休ませてというのを考えていたと思いますが、成績が出ていない事でなかなか思い切れない状態になり、また主力のメンバーに余裕がなくて彼らの経験の低さを許容するチーム状態じゃないと判断せざるを得なかったのでしょう。

で、これからですが、やはりこれはいかんともしがたいのかなと。こういうスケジュールになってしまった以上、回せるだけの人数が必要だし、安定した成績を出すためにはメンバーも早々は落とせない。どのチームもこういうスケジュールをやったら、一時的に大きくコンディションが落ち込みパフォーマンスも落ちてしまうのはもうしょうがないとしか言いようがないです。まあ自業自得といったらそれまでですが、あくまでも予想出来ないし、枠も決まっているだけにどうにも出来なかったのかなと。それが去年は2ndステージ(今年で言えば後半戦か・・・)に出ましたが、今年はそれが思いの外早く出てチームとしてもそこで踏ん張りきれなかったということなんでしょう(もちろんこの先又こういう時期が来るのは覚悟しなきゃいけないのかも、蓄積疲労はあるはずだから)まあだらしないなと思われる方もいらっしゃるでしょうが、アジアだけではなく、ヨーロッパを見ても60試合近い試合数をこなしているチームは、ほとんどこのパフォーマンスの乱高下に悩まされている部分があり、対策としては見あたらないのが現状です。全体のレベルと共通認識をあげて、同じようなパフォーマンスを維持すると言ってもそんなに対戦する各チームも甘くない。その辺は今のカレンダーではどうにもならないのかなと。代表スケジュールもありますし。クラブが被る被害と言ったら変ですがしわ寄せが来ているのは間違いないのかなと(言い訳臭いな・・・・)
ただもう今年はこれ以上の連戦はないし、とりあえずは良く疲労を取り、もう一度チームを再編成していくことが必要になるのではないでしょうか

・曖昧になってしまった「常勝チーム」のサッカー、現実と理想の間で。
えーと、まあはっきり書きます。
今年は連戦の影響もあって質を求められる余裕がなかったのは事実です。連戦に入っていき、選手達のコンディションが落ち込んでいくに連れて、個々の運動量が減ってしまい、チームとしてのパフォーマンスも落ちていった。連戦に入る前(ゼロックスSC・ジュビロ戦など)、入った直後(アルビ戦)などはそれなりに良い形で出来ていましたが、コンディション不良の魔の手は選択肢を狭められた状態でした。その中でFマリノスが選択したのは中盤省略の長いボールに頼った攻撃構築を主にするサッカー。良い状態の時でもDFのフィード能力と中盤の的確なサポートを通じてアクセントを付けるサッカーはよく見られましたが、ただそれを主にすることはなかった訳で、それを詰める時間がなかったこともあって、やることが矛盾してしまい、チームとしてバラバラになってしまい、単なる11人が個々に頑張る集団になり下がってしまったのかなと。

チームとして一人一人がこのサッカーをすることに置いて何をしなければならないのか、どんな役割を負わなければならないのか、その役割が非常に曖昧で、チームとして綱渡りのようなゲームをすることが多かった。これは同点の時に攻めるのか、守るのかといった大まかな事ではなく、一つ一つのプレーセレクトや局面での個々の判断の部分です。長いボールを蹴ることで前に起点を作ることだけでなく、低い位置でのボールロストを未然に防ぐモノなのに、そこで減らしたリスクを無作為なオーバーラップや低い位置での(サポートがないというのもあるにしても)ドリブルなどでボールを失ってみたり、長いボールに意図を感じなかったりとチームとしてもかなり迷ってしまったのかなとのはありました。中盤でのボランチがポジションブレイクして二人とも上がって中盤に大きな穴をあげてしまうのが代表的な例ですが、頑張ってはいるのだけどリスクマネジメントなき無謀な攻めであり、コンディションが悪いので小さなミスが多発する状態であれだけリスクを冒すことは正直自殺行為に見えました。そしてコンディション的にファイトオーバーは続かず、運動量が減ってしまい、動きだしがなくなってしまい、チームとして閉塞してしまう、そして最終的に雑な放り込みサッカーに終始してしまい、守備のリズムも崩れ、我慢しきれなくなってしまう。と言った感じでこちらでも負のループとなってしまいました。体だけでなく判断力さえも低下する厳しい連戦と言うこともあり、まあしょうがないと言えばしょうがないのですが(練習することさえままならず、戦術確認等も出来なかったとのことだし)無駄なロスがまた選手に無理を強いてしまったのかなと。あれだけ頑張っているのだから勝たせて上げたいと思うのですが(岡ちゃんがそのような類のことを常にコメントとしてたけど、自分の無力さと共に)、矛盾し続け空転するFマリノスの組織では成績が出なかったのは必然だったのかも知れませんね。チームとしてある程度同じ絵を描けなくなってしまい、分離してしまったことは残念で仕方ないです。

ただ元々、常勝チームになるためにチームを作っていくという目標が、成績を出したい思いとあまりに苛烈な連戦の前にぼけてしまい、サッカー的な要素でも自分たちの目指すサッカーはどんなモノなのかという感じになってしまったのかなと思わなくはないです。曖昧という部分で上でも使いましたが、結果を残すために選択した「現実」だけど、いつまでも「現実」を選択し続けることはどうなのかなと。まあそんなことを考える余裕さえありませんでしたが、常勝チームをつくるというタスクをもう一度やって欲しいなと(今もやっているといわれたらそれまでですが、それにしてはお粗末だしね)去年ジェフに大敗して消えてしまった岡ちゃんの設計図をもう一度組み立てて欲しいし、それだけの戦力もあるはず(怪我人だらけだけど)そういう基盤を作ってもイイのかなと。安様・ドラゴン・坂田・大島(ジローも翔くんもいるし、アデ○?なにそれ?食えんの?頑張れアデ○)と選択肢の広い2トップに機動力のあるトップ下(あのときはジローだったけど、今なら山瀬かな?)、そして柔軟で質の高いMF、運動量で激しく上下運動を繰り返すサイドバックと幅の広い攻撃が出来るチームが見たい。守備に関してはどの選手が出てもある程度基盤が出来ていると思うし、もう一度確認すればきっと以前のように出来ると思うし、今度の長期の中断期間にチャレンジしてみて欲しいなと。真の常勝チームになるために。

コンディションが戻れば選手達のボールを受ける動きも戻ってくると思うし、チームもまた再び走ってくれると思う。ただ、またこういう状況に追い込まれたときにすがれるモノ・帰れる場所があると言うことのは又違った何かをもたらしてくれると思うし、そういうものが苦しいときに勝ちを拾う何かに変わるかも知れない。(今でもないとは言わないけど、あくまでもそれで今の現状なのだからと言うことを加味して)(選手達のことを思ってもやることがよりはっきりすることでより確信を持って走れると思う。今のようなときにでも)今は監督も結果にプレッシャーを感じ、現実的な施術で執着せざるをえない状態だったと思うので何とも言えないですが、ロマンを求める監督としての喜びをFマリノスでも感じて欲しいし、僕も見てみたい。そしてそれが常勝チームへの足がかりとなるのではないかと思ったりもします。もちろん長いボール主体でもそれが理に適うモノであり、リスクマネジメントとなるのはわかっているので、それでも良いのですが、それが常勝チームの理想郷なのかと言う部分では見えなかったので。もちろん今のサッカー元に、一つ一つ精度を上げ(ボールを扱う技術だけでなく動きの部分でもかなりオートマティックに出来るようにして)、また曖昧な部分を一つ一つ潰していくことによってユーヴェのような固い守備を基盤に攻撃ではグループのしっかりしたサッカーになれる可能性はあると思いますけど。

と言うことでまあとりあえず、色々とこの連戦で思ってたけど我慢してたこと、そしてこれからという部分で考えてみました。確かに結果どころか形的には余り多く得るところのない(疲労とか、苦しみとか、閉塞感とか、忙しさとか、我慢強く頑張る力とか、悔しい経験とかはインパクト強く残ったけど)期間でしたが、これを糧にしていくしかない訳で。その糧の仕方というのが疑問になっていまして。まあとりあえずどのような形で進んでいくにしても、見ていきますけどね。ただ、自分なりに見て、内容とかを問わない姿勢や頑張ってる、仕方ないで済んでしまう事とかは凄い嫌でした。雑と言う言葉を多く使いましたが、雑なサッカーを見せると言うことの意味を少しだけ選手・監督に感じて欲しいなとは思います。まあこういう事書くとあの日程なんだからと思われちゃうと思われると思いますけどね。とにかく又リスタートですね。と言うことで今日はここまでです。

*てゆうかまとまってなくてすいません(苦笑)

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