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April 01, 2005

悩める日本の攻撃陣へ。

とにかく一安心の昨日の試合から一夜、少しずつ平穏が戻ってきましたね。まあきっとこういう状況になるのはわかっていたのですが、相変わらず代表戦の力は凄い!アクセスが倍になるもんね。こんなブログでも一応需要があるんだなぁと思うと嬉しい限りです。いつも思っていますが、本当にありがとうございます。励みになります。
でホントはマリノスのことをやろうと思ってたのですが、一応これだけのアクセス数をいただいたので今日は代表のことを様々な観点でこの2連戦を振り返りながら、これからの事を考えてみようかなぁと。一応今回の連戦の後、5月のキリンカップまでは代表の試合はありませんしね(マリノスとジュビロにとっては第一の山となる恐怖の13連戦ですけど 苦笑)では早速。

結果としては2試合で勝ち点3、ホームでの重要なゲームで結果が出せたというのは許容範囲内の成績なのかなぁと。ましてやああいう負け方をしてとんでもないプレッシャーの掛かったホームの試合で結果を残すというのは口で言うほど簡単なことではありません。それは何度経験していても固くなり、そして慎重にゲームを進めていた選手達を見てもわかることでした。正直イラン戦の出来を考えたら、バーレーン戦でも厳しい戦いを強いられるという思いが強かったのですが、少ない時間の中で時差調整、フィジカルコンディションの調整能力と共に、選手達が自覚したのか非常に密なコミュニケートと監督へのシステム変更への要求などによる修正で何とか立て直せた事は、選手達の人間的成長に本当に感じられる部分でした。監督に対しての信頼関係という部分でも何かを見いだしたのかも知れませんが・・・・。まあそれは置いておいて、2試合で結局ゴールは二つだけ、決定機を考えても非常に少なかったと言っても仕方ない出来でした。バーレーン戦の前半は慎重にゲームを進めるという考えがあったようなので、それは除くにしてもやはり決定機を決めきれないという問題よりも前に危険なシーンを作り出すまでに至らないという意味で攻撃に置いては非常に大きな十字架を背負っている状態です。元々こういう部分が軽いチームではないので、ある程度閉塞感を伴うのかなぁと思いましたが、それにしても重傷です。と言うことでここにスポットを当てようかなと。問題点はある程度見えているので順々に悪い部分と解決方法を。

・選手間のイメージ共有が希薄なことによる攻撃の閉塞化。

イメージの共有としては整理されきれない動き出しのタイミング、そしてその動き方というのがあるのかも知れません。ボールホルダーに対して同じタイミングで二人入ってきてしまったり、FWが二人とも楔を受けに来てしまったりと、お互いの動きさえ感じあえず、選択肢が大幅に減少してしまった。これは新しい駒が入ってきて消化不良を起こしたとも言えますが、元々イメージ共有の部分では非常に難があるとも言えると思います。システム変更でとまどったというのがイラン戦に置いてはありましたが(中盤の動きが被るというのは特にそうかも知れない)出すタイミングが掴めないと言うのがあるにしても呼び込む動きがいつも主体的に行われていないと言う証明なのかなぁと。もちろん被るのは本当に少なくするべきなのですが、その辺で小さな約束事さえあれば、どちらかが動き出したらもう一人はこっちと言ったような連動した形も出しやすくなるし、そういう意味ではそのとっかかりの部分で問題を抱えてしまっている状態ではシュートチャンスが作れていないと言うのは仕方ない部分があるのかも知れません。逆に言えば、整理されさえすれば例えばイラン戦の後半唯一と言っていいゴールの狙える位置でのFKを獲ったシーン(ヒデから中にずれてきた俊輔へボールを流し込むと、そのままヒールで流して走り込んだシンジがレシーブ、バイタルに突っこんで後ろから引っかけられた)のような形も出てくる可能性はあるのかなと。一つのスイッチからチームがイメージを共有する形を作っていくと言うことです。現状では以心伝心のようにフルである程度同じようなイメージを持つのは不可能だと思います(今まではそれを戦術としてやってきた訳だけど)ただ単純な二人のコンビからの攻撃(サイドのやつとかが代表的かな?)では限界がある。そこでのスイッチからの共有というのはこれから本腰を入れて整備しなければならないのかなと。本当ならそれが楔なのでしょうが、FWの楔を受ける技術、動きだし共に正直あんまり期待出来ないし、そこに頼って攻撃のとっかかりを掴めないというのはトルシエの時からユースに受け続がれる日本の悪癖だと個人的には思うので(楔という攻撃方法が悪いのではなく、そこに固執してしまいFWの動きが非常に観念的となりすぎて動きがワンパターンになりすぎているし、そこからのイメージが希薄でずるずる下がるだけでダイレクトで裁く技術もセンスもないし、コンパクトを保てない事でサポートに入るタイミングも遅くなりがちなので今の布陣では難しい。凄いきついこと書いてるけど代え難い事実)、中盤でのポジションチェンジから何かを作りたいですね。基本的に中盤ではある程度持てる時間はあるので。

・フィニッシュへの意識が今までにまして希薄なところ。

でフィニッシュに関する部分。そこまでいけてないというもあるのですが、どうしても崩し切ろうしてしまう。悪いことではないけど、シュートは打たないと入りません。可能性の低い状態でも相手に与える影響はある。ここでは特にミドルに焦点を当てて。そのためにはどうしたらいいか、確かに俊輔はバイタルエリアを空けようと言う意識はあると思うけど、それが全てになってしまっている癖はある。サイドに逃げてそこの警戒が消えたところでボランチという形は確かにある程度機能しているのは理解出来るけど、もっとバイタルエリアで仕事をしないといけない。イラン戦におけるヒデも同じだし、北朝鮮戦の小笠原も同じでサイドに逃げてしまっていた。ショートパスのパス交換でもシュートを打てる空間はある程度作れると思うし、工夫次第ではもっとバイタルを空けられると思う(バーレーン戦の一本目のミドル、高原とのスイッチからの右足→枠外とかね。FWももちろんこういう部分には参加して助けてあげて欲しい。引きつけるとかコースを確保するとか、それこそ楔からのタイミングを合わせた落としとか。ペナの近くで楔を受けるんだよ?どちらか片方が。一人は必ずゴールへの脅威となること)もちろんサイドから流れる形から引きつけて崩すのではなく、ボランチのミドルに繋げてもイイと思うし、こういう部分で攻撃をオーガナイズしながら得点チャンスを作らないと。何よりも怖いのシュート。そしてそのためのバイタルエリアでの勝負。そこで倒されるようなシーンがあったらFKも取れるわけだし。それこそ試合における目標をチームで15本ぐらい打てる様にして欲しいところ。サイドからももっと打っていい、アレックスも打てるし、加地も・・・まあ多くは求めてはダメか。とにかくチームとして高くシュートを打つ意識を持たないと。あれだけシュート練習しているんだから。

・FWのインテリジェンスと連動力、足りないピースは局面打開力?

でFWのこと。畳みたいぐらい毒舌ですわ。でももう結構上でちょくちょく書いてるので端的に。正直に言って本当に何のためにそのプレーをするのかというのを、もう一度ちゃんと考え直して欲しい。低い位置でボールを受けて前を向いてどうするの?あなたが5枚も6枚もマラドーナみたいに抜いてくれるのですか?簡単に裁こうよ。外に流れて受けて何の価値があるの?そのサポートにもう一人のFWが来て、中に誰もいない。サポートにきた選手に落としてもクロス入れられないです。ペナの枠内で受けてシュートを促すようなポストをしてくれ。ゴールの獲れるポジショニングを取ってくれ、細かい事はある程度でいいんだから。こういう部分で本当に疑問を感じるプレーが多すぎる。身体張ってることに関しては凄い頑張ってると思うけど、頭の悪いプレーが多すぎる。ワシントンやグラウとか崔龍洙とかが怖さを持っている理由を重ね合わせて欲しい。
で連動の部分も同じ。受けに下がる動きを二人ともしたりとそういうかぶりが多すぎるのと、二人の距離が遠い。ポジションの高さに差が付かないし、凄いもったいない。一人が受けたら一人はその空いたスペースを狙うとか、ポストに受けたらダイヤゴナルに走って受ける動きをするなど、もっと絡まないと。玉ちゃんとの時は一度いいのがあったけど、あれを回数増やして欲しい。お互いをもっと強く意識して距離を取るという意識をもっと高めないと。高まれば、もっとバリエーションも広がるし、チャンスも出来てくる。
もし現状が変わらないのなら、永井雄一郎とか大久保嘉人とか田中達也とかああいう選手が出てくれると替わってくるのかなと。もちろん玉ちゃんも。個で突破出来る選手。彼らは後ろ向きでは活きないから一人は完全にポストマンでイイ。その代わり彼らがポストマントの距離を意識してイイアングルで受ける動きをして、仕掛けて仕掛けて勝負する。相手も警戒するし、そうすればバイタルも空いてくる。FWの仕事が出来ていないとも言えるのかも知れないけど。柳沢とか大黒はチームの状態が良くなれば、もっとイイ働きが出来ると思う。センスプレーヤーだから本当は既に出して欲しいけど。まあ言われてる通り高原と鈴木隆行の相性は良くないのはわかっているはずなのに・・・・。
個人で見たら特に高原に。高原はドイツでそういうことが出来ているのに、代表に帰ってきて余計なところで動きすぎだし、受けてからの判断も遅い。てゆうか肝心なところでは動き出し遅いと本当にちぐはぐすぎる。ポストはほとんど師匠に任せてもイイから、センターで信じて待ってて?自分のいいところはスペースをかぎ分けてゴールを取る嗅覚でしょう?どこで仕事をしなければならないのか、もう少し考えなきゃいけない。本当に誰もが日本のエースとして期待している部分は大きいと思う。頭の中をクリアにして試合に臨んで欲しい。

・精度の問題、特にプレッシャーを掛けられたときの精度とタイミングなど。
でサイドにサイドアタック。基本的にサイドアタックに関しては段々機能するようになってきたのかなぁと思います。加地は去年のドイツ戦から何かを開眼したのか、右サイドで本当に良く走り、良く仕掛けて、右サイドは今やホットサイド。エドゥとの特訓や集中的な起用もあって経験を積み、現状では一番チャンスを生み出す選手なのかなぁと。アレックスはまだまだ無駄な低い位置でのドリブルが多くてハラハラドキドキなのと、加地に比べてランニングを仕掛ける部分は少ないのが残念だけど、以前に比べたら非常に守備は向上しているのがバーレーン戦で見て取れました。彼の言っている通り、怪我が完全に良くなってキレが戻り始めて本物のALEXに戻りつつあるのでしょう。俊輔との相性の良さや元々持っている技術の高さと精度は日本の大きな武器となっているし、アイデアも豊富。今や日本のクラックとなりつつある。
ただ加地に関してはもったいない。回数は多いのだけど、なかなかシュートに繋がらないクロスはもう少しどうにかしてほしい。精度の部分もあるのですが、それは一朝一夕にはいかないだろうけど、抜けるようになったのは認めるにしてもタイミング。マークが外れるときは簡単に流し込んでイイし、中の動き出しのタイミングに合わせたい。バーレーン戦、玉ちゃんが呼んでるのを無視して(フリーになっていた)縦に行ったけどあれは簡単に流し込めば決定機となっていた。日本のCFWに長身の選手は少ないし、そういう部分ではピンポイントの精度を求められるし、抜き切れていない状態では高い軌道のクロスは厳しい。そういう意味でも合わせる選手をよく見て考えて上げて欲しいところ。本当にあと一歩なんだから惜しい。アレックスは回数を増やせばOK。後は守備とのバランスは忘れずに。

と言うことでだいぶ長く、そしてだいぶ辛辣に書きましたが、守備に関しては素晴らしい出来だっただけに後は攻撃がうまくいくようになればと思います。もちろん攻守の切り替えやラインの設定など攻撃に繋がる部分もあるのですが、基本的に速い切り替えからの速攻というパターンを備えていないチームなだけに、いかに得点を取るのかというのはもっと突き詰めていかないといけないですね。もちろん1vs1で抜くなどの個の力の向上は必須ですが、もっと頭を使い、周りを感じ、そして一つのプレーに集中する(大事にしろとは言わない、思い切りも大事)そういうことをすればもっと良くなると思う。ましてやまだまだ未完成なのだから(未整備ともいう)。とにかく後は楽しんで欲しい。攻撃は楽しいモノだし。もちろんプレッシャーの掛かる試合だからそうはいかないけど、子供の心みたいな勝負を楽しむ気持ち?イイと思う。とにかくゴールを獲らなきゃ道は開かない。ガンガンこっから爆発して僕をひれ伏させて欲しいモノです。

*ちょっと毒々しくて申し訳ないです。気持ち害された方もいるかも知れませんが、申し訳ないです。感謝の気持ちにしては仇で返してる(苦笑)これからはJやヨーロッパに移行します(そんなこと言ってまたやるかも知れませんが)と言うことできょうはここまでです。

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