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April 25, 2005

無表情な敗北@J1 第7節・日曜開催分

生で見に行くとこれでもかと言うぐらい勝てないわけで、かなり凹むわけで、あんまり行かない方が良いのかなとか思い悩んだりして・・・・。とにかく選手だけじゃなく僕も頭があんまり回ってないのですが、とにかく。

J.League Division1 第7節・日曜開催分

Fマリノス 1-2 アルディージャ@日産スタジアム「初物嫌い」
F.Marinos:68'p奥大介 Ardija:46'pトゥット 89'桜井直人

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本達也、DF中西永輔(→81'狩野健太)、松田直樹、中澤佑二、MF那須大亮、上野良治、田中隼磨、ドゥトラ、奥大介(→71'大橋正博)、FW安貞桓、坂田大輔
アルディージャスタメン:GK荒谷弘樹、DF冨田大介、奥野誠一郎、トニーニョ、三上和良、MFデビッドソン純マーカス、西村卓朗、久永辰徳、藤本主税(→89'片岡洋介)FWクリスティアン(→83'森田浩史)、トゥット(→71桜井直人)

試合内容としては大宮のフラットの4×4のゾーンに対してなかなかバイタルエリアでポイントを作ることを許されず、閉塞感伴う静かな展開の中でゲームが淡々と進む。局面打開出来るとズレを生み出せるけどサイドに起点が出来て細かいパスが繋がり、隼磨が鋭いシュートを飛ばしたり、セットプレーからのチャンスは数多くあったモノの決めきれない。特にセットプレーの流れから中に残っていた松田がロングボールに反応してフリーでヘッド、GKのリフレクションを坂田が混戦から押し込むがゴールライン上を転がって決まらないシーンは本当に惜しかった。段々中盤でオフ・ザ・ボールの動きが減って出し所がなくなってしまうと、ビルドアップに苦しみ結局無作為なロングボールを蹴らされる様な形になってしまい、身長差のあるマッチアップで当然のように高い壁にはね返され、そのまま抜けてGKと言うシーンが多発し攻撃には繋がらなくなり、大宮のゲームプランに見事にはまってしまい、前半を0-0で折り返す。
前半の流れとは一転、ミスからゲームが動き出す。達也のクリアが詰めてきた相手に当たってしまい、そこから中に放り込まれるとボンバとクリスティアンが異次元空中戦、しかしこれが(よくわからなかったけど)PKとジャッジされ(ボールではなく人に対してのチャージという判定?)、これをトゥットに決められて先制を許してしまう。ビハインドを背負ったマリは前掛かりになるモノの、これも大宮のゲームプランの狙い通り、相変わらずゾーンをきっちりと保ちながら、奪ったら早く前へ、そしてどんどん走って前へと言う姿勢に苦しめられる。しかし、イイ流れが生まれて右サイドから良い形でボックス内に入り込んだ奥へグラウンダーのパスが入ると後ろからトニーニョに押されたというまたも微妙な判定で今度はおかえしPKとなり、これを奥が決めて同点。一気にケリを付けたいマリはボールを早めにサイドにと言う形でそこから崩したいという意図が見え始めるが、その後の工夫というモノがなく、高い大宮の壁を越えられない。段々苛立ちが募ったのか、エゴイスティックな部分が強く出始めてしまい、攻撃がごり押しの状態になってしまう。大橋、狩野と入れて4バックにしたり、マツがまたパワープレーに出るなど、前への圧力を掛けるがそれでも取りきれず、その反動で大きく空いた右サイドのスペースからのカウンターを受けてしまう。ゲーム中、90分間運動量を保ち続けて走り続けていた藤本の執念が実り、縦に突破して中に入れると、そのボールに反応したのはDFの間を擦り抜けるように飛びだした桜井、うまくコントロールされて叩き込まれ、最悪の時間帯での失点。その後、反撃するには時間が少なすぎた。そのまま1-2で開幕戦以来の負けを喫してしまった。

正直な感想として負けてしまった原因としてはチームとして何がしたいのか顔が見えない試合をしてしまったのかなと(ここで選手達は頑張ってたとか勝ちたい気持ちを出してたとかそういう感情的なのはなしで。ややこしくなるし)内容が今までよいと言う感もあったけどあれくらいは出来て当然、力の差は確実にあったのだから。もちろん大宮のゾーンは確かに綺麗でバランス良く守っていたので、崩すことは簡単なことではないなと思いましたし、ボールへの執着心や連敗脱出へのモチベーションなどそういうモノが良く出ていて簡単な相手ではなかったです。が、崩せないのは疲れてるからというのが原因ではないわけで。何かなんとなーくプレーしてては早々崩せないし、相手のミスを待っているだけではゴールは転がっては来ない。前半の序盤のように90分通しては難しいにしても、頭だけでも回し、狙いを持った攻撃をして主体的にその局面だけでもアクションを爆発させないと相手は崩せないのかなと、ましてや集中力高く守ってくる相手には。そういう相手に対して明確な意図もなく、頭が動いてない感じでは何も生み出せないのも道理。何を意図してそのプレーをするのか、何を狙ってそのプレーをするのか、そういうことはコンディションが悪いからこそもっと真摯に考えてプレーしないと、この流れは続いてしまうと思う。現状では走りっこじゃ勝てないんだから。

今日はゾーンできつい警戒をバイタルエリアに敷かれていたので、そこにポイントを作れなかったというのはありますが、ロングボールでの組み立てが多かった。別にそれは否定すべき問題ではなく、そのプレーに置いてどのような狙いがあったのかと言うことの方が問題なわけです。今日は身体も重くて動き出しが少なく、ショートパスを繋げない状態だったし、その中で長いボールを使うというのは間違った選択ではないと思う。でも結局狙いなんて何もなかったのかなと。何となくだけどビルドアップ無理だから頼んだ、みたい感じで苦し紛れの感を拭えなかった。例えばサイドのスペースに蹴って坂田を走らせるとか、低いボールを入れてダイレクトプレーを引き出すとか、こぼれ球重視でサポートがうまく出来る状態で入れるとか、狙いがあればそれなりに相手に混乱をもたらすことは可能だったのかなと思うけど、その狙いがない状態では低確率の単なる放り込みになってしまい、ましてや身長のない2トップではトニーニョ、奥野という高い壁に対しては頑張って繋いでくれというのは酷だったのかなと。出し手にも問題はあるし、受け手の方にも問題はあると思うけど、こういう無意図で無意味なプレーは少なくしていかないと、この先またこういう事を起こしてしまう引き金となりかねないのかなと。ロングボールだけじゃなくて、サイドからのクロスボールにしてもそうだし、それに対しての動き方にしてもそう。工夫次第でもっとイイチャンスに出来たことは明らかだと思う。意図を持ち、局面で工夫し、そして相手を混乱に陥れる。予想されるような単純なプレーではダメというのは基本でしょ?

切り替えも大事だし、修正出来るような状況でもないけど、頭の問題だし意識の問題だから、何とか修正して欲しい。こういう試合はダメージが残る要素がでかいだけに。

と言うことで他にも安のジャッジにおけるもの凄いイライラで周りが見えなくなってエゴイスティックなプレーに走ったりとか、ようやく本来のポジションに戻ってきてせっかくイイプレーも多かったのに相変わらず余計なところでミスをして失点の原因となってしまう達也のプレーとか、怪我復帰組のどうも試合勘の飛びっぷりとか、色々気になる部分もあって結果的に負けちゃいましたが、ここまではある程度良い成績でこれたし、イイ部分もあった。特に個人的な感想だけど、今日のスタジアムの雰囲気が凄い良くて、この雰囲気を勝ち試合で味わいたかったなと。今のままでは正直苦しいと思うし、ここからまた底力を問われるだろうけど、何とか頑張りたいですね。まだ半分だけど、あと半分でもありますから、これから又頑張りましょ。

と言うことで選手評上げました。よろしかったらどうぞ、辛めですが。→→→第7節 採点&選手評(僕の読書+日常記録)

鹿島 2-1 ジュビロ@カシマ「仕事人」
Kashima:1'深井"ジュビロキラー"正樹 17'小笠原満男 Jubilo:47'太田吉彰

鹿島スタメン:GK曽ヶ端、DFアリ(→89'中島)、岩政、大岩、石川、MF青木、フェルナンド、深井(→20'増田→78'内田)、小笠原FWアレックス・ミネイロ、本山
ジュビロスタメン:GK能活、DF金珍圭、田中マコ、茶野、MF菊池、名波(→78'ゴン)、太田、西、藤田、FW前田(→85'川口信)、カレン・ロバート

と言うことで約束通り追記。非常に両チームともアグレッシブに戦い、凄い激しいゲームになりましたね。今まで非常に整理されていた鹿島がぶれた事もジュビロという相手だったからこそかも知れないなぁとか思いながらも、それでも勝つ鹿島にいよいよ恐ろしい気分になっています。

試合展開としてはいきなりの幕開け、開始早々激しい中盤での争いの中で奪ったボールを早くミネイロに繋ぐと、そのまま左に流し深井が見事なミドルを突き刺し、いきなりの先制点。その後ジュビロも標榜するサイドを起点に攻め手を窺うが、なかなか打開点が見えてこない。すると、同じような展開で金の外を狙った深井の動きがラインの裏を取り、角度のないところから狙う。これを一つ目は能活が弾いて凌ぐが、リフレクションにいち早く反応していた小笠原が詰めて2点目。この2点とも鹿島の狙いが明確に見えるゴールでした。中盤でボールを奪ったら、ミネイロを起点に中に収縮させたところで空いた3バックの外側を狙い、相手が後手に回るような形を良く作れていました。特に個の力としては高いがコミュニケーションに難のある金の外側を突いて、カバーの効かない状態を作り出し、そこをモチベーションとモビリティに溢れた深井が見事に突いたのかなと。
しかし、リズムを生み出していた深井がコンタクトをきっかけに怪我を再発させてしまい、そこから徐々にビハインドを追ったジュビロが攻め立てる展開が出来る。ジュビロの良くなった点として、起点となるFWの運動量が上がったことで格段にボールが入りやすくなったこと。そこからサイドに展開と、今までこの部分に閉塞感を覚えていた攻撃がスムーズに流れはじめる予兆というのはあったのかなと。しかし鹿島もきっちりとフリーマンを作ることなく、若い2トップに決定機を許さない。逆に鹿島は前線の二人を起点にカウンターを仕掛け決定機を作るなど、ゲームの流れは鹿島が握っていたのかなと思うような前半をこのまま2-0で終える。
後半はほぼ一方的な展開、原因は鹿島のバランスがかなり後ろにずれたこと、そして何より開始早々の追撃弾でいなしていた余裕をなくしてしまったことがあるのかなと。太田のゴールは狙っていたシンプルな攻撃の粋という部分なのかも知れませんね。アリから西がボールを奪うと(この試合はアリのボール逸というのが目立った)逆サイドのカレンへサイドチェンジ、うまく時間を作ったカレンは簡単に後ろから走り込んできた大田を使い、太田もそれに答えてクリーンなミドルを決めて同点という形。中盤高い位置でのプレス→ボール奪取→シンプルにサイドに空いたスペースへ→後ろから飛び込む。この後ジュビロの良い時代を思い出すような早い切り替えを元にしたプレス、そしてポジションチェンジによるサイドアタックが形になり始め、セカンドボールも鹿島を押し込んでいたこともあって支配、豊富な運動量で完全にゲームの流れを掴む。しかし、中の岩政・大岩を出し抜くことは出来ず、西がクラックぶりを発揮し中に突破して倒されるモノのシュミレーション、曽ヶ端のミスを詰めた藤田はオフサイド、名波のFKはポストとなかなか同点弾に結びつかない。結局この後も選手を入れ替え、同点を狙ったジュビロを何とか鹿島が凌ぎきり鹿島はがっちりと首位を守った。

ジュビロが若いメンバーでフレッシュに生まれ変わり、狙いであって形も示し始めとポジティブな内容を示したモノの、先に復活の手応えを得ていた鹿島が以前の勝負強さを活かし、試合としては勝ちを手に入れましたね。ジュビロ視点でこの試合を見ていたのですが、開幕節で当たったときのように後ろに傾倒することもなく、前線が孤立するようなシーンも少なく、全体が連動して試合を進めるようになり、復活の兆しがようやく見えてきたのかなと。若い選手達のモチベーションというのが善循環しているだけかなと思っていたのですが、チーム全体の運動量の活性により攻守にスムーズさが増し、また山本監督の狙いというのもある程度見えてくるような戦い方が出来るようになってきたのかなと。正直どっかで見たことあるような戦い方の気がしないでもないし時間も掛かりすぎな気もしないでもないですが、これで基盤は構築出来たという実感は握っているのでしょう。後はこれに強烈な個である崔龍洙やグラウと言った選手達が入ったときに同じ事が出来るのかと言う部分に掛かってきそうですね。彼らの運動量が攻撃の流れを生み出しサイドの崩しまでは行っているけど、中で決める選手としては前田にしてもカレンにしても物足りない部分があるだけに、これがフィットするのかどうかその辺に掛かってきそうです。
で、ジュビロの弱さの払拭という部分では以前は良くなっているのかなと感じましたが、前に人数をかけ始めるとカウンターやサイドのスペースに対する免疫力が相変わらず低いと言うことを露呈しました。今日の負けも試合序盤その弱点を突かれて敗れてしまったと言っても過言ではないだけに、怪我人の復帰でどうなるのか、これから又バランスを修正するのかなど様々な部分でどう考えていくのか、まだまだ監督に掛かる部分は大きそうです。

鹿島に関しては、今日は勝ちはしたモノの小笠原のインタビューの表情を見ても納得いってないなという感じがしました。しかし、うまくいってなくても勝てるという強さを見せたと言うことを考えたら、嫌なチームが復活しちゃったなという感じですね。チーム全体で狙う部分を明確に意識してそこを突き、結果を残すという意思統一とそれを実行出来るスキルの高さは、末恐ろしささえ感じます。バランスが後ろに掛かり、ジュビロの猛攻を浴びることになり反撃出来なかったと言うことはありますが、それを耐える「らしい」勝負根性を見せたし、本格復活と言っても良いのかなと。今はイイ流れが出来ているので(鈴木の怪我→野沢のモチベーションUP、活躍→野沢の怪我→深井のモチベーションUP、活躍など)見えない部分もありますが、悪い流れになったときにもこのような結果を残すようなら、一番怖いチームになりそうですね。

で、この試合を見ていて思ったのですが、どうしてあんなにジュビロは動けるのかな、逆にどうしてあんなにマリノスは動けなくなっちゃうのかなと不思議に思っていました。もちろんシーズン前のA3&ゼロックスとかタイとかインドネシアの遠征があったからと言うのもありますが、コンディション作りに置いてはジュビロは凄いなと思いました(一応この試合も韓国遠征の後でこれだけのパフォーマンス。もちろん怪我人は出ているし、成績は出ていないけど)マリノスももう少しメンバーを少し入れ替えられる状態だったら出来たのかなとか思わなくもないですが、少々不思議に思ってしまいました。それともそれだけA3のダメージは大きい?キムチの呪い?とにかくイイゲームでした。

と言うことで久しぶりの負けで凹夢所か体調まで崩しているのですが、まあ木曜日は等々力でモチベーション高めてダービーに望みたいですね。これは内緒ですが、ユーヴェ-リバポ(UCL Q.Final 2ndLeg)を頭の中でずーっと巡ってましたよ。4×4のゾーンでセンターが高くて守備意識の高いリバポに対して逆に苦しんだユーヴェを頭の中でずーっと思い描いていた感じでした。まあ難しいですね。と言うことで今日はこれまでです。体調不良なので月曜日分も含んでることにしてくださいませ。

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