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April 18, 2005

苦境のFマリノスの「精神論」を考える。

現在Fマリノスは13連戦の真っ直中、選手達は連戦を戦う気持ちを前に出して良く戦ってくれています。しかしコンディション的には下降の一途を辿り、正直かなりパフォーマンス的には乱高下してかなり苦しい戦いを強いられいるのも事実だと思います。もちろんその要因はもちろんシーズン序盤から続く厳しい連戦による疲労蓄積だったり、怪我人の多発などの部分が大きいわけですが、何かその試合を見ていて何かすっきりとしないという部分は正直あります。まあそんな思いを徒然と。

・全てを無に帰してしまうミス。
コンディション不良により起きてしまうネガティブな要素。フィジカルフィットネスの低下による体力的問題(運動量の低下、身体のキレなど)、判断力の遅延と低下、そして集中力の欠如などが挙げられます。それでもここまで選手達は身体のキレで勝てなくても、去年までの勝者としての経験・メンタリティ、そして中澤に言わせると「根性」という名のプライドで何とか試合を勝負出来るところまで持ってきていることが今は出来ています。
しかしそんな状態の時に疲れた身体に鞭を打ち、必死に追いかけ回し、身体を張って奪ったボールを無為に失ってしまう単純なビルドアップ時のパスミスは非常にもったいない。こういう事があると選手達も「またか・・・」と思ってしまって精神的にもすり減ってしまうし、もちろん体力的にも苦しくなってしまう。もちろんミスをするなとは言えないです。サッカーというスポーツ自体ミスゲームだし、ミスのない試合というのはあり得ない訳で、ある程度のミスは仕方ないと思います。しかし、ミスをする場所、場面が悪すぎるし、数も多すぎる。最後にうっちゃって何とか最後の最後に帳尻あわせをしていますが、今までの苦戦はミスというものが大きく作用しているし、そのうちこういうミスで痛い目を見ないとは限らない。
もちろんアタッキングエリアに入ったときにリスクを冒せばボールロストの可能性も高いけど、微妙なところにチャレンジするようなパスを出すことに関しては全く問題ないです。ゴールを取るために必要なことだし、もっとやらなければならないくらいです。ただビルドアップ時のミスは失点に繋がる可能性が高く、今のチームにとってあまりにも不必要なものです。もちろん出し手の問題だけでなく受け手の問題でもあるわけですが、やはりこの場合は出し手の責任によるモノが多い。もう少しそのミスがどれだけの労力を無駄にしてしまっているのか、その辺は考えないといけないかも知れませんね。そのボールを無駄に相手に渡してしまうことはそのボールをマイボールにするためにチーム全体が動き、体力をすり減らしているということが全て無駄になってしまうという事を強く意識しなければならないです。ましてやそれがボール奪取のために働く選手だったら尚更。今の状態的に余裕がないことを考えたら、少しでもロスを少なくしていくと言うことを考えて欲しいところです。

・雑の一途を辿るプレーマインド。
ガンバ戦でのパスミス連発もそうですが、攻撃に置いても守備に置いても頑張っているけど雑になっているという傾向があります。これは何よりも疲れによる精神的な摩耗が一番だと思いますが、プレーに置いて楽をしたくなる気持ちはわからなくないですが、どうしてもそのマインドがプレーに出てしまい、短絡的な思考のプレーになってしまっているのかなと。例えば守備に置いて、土曜日のガンバ戦。ミスが出てしまってカウンターの受けることが多かった丸腰3バックの時に縦への楔に対して一発で取ろうという精神の見える守り方が非常に多かったこと。もちろんいつもなら取れていたと言うことも考えられますが、相手の技術レベルとサポートが非常に充実し、シンプルにはたいてその裏を狙うという意識があるのに、一気にアプローチに行ってしまいいなされてしまった。思い出して欲しい。去年のCSのレッズ戦、もっと守備のバランスは良かったしディレイしながら帰陣を待ち、数的優位を作ってボールを奪うと言うことが出来ていた訳で、それは体力的なモノもあるにしても、「ここで取っちゃいたい」という気持ちの雑な部分が出てしまっているのかなぁと。
攻撃の部分では、うまくゴールが獲れていることもあるし、うまく回っているという部分もありますが、疲れていて長いボールを入れる事を徹底させるのなら準備の部分でサポートにおいてのポジショニングとかその後の動き出しにおいての準備というのをやれば、体力的な余分なロスを少なくできるのかなぁと。
どちらにしても疲れているときこそ、雑にならずに丹念にプレーをし、リスクを削っていくと言うことが必要なのかなぁと。もちろん万全の時はこんな事は気にせずガンガン行って欲しいし、アグレッシブな形もマリの一つの色ですからね。でも今はそれをするだけの状態にはないのは明白なだけに一つ一つのプレーを丹念に。まあ思い切りがなくなってしまうかも知れないというリスクを抱えることになり得ることでもありますが・・・。

・意志のあるプレーを増やし、実効的要素を高める。
これが仕上げの部分です。丹念にプレーをしていけば、この要素は実質的に上がっていくわけですが、これは主に攻撃の部分になるのかも知れません。それぞれのプレーにより強い意図を持ち、狙いを持つプレーをし、ゴールに行くという道筋をはっきりさせることで、より効果的な形も作れるし、第3の動きなども出し惜しみなく出来るようになるのかなぁと。長いボールを主にしたプレーするなら、FWのサイズなども考えて質の高いフィードを飛ばし、すぐに落とせる所にサポート、もう一方のFW、そしてサイドアタッカーが裏のスペースを狙うなど、オートマティックな共有イメージを持つことで無駄はなくなるし、そこからはどんどん変化を出すことは出来る。ビルドアップの部分できっちりと意図を高めることでより効率的になるのかなと。余り良いことではないですが、ビハインドを背負ったときにはチームの意図ははっきりし、余り無駄なプレーがなく非常に効果的に攻撃が出来ていたと言うことを考えるとその時間増やしていくということでしょうか。もちろん短いパスでの攻撃構築に置いても同じ事が言えます。

まあこういう事が全部出来ればある程度体力を無駄に消耗せず、効率的に試合を進めていくことが出来るのではないでしょうか。もちろんこれが出来てもミスは出るだろうし、リスクチャレンジもしていかなければならないシーンも出てくると思います。ただ丹念にやることは悪いことではないし、一つずつのプレーを大事にしていくことで必ず勝つ可能性は高くなっていくのではないかと考えます。今も十分に選手達は戦い、これでもかと言うぐらい頑張っているのですが、ただそれは相手も頑張るし、勝負を決める大きな部分には成り得ないし、それに頼りすぎてもいけない(Fマリの選手は凄いやっているからこんな事を簡単に書くこと自体はばかられることですが)でもそれだけやっているからこそ、もったいないと言う思いになってしまいます。あれだけ戦い身を削って頑張っているのだからその姿勢が勝ち点に、そして勝利に繋がって欲しいと思うからこそと言う部分があったので。最近の試合では頑張りだけでは苦しい、コンディションと比例して精神的にも追い込まれてしまうと言うことを思わされてきただけに、これからの試合こういう部分が必要になるのではないでしょうか。

うーん、最後は言い訳ぽくなってしまった。気を使う必要なんてないのに、なにか遣ってしまってる自分が・・・・。まあしょうがないっすね。国民感情(笑)を憂慮して。まあとにかくまだ半分も折り返していない訳で、今の状態は非常にまずい。移動を伴う絶対に負けられない試合もあるし、その後には負けたくない試合もある。その前にも沢山試合があって、今は何とか精神的な強さや経験で数字として何とか繋げているけど、これからもそれが出来るというの確証はない。なのでだからこそという部分です。
頑張ってるというのを沢山見て、「ん?」って思ったりしたわけで、頑張りだけではない何かが必要なんじゃないかと思ってこんなエントリーを書いた理由です。と言うことで今日はここまでです。

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