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March 26, 2005

敗れた賭け、訪れた混沌@WC Asian Final.Q vsイラン

負けちゃいました(てへっ)って感じですね。まあ負けて当然の試合でしたね。原因はシステム変更による混沌(カオス)でしょうね。もちろん選手達のフィットネスもイイとは言い難かったけど完全にチームになっちゃいなかった。でも負けても次がある。そういうことだと思います。

WorldCup Germany2005 Asian Final Qualify GroupB
Iran 2-1 Japan @Azbi Stadium/Teheran
Iran:24'&75'Hashemian Japan:66'TakashiFukunishi

日本スタメン:GK楢崎正剛(グラ)DF加地亮(FC東京)中澤佑二(Fマリノス)宮本恒靖(ガンバ)三浦淳宏(楽天)MF福西崇史(ジュビロ)小野伸二(フェイエノールト/→
79'小笠原満男(鹿島))中田英寿(フィオレンティーナ)中村俊輔(レッジーナ)FW高原直泰(HSV/→82'大黒将志(ガンバ))玉田圭司(レイソル/→62'柳沢敦(メッシーナ))
イランスタメン:GKミルザプール、DFカエビ、ゴルモハマディ、レザエイ、ノスラティ、MFネクナム、ザンディ(→65'アラビ)マハダビキア、カリミ(→78'ニクバハト)FWダエイ(→43'ナドビキア)、ハシェミアン

最初から感想、試合に関してはスルーで。よくわからない試合だったので。
・コンディションのこと。
正直どうなんだろ?序盤はホントにアグレッシブに前から行ってたけど、その後は切り替えの速度が遅くなって、それにしたがって右サイドしか使えなくなった。基本的に運動量は本当に低かったし、遅い。ボールが収まらなかったり、足が滑りまくったりとピッチコンディションにも対応しきれず、何ともいけない状態になってしまった。その辺も選手達はまだまだナイーブな証拠なのかも知れない。もっと逞しくならないと。ただそれは言ってもしょうがないですからね。それ以上にロジカルの所に問題があったのを避けてはいけない。

・ロジカルなこと、変更によってもたらされたのは混沌(カオス)
特に前半は本当にひどかった。4バックに変えたことを恨みたいぐらい(苦笑)今までもそこまで良くはなかったけど、最後の部分ではある程度人が揃って守ることが出来ていた。ただ今回は前から行った。機能しているときはそこでボールを取り、後ろに行かれてもそこもアプローチして人を集めてつぶしていった。でもそれが出来なかったときにどうするのかというのはまとめ切れていないし、結局その辺が何もなかったから混沌にチームが包まれた。奪えないときにどうするのか一気に引いちゃっても良かったのかなぁと思うけど、中途半端にいくのかいかないのかという感じでふわふわした状態で試合を続けてしまって、ボランチが置き去りにされて丸腰の状態でお迎えするようなこと感じになってしまったりとその辺をプレスの悪影響と言っても良かったのかなぁと。個力が止められなかったのはしょうがない。1失点目もしょうがない。あれでクリアする方が難しい。ただ2点目はどうしてあそこで中澤がいかなければならなかったのか、中のマークでハシェミアンに対して加地とヒデしかペナにいない状態になってしまってたのはどうしてなのか、など考えられないシーンが多かった。センターで中盤が抜かれたときにサイドバックがアプローチに行くような状態だったりと組織というモノは本当にチームに約束事がなかったこともあってバラバラになってしまった。これなら元に戻した方がましなのかなぁと。
攻撃に置いては右サイドは加地が積極的に出て行ったこともあってうまくオーバーラップを使えたりもしたけど、基本的に役割分担も整理されきらず動きが被るシーンが多かったことと、チームが見てしまう様な状態で主体的に能動的に動くのは加地のサイドを使うシーンぐらいで後はどういうプレーをするのだろう見てしまう様な感じでこの辺も入れ替えた弊害といえるのかなぁと。もちろんFWに当てる時点でボールが収まらなかった事は色々と問題があるけど、動き方として何をするのかというのがなかったのは残念。来なくてもイイから引くなと。引くことでDFを引き寄せてしまってスペースが消えちゃうし、そこでつぶされてもファールはもらえないし、意味がない。その辺は悪癖かも。そういうところでヒデや俊輔がコンビネーションでボランチやサイドバックと局面打開できたらチャンスになるけど引くことによって、ホントに流動性が消えてしまう。今のポストにはファールを取るのとボールを前に進めるだけで、攻撃の起点としては意味がない。
とにかく4バックにしても整理するような時間が足りず、組んでみたけどダメでしたと言うことなんだと思う。守備に置いては絶対に修正が必要。特にシンプルにサイドからカウンターを仕掛けてくるバーレーンに対しては今の網の大きいプレスでは掛からない。

・個々の出来
基本的にはどの選手もイイプレーしたなぁというのはなし。コンセプトのない状態で手探りながらサッカーをして勝てるほどアジアは甘くない。本当にこの試合では希望の右サイドだったけどここも不発だったし、セットプレーもだめぽ。共通意識がなかったのは悲しかったけど、1-1の時点でどうするのか、突き放されたときにどうするのかなどもっと具体的な何かというのが欲しい。その辺もやはり突き詰めていかなければならない部分だし、曖昧にしてはいけない部分。とにかく頑張れ。では選手評。

楢崎正剛→ノーチャンス。あれはどうしようもない。何か仕事が余り無かった。

加地亮→2失点とも絡む事になってしまったけど、あれは完全にチームの問題。攻撃においては本当に逞しくなった。フリーランニングから何本もサイドを破った。クロスのタイミングもう少し計れれば・・・・。ただ一朝一夕にはいかないよなぁ。

中澤佑二→状態としてはそんなに悪くなかったのかな?ただチームのバランスが崩れて釣り出されるシーンが多かったことと、どうしてもファイトオーバーしなければならないシーンが多すぎたのは本当に苦しい試合になってしまった。クロスを上げられたシーンはもう少しと言ったところ。

宮本恒靖→カバーに奮戦。でも結局コントロールしきれず。ボランチを下げさせればいいじゃない。それを放置してしまったのは不味いことだと思う。チームバランスに置いては彼がリーダーシップを取って欲しかったのに・・・。

三浦淳宏→気合いは空回り。マハダビキアとの対峙なども判定負けと言うところ。でも何よりもいくところといかないところのバランスが悪かった。俊輔も含めて左サイドにおける守備というのではダメダメ。ただ確実に言えるのは個人のせいだけではないということ。ただアプローチに行くよりスペースを埋める役割を重視して欲しかった。失点に置いては遠因なのかなぁと。残念。上がらないのならサイドバックでなくセンターバックを置いても良かったのかな?松とか坪井とか。そういう特別な対応もアリだったのかなぁと。

小野伸二&福西崇史→無茶なバランスを取りきれず。もう少し慎重にやらなければならないシーンでも、無理矢理アプローチに行ってかわされるなどディレイの頭が全くないのは正直どうなの。後追いが多すぎる。もちろんどちらかが残ればいいけど両方とも高い位置でどうにかしようと言うのはさすがに無茶がある。福西にしてもシンジにしても個として見れば悪くないけど(福西はゴールを取ったし)、守り方は対応含めて考えていかないといけない。後ろはいつもと違って漏れてくる選手を何とか出来るような余裕が枚数的にないと言うのを頭に置いてサッカーをしないと。二人ともチームから見ると×。

中村俊輔→削られて削られて削られて。ある程度ボールは触ってたけど試合通じて消えてしまった。ヒデがボールホールドするなら俺はいいやじゃなくて動かないと。中に走り込むとかも少なかったし、その辺はダメダメ。守備もマハダビキア・キャビ相手はきつい。ポジションチェンジも功を奏さず。プレースキックも火を噴かず。今日はマイナス評価も否めない。コンフェデみたいなバランスが戻らない限り、基本的に共存は難しい。特にぶっつけでうまくいくほど、簡単ではない。動きも被るしね。

中田英寿→結局まとまってないじゃん。前からプレスになんていかすなよ、って愚痴が言いたくなるほどあたりたい(苦笑)個の出来としてはボールに良く絡み、良く裁いたけどミスも多いし、結局ヒデじゃなきゃいけないと言う価値を示せたのかというと疑問。これならまだコミュニケーションが取れている小笠原を使った方が良いのではないかとも思った。厳しい評価なのはわかってるけど、彼を使ったことでのメリットが出なかったという意味ではそういう評価になると思う。てゆうかオフ・ザ・ボールの動きもなくて、ボールを触る意識が高すぎたのもマイナスだと思うし。

玉ちゃん&高原直泰→仕事出来ず。玉ちゃんは身体を張るタイプじゃないのだから引いちゃダメ。でもドリブル突破など小気味良いプレーも出来ず。高原に関してもエリアに入ってなんぼの選手だけど、受けようという意識が高すぎた。交代もしょうがない。中盤とのコンビも共通理解もなかったのは両者の問題だけど、そういうときこそフリーランニングでFWが主導権を持ってやってほしかった。とにかく打て。話はそれからだ。

柳沢敦→うまくいった。彼らしいフリーランニングでの突破は惜しかったし、同点ゴールのシーンでも頑張った。総じて頑張っていたし、何とかしてやろうという気概が見えるプレーだけど、チーム状態も悪い。

小笠原満男→途中交代で何とか出来る選手じゃないのでなんともね。ただピッチの状態ぐらい把握しておいて欲しかった。夜露?滑りすぎだしファーストコントロールが悪すぎる。この海外組の状態だと救世主となって欲しかったけど・・・・。

大黒将志→何かしろという方が酷。神様はそんなに優しくなかった。

と言うことでやはり「Winning Team Never Change」の信念を捨ててまで、選択したジーコに全ての責任はあると思う。もちろん解任云々ではなく責任の所在をはっきりさせるため。賭けに敗れたのだ。それが全てだと思う。そして現実的な交代も出来なかった。采配に関しても好転するとしたら強気の「継続」ではなく「回帰」だったと思う。だって明らかにうまくいってなかったんだから。3-4-1-2に戻してきっちりとマーキングをしっかりして、安定した基盤の上でのポジションチェンジなりを求めていくしかなかった。リードされた状態で押し込めないのはそういう基盤に不安があったからだと思うし。もう心中するしかないので、次は何とか修正して頑張って欲しいですね。ミスが失点に繋がるような胸突き八丁の相手なだけに、何とかリスクを減らしながら勝ちを取って欲しい。と言うことで下を向いても仕方ないのでとりあえず次ですな。まだ何も終わっちゃいないし。と言うことで今日はここまでです。

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