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March 06, 2005

大荒れの開幕@J1 開幕節

実は現場では正直よくわからなかったんですよ、問題のシーン。でも岡ちゃんが凄い大人な対応なのには、こういうのも苦い経験としてチームに善循環させる事を考えているのかなぁと思うとやっぱり今はそんなに悲観することないのかなぁと。まあ確かに内容はそれなりに上がってきていると思うのですが、3連敗ですからがっくり来てるのですが(苦笑)タイトルは「盗まれた勝ち点」にしようと思ったのですが、これもサッカーってことで。岡ちゃんも落ち着けって言ってるし。でもクラブはきっちりやろうぜ。糾弾して出場停止に追い込んでやれ。

J.League Divison1 第1節
Fマリノス 0-1 ジュビロ@日産スタジアム「盗難事件」
Jubilo:89'ゴッドハンドでもクールに福西(その他)
Fmari:GK榎本達、DF栗原、中西、中澤、MF那須、上野(→79'遠藤)、隼磨、ドゥトラ、奥、FW大島、清水(→71'大橋)
Jubilo:GK佐藤洋、DF金珍圭、田中マコ、茶野、MF福西、名波(→90'+1'服部)、西、村井、前田(→62'藤田)FW崔龍洙、中山(→72'グラウ)

と言うことでハンド云々は別にして、非常に硬直した展開の中で、どちらがリスクをどこまで冒すのかと言うので難しい試合になりましたね。技術レベルも高いし、隙を見逃さない戦術眼も持っている、そしてどちらもサイドを起点にどうにかしたいと言うことで完全に両方の勢いが相殺してしまった感がありました。前半からどちらがペースを完全に握ったと言うことはなかった様な感じでしたが、ジュビロの方がうまく試合を進めた感はありました。サイドを突破と言うよりパス交換でいなしてクロスをあげれる余裕を作り、そこからストロングヘッダーを狙うといった形がかいま見えたのですが、しっかりとDFが突いていたこともあって決定機までは至らず。崔龍洙の強烈なFKも正面。どちらかが安易なミスをしたらそれが危険なピンチを引き起こすといった感じで、どちらもリスクを冒すことを自分たちで抑えていたような感じもありました。ただ局面局面は非常に激しくまた両チームとも非常にコンパクトだったため緊張感のあるせめぎ合いにトップレベルの駆け引きがあったのかなぁと。Fマリにしてもジュビロにしても楔に対して非常に厳しく対応し、サイドの起点に対してはディレイと囲い込みで局面打開を許さないという意図がきっちり見えて、非常に集中していて良かったなぁと。しかしリスクを冒すことを抑えていたこと、守備に対しての集中力と意識が高かったこともあって両チームとも余りに隙がない展開だったので攻撃陣は軒並み沈黙といった方が良いのかも知れません。

後半に入っても厳しいせめぎ合いは続いたのですが、本格的にゲームが動き出したのはFマリノスの上野が段々高い位置に出てきて多少リスクを冒し始めたことからでした。ラインが高くなって押し上げを効かせ、那須がスペースをカバーし、上野がボールを回しながらポジションを上げていく、好調だったドゥトラが非常にアグレッシブに左サイドをかき回したこともあって段々ゴールに近くなっていきます。しかし、それでも後一手が足りずシュートが枠に飛ばなかったり、崩しきれずにゴールが奪えない。ジュビロも流れは引き寄せられず攻め手が見えない状態で我慢する時間帯が続き、そこでまた拮抗した展開になりました。サイドでも攻める方と守る方で拮抗するし、特に村井と隼磨は差しつ差されつと言った感じで非常に熱戦を繰り広げていました(隼磨としたら何かをやりきると言ったいつものプレーはさせてもらえなかった。それだけ村井が攻撃だけでなく守備もきっちりやっていた)決定機と言ったらエースケの素晴らしいフィードからフリーランニングで裏を取ったドゥトラが絶妙のファーストタッチで中に切れ込みそのままゴールを狙ったのが一つ、ドゥトラのクロスが大外の奥にまで届いてトラップまではいきつくものの打ち切れなかったのが一つ、そしてジュビロも茶野の長いボールから中山が栗原、中西を振り切ってGKと1vs1になったシーンが一つ、ポストプレーから藤田がトラップして回り込むようにシュートしたシーンが一つ、どちらもモノにすることは出来ませんでした。また両監督、何とかしようと色々手を打つモノの大胆な変更が出来るような局面出はなかったし、駒を入れ替えることでは効果は出せず、時間はロスタイム直前、名波の右からFK。柔らかいキックに福西が飛び込むとパンチングに来たエノタツの手前で手に当てて、そのボールはポストに当たってゴールに吸い込まれて決勝点。ホームでの開幕戦をモノにすることは出来ませんでした。

流れを持っていたFマリノスとしては、どこかで決めなければならなかったのは明白、もちろん勝ち点1を「盗まれた」という印象もありますけど、自戒の念を込めて言えば攻撃の型としては基本的に短発のチャンスしか出来ず、ジュビロの深めに設定されたDFラインと中盤で組まれた守備ブロックの中で最後の一手が出てこなかった。そしてそれが足りなかったので、ゴールという結果にならなかった。ゲームの展開としてはこちらがリスクを冒したことでうまく流れを持ってこれることは出来たので、後はそこできっちりとその成果を出せるかどうかと言ったところなのかなぁと。もちろんFWの迫力不足は否めないし、その辺はジュビロがリスクを冒さなかったこともあってこのままドローというのがベターな結果だったのかなぁと、相対的に考えたら。まあこういう試合で結果が残せるとチームとしても乗っていけるのですがそうはうまくいかないもんです。ジローもよく動いてチャンスに絡もうという姿勢は見れたし、大島にもいつもマーカーがいて良い状態でゴールを狙うような形は作ってあげれなかったから何とも言えないけど良く中で頑張っていた、後はチームでこの二人が絡めるような形が作れればと言うところでしたが、うーん。

守備に関しては非常に安定していました。多少危険なシーンはあったけど、個々で見たらきっちりと対応していたし、ミスもほとんど見受けられなかった(ビルドアップでの勇蔵はちょっと怖かったけど)本当にどのメンバーが出ても安定してきたなぁと。ボンバはほぼ崔龍洙が来ようが中山が来ようがほぼ完封、後はこれを攻撃に繋げると言うところなのかも知れませんね。ボランチとの縦の連携も良かったし、後は彼らをもっと前に出してあげれば良いのかも知れませんね。リスクとの相談ですが。

ジュビロは何だろ、別のチームになっちゃいましたね。牙の抜けた感じでしょうか。もちろん個々のメンバーを見たら非常に怖いけど、らしさが消えてみんな後ろ髪を引かれるようなプレーで守備の意識が異常に高く、あの攻撃好きな福西がほとんど前に出てこなかったこともあるようにその辺を徹底してきたのが功を奏したのかなぁと。ただあれだけ自分たちのサッカーにこだわりを持っていたチームがあれで納得するのかなぁと逆に心配になってしまいます。周りの動き出しなど頭は働いているし彼らのDNAは活きているけどそれがプレーに表れず、絶えずリスクを冒さないようにしていたのが非常に印象に残りました。まずは曖昧だった守備から整備しようと山本監督が考えているからでしょうが、らしさの消えたジュビロは個人的に楽しみにしてただけに残念でした(負けた側が言う事じゃないっすね 反省)振り子が異常に振れるチーム作りなのでこれからどうなるか楽しみですね。両チームともミッドウィークにはACLがありますから、切り替えて頑張りたいところです。

全然悔しくないですよ、悔しくなんか・・・・(泣)帰ってきて映像見てますますその気持ちが高まりました。ACLでこのおかしな流れ断ち切りたいですね。えーと、選手評は長くなるので、こっちでやることにしました。→J1 開幕節 採点&選手評」@僕の日常+読書記録。

ただ一つだけ、岡田正義SRに見せてやりたい。「スタジアムの風景」さんの画像。素敵すぎ。→グダグダ言いませんが

レッズ 0-1 鹿島@埼玉スタジアム「炎上」
Kashima:29'鈴木隆行“グラミー師匠”

レッズが前半押し込んでいる間にゴールが決まってれば、なんてことない試合だったのに・・・・。ゴールが取れない中で相手に一発で先制点を取られてしまった焦り(先制点は都築のミスだけど・・・、都築は試合通じて飛び出しという意味ではイマイチだった、試合勘?)、鹿島のラフプレーに対する苛立ち、ジャッジに対する疑念など様々な要素が入ってああいうことになってしまった。ただなんで当事者でないアルパイがと思ったんですけどね(アレックスと鈴木でしょ?もめてたのは)ただアルパイがプレーの切れたところで「また」手を出してしまったと言うことに対しては厳しく罰せられるのは当然。その後にも首も絞めたんでしょ?前もやってたからなぁ・・・・、頭突きとか引っ張りとか。ベッカムの時もそうだし、そう簡単には変わらないって事だけど、注目されるカードで恥をさらせていることをチームとしても自覚して欲しいなぁと。でこのプレーが決めきれないにしても攻めてペースを握っていたレッズのリズムを180°変えてしまったのは確か。頭に血が上ってサッカーにならず、速かった切り替えが一気になくなった(ボールを取られた後歩いていたり、フォアチェックどころかアプローチも曖昧でサッカーに集中していない状態がありありと見て取れた)チームのペースまでも完全に崩して、後半中盤までペースを戻せず鹿島にペースを明け渡してとどめを刺されそうになったのは自爆としか言いようがない。鹿島も往年の様ないやらしさが影を潜め(小笠原の落ち着いたボール散らしなど半分は良かったけど、フィニッシュに掛かる部分で数的優位を活かせない、時間稼ぎさえ出来ないなど淡泊な攻撃で無駄にボールを失ったり、とどめを刺しきれなかった。後半20分ぐらいまでにはレッズがおかしかったこともあってとどめは刺せたと思う)チャンスがまだあったのはラッキーだったけど、それでもエメのキレがなかったり、鹿島の粘り強い守備もあってゴールが遠かった。
永井もアレックスもキレてたし、長谷部も小さな局面でうまくアクセントを付けたりと、らしさを出した部分もあっただけに、あの退場の影響が出たのはチームの若さなのかなぁと。一人一人が勢いでプレーするチームだけあってチームのベクトルが狂って修正するのに時間が掛かる。これからアジアに出て行く機会もきっと近いうちにあると思うけど、この程度で自制心を失うようではアジアでは戦えない(A3の深センはもっと露骨だったし)プレーするだけではなくて精神面でもこれから熟成を計っていかなければならないという課題が見えたのは良かったのかも知れませんね。
鹿島は相変わらずるいけど、それが思いの外はまったと言ったところでしょうか。レッズの歯車を狂わせた部分では、チームの経験の差なのかも知れませんね。あそこで決めたことも大きかったけどやっぱり小笠原がこのチームに入るんだなぁと言うのを改めて実感。ゲームが荒れる中でうまくペースをコントロールした。最後の所でチーム全体が荒さが出て、ゲームを締めることが出来ませんでしたが、この勝ちは大きいのではないでしょうか。気になったのは本山。もの凄い不満。この程度のプレーヤーじゃないはず・・・。ずるくやろうとしすぎて本来のプレーを失った感じ。それと新戦力アレックス・ミネイロは判断力や技術は高いけど化け物系ではないかなと。鹿島としては化け物系が欲しかったと思いますが、対戦相手としてはよかった(笑)

ガンバ 0-2 アルディージャ@万博「不覚」
Ardija:81'桜井 89'森田
完全にはまった!と言った感じでしょうか。三浦監督のJ2時代からのゲームプランが見事にはまり、ガンバの弱点でもあるカウンターからの2ゴールでJ1初勝利をもぎ取りました。うーん、これほど見事にはまるとは・・・・。
ヤットと二川に対しては非常にきついアプローチで警戒してるなぁと言うのも見て取れたし、その辺の指揮官の柔軟性から見ても、やるじゃんって感じです(苦笑)プレビューで書いたこと謝らないと・・・、でももう少し見てからね(笑)とにかくJ1初勝利おめ!

FC東京 4-0 アルビ@味スタ
FC:11'ナオキレキレ! 21'今野 59'&62'ルーカス
これこそFC東京の目指す理想郷って感じの素晴らしい内容のサッカーでの完勝、気持ちいいだろうなぁ、ヒロミ。でも凄かった。フォアチェックからの速い展開、動き出しも連動してるからものすごいテンポが速い。ナオが中に外にフレキシブルに動いてかき回して、今野は中盤を完全にカバーするだけの運動量にゴラッソのおまけ付き、おすすめ栗沢君も早くも仕事人的な渋い働き。ルーカスもJに馴染んで(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
それに対してアルビはほとんど対応しきれなかった。普通はニュアンス的に違うだろうけど、アルビはまともにサッカーをさせてもらえなかったって感じですかね。素さんにはホントなら違う役割をしてほしいのに、完全に守備に忙殺されたのもペースを戻せない理由だったのかも。正直このサッカーをやられたらどこもどうにも出来ないようなサッカーをされちゃったのは運が悪かったかなぁと。反さんも手の打ちようなしって感じだったし(そりゃそうだ、でも右は何とかする必要あったかなぁ)まあ次ですね、完敗だし逆に吹っ切れるかな?
ナオは去年の悔しさを晴らすような会心のパフォーマンス。個人的に嬉しい!FC東京サポさん達は今日はおいしいお酒を飲んでることでしょう、うらやましい・・・・。

その他の試合
グラ 2-2 ジェフ@瑞穂
Grampus:39'pウェズレイ 54'古賀 Jef:83'坂本 89'巻

トリ 1-2 ヴェルディ@ビッグアイ
Trinita:83'マグノ・アウベス Verdy:31'米山 41'ワシントン

エスパ 1-1 サンフレ@日本平
S-palus:67'沢登 Sanfre:80'茂木

追記分:)日曜日開催分
レイソル 1-1 フロンターレ@日立
Reysol:78'降格請負人・山下 Fronta:89'ジュニーニョ

楽天 3-1 セレッソ@ウイング
Vissel:6'藪田 68'カズ 89'ホルヴィ Cerezo:55'黒部

臆面もなく言いますが、見てません(笑)でもレイソルは又悪夢の終了間際?なむなむ。

もうびっくりですよ、レッズは負けるわ、ガンバは負けるわ、そしてマリは負けるわで僕の優勝予想はどうなるのさ(苦笑)チームのパフォーマンスだけでなく審判問題やらラフプレーのジャッジ基準やらまだまだ進化しなければならないところもある訳ですが、とにかくシーズンが始まってめでたいですね。J1昇格の2クラブはとりあえず良い結果でおめでとうございます。でも友好ムードはここまでですな(笑)とにかく長いシーズンですが、どのチームにも熱い試合見せて欲しいですね。次はACLだ!ではここまでです。しかし大荒れだわ、どしゃぶりだわ。

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もう忘れようとしたこと(記事)だけど、これには怒りが爆発した。Jリーグ対応セクションの審判委員会が福西のゴールを「正当なもの」と認めたのだ(記事)。 「得... [Read More]

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