« 何よりの良薬@J1 第2節 Preview | Main | 中澤佑二の苦しみ。 »

March 13, 2005

断ち切った悪夢の連鎖@J1 第2節

大島様、信じ切れなくてすまんかった!それくらいのすばらしさ。神っす。まあとりあえず禊ぎは済ませたと言うことで今節は又とんでもないことになってますね。岡ちゃんの言う通りサッカーというのはなんて難しいのものなのかと感じてしまいます。内容云々だけでは計れない事も多いし、小さなミスがゲームの趨勢を変えてしまったりと、こういうモノなんだとわかっていてもまた感じました。ではそんな感じで。

J.League Division1 第2節

セレッソ 2-3 Fマリノス@長居
Cerezo:13'古橋達哉 42'黒部光昭 F.Marinos 18'&47'&60'大島秀夫"神"

F.Marinos Official

Fマリノススタメン:GK榎本哲也、DF栗原勇蔵、中澤佑二、中西永輔、MF那須大亮、遠藤彰弘(→61'上野良治)、田中隼磨、ドゥトラ、奥大介(→45'清水範久)、大橋正博、FW大島秀夫
セレッソスタメン:GK吉田宗彦、DF江添建次郎、ブルーノ・クアドロス、山崎哲也、MFファビーニョ、布部陽功(→74'濱田武)、久藤清一(→63'廣山望)、ゼ・カルロス、森島寛晃、古橋達哉、FW黒部光昭(→63'西澤明訓)

序盤、少しいじった構成がうまくはまらず、最初の攻撃の後にシュートを立て続けに打たれたりと余り安定しない。どうしてもゼ・カルロスを誰が見るのかという部分で不明瞭なところもあり、彼の突破が冴えて左サイドからやられる展開が目立ちました。そしてそのような感じでまだ掴めない間にゴール前でごちゃごちゃしたところ感じで波状攻撃を受け、最後はこぼれ球を古橋に叩かれて先制点を献上してしまいます。中澤がエリア内で倒れていたのですが、今年のルールだからなぁ・・・・、審判のジャッジなのでしょうがない(もう過剰に反応しても無駄なので)その後もペースとしてはセレッソにあったかなぁと思ったのですが、栗原から素早く縦に駆け上がる隼磨へ、隼磨が折り返したボールは弾かれますが、そのこぼれを大島が戻りながらシュート!これが見事に決まってようやく今シーズンの初ゴール!で同点に追いつく。これで少しはペースが良くなるかなぁと思ったのですが、あまり良くはならず何か不安定な印象を受けていたら、栗原の中途半端なクリアから古橋が左サイドから折り返されると3バックの間にうまく入り込んできた黒部に胸トラボレーをクリーンに決めさせてしまって2-1。後味の悪い終わり方になってしまいました。

後半はいきなりの幕開けでした。コンディションが悪くて本当に冴えなかった大ちゃんを下げる英断。ジローを入れて2トップに戻す形に。しかしジローの運動量がチームを活性化、チームとしても裏への意識が高まって開始早々、ドゥトラのスペースボールに大橋がペナに入り込むと絶妙のヒールで大島の前に、大島がこれをきっちりと決めて同点!本当にキター!って感じでした。この後も淡泊な印象は受けるモノのジローが走り回ったことで裏のスペースを突いていくと那須のスペースボールからジローが左からダイレクトで低いボールを折り返すと、またもや大島が今度は寄せられながらも身体を倒す様なダイビングヘッドでGKを抜いて逆転!てゆうかハット!左右頭とお見事!この後、セレッソは交代選手や前に出てきたファビーニョなどに脅威を与えられるモノの何とか何とか凌ぎきり(これも大島中心に頭の良いプレーをしてくれた、時間稼ぎね)久しぶりの、そして今期J初勝利で悪夢の連鎖を断ち切ることが出来ました。

良く勝った、良く勝ってくれたと言うのが素直な感想です。確かに凄い疲れている感じもあって、みんなコンディションは良くなさそうだったし、苦しい試合でした。内容も悪かったし、本当にきつい試合だったのは間違いないですが、こういう時に「エース」の働きをしてくれたのは本当にチームを救ってくれましたね。この試合で勝つなら、どうしてゼロックスや開幕節、そしてACLで勝てなかったのか不思議になってしまいましたが、こういうモノなんでしょうね。シュート数は7:15(枠内4:11)とこれを見てもイイ内容とは言い難かった。システムチェンジも好転しなかったし、中西と中澤の位置を入れ替えたのも守備の安定にはならず、セレッソが前に出てきたこともあってボランチも守備に忙殺、ゼ・カルロスの突破に脅威を感じる部分があって前に厚みを付けることは出来ずその辺が攻撃のリズムがなかなか生まれなかったのかなぁと。これもコンディションがこの連戦で一気に落ちたと見るのが妥当ですが、攻守が噛み合わなくても勝てたというのは大きいですね。ただそれを実現させたのも、チャンスをゴールに繋げた大島でしょう。チームとして苦しい状態にあっても今日は相手が脅威を感じるポジショニングをし続け、そしてシュートを狙うというのを意識し続けたことに大きな成功の元があったのかなぁと。それと嬉しかったこととしては岡ちゃんに思い切りが出てきたこと。ACLでは凄い保守的というか動けない感じもあったのですが(まあ僕には伺い知れない理由があったのでしょうが)今日はうまくいくいかないは別にしてかなりいじってきた。うまくいかないときはめさきをかえる事も必要。もちろん実績としての部分もあったけどここで色々といじったのが結果的にうまく転がったのかなぁと。内容的に見ると選手個々の調子が思わしくない事もあってうまく回らなかったというのは間違いないでしょうが、あの状態で奥を思い切って下げたこと(常々奥は代えの効かない選手というコメントにもあるように)や大橋を起用したことなどは当たった訳でその辺は勝負師・岡田武史が戻ってきたのは、良いことだと思います。まあこの試合は何よりも結果が残せたことが最高の良薬と言うことは間違いないでしょう。もちろん来週のインドネシア遠征もあってコンディション的には本当にきつい状態ですが、自信は戻ったし、他の選手もモチベーションは上がると思う。とにかく結果が残って良かった!これこそ最高の良薬ですね。

でセレッソなんですが、マリにとってはラッキーでしたね。守備に関してはまだまだ再構築は終わってなかった。攻撃に関してはゼ・カルロスの突破や森島・古橋のシャドー的な動きなどファビーニョの裁きがうまくいくときは彼らの破壊力がうまく活きるようになっている感も受けましたが(ペナの中に人がなだれ込んできて守りづらかった)、やっぱり守備がねぇ。チームとしてディレイなのかチャレンジなのかカバーなのか判断がものすごい悪かったりして助かりました。チームとして攻撃だけではなく守備をどのようにして考えていくのかというのをもっと考える必要があるのかなぁと。チームカラー云々ではなく、うまく回ってるオフェンス陣のためにもという部分でしょうか。とりあえず選手評ははてなの方で。→僕の読書記録。「J1 第2節 採点&選手評」

とにかく寒空の中、現地組の方々本当にお疲れ様でした。声良く聞こえたっす。勝って良かった!インドネシアに行く人、本当に気を付けて!デング熱?

フロンターレ 3-3 レッズ@等々力
Frontale:5'ジュニーニョ 52'我那覇 63'アウグスト Reds:21'酒井 80'岡野 90'+3'トゥーリオ

非常に面白いゲームでしたが、それを演出したのは間違いなくフロンターレでした。惜しかった、本当に。一人一人に固執するのではなく、うまくバイタルエリアを使って細かいパスと個人技を絡めて非常に良く流れていたし、その攻撃がカウンター気味だったのも効いたのかなぁと。それに伴う技術力と決定力。流れとしてはこんな感じでしょうか。きっちりと集中してチームでボールが止まるところでチェックして絡め取る→それをうまく前の技術のある選手に渡す→ここで相手へのチェックをいなしてその間に動き出していく→ここから流れる攻撃、ワイドの選手もタイミング良くオーバーラップしたりと選択肢が複数ある形を作り出すと言った感じでしょうか。ただこれを助長させてしまったのはレッズが非常に悪かった事。エメがコンディションの問題なのかイライラして非常にワンマンだったこと。チームとしてもそれを容認して、彼がボールを持つと動き出しがなくなって止まってしまい、全体が停滞してしまった。フロンターレDF陣にしてみたら確かに相手はうまいけど狙い所が定まりやすくてそんなに難しい事はなかったのかなぁと。チームの流れが悪くなると同時に切り替えも異常に遅くなって、前後分断のサッカーに。この辺は前節と一緒で良くなっていなかったです。ブッフバルト監督としても怒ってましたが、根本にある問題を改善しないと・・・・。正直アウグストの不思議な助走から美しい軌道を導いたFKで勝負は決まったのかなぁと思いましたが、ようやくレッズ覚醒。岡野、横山の投入が当たって、岡野が右からセンターにカットインしてフロンターレのDFの間隙を縫うように突破して横山とうまくワンツーで綺麗に突破、そしてテクニカルに決めたゴールはこのゲームに置いて非常に大きかったしチームにもイイヒントになったのかなぁと。この後いつものレッズらしさが少し戻って、フロンターレのゲーム運びのまずさも手伝って(この辺は誰かが時計を進めることを徹底させるようにしていたら・・・・)同点弾に結びついたのかなぁと。まああのゴールは完全にラッキーゴールですけど、その辺はプライドでしょうね。何とか面目を保ったと言うことでしょう。
ただ本当にジュニーニョは凄かった、と言うのも速いのは知ってた(とはいえ速い坪井をあそこまで突き放すとは異次元級)けど、トゥーリオやネネと言った突進系のDFをいなしまくってた事で相手のDF陣を完全にパニックにさせたのは秀逸でした。クネクネ系と前に書きましたがここで相手をずらす効果を生んだ事でチームとしてもランニングが効果的になっていたしフロンターレの攻撃がうまく回った要因となったのかなぁと。まあこれはトゥーリオがまた精神的に入れ込みすぎてバランスを無視したアプローチにいって、かわされてと最悪の結果に。マルクスもうまかったし、その辺は相手への敬意を欠いた浅はかなDFと言う評価をせざる得ないのかなぁと。ゴールで相殺されるモノではないし、その辺も含めてこれで勢いが戻るにしても多少修正が必要なのではないでしょうか。
フロンタに足りなかったのはシビアさだったのかも知れませんね。もったいないと言ったらそこまでですが、このゲームは必ず精神的にも経験的にも+になるゲームになったのかなぁと。まあサッカーの不思議を感じたゲームその2でした。

鹿島 2-2 ガンバ@カシマ
Kashima:68'アレックス・ミネイロ 79'フェルナンド Gamba:42'アラウージョ 70'フェルナンジーニョ

ガンバは素敵なゴールを守りきれず・・・・(大黒・フェルナンジーニョのパス交換のやつね)鹿島も良かったので非常に熱のこもったゲームとなりました。注目していたアレックス・ミネイロはヘッドとアシストで仕事をしていたし、本山もようやく開幕。ミネイロはチームの流れもあるでしょうが非常に良いポジションを取っていたことと相変わらず足元はうまいことで鈴木が前を向けるシーンを作ったりと、チームにとっては重要な選手になるかも知れませんね。大宮戦でバランスを欠いていたガンバの攻撃陣も本来の多彩さをうまく出してチャンスを沢山作ったりと本当に良かっただけに、どちらも勝ちたかったところですが、ドロー。考えてみたら全部ゴールはブラジル人だ・・・・。

後は追記かも。
ジェフ 2-2 レイソル@臨海
Jef:17'巻 57'p阿部 Reysol:42'クレーベル 46'OG

サンフレ 0-0 FC東京@ビッグアーチ

読売 0-0 エスパ@味スタ

アルディージャ 1-1 楽天@埼スタ
Ardija:83'p藤本 Vissel:22'カズ

日曜開催分
ジュビロ 0-3 グラ@ヤマハ「ギャルサポ叫びすぎ」
Grampus:54'"ワンダーボーイ"杉本 63'古賀 73'クライトン

と言うことでまあ見事なグランパスの快勝でした。気になったのはACL遠征明けのジュビロのコンディションでしたが、序盤のイイ時間帯を見てもそんなに悪くなかったのかなぁと。ただ村井がお父さんの急逝で欠場、ゴンが試合前の練習で怪我を負ったと言うことでスタメンには入っていたのですがカレンが急遽スタメンと言うことになりました。グラは狂犬がメンバー入りせずルーキーの杉本がマルケスと2トップ。

ジュビロは序盤こそイイ流れでシュートチャンスも作っていたのですが、時間が立つにつれてどうも攻撃にビジョンが見えない淡泊な攻撃をし続けてしまい、古賀・増川と言ったグラDFにハードなアプローチでポストワークをつぶされると攻撃のとっかかりが掴めなくなってしまうと言う、去年の夏や秋に青い若年層チームと同じような状態に陥ってしまいました。ジャッジが非常に神経質でカードがグランパス側に出される結果にはなりましたがこれがジュビロの勢いを止めるのには殊の外効果的で逆にグランパスがペースを握って前半を終えました。

後半カレンに変えて服部を入れて前田を前に出しますが流れは変わらず、逆にグラはスピード抜群の杉本がラインの裏を脅かすと、これが効果的で今度はDFがバタバタしてきてしまう。一度決定機を決めきれなかったモノの、今度は右サイドで角田が虚を突いたGKとDFの間を通すグラウンダーのボールを入れるとマルケスが押し込む形に、これを何とか身体を張って凌ぐモノのこぼれたところを杉本が詰めて先制点はグランパスに入ります。この後多少パス交換がスムーズになって流れを取り戻したかと思いましたが、またもうまくラインの裏を取った杉本が抜けたと思ったところでペナ寸前で金珍圭が引き倒してFK(てゆうか普通レッドだろ?得点機会阻止)この流れからCKになって逆光の中、中村直志のキックは古賀の頭にドンピシャで追加点!ジュビロはこの後右の緩やかなループパスを前田がスペースで受けて1vs1のチャンスが訪れるモノの楢崎がストップ。この後もグランパスはうまく長いボールを絡めてカウンターをしていて、そのカウンターから右サイドに流れた中村の柔らかいクロスから大外にいた杉本がフリーでヘッド、これは凌ぐモノの又こぼれを今度はクライトンが決めて決定的な3点目。ジュビロは2点目を失った後に完全に崩壊、チームとしてのバランスを失い、攻めるモノの完全に力押し、山本監督は名波・福西とキーとなる選手を次々と替えてしまったこともあって完全に苦しくなってしまい、セットプレー以外からは得点の匂いのしない攻撃に終始。このまま0-3でグランパスが初勝利を手にしました。

ジュビロにとっては楔というプレーにこのゲームの鍵があったのかなぁと。増川・古賀は本当に厳しくアプローチに行ったこともあって前田にしてもグラウにしても受けきれなかった。ここにボールが入らないので攻撃のスイッチが入らず、サイドもうまく使えず完全に手詰まり。失点後は完全にチームが空中分解し、交代策も何がしたいのか全く見えずモデルチェンジを模索するジュビロの底の浅さが見えた試合でした。ただグランパスが良かったのもあったのですが、非常に集中してゲームを進めて選手個々がよく走りそして良く戦っていたと言うのが非常によくわかりました。そういうチームに対してほとんどの玉際で負け(ジャッジに救われていた感はあったけど)1vs1でも勝てないとしたらチームも劣勢になるのは明らか。妥当な結果ではないかと思います。

でもちろんこのゲームで一番目立っていたのは流通経済大から入ったルーキー杉本。カレンや本田(と渡辺)と言ったユース世代の選手に期待の目は集まっていましたが、彼は非常にスピードの使い方がうまかったことと頭が良いプレーを徐々に出せたことが良かったのかなぁと。カレンも速いけど違うのはポジショニングだったりラインの裏を取るという意識の違いだったのかなぁと。マルケスや中村、本田にはボールが収まるのであくまでも1stオプションは裏。コミュニケーションに不安のある金のサイドから何本か抜けたのも一番ラインが獲りにくい所だったからかも。その辺も含めてグランパスに非常に良いリズムを持ってくる立役者となりました。結果が出せたことは望外の出来でしょう。本田も相変わらず落ち着いてるし、グラは前節のような古い体質も残ってるモノの改革は進んでいるのかも知れませんね。非常に良いゲームをしたと思います。

でこれが人間力ですか?疲れていたなんて言い訳はいらないですよ?山本さん。

アルビ 2-1 トリ@ビッグスワン
Albirex:29'鈴木慎吾 65'海本慶治 Trinita:44'マグノ・アウベス

と言うことでセレッソvsマリ以外は全てドローとこんな事もあるんだなぁと言う結果でしたが、イイプレーをしたチームが勝てなかったり勝ちきれなかったり、まあそこがサッカーの不思議であり魅力なのかも知れませんね。もちろんイイ内容のゲームをして勝てれば最高ですが、勝負に関しては色々な要素が関連してくると言うのが如実に出ていたのかなぁと。やるべきことをやる、サボると後からしっぺ返しを喰らうみたいな・・・・。その辺はチームとしてサッカーを知ってるか知らないか含め差となって表れるのかなぁと実感した一日でした。とにかく大島神!ハットありがとう!と言うことで今日はここまでです。

|

« 何よりの良薬@J1 第2節 Preview | Main | 中澤佑二の苦しみ。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77106/3276591

Listed below are links to weblogs that reference 断ち切った悪夢の連鎖@J1 第2節:

« 何よりの良薬@J1 第2節 Preview | Main | 中澤佑二の苦しみ。 »