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March 21, 2005

勝負の鍵は1vs1!@WC Asian Final.Q vsイラン Preview(1)

さあ、最終予選最初の山、3/25イラン戦、3/30バーレーン戦の連戦です。アウェイホームと移動を挟むと言うことで非常にきついのですが、やっぱりここで勝ち点を何とか積み重ねて行きたい訳ですが、やっぱり一つずつと言うことでまずイランです。まあ研究云々はもうある程度わかっていると思うので、とりあえずどのように戦い、どのように狙うのかその辺を考えていこうなのかなと。

・絶対1vs1で抜かれない。
急に戦い方が変わるとは思えないし、戦術的に云々というのも今から考えるのも野暮だし無理なのでそういうことは言いません。ただサッカーというスポーツの大前提であり、イランの一番の鍵である高いスキルを活かした突破力、そこが攻撃の起点となりそれが彼らのスタイルだと思います。そこで凌駕されれば必然的に苦しくなるしそこで抑えていけば後はダエイの頭とミドルレンジからの積極的なシュートというのをきっちりとアプローチしていけばDFはある程度我慢していくことが出来ると思う。だからこそ、1vs1でハイスキルでフィジカルも強いイランのアタッカー陣に対して頑張れる事が必要になるのかなぁと。もちろんオフ・ザ・ボールの部分の1vs1も含めてです。離さないように安易に後ろに丸投げとかをしないようにしていきたいですね。非常に相手のレベルが高いこともあって、パーフェクトに抑えるのはかなり難しい事ですが、特に気を付けなきゃ行けないのはセカンドラインの3人だと思います。まず右から。マハダビキアですね。ご存じの通り高原と同じでブンデスリーガのHSV所属の右サイドアタッカー。もうだいぶ長い間イラン代表の右サイドを務めている選手で、馬力とスピードで縦に行くタイプ。苦しい体勢からもクロスをあげれるし、溜めも作れる選手ですがそこを対応するのはアツ一人(ここポイント)で頑張って欲しい部分。イランのサイドアタックは二段構え。右サイドバックのキャビもかなりがっつんがっつん上がってくる選手なので、その辺を考えるとここでアツがまずは抜かれないようにしながら、必ず前にスペースがない状態を保ちながらアプローチに行って踏ん張って、オーバーラップに対してはボランチなり左センターバック(中澤?坪井?)がカバーに行くなりしていく。まずはマハダビキアの縦を消す。中はもっとダメだけどまずは外。中という選択肢はボールが持たない時の方が多いと思うので(斜めにカットインするような形で走り込んでくるみたいな感じ)まず絶対に抜かれないと言うこと前提に身体を張っていきたいところです。
でハシェミアン。彼も出場機会は全然来ないけどブンデスの雄バイエルン・ミュンヘンの一員です。本来はストライカーだと思うのですが、大黒柱ダエイと被るということでの左サイドでの起用が濃厚ですが、正直あんまりフィットしている感じが初戦のバーレーン戦の時点では全くありませんでした。ここで起点を作ってカリミやザンディと言った選手達にスペースを作るという部分があると思うのですが、収まりきらなかったり周りと呼吸が合わなかったりと彼の使い方自体、チームとして確固たるイメージがないのかも知れませんね。まあそんなに運動量とかスピードという際だった部分ではなく、基本的なスキルとフィジカルに長けた選手だと思うのでその辺は加地がしつこく、そして負けないように、裏に取られないようにしてほしいなぁと。ハシェミアンに対してはボールのないところでの1vs1で勝負が必要になるのかなぁと。オフ・ザ・ボールで振り切られないように。きっと右にボールがあるときにはストライカー的にどんどんペナの中に入っていくようなプレーが増えそうなので、とにかく運動量で張り付き、受け渡しをきっちりとやっていって欲しいモノです。そしてこの試合では出れるときは出る(左は出て行ける時間は少ないと思うし)、狙うときは狙うというメリハリをしていくことが必要になると思うので頑張ってもらいましょう。
でカリミ。一番怖い。彼は確かにスキルも高いし、FWみたいな動きもすれば受けに下がることもある。簡単に言えばボールを持つ位置で受け持つ選手が替わると言うことです。そしてそこから仕掛けられたときに即時に抜かれる前提でバランスを崩さずカバーに入れるグループを作れるかというのが課題かなぁと。ただ才能のある選手にありがちなオフ・ザ・ボールの動きは非常に淡泊だったり、球離れが悪かったりするので、ここで奪うという意識を高めて速くきつくアプローチを掛けていくことで彼を自由にさせないと言うことが必要になるのではないでしょうか。ボランチが主に見ることになると思いますが、うまく受け渡しながら彼に注意を払いボールを持ったら一気にアプローチを掛けてなるたけ前を向かさずそこで奪う。仕掛けられるとやっぱり苦しいと思うし、ポジショニングとかで工夫されてバイタルに入り込まれると本当に怖いので、その辺のバランス感覚など練習でボランチとセンターバックで調整しながら自由にさせないように気を遣って応対していって欲しいところです。

もちろん彼ら自身もそのままガンガン狙って来るにしてもダエイがフィニッシャーとして危険な位置取りをしてくると思うので、その警戒を解く訳にはいきません。警戒しながらもそのダエイへのボール供給ルートを絶つ意味でも1vs1、止めたいですね。裁き役であるザンディがチームにフィットする事はまだないと思いますし(ペルシャ語が話せない、帯同時間も短いと言う懸念ポイントがあるようで)、そういう意味ではパスディバイダーの効果はそんなに気にすることはないと思うので、相手の唯一にして最強の武器を何とか止めて、反撃の足がかりを掴みたいですね。

・日本も独力で勝負!
凄いこと書いてるでしょ?でもこれありだと思うのですよ。多分テヘランの10万人の後押しもあるし、初戦で引き分けていると言うこともあって前に来ると思います(というよりどの国と戦っても彼らは自分たちの「前へ前へ」の圧力を掛けるスタイルを変えてくるチームではない、アタックこそイランサッカー)だからこそ空いてくるのは中盤のスペース。イランはそのスペースケアに対してボランチ1人、ないし2人で埋めてくる訳でそこをうまくパスでというのではなく、どんどん仕掛けて局面打開を計り、相手の守備陣をパニックさせる事が出来れば非常に効果的なのではないかなぁと。決して守備も組織的に整備されているチームじゃないからこそ、一つ抜くことで又一つ穴が空くというイメージでしょうか。そういう意味では時間と作って徐々に押し上げてポゼッションを握ると言ったいつものジーコジャパンのスタイルではなく、速めに前に預けてスペースめがけて勢い良く仕掛けていく事の方が実を生み出せるのではないでしょうか。少数のグループ(FW2人、ないしトップ下交えて3人)で何とか穴を突いてズレを生んで掠め取る。フロンターレとかレッズが良くやっているショートカウンターのような形は本当に効果的だと思います。まあジュニーニョやエメルソン、永井のようなドリブラーはいないですが、玉ちゃんや中田のような推進力のある選手には期待したいですね。崩すのではなく穴を突く、一人抜いて相手のカバー含めてパニックを引き起こす、アタッカー達の積極性に期待したいところです。

もちろんこれに加えて精度の高いパサー(俊輔やシンジのような長い距離を一発で抜ける選手)からの裏を取るようなカウンター、そしてセットプレー。一つのチャンスを思い切りを持って仕掛けて欲しいですね。躊躇はいらないです。

確かにこのチームは組織的な流れを逆行するような形で戦い、結果こそ残してきているモノの日本の戦術従順度や理解力、アクティビティと運動量などの日本人選手の特性を活かし切れず、内容的にもいいサッカーをしているとは言い難いですが、ただサッカーというスポーツの基本というモノを非常に重視されたチームなのかなぁと。監督自身がそう思っているかどうかは別にして相手に個で負けない、そういう部分で相手より上を行く。そういうクラシカルな考えの元に組まれているチームだと感じています。ブラジルが強いのもそういう部分だと思うし(世界最強の才能輩出国と一緒にして良いのかわかりませんが)そういう意味ではその基本という部分で負けない事をしていけば必ず日本に勝機は巡ってくるのかなぁと。ましてや才能の量ではイランに劣ってるとは思わないので。もちろん先を見てどうなるかとか(WCだとか世界を相手にとか)わかりませんが、こういう部分はどんなチームになろうと大事な部分。そしてそれを避けてきたからこそ今の若年層がへたれてる事を考えたらこれ以上「個」というキーワードからは逃げられない。だからこそ、アジア最強の個を誇るイラン相手に抑えきり、また個の力により勝利を手繰り寄せるゴールをもぎ取ればかなりの自信となると思います。それこそアジアNo.1の証明をこういう部分でも見せたいですね。ここで勝てなければ先に行っても未来はない。頑張ってもらいましょう。明日は違う感じアプローチしてみようかなぁと。と言うことで今日はここまでです。

追記:)テーマは多少このエントリーとはずれていますが、この方の言われてることに非常に共感したので、是非ご一読を。てゆうか有名でしょうけど(苦笑)

サッカーを考えてみる。→「個人をベースにした組織守備。

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