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February 20, 2005

2005J.League 傾向と対策 -FC東京-

ヴェルディは飛ばして今日はFC東京です。何で飛ばすか?ゼロックス前にプレビュー変わりにしようかなぁと思っていたので。去年初タイトルを手にして、今年はリーグ制覇を視界に捉えるFC東京。そのキーワードは競争と決定力かなぁと。ではスタート。

・移籍動向
【IN】
移籍加入:ダニーロ(←インテルナシオナル/ブラジル)藤田泰成(←グランパス)尾亦弘友希(←アルディージャ/R復帰)迫井深也(←モンテディオ/R復帰)
新人獲得:栗沢遼一(←流通経済大)鈴木健児(←新屋高)
【OUT】
ケリー(→クルゼイロ/ブラジル)阿部吉朗(→トリニータ/R)大谷圭志(→ザスパ)李忠成(→レイソル/R?)松本昂聡(→ヴィッセル)

と言うことでそんなに入れ替わりのないシーズンとなりそうですが、チームのスタンスとして今いる選手達をより伸ばすという考えがあるようで、補強により強くなると言う形ではなく補強により競争力をより高めて成長を促すということが目的としてはっきり打ち出されているのかなぁと。はっきり言って何でこのチームにばっかり才能が集まるのかうらやましくてうらやましくて(そりゃヒロミが使うからだろうけど)ただ長いシーズン戦う上でやはり阿部吉朗の離脱は痛い。FWの単純な数が少なくなったというのもあるのですが(CF適合としてはルーカスと近藤祐ぐらい?)今シーズン4-3-3にチャレンジするようでその時に彼のボックスの中で働けるセンスや動きというのはより活かされるのではないかと思っていた部分もあるからです。まあ本人の希望と言うことで仕方ないのかも知れませんが・・・・。でチームの大黒柱ケリーの放出。チームの考えとしては去年余り活躍出来なかったからというより、馬場や梶山が伸びてきているので独り立ちさせるためにもケリーにおんぶにだっこの状態を払拭するために出したとのこと。これが良いのか悪いのかはわかりませんが(ルーカス・ケリーのコンビは少なかったけど良かった訳で)、新加入のダニーロ含め彼らの成長に賭けているのでしょう。どちらにしてもフロントは選手達の可能性を強く信じるからこそのスタンスなのでしょうね。彼らはプレーでそれを示さないといけないと言うことは確かだと思います。
ただ懸念されていたあまりに層が薄くレベルの違った左サイドバックのバックアップに藤田を獲って左右のサイドバックの層が厚くなったというのは補強として良かったのかなぁと。そして栗沢の加入も大きい。僕は彼にはマリノスに来て欲しかったのですが(笑)とにかく何でも出来るセンスの良さと運動量、そして柔らかさを持っている選手でどちらかといえば一芸に秀でている選手の多いFC東京に置いては非常にこういう選手の存在は貴重になってくるのかなぁと。まあまだ線が細くこれからという印象もありますが楽しみな部分は大きいです(すでにトップ経験もあるし、結果も出しているし)
選手個々の差は余り無いと考えたら競争意識を高めることによって、その競争がまた成長の栄養となるのは事実でしょう。その成果の成否は長期的な視野に立ってみないとわからないですが。ただFC東京らしいのは確かだと思います。

・傾向

2005 FCTokyo Member
4-3-3               4-2-3-1
      ルーカス            ルーカス
鈴木規         石川  戸田   馬場   石川
   ダニーロ  梶山         今野  三浦
金沢    今野    加地 金沢          加地
   ジャーン  茂庭        ジャーン  茂庭
       土肥               土肥
FW:近藤祐介
MF:浅利悟、宮沢正史、小林成光、栗沢遼一、鈴木健児
DF:藤山竜仁、増嶋竜也、藤田泰成、迫井深也、中村亮、前田和也、尾亦弘友希
GK:塩田仁志、遠藤大志、近藤健一

FC東京に関しても一度「興味をそそられ、又脅威を感じるクラブ」で取り上げたのですが、そっちとしてはどちらかといえば上に書いたような事なので、チームとしてのことを。今年は4-3-3をやるとスペイン大好き原監督が表明していますが、デポルが廃れてきたのでバルサに乗り換える感じですね(イルレタさんもやめちゃうしね 笑)チームとしてはあくまでも基盤にあるのはDFであり、守備の安定が今までの成績をもたらしたと言っても過言ではないでしょう。ただ守備を意識するとどうしても得点力は上がってこない、でも前掛かりになると今度は安定していた守備は不安定になってしまうと言う感じで、数字が比例してしまうことに関してどのようにアプローチしていくのかが気になるところです。今年やろうとしているスタイルはどうしても前掛かりにならざるを得ないので、ボランチが今野一枚になったときにどれだけ彼に負担を掛けずにボールを奪うのかという部分が大きな問題になるのかなぁと。4-3-3のアンカーとして考えると、やっぱりエジミウソンやマルケスといった元々CBの様な選手を置いているバルサに思いを馳せる訳ですが、考えてみればその選手にとんでもない負担がかかっているわけではない(怪我ばっかしてるけど、このポジションの選手)というより余りスペースをカバーしたり埋めたりと言うことを大仰に考えていないのがポイントなのかも知れませんね。それはもちろんバルサの超絶テクニシャン達がボールを簡単に失わないと言うことがあるのですが、それにしたってサイドバックはガンガン上がるし、シャビもデコもどんどんボールに絡んで中盤には血の気の引くような大きなスペースが空いている。でもどうして大丈夫かと言ったらその分だけ押し込んで相手の前への推進力さえ奪ってしまっているのがひとつ。もちろんそれでもカウンターは出てきます。でもあくまでも空いてはかなり自陣に押し込められている状態で最初に飛んでくるのはFWへの楔のパスだから限定して取りに行けるというのがあるし、アタッカー達は速い攻守の切り替えで厳しいアプローチでフォアチェックを掛けて攻撃を遅らせると言うことをやっているからリスク管理という意味ではそれなりに理にかなっている(まあそれでもリスキーと言うのに変わりはないですが)攻撃だけに目がいきがちですが、勝つためにはそういうことをいかに徹底してやっていくかというのがポイントになるのかなぁと。元々CB中心に非常に硬い守備陣を誇るFC東京なのですが、さすがにバルサのようにボールを失わない技巧というのは伴っていないと思うし、コピーするには色々と問題が出てくるのかなぁと。もちろん攻守が繋がっていることを考えたら、中盤で悪い失い方をしないようにするということが大前提になるのは言うまでもないことですが。
ただ個人的にFC東京はこのスタイルにフィットする様な気がします。というのも現状のJではジュビロがいまああいうモデルチェンジ中と言うことを考えたらFC東京がもっとも攻めれるチームだからです(得点という意味ではなく)日本で一番優れた攻撃構築能力を持つチームで美しいサイドアタックをある程度コンスタントに出せるので、はまったときは凄い勢いを感じる訳で、その辺はよりサイドアタッカーを高い位置に押し上げていると言うことを考えたら、そんなに変わらないのかなぁと。その攻撃構築力に満足していては意味がない訳で、その質の高さを実に繋げる意味でも今年はサイドアタッカーには点も求めていくべきなのかなぁと。もちろんサイドアタックが本流にあるとは思いますが、今年はサイドに張り出すだけでなくスルーパスに反応して直接ゴールに向かうとかCFWと絡んで中を突破すると言った形が出来てきたら、よりゴールは獲りやすい形が出来てくるのかなぁと。個人的には特にナオにこういう動きが出てきて欲しいなぁと。ルケ(デポル)やホアキン(ベティス)と言ったワールドクラスのサイドアタッカーがシーズン二桁取っているのかといったら、ペナの中に入る回数も多いし、縦よりも斜めを狙い、クロスにもどんどん飛び込むなど「ゴールをお膳立てする」のではなく「ゴールを獲りに行っている」と言うことだと思うのです。もちろん縦に突破してクロスを上げると言うこともやるし、事実それでアシストも多くするけど、自分で獲るという気持ちが強く出ているから、それを狙うことの重要性が高まるのかなぁと。縦に行ってクロスを上げるという課題をクリアして、今度は横に行って左足でのミドルを狙うようになった、今度は斜めにラインとくぐり抜けてゴールを取って欲しいなぁと。それこそ反対側にいる戸田のような姿勢を持つことでアタッカーとしてより成長出来るチャンスにあるのかなぁと。チームとしてもサイドに張り出すことを求めるだけでなく、そういう形を導き出すことによって懸念の得点力不足も効率よく解消できていくのかなぁと。現実としてワイドアタックの効果はそこまで上がっていないのが現状であり(中に枚数が揃うことが少ない事もあって)新たな方向性という意味ではこのモデルチェンジは非常にポジティブに捉えられるのかなぁと。攻撃力は得点力とは直結しないというのは誰もがわかっているからこそ、勝負を決める選手が競争による成長で出てくることを求めているのかなぁと。逆に言えば競争における個のブレイクがあれば狙ってるモノへの距離というのは限りなく近くなるのではないでしょうか。

・対策
何となく、やりづらい。と言うより負けるときはいつも大きなダメージを伴う負け方をしている気がしてなんかやる前に凄い嫌なイメージがあるんです。去年は連勝だったのですが、結果として買ったけど何か様々ないちゃもんの付くような勝ち方でしたし(審判とか・・・)今までのイメージを払拭するような勝ち方ではありませんでした。まあそれはいいとして、本当に4-3-3で来るとしたら中盤でばしばしカットを狙って、がっつんがっつんスペースを狙うというのが効果的なのかなぁと。相手が前掛かりに来て失ったらフォアチェックに来ると思うので、そこできっちりとボールを失わないように前に運ぶというのが大切ですが。DFは揃っていると強いというのは実証済みなので、出来るだけサイドから攻めて、CBを一枚引っ張り出すというのが効果的なのかなぁと。今野や三浦、浅利と言った選手が非常に質の高いカバーをしてくるのでその辺はやっかいですが、まあそれは置いておいて引っ張り出せばどうにかなりそうなイメージもあるので。一番大事なのは勢いをしっかり受け止めて我慢しその隙を狙う、もしくはその勢いの出鼻を挫いてまともに受けないでこちらのペースで進めると言うことをチームできっちりやっていくことではないでしょうか。

と言うことでいつもにも増して好意的なのは個人的に好きなチームだからです(笑)でも本当に今年のFC東京は選手達がチームの期待に応えたれるような成長を出来るのかどうかと言うところに掛かってきているし、それをチームとしてまとめて機能させれるかどうかというのに掛かっていると思います。そして勝負を決めるような選手が出てくれば、必ず大きな成果は巡ってくるのかなぁと。今年は今までに増して指揮官の腕の問われるシーズンになるだけに、その辺はヒロミ正念場って事ですね。個人的に開幕戦(vsアルビレックス)は楽しみにしています、去年は見に行ったなぁ味スタ。もしかしたら4-3-3対決になるかも知れないし、指揮官の腕比べになりそうな予感。とにかくナオ頑張れ(どんな終わり方だ 笑)

*と言うことでFC東京側の方々からのご意見・御指南・ご指摘・反論などなどコメント・トラックバックにてお待ちしています。もちろんそれ以外の方々からも、お待ちしています。それにしてもFC東京のオフィシャル凄い格好いいなぁ・・・。まあいいや、とにかく今年はチームにとってはもしかしたら少し我慢の時間が多くなりそうな気もしますが、それが実ればこの先はものすごい明るい未来になる気がします。まあそうは簡単に・・・・ry)
と言うことで今日はここまでっす。

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