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February 18, 2005

2005J.League 傾向と対策 -アルビレックス-

ようやく折り返し地点まで来た「傾向と対策」ということで、静岡の次は新潟と言うことでアルビレックスです。去年は目標のJ1残留を天変地異にも屈せずきっちりと果たし、反町監督もこのチームで5年目のシーズンとなりました。あくまでも去年J1で培った基盤の元に新たな戦力をプラスアルファして望む今シーズンはどのように進んでいくのでしょうか。

・移籍動向
【IN】
移籍加入:エジミウソン(←パルメイラス/ブラジル/R→完全)桑原裕義(←サンフレ/R→完全)アンデルソン・リマ(←サン・カエターノ/ブラジル)海本幸治郎、海本慶二、岡山哲也(←共にグランパス/岡山はR)萩村滋則(←サンガ)大谷昌司(←アントラーズ)宮沢克行(←モンテディオ/R復帰)中村幸聖(←モンテディオ)青野大介(←ヴィッセル)末岡龍二(←アルビレックス・S/シンガポール/復帰)
新人加入:藤井大輔(←サンフレY)諏訪雄大(←レイソルY)河原和寿(←大宮東高)吉澤正悟(←前橋育英高)田中秀哉(←作陽高)末岡龍二
【OUT】
安英学(→グランパス)秋葉忠宏(→ヴォルティス)栗原圭介(→ヴィッセル)平間智和(→ホリコシFC)三田光(→ベガルタ/R)松尾直人(→ヴィッセル/R返却)山形辰徳(→アビスパ)尾崎瑛一郎、新井健二、中島ファラン一生、栗原明洋、酒井悠基、山田将志(→共にアルビレックス・S/シンガポール)阿部敏之、深沢仁博、オゼアス、ホベルト、田中泰裕(→未確定)前田信弘(引退)

多いですね、量的には。でも基本的にシンガポールに若手を飛ばして、集中的に強化して登用すると言うことは変わらないことで(今年は末岡一人?戻ってきたのは)トップとサテのニュースタイルを模索し続けていますが、トップはプラスアルファと言うには非常に豪華な選手を取ってくること成功し、ほとんどと言っていいほど主力を残せたという意味では非常に素晴らしいオフの過ごし方になったのかなぁと。お金の使い方としてもまず既存の戦力を残すことに尽力したとのことで、レンタルだったエジミウソン、桑原のパスを買い取り(結局安の放出と松尾のR返却ぐらいにとどめた)、その後に懸念ポイントだったDFに手を入れていったと言うことになるでしょうか。正直攻撃陣は非常に素晴らしかったけど、多大な失点数を抱えたのも事実であり、最後まで有効な守備手段というのを見つけ出すことが出来なかっただけに、その辺を踏まえても妥当な動きだと思います。そしてその成果がグラのレギュラークラス、海本慶と様々なクラブで経験を積んだ萩村の獲得になったのかなぁと。そしてその後に付加価値のあるサイドバックと言うことでFKはジーコ並みという噂を持ち、鹿島も声を掛けたというアンデルソン・リマを獲得。そしてそれでも余裕があったのか海本幸まで獲得し、不安要素の一つだった右サイドをストロングポイントにまで高める結果に。動き方としては非常にお手本のように見事に考えられて動いた結果だと思います。他にも流れを変えられる岡山など各所にいればいいなぁと言った選手も獲ってきて、やりくり上手で何とかしてきた反町監督にはじめてと言っていいほど選手を揃えてあげられた事でサポにとっては非常に期待の持てるオフシーズンとなったのかなぁと。こちらとしても楽しみとなりそうです。

・傾向

2005 Alblex Member
4-1-4-1             4-3-3
       エジ               上野
   ファビ    山口     鈴木慎         エジ
鈴木慎        海本幸  ファビ   山口  海本幸
鈴木健   桑原    リマ  鈴木健         リマ
     喜多  海本慶        喜多  海本慶
       野澤               野澤
FW:中村幸聖、船越優蔵、河原和寿
MF:本間勲、寺川能人、岡山哲也、宮沢克行、末岡龍二、青野大介、大谷昌司、吉澤正悟
DF:丸山良明、萩村滋則、梅山修、高橋直樹、藤井大輔、田中秀哉
GK:木寺浩一、北野貴之、諏訪雄大

去年の基盤はあくまでもきっちりとゴール前を固めてしのぎ、特徴ある禁断の外国人3トップに早めに入れてリアクションサッカーで相手の隙を突いて獲ると言う形。途中からオゼアスを入れて前線でタメを作って動けるエジミウソン、ファビーニョのフリーランニングを活かすような形になりましたが、今年は加入した選手の特徴を考えるとこれに加えて(オゼアスはいないですけど)サイドに特化するのかなぁと。もともと左サイドは運動量豊富で何でも高いレベルでこなすファビーニョと縦の槍のように縦に鋭く思い切りの良い鈴木慎吾のコンビはうまくいっていた訳で(狙いが被らなくなった、棲み分けというか)、今年海本幸とリマという右サイドのスペシャリストが加入して、一気に層も質も高まる結果になりました。これがうまく機能すれば、両サイドからアグレッシブな攻撃を作っていけそうです。速い攻撃は十分にJ1のレベルまで達していると思いますし、対戦相手も手を焼いていただけに速攻を特化したスタイルを継続しながらも、主体的にうまくサイドを使って攻撃していくという形を模索していく形になるのかなと言う感じがしています。
そうなるとどこまで失点を減らすためのバランスを取っていくのかと言うこと気になります。去年チームバランスが良くなったのは攻撃陣の機能性が高まり、失点をカバーするだけの数字を残せたことがあるわけですが、守備だけを見てみると総失点58は少ない数字ではない訳で、これを削っていかないといけないのかなぁと。今年に関してみれば、サイドバックを上げたり、ワイドアタッカーが高い位置を獲ると言うことになると自陣にスペースを空けることにもなる訳で、そこをカバーしてリスクを減らさなければならない。その辺のマネジメントという部分でどう調整していくかがポイントになりそうですね。抑制し過ぎと単発になりがちだし、かといってサイドバックを上げすぎるのもまた怖い、舵取り役であり、カバーする役割を担うであろう山口や桑原には結構タフなタスクをこなしてもらわざるを得ない状態になりそうです(で具体的にどうすれば失点数が減るかと言われると難しい、チームバランスを揺るがすことになるので、チームの方針とずれてしまう 苦笑)
まあそんなアルビですが、やっぱり一番楽しみなのは反町監督です。好きなんですよ、現役の時から(笑)ただ監督としても非常に優秀で今まで積み上げてきたものをJ1でと言う形になったときに、相対的なものを良くわかっていたのか、キャンプでチームにビハインドメンタリティを植え付けて終盤の強さを付けさせたことがびったりとはまり、多数の逆転勝ちをもたらしたことなどを例にとっても非常によくやっているなぁと。ただ毎年誰かしら主力を抜かれてなんとかやりくりしていかないといけない状態に追い込まれていて、最初からいつも足りない戦力をなんとかやりくりしていく事で(選手起用だけでなく、それに応じた戦術運用)何とかチームを回していくと言う感じもありました(一昨年は鈴木慎吾・寺川が抜けるがJ2優勝、しかし昇格した去年はエース・マルクスを金銭的事情により延長出来ず、しかし残留)ただ今年はリーグ全体を見たらそこまで豪華ではないモノの去年の戦力をほぼ残し、そこに個の上積みが出来ただけにどのようなチームにしてくるのか、嫌がおうにも期待は高まります。もちろんスタンスを変えたりしてしまうと難しいことになってしまいがちですが、現有戦力を見極めてどのようなチームにするのか楽しみです。

・対策
まあ2ndでやられたことは余り気にしていないのですが(モチベーション的な問題やチームとしてテストに入っていたので)カウンターをケアしながら、ゴール前をいかに崩してゴールを獲るかと言うことなのかなぁと。その負けた試合は見事にその逆でしたが(マツのオーバーラップ→ボールカット→センターからのカウンター→マツは戻りきれない→ファビーニョから素さんミドル→ゴラッソ、そして攻撃に置いては崩しきれず敗戦)点を先に先に取るというのが一番良いのかなぁと。先にやられると出ざるを得ない→またカウンター、じゃ洒落にならないですからね。やはり局面で混乱を起こして一カ所を崩していくというところからズレを作り出すというのが効果的なのかなぁと。水際で粘るというのが非常に印象に残っていますが、まあそれは崩す云々の問題ではないので。で今年良くなりそうなサイドですが、左に関してはあくまでもファビーニョが優先順位としては先、彼の方がゴールに近い位置で危険な仕事をするので、鈴木慎吾の予想を超えるプレーも怖いですが、あれは予想出来ないので(笑)右に関してはまだどうなるのかわからないですが、縦のコンビがうまくいくと嫌だなぁと。海本幸は運動量、リマは精度を要注意と言うことになりそうですが、まあまずきっちりと中を、そして上げさせないと言うことを徹底することがいいのかなぁと。まあ先手先手、そして終わるまで気を許さないと言うことが必要なのかなぁと。

と言うことで本当に今年は面白そうだし、また波乱を起こしたりするのかなぁと思うと楽しみな訳ですが、今年は魔の昇格2年目と言うことで、着実に勝ち点を積み上げて降格回避ラインを目標にするのが現実的なのかも知れませんね。それ以上を狙うのならやはり58という失点数を削りながらも攻撃力を落とさないチームバランスというのを模索していく必要も出てくるでしょう。というより守備をもう少し良くしないと、攻撃陣は水物ですし、また事態が逼迫する可能性もあるだけにその辺は課題なのかも知れませんね(ちょっと逼迫して欲しいなぁという気持ちもあったり、そこで反さんがどうするのかを見たいし)でも地に足がついている強化方針、熱狂的なサポーター、ワールドカップのスタジアム、そしてマジカルな監督と着実に前に進んできたアルビなだけに、今年降格で一歩後退は避けたいところです。

*と言うことでアルビレックス側な方々からのご指摘・御指南・つっこみ・感想・反論等々、コメント欄やトラックバックにてお待ちしております。毎回書いてるけど、それ以外の方々からも募集してます。えーと、今までものすごい放置気味だった「僕の読書記録」ってはてなで書いてた書評ブログをちょっとリニューアルして、日常の事も書くことにしました。目次の下に書いていきますので、スクロールスクロール。ということで「僕の読書+日常記録」って事でそちらもよろしくです、他愛もないですが(続くかどうかさえわかんないし、実はこっちで精一杯って感じ)→「はてなダイアリー 僕の読書+日常記録

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