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February 16, 2005

2005J.League 傾向と対策 -エスパルス-

さて、ちょっと間が空いてしまいましたが「傾向と対策」です。今日は古豪という冠名がしっくり来てしまっているエスパルスです。今年は去年の低迷を長期的視野で打破するべく、生え抜きの監督健太を迎え、そして新人獲得にも非常に精力的に出たオフシーズンでしたが、シーズンを戦う上での準備の方はどうなのでしょう?それではスタート。

・移籍動向
【IN】
長谷川健太(新監督)
移籍加入:ロジェーリオ(アトレチコ・パラナエンセ/ブラジル)チェ・テウク(仁川/韓国)佐藤由紀彦(→Fマリノス)山西尊裕(←ジュビロ)高木和道(←ヴィッセル/R復帰)西部洋平(←レッズ/R→完全)
新人獲得:鈴木真司、枝村匠馬(エスパY)兵働昭博(筑波大)岩下敬輔(鹿児島実業高)平岡康裕(清水商業高)財津俊一郎(東海大五高)岡崎慎司(滝川二高)青山直晃(前橋商業高)
【移籍・退団】
石崎信宏(退任/前監督/フロンターレHC?)
真田雅則(→引退)アラウージョ(→ガンバ)戸田和幸(→ヴェルディ)池田昇平(→サンフレ/R)鶴田達也、鈴木隼人、山崎光太郎(→共にヴァンフォーレ)高林佑樹、阿部文一郎(→共にサガン/阿部はR)

さて、上にも書いたとおり目を引くのは8人もの新人選手の獲得です。もちろん他にもユース代表の杉山浩太など非常に若くて有望な選手が多い訳で、この選手達を育てて行こうという姿勢がよく見えます。さて即戦力という意味では、サイドアタッカーの獲得に動いて佐藤由紀彦とチェ・テウクを獲得し、その考えはほぼ叶えられたと言っても過言ではないでしょう。新人を育てる以外のチームの考えとしては、良かった頃のサイドアタックをもう一度復活させて挽回していきたいのかなぁと。CFWにストロングヘッダーのチョ・ジェジンがいる事をきっちりと据えた上でのこの移籍の動きは非常に意図が見えて良いのかなぁと。守備に置いては外国人選手の補強で元々いる優秀な選手と組み合わせて安定性を考えているのか、ロジェーリオを獲得。池田も抜けるし、良い穴埋めなのかなぁと。
放出の方では去年海外から戻ってきた戸田が優勝を狙うという部分で不安を感じヴェルディに、チーム得点王でもあるアラウージョがガンバに移籍したと言うことでまあ±0ぐらいの感じでしょうか。
個人的にオフェンシブユーティリティープレーヤーのチェ・テウクの獲得は非常に大きいのかなぁと。前にニュースの所で書きましたが、彼のような韓国代表選手を取ることはある意味大久保や石川と言ったようなスターを取るのと同じような効果が期待出来るぐらいの力の持ち主だと言うこと。ましてやトップにいるチョ・ジェジンとのコンビもオリンピック代表で確立されていただけにホットラインとしての期待は非常に大きいのかなぁと。どこでも出来るのも魅力ですし、抜群のスピードは日本でも大活躍できるポテンシャルを秘めていると思います。
このオフの動きとしては低迷していた時期には感じなかったチームの明確な意図というのが非常によく見えているだけに、後は現場がこの意図をきっちり見据えてチームを組み上げていけるかと言うところにポイントが移るのかなぁと。

・傾向

2005 S-Pulse Member
4-4-2              4-2-3-1
    チョ 久保山             チョ
チェ         佐藤由   チェ   平松    太田
   伊東   杉山         伊東   杉山
山西          市川  山西          市川
 ロジェーリオ 森岡      ロジェーリオ 斉藤
      西部                西部
FW:北嶋秀朗、前田高孝、岡崎慎司、鈴木真司、財津俊一郎
MF:沢登正朗、吉田康弘、高木純平、鶴見智美、高林佑樹、兵働昭博、枝村匠馬
DF:高木和道、和田拓三、村松潤、平岡康裕、青山直晃、岩下敬輔
GK:黒川貴矢、山本海人

まあポテンシャルの高さは言うまでもないのですが、それが余りうまく回らないから成績が出ないのかなぁと。人事でゴタゴタすることも多く、去年若手育成を主に考えた事でアントニョーニ監督を呼んだモノの石崎氏との確執(?)などもあって結局半年で退任と継続出来ないところが去年の混乱の元だったみたいで。で今年はS級ほやほやで生え抜きの長谷川健太氏を新監督に据え、今度こそと言う思いは感じる部分があります。しかし正直どこまで期待できるのか、どれだけ手腕があるのかは未知数なだけに、刺激という部分を期待したギャンブルという感じが大きいのかなぁと。ただそれだけエスパルス自体が停滞し燻っていただけに刺激を求めていたというのはわかる気がします。後はどれだけその刺激がポジティブなモノで成果が上がるかと言う部分なのですが。
ただ方向性としては書いたとおり強かった時への原点回帰、サイドアタック、安定した守備、4バックというのを打ち出してその方向に進んでいこうと監督自身も考えているようで、後はどこまで整備し、チームに秩序をもたらせるかという部分になると思います。攻撃に置いてはサイドに二人を配してオーバーラップを基盤にしたサイドアタックを特化していき、トップのストライカーにボールを入れていく。サイドに関しては、前は移籍してきたユキヒコをチェ・テウクがプライオリティは高いでしょうが、抜群のスピードを持つ太田も含めて非常に面白そうだし、後は後ろと組み合わせて良い形と言う部分を求めていくのかなぁと。サイドが機能すれば決定力に関してはチョ・ジェジンは去年加入時からある程度示せている部分もあるだけに、その機会をどれだけ増やせるかというのが今年のエスパの攻撃においてのバロメーターとなりそうですね。
どこかに頼れる場所さえ作れれば、それをうまく使っていくために仕事の出来る選手達は揃っているし、チームに置いての秩序というのが少しずつ出来るのではないかという感じがしなくもない感じあるのかなぁと。守備に関しても外国人はわからないですが、安定させることはさほど難しくないと感じるだけに、心理的な要素がうまくいけばおのずと安定してくるのかも。元々能力のある選手達だけど、何をして良いのか、何を狙っていくのかと言うのが定まっていなければ、どうしてもチームはバラバラになりがちだし、そういう部分で今までのエスパはおかしな部分もあったのかなぁと。去年1stステージにジュビロ・Fマリと好調を維持していたクラブから勝ち点をもぎ取った部分を考えたとき、あのときは前に前にとボールに対してプレッシャーを掛けて、取ったらアラウージョのチャンスメイクを信じて選手達がフリーランニングを爆発させるといった形は非常に驚異的でした。しかしそれが継続出来なかったのはその後はまた違う方向にチームが向いてしまったからだし、その辺はチームとしての姿勢というのを明確にしていくと言うのが今シーズン一番重要なポイントになってくるのではないでしょうか。新監督にとっては試行錯誤中のようですが、信念を持つという意味では非常にタフなシーズンとなりそうです。

・対策
外目から見ると、やっぱり上昇してくる気配がなければそんなに注意すべきと言う感じはないですよね。僕の頭には非常に2ndのヴェルディ戦が頭にあって、中央をがっつんがっつんパスで回されて、アプローチに行こうと穴を空けるとそこに走り込まれて失点を繰り返すといったのが頭に残っています。まああれをやれと言われたら難しいでしょうから、どこかにボールを納めて引きつけてバランスを崩れるのを促すような形は効くのかなぁと。良くなるであろうサイドアタックを中心とした攻撃に関しては、運動量を保ってどんどんフリーランニングをして相手を引っ張ればサイドアタックの効果を薄めることは出来ると思いますし、中の選手をきっちりと捕まえて強いけどきっちりと体を当てて十分な体制でフィニッシュに持ち込ませないという当たり前のことやっていく。もちろんその前段階でやらせないことが一番ですが。選手の特徴を理解し、一番の特徴をケアしながらやっていくというのが必要になってくるのではないでしょうか。

個人的にかなり今年のエスパに対しては注目も期待もしています。新人監督の力というのもそうですし、どこまで信念を貫けるのか、そしてチームは好転するのかなど、気になる要素がたくさんあります。ポイントはサイドの縦のコンビがどこまで整理されるかどうかに掛かってくる気がしますが、右のユキヒコ-市川ラインはどんどんオーバーラップを仕掛ける、左のチェ-山西ラインはジュビロ仕込みの前を向きやすいパスをチェに入れてあげるなどそのような細かな組み合わせの妙というのがうまくいったら結構どこも苦労しそうな気もしています。まあうまくいかなかったら今度は本格的に下が見えてきてしまうだろうし、その辺は素直に楽しみです(今は苦労してるみたいですから、-っぽいですが・・・・)

*と言うことでエスパ側の方々からのご指摘、御指南、感想、つっこみなどなどコメント欄・トラックバックにてお待ちしてます。もちろんそれ以外の方からもお待ちしています。明日はA3やると思います。更新しなかったらEWETにはまってるとでも思ってください(笑)と言うことで今日はここまでです。

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