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February 01, 2005

2005J.League 傾向と対策 -サンフレッチェ-

と言うことで今日は順番的にサンフレッチェですね。まあなんて言うか情報がね、少ないのよ。サンフレ系のブログもJ.B.Antennaには少ないし・・・・・・。まあいいや。今年は3カ年計画の3年目で意欲も感じるオフの動き、飛躍を誓うサンフレです。

・移籍動向
【IN】
移籍加入:ジニーニョ(←サン・カエターノ/ブラジル)ガウボン(←パラナ・クラブ/ブラジル)ジョルジーニョ(←グランパス)佐藤寿人(←ベガルタ)盛田剛平(←アルディージャ/R→完全)池田昇平(→エスパ/R)茂原岳人(→レイソル)上野秀章(←サンガ)
新人獲得:前田俊介、高柳一誠、森脇良太、桑田慎一郎、佐藤昭大(サンフレY)西川翔吾(広島修道大)中尾真那(京都・桃山高)入船和真(鵬翔高)
【OUT】
上村健一(→セレッソR?→ヴェルディ)桑原裕義(→アルビ/R→完全)林卓人(→コンサ)中山元気(→コンサ)リカルド(→サンガ)大久保裕樹(→サンガ/R)外池大亮(→モンテ)高木和正(→モンテ)松浦宏治(→ベガルタ)佐藤一樹(→横浜FC)河野淳吾(→横浜FC)松下裕樹(→アビスパ)川原正治(→サガン)八田康介(→サガン)西村秀樹(→未確定)

多いですな、非常に。まあ最強ユースから大量5人の昇格もあるし、出場機会に恵まれない選手達を外に出して日の目を見せてあげたいという親心もあるようで、16人を加入させて15人が広島を離れるという事になりました。ユース昇格以外にも独自の路線での選手獲得で新人を獲り(というかもう既にトップデビュー済みの前俊や西河、ユース代表の高柳は既定路線にしても)なんと言っても珍しいとも言うべき外からの有力選手獲得。外人は別にしても、ここまでは自前で育て外に持って行かれるという供給側だったのですが、今年はJ2ベガルタで20得点の佐藤寿人、オリンピック代表候補の池田昇平などを引っ張ってきて、外国人獲得でもジニーニョとガウボンは相当期待出来るとのことだし(まあやってみないとわかりませんが)子犬(グランパス)も引っ張ってくるなど、今年は優勝争いに絡むんだという強い意志が感じられる精力的なオフの動きでした。フロント曰く「『補充』ではなく『補強』が出来た」とのこと。

・傾向

2005 Sanfrecce Member
3-4-3              4-4-2
      ガウボン          佐藤  ガウボン
   森崎浩  佐藤寿     森崎浩      李漢宰
服部           駒野     ベット  森崎和
    ベット  森崎和    服部           駒野
  池田 ジニーニョ 小村    ジニーニョ  小村
       下田               下田
FW:茂木弘人、前田俊介、盛田剛平、ジョルジーニョ、大木勉、田中俊也、田村祐基
MF:高萩洋二郎、高柳一誠、木村龍朗、青山敏弘、桑田真一郎、茂原岳人
DF:吉弘充志、西河翔吾、吉田恵、森脇良太、入船和真、中尾真那
GK:上野秀章、佐藤昭大

本当に数多いですね、まあA契約ではない選手も多いですがそれにしても若い、本当に。今年は特に大幅な入れ替えもあったから余計若く感じるのですが、才能集団という部分での10代の選手もそうですが、レギュラー(まだわからないけど僕選出だと)でもアテネ世代が4~5人とFC東京みたいですね。基本的に中盤のクオリティは高くて、自分たちのやり方を持っているクラブですが、なかなか勝ちきれないと言うのが課題としてあるようで、その時に問われるのが個の力と言うことで、今年佐藤寿人や新外国人選手となったようです。自分たちのメソッドとして中盤でボールをきっちりとポゼッションして縦へのポストマンへの楔から、そこからのサイドや中央を崩していくと言うのを意識を高く持っていると言うこともあって攻撃の核はやはりポストプレーヤーとなるでしょう。去年は足元が非常に長けていたチアゴを加入しましたが怪我もあって活躍は出来ず、頭数はいるにもかかわらずアルディージャから盛田を獲ってきたことを見ても小野監督が非常に重視しているポイントなのかも知れませんね。と言うことで今年はガウボンにその起点となるポストワーク、質の高いサイドアタッカーのクロスにおける脅威となることに期待が掛かるのかなぁと。彼の活躍がチームの浮沈の鍵なのかも知れません。これに小野監督曰く「強力な個を止める存在」として獲ってきた高さもスピードもあると言われているジニーニョ、去年前に後ろに活躍したベットとセンターラインが安定すればチームの骨子としてはより安定するのかなぁと。しかしやはり去年からの課題も残る部分もあります。簡単にまとめると、
・硬直した展開を打破するクラックの不在
・明確なストロングポイントがない
・より強い勝利への渇望・こだわりが余り感じられない
と言う部分を感じました。まず一つ目ですが、去年は展開を掴みながら押し込みながら決めきることが出来なかったこと(それで沢山の引き分け)はクラックというかエースのような存在がいなかったというのが大きいのかなぁと思うのですが、今年はそれを打破するために佐藤寿人を獲って、その役割を担って欲しいとチームは思っているのかも知れませんね。佐藤寿人が「クラック」となり、硬直した展開を自ら打開する事が出来ればチームに置いては一番足りない部分を補える訳で、チームに置いて切り札となる大きな力になるのではないでしょうか。
で二つ目ですが、チームとしての選手達の技術の高さを活かしたパスサッカーを一番の売り物にしていると思うのですが、それが他のチームにとって怖いモノになり得ているかどうかという部分と考えるとどうなのかなとは思う部分があります。パスサッカーで一番の脅威と言ったらズレを生じさせられてスペースを作られること。回すだけでなく、明確な意図を持ってやっていくことが今の特徴をチームのストロングポイントにしていく事になるのかなぁと。脅威を感じさせるという部分は相手に対して抑止となるのはレッズを見ても明らかなわけでそういう怖さというのを持ちたいところなのかなぁと。
三つ目はまあ僕が受けた印象に過ぎないのですが、結構淡泊な印象を受けたからな訳ですが、サポが応援拒否をしたときにチームが一変したのを見てからそれをスタンダードにしたらもっと怖いチームになるのかなぁと感じたからです。まあまだチームが若いのとそういうキャラクターの選手がいないから伝わりにくいだけなのかも知れませんが、それこそ中核である森崎ツインズや駒野と言った選手が引っ張っていく意識を持たないと根幹は変わらない、その部分での意識改革を必要となるのではないでしょうか。もちろんこれ以外にも優勝争いに加わるには個のレベルアップによるチームの底上げは必須なのではないでしょうか。

・対策
基本的にはやはり中盤で主導権を握らせない(スペースを与えない、楽にプレーさせない)、ポストマンへの徹底的なきついアプローチによるポストワークの阻止が攻撃を分断するポイントかも知れませんね。ポストをさせなければ必然的に一番怖い飛び出しという部分の脅威を軽減出来るので、そうすれば佐藤寿人の怖さもある程度は軽減出来るのかなぁと。逆に中盤で自チームが主導権を握れば必然的にアウトサイドが下がる部分もありますし、そうすれば一つの攻撃パターンを封じることにもなるのであくまでも主戦場は中盤となるのかなぁと。逆に中盤に自由にやられてしまうと、イイボールも出てくるしベットや森崎浩、そして両アウトサイドもどんどん前に出てくるので、かなり危険な香りを感じることになりそうですしね。ジニーニョのフィットにもよりますが、スピードへの対応は不安を感じさせる部分もありますし、どんどん仕掛けていくと言うことは局面打開として大きな可能性がありそうです。

個人的にサンフレッチェは今年の戦力としてどのポジションも比較的人材は揃っていて足りないのは経験と勝ちきる力強さだと思っています。後はその戦力の潜在能力を小野監督が引き出していくのか、3ヶ年計画の神髄はそこにあるのかなぁと。それが出来れば当分はクラブは上位で優勝争いが出来るだけの戦力を抱えつつあるのだから。このまま中位に埋もれるのか、ここからまた一歩ずつ前に進むのかはチーム全体に問われる部分であり、監督だけでなく選手にとっても3ヶ年計画の真価が問われるシーズンとなりそうです。

*と言うことでまたサンフレ側の方々からのコメント・トラックバックお待ちしております。多分突っこみ所満載と思うので(苦笑)よろしくお願いします。昨日と同じくフォメは僕の創造です、特に右側は。
skcookさんが東からJの分析を始められた様で、ものすごいスピードで進んでいます。まあ間違いなくskcookさんの方が早く終わりそうなので僕も参考にさせてもらいます(笑)僕は多分2月いっぱい掛かると思いますので、とりあえず気長に見守ってやってください。ということで今日はここまでです。明日はシリア戦だからこっちは一時休止の予定・・・・。

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Comments

弊サイトをわざわざ紹介していただいてありがとうございます。
私の文章なんてまとまってなくて、「分析」というより「紹介」に過ぎませんから。
私の覚え書きとして、出入りのまとめという感じで見てもらえれば幸いです。

Posted by: skcook | February 01, 2005 at 11:16 PM

いやいや、僕も紹介頂いてますし、これやるのも結構大変ですし(苦笑)でも的確なので参考になります。僕も本当はもっとまとまった文章が書けると良いんですが、なかなか・・・・。

これからもよろしくです。

Posted by: いた | February 01, 2005 at 11:29 PM

いつもながら、素晴らしい分析ですね。
今後も、楽しみです。
僭越ながら、先日の、浩二の移籍がらみのコラムも、非常に優れていると思いました。

Posted by: そーた | February 02, 2005 at 02:05 PM

いやぁ。お褒め頂き素直に嬉しいです。でも余り期待しないでお待ち頂けたらと(笑)詰め切れていない部分も多いですし、外側からの視点ですからつっこみ所も多いみたいで(苦笑)まあマイペースでこれからも頑張ろうと思ってます。

中田浩二の問題は正直自分でも書いててわからない部分がまだあるんです、と言うより内面が見えてこない部分があるんで。結局クラブは選手の海外志向の前に泣き寝入りするしかないのかなぁと、そこに代理人が絡んできたら契約延長はほぼ不可能ですし。現状で年俸を大幅に上げるというのは経営面では難しいわけで・・・。本格化している今こそ何か考えなきゃいけないのでしょうけど、正直対策は今は見えてこないんでなんかわだかまりが残ってます、今でも。

実感がこもっているとしたら明日は我が身だからかも知れませんね(苦笑)またよろしくお願いします。

Posted by: いた | February 02, 2005 at 05:34 PM

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Tracked on February 05, 2005 at 10:35 AM

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