« 様々に絡み合う今日のニュース雑感。 | Main | 中田浩二移籍問題。 »

January 27, 2005

限界@U-20 Qatar International Tournament Final 日本vs韓国

とりあえず速報と言うまでのこともないのですが、netでぶつぎりながらも見れたので一応。ちょっと乱文というかあれてますが、その辺ご理解を。

日本完敗、準優勝に終わる/カタール国際(ニッカン)

Qatar International U-21 Friendly Tournament
日本 0-3 韓国
Korea.R:No.18ハンド臭い?、パク・キュソン(No.10)×2(今大会9ゴール)

日本スタメン:GK西川DF水本、柳楽、小林、中村北斗、MF吉弘、本田、水野(→兵藤)苔口、FWカレン(→辻尾)、豊田(→平山)

失点はほぼミス絡み、でもそこをきっちりと決める力は凄い、集中力かな?日本も決定機は少し作れた訳で、カレンがGKと1vs1になったシーンが一つ、本田がテクニックでDFを振ってのクロスボールを豊田が合わせたシーン(オフサイド、並んでるように見えたけど)、そして右からのクロスをフリーで走り込んだ兵藤のクリーンヘッド+詰め・・・・。全部決めてりゃ同点だった。でもチャンスの数で考えるとこれくらいの点差は妥当だし結果も妥当なのかなぁと思いました。

得点経過は1点目は右からのクロスボールに対してDFと被って飛び出したモノの触れなかった西川を超えてファーの選手がヘッドで折り返し、18に詰められて(ハンドじゃ・・・)失点。2失点目も右を突破されてクロス、クリア出来る体制で日本の4番(柳楽?)がクリアミスっていうか空振り、そこを抜け目なく拾ったパク・キュソンに押し込まれて失点、3失点目は又クリアミス、繋がれて左にフリーマンを作られその流れからまたパク・キュソンとまあ失点はほぼミス絡みと言っていいと思います。このチームはミスからの失点が減らないなぁ・・・、そしてそれで下を向いちゃう。プレーが消極的になりビハインドを背負ってるチームの動きじゃないし、すぐに狙いのない長いボールで攻撃を放棄する、相変わらず声が出ている感じもないし、うーん。進化していると思ったんだけどそうでもなかった?

もちろん相変わらず下の世代の韓国強い。フィジカル的な強さもあるけど、まずよく走るし、サポートも豊富。玉際は必ず体で行ってボールを保持し、取ったらワイドに、ペナには二人、基本的なことをきっちりと正確にそして速くということが非常に良くできていた。そこに個による積極的な局面打開というのだから個の力で負けていて、唯一のやり方であるフォアチェックの追っかけ回しが機能しなければ劣勢劣勢また劣勢になるのもしょうがない。日本は前からフォアチェックというコンセプトなんでしょうが、後ろが連動しないので組織として成り立たず、攻撃に関してはほぼノープラン。楔云々の前に全体の運動量が低く、受け手が前線の二人しかいないこともざらで押し上げも遅いからサポートもいない状態になってしまった。後ろに貼り付けられたこともあって腰が引けてしまったのがありありと見て取れ、と言うより韓国のプレスにびびって繋げずトヨタの頭とカレンのランニングに丸投げで攻撃の型も何もなかったし、ボールを運べても細かいパスの間にミスが出て奪われるといった感じで力の差が出たかなぁというだけの試合でした。

もちろん1試合の結果に憂慮してはいけないし(連戦でコンディションが落ちてたかも知れないし、勝つよりテストを優先したようなので)、ここまでテストをしながら準優勝という結果を残した事は評価出来ると思う。でも実力上位のチーム(韓国ははっきり言って2段階ぐらい上)に対して倒してやるという意欲も感じなかったし、失点したら下を向く、戦う姿勢が見えない、フィジカルコンタクトを避けて足先だけでプレーしようとする(結果体を寄せられて奪われる)、負けてるチームが勝ってるチームを押し込めない、と格下のチームが格上のチームに勝てる要素が一個もなかったし、内容もかなりお粗末(というよりアジアユースの時と変わらないリスク回避のクリアをなんとかみたいな可能性の薄いサッカー)と正直落胆してしまった。まあここまでスコアシートやメディアの戦評を読んで期待が高まっていただけに反動なのかもしれません。でもこの試合は悪いけど、良い経験ではなくチームにトラウマを残すだけの悪い経験に過ぎない。選手達はかなわないと思うぐらいひどい負け方をしてしまった、手も足も出ないというのがこの試合の印象だったと思う。ましてや挽回出来なかったことを考えたら、テスト重視の親善トーナメントとはいえ傷は残ると思う。これから日本の選手達は極端にミスを怖れる傾向になるかも知れない。これは指導してる側の性だと思う。もちろん自らの力のなさが招いたことなので仕方ないことだし乗り越えなきゃいけないことなんでしょうけど。

ここからは僕が思うこと。監督ならもっとシビアにリスクを背負ってでも選手達にチャレンジさせなければこの世代の監督はつとまらない。監督にも勇気と覚悟が必要だと思う。DFを頑張らせるだけが監督の仕事じゃない。攻撃に置いてもっと繋がせる、前向きなチャレンジをさせる、チャレンジのミスはいいんだから。チャレンジしないで勝っても意味はない。カレンはDFで貢献してるからスタメン?何点取ったの?結局監督がそういうところでしかモノを見てないから育たない。正直今回は見ていて凄い腹が立った。攻撃に置いては全くと言っていいほど課題が改善されていない。それは指導力の限界を示しているモノだと思う。進化の後も改善の意欲も何も見えない。新しい選手が入って確かに競争は増えた。それに関して期待もしてた。しかしそれとは別問題。この世代に置いては結果以前にしなければならないことがある。この世代では結果以上に大事なモノがあると言うことを見失っていると感じる。ユースレベルではやるべき仕事ではないと感じました(断言)

ちょっと書きっぱなしは無責任なので書き足し。別に長いボールを使った攻撃が悪いと言うわけではありません。それをやるためにきちんと下準備をこのチームはやっていますか?と言うことが気になるのです。それを中心に使うのなら監督はそれを意識させてますかってことも気になる。精度のあるボールがきっちりと飛んで、平山(or豊田)が勝って2トップのもう一人が拾えるという前提で都合よく考えている様にしか考えられない。無責任な長いボールを蹴りっぱなしにしているだけで攻撃パターンの構築にはほど遠いと言う部分が大熊監督のチームには見て取れる部分が多すぎるのです。相手のアプローチに焦らされて無責任な狙いの薄いボールではオープンな競り合いになることが多くなり、それに打ち勝つためのフィジカルも絶対的な高さもポストマンにはないため落下点も読めないから、片一方のFWも拾えない。結局現段階では相手にボールを献上するだけの可能性の薄い攻撃でしかないのです。

だとしたらこのコンセプトをうまく使うためには何が必要なのか、一般的な長いボールを使うための準備段階としてまず前提にあるのはセカンドボールをいかに支配するのか、そのためにはサポートする選手との距離感を出来るだけ狭めて拾えるだけの距離に常に選手がいることが前提としてないと支配率を高めることには繋がらない。そのためには前線との距離を詰める時間が必要になり、ボールを飛ばすまで時間も作らなければならない。そういう前準備をなしに蹴ってばっかりいるから攻撃が繋がらないのです。ある意味絶対的なポストマンがいなくても長いボールの有効性は去年のCS第1戦で証明済みな訳でセカンドボールを拾うための重要性を理解していないのは精度云々以前の問題であり、チームのコンセプトの問題だというのに放置し続ける監督というのはもう限界だと見られても仕方ないのでは?と思うのです。

有名な例ではアイルランド代表にナイアル・クインがいたときにビハインドを背負ってパワープレーに出る形が一番わかりやすいのかなぁと思うのですが、ボールを飛ばすときは必ずクインはアタッキング・サードに入り、その周辺には選手が拾えるように詰めていて、狙う選手は必ず裏への飛び出す準備をしているし、競る時点で動き出す。飛ばすまでにバックラインでボールを繋いで環境が整うまで時間を作り、サイドから飛ばすと言うことを約束づけて競りやすい形で競る方のことを考えて長いボールを飛ばしている。そこまでの裏付けがあってうまくいっている事を理解しなければならない。やるのは構わない、やるのならきっちりとその効力だけでなくそのための準備のために必要な事、そしてその後のことまで考えてやらせることが必要だと思う。底が浅く、浅はかという印象を受けざるを得ない。

で何でこの年代で長いボールを飛ばすことが余り良くないのかというと、フィジカル的な負担度が高すぎるからです。今のチームの流れはフォアチェック→かわされて押し込まれる→前線との距離が空く→ボール奪取でポストマンに飛ばす→距離を詰めるために押し上げる→しかし繋げない→最初に戻る、と走りっぱなしでどうしてもフィジカル的な要素が高すぎるのです。しかもこれを続けていくとどうしても前線との距離を詰めるスピードも落ちてサポートに入れなくなったり、フォアチェックも連動出来なくなったりとチームががたがたになっていくのが昨日のゲームにも見て取れた。どこかにこのチームにおける絶対的にボールが落ち着く、または奪えるという確信がなければ薄い可能性のために走りっぱなしになってしまうと言う大きな穴が空いているように見えるのです。

そうなると可能性のある技術の高い選手だったり、才能のある選手もどうしてもその能力を発揮できないし、発揮する前に消耗して発揮する状態の時には既に苦しい状態に陥ってミスを多発、と言うことになってしまい、走れる選手や戦術的従順度の高い選手が重用されることになりがちで、本当なら選手育成のためにあるチームなのにそれすら機能しないという事態になっていると思うからです。グループリーグ後の試合で本田選手に対しての監督のコメントに「もっと前に出て行って攻撃に絡める回数を増やせ」みたいなニュアンスのコメントを出していましたが、チームに整合性のない状態でよくそんなことが言えると今更ながらに憤慨しています。

まあこういう意味でこの指導者が日本のエリート達を率いる能力に欠けると思うのです。まあ結果が出ている以上早急にとは言いませんが、育成方針の見直しはやはり急務なのではないでしょうか。

とにかく技術委員会の人員の刷新、指導方針の見直し、もちろん(オリンピック代表も含めてユースの)指導実績を持つ(外国人)監督の招聘(ハン・ベルガーとか)、サテライトシステムの見直しと育成システムの再考など本気で取り組まないと先は暗いようにしか思えない。1戦だけの評価じゃない、アジアユースから継続して(いや、前の世代も含めて)思うことです。ということでとりあえずレポートと雑感でした。乱文失礼。

追記:)なんとまぁ、あの試合で韓国はフルではなかったとの話、確かにヴェルディのイ・カンジンとかFC東京にいたオー・ジャンウンがいなかったのは何となくわかったけど、知らなかった!ってことはもっと強いのか・・・・、更に絶望。ということで「++蹴球++JAPAN blog」さんに出てたので張っておきます。相変わらず速い!→「速報!カタール国際決勝は韓国に完敗(涙)

|

« 様々に絡み合う今日のニュース雑感。 | Main | 中田浩二移籍問題。 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77106/2711996

Listed below are links to weblogs that reference 限界@U-20 Qatar International Tournament Final 日本vs韓国:

» 宮崎キャンプ [カーマに気紛れ]
U-20宮崎キャンプのメンバーが発表されました。 森本と本田や増田(豊田と渡邊圭二も?)はクラブ優先ということで参加せず。 梶山や増嶋、中山、渡邊千真は怪我... [Read More]

Tracked on February 12, 2005 at 03:36 AM

« 様々に絡み合う今日のニュース雑感。 | Main | 中田浩二移籍問題。 »