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January 28, 2005

中田浩二移籍問題。

えーと中田浩二のマルセイユ移籍問題ですが、一応中田浩二側が契約延長を拒否し、また鹿島側はマルセイユ側が提示した低額の移籍金の受け取りを拒否したため、契約満了によりフリーの立場でマルセイユへの完全移籍(移籍じゃなくて契約か・・・、フリーだから)と言うことで決着しました。

この問題は非常にナイーブな問題だったり、浪花節的なクラブへの情、そして代理人の差し金だなど人によって(もちろん見る側の角度もあるし)様々な見方がありますが、個人的にはルールはルール、確かに鹿島に非はないけどマルセイユにも非はないわけで、まあ誰かが悪者になるような移籍ではないのかなぁと(もちろん全てが言い訳ではないし、十分な問題定義になったわけでこれだけ波及効果もあったわけですが)ただあったのはそれぞれの立場での見識の相違とルールの違いだったと言うことなのでしょう。

まず整理しておかなければならないのは、この移籍の流れと言うことで簡単にまとめてみました。

練習に行った時点では契約延長に口答での合意はあったからマルセイユに練習に行かせた→でも現実的にマルセイユはテストのつもりで移籍交渉が始まった時点で中田浩二の残りの契約期間は1ヶ月程度しかなかった→マルセイユは国際的なルールに則り残り契約期間に見合った(いや、便宜上ということで0で獲れるところを少しだが礼を尽くす形で)移籍金を提示→鹿島としてはJの移籍係数ぐらいの移籍金に比べるまでもなく低額だったので合意に至らず→鹿島は契約期間が終わってからのフリーでの移籍か、契約延長の選択を選手側に提示→しかし選手本人の希望としては移籍だったので、そのため契約延長をすることを拒否→フリーでの移籍と言うことで鹿島が渋々納得する形で今回の移籍が成立。

まあ確かに「契約期間が残っていれば」「国内の(Jの移籍規約が適用する)移籍だとしたら」この額での合意はあり得ないし、足元見てるとしか言いようがないわけですが、これは国際間移籍でありまた契約期間が残っていなかったと言うのが事実なだけもう仕方がないとしか言いようがないのかなぁと。これは鹿島としては残念ながら見識が甘く、また選手の意図を感じきれなかった(騙されたとも)事によって痛手を被ってしまったのかなぁと。

まあ本当なら代理人との交渉の中で口答の約束があったと言うことなので、うまいことやられたというのも確かにある。でも口約束の破棄なんていくらでもあるし(信頼関係云々は別にしてね)マルセイユに行かせると打診があった時点で移籍の可能性があると言うことを見越して、契約延長しておくべきだったし、させるべきだった。ましてやヨーロッパでの放映権バブルがはじけて完全移籍による交渉が少なくなってきて、レンタルやフリーでの移籍が増えていることを考えたら契約延長は自衛の一つなのだと言うのは大きなスタンダードとなりつつあった事を意識しなければならなかったのかなぁと。

まあ鹿島としては今まで選手を信じて経営をしてきたし、選手を大切にしてきたという自負もあるだろうから、このような裏切り行為と言うことに対して免疫がなかったのだろうと思われる。都合良く自分たちの思ったとおりに進むと思いすぎていた節もあるし、それだけ選手を信頼してきたというの事なのだろう。そういう意味では窓口役としての代理人とのコミュニケートが非常に少なかった事が悔やまれる。鹿島もどちらか(小笠原か中田浩二)の移籍を容認する動きもあったわけでそういう意味では選手との意志がすれ違っていたために起きたのではないでしょうか(鹿島としてはクラブ間での交渉で移籍させる事を考えていた、しかし中田浩二は代理人を介してクラブと交渉する事を選んだ)

ただ事実として海外に行きたい選手にとっての複数年延長は選手が契約してくれない事が多いのも事実。それはやはり選手が海外でのプレーを望み、そのためにはどうしても契約期間が伸びることによってその移籍交渉に足かせが付いてしまうと言う事を認識しているからかも知れない。事実、人ごとではなくマリノスも中澤との複数年契約を提示しても突っぱねられて半年間という非常にリスキーな契約を結ぶことになり、次にマーケットが開く夏には、いくら「契約延長を前提にした」という口約束があったとしても、今回のような形で移籍する可能性は拭えない。そういう意味でも海外よりもJでプレーする魅力を感じてもらい選手に契約延長してもらうしか現時点では自衛の手段としてはないのが現状でもある。

様々なルールに関してはまだまだ不見識なのでよくわからないけれど、J全体で国際間移籍に対してルールのすりあわせという部分も必要になってくるし、このようなケースでJのクラブがこのような形で損失を被らないためにもきっちりと自衛のために動かなければならないのは明らかだと思う。ずるいって声高に叫んだところで有能な選手には手が伸びてくるのが移籍マーケットなのだから、後になって騒がないためにもきっちりと準備して欲しい。何よりも全体でJの魅力アップのための努力を惜しまず、選手達が積極的にここでプレーしたいと思わせるような形を作っていければと思います。そして出すときは気持ちよく応援出来る様な形で成立して欲しいモノです。

すいません、結局結論がイマイチまとまらないわ。と言うことで今日はここまでです。

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