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January 30, 2005

変化の兆し@親善試合 vsカザフスタン

とりあえずと言ったらおかしいですが、ようやく国内組のポテンシャルを発揮した試合となりましたね。まあこれくらい出来て当たり前という感じもしますが、マツが入ってチームに変化が生まれたのかなぁと思うと雨の中見に行った甲斐はあったかなぁと(頂き物なので偉そうなことは言えませんが)カザフがものすごいやる気を感じないぐらいの悪コンディションだったとしても。まあ簡単にレポートです(簡単に出来ないのが僕のデフォルト)

日本 4-0 カザフスタン@横浜国際
Japan:5'&60'玉ちゃん 11'松田直樹代表初ゴール! 20'アレックス

スタメン:GK川口能活、DF田中誠(→坪井慶介)、松田直樹、中澤佑二(Cap)MF福西崇史(→阿部勇樹)遠藤保仁(→藤田俊哉)加地亮、アレックス、小笠原満男FW鈴木隆行(→大黒将志)、玉ちゃん(→本山雅志)

簡単に試合経過、試合開始直後から前線からフォアチェックを掛けて相手のコンディションが悪いと悟ったのか、非常に積極的に掛かっていく日本は前半5分右サイドの加地からからのクロスのリフレクションを小笠原がそのまま中にロブを入れ、鈴木が競った後ろから走り込んできた玉ちゃんがハンド臭かったけど巧みにボールをコントロールしきっちりとコースに決めて先制。その後もゆったりとした流れの中で、ゲームを支配すると今度はアレックスのCKから、ニアで中澤が競ったボールが後ろに流れて松田の所に流れてコントロールして力の抜けたシュートをきっちりと枠に飛ばして追加点。その後も押し込みながら攻勢に出る日本は右サイドからのFKからアレックスの蹴ったボールは前に入ってきた中澤・福西についていたDFとGKが被った形になりそのまま直接決まって3点目。その後多少押し込まれるモノの決定的なピンチには至らず、前半は3-0で終わる。

後半阿部が福西に代わって投入、前半よりも動きの良くなった日本は、人がよく動くようになりボールの流れも良くなり、少ないタッチ数でのプレーが目立つようになる。そしてタイミングを伺いながらビルドアップする形から阿部→小笠原と縦に繋がると、玉ちゃんへのスルーパスが見事に通り玉ちゃんが落ち着いて決めて4点目、その後も今までを考えると非常に積極的にゲームを進め、交代もあったりとテストマッチらしい試合をして4-0の快勝となりました。

と言うことで楽勝だったのですが、相手が相手だし・・・・。でもこの試合はいつもの試合展開よりも非常にフレキシブルな試合を展開出来たのかなぁと。原因は間違いなくラインコントロールがあったこと、簡単にバックせずにラインを保ちながら守ったことだったのかなぁと。この試合も多少あったのですが、押し込まれて低い位置でボールを奪った後のボールの運び方が非常に拙いのでなかなか攻撃に繋がらないことがよくわかりました。しかしこの試合はある程度引きすぎないでゲームを対応していたこともあって、きっちりと攻撃の準備というのが出来たことで攻撃回数は増えたのかなぁと。またそのラインの維持もあって積極的なフォアチェックが前へ前への形で連動したこともあってうまく奪えている部分も見えたし、この一つの変化がまた一つの形を提示出来たのかなぁと。守り方に関しては余りサンプルケースがなかったのでよくわからなかった部分もありますが、松田のリベロっぷりはこのチームでもフィットするんだなぁと実感。行くとき行かないとき、カバーにはいるときなどうまくやれていたし、ポジショニングやコーチングなども非常に積極的にやっていただけに十分のクオリティを証明出来たのかなぁと。裏を取られるというリスクもこの試合に関して言えばほとんど0に近かっただけにうまくいってたと思うし、攻撃面での善循環を考えたら、もう少し見てみたいと思わせる出来でした。カウンターへのケアという部分がもう少し色々な局面になったときに見てみたい部分ですね。

攻撃に置いては色々と不安も報じられていたのでどうなるのかなぁと思っていたのですが、ダイレクトプレーでの崩しやポストワークという共通意識が見えた部分もあったし、遠藤がうまく散らして攻撃をリードしていたこともあってかなりのびのびとプレー出来ていたのかなぁと。特に右サイドの加地は出色の出来、序盤はキレのある縦への突破で見せ、攻撃が機能し出すとタイミングの良いフリーランニングでサイドを突破するなどここのところで掴んだ何かがあるのかも知れませんね。なんだかFC東京の加地みたいでした。他にも鈴木と玉ちゃんの2トップの距離感とダイレクトプレーだったり(with小笠原)小笠原がJで見せているような落ち着いたプレービジョンを発揮したことと鋭いプレースキックなど、いままで何でこれが出来なかったんだと問いつめたいぐらいの出来でした。まあ相手のレベルであり、自チームの状況だったりという部分があるのでしょうが。

ただまだまだよくしていかなければならない部分もあるのかなぁと。序盤から受けに来る選手の少なく、またボールを受けるという意欲が低かったこともあってなかなかうまくボールを動かすことが出来なかったことや、ポストワークへのサポートなど、ボールがないところでの動きや量というのはもっとやらなければならない点なのかなぁと。受け手が少ないから低い位置でのドリブルなんてし出す人もいるし、攻撃も遅くなる。また孤立無援というのも結構よく見られただけにその辺はもっと相手のコンディションが良ければボールを奪われていたと考えたら、全てがOKと言えるモノではなかったのかも。

とにかく後はとりあえず選手評。
川口能活(ジュビロ)→目立ったシーンはひとつぐらい?あのルーズへの飛び出しはらしかった。

田中誠(ジュビロ)→普通。オーバーラップも適度に見せたりと普通の出来、マツの扱いが慣れてる感じもした。

松田直樹(Fマリノス)→面白かった。ジーコに何か言われた後は位置を下げてスイーパーみたいな形になるけど時間と共にポジションが上がってフラットな形になる(笑)ハーフタイム後もそうなってて確信。多少ボールサイドにより過ぎる形もかいま見れたけど良い出来、ライン設定もあれくらいがちょうど良いし、オフサイドトラップではなくあくまでもアプローチやカバーを優先した形できっちりと締めた、ファール多いのと、余計な審判へのアクションが気になるけど、まあデフォルトだしなぁ・・・。ただオーバーラップは言葉通り封印、一度いけそうなときでも裁いて自重と大人になってた(笑)とにかく初ゴールおめ。もう一試合高いレベルの試合で見てみたい。パススピードと精度は気を付けて。

中澤佑二(Fマリノス)→普通の出来、安定してるし、守備に関してはほぼパーフェクト。セットの時は今日はおとり。マツのパスがぶれて大忙しだった印象あり(笑)2点目のCKに繋がったセカンドアクションに繋げる前に出てのヘッドは素晴らしいプレーだった。あれくらい押し上げてればああいうプレーも出てくる証明だと思う。

福西崇史(ジュビロ)→普通とはいえないかな?少し運動量が低いのとボールを受ける意欲が欲しかった。ボールは回っていただけにサポートという部分では・・・・。まあコンディションかな?セットの時は迫力満点、ダイビングヘッド惜しかった。

遠藤保仁(ガンバ)→大人のプレー、基本的にコンビを組む相手を立てるような渋い仕事を黙々とこなしながらパスを引き出して散らす役目をよくこなした。リスキーなプレーもなく、良い仕事。序盤にエンジンを掛けて欲しいところだったけどね。でももっと自己主張してガンバでやってるプレーが見たいかも。守備に関してはもう少しシビアにやりたいところ。

加地亮(FC東京)→上に書いたとおり出色の出来。タイミングの良いフリーランニングは日本の武器となりつつある。クロスボールの精度はもう少しだけど、後半中に切れ込むプレーの時は打っちゃっても良い。もっと積極的にフィニッシュの意識を持っても?一番キレてたプレーヤー。なんかスーパードリブラーに変身したシーンとか驚いた(笑)DFに関してはまあそれなり。あそこでファールするのは良くないけど、よく走ってたしなんか板に付いてきた感じ。

アレックス(レッズ)→アシスト、ゴールとあったけど今日一番出来の悪いプレーヤーかも。何よりも判断が遅い、低い位置でのドリブルはやめましょうよ。しかもリスキーな抜き方で・・・・。ボールを失う数も見ていた限りは一番多かったし、うーんって出来。加地の出来の良さはアレックスの出来の悪さを引き立たせたのかも・・・・。あの「川上直子」ドリブル成功してないよ・・・・。抜けないなら早めのクロスでも良いし。DFに関しても精神的ブレもあってかファール多い、無駄。しっかり。

小笠原満男(鹿島)→ようやく本領発揮、憎たらしいほどの落ち着きと広い視野、そして柔らかいパスと鋭いプレースキック、アイデアも良かった。序盤存在感がなかったのが良くないけど、徐々に存在感も見せたし後はゴール含めて高い位置(バイタル)でのプレー、そしてボールを呼び込む動きを増やしたい。足元でもらうだけじゃもったいない。やっぱりあの鋭いCKは素晴らしい、生で見ると鳥肌モノ。これを最低限のラインとしてコンスタントに力を発揮することを頑張って欲しい。

鈴木隆行(鹿島)→玉ちゃんとのコンビは良い!高原よりよっぽどあってる。なんか役割が逆の時の方がうまくいってた感じがしなくもないけど、結構今日はゴールに向かうプレーも多かったし、きっとゴールマイレージを溜めてるもんだと解釈(笑)ミスを減らしたいところ。打てるところは打って良いんだよ?

玉ちゃん(レイソル)→強烈アピールって感じでしょうか。動き出しの速さ、決定力、ダイレクトプレー、ドリブルワークなど今日はどれをとっても質の高いモノを見せて2ゴールは立派。シュートアテンプトを増やしても良いかも知れない。是非スタメンで。

阿部勇樹(ジェフ)→祝・代表初キャップ!落ち着いてたね、FKも一本蹴ったし、物怖じしなくなったのかも?それにしても今日の代表に足りなかったものをもたらしたのは阿部っちかも知れない。というのはダイナミズム、ジェフで見せてたようなタイミングを計ってフィニッシュに絡む意識の高さというのをこのチームでも見せた(ヤットのサポートあっての事だろうけど)チームに流動性をもたらした。ミスも少なかったし、良い経験となったのでは?もっとやらせてあげたい。ただもっとシビアなDFはこれからの課題(これもヤットと同じ)

大黒将志(ガンバ)→祝・代表初キャップ。まあチームが凪に入った状態でもあったから持ち味を出すには至らなかったにしても、速い動き出しなど片鱗は見せた(言い過ぎ?)まあちょっと短すぎたかな?

坪井慶介(レッズ)藤田俊哉(ジュビロ)本山雅志(鹿島)→プレータイム少なかった。

と言うことでとりあえず存在価値の証明はある程度出来たのかなぁと思います。国内組だけのチームでは一番良いパフォーマンスだったと思いますし。ただ、これを続けていくことが大事だし、プライオリティを変えていくためにはまだ足りない部分もあると思う。個いう試合を続けて信頼を積み上げることが何よりも大事なだけにこれからも良いパフォーマンスを見せていって欲しいところ。スパーリング相手としては正直物足りなかったし、何とも言えないけどぬるい試合をしなかったという意味でこの一年で進化はあるのだと思うし、このチームに競争原理をもたらすのはサブなのだから。と言うことで長いですが今日はここまで。

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