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January 26, 2005

2005 Fマリノス傾向と対策 その2

と言う事で昨日の続きです。昨日は前年度に培った苦い経験をオフシーズンの選手動向に活かして、さぁ今年こそアジアとJを両立しながら二つのタイトルを追い求めるためにこの戦力でチームに置いて何をしていくべきか、と言う事を考えてみたいと思います。

・来期の布陣、新しいFマリノス・スタイルの構築。
去年の開幕当初、一番出来の悪かった試合と思える1stStageジェフ戦、岡田監督は選手に謝り、試合後の会見でも「船体のバランスを考えず帆ばかりを大きくしてしまった」というコメントをし、机上の上で強いと思われて組まれたチームは、オシムメソッドに基づき非常に鍛えられ、洗練されたジェフに0-3の完敗を喫しました。もちろん去年のチームがチームとして構築されておらず、またコンディションも下降気味だった事もあって完全に屈した試合だったのですが、そんな経験をしてもなお、やはり今年こその大きな帆をたなびかせて大きな目標に向かって戦いたいモノです。やはり優勝したとはいえ去年のパフォーマンスが決して高かったとは言い難い部分もあるだけに、今年は勝つ事もさることながらFマリノスの強さを証明するチームとなって欲しいなぁと考えていたりします。

それでは来期の布陣について考えてみたいと思います。まずは去年のスタイルを継承したモノから、現実的にあるかなぁと思う部分を。

2005 F.Marinos System Variation
(1)Ver.2004          (2)Ver.2003
3-4-1-2             4-2-2-2
    坂田  安           安  久保
       奥           奥       山瀬
 動虎         隼磨     那須  遠藤
    上野   中西     動虎         隼磨
  河合  松田  中澤      松田  中澤
      榎本達            榎本達

と言う事でまずは今までやっていたスタイルを踏襲してのスタンダードな今までのスタイルですが、3バックに関しては盤石、サブの選手にしても戦い方がわかっているスタイルだし、入る選手によってチームの色も変わって戦い方にも変化が付きやすいだけに、もし明日試合!と言われたら一番採用する可能性の高いスタイルだと思います。まあ近いところにA3も控えているので、とりあえずはテスト共に基盤作りという意味ではこのやり方を踏んでいく気がします。どちらかと言えば前後の距離が空きがちなんですが、その分を中盤の機動力で補い、坂田や安の特性を活かしながら前で動いてゴール前のスペースを空けたりと割と攻撃に置いても結構機能するのかなぁと。また何よりも守備の安定が見込める点では一番信頼度の高いスタイルなのかなぁと。相手の攻撃の核は中西がケアしながら後ろのDFラインと共につぶして、対人能力に優れる3バックは相手に突破を許さない強さと速さがある、それを助ける中盤のアプローチにしても手法が固まっているなど、守備に置いてはやはり一番でしょうね。5バック気味になりがちなところもありますが、その辺は前で時間を作ることや中盤を落ち着かせてバランスを整えるなどすれば平気かなぁと。負担は掛かってしまいますが、サイドのドゥトラ・ハユマは運動量が豊富ですし。まあ今年もこれが基盤となるスタイルなのかなぁと思います。

で4バックの方はまあ一昨年やってた感じに並べてみましたが、何よりも肝は遠藤の攻撃参加によるアクセント、そしてサイドアタックです。本当なら山瀬の位置には佐藤由紀彦がいたのですが、まあ移籍してしまったのでここには怪我から復帰が期待される山瀬を入れてみました。サイドバックのオーバーラップ、そしてそのオーバーラップを促すOMF、中で決めるフィニッシャーという意味では非常に楽しみな部分でもあり、去年は多少サイドはなりを潜めた感もあるので期待したい部分でもあります。しかしマリノスが4バックをやると多少バランスが心配な部分もあります。那須がアンカーとして中盤の危険なスペースをケアしないといけないところで松田のオーバーラップが発動してしまうと、さすがに中盤に大きなスペースが空いて後手に回ってしまったり、数的不利を被る危険性をはらんでいるのかなぁと。2003年は右サイドバックには柳が入っており、ドゥトラを基本的には高い位置に押し上げてやり、カウンターを受けたときには変則の3バックで対応するような感じだったのですが、さすがハユマにそれをやらせるとなる彼の色が出なくなるだけに、4バックをやるにはこれから多少の調整や試運転が必要になりそうです。しかし山瀬が入って変化の出せる選手が二人になり、飛び出せる選手も二人になったと言う事は二人が連動していけば非常に楽しみなスタイルなのは間違いありませんし、期待も高まっちゃいます。

2005 F.Marinos System Variation
(3)2004 Start Ver.     (4)ACL Offensive
4-3-1-2           3-3-1-3
   久保   安            大島
      山瀬         アデ○     安
  奥  上野  中西          奥
動虎         隼磨  動虎   那須   隼磨
   中澤  松田        栗原 松田 中澤
      榎本達            榎本達

で次はちょっとないかなぁと思うけど、ちょっとあるかもって感じのモノを。で先ほど話題にも出しましたが、去年の序盤日韓代表コンビの破壊力を出そうとして、採用したスタイル。前線の運動量が低いと言う事で去年はトップ下に清水を入れて、中盤と前線を繋ぐ役目を任したのですが、3人の中盤のコンディションが非常に悪く、一番避けたかった攻守が分断してしまう状態に陥ってしまいました。結局その後この形は採用される事はありませんでしたが、戦力層も厚くなりこのスタイルで新しいマリノスの形を追求していくのも悪くないかなぁと。このスタイルをやっている代表的なクラブはミランですが、まずは相手の整っていないところを突くカウンターが重視されている事が言えると思います。前の3人で相手を崩しゴールまで獲ってしまう、時間が掛かったときに始めてピルロ(中盤の底)を起点にボールを散らせて、攻めに掛かるという部分があるわけです。かなり選手の並びは攻撃的に思われますが、3人のボランチ的な動きを出来る選手の役割分担がしっかりしていて、散らし役・潰し役・そしてオールラウンダーと言う感じではありますが、その前にまずきっちりと守備もこなしていく事が基盤にあるからこそ、バランスが整うのかなぁと。マリノスもミランのような感じに出来る素養も人材も揃っていると思うし、今年もう一度チャレンジする価値はあると思います。ましてや非常に運動量があって機動力に優れる山瀬が入って結構見てみたい形かも知れません。

でACLのバージョンは単純です。基本的にバランスなんて考える必要は強豪と当たるときだけで良い、わかりやすい形にして結果を出しやすくしていく事が必要なのかなぁと。前に独力突破の期待出来る人材、そして高さのある人材を置いて前の脅威を増やして、そこを起点にどんどん押し上げて次から次へと仕掛けてどんどんゴールを奪うことにプライオリティを置く事がいいのかなぁと。後ろに関しては前から前から行って後は個の強さで相手をつぶして、また攻撃に繋げる。去年得失点差で悔しさを味わっているだけに時には貪欲にバランスは二の次でもゴールを取りに行くというのを明確に出すような布陣が良いのかなぁと。ある意味1点取られる間に5点取るみたいな吹っ切れた姿勢で臨めるスタイルって感じもありなのかなぁと思ったりしています。

まあシステムは正直どんなモノを選択しようと、何よりも重視しなければならないのはその時その時にチームがどんな状態というのを把握して、最大限のパフォーマンスを示していくという事が必要だと思いますし、チームに求められる役割をさぼらずにきっちりとこなしていく事が必要になるのかなぁと。それが出来なければどんなに素晴らしいシステムも機能する事はないし、その逆も十分にあり得る。だからこそ選手達が勝つためにすべき事というのをきっちりとやってほしいです。

・望むべき成果を得るためにこれから必要な事。
一番重要な事ですね。まずは去年素晴らしかった部分であるチームのいける意志の強さと個々の判断力の高さの継続です。マリノスの選手達は非常に責任感も強く、個々の判断でチームのために何が必要なのか何をすべきかと言う事を考え、動く事が出来るというのが最大の強みであると思っているのですが、今年はそれが出来る選手達がもっと増えて欲しいし、それがきっちりと浸透しチームが一丸となって戦っていく事は今年も大切になってくるのではないでしょうか。これは本当に継続してやっていく必要があるし、もっとサブの選手やバックアップの選手にも浸透させて欲しいなぁと。

そして自分が出るときに最大のパフォーマンスが出来るコンディション調整、そして精神的なモチベーションの維持というのを個人でも頑張って欲しいし、チームとしても全力でケアしていってほしいです。去年の2ndStageの失速にしても、序盤のきついスケジュールのしわ寄せから来たわけですし、その反省を今年活かしたいですね。やっぱり良いパフォーマンスをシーズン通して継続してやっていかなければならなければ、今年に望むべき成果を得る事が出来ないというのは誰もがわかってる事なのだと思いますし。

そしてもちろんどの選手も意欲を持ってこのシーズンを過ごして欲しいなぁと。この状況に満足することなく高いモチベーションを持って戦う事が必要になるのかなぁと。めちゃくちゃきついスケジュールですが、やはりモチベーションが消えたら本当に一気に失速するだろうし、沢山の妥協も出てきてしまうと思う。だからこそ一人一人が目標や野心を持ちながらこのシーズンを良い物にしようとする意欲が必要になってくると思います。それがチームには競争となってチームの力を更に高める事に繋がると思いますし。

と言う事で長々とやってきましたが、今年は去年よりレギュレーション的にも苦しくなるし、もちろんACLで来期決勝トーナメントに進めばまた長い距離の遠征を伴う事になって又スケジュール的にも苦しくなる事が予想されるわけです。そう考えるとやっぱり苦しいシーズンが待っている気もするし、思いもしないアクシデントも襲ってくると思う。それでもきっとこのチームはそんな苦難を超えていくだけの力もあると思うし、その力をもっと高めていけば可能性はどんどん広がると思うので、今年も意欲的にシーズンを過ごしていって欲しいと思うばかりです。ましてやいきなりドゥトラが手を骨折?なんて話も出て、早くも今年のFマリにとっては試練のスタートとなるわけで真の総合力を試されるわけですし・・・・。僕も出来るだけスタジアムに行ってその選手達を応援出来たらと思います。それにしても楽しみだったり、怖かったり・・・・。と言う事で今日はここまでです。

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Comments

ACL Ver.一人足らないっす。

で、オレも3Top見てみたい。大島がどこまで通用するかですね。
でも、やっぱり無難に3-5-2なんだろうなぁ。

Posted by: diego | January 26, 2005 at 11:39 AM

お恥ずかしい、ドゥトラと隼磨の間に那須を入れていたつもりだったのですが(苦笑)修正しておきました。

3top楽しそうですよね。出所もたくさんあるし。きっと将軍様も雰囲気に飲まれて沢山上がりますから、めちゃくちゃ前掛かりになりそうですけど(笑)個人的には大島きっとやってくれる気が・・・・。ダメだったらそれこそディンダンとかパレルモ取るかも知れないですけど(笑)

Posted by: いた | January 26, 2005 at 12:34 PM

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