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December 23, 2004

2005の歓喜のために -2004 F.Marinos Play Back Part 1-

今日は今シーズンのFマリを振り返りながら、来シーズンへの課題などを模索していこうかなぁと。本当なら優勝したし、別にそんなことはしなくても良いのですが、やっぱりこういうのも必要かなぁと。でそれを浮き上がらせたところで来期への事を考えてみようかなぁと。もちろん良いこともあったし悪いこともあるのがシーズンですが、その中でそれを放っておかないで少しでも修正していくことでもっと上に行けることもあるかなぁと思っているので。じゃあ早速。

2003シーズンの大きな成果をさらに昇華させ、アジア制覇とリーグでは勝ち点60、得点55失点30という数字をノルマとしてシーズンに望みました。オフにはジェフから戦力外通告されたユーティリティDF中西永輔、そして2003年に非常に優勝に貢献したマルキーニョスとの契約延長を断念しエスパから韓国代表のエースFW安貞桓などを獲得し、2連覇に意欲を見せてシーズンに突入しました。しかし、シーズン一ヶ月前の2月からA3、そしてACLとコンディションも整えきれないまま、いきなり厳しい実践の場からシーズンに入っていきました。また代表に久保や奥、中澤と言った選手を持っていかれ、オリンピック代表には那須・坂田を選出されたことで非常に厳しいやりくりを強いられ王者の責務とはいえ岡ちゃんには頭の痛いシーズン突入となりました。その中で成績を残したり残さなかったりとしたのですが、一番印象に残っているのはやはりA3初戦の城南一和戦。マリノス好きならずとも注目した日韓代表2Topお披露目となったのですが、その試合では序盤に一度可能性は示したモノのそのあとは城南のキムチパワープレッシングに押されに押され、メンバーも揃っていないことも相まって、03の完敗。一抹の不安を覚えるスタートとなりました。その後立て直して上海の2チームを連続して撃破するものの、ゲームをしながらシーズンを戦う体を作るどころか、非常に疲労度を溜める様な大会になりました。

そして日本に帰ってきてJ開幕まで2週間、ゼロックスをはさみ、十分にチームの状況すら整えれないまま、開幕戦でホーム横浜国際に後のチャンピオンシップ対戦相手のレッズを迎えました。そこで岡ちゃんは胸に秘めていたステップアップのための新システムがお披露目になりました(4-3-1-2、GK榎本達、DFハユマ、中澤、松田、ドゥトラ、MF遠藤、中西、奥、清水FW安、久保)しかし、安の個人技でのゴールはあったものの、中盤で攻守に連動してほしい奥・遠藤のコンディション不良のためか、全体の距離が開き攻守に連動性を欠き、どうもうまくいかずに終盤エメルソンの巧みなシュートに沈んでドロースタート、そしてその状況は改善されずFマリ第一のターニングポイントを迎えることになりました。第2節ジェフ戦。浸透したオシムメソッドの前に攻守に崩壊、アンドラにボールを供給することすらままならず、運動量溢れるジェフに中盤を引っかき回されて、釣り出され、前に出てもジェフの強烈なアプローチと切り替えの速さに圧倒されての完敗・・・・。原因としてはもちろんコンディションもあったのですが、それ以前に相手に全てを封じられた部分で付け焼き刃的な詰めの甘さを暴かれたと言ったところでした。冷たい雨と共に現実の前に打ちのめされた一戦となりました。しかしここから現実的な軌道修正と共にマリは少しずつ上昇の気配を見せていくことになります。やはりこの試合の意味は大きかったです、後から考えてみても。

ナビスコを挟み息の入ったマリは、まだまだ本調子とは言えないモノのセレッソをセット2発で沈め、切り替えて望んだACLの大一番、ライバル城南を三ツ沢に迎えました。しかしこの試合では信じられない出来事が・・・・。安とジローというセレッソ戦とは真逆のターンオーバー2トップで望んだのですが、そのコンビが素敵なパス交換から安のコントロールシュートで先制し、A3のリベンジもいける?って思ってた所でまだやはりまだ本物の強さとはなっていない不安を覗かせる。A3で苦しんだ強烈プレッシングにまたもはまってしまい、前線のブラジルコンビの強烈な個に脅かされる状態が続いてしまう。そして大きなミスが生まれ、後半もそこまで挽回するには至らず逆転負け(思い出しても詳細を書くのさえ腹立たしい・・・・)1-2とアジア制覇に向けては暗雲が立ちこめてしまう。原因はやはり改善されないOMFのコンディション、攻撃構築が今までにもまして長いボールに頼らざる得ず、まだまだ常勝チームの強さというモノを確信出来るモノは何一つありませんでした。

しかしここからJではやっとこさ、内容の伴うゲームがちらほら出始める。昇格組のアルビに力の差を見せつけ、トリニータにはラインコントロールの餌食となり、敗戦濃厚まで追い込まれるが、去年急成長した坂田が重要なゴールを決めると、ガンバ戦では審判のジャッジに苦しめられるモノの前半怒濤の久保・坂田の破壊力で撃破、そして韓国にリベンジを決意を秘めて渡りました。そしてここでターニングポイント2つ目。ACL第4節vs城南一和(Away、GKエノタツ、DF栗原、松田、河合、MF那須、柳、ドゥトラ、奥、ハユマ、FW久保、坂田)ものすごいアウェーの中でガンバ戦で肩を負傷した中澤抜きと本当につらい状況の中、やはりあの強烈なプレッシングで超劣勢を強いられていましたが、我慢に我慢を重ねた今シーズン組み合わせ的にもぶっつけでやっていなかった3バックでのDFライン、そして必殺のセットプレーで河合が虎の子の一点をとり、今シーズン一番の激闘を制して、チームは一気に自信を取り戻した感がありました。戦術レベル、技術レベルを超える何かをここで掴んだのは大きかった。それは勝負根性であり、勝負所を見極める目をと言うのもここでチームに浸透したのかなぁと。とにかくこの価値は非常に大きかった(この先の結果を考えるとね)

ここから代表チームの活動もあってナビスコはさみながらチームはまたも息を入れる事が出来て、そしてここまでフル回転だった選手達もリフレッシュ出来たことで、自信とコンディション両輪の揃ったFマリノスが戻ってきました。再開後は東京勢を何とか(色々な味方を付けて)ダブルで撃破し、エスパは前の試合でジュビロに土を付けたと言うことで非常に勢いがあったのですが、土俵際で何とか持ちこたえまたも勝ち点1を拾う。そしてジュビロとの首位攻防戦、まったく失敗というモノを学ばないGKの愚行を除いては素晴らしい出来、もちろん首位のジュビロも強く、一方的とは行かないモノの勝負強さも見せてセットプレーでジュビロを沈め、高まりつつあった逆転優勝への道のりが大きく開くことが出来ました。

しかしこの本当の上昇気流に乗ったマリノスではありましたが、アジアでは予想外の出来事に沈んでしまいました。劇的な勝利で勝ち点をタイに戻したモノの、城南の15点という想像を超える得点差に最後には泣きを見ることになってしまいました。しかし、この屈辱はリーグに反映させることが出来て、奥という攻撃におけるキーマンが怪我で離脱し、久保というエースが代表で疲労しフル回転出来ない中でも力を発揮し勝ち星を確実に勝ち点3を確保していきます。非常に心配されたトップ下のポジションは上野が穴を埋めてゴールまで決めてくれる存在感を見せ、そしてここまでフィットしきれず本当の力というモノを発揮しきれなかった安が次々と重要なゴールを決めていったことは新戦力の様な活躍でチームに新しい勢いを与えた。そして追いつめて逆転し、ラストの鹿島戦。プレッシャーの掛かる中で相手の力を完全に受け止めて、後半復活奥の投入から必殺の安ゴール!そして1-0で勝ちきる強さを見せて前人未踏の3ステージ連続の制覇となりました。

この前半戦で良かったこと。

・ターニングポイントとなるジェフ戦、アウェーの城南戦が確実にチームにとって素晴らしい経験となっている事。反省や修正、そして急変する状況を即座に理解し受け入れられる柔らかさ、そしてそれに対応出来る選手の柔軟で高い戦術運用能力。
・自分たちのサッカーが出来ないときに我慢して結果を引き寄せる強さを身につけたこと。
・驚きと言うべきハユマの台頭。他にも栗原・河合と言った選手が頭角を現し、「横浜のDF陣の層は厚い」という土台を作った。

悪かったこと

・層が厚いと言ってもコンディションが整わなければ役には立たないということ。そして層の薄いポジションに関してはやりくりで何とかなったモノのこの頃から不安要素は出ていたと言うこと。そんな状況下で去年と同じく怪我人を沢山出してしまったこと。
・やはりキーとなる選手のコンディションに振り回されてしまったこと。1stで言えば、奥と遠藤。
・過密日程、チーム熟成の時間のない中、新たなチーム作りと言う部分では詰めなければいけないことを詰め切れず、絵に描いた餅と言う部分があった。
・A代表、オリンピック代表と選手を引き抜かれたあとのケアが不透明で結局負傷を長引かせてしまったこと(まあマリだけのせいではないけど、フルに使うために一度我慢して「完治」という選択をとっても良かった。

長くなってしまったのでセカンドステージ分は又明日と言うことになりますが、とにかくこの前半戦で良かったことと、悪かったことは沢山出てきました。代表に左右される中、アジア・ナビスコとミッドウィークも休めず、そして怪我人も出てしまうと状況は正直特異なモノだった思いますが(もちろんWC予選、オリンピックと代表のイベントも数多くクラブに無影響というのではなかったし)、来期も同じぐらい過密日程をこなさなければならないと言う意味でこの1stステージでの序盤の試行錯誤は来年に活かして行くべく、しっかりと振り返ってほしいなぁと。ということで続く。

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