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December 06, 2004

勇気の代価@2004 J.League ChampionShip 1stLeg

いやぁ、実に気分がいい。と言うのも内容的に(タスク的に)完璧にチームが一体となって機能して完遂しましたからね。ただまだ半分。本当の勝負はこれからです。

2004 J.League ChampionShip 1stLeg @横浜国際
Fマリ 1-0 レッズ
F.Marinos:河合竜二!

Fマリスタメン(3-5-2):GK榎本達、DF中澤、松田、河合、MF上野、中西、田中隼磨、ドゥトラ、奥、FW坂田、清水
レッズスタメン(3-4-3):GK山岸、DFアルパイ、トゥーリオ、内舘、MF鈴木啓太、長谷部、山田、アレックス、FW永井、エメルソン、田中達也

公式に承認された紙吹雪の余韻漂う中、ものすごい緊張感とともにキックオフ。マリは長いボールをサイドに飛ばして、収まらなくてもきっちりと競ってそのこぼれ球を又攻撃につなげる形を狙っていました。そしていきなりのビッグチャンス、ジローが右サイドで強引にシュートを打つとリフレクションの処理を誤ったトゥーリオのこぼれ球を颯爽と走り込んだ坂田(リニューアル版)がフリーでニアを狙う!しかし山岸を抜いたもののポスト直撃、いきなりの先制点はならず。しかし、ゲームプランは変わらない。集中力を保ってチーム全体の守備意識と共通理解の高さが1つ1つ局面で数的優位を作り、レッズ自慢のアタッカー達に十分な余裕を与えずチャンスを作らせない。ボールを取ったら長いボールを中心に攻撃を組み立てて、相手のプレッシングにもサイドを中心に中盤の選手達の技術と献身的なサポート、そして精神的な落ち着きでかいくぐって攻撃を組み立てる事も出来て凄いいいリズムで試合を進める事が出来ました。

ただそんなリズムの中でゴールチャンスを数多く生み出す事は出来ず(左からのセットプレーのチャンスぐらいかな?)、レッズもマリのロングボールでの攻撃に対応し始めると、ようやく中盤でボールも回り始めて攻撃が流れ出します。しかし、忠実なアプローチと相手の局面打開に対して数的優位を保って守る事、ラインコントロールで一番危険なエメルソンに対してボールが渡る前段階で危機を回避する事をマツダを中心とした守備ブロックがバランスよく選択していった事でチャンスをなかなか作らせない、しかしそんなときにエアポケットが現れる。左からのスローインをアレックスがロングスローで入れると、トゥーリオが競り合いながらぽっかりと空いたセンターにヘッドで落とすと、それに反応した田中達也(いや、予測したと言った方がいいのかも)がフリーになってシュートチャンスが訪れる!しかしかなり絶望的な状況で田中達也をよく見ていた中澤が抜群の危機察知でシュートブロック。それを凌ぐとその後は両チームとも中盤での激しい攻防の末、大きなチャンスは訪れず0-0で折り返す。

後半、左サイドを狙われていた事をケアしたのか、内舘に変えて走れる平川をDFラインに組み込み、山田も低い位置に下がって4バック気味のDFにチェンジする(この辺、微妙かも・・・)その甲斐もあってか、走ってサイドのスペースを突いていた2トップを抑え始めた事でなかなか長いボールでのチャンスも生み出せなくなる。それでもきっちりとした繋ぎながらの攻撃とともに今度は奪ったら、切り替えの速い攻撃に変えていったが、精度の高いプレーを欠いた事もあってシュートチャンスがなかなか作れない。それでも守備の集中は途切れず、DFラインもほぼ完璧な対応で相手にチャンスを作らせず、拮抗した試合展開の中、後半22分奥からのCKを長谷部のマークを振り切った河合がGKの前でフリーでヘッドをたたき込んで、ようやくようやくほしかった先制点を生み出します!これには複線もあったかも?平川が内舘に変わって入った事で河合のマーカーが長谷部に変わっていた事、それに気づいてか河合を狙ったキックを何本か狙っていたドゥトラと奥、そしてそれが実を結んだのかなぁと。これで優位に立ったマリでしたが、反発するかのように一気に今度はレッズがシュートチャンスを作り出す。センターで仕事が出来ずにサイドに流れる事が多くなったエメルソンが角度のないところから虚を突くミドルを狙うとそれがCKに繋がり、連続のCKの中でフリーでこぼれ球を拾った長谷部がフリーでミドルを狙う、GKが前に出た事もあってGKを抜くが上野がヘディングでクリアし、何を凌ぐと落ち着きを取り戻して主導権を握り返すと、うまくいっていたカウンターのチャンスを何度か作り出す。

ブッフバルトは攻撃のてこ入れか、完全に消されていた田中達也に変えて岡野を右サイドに入れて3-5-2にして、サイドが流れ始めた事でようやく相手を下げさせるような迫力が出てくると、局面打開のドリブルも冴え始めてその展開からスルーパスで裏を突く事で堅牢を誇っていたマリDFを揺さぶり始める。しかし最後の所ではきっちりとカバーに入った事もあってやらせず、クロスボールにもきっちりとボールに対して先に反応してクリアと何とか凌ぎきって、そのころには攻撃も時間を使う事にチェンジし、きっちりとほしかった結果を守りきりました。

いやぁ、素晴らしい集中力とチームの意思統一がこの試合のタスクの完遂に繋がったのかなぁと。コミュニケーションも色々なところで密に取っていたし、試合中に色々とやり方を変えながら相手の攻撃の良さを消しながら、攻撃につなげていった事で破壊力抜群のレッズに対してリズムを乗せる事を最後までさせなかった事は本当に素晴らしかったです。もちろんプレビューにも大事な気がすると気迫溢れるディフェンスが後一歩の所での足が出たり、倒れてもボールを奪ってやろうという気持ち溢れるアプローチに繋がったのかなぁと。それが誰一人さぼることなくチーム全体でやった事で局面打開を出来るだけやらせなかった事に繋がって、そして決定的なピンチの数を減らせた事に繋がったのかなぁと。チーム全体の守備意識の勝利だし、意思統一してこのゲームのタスクを完遂した事は素晴らしかったです。

正直リトリートして裏のスペースを消しながらボランチと連動して相手の個の突破に対して迎撃する形を取るのかなぁと思っていたのですが、ラインを上げて中盤をコンパクトにして相手に余裕を与えず、積極的なアプローチで中盤を制圧して、相手のアタッカーに対して危険なポジションでいい状態で持たせる事を許さなかった事が一つ。そしてスペースを狙うエメルソンに対して、河合・松田・中澤できっちりとラインとそろえて押し上げてオフサイドの餌食としたりしてうまく相手の攻撃の意図を削いだのが一つ。そして1vs1に対して必ずと言っていいほど数的優位を保った事が一つ。正直試合開始からこのやり方を見ていて、速いレッズのアタッカーに対して、押し上げてラインを作るDFは非常にリスクを伴うし、正直運動量が落ちて中盤でアプローチが掛からない状態になったら、タイミング良くスルーパス出てきたらラインの裏を取られるのではないかという怖さの中でぶるぶるしていましたが、そこはチーム全体がこの試合に賭ける集中力の高さとその恐怖感にせかされるような危機感がそんな緩さを見せず、勇気あるこの選択は成功を収める事が出来たのかなぁと。もちろん危ないシーンもあったけど、その辺は誰もが危機察知能力をフル回転させてチーム全体でカバーしていたし、本当に素晴らしかったなぁと。正直見てる方はいつそれが起こるのかホントに怖かったのですが、最後まで運動量を維持し続けて戦い続けた事が前半戦リードで折り返せるアドバンテージに繋がったのかなぁと。

レッズに関してはマリの考え抜かれたタスクの前に完全に良さを消せたのかなぁと。長いボールに対してジローと坂田では勝てないけれどプレスも掛けられないし、オフサイドトラップを掛けれるようなボールじゃないからやっぱりケアするために下がらなければならなくなって、前へ前への強さが消せたのが大きかった。前掛かりの強さは前に出るから強い、だからこそその裏のスペースを狙う事でコンパクトに前を狙うサッカーをさせなかったと言う事が大きかったのかなぁと。これでDFラインが危機感を感じた事でラインを上げさせなかったし、それがコンパクトに前にがんがん来るレッズの勢いを削げた理由だったりするのかなぁと。今まで相手の攻撃に対して中盤の開いたスペースをケアし続けていた鈴木啓太の効果も減らして、彼も前ではなく下がりながらの対応を強いる事が出来たし、そういう意味ではホントに「はまった」タスクだったのかなぁと。一番怖かったのはラインの裏を取られる事だったけど、一人一人がドリブル中心に攻撃を仕掛ける事がわかっていたからきっちりとケアも出来たし、田中達也や永井がエメルソンと連動してスペースを作る意図もなかったから、個々がぶつ切りになった状態を感じていた選手達も自信を持ってあれだけのライン設定になったのかも。もう少し何か考えてくるかなぁと思っていたけど、きっとレッズの考えに対してマリが裏を突いてアグレッシブに戦った事がこういう低調な出来になったのかなぁと。

と言う事でタスクが素晴らしかった事を触れましたが、やっぱり一番賞賛したいのは戦い続けた選手達なのはいうまでもない事です。本当によく戦ってくれたし、こんな試合に立ち会えた事が嬉しかったです。そんな選手達の勇気の代価がこの勝ちと言ったところでしょうか。

ただきっとこのまま手を拱いているほど単純じゃないだろうし、今日の出来じゃあ何か修正を加えてくるだろうから、こっちもまたその時々に対応していく事が必要になるかも知れませんね。次戦に向けては又別の機会にしますが、次も同じ事をするのは難しいし、そういう意味ではまた2戦目に向けて、色々な施術が必要なのかも。今日の勝ちによる油断などの精神的な緩みは戦術的な約束事以上に大事な事だと思います。まだ半分!まだ何も得ていないのだから。それとエメルソンに踏まれたエースケ(あれはビデオ裁定あったら出場停止になるんじゃないの?UEFAなら絶対5試合ぐらい出場停止でしょう?意図的じゃない?)やドゥトラが足を痛そうにして足りしてたからその辺のコンディション調整もきっちりとやってほしいなぁと。

まあ本当は色々と覗いたりして、ものすごい言いたい事もあるんですが、気分がいいので気分が悪くなるような事は書きません(苦笑)ただこれも帰り道思ったのですが、今シーズン苦しかったけど、一番苦しかった城南戦があったからこそ、これだけ逞しく戦えたのかなぁとか、去年から又苦しい経験を積み上げてきて重みを感じるようなチームになってきたのかなぁと思ったりしました(河合のヘッドも相まって城南戦とかぶるような感じが・・・・)そんな事考えてたら帰り事故りそうになりましたが(苦笑)とにかく今日は河合がヒーローですが、チーム全員が主役です。さあ後半分!とりあえずリードしただけだから気を抜かずにあと半分!☆三つまでもあと半分!と言う事で今日はここまでw

って極めて冷静にやってみましたが、うれしぃー!!!!本当にナイスゲーム!!!!正直もう興奮が冷めてからと思って時間を空けたけど、緊張がほどけて疲れがぐっと出ました・・・・・。いつも以上に誤字がありそうなのでまた明日修正するかも?でも良かった。1戦目勝ったチームは全部取れてるみたいだし、今日みたいに集中力を持って試合に臨めればきっと次も取れる!とにかく後一つ!ホントによかったぁwと言う事でこんどこそ今日はここまで!

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Comments

緒戦の勝利おめでとうございます。CSに応援するチームが残っているのは羨ましいです(笑)

CS情報は個々で仕入れてるんで更新頑張ってください。僕はACLありの過密日程を一緒に経験したマリノスを応援してます(笑)

Posted by: souno | December 06, 2004 at 09:08 PM

監督と選手の信頼関係が最強の武器なのだと感じさせた試合だった
木村カズシが2002日本のサッカーをみて最終ラインから前線に出したら
一番安全なんですよでもつなげる力
あるやつおるんやからあれやってほしくなかったんよ
って言ってたんですが
やらされてるって感じじゃなくて
完全に選手が理解して戦ってる
と強く感じた
パスのうまさは
はるかに蒼が上回っていた
赤は小野がいたらすごく面白いサッカーできそうだなーと感じた
ラインコントロールで
封じるとは考え付いても
実行に移すところに
したたかさを感じた

笛が鳴って 幕が開いた
するといつもそこは変貌のミステリーだ
見慣れた人生の地平線からは
はみ出してしまう
古い考え理想感情パターンは
通用しなくなる
ある一線をこえるときが
そこまできてる

自分の持っている影響力を
最大に生かすこと
そのえいきょうが
ほかの人に与える
影響をも

Posted by: 和製フリット | December 06, 2004 at 11:50 PM

いやぁ、ありがとうございますw

ただここで情報集めるなんて無謀なのでは?「J.B.Antenna」もあるので、活用してみてはいかがでしょう?

来年も同じハンデを背負って戦いたいモノです、来年は2チームで決勝トーナメント行きたいですね!ホントにあるかわからないけど世界のクラブと戦うJクラブは見てみたいですし。

では自然体で頑張りますw又よろしくお願いしますw

Posted by: いた | December 07, 2004 at 01:21 AM

そうですね、それを何のためにするのかと言う事をわかってやっている事を出来るのかだいぶ違いますよね。シンジがいたらというのは確かにわかりますが、彼を活かすだけのタスクを持ち合わせているのかは微妙かも?

難しい事はわかりませんがこれから何が起こるかはわからないです。そして何も決まっていないという事も。影響力は確かにマツを思うと・・・・。

又よろしくお願いしますw

Posted by: いた | December 07, 2004 at 01:28 AM

J.B.Antenna文字化けして見れないんですよね。ここの展望楽しみにしてます。

Posted by: souno | December 07, 2004 at 02:14 AM

それは失礼しました。僕には対応策を考えるほどの経験も頭もないので(苦笑)ちなみに僕はIEのエンコード・日本語JISで見れてますのでご参考までに。

PVは明日からやるつもりなので、期待なしでよろしくです。期待されると裏切ってしまう人間なので(笑)それでは。

Posted by: いた | December 07, 2004 at 02:37 AM

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