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October 28, 2004

先を期待したくなるサイドアタッカー。

昨日はFWのスピードアタッカーに限定して、注目であり見てみたい選手のこの先についてやってみましたが、今日はアウトサイドの選手達について考えてみたいと思います。現在ジーコの中のプライオリティは左・アレックス、右・加地、バックアップ三浦淳と言う事で固定化され、またその他の可能性を探るようなそぶりがないのですが、このポジションもまだまだやれそうな選手は沢山いるし、純粋に見てみたいという事で少し考えていきたいと思います。もちろん現段階でどちらが上だとかそういうつもりではないですし、アレックス・加地がこの苦しい戦いの中で築き上げてきたコンビネーションや経験というものは尊いものとして確立され始めてきている事もあるのですが、バックアップ含めてやはりこのポジションは再考の余地があるかなぁと言う事も含めて。成績の部分はWEBサッカーマガジン調べです

村井慎二(左サイド・ジェフ市原)今期成績24試合1ゴール5アシスト
かなり期待度の高い左サイドのアタッカー。オシム仕込みの回数が増えても上下動を苦にしない献身的な運動量とスラロームのようなドリブル、そして左足での性格で弾道の綺麗なクロスボールを武器にジェフの左サイドで活躍。何でも高いレベルでこなせて、守備もきっちりとこなす事が出来るバランスのいい選手だなぁと。代表経験がなく、国際経験という部分ではまだ未知数な部分もありますが、慣れていったら活きそうな選手なだけに見てみたいです。

ただまだ難しい部分としては、A代表の中盤のコンダクターとのプレー経験がなく、そう考えるとコンビネーションの部分で未発達なところが懸念ポイント。スペースに走り込んで働ける選手なだけに、コンビネーションは必要不可欠なだけにその辺は経験豊富なアレックスと比べると微妙なところです。こないだの日本選抜戦でもコンビが未成熟という事もあり、それなりに個人の仕掛けやクロスなどでは特徴は発揮していたものの、使われる良さはそんなに出せませんでした。そういう事も考えると使われる良さをどこまで発揮できるかがポイントになりそうです。ただ劣勢に陥る事が多かったジーコジャパンの中でスピード溢れるフリーランニングがカウンターの時に活きてきそうだし、献身的な運動量はこのチームに足りない部分を補うと思うとどうしても不安よりも先に期待をしてしまいます。

山田暢久(右サイド・浦和レッズ)今期成績22試合2ゴール4アシスト
ジーコジャパンにおける前任の右アウトサイドアタッカー。意欲の低さなどで非難の元とされていたり、オマーン戦での発熱や合宿時の抜け出しでの懲罰などで話題になってしまい、その後代表から離れています。しかし、チームの好調とともにキャプテンとして右サイドだけでなく山瀬離脱後はトップ下でもチームを牽引。プレッシングの急先鋒としてチームの守備時には大きな貢献をしたり、永井の守備を補うためのカバーの動きも惜しまず、非常に変わってきた印象があります(レッズでは当たり前なのでしょうが)また元々やっていたというトップ下のポジションでもセンスを発揮し、様々なところで気の利いたプレーを見せ、派手ではないがチームを支える選手として好調の一因となっています。

代表チームではどうしてもバランスに腐心するあまりに個人のパフォーマンスが一気に中途半端になってしまったりして、失格の烙印を押されてしまったのですが、今年はそのアレックスともチームメイトとして何度もやっているところを考えると直っていると考えてもいいのかなぁと。そう考えると今すぐにでも代表に戻ってほしいと思う選手。今期のパフォーマンスはそれに値するに十分なものだし、今レギュラーを掴んでいる加地にもやはりライバルが必要な時期という事と言う事も含めて、そろそろ戻ってほしいなぁと。経験では決して劣っておらず、力も相当あると言う事で、非常に期待したいです。右のアウトサイドは本職である事を考えれば(サイドバックじゃなくて)高いレベルでこなす本当の山田暢久を見てみたい。

山田卓也(右サイド・東京ヴェルディ)今期成績21試合1ゴール1アシスト
何でここに入れるかと言ったら多分タイプ的にジーコジャパンのサイドプレーヤーとして一番はまりそうな予感がするからです。元々右サイドの選手だと思うのですが、何よりも献身的にそして攻撃時にも見せるダイナミックすぎるほどの運動量でピッチ半分をカバーしてしまうぐらいの精力的な動き。もちろんチームカラーを考えてパスでつなぐ事も長けているし守備もハイレベル。ボランチもこなせる事など、どのポジションでもハイレベルでこなせる事に大きな要因があります。まず一つは豊富な運動量で攻撃時には時としてペナルティエリアまで入っていける事、左からのクロスボールにフィニッシャーとして飛び込んでいけるという事を継続的にやっていたエスパルス戦を見てもやはりああいう動きは単調になりがちなジーコジャパンのダイナミズムを生み出せる貴重な選手になれそう。攻撃も非常にパワフルでスペースに走り込んでいけると言う事で機能しそうな気がする。で二つ目は守備力とカバーエリア。1vs1の守備が対面の選手との守備には問われるわけでそれも高い身体能力でこなせるし(サイドバックの経験も多いし)何よりも中に絞ってボランチのような働きが出来るのもかなりのポイントだと思う。アレックスの守備がかなり不安なだけに出来るだけボランチが助け船を出していきたいだけに中のケアが甘くなる事がオマーン戦でもよくありましたが、そんなときに山田が中に絞ってケアしたりとすれば著しくバランスを崩すことなくケアし続ける事が出来るのかなぁと。そういう意味ではトルシエ時代の明神右アウトサイド起用みたいな形かも知れません。そういう意味でユーティリティな力が本当に活用できるポジションとしてのアウトサイド起用というのは妥当かもなぁと。

もう誰もが課題となる部分かも知れませんが、やはり国際経験という意味では厳しいところ。代表の帯同時間はアジアカップもあり長かったものの、試合出場はなく、そういう意味ではコンビネーションもまだ確立されていないという事でそういう意味ではやはり足りない部分は大きい。しかし、チームの雰囲気ややり方などはある程度中から見ている事もあって、わかっている部分は多いし、ジーコの目の中にもいるという事で全く皆無と言う事でもないというのが救いかも。個人的にジーコジャパンの選手達に一番必要な能力は何よりも各自が頭を巡らせ、その時その時に適切な判断をして行動する事だと思っているのですが、だからこそ様々なポジションで色々な仕事をこなしてきた選手がいるだけでかなり変わってきそうだなぁと。サイドも主体的に活性化させるという意味も含めて一番期待。

鈴木慎吾(左サイド・アルビレックス新潟)24試合3得点2アシスト
今期左サイドをこなす日本人選手の中で一番センセーショナルな活躍を見せているアルビレックスの希望の星。京都での経験もあり、アルビの攻撃の切り札として活躍できているのは、チームメイトの彼を活かそうという意識のたまものでもあるのですが、思い切りの良さが生み出すダイナミズムと精度も高くて威力のあるキックは魅力。何かを起こす力には期待したい。反町監督のやったメンタリティの改革は彼にも十分効果が波及しており、その辺では凄い楽しみな存在。守備負担や経験不足などを考えるとジーコジャパンで活躍できるかというと疑問な部分もありますが、こういう選手が活躍できるようなチームになると代表もおもしろくなりそうな予感。守備力という部分では正直あまり期待できず、押し込まれてしまうとあまり持ち味を発揮できないという事を考えると今はまだ時期尚早とも言えますが、何かを生み出せる選手として経験を積ませてあげたい選手。

石川直宏(右サイド・FC東京)今期成績12試合0ゴール2アシスト
今期は怪我が多く、オリンピックの影響などもあって本来の力を発揮できていないですが、サイドアタックを標榜するFC東京の象徴とも言えるスピードスター。縦に抜けるスピードが注目なんですが、年々進化とともにプレーの幅を広げてきている印象。まだまだキックの精度やスピードに乗っている中でのプレー精度、そして3−5−2のアウトサイドで不可欠な守備力という部分では課題がありますが、中に切れ込んでの左足のシュートなど破壊力を秘めており、使われるだけでなく仕掛けれられると言う事で攻撃においては何かをもたらせる選手だと思います。ただスタミナはちょっと疑問な部分あり。一応代表チームも帯同経験もあり、雰囲気はわかっているでしょうし、やはり才能という意味では大きな可能性を秘めてるだけに、チームにバランスが取れてきたらこういう選手がスタメンをはれるようになるといいなぁと言う事も含めて(いや、贔屓かもわかんない)将来性も含めて。

新井場徹(左サイド・鹿島アントラーズ)今期成績23試合1ゴール0アシスト
何で0アシストなのかわかりませんが(何かしらアシストした気がするのですが)、やはり本職と言う部分では攻撃力もアレックスとは双璧であり、アウトサイドの選手らしい思い切りのある動きでダイナミズムを生み出せる選手という事で期待したいなぁ。代表入りも見据えての鹿島移籍で今のところ、目に見える結果は引き出せていませんが、誰もが期待してしまうようなポテンシャルはやはり魅力的。左・右問わず蹴れるキック精度やスピード、そして後ろ髪引かれない思い切りという部分も非常に頼もしいです。今期鹿島ではサイドバックや攻撃的な左サイドなど攻撃力は認められている感もあり、そういう意味ではやはりそれだけ力がある証明だと思いますし。守備に関してもアレックスとさほど変わらない印象ですが、彼もアウトサイドアタッカーとしてペナルティエリアに入る意識が高く、そういう意味では結果という部分で期待したい。課題は90分間高いパフォーマンスを維持するスタミナと守備力ですが、高い能力を持つ選手なだけに試してほしい。でも結果も必要?

田中隼磨(右サイド・横浜Fマリノス)今期成績18試合1ゴール0アシスト
今年マリノスに戻ってセカンドステージに入って飛躍的な成長を遂げている感じがある、運動量を前に出したサイドアタッカー。抜群のスタミナで何度もフリーランニングを仕掛け、とにかく走って走って何かを生み出す選手。確かに技術的にはまだまだたいした事は出来ないし、守備も軽かったりと、拙い部分も多いのですが、今年は一つのプレーを「やりきる」と言う事で中途半端にカットをされないでクロスを上げたり、フィニッシュをしたりと意識を高くなっており、またクロスの精度などは非常に良くなってきている。またフリーランニングの質は非常に高くなってきており、何度もチャレンジできると言う意味ではおもしろい存在。これからまたどんどん練習してスケールアップしていけば、元々持っているバランスなどはいいものがあるだけに可能性はあるかなぁと。今は時期尚早ですが。

と言う事で沢山上げてみましたが、そんなに個人の力に差はないと思っているので、後はどれだけ活躍して、こいつを使ってみようと言う気にさせるかどうかに掛かっているのかなぁと。非常にプライオリティにこだわる監督であり、保守的な考えの持ち主なだけに門はなかなか開かれませんが、非常に使ってみてほしい選手ばかりなだけに期待しちゃいます。正直アレックス・加地の今の代表チームはアウトサイドはとってつけた感がするわけで、チームの中に組み込まれている感があまりしないので、そういう意味ではチームの中で存在感を示せる選手がアウトサイドをやったらもっと変わってくるのかなぁと。加地にしてもアレックスにしてももっと違うような動きを出したりとしてほしいものですが、今はちょっとチームの状態もあって難しい部分があるようでだからこそそんな印象を抱いてしまうのでしょうが。しかしこのチームに大事な事というのをちょろっと上げましたが、このチームで活躍するには個人の能力だけでなく、頭をもっと働かせてその中で動いていく事が必要だからこそ、仕事に忙殺される中でも、ポジショニングや動き方などそういう事を自ら考えて表せる選手が入っていけばもしかしたらチームのサイドに使い方や活かし方という課題も少しは改善される可能性もあるし、サイドから何かを生み出す事が出来るようになるのかなぁと。まあもちろん加地やアレックスもこれからは意識の持ち方という部分で今に甘んじることなくやってほしいとも思いますけどね。ただやっぱりこういう変化というのはは競争によって生み出せるのかなぁとも思いますし(皮肉)

と言う事でまた皮肉を込めたという事で今日はここまでです。わかりにくい文章ですいませんがかみ砕いて読んでいただけたら幸いです。

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