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September 28, 2004

上昇気配と忍び寄る油断@U-19-AsianChapionship GroupA vsマレーシア

1試合目をこなして、色々なしがらみが取れたのかパフォーマンスが上がって良くなってくれました。開催国との対戦という事でちょっとプレッシャーも違ったでしょうが、選手の動きが活発になって、イイゴールも出て決勝トーナメント進出も決まったという事で良い結果だったなぁと思います。

この日のスタメンは、GKに西川(トリY)DF水本(ジェフ)増島(F東京)柳楽(アビスパ)MFボランチに高萩(サンフレ)小林(レイソル)左に苔口(セレッソ)右に中村北斗(アビスパ)トップ下に兵藤(早大)FW平山(筑波)カレン・ロバート(ジュビロ)

序盤いきなりハードというかダーティにアフター気味にぶつかってくるマレーシアに対して戸惑うことなくボールを回し、平山にくさびが入ると中に切れ込んできた苔口に落とす。苔口が豪快にミドルを沈めていきなり先制点!その後も1戦目とは違い、人が良く動いて外からの展開でどんどん仕掛けていく展開が増える。まだまだグループ戦術というか細かいコンビでの崩しの数は少ないですが、ファーストタッチの冷静な判断が光った中村北斗と独力突破でもレベルが違うのかあっさりと抜ける苔口はサイドで次々にチャンスを作りました。またボランチの役割分担が結構明確で高萩はプレーメーカーとしてボールに絡みながら前に出て行く、小林はカウンターのケアやスペースのケアを重点に置いてやっていたので、前に掛かれるようになった感じでした。マレーシアは1戦目のネパールより個人の技術も高く、前線に早めに入れてどんどん仕掛けると言う意識が高かったのですが、いかんせん荒すぎてチャンスがなかなか出来ない。そんな中、また平山のポストから今度は高萩がゴール前に出てきて詰めて追加点。前半は2−0で終わる事が出来ました。

後半は足首を痛めて(らしい)プレーに冴えがなかった兵藤に代わって中山を投入。中山が入った事でやっぱりリズムが変わって細かいプレーでサイドの選手が楽に突破に書かれるようになり、アウトサイドはもっと良くなった感じでした。森本もカレンに代わって投入されると、いきなり追加点を取る。中村北斗の右サイド突破から中に飛び込んできた中山に合わせようとするが中山は併せきれずボールが流れる、平山が詰めるもののバウンドが合わず越えていくがその裏に走り込んでいた森本がダイレクトで叩いて、GKは手に当てるものの決まって、これで3点目。この後追加点は出なかったもののきっちりと勝つ事が出来ました。

さて、この試合では相手が結構ダーティにプレスを掛けてきたものの技術力の高さを見せてうまくいなしてその裏を突くなど、序盤はうまく対応して攻撃に繋げる事が出来ました。まだ平山中心に代わりはありませんが、ポストワークを活かそうと周りが良く動くようになり、それが起点となり良い形から2点上げる事が出来ました。動きに幅が出たといったら変ですが、運動量が上がった事で選択肢が広がったのではないでしょうか。まだ物足りない部分は多いのですが、それでも良い形でゴールが出来るし、クロスも上がると手詰まりの感が少ないのが良かったのかなぁと。まあ相手のレベルというかそういう部分を考えてみたら当たり前みたいな事もあるのですが、良かったなぁと。ボールの周りに関しては監督も気にしたとおり、小林が入った事で高柳より少し落ちる感じはしましたが、その分良く動いていたのでまあ別に気になる事はありませんでした。DFにおいては相手がガンガンし掛けてくる事に多少四苦八苦するものの体を張ってストップしていたし、そういう意味ではきっちりと凌ぎきったのは良かったかなぁと。まだまだプレーをはっきりさせなければならない部分は気になったり、その辺の意識の問題は抱えていると思いますが無失点で抑えた事はOKなのではないでしょうか。

さて、前の試合で気にした意識の問題ですが、良くはなったものの正直まだまだかなぁという部分も見えました。こういうイイ試合をした後でいちゃもん付けるみたいで嫌なのですが、これはこのチームがこれから一番苦しむ点になる気がします。この試合では動きが増えたもののまだまだ明確なイメージというものが余り無く、サポートやフォローなどの動き、角度、その後の展開などが繋がっていかなかったり余り出来ていないなぁと感じがしました。3点取った後のプレーというか相手のラフプレーに対して、舐めたようなボールキープやそういうプレーに対しての対応策というものに拙さを感じました。もちろん経験不足から来るのでしょうが、ケガが心配です。こういう時間帯で沢山動いて早いタッチでどんどんボールを離していくというのは難しい部分があるのですが、そういう事をやっていかないとアジアではケガが絶えないだろうし、リスクを犯す必要はないかなぁと。中山や高萩などは確かに技術は高いけど持ちすぎだし、その周りのプレーヤーがどんどんフォローをしていって、ボールを回していくようにしていかないと。前に清水商の大滝監督が小野伸二のそういうプレーに対して苦言を呈していた事を言及していましたが、そういう事だと思います。彼もオリンピック予選で大差が付いた試合で相手のバックチャージで大きなケガを負いましたが、技術の高さに過信して舐めたボールの持ち方をしたがためにサッカー人生に大きな傷を残す事になりかねない。この世代も非常に技術レベルが高く、どんどん相手をかわす事は出来るけど、試合が決まった後ならリスクを犯すことなく、どんどん早いタイミングでボールを離してケガのリスクを回避していく事を考えないといけないかなぁと。平山がぶっ倒されたり、兵藤がケガしたりとそういう部分を目の当たりにしたなら特に、もっと高い意識を持たないと。

後はやはり判断の遅さ。もう1タイミング早く離していれば、チャンスに繋がるというところで持ってしまう、意識が低いから集中が切れたように低い位置でかっさらわれたり、パスミスが出たりして失点のピンチに繋がるなどその辺は気を付けないと後悔する事になってしまうので。その辺は若さなのでしょうが、ここもリスクという部分を理解しないといけないかなぁと。特に高萩のミスが2つぐらい目につきました。気を付けましょう。

後は簡単に個人評。
平山相太→→→アシストなどはさすがの一言。この世代では確かに抜けている印象もあります。ただ、やっぱり判断の遅さが目につく。サポートとの兼ね合いもありますが、彼はプレーの質というより、頭の部分を鍛えないと、単なるでかくて足元がちょっとうまい選手で終わる可能性が高い気がする。フリーランニングにしてもファーストタッチにしても細かい部分でミスが多いし、意識の低さというか意欲の低さを感じました。正直彼が大学でプレーするより自分が一番下っ端でそういう細かいプレーを高く意識しなきゃ通用しない所でプレーした方が良いのかなぁと心底思いました、サッカーに関しては。

カレン・ロバート→→うーん、あんまり合わないのかなぁ・・・・。平山との呼吸というか距離感とか角度とかボールをもらえそうなポジションを取れてない感じがする。サイドでぶち抜くようなシンプルな形の方が良いのかも。スペースがないと活きない感じ。

高萩洋次郎→→素晴らしいプレースケールを感じるプレーぶりだったけど、細かいプレーのミス、油断って感じ。確かに他には素晴らしい部分が沢山あったりしたけど、もったいない。意識を高く。やっぱりポテンシャルはもの凄い。考えてみたら彼もまだ18歳か・・・。

西川周作→→→安定していたし、勇気ある飛び出し、良かったです。あんまりプレー機会が少なかったけど、後ろから鼓舞したり支持したりとそういうプレーをもっとやっていって欲しいなぁと。松井とどちらがいいかは全くわかりませんが(苦笑)

中村北斗→→→やっぱり凄い良いクロスを蹴る!このチームで一番大人なプレーヤーかも知れません。ワンタッチコントロールの正確さとその判断も良かった。何でアビスパで出場機会がないのか不思議なくらい。アビスパの右サイドアタッカーはそんなに良いの?

苔口卓也→→→スピード感はやはり素晴らしい。前にどんどん行く姿勢も素晴らしいけど、やっぱりどんどん中に切れ込んでフィニッシュに絡もうという意識は素晴らしい。見事なシュートでした。クロスの精度が多少問題かなぁ・・・・。スペースを見極める目がもっと養われると凄くなりそうです。マリ戦で中西をぶち抜いたプレーが目に焼き付いてます。

イイゲームですが、もっと高い意識をもってやって欲しいです。まあ若いからこれからなんでしょうが、一応勝負が掛かっているのそのようなところが目についたりしてしまいました。ケガ厳禁!きっとこれからもっと厳しい相手と当たる訳ですから、ターンオーバーや選手のメンタリティを見極めたりするなどもポイントになりそうです。では簡単ですがこの辺で。

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Comments

U19AsianChapionship
を観ていてふとおもったのだが
2002で好結果を残した
韓国
日本は
アジア予選を免除され
戦っていない
そのことが本大会での躍進に
つながったのではないか
実戦の不足を強豪との
練習試合で埋めたが
アジア予選を突破するために
アジアレベルのサッカーを
超えられなかったのではないか
今までは
マレーシアと戦って
本大会では
イタリア パラグアイ ガーナ
と戦ったりする
このギャップに苦しめられてきたのも
あるのではないか
対面スポーツが強さを
維持するには
強い練習相手
強い真剣勝負
が不可欠である
アジア予選が日本の足を
引っ張ってきたのではないか
人間は環境に順応する
生物
いかにきびしい
環境を作れるかが
課題であるとおもふ
兵頭 平山
大学生リーガ
やればいいと思うんだけど
過去にもそういうのはあったんだから
190以上で
大成した選手って
あんまり居ない
日本にはその
ノウハウがないのかも
ズラタンになってくれ
兵頭は
和製デコに
海苔口は
和製ホアキン
になってくれ

Posted by: 和製フリット | September 28, 2004 at 04:56 PM

アジアとヨーロッパのギャップって確かにありますよね、現実的でダーティでハードなタックルサッカーとヨーロッパのモダンサッカーに対応する事ではやっぱりやり方が違いますし、そういう意味では難しいですねぇ。でも日本がアジアに所属している限りしょうがないかなぁと。

環境に関しては、ほんとに心配です。確かに選出者の意図はあるものの日本の逸材を集めたようなチームですが、やはりそれは世界基準で逞しくなって欲しいのですが、チームに変えれば大学生、栄養的な問題もあるし、何よりも緩いプレッシャーの中で楽々ぷれーしたってうまくならないですからね。それならほんとにどうにかしないと。強化指定の方が断然ましです。その辺は動いて欲しいですね。
兵藤はマリに練習見学に来てましたけど、出来れば来て欲しいなぁ。
またよろしくお願いしますw

Posted by: いた | September 28, 2004 at 09:49 PM

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