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September 09, 2004

ベターな結果と伴わない内容@WC1次予選 vsインド 

選手達は本当に全力を尽くして戦って胸を張って言えますか?確かに湿気も凄いらしいし、暑い環境の中での試合なのだろう。その場所にいない僕にはわからない。でも能動的なアクションを起こさない、アプローチはゆるゆる、サポートはない、こんなチームをどうやって応援すれば良いんでしょう?勝てばそれでイイって事も確かにわかる。でもこんな勝ちに何の意味があるんだろう?インドに行ったサポーター、あの場にいたインドを応援する人たちにとっても「日本は凄かったね」とか「こりゃ勝てないわ、でもこんなチームに負けたなら納得だわ」と思わせる様な試合をしましたか?試合に出れなかった選手、選ばれずに悔しい思いをしている選手達にこれなら仕方ないと思わせるような高い意識で死兄望みましたか?結局インドを舐めたからああいう試合になったのではないのですか?監督にも問題もあるかも知れませんが、何よりもまず選手達に問いたい。



今日のスタメン。

GK 川口能活

DF 田中誠(後半27分→藤田俊哉)・宮本恒靖・中澤佑二

MF 福西崇史・小野伸二・アレックス・加地亮・本山雅志(後半38分→小笠原満男)

FW 鈴木隆行・高原直泰(後半22分→久保竜彦)



前半は試合の入り方からtoo Slow。プレーに絡もうという意識も低いし、どのように崩そうという意図も見えない。草サッカーのような緩いパス回しでミスは多発。スペースがないとはいえ、オフザボールの動きさえなく、ボールを受ける事さえままならない。守備に置いてはボールホルダーへのアプローチへの意識も高く、長いドリブルをされたりと、中盤でのDFの意識さえも希薄。セットプレーもファーから折り返しを狙うという一辺倒。逆に思ったのはインドの選手達の方が非常に戦う意志が見えたし、どうにか守り倒してやろうと言う気持ちが見えました。業を煮やして中澤がオーバーラップを掛けようとしたら、それを活かすアレックスのパスが正面を付きカウンターを浴びるなど、もう簡単に言えばモチベーションが低いし、戦う意志が見えない、本当にこれが本番かと思ってしまうぐらいの凄い低調なプレーを連続を眺めていて、正直悲しくなりました。前半終了間際に左サイドへのフィードを本山が落とすとアレックスが中に相手をかわしながら切れ込んでシュート、GKのリフレクションをきっちりと鈴木が詰めて先制点を上げて1−0と何とかリードして終わりました。



って書いてみたら、スタジアムの照明が落ちた!(2年前ぐらいにベティスのホームスタジアム、エスタディオ・ルイス・デ・ロペーラがレアルとの試合で前半終わる直前に落ちて、残りの時間が延期になった試合があったなぁ、その時観客がみんなライター付けたりして)何とか復旧して、ハーフタイムがだいぶ伸びた物の後半が始まる。



少しは良くなるかなぁと思ったけど、プレースピードは相変わらず緩く、サポートも薄いので余りイイ攻撃が出来ない。テレビで言われていた試合成立の15分が過ぎる直前、ゴール前のFKから小野が壁が割れたのにも助けられて直接右隅に決まり、これで2−0。この後久保が高原に代わって入り、前線でボールが収まるようになると右から左にDFをいなしながら展開していき、久保→アレックスとつながりダイレクトクロスが高い位置に進出していて走り込んだ福西の頭に合い、3点目。この後、既定路線なのか藤田が田中マコに代わって入り、4バックにシステムチェンジ。しかしこれで少しバタバタして押し込まれる。アプローチがないから勢いのあるままDFラインと対峙してしまう事があり、サイドの絞りなどもなく、どうも危なっかしいシーンも出来る。しかし、後半終了間際、またもや交替で入っていた小笠原のCKを中澤がすらすと、そこにファーに走り込んだ宮本が難しい形ながらボレーで見事に枠を捉えて4−0。内容こそ、全く誉められる物ではないが、アクシデントにも負けずにきっちり考えられるベターな結果を出した。



前半の入り方があまりに拙いし、相変わらず拙い攻め、引いてるから苦労するなら工夫しろよと思いました。5分見たらわかるでしょう。見過ぎている。本山が何のために入ったのか、アタッカーとアタッカーを繋げるリンクマンとしてもっと上下動をして揺さぶって欲しかったなぁと。前半は全く形が見えず、相手を揺さぶる事も出来ていなかった。後半小野の追加点の後、ようやくスペースが出来はじめて攻撃が流れるようになった物の、能動的なアクションが出てきた回数という物が少なすぎるし、そういう意味では余り変わらなかったなぁと。守備に置いては大問題かも知れないです。アプローチの意識が異様に低く、インドの選手ですら悠々と前に運べる始末。昨日も書きましたが、上がった後のカバーに関してはやはりもう無政府状態。インドが余り上手にスペースを付けなかった事が幸いした形ですが、もし高い位置の空いたスペースを突けるアタッカーがいたら数的不利の状態でカウンターを受ける形が出来るのは確実。あの中澤のオーバーラップの時のアレックスのミスは修正しないとほんとに危険なピンチを迎える可能性は高い。こういう言い方は良くないだけかも知れないけど、インドだからモチベーションが高まらなかったとしたらまだイイにしても(ほんとは間違いなく良くないけど)、あれがデフォルトのパフォーマンスだとしたら、今頃、ミラン・マチャラはほくそ笑んでいるに違いない。



まあこの結果が何をもたらすかはわからないですが、オマーン相手にこのパフォーマンスでは負ける可能性も否定できません。はっきり言って結果は結果にしても、楽観できるパフォーマンスではないというのは間違いないのではと。イングランド遠征時の頃の方がまだ良かったのかなぁとか、アジアカップの時より酷いんじゃないのと思ってしまいます・・・・。とりあえずジーコが今考えているのはヘディングの練習でも組み入れるかなぁと思っているところでしょうが、まあ次が天王山という事を考えるとちょっと不安です。



後は個人評。

・鈴木と高原は、個々がどうと言うよりコンビ的にイマイチなのかも。二人の動きがかぶるというか、イマイチかみ合わないし、一人は前を向けるアタッカーの方が良いのかも(高原のコンディションが悪そうだったから?前向けないし、収まらないし・・・・)

・本山は後半は良さが出てた気がするけど、前半はもっと色々なところに顔を出してかき回す役割を担って欲しかった。でもアレックスへのダイレクトヘッドパスはナイス判断。

・中盤全般に言える事だけど、アプローチが緩すぎる。後ろの声でやってるのかなぁ?あんだけ疲労困憊のアジアカップの方がまだいけていた気がする。ボランチの役割分担も非常に不明瞭。構える前に詰めるなり、周りを動かすなりしないと受け身では厳しい。パスを展開させるにしてももっと動かさないと。難しい部分ではあるけど、全般的にバランスが悪い感じ。判断も今日は遅かったし、トラップの方向の判断ミスによる低い位置でのカットとやっては行けないミスが少しあった事も・・・・。

・アウトサイドは加地はもっと呼び込まないと。スペースが空いてからは良いときのランニングが出来ていたのだから、前半から左にボールがある事が多かったからこそ、サイドチェンジ呼び込まないと。アレックス?コンディション悪そうだった。アシストはイイボールだったし、イイ質のボールは入っていたと思うけど、他は悪すぎる。スペースへ出ていく意識が低い、取られては行けない所でのパスミス、終了間際のあの1vs1の対応、全てが×。サイドがフレキシブルじゃないから展開が停滞する 

・DFラインは何にもないかな?一個中澤が判断ミスをしたのは危なかったけど、後は範囲内。個人の差もあったし、きっちりとやれていた。カウンターの部分で苦しい部分が出てきそうになったところも落ち着いて何とか出来ていたのはOK。ただビルドアップ時の危ういファーストタッチは気を付けないとかっさらわれる・・・・。



まあこんな所でしょうか。チームのプッシュアップが出来ればチームはもっとうまく回るでしょうし、まあその辺は修正してくれる事を願うばかりです。暑いとか蒸すとかピッチ状態とか色々あるのだろうけど、まずスカウティングの問題など当たり前の事を当たり前にやってくれ。それだけです。と言う事で今日はここまで。

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Comments

うーーーーむ
オマン戦が心配だ
    川口
松田  中沢  宮本
  福西  小野
山田       三浦アツ    
    小笠原
玉田     久保
これでいってくれ 頼む
ジコ
ダバヂーはよし2次予選だ
とか言ってんだけど
下手したらいまから南アいくぞ
オー
とか なりかねないんですけど
ソクラテスが言ってたんだけど
4人の中盤は今風に言うと
3ボランチだったって
一人攻撃オンリーの人が居たから
それをジコは自然に守備も堅かった
って思ってんだよな
守備が出来るって言う
最低ラインが低すぎんだよ
中田は守備は自信ないからって
ボローニャの監督に言ってた
まったく自信ないって
普通より2倍基準が違うと思ふ
福西 守備値40 ジコ守備値80
みたいに
日本には守備の文化が無いけど
ジコには 守備の概念が無い
選手がやるしかない
ジコにつられたり
同調したらだめだめ
この感じで
オマン戦
戦ったらえらいことになるでしょう

Posted by: 和製フリット | September 09, 2004 at 12:13 PM

確かに守備は結構やばいですね、ズルズル引きながら守るだけで、効果的で連動したアプローチを狙う訳でもなく、インターセプトを積極的に狙うでもなく・・・・。やっぱり明神か戸田か今野を今からでも戻すべきでは・・・・・。そういう意味でソクラテスの話は非常に興味深いです。確かにソクラテスという選手のインテリジェンスで成り立っていたってかんじしますし。

確かに守備の概念としてジーコの目線は少し怖いですね。守備能力という寄り守備意識というものがあまりにも低すぎるし、ボランチの二人ともオリジナルポジションが高いから、普通にバイタルエリアがもの凄い空きっぷりでカウンターでタイミング良く出てこられたら・・・・・(泣)確かに結果は出てるんで、そういう部分で危機感を呼ぶようなものにはなりませんでしたけど、ちょっと苦しいかも知れませんね。

メンバーに関しては俊輔がいない(泣)ツネストッパーも怖いっすね。僕なら
     楢崎
 ボンバ マコ マツ
   戸田 シンジ
 藤田  俊輔  アツ
  ドラゴン 玉ちゃん
かなぁ・・・。ヒデの復帰もあり得ますし、そうなると現場はますます混乱の予感(苦笑)

またよろしくお願いしますね。 

Posted by: いた | September 09, 2004 at 02:23 PM

オマン戦は
海外組オールスター
らしいすね
   川口
田中 宮本 中沢
 福西  小野
ヒデ    高原            俊輔
鈴木   久保

ちなみに1994後 ミーが
2006予選を戦うと予想した
イレブンは                 川口 
   松田  田中誠       望月           三浦アツ
  伊東テル   財前
    前園      中田英
 城        小倉
たまに1994に
日本が出てたらどういう
スタメンだったのか
     松永
カツヤ 井原 哲   ツナミ
     モリヤス
福田        北沢
    ラモス
ゴン        カズ
これをアメリカで
観たかった   

Posted by: Unknown | September 09, 2004 at 04:37 PM

メンバーに関しては、まだ今の時点では何とも言えませんが、オマーン戦には何よりもコンディションが心配です。特に海外組の選手は難しい部分もありそうですし。ただ日程的に欧州予選も重なりますので、招集はいつもよりはやりやすいでしょうし、万全の体制で頑張って欲しいなぁと。

昔のメンバーはわかりますね。こういう選手達がうまく育たなかったというか伸びきらなかった才能もあるんですよねぇ・・・。考えるのも面白いですねw

アメリカの選手達には確かにWCのピッチに立って欲しかったなぁ言う気持ちは一緒です。でもあそこで立たなかったからこそ、今があると思うと少し納得できたりしますw

またよろしくお願いしますw

Posted by: いた | September 09, 2004 at 11:42 PM

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